JP2010244899A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転操作時に生起されるクリック感触を選択可能であり、かつ操作部材を前方へ大きく突出させる必要のない入力装置を提供すること。
【解決手段】入力装置1は、回転中心線Lが外装ケース2内で横向きに設定されている回転ノブ4と、回転ノブ4の周壁に環状カム面5a〜5cを回転中心線Lに沿って並設してなる複合カム部5と、環状カム面5a〜5cに選択的に弾接可能な弾性片8を保持して回転中心線Lに沿って移動可能なアクチュエータ7と、アクチュエータ7と摺動可能に係合してスライド操作が可能な切替スライダ9とを備えている。切替スライダ9をスライド操作すると、アクチュエータ7が駆動されて回転中心線Lに沿って移動するため、回転ノブ4の筒状空間4a内への弾性片8の挿入量が変化する。これにより、弾性片8が弾接する環状カム面が変更されるため、回転ノブ4の回転操作時に生起されるクリック感触が異なったものになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転ノブの回転操作時に生起されるクリック感触を選択可能で、例えばカーエアコンやカーオーディオ等の車載用機器の機能選択や機能調整等に用いて好適な入力装置に関するものである。
従来より、回転ノブの回転操作時に生起されるクリック感触を選択可能な入力装置として、基板上に起立して回転可能な回転軸に冠着された回転ノブと、この回転ノブの回転情報を検出する回転検出手段と、回転ノブと一体的に回転する板ばねと、回転軸の周囲で回転可能なモード切替ダイヤルと、板ばねが弾接可能な上下2段構造の環状カム面を有してモード切替ダイヤルの傾斜溝に支持された移動カム部材とを備え、外装ケースの開口部の前方に回転ノブとモード切替ダイヤルとを露出させた構成のものが知られている。このものは、モード切替ダイヤルを回動させることによって2種類のモードが選択でき、各モードにおいて、回転ノブを回転操作したときの回転情報が回転検出手段によって検出されるようになっている。また、モード切替ダイヤルの回動に伴い移動カム部材が傾斜溝の内壁に駆動されて高さ位置を変化させ、一方のモードが選択されているときには、移動カム部材は低い位置に配置されており、他方のモードが選択されているときには、移動カム部材は高い位置に配置されている。そして、移動カム部材が低い位置に配置されているときには、クリック溝の間隔が狭い上段の環状カム面に板ばねが弾接し、移動カム部材が高い位置に配置されているときには、クリック溝の間隔の広い下段の環状カム面に板ばねが弾接するため、選択したモードに応じて、回転ノブの回転操作時に生起されるクリック感触が異なったものとなる。したがって、操作者は、回転ノブを操作する手指に伝わるクリック感触によって、いずれのモードが選択されているのかをブラインドタッチで認識することができる。
PCT/JP2008/057291
前述した従来の入力装置では、回転ノブよりも大径なモード切替ダイヤルを外装ケースに近付けて配置し、このモード切替ダイヤルよりも前方に回転ノブを配置させることによって、回転ノブの操作とモード切替ダイヤルの操作とがそれぞれ支障なく行えるようにしてある。しかしながら、このように外装ケースからの突出量が異なる2つの回転操作部材(回転ノブとモード切替ダイヤル)を同軸状に配置させた構成にすると、必然的に、いずれか一方の回転操作部材を外装ケースから前方へ大きく突出させなければならないため、操作部材の突出量を抑制したい車載用等の入力装置には不向きであるという問題があった。すなわち、自動車のステアリングホイールやインパネ等に組み込まれる入力装置において、その操作部材が前方へ大きく突出していると、急停止時などに操作部材に搭乗者が衝突する危険性が高まるため、安全対策の観点から操作部材の突出量は極力抑制することが望まれている。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、回転操作時に生起されるクリック感触を選択可能であり、かつ操作部材を前方へ大きく突出させる必要のない入力装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の入力装置は、表面パネルを有する外装ケースと、前記外装ケース内で回転可能に支持されて回転中心線が前記表面パネルに沿った方向に設定されていると共に、一部が前記表面パネルに形成された第1開口部を貫通して前記外装ケースの外方へ露出している回転ノブと、複数種類の環状カム面を前記回転中心線に沿って並設してなる複合カム部と、前記複合カム部の各環状カム面に選択的に弾接可能な弾性片と、前記複合カム部と前記弾性片のいずれか一方を前記回転中心線に沿って移動させるスライド操作が可能で、前記外装ケースの第2開口部を貫通して前方へ露出している切替スライダとを備え、前記弾性片に弾接する前記環状カム面が前記切替スライダによって選択されると共に、前記複合カム部と前記弾性片のいずれか他方が前記回転ノブと一体的に回転し、この回転に伴って選択された前記環状カム面に前記弾性片が係脱してクリック感触を生起するように構成した。
このように構成された入力装置は、回転ノブの回転中心線が表面パネルに沿った方向に設定されているため、回転ノブの一部だけを外装ケースの外方に露出させれば支障なく回転操作が行える。また、切替スライダを表面パネルの表面に沿ってスライド操作することによって、所望の環状カム面に対して弾性片を選択的に弾接させることができる。それゆえ、回転ノブや切替スライダを外装ケースの前方へ大きく突出させなくても、切替スライダのスライド位置に応じて回転ノブの回転操作時に生起されるクリック感触を適宜選択することができる。
上記の構成において、回転ノブが回転中心線を包囲する筒状空間を有すると共に、この筒状空間内に回転ノブとともに回転する複合カム部が設けられており、かつ、切替スライダのスライド操作に応じて、弾性片が回転ノブの回転中心線に沿って移動して筒状空間内で複合カム部のいずれかの環状カム面と弾接するようにしてあると、クリック感触生成機構を回転ノブの筒状空間内に配設できるため、回転中心線に沿う方向の長さ寸法を抑制した小型化が図りやすくなる。この場合において、回転ノブの周壁の内側、もしくは軸部の外側に複合カム部を設けてもよいが、筒状空間を包囲する回転ノブの周壁の内側に複合カム部が設けられていると、各環状カム面の周方向の長さが稼げるため、明瞭なクリック感触を生起させるカム形状に形成しやすくなって好ましい。
また、上記の構成において、切替スライダのスライド操作方向と、切替スライダに駆動されて回転ノブの回転中心線に沿って移動する複合カム部または弾性片の移動方向とが同じであってもよいが、切替スライダに非固定状態で連結されたアクチュエータを備え、このアクチュエータが切替スライダのスライド操作方向とは異なる向きに複合カム部または弾性片を駆動するようにしてあると、外装ケースの前面の空き領域に切替スライダのスライド操作領域を無理なく確保することができるため、小型化が図りやすくなる。例えば、切替スライダとアクチュエータのいずれか一方に回転ノブの回転中心線と交差する向きに延びるガイド溝を設け、いずれか他方に該ガイド溝と摺動可能に係合する係合突起を設ければ、切替スライダのスライド操作方向が回転ノブの回転中心線と異なる方向であっても、スライド操作時にはアクチュエータを介して複合カム部または弾性片を該回転中心線に沿って確実に移動させることができ、しかも切替スライダとアクチュエータの連結構造を簡素化できる。
また、上記の構成において、スライド操作された切替スライダによって駆動されるスイッチ素子を備え、このスイッチ素子からモード切替信号が出力されるようにしてあると、切替スライダのスライド操作に応じて複数種類のモードの中から1つのモードを選択できると共に、これら複数種類のモード毎に回転ノブの回転操作時に生起されるクリック感触を異ならせることができる。つまり、切替スライダをモード切替用の操作部材となすことができ、かつ選択されたモードの種類を回転操作時に生起されるクリック感触によって操作者がブラインドタッチで認識できるようになるため、多機能で使い勝手のよい入力装置を実現できる。
本発明の入力装置は、回転ノブの一部だけを外装ケースの前方に露出させれば支障なく回転操作が行えると共に、切替スライダを外装ケースの前面に沿ってスライド操作すれば所望の環状カム面に弾性片を弾接させることができるため、回転ノブや切替スライダを外装ケースの前方へ大きく突出させなくても、回転ノブの回転操作時に生起されるクリック感触を切替スライダのスライド位置に応じて適宜選択することができる。それゆえ、この入力装置は、安全対策の観点から操作部材の突出量を抑制したい車載用などとして特に好適である。
本発明の実施形態例に係る入力装置が装着されたステアリングホイールの要部正面図である。 図1の入力装置を一部図示省略して示す正面図である。 該入力装置の切替スライダを図2の位置からスライド操作した状態を示す正面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態例に係る入力装置について、図1〜図6を参照しつつ説明する。この入力装置1は、ステアリングホイール20のスポーク部21に固定された外装ケース2と、外装ケース2の軸受部2aに両端部が軸支されて外装ケース2内で回転可能な回転軸3と、回転軸3に一体化されて一部が外装ケース2の第1開口部2bを貫通して前方へ露出している回転ノブ4と、回転ノブ4の筒状空間4aを包囲する周壁に設けられた複合カム部5と、回転ノブ4の回転情報を検出するための磁気センサ6と、回転軸3にスライド可能に支持されたアクチュエータ7と、板ばねからなり基端部がアクチュエータ7に固着されて先端部が筒状空間4a内に挿入された弾性片8と、アクチュエータ7と摺動可能に係合しつつ外装ケース2の第2開口部2cを貫通して前方へ露出している切替スライダ9と、外装ケース2を貫通して前方へ露出している一対の操作釦10,11と、磁気センサ6やスイッチ素子12,13等を搭載して外装ケース2の底部に固定された基板14とによって主に構成されている。
この入力装置1は、外部機器であるカーエアコンとカーオーディオ(CDやテレビ等)の機能選択や機能調整を行うためのものであり、ステアリングホイール20を把持する操作者(運転者)の手指によって、回転ノブ4に対する回転操作と、切替スライダ9に対するスライド操作と、操作釦10,11に対するプッシュ操作とが行えるようになっている。
入力装置1の各部の構成について詳しく説明すると、外装ケース2は、図4に示すように、底部が基板14によって蓋閉された箱状に形成されている。外装ケース2の前壁部は表面パネル2Pとなっており、この表面パネル2Pには、回転ノブ4が配置される第1開口部2bと、切替スライダ9が配置される第2開口部2cと、操作釦10,11が配置される図示せぬ開口部とが開設されている。また、外装ケース2の側壁部には、回転軸3の両端部を軸支する軸受部2aが設けられている。
回転ノブ4は回転軸3と一体的に回転し、この回転ノブ4には回転中心線Lを包囲する筒状空間4aが形成されている。回転中心線Lは回転軸3の軸心に合致しているため、外装ケース2内で表面パネル2Pに沿った方向に設定されている。筒状空間4aを包囲する回転ノブ4の周壁4bの内側には、アクチュエータ7に保持された弾性片8の先端部を係脱させることによってクリック感触を生成する複合カム部5が設けられている。この複合カム部5は、筒状空間4aを包囲する3種類の環状カム面5a,5b,5cを回転中心線Lに沿って並設したものであり、環状カム面5aに弾性片8が係脱すると重いクリック感触が生起され、環状カム面5bに弾性片8が係脱すると並のクリック感触が生起され、環状カム面5cに弾性片8が係脱すると軽いクリック感触が生起されるようになっている。また、回転ノブ4の軸線方向一端部にはリング状のマグネット15が固着されており、このマグネット15には周方向に沿ってN極とS極が交互に着磁されている。
磁気センサ6はマグネット15の外周面と所定間隔を存して対向しており、これら磁気センサ6とマグネット15とによって回転ノブ4の回転情報を検出する回転検出手段(磁気式エンコーダ)が構成されている。すなわち、回転ノブ4が回転操作されると、マグネット15が一体的に回転して、その磁束変化に対応する信号が一対の磁気センサ6から出力されるため、これらの信号に基づいて回転ノブ4の回転方向と回転量を検出することができる。
アクチュエータ7は回転軸3にスライド自在かつ回転不能に外挿されており、図2と図3に示すように、このアクチュエータ7の前面側には回転中心線Lと交差する向きに延びるガイド溝7aが設けられている。そして、切替スライダ9に突設された係合突起9aがガイド溝7aと摺動可能に係合しているため、切替スライダ9を図1の上下方向へスライド操作すると、アクチュエータ7が回転中心線Lに沿って図1の左右方向へ移動するようになっている。つまり、切替スライダ9に対するスライド操作力が略直角に向きを変換してアクチュエータ7に伝達されるようにしたリンク機構を介して、切替スライダ9とアクチュエータ7とは連結されている。また、こうしてアクチュエータ7が回転中心線Lに沿って移動すると、弾性片8がアクチュエータ7と一体的に移動するため、筒状空間4a内への弾性片8の挿入量が変化して複合カム部5に対する弾性片8の弾接位置が変化する。
具体的には、切替スライダ9が図2のスライド位置に設定されているとき、弾性片8の先端部は筒状空間4a内で環状カム面5bに弾接している。この状態で切替スライダ9が図2の上向きにスライド操作されると、アクチュエータ7は同図の左向きに駆動されるため、図3に示すように、筒状空間4a内への弾性片8の挿入量が最小となり、弾性片8の先端部は環状カム面5aに弾接する。また、図2の状態で切替スライダ9が下向きスライド操作されると、アクチュエータ7は右向きに駆動されるため、筒状空間4a内への弾性片8の挿入量が最大となり、弾性片8の先端部は環状カム面5cに弾接する。それゆえ、切替スライダ9のスライド位置に応じて、回転ノブ4の回転操作時に生起されるクリック感触は異なったものとなる。
図5に示すように、切替スライダ9は外装ケース2内に配置される鍔部9bを有しており、この鍔部9bの長手方向両端がスイッチ素子12,13と接離可能に対向している。そして、切替スライダ9が図5の左向き(図2の上向き)にスライド操作されると、鍔部9bがスイッチ素子12を駆動してオン動作させるため、このスイッチ素子12から第1のモード切替信号が出力される。また、切替スライダ9が図5の右向き(図2の下向き)にスライド操作されると、鍔部9bがスイッチ素子13を駆動してオン動作させるため、このスイッチ素子13から第2のモード切替信号が出力される。
操作釦10がプッシュ操作されると、操作対象となる外部機器としてカーエアコンが選択される。また、操作釦11がプッシュ操作されると操作対象となる外部機器としてカーオーディオが選択されるが、この場合は操作釦11がプッシュ操作される毎に操作対象がCD、ラジオ、テレビ、DVD、CD……と順次変更されていく。
このように構成された入力装置1において、操作対象としてカーエアコンが選択されているときには、切替スライダ9のスライド位置に応じて、風量調整モードと温度調整モードと吹出し口選択モードのいずれかに設定されており、各モードにおける機能調整や機能選択は回転ノブ4を回転操作することによって行われる。例えば、切替スライダ9が図2のスライド位置にあるときには温度調整モードとなっており、回転ノブ4を回転操作することで設定温度の変更が行えると共に、回転操作時に重くも軽くもない並のクリック感触が生起される。しかるに、切替スライダ9が図2の上向きにスライド操作されると図3のスライド位置に配置されるため、スイッチ素子12から第1のモード切替信号が出力されて吹出し口選択モードに切り替えられ、かかる吹出し口選択モードにおいて回転ノブ4を回転操作することにより、吹出し口が順次変更されると共に、回転操作時に重いクリック感触が生起される。また、切替スライダ9が図2の下向きにスライド操作された場合には、スイッチ素子13から第2のモード切替信号が出力されて風量調整モードに切り替えられ、かかる風量調整モードにおいて回転ノブ4を回転操作することにより、風量の強弱の度合いが変更されると共に、回転操作時に軽いクリック感触が生起される。したがって、操作者は、回転ノブ4の回転操作時に手指に伝わるクリック感触によって、いずれのモードを選択しているのかがブラインドタッチで認識できる。
また、操作対象として例えばCDが選択されているときには、切替スライダ9のスライド位置に応じて音量調整モードと選曲モードと音質選択モードのいずれかに設定されており、各モードにおける機能調整や機能選択は回転ノブ4を回転操作することによって行われ、その際に生起されるクリック感触は各モード毎に異なる。同様に、操作対象としてテレビが選択されている場合には、切替スライダ9のスライド位置に応じて音量調整モードと選局モードと画質選択モードのいずれかに設定されており、各モードにおける機能調整や機能選択は回転ノブ4を回転操作することによって行われ、その際に生起されるクリック感触は各モード毎に異なる。操作対象としてラジオやDVDが選択されている場合も基本的に同様である。
以上説明したように、本実施形態例に係る入力装置1は、回転ノブ4の回転中心線Lが外装ケース2内で表面パネル2Pに沿った方向に設定されているため、回転ノブ4の一部だけを外装ケース2の外方(前方)に露出させれば支障なく回転操作が行える。また、切替スライダ9を外装ケース2の前面に沿ってスライド操作することによって、所望の環状カム面5a〜5cに弾性片8を弾接させることができる。それゆえ、この入力装置1は、操作部材である回転ノブ4や切替スライダ9を外装ケース2の前方へ大きく突出させなくても、回転ノブ4の回転操作時に生起されるクリック感触を切替スライダ9のスライド位置に応じて適宜選択することができる。これにより、小型かつ多機能でありながら、操作部材(回転ノブ4や切替スライダ9)の突出量を極力抑制した安全性の高い入力装置となっている。
また、上記の実施形態例では、回転ノブ4が回転中心線Lを包囲する筒状空間4aを有し、この筒状空間4a内に回転ノブ4とともに回転する複合カム部5が設けられていると共に、切替スライダ9のスライド操作に応じて筒状空間4a内への弾性片8の挿入量が変化するようになっている。このようにクリック感触生成機構が回転ノブ4の筒状空間4a内に配設されていると、回転中心線Lに沿う方向の長さ寸法を低減できるため、入力装置1の小型化が図りやすくなる。なお、回転ノブ4の軸部4cの外側に複合カム部5を設けてもよいが、筒状空間4aを包囲する周壁4bの内側に複合カム部5が設けられていると、各環状カム面5a〜5cの周方向の長さが稼げるため、明瞭なクリック感触を生起させるカム形状に形成しやすくなって好ましい。
また、上記の実施形態例では、切替スライダ9に非固定状態で連結されて、切替スライダ9のスライド操作時に該スライド操作方向とは異なる向きに弾性片8を駆動するアクチュエータ7を備えているため、外装ケース2の前面の空き領域に切替スライダ9のスライド操作領域を無理なく確保することができ、この点からも小型化が図りやすくなっている。しかも、切替スライダ9とアクチュエータ7の連結構造は、一方の係合突起9aを他方のガイド溝7aに摺動可能に係合させるという簡素なものなので、部品点数の増大や内部構造の複雑化を伴うことはない。ただし、切替スライダ9とアクチュエータ7の連結構造は上記の実施形態例に限定されるものではない。また、切替スライダ9とアクチュエータ7とを一体品となし、切替スライダ9を回転ノブ4の回転中心線Lに沿ってスライド操作するという構成にすることも可能である。
また、上記の実施形態例では、スライド操作された切替スライダ9によって駆動されるスイッチ素子12,13を備えており、各スイッチ素子12,13からモード切替信号が出力されるようにしてあるため、切替スライダ9のスライド操作に応じて複数種類のモードの中から1つのモードが選択できると共に、これら複数種類のモード毎に回転ノブ4の回転操作時に生起されるクリック感触を異ならせることができる。つまり、切替スライダ9がモード切替用の操作部材となっており、かつ選択されたモードの種類を回転操作時に生起されるクリック感触によって操作者がブラインドタッチで認識できるようにしてあるため、多機能で使い勝手のよい入力装置となっている。ただし、切替スライダ9をクリック感触を切り替えるためだけに使用してもよい。
なお、上記の実施形態例では、複合カム部5が回転ノブ4と一体的に回転し、弾性片8が切替スライダ9のスライド操作に伴い回転中心線Lに沿って移動するように構成されているが、これとは逆に、弾性片8が回転ノブ4と一体的に回転し、複合カム部5が切替スライダ9のスライド操作に伴い回転中心線Lに沿って移動するように構成することも可能である。
また、上記の実施形態例では、回転ノブ4の回転情報を磁気センサ6によって検出しているが、光学センサ等の他の検出手段を用いてもよい。
1 入力装置
2 外装ケース
2b 第1開口部
2c 第2開口部
2P 表面パネル
3 回転軸
4 回転ノブ
4a 筒状空間
4b 周壁
4c 軸部
5 複合カム部
5a〜5c 環状カム面
6 磁気センサ
7 アクチュエータ
7a ガイド溝
8 弾性片
9 切替スライダ
9a 係合突起
10,11 操作釦
12,13 スイッチ素子
14 基板
15 マグネット
20 ステアリングホイール
L 回転中心線

Claims (6)

  1. 表面パネルを有する外装ケースと、前記外装ケース内で回転可能に支持されて回転中心線が前記表面パネルに沿った方向に設定されていると共に、一部が前記表面パネルに形成された第1開口部を貫通して前記外装ケースの外方へ露出している回転ノブと、複数種類の環状カム面を前記回転中心線に沿って並設してなる複合カム部と、前記複合カム部の各環状カム面に選択的に弾接可能な弾性片と、前記複合カム部と前記弾性片のいずれか一方を前記回転中心線に沿って移動させるスライド操作が可能で、前記外装ケースの第2開口部を貫通して前方へ露出している切替スライダとを備え、
    前記弾性片に弾接する前記環状カム面が前記切替スライダによって選択されると共に、前記複合カム部と前記弾性片のいずれか他方が前記回転ノブと一体的に回転し、この回転に伴って選択された前記環状カム面に前記弾性片が係脱してクリック感触を生起するようにしたことを特徴とする入力装置。
  2. 請求項1の記載において、前記回転ノブが前記回転中心線を包囲する筒状空間を有すると共に、この筒状空間内に前記回転ノブとともに回転する前記複合カム部が設けられており、かつ、前記切替スライダのスライド操作に応じて、前記弾性片が前記回転中心線に沿って移動して前記筒状空間内で前記複合カム部のいずれかの前記環状カム面と弾接するようにしたことを特徴とする入力装置。
  3. 請求項2の記載において、前記筒状空間を包囲する前記回転ノブの周壁の内側に前記複合カム部が設けられていることを特徴とする入力装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記切替スライダに非固定状態で連結されたアクチュエータを備え、このアクチュエータが前記切替スライダのスライド操作方向とは異なる向きに前記複合カム部または前記弾性片を駆動するようにしたことを特徴とする入力装置。
  5. 請求項4の記載において、前記切替スライダと前記アクチュエータのいずれか一方に前記回転中心線と交差する向きに延びるガイド溝を設け、いずれか他方に前記ガイド溝と摺動可能に係合する係合突起を設けたことを特徴とする入力装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項の記載において、スライド操作された前記切替スライダによって駆動されるスイッチ素子を備え、このスイッチ素子からモード切替信号が出力されるようにしたことを特徴とする入力装置。
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