JP2003025095A - 加圧成形方法およびその装置、ならびにリチウムイオン二次電池の製造方法 - Google Patents

加圧成形方法およびその装置、ならびにリチウムイオン二次電池の製造方法

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JP2003025095A JP2001211925A JP2001211925A JP2003025095A JP 2003025095 A JP2003025095 A JP 2003025095A JP 2001211925 A JP2001211925 A JP 2001211925A JP 2001211925 A JP2001211925 A JP 2001211925A JP 2003025095 A JP2003025095 A JP 2003025095A
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ion secondary
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Masatoshi Seno
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で確実にコイル体を所定形状に加工
し、かつ、加工した形状に固定することができる加圧成
形方法およびその装置、ならびにリチウムイオン二次電
池の製造方法を提供すること。 【解決手段】 被加工体2への下型5と上型9による所
定時間の間の一定の加圧力の印加を、ばね17の変位に
よって行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工体を所定の
形状に成形し、かつ、その形状に固定するする加圧成形方
法およびその装置と、その加圧成形方法を用いたリチウ
ムイオン二次電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コイル状に捲回された被加工体を加圧し
て所定の形状に圧縮して塑性変形させる加圧成形は、プ
レス機械等を用いることにより広く行われている。被加
工体としては様々なものが対象になるが、例えば、薄型の
リチウムイオン二次電池の電極体もその一つである。
【0003】図4に外観図を示すように、薄型のリチウ
ムイオン二次電池の電極体51は、何れも薄いシート状
に形成された負極板と正極板の間にセパレータを介在さ
せて捲回し、それを加圧成形して形成した三層構造のコ
イル体で、各電極板からは電極リードとして正極リード
52aと負極リード52bが延出している。
【0004】このコイル体である電極体51の加圧成形
は、リチウムイオン二次電池の製造工程で、断面が丸
(円)、楕円または、菱形等に捲回したコイル体(電極
体)を成形により押し潰し、所定の厚さへ制御する工程
で行なわれている。ただし、この工程では一旦は所定形
状に成形されたコイル体が、コイル体を構成している材
料のスプリングバックによって元の形状に戻ろうとす
る。そのため、元の形状に戻ろうとする力を減衰させる
ために、一定以上の加圧力を一定時間以上の間コイル体
へ作用させる必要がある。また、生産品種によって、成
形されたコイル体の厚さが異なるためコイル体を成形す
る治具間の隙間調整が必要となる。
【0005】通常、コイル体への加圧力は、金型等をエ
アシリンダによって作動させて印加する。それによりコ
イル体を所定厚さに制御している。それらの場合、大き
な加圧力を必要とする超薄形のコイル体には、エアシリ
ンダを大径化し、出力を大きくできるような大型装置を
用いている。
【0006】また、エアシリンダを使用しコイル体を成
形するには、かなりの時間を必要とするため、数個のコ
イル体をバッチ処理により成形して、タクトを短縮して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うにコイル体への加圧力の印加を、金型等をエアシリン
ダによって作動させる方法では、大きな加圧力を必要と
する場合には装置が大型化することが避けられない。
【0008】また、タクトの高速化を必要とする場合、
成形するコイル体の数を増加させて成形装置のスぺース
を拡大しなければならないと共に、タクトの高速化によ
り成形装置のスぺースへ、移載するための排出するツー
リング部分の高速化が必要になり、より構造が複雑化す
る。
【0009】また、エアシリンダを使用する技術では、
常用空気圧力の変動によるコイル体への押付力(加圧
力)の変化によって、所定(目標)の厚さへコイル体を
薄板化できない場合が発生する。また、仮に所定の厚さ
に薄板化されたとしても総合的な押付力が弱い場合、一
時的な薄板化であり、時間の経過と共にコイル体の構成
材料自身が持つ反発力によりスプリングバック現象を起
こし、元の形状に膨らみ戻ってしまうことが多々発生し
ている。その場合は、リチウムイオン二次電池を製造す
る為の電極体としての仕様を満たすことは出来ない。
【0010】また、所定の均等な押付力(加圧力)を一
定時間の間加える必要が絶対条件である場合、個々のコ
イル体を薄板化処理していると、多大な時間を費やして
しまい、他の工程との関係から自動化製造装置としての
ラインバランスを維持することが困難である。
【0011】また、数個の捲回コイル体を一度に薄板化
させて、見掛上はコイル体一個分の処理時間を短縮させ
る場合は、数個の捲回コイル体へ各々均等に押付力を加
える必要がある。そのため、各々の捲回コイル体へ個別
に押付力発生装置を設けることが必要不可欠となる。そ
れにより、装置の大型化(装置占有スぺースの拡大)を
招き、かつ、数個を同時に移載(投入と払出)するツー
リングシステムが必ず必要となり、設備価格の上昇が避
けられない。それと共に、各々のツーリング機構の動作
時間によるタクト規制や、成形されたコイル体の均一化
を図るためには、必ず多くの作業者の手が必要となり管
理の強化が必要になる。
【0012】本発明は、これらの事情に基づいてなされ
たもので、短時間で確実にコイル体を所定形状に加工
し、かつ、加工した形状に固定することができる加圧成
形方法およびその装置、ならびにリチウムイオン二次電
池の製造方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下型に
載置されている被加工体に対し、可動型である上型を降
下させて所定時間の間一定の加圧力を印加して成形する
加圧成形方法において、前記上型による所定時間の間の
一定の加圧力の印加は、ばねの変位によって行っている
ことを特徴とする加圧成形方法である。
【0014】また本発明によれば、前記上型の降下する
ストロークおよび前記上型による一定の加圧力の印加の
際の所定時間は、カムの変位により制御されていること
を特徴とする加圧成形方法である。
【0015】また本発明によれば、前記被加工体を、予め
コイル状に捲回された状態から加圧により所定の厚さに
成形することを特徴とする加圧成形方法である。
【0016】また本発明によれば、前記被加工体は、リチ
ウムイオン二次電池の電極体であることを特徴とする加
圧成形方法である。
【0017】また本発明によれば、被加工体を載置する
下型と、この下型に対向した上型を保持している成形可
動部を備えた加圧成形装置において、前記加圧可動部は、
カムの変位により昇降量が規定され、かつ、被加工体に
対して下型により加圧する際はその加圧力がばねの変位
により設定されていることを特徴とする加圧成形装置で
ある。
【0018】また本発明によれば、電極体を上記のいず
れかの加圧成形方法により製造したことを特徴とするリ
チウムイオン二次電池の製造方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0020】図1は本発明の加圧成形装置の要部と供給
・排出装置の構成を示す斜視図である。
【0021】加圧成形装置1は、被加工体であるコイル
体2等を所定の形状に加圧成形し、かつ、その加圧成形
により形成してコイル体2の形状を固定化する装置であ
る。また、この装置にはコイル体2を供給および排出す
る供給・排出装置3が隣接して設けられている。
【0022】コイル体2は、例えば、図2(a)〜(b)
に外観斜視図を示したリチウムイオン二次電池の電極体
である。コイル体2は、図2(a)に示したように、断
面形状が円(円筒)、楕円、または、図2(b)に示し
たように、断面形状が菱型をした中空に帯状の極薄い材
料を数枚(種類)捲回した形状で、一方の端部から電極
リードである正極リード4aと負極リード4bがそれぞ
れ延出している。
【0023】一般に、リチウムイオン二次電池の電極体
は、負極材料をその支持体である負極集電体(不図示)
に保持してなる負極板、正極活物質をその支持体である
正極集電体(不図示)に保持してなる正極板、負極板と
正極板の間に介在して、注入された電解液を保持しつつ
両極の短絡を防止するセパレータ(不図示)を、それぞ
れを重ね合わせて捲回して形成した三層構造で、負極
板、正極板およびセパレータは薄いシート状もしくは箔
状に形成され、捲回軸(不図示)に対して図3に示すよ
うに長円筒状に捲回されたコイル体2を形成している。
【0024】なお、セパレータは電解液の保持や安全対
策等のために、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及
びポリエチレンの三層構造や、ポリオレフィン微多孔膜
に有機不織布等の積層構造によるものを用いている。
【0025】また、電解液を液体のまま外装材である密
閉容器に注入せずに、電極体の正極板と負極板との間に
電解液を含浸させた固体電解質(不図示)、またはゲル
状電解質(不図示)を配設して形成した電極体を採用す
ることもある。
【0026】図1に示すように、加圧成形装置1は、上面
に2個の下型5を並べて配置して固定し、外周部を軸受
6により軸支され案内された回転ベース板7が、供給・
排出装置3に隣接して設けられている。回転ベース板7
の上方には、この回転ベース板7と対向して上段回転板
8が設けられている。この上段回転板8には下型5と対
向した位置に上型9を保持し、かつ、上型9を昇降自在
に動作させる昇降ガイド部11とそれに保持された成形
加圧部12とが吊下げられて固定されている。なお、昇
降ガイド部11の上段回転板8より上方は、上型9を変
位させるカム体13と係合した上型位置決め部14を形
成している。
【0027】成形加圧部12は、上型9を固定したガイ
ドピン15が保持板16に摺動自在に保持されている。
また、ガイドピン15の周りに成形用コイルばね17が
変位自在に捲回されている。また、保持板16は昇降ガ
イド部11のスプライン軸18により昇降自在に保持さ
れており、このスプライン軸18の上段回転板8の上部
は、押付けばね19が変位自在に捲回され頂部に形成さ
れているカムフォロア21を上方に付勢している。な
お、上段回転板8とカム体13とは何れも軸支されてい
る支柱軸(不図示)を中心に回転する。
【0028】なお、上型9と下型5のいずれにも内部に
カートリッジヒータ22が内蔵されている。
【0029】また、上述の場合、下型5が1台に対して
上型9を2台で構成しているが、その個数の比率はそれ
に限らず、任意に選択することができる。
【0030】供給・排出装置3は、コイル体2を搬送す
る搬送コンベア26と、コイル体2を搬送コンベア26
と回転ベース板7上の下型5との間で受渡しを行う移載
機27とで構成されている。搬送コンベア26は、コイ
ル体2を載置して搬送する搬送台28が無限軌道状に設
けられたベルトコンベアである。移載機27は、搬送コ
ンベア26と回転ベース板7との間に設置され、回転軸
を中心に一対のアーム29a、29bを備えたピッアッ
プアンドプレス機構である。なおアーム29a、29b
の先端にはそれぞれコイル体2を吸着する吸着ハンド3
1が設けられている。なお、搬送コンベア26の搬送台
28は、コイル体2を載置した状態で、コイル体2が所
定位置からずれないように滑り止の処置が施されてい
る。
【0031】なお、供給装置の搬送コンベア26と移載
機27、および加圧成形装置1の駆動は、図示しない電
動機からの動力が歯車伝動機構等によって伝達されるよ
うに構成され、各々のユニット間で位相ズレを防止する
ようにドライブ系が構築されている。
【0032】次に、これらの装置による動作について説
明する。
【0033】まず、前工程から搬送コンベア26に載置
されて搬送された成形前コイル体2aは、搬送コンベア
26によって搬送台28のピッチに合せた一定ピッチ送
りを繰り返し、移載機27のハンドリング位置まで搬送
される。そのハンドリング位置において、移載機27の
吸着ハンド31により成型前コイル体2aを吸着し、移
載機27の昇降及び旋回により成型前コイル体2aを下
型5へ移載する。
【0034】その際、移載前後で成型前コイル体2aの
位相にずれを防止するために、板カム等の機構を旋回部
分に配置して位相合わせを行うようにしてもよい。本実
施の形態では、図示しない内接するカム機構を用いるこ
とにより、移載前後の両位置での位相合わせ(調整)を
行っている。
【0035】次に、加圧成型装置1は、コイル体2の厚
さを目標値に成型できるように、予め、厚さ調整用のカ
ム体13を図示しない昇降ジャッキシステムと、同駆動
モータにより位置決めしておく。厚さ調整用のカム体1
3は、加圧成型装置1の円周上の全てに配設されてお
り、それにより上型9の昇降を制御している。
【0036】下型5に移載されたコイル体2は、下型5
と上型9のそれぞれに内蔵するカートリッジヒータ22
により、成型性や寸法安定性を高める為に所定の温度ま
で昇温される。
【0037】回転ベース板7が下型5と共に、また、上
型9を保持した昇降ガイド部11、成型加圧部12、上
型位置決め部14及び上段回転板8とが同時に一つの駆
動部により周回すると、厚さ調整用のカム体13のカム
曲線に沿ってカムフォロア21が変位する。それにより
スプライン軸18が昇降して成型加圧部12をZ軸方向
へ駆動する。カムフォロア21は、常に厚さ調整用のカ
ム体13に接するように押付ばね19によって上方向へ
押し上げられている。
【0038】なお、厚さ調整用のカム体13のカム曲線
に従い、上型9が最下部へ位置したとき、所定の厚さへ
成型されるコイル体2の厚さと成型用コイルばね17の
撓みが合致した寸法となるように設定されている(先述
した、昇降ジャッキシステムと同駆動モータによる)。
【0039】例えば、コイル体2に980Nの外力を加
えたい時、成型用コイルばね17として、ばね定数が2
45N/mmのばねを使用すれば、撓みを4mmとする
ことにより980Nの力を得ることができ、対外的に
は、980Nの力を発揮できる。この撓み4mmと、目
標とする所定の厚さへの成型を目指すコイル体2の厚さ
の和分を、上型9の最下部の位置にして、下型5との間
隔を制御する。
【0040】続いて、成型されたコイル体2の反力(ス
ブリングバック)を防止する為に、所定の時間の間、上
型9を最下部に保持した状態のまま、回転ベース板7が
回転し、それにより安定した寸法の薄板化成型のコイル
体2を得ることが出来る。
【0041】次に、所定時間の経過後に、カム体13の
回転によるカム曲線に対応して上型9が最下部へ移動し
た逆動作により、上型9は、最上部へ移動し、図示しな
い移載機27(図1に示した移載機27の逆動作を行
う)により後工程に搬出される。
【0042】なお、上述の実施の形態では、加圧用の成
型用コイルばね17を、図1で示したように4個設けた
が、特に数量に制限はない。また、厚さ調整用のカム体
13の形状は、円筒カムでも板カムでも溝カムでも任意
に用いることができる。また、上型9と下型5に内蔵さ
れているカートリッジヒータ22は双方のどちらか片側
にも設けるか、あるいは、いずれにも設けない場合もあ
る。また、上述の装置は、連続運転であっても、間欠運
転であってもそれぞれ適用することができる。
【0043】上述の加圧成形方法により製造されたコイ
ル体2である電極体を用いてリチウムイオン電池を製造
する場合は、基本的には、電池容器となる外装材(不図
示)に対して所定位置で、図3に示した正極リード4a
と負極リード4bの接続されたコイル体2を位置決め
し、電解質を収納した後に外装材の表面側からヒータ金
具で、外装材の封止個所である周辺部をそれぞれ加熱お
よび加圧して封止して密閉構造を形成している。
【0044】上述のように本実施の形態では、成型用コ
イルばねを用いて加圧してコイル体の薄板化を行ってい
るために、コイル体に加える加圧力は、所定値に安定して
外乱の影響を受けること無く印加し続けることが可能と
なる。それによって、成型されたコイル体は、個々に寸
法的な狂いが生じることが少なく、正確に薄板状に成型
することができる。
【0045】また、圧縮空気を使用せずに成型用コイル
ばねを用いているために、大きな加圧力が得られ、か
つ、装置全体の小型化が図れ、消費する圧縮空気が皆無
であるため、エネルギ的にも有利となる。
【0046】また、上述の構成、機構等を用いることに
より、製造タクトに合わせた所望の装置を構築できる。
たとえば、製造タクトを速くしたい場合には、コイル体
の反力防止を抑える時間を確保するため、上型の最下部
保持状態を長く確保した形態で回転ベース板のピッチサ
ークルを大径化させることで実現できる。また、反対に
遅い製造タクトでよい場合は、回転ベース板のピッチサ
ークルを小径化すること等で対応することができる。
【0047】また、上型と下型とを連続的に配置し、か
つ、コイル体の搬送を同時に行うことにより、加圧時間
をコイル体の搬送と共に実施できるため、処理タクトの
さらなる短縮が可能となる また、コイル体を押し漬す押付ピースとなる上型と、基
準で、かつコイル体の保持・固定を行う下型とで、コイ
ル体の各々を所定の隙間に挟み込み加圧用の圧縮ばねの
反発力(反発力は、ばねのたわみ量によって制御可能)
により、規定される押付力をコイル体へ作用させ、所定
隙間と等しい厚さの板状化したコイル体を成型している
ので、所定の隙間を任意に調整することにより、無段階
に所望の厚さである板状化したコイル体2を得る事が出
来るそれらを用いたリチウムイオン二次電池は、小型で
高性能なものを形成することが可能になる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、常に、所望の任意の厚
さの成型体を安定して迅速に得ることができる。
【0049】また、成形精度のよいリチウムイオン二次
電池の電極体が得られ、それにより、良好なリチウムイ
オン二次電池を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧成形装置の要部と供給・排出装置
の構成を示す斜視図。
【図2】(a)および(b)は、コイル体の外観図。
【図3】加圧成形されたコイル体の外観図。
【図4】電極体の外観図。
【符号の説明】
1…加圧成形装置、2…コイル体、3…供給・排出装
置、5…下型、7…回転ベース板、8…上段回転板、9
…上型、11…昇降ガイド、12…成形加圧部、13…
カム体、14…上型位置決め部、17…成形用コイルば
フロントページの続き Fターム(参考) 4E090 AA01 AB01 BA10 CC03 HA01 5H028 BB04 BB07 BB15 BB17 HH09 5H029 AJ14 BJ14 CJ03 CJ07 CJ28 CJ30 HJ12 5H050 AA19 BA17 FA05 GA03 GA09 GA27 GA29 HA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型に載置されている被加工体に対し、
    可動型である上型を降下させて所定時間の間一定の加圧
    力を印加して成形する加圧成形方法において、前記上型
    による所定時間の間の一定の加圧力の印加は、ばねの変
    位によって行っていることを特徴とする加圧成形方法。
  2. 【請求項2】 前記上型の降下するストロークおよび前
    記上型による一定の加圧力の印加の際の所定時間は、カ
    ムの変位により制御されていることを特徴とする請求項
    1記載の加圧成形方法。
  3. 【請求項3】 前記被加工体を、予めコイル状に捲回さ
    れた状態から加圧により所定の厚さに成形することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の加圧成形方法。
  4. 【請求項4】 前記被加工体は、リチウムイオン二次電
    池の電極体であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の加圧成形方法。
  5. 【請求項5】 被加工体を載置する下型と、この下型に
    対向した上型を保持している成形可動部を備えた加圧成
    形装置において、前記加圧可動部は、カムの変位により昇
    降量が規定され、かつ、被加工体に対して下型により加
    圧する際はその加圧力がばねの変位により設定されてい
    ることを特徴とする加圧成形装置。
  6. 【請求項6】 電極体を請求項1乃至請求項4のいずれ
    かの加圧成形方法により製造したことを特徴とするリチ
    ウムイオン二次電池の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224050A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toyota Motor Corp 扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置

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JP2009224050A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Toyota Motor Corp 扁平渦巻電極の製造方法及び製造装置

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