JP2012203993A - 電池の製造方法及びそれに使用される治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】扁平状の捲回体に外部端子等を接合するときに皺や折れの発生を抑えること。
【解決手段】捲回体が電解液と共に容器に収容されると共に、外部端子が容器に取り付けられた電池を製造するには、先ず、捲回体形成工程(1)で、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで捲き回して円筒状の捲回体を形成する。次に、扁平開き工程(2)で、円筒状の捲回体を扁平状に開く。次に、治具及び外部端子のセット工程(3)で、捲回体を挟む治具及び外部端子を所定の位置にセットする。次に、捲回体セット工程(4)で、扁平状の捲回体を治具にセットする。次に、プレス工程(5)で、治具に挟まれた捲回体を更に扁平状にプレスする。その後、接合工程(8)で、治具に挟まれた捲回体に外部端子を接合する。そして、容器組付工程(9)で、捲回体及び外部端子を治具から取り外し、捲回体を電解液と共に容器に収容し、外部端子を容器に固定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで積層し、それを捲き回してなる捲回体を備えた電池の製造方法及びそれに使用される治具に関する。
従来、正極シートと負極シートの間にセパレータを挟んで積層し、それを捲き回してなる捲回体を、電解液と共に容器に収容して構成された電池(電池素子)が知られている。この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される電池を挙げることができる。
ここで、捲回体は、正極シート、負極シート及びセパレータが円筒状に捲き回され、それが押し潰されることで扁平状に形成される。捲回体が扁平状に押し潰されるとき、捲回体には、皺や折れが発生するおそれがある。皺が発生すると、正極シート、負極シート及びセパレータの間が不均一になる。折れが発生すると、正極シートと負極シートの活物質が剥離してしまい、折れた部分のアルミ箔や銅箔の材料が破れてバリが生じるおそれがある。従って、捲回体に皺や折れが発生したまま電池を製造した場合、安定した電池性能が得られなくなる懸念がある。
そこで、例えば、下記の特許文献2には、断面8の字に仮成形された捲回体を上下の板バネの間で挟み持ち、プレスヘッドにより押し潰すことで、皺や折れを発生させることなく捲回体を扁平状に形成する方法及びそのための装置が記載されている。
ここで、図20〜図27に、電池の製造方法の一部をそれぞれ斜視図により示す。図20に示すように、円筒状に捲き回された捲回体71を取出しチャック72に装着する。次に、図21に示すように、捲回体71を扁平状に開く。次に、開かれた捲回体71を、図22に示すように、上下一対をなす挟み板73,74により挟んで、更に扁平に仮潰しする。その後、仮潰しされた捲回体71を、図23に示すように、取出しチャック72から取り外してから、上下一対の板バネ75,76により挟み、シリンダプレスにより押し潰して、断面8字状に成形する。次に、成形された捲回体71を、図24に示すように、サーボプレス装置にかけ、所定の厚みと、所定の高さを満たすための検査を行う。
その後、図25に示すように、検査された捲回体71を所定の厚さと高さを維持するようにクリップ77で挟みながら、図26に示すように、断面U字状をなすキャリア78に挿入し、キャリア78によって後工程へと搬送する。
搬送される捲回体71は、その後、図27に示すように、蓋接合機79の手前にてチャック80に挟み替え、チャック80により蓋接合機79へと搬送する。蓋接合機79は、回転可能なタワー81を備え、そのタワー81の周囲には、等角度間隔に4つのホルダ82が設けられる。蓋接合機79へ搬送されて来た捲回体71は、搬入ステーションISにて、チャック80からホルダ82の一つへ移し替えられる。そして、タワー81が段階的に回転することにより、ホルダ82に保持された捲回体71は、蓋接合ステーションJSへと搬送され、同ステーションJSにて、外部端子83を備えた蓋84が接合される。その後、タワー81が更に回転することにより、蓋84を接合した捲回体71が、搬出ステーションOSにて、その後工程、すなわち、容器収容ステーションへと搬送される。
特開2004−319101号公報 特開2009−224050号公報
ところで、特許文献2に記載の技術では、仮潰しされた捲回体71を、上下の板バネ75,76により押し潰すときに、シートの皺や折れの発生を抑えることができるものの、その後工程における皺や折れの発生について何ら考慮されていなかった。例えば、捲回体71を扁平状に押し潰した後、その捲回体71に外部端子83等を接合する際に、捲回体71が緩み、捲回体71に皺や折れが発生するおそれがあり、最終製品である電池の品質の点で問題があった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、扁平状に押し潰された捲回体に外部端子を接合するときに、捲回体に皺や折れが発生しないようにすることを可能とした電池の製造方法及びそれに使用される治具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、捲回体に外部端子が接合され、捲回体が電解液と共に容器に収容されると共に、外部端子が容器に取り付けられた電池の製造方法であって、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで捲き回すことにより円筒状の捲回体を形成する捲回体形成工程と、円筒状の捲回体を扁平状に開く扁平開き工程と、捲回体を挟むための治具及び外部端子を所定の位置にセットする治具等セット工程と、扁平状の捲回体を治具にセットする捲回体セット工程と、治具に挟まれた捲回体を更に扁平状にプレスするプレス工程と、治具に挟まれた捲回体に外部端子を接合する接合工程と、捲回体及び外部端子を治具から取り外し、捲回体を電解液と共に容器に収容し、外部端子を容器に取り付ける容器組付工程とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、捲回体形成工程で、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで捲き回すことにより円筒状の捲回体が形成される。次に、扁平開き工程で、円筒状の捲回体が扁平状に開かれる。次に、治具等セット工程で、捲回体を挟むための治具及び外部端子が所定の位置にセットされる。次に、プレス工程で、治具に挟まれた捲回体が更に扁平状にプレスされる。次に、接合工程で、治具に挟まれた捲回体に外部端子が接合される。次に、容器組付工程で、捲回体及び外部端子が治具から取り外され、捲回体が電解液と共に容器に収容され、外部端子が容器に取り付けられる。これにより、電池が得られる。従って、接合工程では、治具に挟まれた状態で、扁平状の捲回体に外部端子が接合されるので、捲回体に緩みが生じ難い。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、プレス工程と接合工程との間に、少なくとも捲回体の位置合わせをする位置合わせ工程を設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、少なくとも捲回体の位置合わせが行われるので、捲回体に対する外部端子の位置が正確に決まる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電池の製造方法に使用される治具であって、捲回体を挟むための一対の挟み部材と、一対の挟み部材の間に捲回体を挟んだ状態で、一対の挟み部材を一体的に拘束する拘束部材と、拘束部材が、一対の挟み部材の少なくとも一方に回動可能に連結されることとを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、治具を構成する一対の挟み部材が拘束部材により一体的に拘束されるので、一対の挟み部材が開いて捲回体が脱落することはない。また、拘束部材を挟み部材に対して回動できるので、拘束部材の操作が容易となる。
請求項1に記載の発明によれば、扁平状に押し潰された捲回体に外部端子等を接合するときに、捲回体に皺や折れが発生することを防止することができ、最終製品である電池の品質を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、外部端子等を、捲回体に対して正確な位置に接合することができ、電池の性能の均一化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、一対の挟み部材の拘束及びその解除を容易に行うことができ、治具による捲回体等の挟み作業及び取り外し作業を能率的に行うことができる。
第1実施形態に係り、電池を示す断面図。 同実施形態に係り、電池の製造方法の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係り、捲回体を取出しチャックに装着した状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、捲回体を扁平状に開いた状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、扁平状に開いた捲回体の中央部をクリップで掴んだ状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、固定盤の上に第1挟み部材、蓋及び外部端子を載せてセットした状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、捲回体等を第1挟み部材の上に更に載せてセットした状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、捲回体等の上に第2挟み部材を更に載せた状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、第2挟み部材の上から可動盤を動かして捲回体を治具ごと押し潰すところを概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、サーボプレス機により治具ごと捲回体の寸法を測定するときの状態を概略的に示す斜視図。 同実施形態に係り、治具に挟まれた捲回体等を概略的に示す正面図。 同実施形態に係り、治具に挟まれた捲回体等を概略的に示す側面図。 第2実施形態に係り、治具を示す正面図。 同実施形態に係り、治具を示す背面図。 同実施形態に係り、治具を示す左側面図。 同実施形態に係り、治具を示す平面図。 同実施形態に係り、治具を示す図13のA−A線断面図。 同実施形態に係り、治具を示す図13のB−B線断面図。 同実施形態に係り、治具を示す図13のC−C線断面図。 従来例に係り、捲回体を取出しチャックに装着した状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、捲回体を扁平状に開いた状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、扁平状に開いた捲回体を挟み板で挟んだ状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、扁平状に開いた捲回体を板バネで挟んだ状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、扁平状に開いた捲回体の寸法検査の状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、検査された捲回体をクリップで挟んだ状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、捲回体をキャリアに挿入した状態を概略的に示す斜視図。 従来例に係り、蓋接合機による捲回体への蓋等の接合の過程を概略的に示す斜視図。
<第1実施形態>
以下、本発明における電池の製造方法を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態では、例えば、リチウムイオン二次電池の製造方法について説明する。図1に、この実施形態の電池1を断面図により示す。この電池1は、金属製の容器2と、その容器2の中に充填される電解液(図示略)と、その容器2の中に電解液と共に収容される電極用の捲回体3と、捲回体3に設けられる正極用の外部端子4と、負極用の外部端子5とを備える。各外部端子4,5の一部は、それぞれ容器2の外に突出して配置される。各外部端子4,5は、容器2の蓋6に固定される。
捲回体3は、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで積層し、それを捲き回し、扁平状にすることにより構成される。この捲回体3の中央部には、セパレータ7が露出し、そのセパレータ7の左右両側には、金属箔よりなる正極未塗布部8及び負極塗布部9が露出する。正極未塗布部8は、正極側の外部端子4が溶接部10にて溶接される。同じく、負極未塗布部9は、負極側の外部端子4が溶接部10にて溶接される。
次に、この電池1の製造方法について、図2〜12を参照して説明する。図2に、この製造方法の内容をフローチャートにより示す。図3〜12に、各工程の内容を概略的な斜視図等により示す。
先ず、図2(1)に示す「捲回体形成工程」では、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで、それを捲き回すことにより、図3に示すような円筒状の捲回体3を形成する。
次に、図2(2)に示す「捲回体の扁平開き工程」では、図3に示すように、円筒状の捲回体3を、取出しチャック21に装着する。また、図4に示すように、取出しチャック21を拡げることにより、捲回体3を扁平状に開く。更に、図5に示すように、扁平状に開いた捲回体3から取出しチャック21を取り外すと共に、捲回体3の中央部をクリップ22により掴む。
次に、図2(3)に示す「治具及び外部端子のセット工程」では、図6に示すように、プレス機23の固定盤24の上に、治具31を構成する第1挟み部材32を載せると共に、蓋6及び外部端子4,5を載せてセットする。
次に、図2(4)に示す「捲回体のセット工程」では、図7に示すように、図5に示す捲回体3等を第1挟み部材32の上に更に載せてセットする。
次に、図2(5)に示す「プレス工程」では、図8に示すように、捲回体3をクリップ22で抑えたまま捲回体3等の上に治具31を構成する第2挟み部材33を更に載せる。また、図9に示すように、第2挟み部材33の上からプレス機23の可動盤25を動かして、捲回体3を治具31ごと押し潰す。
次に、図2(6)に示す「寸法計測工程」では、図10に示すように、プレス機23から取り外された捲回体3につき、サーボプレス機により、治具31ごと捲回体3の厚みTH、高さHI及び幅WIを測定する。
次に、図2(7)に示す「位置合わせ工程」では、図10に示す治具31に挟まれた捲回体3を、蓋接合機(図示略)にセットし、その蓋接合機と捲回体3の底面との間の距離を測定し、蓋6を、幅方向(図11に示す矢印X1の方向)、高さ方向(図12に示す矢印Y1の方向)及び厚み方向(図12に示す矢印Z1の方向)の順で位置合わせする。
次に、図2(8)に示す「外部端子等の接合工程」では、蓋接合機を作動させて、捲回体3に外部端子4,5及び蓋6を接合する。
その後、図2(9)に示す「捲回体等の容器組付工程」では、捲回体3及び外部端子4,5及び蓋6を治具31から取り外し、捲回体3を電解液と共に容器2に収容し、外部端子4,5及び蓋6を容器2に接合して固定する。これにより、図1に示すような電池1を得る。
以上説明したこの実施形態の電池の製造方法によれば、「捲回体形成工程」で、正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで捲き回すことにより円筒状の捲回体3が形成される。次に、「捲回体の扁平開き工程」で、円筒状の捲回体3が扁平状に開かれる。次に、「治具及び外部端子のセット工程」で、捲回体3を挟むための治具31及び外部端子4,5及び蓋6がプレス機23の固定盤24の所定の位置に載せられてセットされる。次に、「プレス工程」で、治具31に挟まれた捲回体3が更に扁平状にプレスされる。その後、「寸法計測工程」及び「位置合わせ工程」を経て、「外部端子の接合工程」で、治具31に挟まれた捲回体3に外部端子4,5及び蓋6が接合される。次に、「捲回体等の容器組付工程」で、捲回体3及び外部端子4,5及び蓋6が治具31から取り外され、捲回体3が電解液と共に容器2に収容され、外部端子4,5及び蓋6が容器2に取り付けられる。これにより、図1に示す電池1が得られる。
従って、この実施形態の電池の製造方法によれば、「外部端子等の接合工程」では、治具31に挟まれた状態で、扁平状の捲回体3に外部端子4,5及び蓋6が接合されるので、捲回体3に緩みが生じ難い。このため、扁平状に押し潰された捲回体3に外部端子4,5及び蓋6を接合するときに、捲回体3を構成する各シートにつき皺や折れの発生を防止することができる。この結果、最終製品である電池1の品質を確保することができる。
また、この実施形態では、「プレス工程」から「外部端子等の接合工程」までの間で、「寸法計測工程」及び「位置合わせ工程」が設けられ、捲回体3の位置合わせが行われるので、捲回体3に対する外部端子4,5及び蓋6の位置が正確に決まる。このため、外部端子4,5及び蓋6を、捲回体3に対して正確な位置に接合することができ、電池1の性能の均一化を図ることができる。
上記したように、「プレス工程」から「外部端子等の接合工程」までの間で「寸法計測工程」及び「位置合わせ工程」を設けることができるのは、「プレス工程」よりも前に、「治具及び外部端子のセット工程」及び「捲回体のセット工程」で、治具31に捲回体3、外部端子4,5及び蓋6をセットしているからである。
この実施形態では、「プレス工程」から「外部端子等の接合工程」までの間で、捲回体3を治具31により拘束し続けている。すなわち、「プレス工程」では、捲回体3を治具31に挟んだ状態でプレスし、プレス解放後は、治具31が捲回体3を拘束した状態を維持する。このため、「外部端子等の接合工程」より前の「寸法計測工程」及び「位置合わせ工程」でも、捲回体3に緩みが生じ難く、捲回体3に皺や折れが発生することを防止することができる。なお、捲回体3に外部端子4,5及び蓋6が接合された後は、捲回体3に皺や折れが発生することはない。
また、この実施形態では、捲回体3を治具31に挟んで搬送するので、治具31に対する捲回体3の位置ずれを防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明における電池の製造方法に使用される治具を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図13に、この実施形態の治具41を正面図により示す。図14に、同じく治具41を背面図により示す。図15に、同じく治具41を左側面図により示す。図16に、同じく治具41を平面図により示す。図17に、同じく治具41を、図13のA−A線断面図により示す。図18に、同じく治具41を、図13のB−B線断面図により示す。図19に、同じく治具41を、図13のC−C線断面図により示す。
この実施形態の治具41は、図13〜図19に示すように、捲回体3を挟むための一対をなす第1挟み部材42及び第2挟み部材43と、それら挟み部材42,43の間に捲回体3等を挟んだ状態で、それら挟み部材42,43を一体的に拘束する拘束部材としての一対をなすフックプレート44,45とを備える。図13,14に示すように、治具41が捲回体3、外部端子4,5及び蓋6等を挟んだ状態では、治具41の左右両側から、捲回体3及び蓋6等の左右両側部が外へはみ出ている。また、図13及び図18に示すように、第1挟み部材32の上下両側部には、一対をなす位置決めピン46,47が設けられる。これら位置決めピン46,47は、捲回体3等が両挟み部材42,43により挟まれた状態で、先端部が第2挟み部材43のピン穴43aに嵌合することで、両挟み部材42,43を互いに位置決めするようになっている。
各フックプレート44,45は、第1挟み部材42の上下側部にて、スプリングピン48,49を介して回動可能に連結される。すなわち、各フックプレート44,45は、断面略L字状をなし、そのコーナ部分にてスプリングピン48,49を介して第1挟み部材42に連結される。図15、図17〜図19に示すように、各フックプレート44,45は、先端側の折れ曲がった鉤部44a,45aが、それぞれ第2挟み部材43に係合可能となっている。第1挟み部材42と第2挟み部材43との間に捲回体3等を挟んだ状態で、各フックプレート44,45を回動させて、各鉤部44a,45aを第2挟み部材43に係合させることにより、両挟み部材42,43が一体的に拘束される。
各挟み部材42,43の左右両側には、捲回体3の左右両側を押さえるための箔押さえ50,51がそれぞれ設けられる、各箔押さえ50,51は、六角穴付ボルト52により各挟み部材42,43に締付可能となっている。
治具41の上側中央には、外部端子4,5を取り付けた蓋6を押さえるための蓋押さえ53が設けられる。蓋押さえ53は、摘み53aつきのネジより構成され、捲回体3と蓋6等が両挟み部材42,43の間に挟まれた状態で、締め付けにより蓋6を第2挟み部材43に対して固定するようになっている。
以上説明したこの実施形態の治具41によれば、治具41を構成する一対の挟み部材42,43が一対のフックプレート44,45により一体的に拘束されるので、一対の挟み部材42,43が開いて捲回体3が脱落することがない。また、各フックプレート44,45が第1挟み部材42にスプリングピン48,49を介して回動可能に連結されるので、各フックプレート44,45を第1挟み部材42に対して回動させることができ、各フックプレート44,45の操作が容易となる。すなわち、第1挟み部材42に第2挟み部材43を重ね、各位置決めピン46,47により位置決めした状態で、各フックプレート44,45を回動させて、それらの鉤部44a,45aを第2挟み部材43に係合させるだけで、両挟み部材42,43を一体的に拘束することができる。このため、両挟み部材42,43の拘束及びその解除を容易に行うことができ、治具41による捲回体3等の挟み作業及び取り外し作業を能率的に行うことができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
例えば、前記第1実施形態では、リチウムイオン二次電池の製造方法について説明したが、例えば、ニッケル水素電池及びニッケルカドミウム電池等の二次電池の製造方法に具体化することもできる。
この発明は、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池及びニッケルカドミウム電池等の二次電池の製造に利用することができる。
1 電池
2 容器
3 捲回体
4 外部端子
5 外部端子
6 蓋
7 セパレータ
31 治具
32 第1挟み部材
33 第2挟み部材
41 治具
42 第1挟み部材
43 第2挟み部材
44 第1フックプレート(拘束部材)
45 第2フックプレート(拘束部材)

Claims (3)

  1. 捲回体に外部端子が接合され、前記捲回体が電解液と共に容器に収容されると共に、前記外部端子が前記容器に取り付けられた電池の製造方法であって、
    正極シートと負極シートとの間にセパレータを挟んで捲き回すことにより円筒状の捲回体を形成する捲回体形成工程と、
    前記円筒状の捲回体を扁平状に開く扁平開き工程と、
    前記捲回体を挟むための治具及び前記外部端子を所定の位置にセットする治具等セット工程と、
    前記扁平状の捲回体を前記治具にセットする捲回体セット工程と、
    前記治具に挟まれた捲回体を更に扁平状にプレスするプレス工程と、
    前記治具に挟まれた捲回体に前記外部端子を接合する接合工程と、
    前記捲回体及び前記外部端子を前記治具から取り外し、前記捲回体を前記電解液と共に前記容器に収容し、前記外部端子を前記容器に取り付ける容器組付工程と
    を備えたことを特徴とする電池の製造方法。
  2. 前記プレス工程と前記接合工程との間に、少なくとも前記捲回体の位置合わせをする位置合わせ工程を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電池の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の電池の製造方法に使用される治具であって、
    前記捲回体を挟むための一対の挟み部材と、
    前記一対の挟み部材の間に前記捲回体を挟んだ状態で、前記一対の挟み部材を一体的に拘束する拘束部材と、
    前記拘束部材が、前記一対の挟み部材の少なくとも一方に回動可能に連結されることと
    を備えたことを特徴とする治具。
JP2011064495A 2011-03-23 2011-03-23 電池の製造方法及びそれに使用される治具 Pending JP2012203993A (ja)

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