JP2009226827A - 液体インク充填用アダプター - Google Patents

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智海 山崎
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智明 河原
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【課題】
充填管をインクカートリッジの開口部へうまく導くことができる液体インク充填用アダプターを提供することである。また、充填管が針であっても、人が誤って指などを刺すことがなく、さらに、針の管内部にカートリッジの材料が詰まることのない液体インク充填用アダプターを提供することである。
【解決手段】
本発明は、外部インク容器から液体インクを入れる注入口と、インクカートリッジへ液体インクを入れる充填管と、インクカートリッジと接するガイド部とを有しており、
ガイド部が充填管中心軸と略平行な壁を有しており、壁が液体インクを入れる充填管よりも長く、壁の内面がインクカートリッジと接する構成であることを特徴とする液体インク充填用アダプターである。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体インクを吐出するインクジェット装置のインクカートリッジに外部インク容器から液体インクを充填するために用いる液体インク充填用アダプターに関するものである。
液体インクを吐出するインクジェット装置は、一般にはインクジェットプリンタといわれており、個人用途としては写真画像などを出力して楽しむことに利用されているが、産業用途としては機能性インクを吐出することで様々な産業上の使用の広がりを見せている。個人用途のインクは水系インクが主であり、顔料タイプや染料タイプがある。産業用途のインクは水系インクだけでなく、溶剤系インクもある。また、産業用途の機能性インクとしては、例えば、スクリーン印刷製版のUV感光乳剤マスキング用インク(特許第4079327号公報、特開2005−023111号公報)、プラスチックや金属などの非吸収材料への定着性が良好な紫外線硬化型インク(特許第4082681号公報、特開2005−126540号公報、特開2005−162882号公報)、食品、化粧品、医薬品などに印刷する可食インク(特開2006−169301号公報)などがある。
このような液体インクを、インクジェット装置のインクカートリッジに外部インク容器から充填して使用することができる。インクジェット装置のインクカートリッジには、様々なものがある。インクカートリッジ内部が空洞のもの、インクカートリッジ内部にスポンジのような多孔質体が存在するもの、いくつかの小部屋に分かれているものなどがある(特許第3024260号公報、特許第3138121号公報)。また、プリンタに固定されているものや、プリンタから取り外しと取り付けができる脱着タイプのものなど、様々なものがある。
液体インクは、インクカートリッジの開口部から充填することができる。開口部は、プリンタヘッドへ液体インクを供給する部分と共有されているものや、それとは別に設けられているものもある。充填用の開口部がなかったり、カートリッジに開口部が存在していても、開口部に封がされていたりする場合には、小型ドリルや専用針などによりインクカートリッジに開口部を設けることもできる。開口部がプリンタヘッドへ液体インクを供給する部分と共有されている場合は、プリンタからカートリッジを取り外して液体インクを充填する必要があるが、共有されておらず別に開口部がある場合は、プリンタにカートリッジを装着したまま、液体インクを充填することもできる。
特許第4079327号公報 特開2005−023111号公報 特許第4082681号公報 特開2005−126540号公報 特開2005−162882号公報 特開2006−169301号公報 特許第3024260号公報 特許第3138121号公報
充填管をインクカートリッジの開口部へ挿入する場合、目視で確認しながら挿入する必要があるが、かなりの慣れを必要とするものである。初めての場合には、うまく挿入することが難しかった。また、プラスチックのような材料からなるインクカートリッジの壁や栓に穴を開けるのに、専用針を差し込む必要があり、むき出しの針では危険であった。さらに、管の注射針などを押し込むと、壁の材料が針の管内部に詰まってしまうということもあった。
本発明の課題は、充填管をインクカートリッジの開口部へうまく導くことができる液体インク充填用アダプターを提供することである。また、充填管が針であっても、人が誤って指などを刺すことがなく、さらに、針の管内部にカートリッジの材料が詰まることのない液体インク充填用アダプターを提供することである。
本発明は、液体インクを吐出するインクジェット装置のインクカートリッジに外部インク容器から液体インクを充填するために用いる液体インク充填用アダプターにおいて、該アダプターは、外部インク容器から液体インクを入れる注入口と、インクカートリッジへ液体インクを入れる充填管と、インクカートリッジと接するガイド部とを有しており、ガイド部が充填管中心軸と略平行な壁を有しており、壁が液体インクを入れる充填管よりも長く、壁の内面がインクカートリッジと接する構成であることを特徴とするものであり、また、充填管が、管の端が斜断面である充填針であり、斜断面が、2つ以上の面からなり、面と面との境界にあたる稜の少なくとも1つが、充填針中心軸と略平行に針先端付近にあり、かつ、山形状であることを特徴とするものである。
本発明により、インクカートリッジの開口部へに液体インクを入れる充填管をうまく導くことができるようになった。充填管が針であっても、人が誤って指などを刺すことがなく、針の管内部にカートリッジの材料が詰まることのないものとなった。また、使用後のインクカートリッジへの再充填用にも利用可能であるため、詰め替え用として使うことができる。さらに、このアダプターを用いることによって、外部インク容器から液体インクを充填しながらプリンタを動作し続けることもできるようになったものである。
本発明を図面を用いて説明する。実施例1においては請求項1の内容を、実施例2〜4においては請求項2の内容を主に説明するが、これらの形状だけに本発明が限定されるものではない。
図1は、請求項1の液体インク充填用アダプター10の4面図である。平面図、正面図、底面図、及び右側面図からなる。背面図と左側面図はそれぞれ正面図と右側面図と同じになるため省略している。図2は、図1の平面図におけるA−A’断面図とB−B’断面図である。
この液体インク充填用アダプター10では、上側(図1の正面図と右側面図及び図2の上側)に外部インク容器から液体インクを入れる円筒形の注入口1があり、その下にインクカートリッジへ液体インクを入れる細い円筒形の充填管2があり、これら注入口1と充填管2の間に、底面壁のない直方体のガイド部3が接続されているものである。なお、この接続において、テーパー部5を設けて接続している。また、注入口1の外部インク容器差込部分6の外形は注入口1の円筒形部分よりも大きくなっている。
図2において、ガイド部3がC−C’一点鎖線で表した充填管中心軸と略平行な側壁8を有しており、その側壁8が液体インクを入れる充填管2よりも長い構成である。充填管中心軸は、C−C’一点鎖線で表しているが、充填管2の内部には表していない。側壁8の内面9がインクカートリッジと接することで、充填管2とインクカートリッジの開口部との位置が規定されることになる。このため、充填管2をインクカートリッジの開口部へ容易に挿入することができる。側壁8の内面9に図面の下側へ開くテーパーをわずかに持たせている。これによって、インクカートリッジの脱着がより容易にできるようになっている。
このような側壁8の内面9がインクカートリッジに接するガイド部3がなければ、目視で確認しながら充填管2をインクカートリッジの開口部へ挿入しなければならず、かなりの慣れを必要とする。このようなガイド部3であれば、充填管2とインクカートリッジの開口部との位置が規定されているので、初めて液体インクを充填する場合であっても、目視に頼ることなく位置決めをすることができ、容易に充填することができる。
また、図では不透明で表しているが、ガイド部3の材料として透明もしくは半透明な材料であることが好ましい。透明もしくは半透明であれば、充填管2を挿入するときに、目視でも確認でき、操作上の心理的な安心感を得ることができるからである。ただ、ガイド部3が充填管2の見えない不透明な材料であっても、本発明のような構成であれば、何も問題なく充填管2を挿入することができることは言うまでもない。さらに、図のようにガイド部3の側壁8が、充填管2の周囲に充填管2から離れて隙間のなく形成されている構成が好ましい。これにより、不意に細い充填管2に物を当てたりすることを防ぐことができ、充填管2を曲げてしまって使えなくしてしまうことを防ぐことができる。
図3は、請求項1の液体インク充填用アダプター使用例のA−A’断面図とB−B’断面図である。図2と同じA−A’断面図とB−B’断面図で表している。注入口1に外部インク容器の注入部4が差し込まれている。ここで注入部4以外の外部インク容器は省略している。注入口1の内面にわずかに図面の上側へ開くテーパーを持たせている。これによって、外部インク容器の注入部4の脱着がより容易にできるようになっている。充填管2が、インクカートリッジ11の開口部7へ挿入されている。インクカートリッジ11の内部には多孔質体のスポンジ12がある。図のインクカートリッジ11には開口部7だけを表しているが、インクカートリッジの種類によってはその他の部分を有しているものもある。充填管2は細い円筒形であるため、図3のように充填管2をスポンジ12に刺し込むことができる。このような状態で、外部インク容器から液体インクを本発明の液体インク充填用アダプター10を介してインクカートリッジ11へ充填することができる。
このように、液体インク充填用アダプターが、外部インク容器から液体インクを入れる注入口と、インクカートリッジへ液体インクを入れる充填管と、インクカートリッジと接するガイド部とを有しており、ガイド部が充填管中心軸と略平行な壁を有しており、壁が液体インクを入れる充填管よりも長く、壁の内面がインクカートリッジと接する構成であることにより、充填管をインクカートリッジの開口部へうまく導くことができるものである。かなりの慣れを必要とすることもなく、初めての場合でも、うまく挿入することができるようになった。
図4は、外部インク容器13の例を3つ表している。図4(a)は、大型の外部インク容器13に柔軟性のあるチューブ15が接続されており、そのチューブ15の一部に液体インクを流すためのポンプ14が接続さているものである。このチューブ15の先端が注入部4である。図4(b)は、小型の外部インク容器13であり、注入部4を液体インク充填用アダプターに差し込み後、図4(b)のように上側の蓋16を開けることにより、重力により液体インクが充填されるものである。蓋16を閉めていると、内部が密閉状態となり、液体インクが漏れ出すことのない小型の外部インク容器13である。図4(c)も、小型の外部インク容器13であるが、こちらはシリンダー17形状である。上側のピストン18を下方向へ押すことで、強制的に充填することができる。図4(a)は大量のインクを入れておき、連続で充填する時に利用され、図4(b)と(c)は1回から数回分の量のインクを入れておき、断続で充填する時に利用されるものである。
図3の使用例において、インクカートリッジ11は開口部7を有しているが、インクカートリッジ11の種類によっては開口部7がないものもある。開口部7がない場合は、小型のドリルなどで開口部7を開ける必要がある。開口部7を開けて充填したものは、そこにシールやゴム栓などで封をして使用するものもある。
インクカートリッジ11は通常プラスチック成型品であり、壁の厚みも薄く、針で開口部7を開けることも可能である。そのため、充填管2として注射針のような充填針19を用いることで、インクカートリッジ11の壁を貫通させて、そのまま充填することができる。図5は、注射針のような充填針19として、管の端が斜断面である充填針19(請求項2)の使用例である。充填管がこの充填針19であることとカートリッジがスポンジのない空洞のものであること以外は、実施例1とすべて同じである。
この場合、図面の上側から液体インク充填用アダプター10を押し込むことにより、インクカートリッジ11の壁を充填針19が貫通することになる。この時、ガイド部3との接続にテーパー部5を設けていると、上側からの力を充填針19へは集中させ、ガイド部3へは分散させることができる。これにより、ガイド部3との接続部分が壊れることを防いでいる。また、注入口1の外部インク容器差込部分6の外形は注入口1の円筒形部分よりも大きくなっており、そこに指がかかることになり、充填終了後に液体インク充填用アダプター10を抜きやすくしている。また、管の端が斜断面であることは先の尖った充填針19であることなので、その針先端で人を刺してしまうことも起こり得る。その危険がないように、ガイド部3の側壁8が液体インクを入れる充填針19よりも長くなっている。
図6は、一般的な注射針における管の端の斜断面を拡大したものである。正面図と右側面図の2面図で表している。この図6のように管の端の斜断面が第一の面21の1つからなると、インクカートリッジ11の壁の材料が、注射針の管内部20に削り取られることがある。このことをコアリングという。削り取れられた材料が大きければ、それが注射針の管内部20に詰まってしまい、目詰まりを起こして、液体インクを充填することができなくなる。
このことを詳細に説明する。注射針がインクカートリッジの壁に押し込まれる初期において、壁の材料が針先端29で切り裂かれる。注射針がさらに押し込まれていくと、今度は注射針の斜断面のヒール部28で管内部20に材料が削り取られてしまう。これにより、材料が削り取れられるコアリングが起こる。削り取れられた材料が大きければ、それが充填針の管内部20に詰まってしまい、目詰まりを起こして、液体インクを充填することができなくなる。
斜断面が、2つ以上の面からなり、面と面との境界にあたる稜の少なくとも1つが、充填針中心軸と略平行に針先端付近にあり、かつ、山形状であると、インクカートリッジの壁の材料が、充填針の管内部に削り取られにくくなり、充填針が目詰まりを起こしにくくなる。このような斜断面が3つの面からなる例が、図7である。
図7は、図6と同じく正面図と右側面図の2面図で表している。第一の面21に対して、第二の面23を形成し、続いて第三の面25を形成することで、このような形状を得ることができる。面と面との境界にあたる稜は、第一の面21と第二の面23との境界にあたる第一の稜22と、第二の面23と第三の面25との境界にあたる第二の稜24と、第三の面25と第一の面21との境界にあたる第三の稜26の3つとなる。ここで、第二の稜24が充填針中心軸と略平行に針先端29付近にあり、かつ、山形状である。なお、図2でC−C’一点鎖線で表した充填管中心軸は、第二の稜24との区別がつかなくなるので、ここでは表示していない。
このような形状である効果を詳細に説明する。充填針がインクカートリッジの壁に押し込まれる初期において、壁の材料が針先端29で切り裂かれる。その針先端29付近に、充填針中心軸と略平行に第二の稜24があり、かつ、山形状であるため、この第二の稜24によって、壁の材料が図7の正面図における第二の稜24の左右に切り裂かれる。ゆえに、充填針がさらに押し込まれても、充填針の斜断面のヒール部28で管内部20に材料が削り取られてしまうことがない。これにより、材料が削り取れられるコアリングが起こりにくくなり、充填針が目詰まりを起こしにくくなる。
また、充填針の斜断面のヒール部28に丸みを帯びさせることにより、さらに効果的にコアリングを防止することも可能である。このような処理は、ノンコアリング、アンチコアリング、アンチコアヒーリング処理などといわれている。一般にこの処理は、小さな粒状の研磨材などを高速で吹き付けて削るブラスト処理によって行なわれる。
図8は、稜の山形状の説明図である。稜の断面を表しており、(d)が山形状であり、(e)が山形状とは逆の谷形状である。(d)は、第二の面23と第三の面25との境界にあたる第二の稜24が山となっている形状である。(e)は、第二の面23と第三の面25との境界にあたる第二の稜27が谷となっている形状である。さらに、第二の面23と第三の面25との境界にあたる第二の稜の角度Rを用いていえば、角度Rが180度未満であれば山形状であり、角度Rが180度以上であれば谷形状であり、本発明では角度Rが180度未満である。実際に斜断面を見ることでも、山形状であるのか谷形状であるのかを判別することは可能である。なお、このような山形状は、斜断面が2つの面でも形成することができる。例えば、図7において、第三の面25を形成せず、第一の面21に対して、第二の面23を形成するだけでもよい。
図9は、斜断面が、3つの面からなるが、谷形状の例である。この図も、図6や図7と同じく正面図と右側面図の2面図で表している。第一の面21に対して、第二の面23を形成し、続いて第三の面25を形成することで、このような形状を得ることができる。面と面との境界にあたる稜は、第一の面21と第二の面23との境界にあたる第一の稜22と、第二の面23と第三の面25との境界にあたる第二の稜27と、第三の面25と第一の面21との境界にあたる第三の稜26の3つとなる。ここで、第二の稜27が充填針中心軸と略平行に針先端付近にあり、かつ、谷形状である。なお、図2でC−C’一点鎖線で表した充填管中心軸は、第二の稜27との区別がつかなくなるので、ここでは表示していない。
このような形状であると、どのようになるのかを詳細に説明する。充填針がインクカートリッジの壁に押し込まれる初期において、壁の材料が針先端29で切り裂かれる。その針先端29付近に、充填針中心軸と略平行に第二の稜27があり、かつ、谷形状であると、この第二の稜27によって、壁の材料が図8の正面図における第二の稜27の左右に切り裂かれるのではなく、逆に充填針の管内部20に入り込んでいく。充填針がさらに押し込まれていくと、充填針の斜断面のヒール部28で管内部20に材料が削り取られ、目詰まりを起こすことになる。これにより、液体インクを充填することができなくなる。ゆえに、稜の少なくとも1つが、充填針中心軸と略平行に針先端付近にあり、かつ、山形状である必要がある。
インクカートリッジ11の種類によっては、開口部にゴム栓30とプラスチック栓31を有するものがある。プラスチック栓31を充填針19で貫通させても、ゴム栓30によって液漏れを防止しているものである。この例を表したのが図10である。この場合も、図7で表した充填針19を有した液体インク充填用アダプター10を使用することで、ゴム栓30とプラスチック栓31という2種の異なる材料を貫通させても、目詰まりを起こすことなく、充填することができる。
このように、液体インク充填用アダプターが、外部インク容器から液体インクを入れる注入口と、インクカートリッジへ液体インクを入れる充填管と、インクカートリッジと接するガイド部とを有しており、ガイド部が充填管中心軸と略平行な壁を有しており、壁が液体インクを入れる充填管よりも長く、壁の内面がインクカートリッジと接する構成であり、充填管が、管の端が斜断面である充填針であり、斜断面が、2つ以上の面からなり、面と面との境界にあたる稜の少なくとも1つが、充填針中心軸と略平行に針先端付近にあり、かつ、山形状であることにより、充填管をインクカートリッジの開口部へうまく導くことができ、人が誤って指などを刺すことがなく、充填針の管内部にカートリッジの材料が詰まることのないものである。
インクカートリッジの開口部が長い円筒形である場合、その円筒形の外壁面を、ガイド部3の側壁8の内面9と接する部分にすることとができる。その例を図11に表している。ここでも、開口部の内部は、図10で示したゴム栓30とプラスチック栓31からなるものを表している。ここでは、ガイド部が開口部の円筒形の外壁面に接するような円筒形となっているものである。これ以外は、実施例2とすべて同じである。この場合も、ゴム栓30とプラスチック栓31という2種の異なる材料を貫通させても、目詰まりを起こすことなく、充填することができる。
大量生産されている図7のような3つの面からなる注射針を入手することができる。これは、ランセット型注射針32と呼ばれているものである。このランセット型注射針32は、穿刺痛を和らげる目的で医療関係で製造販売されているものである。これを利用して、本発明の液体インク充填用アダプターを製造することも可能である。
図12(f)にランセット型注射針32の断面図を表している。管の端の斜断面が3つの面からなる図7のような充填針19を有している。これを2つの円筒形がテーパー部5でつながっているプラスチック成型品と接続させることで製造することができる。それを図12のA−A’断面図とB−B’断面図で表している。ここで、ランセット型注射針32の外壁面と小さな円筒形の内面との接着部33にて、接続させているものである。なお、接続方法はどのような方法であっても良く、接着剤を用いても、超音波溶着によって接着してもよい。さらにその外観を図12において平面図、正面図、及び底面図の3面図によって表している。左側面図と右側面図は正面図とおなじになるため省略している。これら以外は、実施例3までとすべて同じである。このような液体インク充填用アダプターであっても、目詰まりを起こすことなく、充填することができる。
請求項1の液体インク充填用アダプターの4面図。 図1の平面図におけるA−A’断面図とB−B’断面図。 請求項1の使用例のA−A’断面図とB−B’断面図。 外部インク容器の例3つ。 (請求項2の)使用例の断面図。 一般的な注射針における管の端の斜断面の拡大図(2面図)。 (請求項2の)充填針における管の端の斜断面の拡大図(2面図)。 稜の山形状の説明図。 谷形状の例(2面図)。 インクカートリッジの開口部にゴム栓とプラスチック栓を有する例。 インクカートリッジの開口部が長い円筒形である例(実施例3)。 ランセット型注射針を利用した本発明(実施例4)。
符号の説明
1 注入口
2 充填管
3 ガイド部
4 注入部
5 テーパー部
6 外部インク容器差込部分
7 開口部
8 側壁
9 内面
10 液体インク充填用アダプター
11 インクカートリッジ
12 スポンジ
13 外部インク容器
14 ポンプ
15 チューブ
16 蓋
17 シリンダー
18 ピストン
19 充填針
20 管内部
21 第一の面
22 第一の稜
23 第二の面
24 第二の稜(山形状)
25 第三の面
26 第三の稜
27 第二の稜(谷形状)
28 ヒール部
29 針先端
30 ゴム栓
31 プラスチック栓
32 ランセット型注射針
33 接着部

Claims (2)

  1. 液体インクを吐出するインクジェット装置のインクカートリッジに外部インク容器から液体インクを充填するために用いる液体インク充填用アダプターにおいて、
    該アダプターは、外部インク容器から液体インクを入れる注入口と、インクカートリッジへ液体インクを入れる充填管と、インクカートリッジと接するガイド部とを有しており、
    ガイド部が充填管中心軸と略平行な壁を有しており、壁が液体インクを入れる充填管よりも長く、壁の内面がインクカートリッジと接する構成であることを特徴とする液体インク充填用アダプター。
  2. 充填管が、管の端が斜断面である充填針であり、斜断面が、2つ以上の面からなり、面と面との境界にあたる稜の少なくとも1つが、充填針中心軸と略平行に針先端付近にあり、かつ、山形状であることを特徴とする請求項1に記載の液体インク充填用アダプター。
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JP2018161887A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 セイコーエプソン株式会社 インク補給補助装置及びインク補給装置

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