JP2009230888A - ダイアル式操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の増大を生ずることなく、ダイアルノブに揺動操作機能を付加することができるダイアル式操作装置を提供する。
【解決手段】 ベース回転体8の回転周方向において予め定められた複数位置にベース側係合部81を形成し、ダイアル操作部1,4に該ベース側係合部81に係合する操作部側係合部41とを設け、それらベース側係合部81と操作部側係合部41との一方を被ガイド体41とし、他方を、該被ガイド体41の回転操作に由来する相対移動を規制しつつ、揺動操作に由来した該被ガイド体41の固定軸線O方向への相対移動をガイドするガイド部81とする形で傾斜許容回転結合機構151を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイアル式操作装置に関する。
特開平10−199374号公報 特開2005−317376号公報
自動車等の車両においては、搭載される電子機器、例えば空調装置やカーオーディオシステム、さらにはカーナビゲーションシステムを操作するための操作ユニットが、例えば車両インパネ部分に設けられる。操作ユニットには、車両の搭乗者が必要に応じて操作するための操作部が設けられる。このうち、空調装置の風量調整操作部、温度調整操作部あるいは吹き出し口選択操作部や、カーオーディオシステムの音量操作部などにはダイアル式操作装置が多く採用されている。このダイアル式操作装置は、近年、多機能化が著しく進んでおり、ダイアルノブの軸線周りの回転操作に加え、軸線方向へのプッシュ操作機能や、その軸線から傾斜した方向への揺動操作(ティルト操作)機能を組み込んだものも実用化されている(特許文献1、2)。
しかし、特許文献1のダイアル式操作装置では、回転操作機能と揺動操作が、それぞれロータ(ダイアルノブ)と、その内側に配置された揺動操作用のステムとに分離した形で割り振られており、ダイアルノブ自体は揺動操作を受け付けないようになっている。この場合、ダイアルノブの内側に露出するステムの前端面上で押圧位置を変えることで揺動方向を選択することになるが、ステムの側面を操作面として活用できないため、誤操作を生じやすい欠点がある。また、回転操作から揺動操作へ移行する場合、ノブを把持した状態から前面側のステムを押圧するための持ち替えが必要であり、操作性が悪い問題がある。
特許文献2は、この不具合を解消するために提案されたものであり、ダイアルノブ自体に揺動方向の操作自由度を与えた構造とする一方、回転検出は、ダイアルノブとは別の非揺動の回転接続部品に一体化されたロータリエンコーダにより行なう。ダイアルノブの操作回転変位は連動用スプリングにより回転接続部品に伝達され、この連動用スプリングがダイアルノブの揺動変位を吸収しつつ回転伝達するユニバーサルジョイントの役割を果たす。
しかし、上記特許文献2の構成では、ユニバーサルジョイント部を別部品の連動用スプリングで構成しなければならず、部品点数の増大を招く欠点がある。また、連動用スプリングはねじり方向の可撓性を有しているため、ダイアルノブを回転操作したとき、連動用スプリングのねじれ変位が回転接続部品への伝達遅れ要因となる可能性がある。さらに、連動用スプリングは操作軸線周りに連続的な揺動可撓性を有しているため、揺動操作方向の規制が行ないにくい問題もある。
本発明の課題は、部品点数の増大を生ずることなく、ダイアルノブに揺動操作機能を付加することができるダイアル式操作装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明のダイアル式操作装置は、
装置基体の操作前面側をなすマウント面上に、該マウント面と交差する固定軸線周りに回転可能に取り付けられるベース回転体と、
固定軸線方向においてベース回転体の操作前面側に、中立位置にて操作軸線がベース回転体の固定軸線と一致するように設けられ、操作軸線周りの回転操作と、該操作軸線が固定軸線と一致した中立位置及び該操作軸線が固定軸線に対して傾斜した傾斜位置の間での揺動操作とが可能なダイアル操作部と、
揺動操作に伴う該ダイアル操作部の操作軸線の、ベース回転体の固定軸線に対する相対傾斜変位を許容しつつ、回転操作に伴いベース回転体が該ダイアル操作部と連れ回るように、ダイアル操作部とベース回転体とを結合するとともに、ベース回転体の回転周方向において予め定められた複数位置に形成されるベース側係合部と、ダイアル操作部の回転周方向において、各ベース側係合部に対応する複数位置に形成され、各々対応するベース側係合部に係合する操作部側係合部とを備え、それらベース側係合部と操作部側係合部との一方が被ガイド体とされ、他方が、該被ガイド体の回転操作に由来する相対移動を規制しつつ、揺動操作に由来した該被ガイド体の固定軸線方向への相対移動をガイドするガイド部とされた傾斜許容回転結合機構と、
ベース回転体の回転角度位置をダイアル操作部の回転操作位置として検出する回転操作位置検出部と、
ダイアル操作部の揺動操作を検出する揺動操作検出部と、を備えたことを特徴とする。
上記本発明のダイアル式操作装置の構成によると、揺動可能なダイアル操作部の回転操作変位を、傾斜許容回転結合機構を介してベース回転体に伝達し、ベース回転体の回転角度位置をダイアル操作部の回転操作位置として検出する。ベース回転体はマウント面と交差する固定軸線周りに回転するものであり、非揺動である。従ってダイアル操作部の揺動操作の影響を受けず、回転検出を確実に行なうことができる。そして、ベース回転体の回転周方向において予め定められた複数位置にベース側係合部を形成し、ダイアル操作部に該ベース側係合部に係合する操作部側係合部を設け、それらベース側係合部と操作部側係合部との一方を被ガイド体とし、他方を、該被ガイド体の回転操作に由来する相対移動を規制しつつ、揺動操作に由来した該被ガイド体の固定軸線方向への相対移動をガイドするガイド部とする形で傾斜許容回転結合機構を構成する。すなわち、被ガイド体とガイド部とによりダイアル操作部とベース回転体とを直接係合させる構造が採用されるので、特許文献2の連動用スプリングのごとき別部品が不要となり、ダイアルノブに揺動操作機能を簡単に付加することができる。また、ダイアル操作部とベース回転体との直接係合により回転伝達されるので、連動用スプリング等の中間部品の介在に由来する伝達遅れ要素を排除することができる。また、ベース側係合部と操作部側係合部との一方を被ガイド体となり、他方が、揺動操作に由来した該被ガイド体の(ベース回転体の)固定軸線方向への相対移動をガイドするガイド部となることで、揺動操作方向を適度に規制できる利点も生ずる。
被ガイド体は、(ベース回転体の)固定軸線に関する半径方向に突出する突出部とすることができ、ガイド部は、該突出部を受け入れるとともに固定軸線方向に沿って延びるガイド凹部とすることができる。ガイド凹部は、有底溝として形成したり、あるいは貫通スリットとして形成できる(以下、本発明では、有底溝も貫通スリットも広義に「溝部」の概念に属するものとみなす)。ガイド凹部内の突出部は、回転操作時にはガイド凹部の幅方向内面により突出部の相対移動を効果的に規制でき、揺動操作時には、突出部の凹部深さ方向への進退が自由に許容された状態で、ガイド凹部の幅方向内面により長手方向への移動をガイドすることができる。
装置基体のマウント面上にてダイアル操作部の揺動操作の許容方向は、例えば(ベース回転体の)固定軸線周りにおいて予め固定的に定めておくことができる。この場合、揺動操作許容方向は固定となるが、ダイアル操作部及びベース回転体に設けられた突出部+ガイド凹部からなる傾斜許容回転結合機構は、回転操作により固定軸線周りに回転移動する。従って、固定された揺動操作許容方向と、移動する傾斜許容回転結合機構との角度位相差に応じてガイド凹部内の突出部の移動軌跡は変化することとなる。具体的には、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構との角度位相差が0゜(つまり、位相一致)あるいは180゜(つまり、位相反転)の場合は、ガイド凹部内にて突出部は、ガイド凹部の長手方向と一致した軌跡に沿って相対変位する形となり、ガイド凹部の幅方向(つまり、ベース回転体の周方向)への変位成分は生じない。他方、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構との角度位相差が90゜(小角側で見た値)の場合は、突出部はガイド凹部内にて、固定軸線と直交する軸線周りで相対的に自転するのみであり、ガイド凹部の長手方向及び幅方向への変位が生じない。
従って、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構との角度位相差が0゜、90゜、180゜及び270゜の4位置の少なくともいずれかとなった場合(つまり、ダイアル操作部が、揺動操作許容方向から見て上記角度位相差となる回転操作位置にある場合)にのみ、揺動操作が可能となるように装置を構成する場合は、ガイド凹部と突出部との凹部幅方向の隙間をなるべく小さくして、当該幅方向への隙間嵌め形態とすることも可能である。このようにすれば、ダイアル操作部のベース回転体に対する回転操作方向へのがたつきを少なくすることができる。
しかし、ダイアル操作部が上記以外の角度位相差となる回転操作位置においても揺動操作が許容されている場合、すなわち、固定軸線周りにおいてガイド凹部が揺動操作方向に対し90゜の整数倍から外れた角度位置となることが許容されている場合は、突出部はガイド凹部内にて、凹部長手方向に対し傾斜した軌跡に沿って移動し、ガイド凹部の幅方向への変位成分を生ずる。この幅方向変位成分は、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構との角度位相差が45゜(小角側で見た値)のとき最大となる。この場合、突出部がガイド凹部内にて固定軸線に対し傾斜した軌跡に沿って移動することを許容するためのクリアランスを、ベース回転体の周方向におけるガイド凹部の内面と突出部との間に形成しておく必要がある。つまり、このクリアランスを形成しておくことで、揺動操作許容方向に対し傾斜許容回転結合機構がどのような角度位置にある場合でも、ダイアル操作部への揺動操作を問題なく行なうことができる。
ガイド凹部は、固定軸線方向を溝長手方向とする溝部とすることができる。この場合、固定軸線方向における中央区間にて両端区間よりも溝幅が狭幅となるように該溝部の幅方向内側面を形成しておくとよい。ダイアル操作部の操作軸線が揺動操作に関する中立位置にある場合は、溝部内にて突出部が幅方向内側面の中央区間に臨む形となる。そこで、当該中央区間で溝幅を小さくしておくことにより溝部と突出部との間のクリアランスが縮小し、該中立位置にてダイアル操作部を回転操作する際のがたつきを抑制することができる。他方、溝部の両端区間にて溝幅を拡張しておくことで、揺動操作方向が傾斜許容回転結合機構(溝部)の位置に対し90゜の整数倍からずれた角度位相になっている場合は、ダイアル操作部の該揺動操作に伴なう突出部の斜め移動を許容するクリアランスを十分に確保することができる。具体的には、溝部の幅方向内側面をそれぞれ、中央区間が溝幅方向内向きに膨出する形態とすることができる。
また、傾斜許容回転結合機構の揺動操作方向に対する角度位相によっては突出部が溝部内にて相対的に自転する場合がある。この場合、前述の中央区間のように溝部とのクリアランスが小さくなる場合でも、突出部の自転がスムーズに許容されるよう、該突出部を円形の輪郭形状を有するものとして形成しておくことが望ましい。
ベース回転体は、装置基体のマウント面から突出するベース筒状部の外側に回転可能に嵌合させることで、装置基体上にベース回転体を安定に支持させることができる。この場合、ダイアル操作部の、固定軸線方向における後端に操作部側係合部を形成し、ベース側係合部をベース回転体の外周面に形成することができる。
操作装置の装置基体は、装置筐体内に収容される。この場合、ダイアル操作部は、装置筐体の筐体前面部に形成されたノブ装着孔内にて、該筐体前面部から突出する形で配置されたダイアルノブと、該ダイアルノブの後端開口に回転不能に嵌合する筒状嵌合部及び該筒状嵌合部の後端側にダイアルノブよりも拡径する形態で一体化された結合本体部を有する回転伝達部材とを有するものとして構成できる。このような回転伝達部材を設けることでベース回転体をダイアルノブよりも径大に形成でき、ベース回転体の内部スペースを拡大できるほか、回転操作位置検知に関与するベース回転体の回転半径が増加するので、回転角度検出の分解能を高めることができる。この場合、該回転伝達部材の結合本体部の後端部内周面と、ダイアルノブよりも径大に形成されたベース回転体の外周面との一方に突出部を、他方にガイド凹部を形成することができる。
揺動操作検出部は、装置基体の裏面側に嵌合する基板のベース筒状部の内側に露出する領域にて揺動操作方向にそれぞれ対応して実装された揺動検出用押圧スイッチとすることができる。ベース筒状部の内側にて装置基体のマウント面上には、固定軸線周りの回転が不能とされ、かつ、ダイアル操作部を内側から回転可能に支持するとともに、該ダイアル操作部が揺動操作されるに伴い、該ダイアル操作部と一体的に揺動変位して、当該揺動方向に対応する揺動検出用押圧スイッチを付勢する揺動検出用スイッチ付勢体を配設することができる。ベース回転体の内部スペースを拡大することで、揺動検出用押圧スイッチ(揺動操作方向が複数設定される場合は複数配置される)の配置スペースを、(該ベース回転体を回転可能に支持する)ベース筒状部の内側に余裕を持って確保することができる。
揺動検出用スイッチ付勢体は、回転伝達部材の筒状嵌合部を内側から回転可能に支持するホルダ側筒状部と、当該ホルダ側筒状部の後端に一体化されたホルダ本体とを有する第一ホルダと、該第一ホルダが第一揺動方向に第一揺動結合部を介して揺動可能に結合するとともに、ベース筒状部の内側にて装置基体のマウント面から突出形成されたホルダ係合筒状部に対し、第一揺動方向と直交する第二揺動方向に第二揺動結合部を介して揺動可能に結合する第二ホルダとを備えたものとして構成できる。このように、それぞれ固有の揺動方向を有する2つのホルダを、2段の揺動結合部により接続した構造とすることで、ダイアル操作部に加えられる揺動操作の向きを、ここの揺動結合部が規定する揺動許容方向に適正に矯正することができる。この場合、第二ホルダの揺動変位力を、揺動検出用押圧スイッチとの間に配置されたプッシャーを介して揺動検出用押圧スイッチに対し押圧付勢力として伝達することで、ダイアル操作部に、揺動許容方向から多少ずれた向きの揺動操作が加わっても、対応する揺動検出用押圧スイッチを確実に付勢することができる。
次に、回転操作位置検出部は、ベース回転体の軸線方向後端部にて周方向に形成された被検知体列と、当該被検知体列の回転移動を検知する回転移動検出部とを有するものとして構成できる。ベース回転体の、ダイアル操作部から遠い軸線方向後端部に被検知体列を形成することで、回転移動検出部の配置スペースを用意に確保することができる。被検知体列は、筒状のベース回転体の後端面に固定軸線方向を振幅方向とする形で形成された凹凸パターンであり、回転移動検出部は、該凹凸パターンに向けてベース回転体の回転半径方向に検知プローブを出力する非接触検知部にて構成することができる。検知プローブは光(赤外線を含む)や超音波を採用できるが、簡便な構成として、発光ダイオードとフォトトランジスタとを組み合わせたフォトインタラプタを例示することができる。
他方、被検知体列は、筒状のベース回転体の後端面に取り付けられ、周方向に磁気的に非等価な第一被検知部と第二被検知部とが交互に形成された磁性被検知体リングとすることができる。回転移動検出部は、該磁性被検知体リングの回転に伴なう磁界変動を検出する磁気検知部とすることができる。この構成でも、ベース回転体の回転検出を非接触にて行なうことができ、また、回転移動検出部に対する汚れの影響も受けにくい。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図3に、本発明の一実施形態たるダイアル式操作装置200の平面図と、各位置での断面図(図1がA−A断面、図2がB−B断面、図3がC−C断面)を示している。また、図4は分解斜視図である。
ダイアル式操作装置200は、ベース回転体8、ダイアル操作部1,4、傾斜許容回転結合機構151(以上、図1〜図3)、回転操作位置検出部12(図4)及び揺動操作検出部14(図1〜図4)とを備える。ベース回転体8は、装置基体10の操作前面側をなすマウント面MP上に、該マウント面MPと交差する固定軸線O周りに回転可能に取り付けられている。また、ダイアル操作部1,4は、固定軸線O方向においてベース回転体8の操作前面側に、中立位置にて操作軸線Tがベース回転体8の固定軸線Oと一致するように設けられており、操作軸線T周りの回転操作と、該操作軸線Tが固定軸線Oと一致した中立位置(図1〜図3)と、該操作軸線Tが固定軸線Oに対して傾斜した傾斜位置(図5及び図6)との間での揺動操作可能とされている。
傾斜許容回転結合機構151は、本発明の特徴部をなすものであり、揺動操作に伴う該ダイアル操作部1,4の操作軸線Tの、ベース回転体8の固定軸線Oに対する相対傾斜変位を許容しつつ、回転操作に伴いベース回転体8が該ダイアル操作部1,4と連れ回るように、ダイアル操作部1,4とベース回転体8とを結合するものである。具体的には、図4に示すように、ベース回転体8の回転周方向において予め定められた複数位置に形成されるベース側係合部81と、図1及び図2に示すように、ダイアル操作部1,4の回転周方向において、各ベース側係合部81に対応する複数位置に形成され、各々対応するベース側係合部81に係合する操作部側係合部41とを備える。それらベース側係合部81と操作部側係合部41との一方が被ガイド体41とされ、他方が、ダイアル操作部1,4の回転操作に由来する該被ガイド体41の回転周方向への相対移動を規制しつつ、揺動操作に由来した該被ガイド体41の固定軸線O方向への相対移動をガイドするガイド部81とされている。この実施形態では、被ガイド体41がダイアル操作部1,4側に形成され、ガイド部81がベース回転体8側に形成されているが、図9に示すように、これを入れ替えて形成してもよい。
また、被ガイド体41とガイド部81との対からなる傾斜許容回転結合機構151は、図1〜図4においては、操作軸線T(固定軸O)の周りに、90゜間隔で4箇所に配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば図10に示すように、180゜間隔で2箇所にのみ配置してもよいし、図11に示すように、120゜間隔で3箇所に配置することも可能である。
図4に示す回転操作位置検出部12は、ベース回転体8の回転角度位置をダイアル操作部1,4の回転操作位置として検出するためのものである。また、揺動操作検出部14は、ダイアル操作部1,4の揺動操作を検出するためのものである。
図1及び図2に示すように、被ガイド体41は、(ベース回転体8の)固定軸線Oに関する半径方向に突出する突出部である(以下、突出部41ともいう)。他方、ガイド部81は、該突出部41を受け入れるとともに固定軸線O方向に沿って延びるガイド凹部である(以下、ガイド凹部81gともいう)。ガイド凹部81gは、この実施形態では有底溝として形成されている。具体的には、図7に示すように、ベース回転体8の外周面(あるいは、ダイアル操作部1,4の後端部を形成する後述の回転伝達部材4の内周面)にて、固定軸線O方向に沿って延びる1対の凸条部81L,81Lが形成され、それら凸条部81L,81Lに挟まれた空間がガイド凹部81gをなす溝部(以下、溝部81gともいう)を形成している。なお、溝形成するベース回転体8ないし回転伝達部材4の壁厚に余裕がある場合は、凸条部81L,81Lを省略し、図12に示すように、該壁面に直接開口する溝部81gを形成することも可能である。他方、壁厚に余裕がない場合は、図13に示すように、該溝部をスリット81sとして形成することも可能である。
次に、装置基体10のマウント面MP上にてダイアル操作部1,4の揺動操作の許容方向は、ベース回転体8の固定軸線O周りにおいて予め固定的に定められている。本実施形態では、図1の平面図に示すように、基準方向(時計文字盤との対比から「12時方向」と称する)と、該基準方向から時計回りに90゜(「3時方向」と称する)、180゜(「6時方向」と称する)及び270゜(「9時方向」と称する)の、90゜間隔で配列する4方向が揺動操作許容方向として定められている。
装置基体10は、装置筐体21内に収容されている。図1〜図4に示すように、ダイアル操作部1,4は、ダイアルノブ1と回転伝達部材4とからなる。ダイアルノブ1は、装置筐体21の筐体前面部に形成されたノブ装着孔21h内にて、該筐体前面部から突出する形で配置されている。また、回転伝達部材4は、ダイアルノブ1の後端開口に回転不能に嵌合する筒状嵌合部43と、該筒状嵌合部43の後端側にダイアルノブ1よりも拡径する形態で一体化された結合本体部42とを有する。図1に示すように、筒状嵌合部43は、その外周面に形成された凸部44をダイアルノブ1の壁部に形成された孔部1に係合させることにより、操作軸線T周りの相対回転が不能に結合されている。
ベース回転体8は、ダイアルノブ1よりも径大の筒状部材であり、装置基体10のマウント面MPから突出するベース筒状部103の外側に回転可能に嵌合している。図4に示すように、ベース回転体8の外周面後端側には周方向に支持フランジ8fが突出形成されており、図2に示すように、装置基体10のマウント面MP上にてベース筒状部103の外側に同心的に突出形成された補助筒状部105の前端面に該支持フランジ8fが当接することにより、ベース回転体8は、固定軸線O方向の支持位置が規定されている。図3に示すように、ベース筒状部103の壁部の一部は軸線方向の1対のスリットにより弾性爪部102tとして区画され、その軸線方向先端部に係合凸部103eが形成されている。該係合凸部52eはベース回転体8の前端面と係合し、軸線方向前方側への抜け止めの役割を果たしている。そして、回転伝達部材4の結合本体部42の後端部内周面に前述の突出部41が、ベース回転体8の外周面にガイド凹部81gが形成されている。
次に、揺動操作検出部14は、装置基体10の裏面側に嵌合する基板13のベース筒状部103の内側に露出する領域にて揺動操作方向にそれぞれ対応して実装された揺動検出用押圧スイッチ14とされている。具体的には、図4に示すように、揺動検出用押圧スイッチ14は、図1の各揺動操作許容方向である、12時方向、3時方向、6時方向及び9時方向に対応して、固定軸線O周りに90゜間隔で4つ配置され、各方向の揺動操作を検出するようになっている。この実施形態では揺動検出用押圧スイッチ14はタクトスイッチにて構成されている。なお、基板13上にはライトアップ用のLED11が実装されている。
他方、図1〜図3に示すように、ベース筒状部103の内側にて装置基体10のマウント面MP上には揺動検出用スイッチ付勢体70が配設されている。該揺動検出用スイッチ付勢体70は、固定軸線O周りの回転が不能とされ、かつ、ダイアル操作部1,4を内側から回転可能に支持するものである。そして、ダイアル操作部1,4が揺動操作されるに伴い、該ダイアル操作部1,4と一体的に揺動変位して、当該揺動方向に対応する揺動検出用押圧スイッチ14を付勢するものである。具体的には、それぞれ固有の揺動方向を有する2つのホルダ部材51,52を、個別の揺動結合部152(図1)、153(図2)により接続した構造とされている。
揺動検出用スイッチ付勢体70の2つのホルダ部材51,52の一方をなす第一ホルダ5は、回転伝達部材4の筒状嵌合部43を内側から回転可能に支持するホルダ側筒状部52,53と、当該ホルダ側筒状部52,53の後端に一体化されたホルダ本体51とを有する。ホルダ側筒状部52,53は、後述のノブスライダ3(プッシュ操作部)が内嵌され、該ノブスライダ3を操作軸線T周りの回転が不能であって操作軸線T方向の進退は可能に支持する、多角形状断面の内側筒状部53と、回転伝達部材4の筒状嵌合部43が、操作軸線T周りに回転可能に外嵌される円形断面の外側筒状部52とを有する。図3及び図4に示すように、外側筒状部52の壁部の一部は軸線方向の1対のスリットにより弾性爪部52tとして区画され、その軸線方向先端部に係合凸部52eが形成されている。該係合凸部52eは回転伝達部材4の筒状嵌合部43の前端面と係合し、軸線方向前方側への抜け止めの役割を果たしている。
また、第二ホルダ6は、図4に示すように、第一ホルダ5のホルダ本体51の内側に収容される枠状に形成され、ホルダ本体51に対し第一揺動結合部152を介して、図1の9時方向と3時方向とを結ぶ第一揺動方向に揺動可能に結合している。図1に示すように、第一揺動結合部152は、この実施形態では、ホルダ本体51の側壁部内面に開口する嵌合孔51hと、第二ホルダ6の側面から突出し該嵌合孔51hに回転可能に嵌合する凸部61とからなる、一対の周知のピボット結合部である。
また、図2に示すように、装置基体10のマウント面MP上にてベース筒状部103の内側にはホルダ係合筒状部104が突出形成されており、第二ホルダ6はホルダ係合筒状部104の外側に、第一揺動方向と直交する(つまり、図1の12時方向と6時方向とを結ぶ)第二揺動方向に第二揺動結合部153を介して揺動可能に結合されている。この実施形態では、第二揺動結合部153は、第二ホルダ6の側壁部内面に開口する嵌合孔6hと、ホルダ係合筒状部104の側面から突出し該嵌合孔6hに回転可能に嵌合する凸部104bとからなる一対の周知のピボット結合部である。
ダイアルノブ1に加えられる揺動操作の向きは、第一揺動結合部152により9時方向と3時方向の揺動操作許容方向に矯正され、第二揺動結合部153により12時方向と6時方向の揺動操作許容方向に矯正される。第二ホルダ6の揺動変位力は揺動検出用押圧スイッチ14に直接伝達してもよいが、この実施形態では、プッシャー7(それぞれ、装置基体10のマウント面MP上に凸設されるガイドスリーブ101内に配置される)を介して、それぞれ対応する揺動検出用押圧スイッチ14に対し押圧付勢力として伝達されるようになっている。なお、各揺動検出用押圧スイッチ14をなすタクトスイッチの押圧付勢部は、内蔵された図示しないばねの弾性力により復帰方向に逆付勢されるようになっており、揺動検出用スイッチ付勢体70ひいてはダイアルノブ1は、揺動操作力を解除するに伴い、該タクトスイッチからの逆付勢力により中立位置に復帰する。
次に、ダイアルノブ1は、操作軸線方向における前端面が開口した筒状に形成されている。該ダイアルノブ1を回転可能に支持するホルダ側筒状部52,53の内側には、ダイアルノブ1の前端開口の内側に露出するプッシュノブ2が先端側に嵌合する筒状のノブスライダ3が、ホルダ側筒状部52,53に対し固定軸線O方向に進退可能に配置されている。そして、プッシュノブ2を押圧するに伴い、該ノブスライダ3の後端に形成されたプッシュ付勢部20を介して、基板13上のプッシュ操作検出用押圧スイッチ21が押圧付勢される。図4に示すように、プッシュ操作検出用押圧スイッチ21は、4つの揺動検出用押圧スイッチ14の十字状に配列の中心位置にて基板13上に実装され、図1〜図3に示すように、プッシュノブ2のプッシュ付勢部20からの押圧付勢力が、プッシャー20(置基体10のマウント面MP上に凸設されるガイドスリーブ101内に配置される)を介して伝達される。なお、各プッシュ操作検出用押圧スイッチ21をなすタクトスイッチの押圧付勢部は、内蔵された図示しないばねの弾性力により復帰方向に逆付勢されるようになっており、ノブスライダ3ひいてはプッシュノブ2は、押圧操作力を解除するに伴い、該タクトスイッチからの逆付勢力により原位置に復帰する。
次に、図4に示すように、回転操作位置検出部12は、ベース回転体8の軸線方向後端部にて周方向に形成された被検知体列82と、当該被検知体列82の回転移動を検知する回転移動検出部12とを有する。被検知体列82は、筒状のベース回転体8の後端面に固定軸線O方向を振幅方向とする形で形成された凹凸パターン82であり、回転移動検出部12は、該凹凸パターン82に向けてベース回転体8の回転半径方向に検知プローブを出力する非接触検知部、具体的には、発光ダイオードとフォトトランジスタとを組み合わせたフォトインタラプタにて構成されている該フォトインタラプタは、凹部通過時にフォトトランジスタが受光、凸部通過時にフォトトランジスタが遮光となることで該フォトトランジスタの出力端子電圧が変化し、これに基づいて回転角度をパルス検知することができる。なお、図1に示すように、ベース回転体8の外周面後端部に対応する位置にて装置基体10のマウント面MP上には、ベース回転体8の回転に対し節度感を付与するクリック機構9が設けられている。
なお、図8に示すように、被検知体列82は、筒状のベース回転体8の後端面に取り付けられ、周方向に磁気的に非等価な第一被検知部MG1と第二被検知部MG2とが交互に形成された磁性被検知体リング82mとすることもできる。回転移動検出部12は、該磁性被検知体リング82mの回転に伴なう磁界変動を検出する磁気検知部82sとされる。磁性被検知体リング82mは、例えば、極性の異なる着磁領域を周方向に交互に配列した永久磁石リング(いわゆるパルサーリング)として構成でき、磁気検知部82sは、磁気ヘッドやホール素子等で構成できる。
上記本発明のダイアル式操作装置200の使用方法は以下のごとくである。すなわち、ダイアルノブ1を手で把持して回転させれば、これと連れ回る形でベース回転部8が回転して、その角度変位が回転操作位置検出部12により検出され、角度位置入力が可能となる。一方、ダイアルノブ1に、図1の4つの向き(12時、3時、6時、9時)のいずれかに揺動操作を加えると、回転伝達部材4を介して揺動検出用スイッチ付勢体70にその揺動操作力が伝達され、該揺動検出用スイッチ付勢体70が傾いて対応する揺動検出用押圧スイッチ14が付勢されて揺動方向に対応した電気的入力がなされる。図5は、ダイアルノブ1に6時方向への揺動操作を加えた場合を、図6は、ダイアルノブ1に3時方向への揺動操作を加えた場合をそれぞれ示している。
揺動可能なダイアルノブ1の回転操作変位は、傾斜許容回転結合機構151を介してベース回転体8に伝達され、ベース回転体8の回転角度位置をダイアルノブ1の回転操作位置として検出される。ベース回転体8はマウント面MPと交差する固定軸線O周りに回転するものであり、非揺動であるから、ダイアルノブ1の揺動操作の影響を受けず、回転検出を確実に行なうことができる。
他方、ベース回転体8の回転周方向において予め定められた複数位置にベース側係合部81(ガイド凹部81)が形成され、回転伝達部材4に該ベース側係合部81に係合する操作部側係合部41(突出部41)が形成されている。被ガイド体41とガイド部81とによりダイアル操作部の一部をなす回転伝達部材4とベース回転体8とが直接係合することで、特許文献2の連動用スプリングのごとき別部品が不要となり、ダイアル操作部に揺動操作機能を簡単に付加できる。また、回転伝達部材4とベース回転体8との直接係合により回転伝達されるので、連動用スプリング等の中間部品の介在に由来する伝達遅れ要素を排除することができる。そして、傾斜許容回転結合機構151においては、ガイド凹部81g内の突出部41が、回転操作時にはガイド凹部81gの幅方向内面により突出部41の相対移動、ひいては回転伝達部材4のベース回転体8に対する相対回転を効果的に規制できる。また、揺動操作時には、突出部41の凹部深さ方向への進退が自由に許容された状態で、ガイド凹部81gの幅方向内面により突出部41の凹部長手方向への移動、ひいては回転伝達部材4のベース回転体8に対する固定軸線Oに沿った変位をガイドすることができる。
ところで、本実施形態では、ダイアルノブ1の揺動操作許容方向は、図1の4つの方向に固定されている。突出部41とガイド凹部81gとからなる傾斜許容回転結合機構151は、回転操作により固定軸線O周りに回転移動する。従って、固定された揺動操作許容方向と、移動する傾斜許容回転結合機構151との角度位相差に応じてガイド凹部81g内の突出部41の移動軌跡は変化する。具体的には、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構151との角度位相差が0゜(つまり、位相一致)あるいは180゜(つまり、位相反転)の場合は、図7に示すごとく、ガイド凹部81g内にて突出部41は、ガイド凹部81gの長手方向と一致した軌跡Vに沿って相対変位する形となり、ガイド凹部81gの幅方向(つまり、ベース回転体8の周方向)への変位成分は生じない。他方、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構151との角度位相差が90゜(小角側で見た値)の場合は、突出部41はガイド凹部81g内にて、固定軸線Oと直交する軸線周りで相対的に自転するのみであり、ガイド凹部81gの長手方向及び幅方向への変位が生じない。
しかし、傾斜許容回転結合機構151が図1の4つの方向のいずれとも一致しない操作角度位相となっている場合、図7において突出部41は、ガイド凹部81g内にて凹部長手方向(V)に対し傾斜した軌跡に沿って移動し、ガイド凹部81gの幅方向への変位成分Hを生ずる。この幅方向変位成分Hは、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構151との角度位相差が45゜(つまり、傾斜許容回転結合機構151が、図1の1時半、4時半、7時半及び10時半の位置にあるとき)のとき最大となる。
本実施形態では、図7に示すように、突出部41がガイド凹部81g内にて固定軸線Oに対し傾斜した軌跡に沿って移動することを許容するためのクリアランスCが、ベース回転体8の周方向におけるガイド凹部81gの内面と突出部41との間に形成されている。このクリアランスCを形成しておくことで、揺動操作許容方向に対し傾斜許容回転結合機構151がどのような角度位置にある場合でも、ダイアル操作部1,4への揺動操作を問題なく行なうことができる。
前述のごとく、ガイド凹部81gは、固定軸線O方向を溝長手方向とする溝部81gであり、固定軸線O方向における中央区間81mにて両端区間81tよりも溝幅が狭幅となるよう、具体的には、中央区間81mにて溝幅方向内向きに膨出する形態となるよう、その幅方向内側面形状が定められている。図1〜図3のごとく、ダイアルノブ1の操作軸線Kが中立位置にある場合は、図7において突出部41は、溝部81gの中央区間81mに臨む形となる。そこで、当該中央区間で溝幅を小さくしておくことにより溝部81gと突出部41との間のクリアランスCが縮小し、該中立位置にてダイアル操作部1,4を回転操作する際のがたつきを抑制することができる。他方、溝部81gの両端区間にて溝幅を拡張しておくことで、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構151とが不一致となる角度位相関係になっている場合も、ダイアルノブ1の該揺動操作に伴なう突出部41の斜め移動を許容するクリアランスCをガイド凹部81g内に十分に確保することができる。
また、傾斜許容回転結合機構151の揺動操作方向に対する角度位相によっては突出部41が溝部81g内にて相対的に自転する場合がある。特に、揺動操作許容方向と傾斜許容回転結合機構151との角度位相差が90゜(小角側で見た値)の場合は、突出部41はガイド凹部81g内にて、固定軸線Oと直交する軸線周りで相対的に自転するのみとなる。これを考慮して、図7に示すように、突出部41は円形の輪郭形状を有するものとして形成している。
本発明の一実施例たるダイアル式操作装置の平面図及びA−A側面断面図。 同じくB−B側面断面図。 同じくC−C側面断面図。 同じく分解斜視図。 同じく6時方向への揺動操作時にて示すA−A側面断面図。 同じく3時方向への揺動操作時にて示すA−A側面断面図。 ガイド凹部と突出部の詳細を作用とともに説明図。 回転操作位置検出部の別例を示す模式図。 傾斜許容回転結合機構の第一変形例を示す平面模式図。 同じく第二変形例を示す平面模式図。 同じく第三変形例を示す平面模式図。 同じく第四変形例を示す断面図。 同じく第五変形例を示す断面図。
符号の説明
1 ダイアルノブ
4 回転伝達部材
8 ベース回転体
10 装置基体
12 回転操作位置検出部
41 突出部(被ガイド体;操作部側係合部)
81 ガイド部(ベース側係合部)
81g ガイド凹部(溝部)
151 傾斜許容回転結合機構

Claims (12)

  1. 装置基体の操作前面側をなすマウント面上に、該マウント面と交差する固定軸線周りに回転可能に取り付けられるベース回転体と、
    前記固定軸線方向において前記ベース回転体の前記操作前面側に、中立位置にて操作軸線が前記ベース回転体の前記固定軸線と一致するように設けられ、前記操作軸線周りの回転操作と、該操作軸線が前記固定軸線と一致した前記中立位置及び該操作軸線が前記固定軸線に対して傾斜した傾斜位置の間での揺動操作とが可能なダイアル操作部と、
    前記揺動操作に伴う該ダイアル操作部の前記操作軸線の、前記ベース回転体の前記固定軸線に対する相対傾斜変位を許容しつつ、前記回転操作に伴い前記ベース回転体が該ダイアル操作部と連れ回るように、前記ダイアル操作部と前記ベース回転体とを結合するとともに、前記ベース回転体の回転周方向において予め定められた複数位置に形成されるベース側係合部と、前記ダイアル操作部の回転周方向において、各ベース側係合部に対応する複数位置に形成され、各々対応するベース側係合部に係合する操作部側係合部とを備え、それらベース側係合部と操作部側係合部との一方が被ガイド体とされ、他方が、該被ガイド体の前記回転操作に由来する相対移動を規制しつつ、前記揺動操作に由来した該被ガイド体の前記固定軸線方向への相対移動をガイドするガイド部とされた傾斜許容回転結合機構と、
    前記ベース回転体の回転角度位置を前記ダイアル操作部の回転操作位置として検出する回転操作位置検出部と、
    前記ダイアル操作部の揺動操作を検出する揺動操作検出部と、
    を備えたことを特徴とするダイアル式操作装置。
  2. 前記被ガイド体が前記固定軸線に関する半径方向に突出する突出部であり、前記ガイド部は、該突出部を受け入れるとともに前記固定軸線方向に沿って延びるガイド凹部とされてなる請求項1記載のダイアル式操作装置。
  3. 前記固定軸線周りにおいて前記ガイド凹部が前記揺動操作方向に対し、90゜の整数倍から外れた角度位置にある場合に、前記突出部が前記ガイド凹部内にて前記固定軸線に対し傾斜した軌跡に沿って移動することを許容するためのクリアランスが、前記ベース回転体の周方向における前記ガイド凹部の内面と前記突出部との間に形成されてなる請求項2記載のダイアル式操作装置。
  4. 前記ガイド凹部が前記固定軸線方向を溝長手方向とする溝部であり、前記固定軸線方向における中央区間にて両端区間よりも溝幅が小さくなるように該溝部の幅方向内側面が形成されてなる請求項3記載のダイアル式操作装置。
  5. 前記溝部の幅方向内側面がそれぞれ、前記中央区間が溝幅方向内向きに膨出する形態を有してなる請求項4記載のダイアル式操作装置。
  6. 前記突出部は円形の輪郭形状を有するものとして形成されてなる請求項4又は請求項5に記載のダイアル式操作装置。
  7. 前記ベース回転体は、前記装置基体の前記マウント面から突出するベース筒状部の外側に回転可能に嵌合し、
    前記ダイアル操作部の、前記固定軸線方向における後端に前記操作部側係合部が形成され、他方、前記ベース側係合部が前記ベース回転体の外周面に形成されてなる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のダイアル式操作装置。
  8. 前記装置基体が装置筐体内に収容されるとともに、前記ダイアル操作部は、前記装置筐体の筐体前面部に形成されたノブ装着孔内にて、該筐体前面部から突出する形で配置されたダイアルノブと、該ダイアルノブの後端開口に回転不能に嵌合する筒状嵌合部及び該筒状嵌合部の後端側に前記ダイアルノブよりも拡径する形態で一体化された結合本体部を有する回転伝達部材とを備え、該回転伝達部材の前記結合本体部の後端部内周面と、前記ダイアルノブよりも径大に形成された前記ベース回転体の外周面との一方に前記突出部が、他方に前記ガイド凹部が形成されてなる請求項7記載のダイアル式操作装置。
  9. 前記揺動操作検出部は、前記装置基体の裏面側に嵌合する基板の前記ベース筒状部の内側に露出する領域にて前記揺動操作方向にそれぞれ対応して実装された揺動検出用押圧スイッチであり、
    前記ベース筒状部の内側にて前記装置基体の前記マウント面上には、前記固定軸線周りの回転が不能とされ、かつ、前記ダイアル操作部を内側から回転可能に支持するとともに、該ダイアル操作部が揺動操作されるに伴い、該ダイアル操作部と一体的に揺動変位して、当該揺動方向に対応する前記揺動検出用押圧スイッチを付勢する揺動検出用スイッチ付勢体が配設されてなり、
    前記揺動検出用スイッチ付勢体は、前記回転伝達部材の前記筒状嵌合部を内側から回転可能に支持するホルダ側筒状部と、当該ホルダ側筒状部の後端に一体化されたホルダ本体とを有する第一ホルダと、該第一ホルダが第一揺動方向に第一揺動結合部を介して揺動可能に結合するとともに、前記ベース筒状部の内側にて前記装置基体の前記マウント面から突出形成されたホルダ係合筒状部に対し、前記第一揺動方向と直交する第二揺動方向に第二揺動結合部を介して揺動可能に結合する第二ホルダとを備え、該第二ホルダの揺動変位力が、前記揺動検出用押圧スイッチとの間に配置されたプッシャーを介して揺動検出用押圧スイッチに対し押圧付勢力として伝達される請求項8記載のダイアル式操作装置。
  10. 前記回転操作位置検出部は、前記ベース回転体の軸線方向後端部にて周方向に形成された被検知体列と、当該被検知体列の回転移動を検知する回転移動検出部とを有する請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のダイアル式操作装置。
  11. 前記被検知体列は、筒状の前記ベース回転体の後端面に前記固定軸線方向を振幅方向とする形で形成された凹凸パターンであり、前記回転移動検出部は、該凹凸パターンに向けて前記ベース回転体の回転半径方向に検知プローブを出力する非接触検知部にて構成されてなる請求項10記載のダイアル式操作装置。
  12. 前記被検知体列は、筒状の前記ベース回転体の後端面に取り付けられ、周方向に磁気的に非等価な第一被検知部と第二被検知部とが交互に形成された磁性被検知体リングであり、前記回転移動検出部は、該磁性被検知体リングの回転に伴なう磁界変動を検出する磁気検知部である請求項11記載のダイアル式操作装置。
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