JP4525776B2 - 電話装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般公衆回線網とIP網の両方を利用して電話通信することが可能である電話装置に関する。
下記の特許文献1には、一般公衆回線網を利用して電話通信することが可能である電話装置が開示されている。また、下記の特許文献2には、IP網を利用して電話通信することが可能である電話装置が開示されている。
特開2001−24813号公報 国際公開第03/073714号パンフレット
電話装置は、通話要求を受信すると、通話要求通知を実行する(例えばリング音を出力する)。これにより、ユーザは、電話がかかってきたことを知ることができる。ユーザは、通話開始操作(例えばオフフック)を実行することによって、電話に出ることができる。一方において、通話要求通知が実行されている間にユーザが電話をかけたいと考えることがある。電話をかける際には、通話開始操作を実行する必要がある。上述したように、従来の電話装置では、通話要求通知が実行されている間に通話開始操作が実行されると、電話に出ることになってしまう。このために、通話要求通知が実行されている間に電話をかけることはできない。
本明細書では、通話要求通知が実行されている間に電話をかけることが可能である技術を提供する。
単純に考えると、受信された通話要求(以下では「受信通話要求」と呼ぶ)をキャンセルすることができる機能を電話装置に設ければ、通話要求通知が実行されていてもユーザが電話をかけることができるようになる。例えば、通話要求通知が実行されている間に所定の操作をユーザが実行することによって、受信通話要求をキャンセルすることができる機能を設ければよいように思える。しかしながら、この機能を付加した場合、受信通話要求の送信元では、呼び出し中を示す音が出力されている際に突然に電話が切断されることになる。受信通話要求の送信元に与える印象があまりよくない。
本発明者は、受信通話要求をキャンセルすることなく、通話要求通知が実行されている間に電話をかけることができる技術を実現したいと考えている。そのためには、受信通話要求を維持するための回線と、電話をかけるための回線とが必要である。これを実現するために、本発明者は、一般公衆回線網とIP網の両方を利用して電話通信することが可能である電話装置を採用することを考えている。即ち、本発明者は、一般公衆回線網とIP網のいずれからでも通話要求を受信でき、しかも、一般公衆回線網とIP網のいずれに存在する電話装置に対しても電話をかけることができる電話装置を採用することを考えている。この電話装置によると、一般公衆回線網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間に、その通話要求をキャンセルすることなくIP網を利用して電話をかけることができる。また、この電話装置によると、IP網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間に、その通話要求をキャンセルすることなく一般公衆回線網(又はIP網;IP網を利用して複数の通話用通信セッションを確立することが可能である場合)を利用して電話をかけることができる。本明細書によって開示される技術は、このような知見に鑑みて創作されたものであり、以下の構成を備える。
本明細書によって開示される電話装置は、一般公衆回線網とIP網の両方を利用して電話通信することが可能である。一般公衆回線網は、例えば、PSTN(Public Switched Telephone Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)等であってもよい。この電話装置は、通話要求受信手段と通話要求通知手段と操作手段と通話可能状態構築手段と第1特定手段と第2特定手段と第1通話要求送信手段と第2通話要求送信手段とを備えていてもよい。
通話要求受信手段は、通話要求を受信する。通話要求通知手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、通話要求通知を実行する。なお、「通話要求通知」という用語は、最も広義に解釈されるべきものであり、通話要求が受信されたことをユーザに通知することが可能である様々な手法を含む概念である。例えば、「通話要求通知」の一例として、音を出力すること(鳴動させること)、振動させること、所定の表示を行なうこと、ランプの挙動を変えること等を挙げることができる。
操作手段は、ユーザが操作することを許容する。通話可能状態構築手段は、通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に操作手段において通話準備操作が実行されることなく通話開始操作が実行されたことを条件として、上記の通話要求の送信元との通話可能状態を構築する処理を実行する。なお、「通話準備操作」という用語は、ユーザが相手の電話識別情報を特定するための操作を意味している。「通話準備操作」の例として、電話識別情報を入力すること、いわゆる短縮ダイヤルを入力すること、予め記憶されている複数の電話識別情報の中から1つの電話識別情報を選択すること等を挙げることができる。また、「通話開始操作」は、電話に出るための操作を意味している。「通話開始操作」の例として、受話器を上げること、フックキーを操作してオフフック状態にすること等を挙げることができる。なお、通話可能状態構築手段は、例えば、通話要求に対するレスポンスを送信することによって通話可能状態を構築してもよい。
第1特定手段は、通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に操作手段において通話準備操作が実行された後に通話開始操作が実行されたことを条件として、当該通話準備操作に対応する送信先が一般公衆回線網の送信先であるのかIP網の送信先であるのかを特定する。第2特定手段は、通話要求受信手段によって受信された通話要求が一般公衆回線網からの通話要求であるのかIP網からの通話要求であるのかを特定する。第1通話要求送信手段は、第1特定手段によって一般公衆回線網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によってIP網からの通話要求であると特定されたことを条件として、一般公衆回線網の当該送信先に通話要求を送信する。第2通話要求送信手段は、第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたことを条件として、IP網の当該送信先に通話要求を送信する。なお、IP網を利用して1つの通話用通信セッションしか確立することができない場合、第2通話要求送信手段は、第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によってIP網からの通話要求であると特定されたことを条件として、通話要求を送信しなくてもよい。即ち、第2通話要求送信手段は、第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によって一般公衆回線網からの通話要求であると特定されたことを条件として、通話要求を送信することになる。このような構成も、「第2通話要求送信手段は、第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたことを条件として、IP網の当該送信先に通話要求を送信する」という表現に含まれる。
上記の電話装置によると、通話要求通知が実行されている間に通話準備操作が実行されることなく通話開始操作が実行された場合に、通話可能状態が構築される(即ち電話に出ることになる)。一方において、通話要求通知が実行されている間に先に通話準備操作が実行されて次に通話開始操作が実行されると、電話に出ることにならず、電話をかけるための動作が実行される。この結果、通話要求通知が実行されている間に電話をかけることができる。受信通話要求をキャンセルする必要がないために、受信通話要求の送信元に悪い印象を与えることもない。具体的に言うと、一般公衆回線網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にIP網を利用して電話をかけることができる。また、IP網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間に一般公衆回線網を利用して電話をかけることができる。どちらの網を利用して電話をかけるのかは、ユーザが実行する通話準備操作の内容に依存する(即ち電話識別情報に基づいて決定される)。この構成によると、通話要求通知が実行されている間に、ユーザが意図する網を利用して電話をかけることができる。
なお、上記の電話装置においては、IP網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にIP網を利用して電話をかけることができるのか否かは特に限定されない。例えば、IP網を利用して複数の通話用通信セッションを並列的に確立することが可能である場合、IP網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にIP網を利用して電話をかけることができる。一方において、IP網を利用して1つの通話用通信セッションしか確立することができない場合、IP網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にIP網を利用して電話をかけることができない。上記の電話装置は、どちらの構成であってもよい。
上述したように、上記の電話装置によると、一般公衆回線網(又はIP網)からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にIP網(又は一般公衆回線網)を利用して電話をかけることができる。しかしながら、一般公衆回線網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている場合、一般公衆回線網を利用して電話をかけることはできない。従って、通話要求通知手段は、第1特定手段によって一般公衆回線網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によって一般公衆回線網からの通話要求であると特定されたことを条件として、上記の通話要求通知を継続してもよい。なお、上述したように、IP網を利用して1つの通話用通信セッションしか確立することができない場合、IP網からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にIP網を利用して電話をかけることができない。この場合も、通話要求通知手段は、上記の通話要求通知を継続してもよい。
電話装置は、第1特定手段によって一般公衆回線網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によってIP網からの通話要求であると特定されたことを条件として、上記の通話要求通知を停止する通知停止手段をさらに備えていてもよい。通知停止手段は、第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたことを条件として、上記の通話要求通知を停止してもよい。この構成によると、通話要求通知が実行されている間に電話をかける場合に、通話要求通知が停止される。通話要求通知が継続することによって通話の邪魔になるという事象が発生することを防止することができる。
電話装置は、複数の通話デバイスを備えていてもよい。この場合、各通話デバイスは、上記の通話要求通知手段と上記の操作手段を有していてもよい。通知停止手段は、上記の通話準備操作が実行された通話デバイスのみについて、通話要求通知を停止してもよい。この構成によると、通話準備操作が実行されていない通話デバイスでは、通話要求通知が継続される。他のユーザ(通話準備操作を実行したユーザ以外のユーザ)が通話要求通知に応じて電話に出ることができる。
なお、第1特定手段は、(1)上記の通話準備操作によって数字列のみが入力された場合は、上記の通話準備操作に対応する送信先が一般公衆回線網の送信先であると特定し、(2)上記の通話準備操作によってIP網上の識別情報(例えばURI)が入力された場合は、上記の通話準備操作に対応する送信先がIP網の送信先であると特定してもよい。
また、通話要求受信手段は、一般公衆回線網に接続される第1インターフェイスと、IP網に接続される第2インターフェイスとを有していてもよい。第2特定手段は、(1)第1インターフェイスによって通話要求が受信された場合は、一般公衆回線網からの通話要求であると特定し、(2)第2インターフェイスによって通話要求が受信された場合は、IP網からの通話要求であると特定してもよい。
ここでは、以下の実施例に記載の技術の特徴の一部をまとめておく。
(形態1)電話装置は、IP網を利用して電話通信を行なう場合にSIP(Session Initiation Protocol)を利用してもよい。
(形態2)形態2の場合、通話要求は、INVITEコマンドであってもよい。
(形態3)通話準備操作は、通話要求の送信先の電話識別情報(電話番号等の数字列又はSIPURI等のIP網上の識別情報)を入力するための操作であってもよい。
(形態4)電話装置は、複数の電話識別情報を記憶することが可能である電話識別情報記憶手段をさらに備えていてもよい。この場合、通話準備操作は、電話識別情報記憶手段に記憶されている電話識別情報の中から一つの電話識別情報を選択するための操作であってもよい。
(形態5)次の電話装置も有用である。この電話装置は、IP網を利用して電話通信することが可能である。この電話装置は、通話要求受信手段と通話要求通知手段と操作手段と通話可能状態構築手段と通話要求送信手段とを備える。通話要求受信手段は、通話要求を受信する。通話要求通知手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、通話要求通知を実行する。操作手段は、ユーザが操作することを許容する。通話可能状態構築手段は、通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に操作手段において通話準備操作が実行されることなく通話開始操作が実行されたことを条件として、上記の通話要求の送信元との通話可能状態を構築する処理を実行する。通話要求送信手段は、通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に操作手段において通話準備操作が実行された後に通話開始操作が実行されたことを条件として、当該通話準備操作に対応するIP網の送信先に通話要求を送信する。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例の電話ネットワークシステム2を示す。電話ネットワークシステム2は、複数の内線網10,110とインターネット104とSIPサーバ106とPSTN174と一般電話180等を備える。なお、図1では2つの内線網10,110しか示されていないが、実際には多数の内線網が存在する。また、図1では1つの一般電話180しか示されていないが、実際には多数の一般電話が存在する。
内線網10には、複数のSIPURIが割り当てられている。内線網10は、電話本体20と複数の通話デバイス50,70,80を有する。電話本体20は、インターネット104(IP網)に接続されている。内線網10を構成する各通話デバイス50,70,80は、インターネット104を利用して電話通信を行なうことが可能である。即ち、内線網10はIP電話として機能することができる。また、内線網10には、1つのPSTN電話番号が割り当てられている。電話本体20は、PSTN174(一般公衆回線網)に接続されている。内線網10を構成する各通話デバイス50,70,80は、PSTN174を利用して電話通信を行なうことが可能である。即ち、内線網10は一般電話としても機能することができる。
また、内線網110にも、複数のSIPURIが割り当てられている。内線網110は、電話本体120と複数の通話デバイス150,160を有する。電話本体120は、インターネット104に接続されている。内線網110を構成する各通話デバイス150,160は、インターネット104を利用して電話通信を行なうことが可能である。本実施例では、内線網110は、一般電話として機能せず、IP電話としてのみ機能する。
SIPサーバ106は、各内線網10,110のSIPURI(即ち各内線網10,110の電話識別情報)を記憶している。SIPサーバ106は、インターネット104に接続されている。SIPサーバ106は、SIPを利用して各内線網10,110の間の電話通信を制御する。即ち、例えば、内線網10と内線網110の間で電話通信のための通信される各種コマンドは、SIPサーバ106を経由して送信される。なお、本実施例では、PSTN174に一般電話180が接続されている。
(電話本体の構成)
電話本体20の構成について説明する。電話本体20は、各通話デバイス50,70,80の電話通信を統括的に制御する。即ち、各通話デバイス50,70,80は、電話本体20を介して内線網10の外部と電話通信を行なうことができる。図2は、電話本体20の構成を示す。電話本体20は、本体側制御部22と無線通信インターフェイス24とIPネットワークインターフェイス26と記憶部28とPSTNインターフェイス34と操作部36と表示部38等を有する。本体側制御部22は、記憶部28に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。本体側制御部22が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。無線通信インターフェイス24は、各通話デバイス50,70,80と無線通信するためのインターフェイスである。IPネットワークインターフェイス26には、LAN回線100が接続されている。LAN回線100は、インターネット104に接続されている。電話本体20は、IPネットワークインターフェイス26とLAN回線100を介してインターネット104にアクセスすることができる。PSTNインターフェイス34には、PSTN回線170が接続されている。PSTN回線170は、PSTN174に接続されている。電話本体20は、PSTNインターフェイス34とPSTN回線170を介してPSTN174を利用して電話通信を行なうことができる。
記憶部28は、ROM、EEPROM、RAM等によって構成されている。記憶部28は、プログラム記憶領域30とその他の記憶領域32等を有する。プログラム記憶領域30は、本体側制御部22によって実行されるべきプログラムを記憶している。例えば、プログラム記憶領域30は、SIPを利用して電話通信を行なうためのプログラムを記憶している。記憶領域32は、プログラム記憶領域30に記憶されるべき情報以外の情報を記憶することができる。操作部36は、複数のキーを有する。ユーザは、操作部36を操作することによって、様々な情報を電話本体20に入力することができる。表示部38は、様々な情報を表示することができる。
(通話デバイスの構成)
続いて、通話デバイス50の構成について説明する。通話デバイス70,80は、通話デバイス50と同様の構成を有している。このために、通話デバイス70,80の詳しい説明は省略する。本実施例の通話デバイス50は、コードレスタイプである。図3は、通話デバイス50の構成を示す。通話デバイス50は、デバイス側制御部52と無線通信インターフェイス54と操作部56と表示部58とスピーカ60とマイク62と記憶部64等を有する。デバイス側制御部52は、記憶部64に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。デバイス側制御部52が実行する処理の内容については、必要に応じて後で説明する。無線通信インターフェイス54は、電話本体20と無線通信するためのインターフェイスである。
操作部56は、複数のキーを有する。例えば、操作部56は、フックキーやテンキーを有する。通話デバイス50は、使用されていない状態ではオンフック状態になっている。ユーザは、通話デバイス50を利用して電話をかける際にフックキーを操作することができる。これにより、通話デバイス50は、オフフック状態になる。次いで、ユーザは、テンキーを操作することによって(もしくは短縮ダイヤル等を操作することによって)、通話要求の送信先の電話識別情報(SIPURI又はPSTN電話番号)を通話デバイス50に入力する。これにより、ユーザは、電話をかけることができる。なお、ユーザは、電話識別情報を先に入力し、次いでフックキーを操作してオフフック状態にしても、電話をかけることができる。また、ユーザは、電話がかかってきている状態(通話要求通知中)でフックキーを操作することによって、通話デバイス50をオフフック状態にすることができる。これにより、ユーザは、電話に出ることができる。以下では、電話をかけるためにオフフック状態にすること、及び、電話に出るためにオフフック状態にすることを「通話開始操作」と呼ぶ。
表示部58は、様々な情報を表示することができる。ユーザは、スピーカ60とマイク62を利用して通話を行なうことができる。記憶部64は、プログラム記憶領域64とい電話帳記憶領域68を有する。プログラム記憶領域64は、デバイス側制御部52によって実行されるべきプログラムを記憶している。電話帳記憶領域68は、複数の電話識別情報を記憶することが可能である。ユーザは、操作部56を操作することによって電話識別情報を入力し、その電話識別情報を電話帳記憶領域68に記憶させることができる。
なお、内線網110を構成する電話本体120は、電話本体20と同様の構成を有する。ただし、電話本体120は、PSTN174を利用して電話通信を行なうことができない。この点が電話本体20と異なる。電話本体120は、LAN回線102を介してインターネット104にアクセスすることができる。また、内線網110を構成する通話デバイス150,160は、通話デバイス50と同様の構成を有する。
(通話要求受信処理)
続いて、本体側制御部22が実行する処理の内容について説明する。まず、通話要求受信処理の内容について説明する。図4は、通話要求受信処理のフローチャートを示す。本体側制御部22は、通話要求を受信することを監視している(S10)。例えば、内線網110のユーザは、通話デバイス150に内線網10のSIPURIを入力することによって内線網10に電話をかけることができる。この場合、内線網110の電話本体120からSIPサーバ106に通話要求(INVITE)が送信される。このINVITEは、送信元である内線網110のSIPURIと、送信先である内線網10のSIPURIとを含んでいる。SIPサーバ106は、INVITEを受信すると、INVITEを内線網10に転送する。IPネットワークインターフェイス26によってINVITEが受信される。この場合、本体側制御部22は、S10でYESと判断する。また、一般電話180のユーザは、一般電話180に内線網10のPSTN電話番号を入力することによって内線網10に電話をかけることができる。この場合、一般電話180からPSTN174に通話要求が送信される。これにより、PSTNインターフェイス34によって通話要求が受信される。この場合も、本体側制御部22は、S10でYESと判断する。
S10でYESの場合、本体側制御部22は、各通話デバイス50,70,80に通話要求通知指示を送信する。各通話デバイス50,70,80(デバイス側制御部52)は、通話要求通知指示を受信すると、通話要求通知を行なう。例えば、リング音をスピーカ60から出力する。なお、本実施例では、PSTN174からの通話要求に応じて実行される通話要求通知と、インターネット104からの通話要求(INVITE)に応じて実行される通話要求通知とが同じである。このために、ユーザは、どちらの通話要求に応じて通話要求通知が実行されているのかを判別することができない。通話要求通知が実行されると、ユーザは、電話がかかってきたことを知ることができる。
本体側制御部22は、通話要求通知指示の送信先のいずれかの通話デバイス50,70,80で通話開始操作(即ちフックキーの操作)が実行されることを監視している(S14)。通話デバイスは、通話要求通知中にフックキーが操作されると、通話開始操作が実行されたことを示す情報を電話本体20に送信する。本体側制御部22は、電話本体20(無線通信インターフェイス24)でこの情報が受信されると、S14でYESと判断する。なお、この情報は、通話開始操作が実行された通話デバイスのIDを含んでいる。このために、本体側制御部22は、いずれの通話デバイスで通話開始操作が実行されたのかを知ることができる。
S14でYESの場合、本体側制御部22は、S14で通話開始操作が実行された通話デバイス以外の通話デバイスに通知終了指示を送信する(S16)。例えば、通話デバイス50で通話開始操作が実行された場合、本体側制御部22は、通話デバイス70,80に通知終了指示を送信する。これにより、各通話デバイス70,80は、通話要求通知(リング音の出力)を終了する。
次いで、本体側制御部22は、S10で受信された通話要求がPSTNインターフェイス34によって受信されたのか否かを判断する(S18)。S10で受信された通話要求がIPネットワークインターフェイス26によって受信された場合(即ちINVITEが受信された場合)、本体側制御部22は、S18でNOと判断し、S20に進む。S20では、本体側制御部22は、S10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する。なお、本実施例において「Xに対するレスポンスとしてYを送信する」と記載されている場合、Yは、Xに対するレスポンスであることを特定する情報と、Yの送信元(即ちXの送信先)の情報と、Yの送信先(即ちXの送信元)の情報とを含んでいることを意味する。例えば、「INVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する」と記載されている場合、200 OKは、INVITEに対するレスポンスであることを特定する情報と、200 OKの送信元である内線網10のSIPURIと、200 OKの送信先である内線網(例えば内線網110)のSIPURIとを含んでいる。200 OKは、SIPサーバ106によって受信される。SIPサーバ106は、200 OKをINVITEの送信元(例えば内線網110)に転送する。
INVITEの送信元は、200 OKを受信すると、ACKを送信する。ACKは、SIPサーバ106によって受信される。SIPサーバ106は、ACKを内線網10に転送する。電話本体20によってACKが受信される(S22)。これにより、通話用通信セッションRTP(Real−time Transport Protocol)が確立される。S22を終えると、S26に進む。
一方において、S18でYESの場合、本体側制御部22は、PSTN174からの通話要求に対応する処理を実行する(S24)。例えば、本体側制御部22は、PSTN174からの通話要求に対してレスポンスを送信する。これにより、PSTN174を利用して通話することができる状態が確立される。S24を終えると、S26に進む。
S26では、本体側制御部22は、S14で通話開始操作が実行された通話デバイスにおいて通話することを許可する。これにより、電話をかけた通話デバイス(INVITEの送信元又は一般電話)と、S14で通話開始操作が実行された通話デバイスとの間で通話を行なうことができる。
(通話要求送信処理)
続いて、通話要求送信処理の内容について説明する。図5と図6は、通話要求送信処理のフローチャートを示す。本体側制御部22は、通話要求通知中であることを監視している(S30)。図4のS12が実行されてからS16が実行されるまでの間の期間が通話要求通知中の期間である。通話要求通知中でない場合、図5のフローチャートに従ってS32以降の処理が実行される。一方において、通話要求通知中である場合、図6のフローチャートに従ってS60以降の処理が実行される。
S32では、本体側制御部22は、通話開始操作がいずれかの通話デバイス50,70,80で実行されたのか否かを判断する。例えば、電話をかけることを望んでいるユーザは、いずれかの通話デバイス50,70,80のフックキーを操作することができる(オフフック状態にすることができる)。この場合、通話デバイス(デバイス側制御部52)は、通話開始操作が実行されたことを示す情報を電話本体20に送信する。この場合、S32でYESと判断される。
一方において、電話をかけることを望んでいるユーザは、フックキーを操作する前に電話識別情報を入力することができる。なお、ユーザは、テンキーを操作することによって電話識別情報を入力してもよいし、電話帳記憶領域68に記憶されている複数の電話識別情報の中から1つの電話識別情報を選択することによって電話識別情報を入力してもよい。例えば、内線網110に電話をかけることを望んでいるユーザは、いずれかの通話デバイスの操作部56を操作することによって内線網110のSIPURIを入力することができる。通話デバイス(デバイス側制御部52)は、このSIPURIを電話本体20に送信する。この場合、S34でYESと判断される。また、例えば、一般電話180に電話をかけることを望んでいるユーザは、いずれかの通話デバイスの操作部56を操作することによって一般電話180のPSTN電話番号を入力することができる。通話デバイス(デバイス側制御部52)は、このPSTN電話番号を電話本体20に送信する。この場合も、S34でYESと判断される。なお、S34でNOと判断された場合はS30の処理に戻り、通話要求通知中であるのか、通話開始操作が行なわれるか、電話識別情報が入力されるかを監視する。
S32でYESの場合、本体側制御部22は、S32で通話開始操作が実行された通話デバイスにおいて電話識別情報が入力されることを監視する(S38)。電話識別情報が入力されたのか否かの判断は、上記のS34の場合と同様に実行される。S38でYESの場合、S40に進む。一方において、S34でYESの場合、本体側制御部22は、S34で電話識別情報が入力された通話デバイスにおいて通話開始操作が実行されることを監視する(S36)。通話開始操作が実行されたのか否かの判断は、上記のS32の場合と同様に実行される。S36でYESの場合、S40に進む。
S40では、本体側制御部22は、S34又はS38で入力された電話識別情報が、PSTN174の電話識別情報であるのか、あるいは、インターネット104の電話識別情報(即ちSIPURI)であるのかを特定する。数字列のみで構成される電話識別情報の場合、本体側制御部22は、PSTN174の電話識別情報であると特定する。この場合、S42に進む。一方において、アルファベットを含む電話識別情報の場合、本体側制御部22は、インターネット104の電話識別情報であると特定する。この場合、S46に進む。なお、電話帳記憶領域68は、電話識別情報に対応づけて、その電話識別情報がPSTN174の電話識別情報であるのか、あるいは、インターネット104の電話識別情報であるのかを特定する特定情報を記憶していてもよい。この場合、S34又はS38で入力された電話識別情報が電話帳記憶領域68から読み出されたものである場合、本体側制御部22は、読み出された電話識別情報に対応付けられている特定情報に基づいて、その電話識別情報がPSTN174の電話識別情報とインターネット104の電話識別情報のどちらであるのかをS40で判断してもよい。
S42では、本体側制御部22は、PSTN電話通信で利用される通話要求を送信する。この通話要求は、PSTN174を経由して、S34又はS38で入力された電話識別情報に対応する送信先(例えば一般電話180)に送られる。この例の場合、一般電話180は、通話要求通知を実行する。一般電話180のユーザは、通話開始操作を実行することができる。この場合、本体側制御部22は、S32又はS36で通話開始操作が実行された通話デバイス(S34又はS38で電話識別情報が入力された通話デバイス)において通話することを許可する(S44)。これにより、S32又はS36で通話開始操作が実行された通話デバイスと、S34又はS38で入力された電話識別情報に対応する通話デバイス(例えば一般電話180)との間で通話を行なうことができる。
一方において、S46では、本体側制御部22は、INVITEを送信する。なお、本実施例では、S34又はS38において内線網110のSIPURIが入力されたものとして以下の説明を続ける。INVITEは、送信元である内線網10のSIPURIと、送信先である内線網110のSIPURIとを含んでいる。INVITEは、SIPサーバ106によって受信される。SIPサーバ106は、INVITEを内線網110に転送する。この結果、内線網110を構成する各通話デバイス150,160において通話要求通知が実行される。いずれかの通話デバイス150,160で通話開始操作が実行されると、電話本体120は、INVITEに対するレスポンスとして200 OKを送信する。200 OKは、SIPサーバ106によって受信される。SIPサーバ106は、200 OKを内線網10に転送する。電話本体20によって200 OKが受信される(S48)。
本体側制御部22は、200 OKを受信すると、ACKを送信する(S50)。ACKは、SIPサーバ106によって受信される。SIPサーバ106は、ACKを内線網110に転送する。これにより、通話用通信セッションRTPが確立される。本体側制御部22は、S32又はS36で通話開始操作が実行された通話デバイス(S34又はS38で電話識別情報が入力された通話デバイス)において通話することを許可する(S52)。これにより、S32又はS36で通話開始操作が実行された通話デバイスと、S34又はS38で入力された電話識別情報に対応する内線網110の通話デバイス(通話開始操作が実行された通話デバイス)との間で通話を行なうことができる。
続いて、図6のS60以降の処理について説明する。S60を実行する段階では、各通話デバイス50,70,80で通話要求通知が実行されている。S60では、本体側制御部22は、いずれかの通話デバイス50,70,80で通話開始操作が実行されたのか否かを判断する。ここでYESの場合、図4のS16以降の処理が実行される。即ち、通話要求通知に応じて通話開始操作が実行されたことになり、通話を開始するための様々な処理が実行される。
内線網10のユーザは、通話要求通知中であっても、いずれかの通話デバイス50,70,80に電話識別情報を入力することができる。本体側制御部22は、電話識別情報が入力されることを監視している(S62)。この処理は、図5のS34又はS38と同様である。S62でYESの場合、本体側制御部22は、S62で入力された電話識別情報が、PSTN174の電話識別情報であるのか、あるいは、インターネット104の電話識別情報(即ちSIPURI)であるのかを特定する(S64)。この処理は、図5のS40と同様である。ここでYESの場合、S66に進む。一方において、S64でNOの場合、S72に進む。
S66では、本体側制御部22は、PSTN174からの通話要求に応じて通話要求通知が行なわれているのか、あるいは、インターネット104からの通話要求(INVITE)に応じて通話要求通知が行なわれているのかを特定する。PSTN174からの通話要求に応じて通話要求通知が行なわれている場合(S66でYESの場合)、S62で入力された電話識別情報が無効化される。内線網10ではPSTN174を利用して電話通信が行なわれており(通話要求通知中であり)、PSTN174を利用して電話をかけることができないからである。S66でYESの場合、S30に戻る。
一方において、インターネット104からの通話要求に応じて通話要求通知が行なわれている場合(S66でNOの場合)、本体側制御部22は、S62で電話識別情報が入力された通話デバイスに通知終了指示を送信する(S68)。これにより、S62で電話識別情報が入力された通話デバイスは、通話要求通知を終了する。なお、本体側制御部22は、通話要求通知を終了している通話デバイスで通話開始操作が行なわれても、通話要求に対するレスポンス(200 OK)を送信しない(即ち電話に出ることにならない)。通話要求通知が実行されていない通話デバイスは、通話要求を受信していない待機状態として扱われる。次いで、本体側制御部22は、S62で電話識別情報が入力された通話デバイスにおいて通話開始操作が実行されることを監視する(S70)。この処理は、図5のS32又はS36と同様である。S70でYESの場合、図5のS42に進む。この結果、S70で通話開始操作が実行された通話デバイスと、S62で入力された電話識別情報に対応する通話デバイス(例えば一般電話180)との間で、PSTN174を利用して通話することができるようになる(図5のS44参照)。
S72では、本体側制御部22は、S62で電話識別情報が入力された通話デバイスに通知終了指示を送信する。これにより、S62で電話識別情報が入力された通話デバイスは、通話要求通知を終了する。次いで、本体側制御部22は、S62で電話識別情報が入力された通話デバイスにおいて通話開始操作が実行されることを監視する(S74)。この処理は、図5のS32又はS36と同様である。S74でYESの場合、図5のS46に進む。この結果、S74で通話開始操作が実行された通話デバイスと、S62で入力された電話識別情報に対応する通話デバイスとの間で、インターネット104を利用して通話することができるようになる(図5のS52参照)。なお、本実施例の電話本体120は、インターネット104を利用して複数の通話用通信セッションRTPを並列的に確立することができる。従って、インターネット104からの通話要求(INVITE)に応じて通話要求通知を実行している間に、インターネット104を利用して電話をかけることができる。このために、インターネット104からの通話要求(INVITE)に応じて通話要求通知を実行しているのか否かを判断し、その判断結果に応じて処理を変えるということを行なわない。
本実施例によると、通話要求通知が実行されている間に通話準備操作(電話識別情報の入力)が実行されることなく通話開始操作が実行された場合に、通話可能状態が構築される(即ち電話に出ることができる)。一方において、通話要求通知が実行されている間に先に通話準備操作が実行されて次に通話開始操作が実行されると、電話に出ることにならず、電話をかけるための動作が実行される。この結果、通話要求通知が実行されている間に電話をかけることができる。受信された通話要求がキャンセルされることがないために、その通話要求の送信元に悪い印象を与えることもない。本実施例では、PSTN174からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にインターネット104を利用して電話をかけることができる。また、インターネット104からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にPSTN174を利用して電話をかけることができる。また、インターネット104からの通話要求に応じて通話要求通知が実行されている間にインターネット104を利用して電話をかけることができる。本実施例では、インターネット104とPSTN174のどちらを利用して電話をかけるのかは、ユーザが実行する通話準備操作の内容に依存する(即ちユーザが入力する電話識別情報に基づいて決定される)。この構成によると、通話要求通知が実行されている間に、ユーザが意図するネットワークを利用して電話をかけることができる。
また、本実施例によると、通話要求通知が実行されている間に電話をかけることができる場合に、通話準備操作が実行された通話デバイスのみについて通話要求通知が停止される。通話要求通知が継続することによって通話の邪魔になるという事象が発生することを防止することができる。しかも、他の通話デバイスでは通話要求通知が継続される。このために、他のユーザが通話要求通知に応じて電話に出ることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、内線網10を構成する全ての通話デバイス50,70,80がコードレスタイプである。しかしながら、電話本体20に有線で接続されている通話デバイス(以下では有線タイプ通話デバイスと呼ぶ)が付加されてもよい。「有線タイプ通話デバイスが通話要求通知を実行する」とは、例えば、電話本体20に設けられているスピーカからリング音を出力することを意味する。これを実現するために、本体側制御部22は、電話本体20に設けられているスピーカから上記の音が出力されるように音出力回路に通話要求通知指示を送信してもよい。これらの構成を採用する場合、「有線タイプ通話デバイスに通話要求通知指示を送信する」という用語は、上記の音出力回路に通話要求通知指示を送信することを意味している。即ち、上記の音出力回路は、有線タイプ通話デバイスを構成する一つの要素として考えることができる。
(2)また、上記の実施例では、PSTN174からの通話要求に応じて実行される通話要求通知と、インターネット104からの通話要求(INVITE)に応じて実行される通話要求通知とが同じである。しかしながら、異なる通話要求通知を採用してもよい。例えば、リング音の種類を変えてもよい。
(3)また、上記の実施例では、内線網10は、インターネット104を利用して複数の通話用通信セッションRTPを並列的に確立することができる。しかしながら、内線網10は、1つの通話用通信セッションRTPしか確立することができないものであってもよい。この場合、図6のS64でYESと判断された後に、インターネット104からの通話要求(INVITE)に応じて通話要求通知を実行しているのか否かを判断してもよい。ここでNOの場合にS72の処理を実行するようにしてもよい。なお、ここでYESの場合、S62で入力された電話識別情報を無効化して図5のS30に戻るようにしてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
電話ネットワークシステムの構成の一例を示す。 電話本体の構成の一例を示す。 通話デバイスの構成の一例を示す。 通話要求受信処理のフローチャートを示す。 通話要求送信処理のフローチャートを示す。 図5の続きのフローチャートを示す。
符号の説明
2:電話ネットワークシステム
10,110:内線網
20:電話本体
22:本体側制御部
24:無線通信インターフェイス
26:IPネットワークインターフェイス
28:記憶部
34:PSTNインターフェイス
36:操作部
38:表示部
50,70,80:通話デバイス
52:デバイス側制御部
54:無線通信インターフェイス
56:操作部
58:表示部
60:スピーカ
62:マイク
64:記憶部
104:インターネット
106:SIPサーバ
174:PSTN
180:一般電話

Claims (6)

  1. 一般公衆回線網とIP網の両方を利用して電話通信することが可能である電話装置であり、
    通話要求を受信する通話要求受信手段と、
    通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、通話要求通知を実行する通話要求通知手段と、
    ユーザが操作することを許容する操作手段と、
    通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に操作手段において通話準備操作が実行されることなく通話開始操作が実行されたことを条件として、前記通話要求の送信元との通話可能状態を構築する処理を実行する通話可能状態構築手段と、
    通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に操作手段において通話準備操作が実行された後に通話開始操作が実行されたことを条件として、当該通話準備操作に対応する送信先が一般公衆回線網の送信先であるのかIP網の送信先であるのかを特定する第1特定手段と、
    通話要求受信手段によって受信された通話要求が一般公衆回線網からの通話要求であるのかIP網からの通話要求であるのかを特定する第2特定手段と、
    第1特定手段によって一般公衆回線網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によってIP網からの通話要求であると特定されたことを条件として、一般公衆回線網の当該送信先に通話要求を送信する第1通話要求送信手段と、
    第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたことを条件として、IP網の当該送信先に通話要求を送信する第2通話要求送信手段と
    を備える電話装置。
  2. 通話要求通知手段は、第1特定手段によって一般公衆回線網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によって一般公衆回線網からの通話要求であると特定されたことを条件として、前記通話要求通知を継続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 第1特定手段によって一般公衆回線網の送信先であると特定されたこと、及び、第2特定手段によってIP網からの通話要求であると特定されたことを条件として、前記通話要求通知を停止するとともに、第1特定手段によってIP網の送信先であると特定されたことを条件として、前記通話要求通知を停止する通知停止手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電話装置。
  4. 複数の通話デバイスを備え、
    各通話デバイスは、前記通話要求通知手段と前記操作手段を有し、
    通知停止手段は、前記通話準備操作が実行された通話デバイスのみについて、前記通話要求通知を停止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電話装置。
  5. 第1特定手段は、
    (1)前記通話準備操作によって数字列のみが入力された場合は、前記通話準備操作に対応する送信先が一般公衆回線網の送信先であると特定し、
    (2)前記通話準備操作によってIP網上の識別情報が入力された場合は、前記通話準備操作に対応する送信先がIP網の送信先であると特定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電話装置。
  6. 通話要求受信手段は、一般公衆回線網に接続される第1インターフェイスと、IP網に接続される第2インターフェイスとを有し、
    第2特定手段は、
    (1)第1インターフェイスによって前記通話要求が受信された場合は、一般公衆回線網からの通話要求であると特定し、
    (2)第2インターフェイスによって前記通話要求が受信された場合は、IP網からの通話要求であると特定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電話装置。
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