JP2009227180A - 可変排気孔付きエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグ本体のガス排出機能を損なうことなく、簡易な機構により、乗員の位置に応じて膨脹展開過程におけるガスの排気量を調節可能なエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】ガスを排出するためにエアバッグ本体1の両側面4cに形成される補助開口7と、補助開口7を塞ぐために、側面に沿って移動可能にスライドガイド9で支持されるスライドプレート8、一方のスライドプレートに一端が接続され、他端が他方の該スライドプレートに接続されて、エアバッグ本体を横断する横断部10aが形成され、エアバッグ本体の膨脹展開時に、乗員が非正規位置の場合には変形が発生して、補助開口を開状態にする制御部材10と、制御部材のスライドプレート側の端部を側面に沿わせて配置し、制御部材を保持する摺動支持材11からなる可変排気孔6をエアバッグ装置に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用のエアバッグ装置に関する。
車両の助手席側の乗員を保護するために、フロントウインドウパネル下方のインストルパネルに設置されるエアバッグ装置が知られている。助手席の乗員が正規位置(座席にシートベルトを着用して着座している状態)の場合にエアバッグ装置が作動すると、インフレータからのガスにより、エアバッグ本体が完全に膨脹展開してから乗員がエアバッグ本体に進入し、エアバッグ本体に設けられた排気孔からガスが排出されて乗員への衝撃が緩和される。しかし、乗員が正規位置でない場合、すなわち非正規位置(アウトオブポジション)の場合には、エアバッグ本体の膨脹展開過程で乗員がエアバッグ本体に接触し、エアバッグ本体の膨脹展開により衝撃を受け、はじかれたり圧迫を受ける場合がある。このような事態を避けるために、乗員の位置によりエアバッグ本体の圧力を調整する技術として特許文献1が知られている。
特許文献1には、乗員の位置を感知するセンサーからの信号により、エアバッグの容量を規制するストラップ及び排気孔の開閉操作を行うストラップの固定を解除することにより、エアバッグの容量と排気孔の開度の調整を行い、エアバッグの膨脹展開を制御することが示されている。
米国特許第6832778号明細書
特許文献1における、エアバッグの膨脹展開を制御する機構では、排気孔に対して開閉操作を施すため、エアバッグ内部のガスが排出できない場合が生じる。このため、エアバッグに進入した乗員への衝撃を緩和するためのガス排出ができない場合が生じる。さらに、乗員の位置を感知するセンサーと排気孔の開閉操作を行うストラップ、このストラップの端部を保持および開放を行う装置が必要となる。このため、制御機構が複雑になり費用も上昇するという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、エアバッグ本体のガス排出機能を損なうことなく、簡易な機構により、乗員の位置に応じて膨脹展開過程におけるエアバッグ本体のガスの排気量を調節できる可変排気孔付きエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる可変排気孔付き車両用エアバッグ装置は、車両のインストルメントパネルに折り畳んで格納され、インフレータからのガスにより乗員側へ膨脹展開するとともに、該ガスを排出するための排気孔が形成されたエアバッグ本体を有するエアバッグ装置において、該ガスを排出するために該エアバッグ本体の一方の側面に形成される補助開口と、該補助開口を塞ぐために該側面の内側に設けられ、該側面に沿って移動可能にスライドガイドで支持されるスライドプレートと、該スライドプレートに一端が接続され、他端が該スライドプレートに対向する他方の側面に固定されて、該エアバッグ本体を横断する横断部が該側面間に形成されるとともに、該エアバッグ本体の膨脹展開時に、乗員が非正規位置の場合には該スライドプレートを移動させる該横断部の変形が発生して、該補助開口を開状態にする制御部材と、該制御部材の該スライドプレート側の端部を該側面に沿わせて配置し、該制御部材をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材とを備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる可変排気孔付き車両用エアバッグ装置は、車両のインストルメントパネルに折り畳んで格納され、インフレータからのガスにより乗員側へ膨脹展開するとともに、該ガスを排出するための排気孔が形成されたエアバッグ本体を有するエアバッグ装置において、該ガスを排出するために該エアバッグ本体の両側面にそれぞれ形成される補助開口と、これら補助開口を塞ぐために該側面の内側に設けられ、該側面に沿って移動可能にスライドガイドで支持されるスライドプレートと、一方の該スライドプレートに一端が接続され、他端が他方の該スライドプレートに接続されて、該エアバッグ本体を横断する横断部が該側面間に形成されるとともに、該エアバッグ本体の膨脹展開時に、乗員が非正規位置の場合には該スライドプレートを移動させる該横断部の変形が発生して、該補助開口を開状態にする制御部材と、該制御部材の該スライドプレート側の端部を該側面に沿わせて配置し、該制御部材をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材とを備えたことを特徴とする。
前記制御部材は、前記エアバッグ本体の膨張展開時に、乗員が正規位置の場合には、前記スライドプレートを移動させる前記横断部の変形が発生しないようにしている。
前記スライドプレートに接続される前記制御部材の前記横断部が、その横断部に面する前記エアバッグ本体から離れた位置に形成されることが好ましい。
一つの前記スライドプレートに前記制御部材が二以上接続されることが好ましい。
前記スライドプレートに接続される前記制御部材が線状であることが望ましい。
前記スライドプレートが、前記エアバッグ本体より高い剛性を有することが望ましい。
少なくとも1つの前記摺動支持材は、前記スライドプレートのスライド量を規制する箇所に固定されることが好ましい。
前記横断部は、前記車両の左右方向に配設されることが望ましい。
本発明にかかる可変排気孔付きエアバッグ装置にあっては、エアバッグ本体のガス排出機能を損なうことなく、簡易な機構により、乗員の位置に応じて膨脹展開過程におけるエアバッグ本体のガスの排気量を調節できる。
以下に、本発明にかかるエアバッグ装置の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるエアバッグ装置1は図1〜図4に示すように、車両の助手席前方のインストルメントパネルA内に格納されるものである。エアバッグ装置1は主に車両の衝突により高圧のガスを発生させるインフレータ3と、そのガスにより膨脹展開するエアバッグ本体4とこれらを収納してインストルメントパネルA内に固定されるケース2から構成されている。
エアバッグ本体4は、車両のインストルメントパネルAに折り畳んで格納され、インフレータ3からのガスにより乗員側へ膨脹展開する。本実施形態のエアバッグ本体4はケース2内に折り畳んで収納され、ケース2内に設けられたインフレータ3からのガスにより、助手席前方のインストルメントパネルAから助手席の乗員P側、すなわち車両の後方へ膨脹展開する。エアバッグ本体4は、周知の素材による折り畳可能な織物や編物により、膨張展開可能な袋状に形成される。以下、本実施形態において、「乗員側」とは座席に着座した状態の乗員へ向かっての意味であり、「前」とは車両の前方を、「後」とは車両後方を、「上」とは車両天井側を、「下」とは車両床側を、「左右」とは車両の左右の側部側を、「横方向」とは側部方向(車幅方向)を意味する。エアバッグ本体4は、車両衝突時に、助手席前方のフロントガラスB部分とインストルメントパネルA部分を覆うように膨脹展開する。本実施形態のエアバッグ本体4は、車両の後方すなわち乗員Pに面する乗員拘束面4aと、車両の前方すなわちフロントガラスB部分とインストルメントパネルA部分に面する背面4bと、車両の側部に向かう側面4cで形成される。エアバッグ本体4は、乗員拘束面4aと背面4bが連続して形成した略筒状体の側部開口を側面4cで塞いで形成される。本実施形態の側面4cは、横方向から見た場合に、インストルメントパネルA上部のフロントガラスBから、インストルメントパネルAの先端部の下方まで、斜め下方に延びる略楕円に形成されている(以下この略楕円形の長軸方向を側面4cの長さ方向と呼び、短軸方向を幅方向と呼ぶ)。側面4cの上側の幅は、下側の幅よりやや広く形成されている。エアバッグ本体4は、背面4bの中央部付近でインフレータ3に接続されている。
エアバッグ本体4には、ガスを排出するための排気孔5が形成されている。排気孔5は、衝突した際の慣性力により乗員Pが前方へ移動し、膨脹展開したエアバッグ本体4へ進入するのに伴ってエアバッグ本体4のガスを排出し、進入時の乗員Pへの衝撃を吸収する機能を有している。本実施形態の排気孔5は、左右の両側面4c、4cの同位置(対向する位置)に円形の開口として形成されている。排気孔5は、膨脹展開したエアバッグ本体4に進入してくる乗員Pによって閉塞されない位置に形成される。排気孔5の大きさ(面積)は、エアバッグ本体4に進入してくる乗員Pに衝撃を与えない程度の排気量が確保できる寸法で形成される。本実施形態の排気孔5は、側面4c上部のやや乗員Pよりの位置に形成される。
エアバッグ本体4には、排気孔5とは別に可変排気孔6が設けられる。可変排気孔6は、補助開口7と、エアバッグ本体4の内部に設けられたスライドプレート8、スライドガイド9、制御部材10、摺動支持材11により構成される。
補助開口7は、ガスを排出するためにエアバッグ本体4の両側面4cにそれぞれ形成される。本実施形態の補助開口7は、両側面4c、4cのほぼ同位置(対向する位置)に、ほぼ同一の形状で形成される。補助開口7は、エアバッグ本体4が、その膨脹展開過程で正規位置にない乗員Pすなわち非正規位置(アウトオブポジション「OOP」)の乗員Pに接触して、その膨脹展開力により乗員Pに傷害を与えないように、排気孔5と共同してエアバッグ本体4内のガスを排出してエアバッグ本体4の圧力を下げる機能を有している。したがって、乗員Pが正規に位置にある場合、補助開口7のガス排気機能は必要とされない。
本実施形態における、補助開口7は円形開口として形成される。補助開口7の大きさ(面積)は、非正規位置の乗員Pによりエアバッグ本体4の膨脹展開が制限され容積が小さくなった場合に、インフレータ3からの余剰ガスを迅速に排出してエアバッグ本体4の圧力上昇を抑制して乗員Pの傷害を防止しつつ、車両衝突による衝撃からも乗員Pを保護できる圧力がエアバッグ本体4内に確保されるよう設定される。本実施形態の補助開口7は、排気孔5とほぼ同形状に形成される。補助開口7は、非正規位置の乗員Pがエアバッグ本体4に進入した場合に閉鎖されない位置に設けられる。本実施形態では、側面4cのほぼ中央部に形成されている。補補助開口7には、スライドプレート8が設けられる。なお、補助開口7の開口形状は円形に限定されるものではなく、楕円や長円、矩形等でもよい。
スライドプレート8は補助開口7を塞ぐために側面4cの内側に設けられ、側面4cに沿って移動可能にスライドガイド9で支持される。スライドプレート8は、乗員Pが正規位置の場合には補助開口7を閉状態にし、乗員Pが非正規位置の場合には、補助開口7を開状態にし、エアバッグ本体4のガスを排出可能にする機能を有している。スライドプレート8は、エアバッグ本体4をケース2内へ折り畳んで収納する際の障害とならないように折りたたみ可能な部材で成形される。
本実施形態における、スライドプレート8は布材等により、補助開口7より大きい長方形に成形される。エアバッグ本体4の構成部材より高い剛性を有している。スライドプレート8は両側面4c、4cの各補助開口7、7に対して設けられる。スライドプレート8は、その長さ方向をエアバッグ本体4の側面4cの長さ方向にほぼ一致させて、側面4の内側に接して配置される。本実施形態のスライドプレート8は、その中央部から乗員側端部8a間の部分で補助開口7を塞ぐように配置される。スライドプレート8の、フロントガラスB側の端部付近には、円形のスライド通気孔8bが設けられている。スライド通気孔8bは補助開口7と重なることによりエアバッグ本体4にガス排気孔を形成し、エアバッグ本体4内のガスを排出する機能を有している。補助開口7からのガスの排気量は、補助開口7とスライド通気孔8bの重なりの面積により定まる。スライドプレート8の乗員側端部8aには、後述する制御部材10が接続されている。なお、スライドプレート8は、エアバッグ本体4の折り畳みの障害にならい場合は、スライドプレート8は折りたたみ可能に成形されなくてもよい。スライドプレート8は、スライドプレート8の長さ方向でスライド移動可能に支持されている。
本実施形態のスライドガイド9は、帯状の布材で形成されている。スライドガイド9は、スライドプレート8をその長さ方向でスライド移動可能に支持する機能を有している。スライドガイド9は、補助開口7の位置でスライドプレート8をその幅方向で横断し、スライドガイド9の両端部を側面4cに固定して設けられている。これにより、スライドプレート8は、側面4cとスライドガイド9に挟まれて摩擦抵抗を生じ、補助開口7を塞ぐ位置に保持される。スライドガイド9の補助開口7を覆う部分には、補助開口7よりやや大きいガイド部連通孔9aが形成される。ガイド部連通孔9aは、スライドプレート8が設けられていない状態で、補助開口7と連通してエアバッグ本体4にガス排気孔を形成する。本実施形態においては、スライドプレート8がスライド移動することにより、補助開口7とスライド通気孔8bとガイド部連通孔9aが重なり、エアバッグ本体4にガスの排気孔が形成される。なお、スライドガイド9を、補助開口7を覆わない位置で設けることにより、ガイド部連通孔9aは不要となる。例えば、帯状のスライドガイド9を、補助開口7の両側に二つ設けても良い。
両側面4c、4cに設けられたスライドプレート8、8間には、制御部材10が設けられる。制御部材10は、一方のスライドプレート8に一端が接続され、他端が他方のスライドプレート8に接続される。制御部材10には、エアバッグ本体4を横断する横断部10aが側面4c、4c間に形成される。この横断部10aは、車両の左右方向に配設される。制御部材10は、エアバッグ本体4の膨脹展開時に、乗員Pが正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生せず、乗員Pが非正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生して、補助開口7を開状態にする機能を有している。本実施形態における制御部材10は線状の柔軟性を有する紐で形成されている。制御部材10の両端は、各スライドプレート8、8の乗員側端部8a,8aに接続されている。制御部材10は、側面4cに設けられた摺動支持材11により支持される。
摺動支持材11は、スライドプレート8側の端部を側面4cに沿わせて配置し、制御部材10をその長さ方向で摺動自在に保持する機能を有する。本実施形態の摺動支持材11は、帯状の布材により門型に形成される。摺動支持材11は、両側面4c、4cの内側のほぼ同位置(対向する位置)に、スライドプレート8より乗員P側に形成される。制御部材10は、摺動支持材11の門型内方に摺動自在に挿通され支持される。摺動支持材11は操作部10bを側面4cに沿って配置するとともに、横断部10aのエアバッグ本体4に対する横断位置を決定する機能を有している。
制御部材10の、スライドプレート8に接続された端部から摺動支持材11に支持される位置までの範囲10b(以下「操作部10b」と呼ぶ)は側面4cに沿って形成される。従って制御部材10は、両端部が操作部10bとして形成され、中央部(左右の摺動支持材11、11間の部分)がエアバッグ本体4を横断する横断部10aとして形成される。制御部材10における横断部10aは、非正規位置の乗員Pを検知し、制御部材10に張力を発生させる機能を有している。操作部10bは横断部10aで発生した張力をスライドプレート8へ伝え、スライドプレート8を側面4cに沿ってスライド移動させる機能を有している。エアバッグ本体4の膨脹展開ともなって左右の側面4c、4c間に形成される横断部10aは、エアバッグ本体4の膨脹展開に伴って乗員P側へ移動して乗員Pの位置を検知する。
乗員Pが正規位置にある場合は、エアバッグ本体4の乗員拘束面4aが横断部10aより乗員P側に膨脹展開してから、乗員Pがエアバッグ本体4に進入する。このため、横断部10aがエアバッグ本体4の膨脹展開過程、すなわち膨脹展開時に正規位置の乗員Pにより変形することはない。すなわちスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生しない。したがって、制御部材10にスライドプレート8をスライド移動させる張力は発生せず、補助開口7はスライドプレート8により閉状態が保持される。なお、エアバッグ本体4が膨脹展開する際のスライドプレート8は、スライドガイド9と側面4cとの摩擦力により補助開口7位置に保持される。また、本実施形態の制御部材10が線状の紐で構成されるため、インフレータ3からのガスの噴出圧力の影響を受けにくく、ガスによりスライドプレート8が移動する可能性が低減されている。なお、スライドガイド9だけでスライドプレート8の位置保持が困難な場合は、スライドプレート8を、比較的破断しやすい糸等により仮留めしてもよい。
乗員Pが非正規位置にある場合は、エアバッグ本体4の乗員拘束面4aの膨脹展開過程、すなわち膨脹展開時に横断部10aの中央部が乗員Pに接触する。これにより横断部10aの中央部は移動を妨げられて、横断部10aは「く字状」又は「弓形」に変形し、制御部材10に張力が発生する。この張力により、操作部10bがスライドプレート8を移動させて、補助開口7が開状態となる。すなわち、スライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生して、補助開口7が開状態になる。ここでの「接触」は、乗員Pに横断部10aが直接接触する意味ではなく、エアバッグ本体4を介して間接的に接触する意味であり、以下においても同様である。
したがって、横断部10aは非正規位置の乗員Pを検知しやすい位置で、エアバッグ本体4内に形成することが望ましい。このことから、横断部10aはエアバッグ本体4を側面4c、4c間で横断して、その幅方向全体をカバーするように形成される。本実施形態においては、非正規位置として、図3に示す、こどもが助手席側のインストルメントパネルAの前に立った状態(米国連邦自動車安全基準FMVSS208 POSITION1)と、図4に示す、助手席に座高の低い子供が着座してインストルメントパネルAに伏せた状態(米国連邦自動車安全基準FMVSS208 POSITION2)が想定される。制御部材10の横断部10aは、これら状態の乗員Pを検知できる位置に形成される。なお、制御部材10は、乗員Pの検知が妨げられない程度の、たわみ(余長)を持ってエアバッグ本体4に内に形成されてもよい。
本実施形態における横断部10aは、その横断部10aに面する、エアバッグ本体4の部分から離れた位置で形成される。すなわち本実施形態における横断部10aは、エアバッグ本体4の乗員拘束面4a及び背面4bから離れた位置で形成される。これにより、膨脹展開後のエアバッグ本体4に進入した正規位置の乗員Pが、エアバッグ本体4により衝撃が吸収される前に横断部10aに接触して、補助開口7が開状態になり、ガスが排出されてしまうことが防止される。横断部10aと乗員拘束面4a及び背面4bとの離れ距離は、乗員Pのエアバッグ本体4へ進入した際の衝撃が軽減できる寸法に設定される。
一方、制御部材10の操作部10bは、横断部10aに発生する張力を側面4c方向でスライドプレート8に伝達し、スライドプレート8を側面4cに沿ってスムーズにスライド移動させる。また少なくとも1つの摺動支持材11は、スライドプレート8のスライド量を規制する箇所に固定される。例えば、スライドプレート8がスライドし、摺動支持材11aと接触した時点でスライドが終了し、この際、可変排気孔6と補助開口7が一致するような摺動支持材11aを別途備えることが好ましい。
このように、一つの制御部材10に、非正規位置にある乗員Pを検知する横断部10aと、スライドプレート8を操作する操作部10bが形成されているため、電気的な信号等を用いることなく補助開口7を制御することができる。したがって、本実施形態における可変排気孔6における排気量の制御機構は簡易なものとなり、コストの削減、取付作業の軽減が可能となる。
本実施形態にかかるエアバッグ装置1の作用について説明する。助手席の乗員Pが非正規位置である場合に、インストルメントパネルA内に格納されたエアバッグ装置1が作動すると、インフレータ3から高圧のガスが発生し、エアバッグ本体4が乗員P側へ膨脹展開を開始する。この際、エアバッグ本体4の乗員拘束面4aの膨脹展開にともなって両側面4c、4cも膨脹展開し、制御部材10の横断部10aがエアバッグ本体4内に形成される。膨脹展開過程(膨脹展開時)の乗員拘束面4aが非正規位置の乗員Pに接触すると、接触部分の膨脹展開は阻止されるが、他の乗員拘束面4aは引き続き乗員Pを包み込むように膨脹展開し、側面4cも引き続き膨脹展開する。この際、補助開口7は、スライドプレート8により閉鎖状態が維持される。両側面4c、4cの膨脹展開に伴って横断部10aも乗員P側に展開を続け、乗員Pに接触して変形し引張力が生じる。これにより操作部10bがスライドプレート8を移動させて補助開口7を開状態にする。補助開口7が開状態となることにより、エアバッグ本体4内のガスが排出されて、内部圧力の上昇が抑制される。これにより、エアバッグ本体4が、そのガス圧により乗員Pへ傷害を与えることが抑制される。
本実施形態にかかるエアバッグ装置1は、車両のインストルメントパネルAに折り畳んで格納され、インフレータ3からのガスにより乗員P側へ膨脹展開するとともに、ガスを排出するための排気孔5が形成されたエアバッグ本体4を有し、ガスを排出するためにエアバッグ本体4の両側面4c、4cにそれぞれ形成される補助開口7、7と、これら補助開口7を塞ぐために側面4cの内側に設けられ、側面4cに沿って移動可能にスライドガイド9で支持されるスライドプレート8と、一方のスライドプレート8に一端が接続され、他端が他方のスライドプレート8に接続されて、エアバッグ本体4を横断する横断部10aが側面4c間に形成されるとともに、エアバッグ本体4の膨脹展開時に、乗員Pが正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生せず、乗員Pが非正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生して、補助開口7を開状態にする制御部材10と、制御部材10のスライドプレート8側の端部を側面4cに沿わせて配置し、制御部材10をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材11からなる可変排気孔6を有しているため、エアバッグ本体4の本来のガス排出機能を損なうことなく、簡易な機構により、乗員Pの位置に応じたガスの排気量を調節でき、乗員Pが非正規位置にあっても膨脹展開過程のエアバッグ本体4により傷害を受けることを抑制できる。また、エアバッグ本体4の両側面4c、4cに可変排気孔6、6(補助開口7、7)を設けたため、必要とされる補助開口7の総開口面積を確保しやすく、容易にガスの排気量が確保できる。また、両側目4c、4cからガスが排出されるため、乗員P進入時のエアバッグ本体4の形態を左右対称に保持しやく、乗員Pを確実に受け止めることが出来る。
本実施形態のエアバッグ装置1では、スライドプレート8に接続される制御部材10の横断部10aが、その横断部10aに面するエアバッグ本体4部分から離れた位置で形成されるため、乗員Pが正規位置にある場合に補助開口7が開状態なることが防止できる。したがって、乗員Pが正規位置にある場合のエアバッグ装置1の機能を確保しやすい。
また、本実施形態のエアバッグ装置1における、スライドプレート8に接続される制御部材10が線状であるため、エアバッグ本体4が膨脹展開する際にガスの噴出圧力の影響を受けにくく、スライドプレート8を所定位置に保持しやすい。また、制御部材10が線状であるため、乗員Pに接触することにより変形しやすく、乗員Pを検知する性能を確保しやすい。
本実施形態におけるスライドプレート8が、エアバッグ本体4の構成部材より高い剛性を有する部材であることから、スライドプレート8の形態を維持しやすい。このため、スライド移動させる際の変形が防止でき、スライド移動が容易になる。また、スライドプレート8が補助開口7を塞ぐ性能も保持しやすい。
本実施形態において、線状の制御部材10を1つ設けたが、図5に示すように一つのスライドプレート8に制御部材10を二以上接続してもよい。これにより、制御部材10の横断部10aがエアバッグ本体4を異なる位置を横断することができ、多様な非正規位置の乗員Pに対応することが出来る。この場合、各制御部材10、10に摺動支持材11を設ける。すなわち、各制御部間で摺動支持材11の共有はされない。
また、図6に示すように制御部材10を帯状材としてもよい。これにより、スライドプレート8と制御部材10が一体的形成され部材が簡略化できる。また、制御部材10が幅を有しているため、比較的に広い範囲で乗員Pを検知しやすい。
なお、本実施形態のスライド通気孔8bは円形の開口部であるが、スライドプレート8の長さ方向に横長の開口としたり、複数の開口を設けてスライドプレート8のスライド量に応じて排気量を調節出来るようにしても良い。また、スライドプレート8におけるスライド通気孔8bの位置を調節して排気時間を調節してもよい。さらに、スライド通気口を開口とせず、通気性のあるメッシュ部としてスライドプレート8に形成してもよい。また、スライドプレート8にスライド通気孔8bをもうけることなく、スライド通気孔8bが形成されるスライドプレート8部分をスライドプレート8から削除して、その分スライドプレート8を短く形成してもよい。
次に、本発明にかかるエアバッグ装置の好適な他の実施形態について説明する。本実施形態にかかるエアバッグ装置100は、基本的に先の実施形態に示したエアバッグ装置1と同様であり、車両のインストルメントパネルAに折り畳んで格納され、インフレータ3からのガスにより乗員P側へ膨脹展開するとともに、ガスを排出するための排気孔5が形成されたエアバッグ本体4を有するエアバッグ装置である。本実施形態おけるエアバッグ装置100は図7に示すように、ガスを排出するためにエアバッグ本体4の一方の側面4cに形成される補助開口7と、補助開口7を塞ぐために側面4cの内側に設けられ、側面4cに沿って移動可能にスライドガイド9で支持されるスライドプレート8と、スライドプレート8に一端が接続され、他端がスライドプレート8に対向する他方の側面4cに固定されて、エアバッグ本体4を横断する横断部10aが側面4c間に形成されるとともに、エアバッグ本体4の膨脹展開時に、乗員Pが正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生せず、乗員Pが非正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生して、補助開口7を開状態にする制御部材10と、制御部材10のスライドプレート8側の端部を側面4cに沿わせて配置し、制御部材10をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材11からなる可変排気孔6を有している。
本実施形態におけるエアバッグ装置100は、可変排気孔6がエアバッグ本体4の一方の側面4cにのみ設けられる。可変排気孔6のスライドプレート8に、一方の端部が接続された制御部材10は、この側面4cに設けられた摺動支持材11によって側面4cに沿って支持される。これにより、スライドプレート8と摺動支持材11間の制御部材10部分が、先の実施形態と同様の操作部10bとして形成される。制御部材10の他方の端部は、可変排気孔6が設けられていない他方の側面4c、すなわちスライドプレート8に対向する他方の側面4cの固定点40で固定される。固定点40は、摺動支持材11に対向する位置に設けられている。これにより制御部材10に、エアバッグ本体4を横断する横断部10aが側面4c、4c間に形成される。本実施形態における制御部材10の横断部10aは、摺動支持材11と固定点40間の制御部材10の部分が相当する。その他の構成及び作用は先の実施形態におけるエアバッグ装置1と同様であり説明を省略する。
本実施形態における、エアバッグ装置100の作用は、乗員Pが正規位置にある場合は先の実施形態の場合とほぼ同様である。一方、乗員Pが非正規位置ある場合、乗員Pにより制御部材10の横断部10aが変形して張力が発生する。この張力により制御部材10の操作部10bはスライドプレート8をスライド移動させる。この際、制御部材10の固定点40側の端部は側面4cに固定された状態を維持する。その後の作用は先の実施形態と同様である。
本実施形態におけるエアバッグ装置100は、車両のインストルメントパネルAに折り畳んで格納され、インフレータ3からのガスにより乗員P側へ膨脹展開するとともに、ガスを排出するための排気孔5が形成されたエアバッグ本体4を有し、ガスを排出するためにエアバッグ本体4の一方の側面4cに形成される補助開口7と、補助開口7を塞ぐために側面4cの内側に設けられ、側面4cに沿って移動可能にスライドガイド9で支持されるスライドプレート8と、スライドプレート8に一端が接続され、他端がスライドプレート8に対向する他方の側面4cに固定されて、エアバッグ本体4を横断する横断部10aが側面4c間に形成されるとともに、エアバッグ本体4の膨脹展開時に、乗員Pが正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生せず、乗員Pが非正規位置の場合にはスライドプレート8を移動させる横断部10aの変形が発生して、補助開口7を開状態にする制御部材10と、制御部材10のスライドプレート8側の端部を側面4cに沿わせて配置し、制御部材10をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材11からなる可変排気孔6を有しているため、エアバッグ本体4の本来のガス排出機能を損なうことなく、簡易な機構により、乗員Pの位置に応じたガスの排気量を調節でき、乗員Pが非正規位置にあっても膨脹展開過程のエアバッグ本体4により傷害を受けることを抑制できる。
なお、本実施形態における可変排気孔6を、エアバッグ本体4の一方の側面4cにのみ設けたが、図8に示すように、両側面4cにそれぞれ設けても良い。また、本実施形態においても、先の実施形態において説明した変形を加えることが可能であり、ほぼ同様の作用効果を得ることが出来る。
以上に述べたエアバッグ装置1、100は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
本発明にかかる可変排気孔付きエアバッグ装置の好適な一実施形態を示す斜視図である。 図1に示した可変排気孔付きエアバッグ装置が膨脹展開した状態の内部を説明するための平断面図である。 図1に示した可変排気孔付きエアバッグ装置が非正規位置にある乗員に対して作動する状況を説明する図であり、(a)は横から見た図(b)乗員側から見た図(c)上方から見た図である。 図1に示した可変排気孔付きエアバッグ装置が別の非正規位置にある乗員に対して作動する状況を説明する図であり、(a)は横から見た図(b)乗員側から見た図(c)上方から見た図である。 図1に示した可変排気孔付きエアバッグ装置の変形例を示す斜視図である。 図1に示した可変排気孔付きエアバッグ装置の他の変形例を示す斜視図である。 本発明にかかる可変排気孔付きエアバッグ装置の好適な他の実施形態を示す斜視図である。 図7に示した可変排気孔付きエアバッグ装置の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 エアバッグ装置
2 ケース
3 インフレータ
4 エアバッグ本体
5 排気孔
6 可変排気孔
7 補助開口
8 スライドプレート
9 スライドガイド
10 制御部材
10a 横断部
11 摺動支持材
100 エアバッグ装置

Claims (9)

  1. 車両のインストルメントパネルに折り畳んで格納され、インフレータからのガスにより乗員側へ膨脹展開するとともに、該ガスを排出するための排気孔が形成されたエアバッグ本体を有するエアバッグ装置において、
    該ガスを排出するために該エアバッグ本体の一方の側面に形成される補助開口と、
    該補助開口を塞ぐために該側面の内側に設けられ、該側面に沿って移動可能にスライドガイドで支持されるスライドプレートと、
    該スライドプレートに一端が接続され、他端が該スライドプレートに対向する他方の側面に固定されて、該エアバッグ本体を横断する横断部が該側面間に形成されるとともに、該エアバッグ本体の膨脹展開時に、乗員が非正規位置の場合には該スライドプレートを移動させる該横断部の変形が発生して、該補助開口を開状態にする制御部材と、
    該制御部材の該スライドプレート側の端部を該側面に沿わせて配置し、該制御部材をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材とを備えたことを特徴とする可変排気孔付きエアバッグ装置。
  2. 車両のインストルメントパネルに折り畳んで格納され、インフレータからのガスにより乗員側へ膨脹展開するとともに、該ガスを排出するための排気孔が形成されたエアバッグ本体を有するエアバッグ装置において、
    該ガスを排出するために該エアバッグ本体の両側面にそれぞれ形成される補助開口と、
    これら補助開口を塞ぐために該側面の内側に設けられ、該側面に沿って移動可能にスライドガイドで支持されるスライドプレートと、
    一方の該スライドプレートに一端が接続され、他端が他方の該スライドプレートに接続されて、該エアバッグ本体を横断する横断部が該側面間に形成されるとともに、該エアバッグ本体の膨脹展開時に、乗員が非正規位置の場合には該スライドプレートを移動させる該横断部の変形が発生して、該補助開口を開状態にする制御部材と、
    該制御部材の該スライドプレート側の端部を該側面に沿わせて配置し、該制御部材をその長さ方向で摺動自在に保持する摺動支持材とを備えたことを特徴とする可変排気孔付きエアバッグ装置。
  3. 前記制御部材は、前記エアバッグ本体の膨張展開時に、乗員が正規位置の場合には、前記スライドプレートを移動させる前記横断部の変形が発生しないことを特徴とする請求項1または2に記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
  4. 前記スライドプレートに接続される前記制御部材の前記横断部が、その横断部に面する前記エアバッグ本体から離れた位置に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
  5. 一つの前記スライドプレートに前記制御部材が二以上接続されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
  6. 前記スライドプレートに接続される前記制御部材が線状であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
  7. 前記スライドプレートが、前記エアバッグ本体より高い剛性を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
  8. 少なくとも1つの前記摺動支持材は、前記スライドプレートのスライド量を規制する箇所に固定されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
  9. 前記横断部は、前記車両の左右方向に配設されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の可変排気孔付きエアバッグ装置。
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