JP2009224160A - 電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応できる電磁継電器を提供する。
【解決手段】電磁ソレノイド機構40の励磁により揺動する可動鉄片20にカード27を取り付けて、該カード27に、互いに短絡する二つの接触片28,29を保持させて、これらの接触片28,29に常開可動接点28A,29Aを担持させ、ケース35内に設けた端子Fに、カード27に復帰力を与えて可動鉄片20を電磁ソレノイド機構50の消磁時の揺動位置に保持させる復帰ばね片13を取付け、この復帰ばね片13の復帰力により常開可動接点28A,29Aを常開固定端子6−1,6−2の固定接点7A,7Bに対して開離させ、復帰ばね片21の自由端部に可動接点取付孔部13Aを設けた。
【選択図】図20

Description

本発明は、電磁ソレノイド機構の励磁或いは消磁により可動鉄片を駆動し、可動端子及び固定端子を有する電気接点開閉機構の開閉動作を行うように構成した電磁継電器に関するものである。
この種の電磁継電器として、図25乃至図27に示すものがある。この電磁継電器では、ベース基台111上に三つの固定接点設置室112を形成して、固定接点設置室112には、それぞれ常閉固定接触片113及び常開固定接触片114が配置してある。
常閉固定接触片113の上端側下面には固定接点113aが取付けてあり、また、常開固定接触片114の上端側上面には固定接点114aが取付けてあって、常閉固定接触片113及び常開固定接触片114は、固定接点113a及び114a同士が対向するように、ベース基台111に離間配置してある。
固定接点113aと固定接点114aとの間には、互いに略L字形に折曲構成された可動接触片115に取り付けられた可動接点115aが介在しており、可動接点115aは、常時は、常閉固定接触片113側の固定接点113aに投入された状態になっている。
そして、ケース116内には、電磁ソレノイド機構117を保持する電磁ソレノイド取付部材118が設けてあり、この電磁ソレノイド取付部材118に可動鉄片119が揺動可能に設けてあり、可動鉄片119は、可動鉄片枢支用板ばね120により電磁ソレノイド機構117の消磁による可動鉄片119の倒れを阻止している。
可動鉄片119はカード121を保持しており、このカード121は三つの操作突起部122を有していて、それぞれの操作突起部122が、その対応する可動接触片115に接触している。
そして、図26に示すように、電磁ソレノイド機構117の電磁ブロック117Aに電気が投入されていない消磁においては、可動鉄片119は板ばね120の付勢力によって、ケース116の外側方向(図26では左方向)に付勢されて揺動しており、カード121を介して可動接触片115の可動接点115aを常閉固定接触片113の固定接点113a側に接続させている。
図27に示すように、電磁ソレノイド機構117の消磁状態から、電磁ブロック117Aに電気を投入して励磁させると、鉄心117Bが吸引して、可動鉄片119をケース116の内側方向(図28においては右方向)に揺動させて、カード121の操作突起部122が可動接触片115上を摺動し、この結果、可動接触片115が揺動して、可動接点115aを固定接点113a側から常開固定接触片114側の固定接点114aに接続させることになる(特許文献1参照)。
特開2007−250238号公報
上記した従来の電磁継電器によれば、同一構造の中に接点極数によるシリーズ品を追加した場合、接点構成および極数の違いを考慮しその構造に対応した数種類の可動接触片115等の部品を極数シリーズに対して置き換えて使用する必要がある。また、極数の違いによるばね力等の設計パラメータの違いも考慮する必要があり、商品設計および製造工程での取り扱い難易度は必然的に高くなるという課題があった。
また、従来の電磁継電器では、電磁ソレノイド機構117の消磁状態から、電磁ブロック117Aに電気を投入して励磁させると、鉄心117Bが吸引して可動鉄片119を揺動させて、カード121の操作突起部122が可動接触片115上を摺動し、この結果、可動接触片115が揺動して、可動接点115aを固定接点113a側から常開固定接触片114側の固定接点114aに接続させるように、カード121の操作突起部122が三つの可動接触片115を一度に押し込み、三つの接点の切換を行なっており、三つの接点の内一つ接点に溶着が発生した場合、三つの可動接触片115の内の二つの可動接触片115の復帰ばね力により、溶着した接点を引き上げてしまうために、溶着検出を行なうことができなかった。
そこで、本発明はかかる従来の課題を改善するために案出されたもので、一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応でき、且つ溶着検出も可能な電磁継電器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る電磁継電器は、ケース内に、電磁ソレノイド機構の励磁により、その揺動支点を中心に揺動する可動鉄片を設け、該可動鉄片の揺動により可動端子及び固定端子を有する電気接点開閉機構の開閉動作を行う電磁継電器であって、可動鉄片にカードを取り付けて、該カードに、可動端子の、互いに短絡する複数の接触片を保持させて、これらの接触片に可動端子の可動接点を担持させ、ケース内に端子を設け、この端子に、カードに復帰力を与えて、可動鉄片を電磁ソレノイド機構の消磁時の揺動位置に保持させる復帰ばね片を取付け、この復帰ばね片の復帰力により可動接点を固定端子の固定接点に対して開離させ、且つ復帰ばね片の自由端部に接点取付部を設けたことを特徴とする。
かかる構成により、可動端子の可動接点が常開可動接点であり、固定端子の固定接点に常開固定接点であって、常開可動接点と常開固定接点とでa接点を構成していて一極接点タイプの電磁継電器であるが、復帰ばね片の接点取付部に常閉可動接点を取付け、ケース内に常閉固定端子を設けることで、二極接点タイプの電磁継電器を構成することができる。このように、一極接点タイプ、二極接点タイプの電磁継電器についても復帰ばね片を共用することができ、設計パラメータの接点極数による違いがなく、設計および製造工程での取り扱い難易度が低減でき、一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応できる。
また、本発明に係る電磁継電器は、上記した本発明に係る電磁継電器において、接触片が二つであり、これら接触片間の中央に復帰ばね片が配置してあることを特徴とする。
かかる構成により、可動端子の可動接点が常開可動接点であり、固定端子の固定接点に常開固定接点であって、常開可動接点と常開固定接点とでa接点を構成していて一極接点タイプの電磁継電器であるが、復帰ばね片の接点取付部に常閉可動接点を取付け、ケース内に常閉固定端子を設けることで、二極接点タイプの電磁継電器を構成することができる。このように、一極接点タイプ、二極接点タイプの電磁継電器についても復帰ばね片を共用することができ、設計パラメータの接点極数による違いがなく、設計および製造工程での取り扱い難易度が低減でき、一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応できる。
また、本発明に係る電磁継電器は、上記した本発明に係る電磁継電器において、可動鉄片は、電磁ソレノイド機構の鉄心に対向配置される鉄心動作受け片部と可動端子揺動片部とを屈曲部で略L字状を呈するように互いに一体に形成し、且つ鉄心動作受け片部の屈曲部寄りに可動鉄片側係合部を設けて構成してあり、ケース内に、電磁ソレノイド機構を保持する電磁ソレノイド取付部材を設け、この電磁ソレノイド取付部材に取付部材側係合部を設け、この取付部材側係合部に可動鉄片側係合部を揺動可能に係合させて可動鉄片の前記揺動支点を構成し、電磁ソレノイド取付部材に可動鉄片枢支用板ばねを取付けて、この可動鉄片枢支用板ばねの自由端部に、電磁ソレノイド機構の励磁による可動鉄片の揺動時に可動端子揺動片部に接触する支え部と、この支え部に連なる可動鉄片接触部を形成して、この可動鉄片接触部を可動鉄片の屈曲部に接触させて、電磁ソレノイド機構の消磁による可動鉄片の倒れを阻止してヒンジ動作部を構成し、カードは、接触片の突出方向に突出する可動鉄片取付部と、この可動鉄片取付部に接触片の突出方向とは直交する方向に突出する操作突起部とからなるカードリフト動作部を有しており、可動鉄片取付部を可動端子揺動片部に取付けることで可動鉄片にカードを取付け、操作突起部を復帰ばね片に接触させて、この復帰ばね片の押込みに用いると共に、操作突起部の接触点を復帰力の作用点にしたことを特徴とする。
かかる構成により、カードは傾倒した状態を保持してカードの操作突起部が、復帰ばね片を押し込み、また、可動鉄片枢支用板ばねの支え部が、可動鉄片の可動端子揺動片部に接触してカードの操作突起部による接触片を押し込みの行き過ぎを押えるようになり、すなわち、ヒンジ動作部とカードリフト動作部とを協働させることができる。
また、本発明に係る電磁継電器は、上記した本発明に係る電磁継電器において、可動接点が常開可動接点であり、固定接点が常開固定接点であって、これらの常開可動接点と常開固定接点とでa接点を構成し、復帰ばね片の記接点取付部に常閉可動接点を取付け、ケース内に常閉固定端子を設け、復帰ばね片の復帰力により常閉可動接点を常閉固定端子の常閉固定接点に接触させて常閉可動接点と常閉固定接点とでb接点を構成するようにしたことを特徴とする。
かかる構成により、一極接点タイプに用いた復帰ばね片の自由端部に設けた接点取付部に常閉可動接点を取付け、ケース内に常閉固定端子を設けて、復帰ばね片に通電機能を付加できるようにすることで、二極の極数シリーズを構成することができる。すなわち、二極接点タイプの電磁継電器ではあるが、一極接点タイプの電磁継電器の復帰ばね片を共用することができ、設計パラメータの接点極数による違いがなく、設計および製造工程での取り扱い難易度が低減でき、一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応できる。
また、a接点において、常開可動接点の何れか一方が、その対応する常開固定接点に溶着した場合には、カードは傾倒した状態を保持してカードの操作突起部が、復帰ばね片を押し込み、また、可動鉄片枢支用板ばねの支え部が、可動鉄片の可動端子揺動片部に接触してカードの操作突起部による接触片を押し込みの行き過ぎを押えるようになり、すなわち、ヒンジ動作部とカードリフト動作部とが協働することにより、b接点側では、接触片のばね力でオン作動することなく常閉可動接点が常閉固定接点から離れた状態になる。したがって、b接点の回路には電流が流れなくなるために、このb接点側の信号が絶えることで、a接点において、常開可動接点の何れか一方が、その対応する常開固定接点に溶着したことが検出できる。
また、b接点を開離させる際に、常閉可動接点と常閉固定接点とに間にアークが発生して、この常閉可動接点が常閉固定接点に溶着した場合には、カードの操作突起部が復帰ばね片を押し切れず、a接点側では、常開可動接点が常開固定接点から離れた状態になる。したがって、a接点の回路には電流が流れなくなるために、このa接点側の信号が絶えることで、b接点に溶着が発生したことが検出できる。
本発明に係る電磁継電器によれば、一極接点タイプ、二極接点タイプの電磁継電器についても復帰ばね片を共用することができ、設計パラメータの接点極数による違いがなく、設計および製造工程での取り扱い難易度が低減できる。また、復帰ばね片の自由端部に設けた接点取付部に常閉可動接点を取付け、ケース内に常閉固定端子を設けて、復帰ばね片に通電機能を付加できるようにすることで、一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応できる。
また、本発明に係る電磁継電器によれば、a接点において、常開可動接点の何れか一方が、その対応する常開固定接点に溶着したことが検出できるし、また、b接点に溶着が発生したことが検出できる。
本発明の実施の形態を、図1乃至図24を参照して詳述する。
図1は本発明の実施の形態を採用した電磁継電器(二極接点タイプ)の外観を描画した斜視図、図2は同電磁継電器の分解状態の斜視図、図3は同電磁継電器のケースを透過して描画した正面図、図4は図3に示す電磁継電器の電磁ソレノイド機構の消磁状態におけるX−X断面図、図5は図3に示す電磁継電器の電磁ソレノイド機構の消磁状態におけるY−Y断面図、図6は図5に示す電磁継電器の電磁ソレノイド機構の励磁状態における説明図である。
この電磁継電器は、大略、ベース1に、電磁ソレノイド機構40、電気接点開閉機構50を設けて、ケース35を被せた構成になっている。
図1,図8及び図9に示すように、ベース1は平面四角形状であり,このベース1の、一方の互いに対向する辺縁部には絶縁壁1a,1bが立設してある。また、ベース1の、他方の互いに対向する辺縁部には、絶縁壁1a,1bに連なる外側壁1c,1dが立設してあり、また、ベース1の底部の外側壁1c,1d間には、絶縁壁1a,1bに連なる内側壁1e,1fが立設してあって、ベース1内には、外側壁1c,1d及び内側壁1e,1fにより3つの固定接点設置室2a,2b,2cが並べて形成してある。
そして、一方の絶縁壁1aの、図2及び図8において上部の両側には溝状の係止部3Aが形成してあり、また、一方の絶縁壁1aの中央部には切欠きからなる窓部4が設けてある。また、他方の絶縁壁1bの、図2及び図8において上部の両側には孔状の係止部3Bが形成してある。
そして、図8及び図9に示すように、固定接点設置室2a,2b,2cには、磁石収容部2a−1,2b−1,2c−1が設けてある。そして、磁石収容部2b−1は、その内部に永久磁石8を収容した状態で、この永久磁石8を押えて固定する固定用ばね片部2b−2を備えている。
そして、一方の絶縁壁1aの、図2において下部には磁石挿入孔部4bcが設けてあり、磁石挿入孔部4bは磁石収容部2b−1に開口している。また、図9に示すように、固定接点設置室2a(2b,2c)の底部には、固定端子圧入孔5a(5b,5c)が設けてある。
図3に示すように、固定接点設置室2aには常開固定端子6−1が配置してあり、固定接点設置室2cには常開固定端子6−2が配置してある。すなわち、図7に示すように、常開固定端子6−1,6−2は、端子本体6Aの先側をL字状に折曲した接点固定部6aと、端子リード部6bと、圧入部6cを有しており、常開固定端子6−1は、その接点固定部6aに常開固定接点7Aを固定しており、常開固定端子6−2は、その接点固定部6aに常開固定接点7Bを固定している。そして、常開固定端子6−1は、その圧入部6cを固定端子圧入孔5aに圧入することで固定接点設置室2aに配置してあり、常開固定端子6−2は、その圧入部6cを固定端子圧入孔5cに圧入することで、固定接点設置室2cに配置してある。
なお、図3に示すように、常開固定端子6−1(6−2)の圧入部6cを固定端子圧入孔5a,5bに圧入するに際して、外から端子収容部2a−1,2c−1内に四角形の板状の永久磁石8が挿入され、図4に示すように、圧入部6cを固定端子圧入孔5a,5cに圧入することで常開固定端子6−1(6−2)の接点固定部6aと固定接点設置室2a(2c)の底面とで永久磁石8を挟持固定するようにしてある。
また、図5に示すように、固定接点設置室2bには常閉固定端子6−3が配置してある。すなわち、図6及び図7に示すように、常閉固定端子6−3は、端子本体9Aの先側をL字状に折曲した接点固定部9aと、端子リード部9bと、圧入部9cを有しており、接点固定部9aに常閉固定接点7Cを固定している。そして、図5に示すように、常閉固定端子6−3は、その圧入部9cを固定端子圧入孔5bに圧入することで、固定接点設置室2bに配置してある。
なお、図5に示すように、常閉固定端子6−3の圧入部9cを固定端子圧入孔5bに圧入するに際して、外から磁石挿入孔部4b(図3参照)を介して端子収容部2b−1内に四角形の板状の永久磁石8が挿入され、固定用ばね片部2b−2で永久磁石8を押えて固定している。
また、図9に示すように、固定接点設置室2bの底部には端子圧入孔10が設けてあり、この端子圧入孔10には、端子Fである常閉可動端子12が圧入されるものである。すなわち、図12及び図13に示すように、常閉可動端子12は、その端子本体12Aに、L字状に折曲した取付部12aと端子リード部12bと圧入部12cを有しており、取付部12aには接触片を兼ねる復帰ばね片13の基端部が取付けてあり、この復帰ばね片13の先端部には、接点取付部である可動接点取付孔部13Aが設けてあり、この可動接点取付孔部13Aに可動接点12Cが取付けてある。そして、図5に示すように、圧入部12cを端子圧入孔10に圧入することで固定接点設置室2bには常閉可動端子12が配置してある。そして、常閉可動端子12の可動接点12Cは常時は常閉固定接点7Cに投入された状態になっていて、これらで常閉接点(b接点)を構成している。
また、図9に示すように,固定接点設置室2a,2cの底部にはコイル端子圧入孔11a,11cが設けてある。そして、コイル端子圧入孔11aにコイル端子15Aの圧入部15cを圧入することでコイル端子15Aが固定接点設置室2aに取付けてあり、また、コイル端子圧入孔11cにコイル端子15Bの圧入部15bを圧入することでコイル端子15Bが固定接点設置室2cに取付けてある。
電磁ソレノイド機構40は、ベース1の上部に配置される、略逆L字形の電磁ソレノイド取付部材16を備えており、図2に示すように、この電磁ソレノイド取付部材16は、それぞれ略矩形状を呈する水平片部16aと垂直片部16bとを一体形成してなり、水平片部16aの一辺側隅角部には、それぞれ略水平方向の取付部材側係合部である係合突起16a−1が突設してあって、これらの係合突起16a−1間が可動鉄片挿入部16a−3にしてあり、また、他辺隅角部にはそれぞれ下向きの引っ掛け片16a−2が形成してある。また、垂直片部16bの図2において上縁部中央には位置決め片26が突設してある。
そして、図4に示すように、各係合突起16a−1の先部をベース1の絶縁壁1bの係止部3Bに係合すると共に、図3に示すように、引っ掛け片16b−2を絶縁壁1aの係止部3Aに引っ掛けることにより、電磁ソレノイド取付部材16はベース1に取付けてある。
図5に示すように、電磁ソレノイド取付部材16の水平片部16aには、コイル17aを主体として構成して電磁力を発生する電磁ブロック17が装着してあり、コイル17aの一方の端末部は一方のコイル端子15Aに接続してあり、コイル17aの他方の端末部は他方のコイル端子15Bに接続してある。
また、図5に示すように、電磁ブロック17には、当該電磁ブロック17の励磁及び消磁により可動鉄片20を揺動する鉄心19が設けてある。鉄心19の一端側は、電磁ソレノイド取付部材16の垂直片部16Bに形成した抜き孔16b−1に摺動可能に挿入してある。
図2及び図5に示すように、電気接点開閉機構50は、略L字状に形成された可動鉄片20と、この可動鉄片20を支える可動鉄片枢支用板ばね21と、可動鉄片20に取付けられたカード27とを備えている。そして、図2に示すように、可動鉄片20は、略垂直状の鉄心対向片部20aと、この鉄心対向片部20aに対して略直角に屈曲形成された屈曲部20bと、この屈曲部20bの中央に水平突設された可動端子揺動片部20cと、鉄心対向片部20aの下端両隅角部の可動鉄片側係合部である一対の係合段差部20a−1とで構成してある。
図2において、21は可動鉄片枢支用板ばねである。この可動鉄片枢支用板ばね21は、四角形状の枠状のばね本体21Aを有していて、このばね本体21Aの基部が取付部22にしてある。また、ばね本体21Aの一対の板ばね部23は図2において下方に屈曲してあり、また、ばね本体21Aの先部は支え部21aにしてあり、支え部21aには舌片状の可動鉄片接触部24が形成してある。
そして、図4及び図5に示すように、可動鉄片20は、その屈曲部20bを可動鉄片挿入部16a−3に挿入した状態で、鉄心対向片部20aの一対の係合段差部20a−1を水平片部16aの係合突起16a−1に揺動可能に係合することによって、すなわち、可動鉄片側係合部を取付部材側係合部に揺動可能に係合することで可動鉄片20の揺動支点Pが構成してあり、可動鉄片20は、揺動支点Pを中心に揺動するようになる。この場合、可動鉄片20の鉄心対向片部20aは鉄心19の他端側に対向している。
そして、図4及び図5に示すように、可動鉄片枢支用板ばね21は、その基部の取付部22で電磁ソレノイド取付部材16の水平片部16aの図5において下面に取付けてある。そして、図5に示すように、可動鉄片枢支用板ばね21の支え部21aが、可動鉄片20の可動端子揺動片部20cの図5において下方に位置していて、可動鉄片接触部24が可動鉄片20の屈曲部20b に接触している。そして、可動鉄片枢支用板ばね21は、可動鉄片20の揺動支点Pを構成する鉄心対向片部20aの係合段差部20a−1と、この係合段差部20a−1が揺動可能に係合する水平片部16aの係合突起16a−1と共に、ヒンジ動作部Qを構成している。
図2において、27はカードであり、このカード27は、図10に示すように、そのカード本体27A部分で、互いに短絡した接触片28,29をインサート成形により保持している。すなわち、図11に示すように、接触片28,29は、それぞれの基部が短絡部30により互いに連なっており、接触片28,29の先部には常開可動接点28A,29Aが固着してある。また、接触片28,29の基端部にはテスト配線部31がそれぞれに突出形成してある。そして、接触片28,29はそれぞれの基部及び短絡部30の部分でカード本体27Aに保持されている。この場合、テスト配線部31はカード本体27Aの背部から外方に突出している。
また、カード本体27Aには、接触片28,29の突出方向に突出する可動鉄片接合部32が突設してあり、この可動鉄片接合部32には図10において下方に突出する操作突起部33が設けてあり、この可動鉄片接合部32と操作突起部33とでカードリフト動作部Rを構成している。
そして、図5に示すように、カード27は、その可動鉄片接合部32を可動鉄片20の可動端子揺動片部20Cに装着して、可動鉄片20に取付けてある。そして、カード27の操作突起部33の先部は、常閉接点(b接点)の復帰ばね片13に接触させて、この復帰ばね片13の押込みに用いると共に、操作突起部33の接触点を復帰力の作用点にしてある。したがって、復帰ばね片13の復帰ばね機能によりカードリフト動作部Rを介してカード27は持ち上げられるために、図7に示すように、常開可動接点28A,29Aは常開固定端子6−1,6−2の常開固定接点7A,7Bに対向していて、常開接点(a接点)を構成している。
そして、図2に示すように、ケース35は、その天井部35aの内面に位置決め片挿入部34を有しており、また、互いに対向する側壁部35b,35cの図2において下端部には係合部36が形成してある。そして、ケース35は、ベース1に配置された電磁ソレノイド機構40および電気接点開閉機構50等を覆った後、係合部36をベース1に設けた一対の係合突起部1a−1に係合することによって、ベース1に組み付けてある。この場合、位置決め片挿入部34に、電磁ソレノイド取付部材16の位置決め片26が挿入してある。
次に、上記のように構成された電磁継電器の作動を説明する。
図14及び図15に示すように、電磁ソレノイド機構40の電磁ブロック17に電気が投入されていない消磁においては、可動鉄片枢支用板ばね21の付勢力及び復帰ばね片13の復帰ばね機能によって、可動鉄片20はカードリフト動作部Rを介してケース35の外側方向(図15では左方向)に付勢されて揺動している。したがって、カード27に保持された接触片28,29は持ち上がっていて、常開接点(a接点)では、常開可動接点28A,29Aは常開固定端子6−1,6−2の常開固定接点7A,7Bから離れている。
また、復帰ばね片13の復帰ばね機能によって、常閉可動端子6−3の常閉可動接点12Cは押し上げられていて、常閉可動端子6−3の常閉固定接点7Cに接触している。
図16及び図17に示すように、この電磁ソレノイド機構40の消磁状態から、電磁ブロック17に電気を投入して励磁させると、鉄心19が可動鉄片20を吸引するために、カード27が揺動支点Pを支点にして図17において時計回り方向に回動する。したがって、カード27を介して常開可動接点28A,29Aを常開固定端子6−1,6−2の常開固定接点7A,7Bに接触させて、常開接点(a接点)を投入する。
この投入動作と同時に、カード27の操作突起部33が、常閉可動端子12の復帰ばね片13を、図6及び図17において下方向に押し込むために、復帰ばね片13に設けた常閉可動接点12Cは常閉固定接点7Cから開離された状態になっていて、常閉接点(b接点)を開離する。
上記した電磁継電器は、a接点とb接点を有する二極接点構成(1a1bシリーズ)であり、この二極接点構成を配線図で示すと図18のようになる。そして、この二極接点構成において、a接点とb接点の何れかに溶着が発生する場合を説明する。
先ず、常開接点(a接点)において、常開可動接点28A,29Aの何れか一方が、その対応する常開固定接点(7Aもしくは7B)に溶着した場合には、カード27は傾倒した状態を保持してカード27の操作突起部33が、常閉可動端子12の復帰ばね片13を押し込み、また、図5に示す可動鉄片枢支用板ばね21の支え部21aが、可動鉄片20の可動端子揺動片部20cの図5において下面に接触してカード27の操作突起部33による復帰ばね片13を押し込みの行き過ぎを押えるようになり、すなわち、ヒンジ動作部Qとカードリフト動作部Rとが協働することにより、常閉接点(b接点)側では、接触片28,29のばね力でオン作動することなく常閉可動接点12Cが常閉固定接点7Cから離れた状態になる。したがって、常閉接点(b接点)の回路には電流が流れなくなるために、この常閉接点(b接点)側の信号が絶えることで、常開接点(a接点)において、常開可動接点28A,29Aの何れか一方が、その対応する常開固定接点(7Aもしくは7B)に溶着したことが検出できる。
また、常閉接点(b接点)を開離させる際に、常閉可動接点12Cと常閉固定接点7Cとに間にアークが発生して、この常閉可動接点12Cが常閉固定接点7Cに溶着した場合には、カード27の操作突起部33が復帰ばね片13を押し切れず、常開接点(a接点)側では、常開可動接点28A、29Aが常開固定接点7A,7Bから離れた状態になる。したがって、常開接点(a接点)の回路には電流が流れなくなるために、この常開接点(a接点)側の信号が絶えることで、常閉接点(b接点)に溶着が発生したことが検出できる。
次に、電磁継電器において、a接点のみを有する一極接点構成(1aシリーズ)の場合を、図12、図19乃至図24を参照して説明する。
一極接点構成(1aシリーズ)の電磁継電器では、その接点構成において、図20に示すように、上記した二極接点構成(1a1bシリーズ)の電磁継電器における常閉固定端子6−3と、常閉固定接点7Cが無い状態であって、復帰ばね片13は復帰ばねとしての機能のみを担うことになる。また、他の構成は上記した二極接点構成(1a1bシリーズ)の電磁継電器と同じであるので、同じ符号を付して説明を省略する。
したがって、図21及び図22に示すように、電磁ソレノイド機構40の電磁ブロック17に電気が投入されていない消磁においては、可動鉄片20は、可動鉄片枢支用板ばね21の付勢力及び復帰ばね片13の復帰ばね機能によって、ケース35の外側方向(図22では左方向)に付勢されて揺動している。したがって、カード27に保持された接触片28,29は持ち上がっていて、常開接点(a接点)では、常開可動接点28A,29Aは常開固定端子6−1,6−2の常開固定接点7A,7Bから離れている。
この電磁ソレノイド機構40の消磁状態から、電磁ブロック17に電気を投入して励磁させると、鉄心19が可動鉄片20を吸引するために、図23及び図24に示すように、カード27が揺動支点Pを支点にして図24において時計回り方向に回動する。したがって、カード27を介して常開可動接点28A,29Aを常開固定端子6−1,6−2の常開固定接点7A,7Bに接触させて、常開接点(a接点)を投入する。
上記した本発明の実施例によれば、a接点を構成した一極接点タイプの電磁継電器において、復帰ばね片13の可動接点取付孔部13Aに常閉可動接点12Cを取付け、ケース35内に常閉固定端子6−3を設けることで、二極接点タイプの電磁継電器を構成することができる。このように、一極接点タイプ、二極接点タイプの電磁継電器についても復帰ばね片13を共用することができ、設計パラメータの接点極数による違いがなく、設計および製造工程での取り扱い難易度が低減できる。このように、復帰ばね片13の自由端部に設けた可動接点取付孔部13Aに常閉可動接点12Cを取付け、ケース35内に常閉固定端子6−3を設けて、復帰ばね片13に通電機能を付加できるようにすることで、一極、二極の極数シリーズに対し設計的パラメータを合わせることができて、極数シリーズに対し容易に対応できる。
また、上記した本発明の実施例によれば、a接点において、常開可動接点28A,29Aの何れか一方が、その対応する常開固定接点(7Aもしくは7B)に溶着した場合には、b接点側では、接触片28,29のばね力でオン作動することなく常閉可動接点12Cが常閉固定接点7Cから離れた状態になり、b接点の回路には電流が流れなくなるために、このb接点側の信号が絶えることで、a接点において、常開可動接点28A,29Aの何れか一方が、その対応する常開固定接点(7Aもしくは7B)に溶着したことが検出できる。
また、b接点を開離させる際に、常閉可動接点12Cと常閉固定接点7Cとに間にアークが発生して、この常閉可動接点12Cが常閉固定接点7Cに溶着した場合には、カード27の操作突起部33が復帰ばね片13を押し切れず、a接点側では、常開可動接点28A,29Aが常開固定接点7A,7Bから離れた状態になり、a接点の回路には電流が流れなくなるために、このa接点側の信号が絶えることで、b接点に溶着が発生したことが検出できる。
本発明は、一極接点タイプ、二極接点タイプの電磁継電器についても復帰ばね片を共用することができ、設計パラメータの接点極数による違いがなく、設計および製造工程での取り扱い難易度が低減できるし、また、a接点において、常開可動接点の何れか一方が、その対応する常開固定接点に溶着したことが検出できるし、また、b接点に溶着が発生したことが検出できるという効果を有しており、電磁ソレノイド機構の励磁或いは消磁により可動鉄片を駆動し、可動端子及び固定端子を有する電気接点開閉機構の開閉動作を行うように構成した等に好適であるといえる。
本発明の実施の形態を採用した電磁継電器(二極接点タイプ)の外観を描画した斜視図である。 同電磁継電器の分解状態の斜視図である。 同電磁継電器のケースを透過して描画した正面図である。 図3に示す電磁継電器の電磁ソレノイド機構の消磁状態におけるX−X断面図である。 図3に示す電磁継電器の電磁ソレノイド機構の消磁状態におけるY−Y断面図である。 図5に示す電磁継電器の電磁ソレノイド機構の励磁状態における説明図である。 電磁継電器(二極接点タイプ)の電気接点開閉機構の斜視図である。 ベースの斜視図である。 ベースの平面図である。 カードが接触片を保持した状態の斜視図である。 接触片の斜視図である。 復帰ばね片を保持した端子の斜視図である。 先端部に接点を設けた復帰ばね片を保持した端子の斜視図である。 電磁継電器(二極接点タイプ)であって、電磁ソレノイド機構の消磁状態における電気接点開閉機構の正面図である。 同電磁ソレノイド機構の消磁状態における電気接点開閉機構の側面図である。 同電磁ソレノイド機構の励磁状態における電気接点開閉機構の正面図である。 同電磁ソレノイド機構の励磁状態における電気接点開閉機構の側面図である。 電磁継電器(二極接点タイプ)の配線図である。 電磁継電器(一極接点タイプ)の配線図である。 電磁継電器(一極接点タイプ)の電気接点開閉機構の斜視図である。 電磁継電器(一極接点タイプ)であって、電磁ソレノイド機構の消磁状態における電気接点開閉機構の正面図である。 同電磁ソレノイド機構の消磁状態における電気接点開閉機構の側面図である。 同電磁ソレノイド機構の励磁状態における電気接点開閉機構の正面図である。 同電磁ソレノイド機構の励磁状態における電気接点開閉機構の側面図である。 従来の電磁継電器の分解状態の斜視図である。 同電磁継電器の電磁ソレノイド機構の消磁状態における説明図ある。 同電磁継電器の電磁ソレノイド機構の励磁状態における説明図である。
符号の説明
1 ベース
2a,2b,2c 固定接点設置室
6−1 常開固定端子
6−2 常開固定端子
6−3 常閉固定端子
6a 接点固定部
6b 端子リード部
6c 圧入部
7A 常開固定接点
7B 常開固定接点
7C 常閉固定接点
9A 端子本体
9a 接点固定部
9b 端子リード部
9c 圧入部
12 常閉可動端子(端子F)
12A 端子本体
12a 取付部
12b 端子リード部
12c 圧入部
13 復帰ばね片
13A 可動接点取付孔部(接点取付部)
16 電磁ソレノイド取付部材
16a 水平片部
16B 垂直片部
16a−1 係合突起(取付部材側係合部)
16a−2 引っ掛け片
16a−3 可動鉄片挿入部
17 電磁ブロック
19 鉄心
20 可動鉄片
20a 鉄心対向片部
20b 屈曲部
20c 可動端子揺動片部
20a−1 係合段差部(可動鉄片側係合部)
21 可動鉄片枢支用板ばね
21A ばね本体
21a 支え部
22 取付部
23 板ばね部
24 可動鉄片接触部
27 カード
27A カード本体
28,29 接触片
28A,29A 可動接点(常開可動接点)
30 短絡部
32 可動鉄片接合部
33 操作突起部
35 ケース
40 電磁ソレノイド機構
50 電気接点開閉機構
P 揺動支点
Q ヒンジ動作部
R カードリフト動作部


Claims (4)

  1. ケース内に、電磁ソレノイド機構の励磁により、その揺動支点を中心に揺動する可動鉄片を設け、該可動鉄片の揺動により可動端子及び固定端子を有する電気接点開閉機構の開閉動作を行う電磁継電器であって、
    前記可動鉄片にカードを取り付けて、該カードに、前記可動端子の、互いに短絡する複数の接触片を保持させて、これらの接触片に前記可動端子の可動接点を担持させ、前記ケース内に端子を設け、この端子に、前記カードに復帰力を与えて、前記可動鉄片を、前記電磁ソレノイド機構の消磁時の揺動位置に保持させる復帰ばね片を取付け、この復帰ばね片の復帰力により前記可動接点を前記固定端子の固定接点に対して開離させ、且つ前記復帰ばね片の自由端部に接点取付部を設けたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記接触片が二つであり、これらの接触片間の中央に前記復帰ばね片が配置してあることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記可動鉄片は、前記電磁ソレノイド機構の鉄心に対向配置される鉄心動作受け片部と可動端子揺動片部とを屈曲部で略L字状を呈するように互いに一体に形成し、且つ前記鉄心動作受け片部の前記屈曲部寄りに可動鉄片側係合部を設けて構成してあり、前記ケース内に、前記電磁ソレノイド機構を保持する電磁ソレノイド取付部材を設け、この電磁ソレノイド取付部材に取付部材側係合部を設け、この取付部材側係合部に前記可動鉄片側係合部を揺動可能に係合させて前記可動鉄片の前記揺動支点を構成し、前記電磁ソレノイド取付部材に可動鉄片枢支用板ばねを取付けて、この可動鉄片枢支用板ばねの自由端部に、前記電磁ソレノイド機構の励磁による前記可動鉄片の揺動時に可動端子揺動片部に接触する支え部と、この支え部に連なる可動鉄片接触部を形成して、この可動鉄片接触部を前記可動鉄片の前記屈曲部に接触させて、前記電磁ソレノイド機構の消磁による前記可動鉄片の倒れを阻止してヒンジ動作部を構成し、前記カードは、前記接触片の突出方向に突出する可動鉄片取付部と、この可動鉄片取付部に前記接触片の突出方向とは直交する方向に突出する操作突起部とからなるカードリフト動作部を有しており、前記可動鉄片取付部を前記可動端子揺動片部に取付けることで前記可動鉄片に前記カードを取付け、前記操作突起部を前記復帰ばね片に接触させて、この復帰ばね片の押込みに用いると共に、前記操作突起部の接触点を復帰力の作用点にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電磁継電器。
  4. 前記可動接点が常開可動接点であり、前記固定接点が常開固定接点であって、これらの前記常開可動接点と前記常開固定接点とでa接点を構成し、前記復帰ばね片の前記接点取付部に常閉可動接点を取付け、前記ケース内に常閉固定端子を設け、前記復帰ばね片の復帰力により前記常閉可動接点を前記常閉固定端子の常閉固定接点に接触させて前記常閉可動接点と前記常閉固定接点とでb接点を構成するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一に記載の電磁継電器。

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