JP2009224050A - 扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シワを発生させずに捲回体を扁平させる扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置を提供すること。
【解決手段】8の字形に仮成形された渦巻き電極の捲回体Waを横向きに置き、上下のプレスヘッド11,12によって押し潰すことで扁平形状にするものであって、上プレスヘッド11及び下プレスヘッド12は、8の字形状の捲回体Waを扁平形状に押し潰す荷重受け部材と、その荷重受け部材の押圧面側に位置し、8の字形状の捲回体Waの曲面部分に沿って当たる湾曲状態から、捲回体Waが荷重受け部材によって潰されるの応じて平板状態に弾性変形する板バネ15とを有する扁平渦巻電極の製造装置10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、正極シートと負極シートの間にセパレータを挟んで積層して捲回し、この捲回体を扁平にして電解液と共に電池ケースに収納および封入してなる二次電池に関し、その捲回体をシワなく扁平にプレスする扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置に関する。
二次電池は、直方体形状の電池ケースに正極端子と負極端子とをもった密閉式で構成される。電池ケースは、金属板が直方体形状の収容空間をなす角形容器であり、その内部に扁平形状にされた捲回体(扁平捲回体)が挿入されている。扁平捲回体は、シート状の正極と負極そしてセパレータが円筒状に捲回され、それが押し潰されて扁平形状になる押圧成形が行われる。図10は、下記特許文献1に示された扁平渦巻電極の製造方法を示した図である。
円筒状に捲かれた捲回体Wは、その内側から一対の離反棒101,101が挿入され、その離反棒101,101が互いに離れる左右方向に移動して押し広げられ、上下につぶれるように変形する。更に、上下方向からプレス手段110の上部プレス板111と下部プレス板112により捲回体Wが扁平形状に押圧成形される。
なお、捲回体Wは、次いで電極リードが適宜処理され、ステンレススチール製の電池ケースに収納され、内部電極と外部電極との接続が行われると共に、電解液が封入されて密閉処理されることによって二次電池が製造される。
特開2000−173646号公報 特開平11−354380号公報
しかし、従来から行われている扁平渦巻電極の製造方法やそのための装置では、押圧成形の際に扁平捲回体に対してシワを発生させてしまっていた。扁平捲回体にシワが発生すると、正極と負極そしてその間に挟まれたセパレータの間隔が不均一になり、また折れ曲がった部分から正極と負極の活物質が剥離してしまい、更に折れ曲がった部分のアルミ箔や銅箔の材料導電材が破れてバリとなってしまう。その結果、電池性能は抵抗上昇、容量低下、微短絡による自己放電といった悪影響を受けることになる。従って、安定した電池性能確保のためには扁平渦巻電極作成のための押圧形成に当たってシワを発生させないことが望まれている。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、シワを発生させずに捲回体を扁平させる扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係る扁平渦巻電極の製造装置は、8の字形に仮成形された渦巻き電極の捲回体を横向きに置き、上下のプレスヘッドによって押し潰すことで扁平形状にするものであって、前記上プレスヘッド及び下プレスヘッドは、前記8の字形状の捲回体を扁平形状に押し潰す荷重受け部材と、その荷重受け部材の押圧面側に位置し、前記8の字形状の捲回体の曲面部分に沿って当たる湾曲状態から、前記捲回体が前記荷重受け部材によって潰されるのに応じて平板状態に弾性変形する板バネとを有するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る扁平渦巻電極の製造装置は、前記捲回体に対して荷重を加える方向に弾性部材によって付勢された可動部材を有し、その可動部材は、前記押圧面より突き出した位置で、湾曲した状態の前記板バネと接合されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る扁平渦巻電極の製造装置は、前記可動部材が、前記荷重受け部材の中央部分に配置され、ガイド部材によって移動が案内されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る扁平渦巻電極の製造装置は、前記荷重受け部材及び板バネには、仮成形した前記8の字形状の捲回体を把持して搬送する把持部材が侵入する隙間や切欠きが形成されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る扁平渦巻電極の製造装置は、前記荷重受け部材側には、前記板バネが擦れる位置にベアリングが設けられたものであることが好ましい。
そして、本発明に係る扁平渦巻電極の製造方法は、8の字形に仮成形された渦巻き電極の捲回体を横向きに置き、上下のプレスヘッドによって押し潰すことで扁平形状にするものであって、前記8の字形状の捲回体に対し、上下それぞれの方向に窪んだ曲面部分に湾曲した板バネを当て、その板バネとともに前記捲回体を押し潰し、当該板バネを平板状態にするとともに前記捲回体を扁平形状にすることを特徴とする。
よって、本発明によれば、8の字形状の捲回体が上下プレスヘッドによって押し潰される過程で、板バネと常に一定の接触状態が保たれ、そうした両者の接触面はほとんど滑ることなく同じように変形して成形されるため、シワのない扁平渦巻電極を製造することが可能なる。
次に、本発明に係る扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本実実施形態に関する扁平渦巻電極の製造方法を説明するに当たって、従来の製造方法によって起こる問題点について更に検討する。図6は、扁平渦巻電極の製造に際してシワの発生原因を示した概念図である。図6(a)に示すような円筒形状の捲回体Wは、前工程で仮プレスを受けて図6(b)に示すように8の字に形づけられる。
ここで図7は、仮プレス装置を示した概念図であり、図8は、仮プレス装置のプレスヘッドを示した斜視図である。そして、図9は、仮プレス後の渦巻電極を搬送する搬送手段を示した図である。
仮プレス装置50は、上下一対の仮プレスヘッド51,51と、左右一対の抜きチャック52,52が設けられ、その仮プレスヘッド51は、ベース53の中央に、バネ54によって付勢された押えブロック55が突設され、その押えブロック55を挟むように切欠き56が形成されている。
捲回体Wは、抜きチャック52のチャック爪52a,52bによって、軸方向両端において左右2箇所が挟み込まれ、仮プレス装置50の上下仮プレスヘッド51,51の間に配置される。そこで、上下の仮プレスヘッド51,51の距離が縮まり、押えブロック55,55によって捲回体Wの中央部分が押さえ込まれる。捲回体Wは、図4に示すように上下に潰されて8の字形に変形するが、その際、抜きチャック52,52によって左右に引っ張られる。そして、中央部分が重なって8の字形の捲回体(以下、「8の字捲回体」という)Waになったところで仮プレスが終了し、抜きチャック52が外される。ただし、捲回体Wは、まだ仮プレスヘッド51,51によって挟まれたままである。
次に、8の字捲回体Waは、図9に示すように軸方向両端が搬送用チャック57,57によって保持される。搬送用チャック57は、そのチャック爪57a,57bが仮プレスヘッド51の切欠き56に入り、そこで8の字捲回体Waの中央部分を把持する。その後、仮プレスヘッド51,51が離間し、解放された8の字捲回体Waは、搬送用チャック57,57に把持されたまま次の本プレスへと搬送される。
そこで、8の字捲回体Waは、図6(b)に示すように、8の字が横向きになるようにして下プレスヘッド202に置かれ、図6(c)に示すように、下降する上プレスヘッド201によって下プレスヘッド202との間で押し潰される。これによって、円筒形状であった捲回体Wから、その形状を扁平にした扁平渦巻電極が成形される。
ところで、プレス時の8の字捲回体Waは、上下プレスヘッド201,202と一部分(接触部P)で接し、その接触部Pに上下からそれぞれ力がかかるようにして押し潰される。その際、接触部Pは上下方向に真っ直ぐ潰されていくわけではなく、中央部O側が撓んでいるため、扁平状態になる過程において矢印sで示すように左右外側に移動することになる。しかし、捲回体と上下プレスヘッド201,202との接触部Pが摩擦によって滑りが悪いと、捲回体を構成する捲回された電極やセパレータといった材料には、矢印sと反対方向に力が作用してしまうことになる。
すると、8の字捲回体Wa内では、中央部Oに向けて左右両方から作用する力の逃げ場が無くなってしまい、その結果、中央部Oの材料が左右両側から押されて変形し、シワになってしまう。更に、積層された正極シートと負極シートとの間でズレが生じてしまうことにもなる。以上、シワの発生原因について検証したが、本実施形態の製造方法及び製造装置は、こうした力の作用に着目してシワの発生をなくすようにしたものである。図1は、そうした扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置を示した概念図である。
本実施形態の製造方法は、前述した従来方法と同様に、仮プレスされた8の字捲回体Waをプレスし、扁平形状になるように押し潰して成形するものである。その際、製造装置であるプレス装置10には、8の字捲回体Waの上下の曲面kに沿って当たる板バネ15,15が設けられている。従って、プレス時には、図1(a)に示すように、8の字捲回体Waが上下の板バネ15,15によって支えられるようにして挟まれる。そのため、8の字捲回体Waは、図1(c)に示すように扁平形状に変形される間、常に板バネ15,15に接した状態となる。
よって、このプレス装置10には、上プレスヘッド11と下プレスヘッド12に対して板バネ15がそれぞれ設けられている。板バネ15は、8の字捲回体Waの曲面kに合わせて所定の曲率で湾曲した板であり、その頂部Tが上下プレスヘッド11,12のそれぞれ中央部分に位置している。上下プレスヘッド11,12には、その中央部分に上下方向に移動可能な可動部材16が設けられ、その先端に板バネ15が接合されている。詳細は後述するが、この可動部材16は上下それぞれの方向に付勢され、板バネ15が図示するような湾曲形状になるようにしている。
そこで、プレス装置10に8の字捲回体Waが設置された後は、上プレスヘッド11が徐々に下降して下プレスヘッド12との間で押し潰されていく。その際、湾曲した板バネ15は、左右端部がフリーであるため、反力を受けて中央部分が上下プレスヘッド11,12へとそれぞれ近づいて平らになっていく。板バネ15を支えている可動部材16は、8の字捲回体Waからの反力を受けて上下プレスヘッド11,12内に押し込まれるように移動する。
8の字捲回体Waは、上下プレスヘッド11,12によって押し潰される過程で、板バネ15と常に一定の接触状態が保たれている。すなわち、8の字捲回体Waが扁平形状になるのに伴って湾曲した板バネ15も平らになり、その8の字捲回体Waと板バネ15は、両者の接触面がほとんど滑ることなく同じように変形している。従って、本実施形態によれば、上下プレスヘッド11,12に押圧される8の字捲回体Waの面(曲面k)全体が板バネ15に接しているため、プレス成形時に接触部Pが滑らないで中央部Oへ向かって力が作用することがなくなり(図6(c)参照)、シワのない扁平渦巻電極を成形することが可能になった。
次に、こうした扁平渦巻電極の製造方法を実行するための製造装置について具体的に説明する。図2は、製造装置の上又は下のプレスヘッドを示した平面図である。そして、図3及び図4は、図2に示したプレスヘッドのA−A断面を示した図であり、図3は非プレス状態を示し、図4はプレス状態を示している。製造装置を構成する上下に配置されたプレスヘッド20は同じ構成であるため、図には下側のみが示されている。
プレスヘッド20は、平面形状が長方形のベース21に対し、長手方向の左右に一対の荷重受けブロック22,22が重ねられている。その荷重受けブロック22は、ベース21に平行な取り付け部22aと、プレス時の荷重を受けるための起立部22bが形成されている。ベース21に固定された一対の荷重受けブロック22,22は、一定の間隔をあけて配置され、起立部22bの中央部分には、図2に示すようにコの字に切り欠かれた切り欠き部221が形成されている。
プレスヘッド20は、図1に示す場合と同様に、仮プレスされた8の字捲回体Waが横になって配置され、8の字の左右の円筒部分が左右の起立部22bに配置されるようになっている。すなわち、図1(c)からも分かるように、8の字捲回体Waを扁平形状にするには、主に左右の端部に折り目を付けるための荷重をかける必要があり、荷重受けブロック22は、その起立部22bによって当該端部を挟み込むように構成されている。
一方、仮プレスによって形成された8の字捲回体Waは、中央部分Oの両端部が図9に示すように搬送用チャック57によって把持され、この製造装置に送り込まれる。従って、荷重受けブロック22,22の間には、チャック爪57a,57bが当たらないようにするスペース30が形成されている。そしてまた、荷重受けブロック22,22の間に形成された切り欠き部221の広い空間には、板バネ25を支持する可動ブロック26が配置されている。
板バネ25は、図2において二点鎖線で示すように、左右の荷重受けブロック22,22の起立部22b,22bを覆う長方形状であって、スペース30に合わせてチャック爪57a,57bを回避するコの字の切欠き部が形成されている。そして、図3に示すように湾曲し、所定の曲率で形成されている。板バネ25を支持する可動ブロック26は、中央部分には突起部26aが形成され、湾曲した板バネ25の内側から溶接接合されている。この可動ブロック26は、突起部26aの突き出し方向(図面上方)に付勢され、板バネ25の湾曲形状が保たれるようになっている。そこで、可動ブロック26には、ベース21との間に付勢手段やガイド手段が設けられている。
可動ブロック26には、突起部26aの反対側中央に円形の穴26bが形成され、そこにコイルスプリング27が装填されており、ベース21で反力を受けたその弾性力によって図面上方に押し上げられている。一方、荷重受けブロック22には、付勢された可動ブロック26の移動を制限するように張出部22cが形成されており、図3に示すように、可動ブロック26がその張出部22cに当たった位置が、プレスヘッド20のノーマル状態となっている。そして、この状態の板バネ25が8の字捲回体Waの曲面kに沿う曲面となっている。
また、そのコイルスプリング27を挟んだ2箇所にスライド機構が設けられている。2箇所のスライド機構は、ベース21に固定されたシャフト28と、可動ブロック26に取りつけられたボールブッシュ29とから構成されている。シャフト28は、ベース21に対してボルトによって固定され、垂直に突設されている。一方、ボールブッシュ29は、可動ブロック26に装填されてボルトによって固定されている。従って、コイルスプリング27を入れた可動ブロック26が、立設されたシャフト28にボールブッシュ29を嵌め合わすようにしてベース21にセットされる。その後、前述したように荷重受けブロック22がベース21に固定されてプレスヘッド20が組み立てられる。
従って、仮プレスされた8の字捲回体Waがチャックに把持され、下側のプレスヘッド20上に配置される。それに対して上側のプレスヘッド20が下降することにより、図1(a)のような状態になって、上下の板バネ25によって8の字捲回体Waが挟み込まれる。こうして8の字捲回体Waが位置決めされた所定のタイミングで搬送用チャック57が退避し、上側のプレスヘッド20が下降してプレスが実行される。上下のプレスヘッド20,20の間隔が狭くなるに従って動ブロック26が反力を受け、コイルスプリング27が縮んでベース21へ近づいていく。
板バネ25は、左右の端部は荷重受けブロック22に当たっているため、可動ブロック26の移動によって中央部分が端部の高さに近づいて徐々に平面になっていく。その板バネ25の変形に伴って8の字捲回体Waも押し潰され、板バネ25が荷重受けブロック22の起立部22b頂部に重なる。そして、更に所定荷重をかけることで捲回体の端部tに折り目が付けられるように扁平渦巻電極となる。よって、このプレスヘッド20を使用したプレス装置は、図1に示した場合と同様に、押し潰しの過程で8の字捲回体Waと板バネ25がほとんど滑ることなく同じように変形してシワの発生を防止できる。
次に、図5は、扁平渦巻電極の製造装置について変形例を示した図である。本装置も板バネ35を上下のプレスヘッド31,32に備えたプレス装置30である。板バネ35は、可動ブロック36に接合され、プレス時には8の字捲回体Waが荷重受けブロック33,33によって挟み込まれて押し潰される。その際、前記実施形態では、図3に示すように板バネ25の端部が荷重受けブロック22の角部に当たって擦れてしまう。すると、このプレス加工時に生じた金属粉が扁平渦巻電極内に付着するなどして、その後の工程で悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、本実施形態では、荷重受けブロック32の角部にベアリング37が取り付けられ、板バネ35が擦れないようにする。
以上、本発明に係る扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置について実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
前記実施形態では、例えば湾曲した板バネ25の中央部分に可動ブロック26を接合し、板バネ25における所定の変形を支持していたが、この可動ブロック26に換えて板バネ25端部のスライドを支えるなど、湾曲と平面の両状態の変形を可能とする構造であればよい。
また、図5に示した実施形態では、板バネ35が擦れる位置にベアリング37を配置したが、その他にも当該位置の形状を曲面にするなどしてもよい。
扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置の実施形態を示した概念図である。 製造装置の上又は下のプレスヘッドを示した平面図である。 図2に示したプレスヘッドのA−A断面を示した非プレス状態の図である。 図2に示したプレスヘッドのA−A断面を示したプレス状態の図である。 ベアリングを装着したプレスヘッドを示した断面図である。 8の字捲回体から扁平渦巻電極を製造する際に発生するシワの原因を示した概念図である。 仮プレス装置を示した概念図である。 仮プレス装置のプレスヘッドを示した斜視図である。 仮プレス後の搬送手段を示した図である。 下記特許文献1に示された扁平渦巻電極の製造方法を示した図である。
符号の説明
10 プレス装置
11,12 プレスヘッド
15 板バネ
16 可動部材
20 プレスヘッド
21 ベース
22 荷重受けブロック
25 板バネ
26 可動ブロック
27 コイルスプリング
28 シャフト
29 ボールブッシュ
Wa 8の字捲回体

Claims (6)

  1. 8の字形に仮成形された渦巻き電極の捲回体を横向きに置き、上下のプレスヘッドによって押し潰すことで扁平形状にする扁平渦巻電極の製造装置において、
    前記上プレスヘッド及び下プレスヘッドは、前記8の字形状の捲回体を扁平形状に押し潰す荷重受け部材と、その荷重受け部材の押圧面側に位置し、前記8の字形状の捲回体の曲面部分に沿って当たる湾曲状態から、前記捲回体が前記荷重受け部材によって潰されるのに応じて平板状態に弾性変形する板バネとを有するものであることを特徴とする扁平渦巻電極の製造装置。
  2. 請求項1に記載する扁平渦巻電極の製造装置において、
    前記捲回体に対して荷重を加える方向に弾性部材によって付勢された可動部材を有し、その可動部材は、前記押圧面より突き出した位置で、湾曲した状態の前記板バネと接合されたものであることを特徴とする扁平渦巻電極の製造装置。
  3. 請求項2に記載する扁平渦巻電極の製造装置において、
    前記可動部材は、前記荷重受け部材の中央部分に配置され、ガイド部材によって移動が案内されたものであることを特徴とする扁平渦巻電極の製造装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載する扁平渦巻電極の製造装置において、
    前記荷重受け部材及び板バネには、仮成形した前記8の字形状の捲回体を把持して搬送する把持部材が侵入する隙間や切欠きが形成されたものであることを特徴とする扁平渦巻電極の製造装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する扁平渦巻電極の製造装置において、
    前記荷重受け部材側には、前記板バネが擦れる位置にベアリングが設けられたものであることを特徴とする扁平渦巻電極の製造装置。
  6. 8の字形に仮成形された渦巻き電極の捲回体を横向きに置き、上下のプレスヘッドによって押し潰すことで扁平形状にする扁平渦巻電極の製造方法において、
    前記8の字形状の捲回体に対し、上下それぞれの方向に窪んだ曲面部分に湾曲した板バネを当て、その板バネとともに前記捲回体を押し潰し、当該板バネを平板状態にするとともに前記捲回体を扁平形状にすることを特徴とする扁平渦巻電極の製造方法。
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