JP2009223967A - 光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法 - Google Patents

光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コリニア方式で信号光を再生する再生時に、光源からの射出光をそのまま空間光変調器の全画素に照射する場合に比べて、ホログラムに照射される読出し光から不必要な漏れ光(不要成分)を低減して、再生特性の向上を図ることができる、光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法を提供する。
【解決手段】再生時には、光源から射出されたコヒーレント光を、アキシコン光学系でリング状の平行光に整形し、整形したリング状の平行光を空間光変調器26の参照光領域26R(即ち、信号光領域26S以外の領域)に導いて、読出し用の参照光を生成する。そして、生成された参照光を読出し光として光記録媒体に照射して、ホログラムに記録された信号光を再生する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法に関する。
近時、ホログラフィックメモリの記録再生方式として、従来の二光束干渉方式と比較して光学系を大幅に簡素化でき、振動などの外乱に強い、サーボ機構の導入が容易等の利点を有する同軸記録方式(コリニア方式)が提案されている。このコリニア方式では、空間光変調器により変調されて生成された信号光と参照光とを、共通の光軸として同一のレンズにより集光し、信号光と参照光との干渉により形成される干渉縞(回折格子)を、光記録媒体にホログラムとして記録する。
デジタルデータを二次元符号化した信号光パターンを空間光変調器に表示することで、信号光にはデジタルデータが重畳される。ホログラムが記録された光記録媒体に、参照光を読出し光として照射することで、記録されたホログラムから信号光が再生される。この再生信号光から、重畳されたデジタルデータを復号することができる。
特許文献1に記載のホログラム記録再生装置では、空間光変調器の光出射側に、記録時に入射された光を透過し、再生時に入射された光のうち信号光に対応する領域の光を遮蔽する光制御素子を配置している。再生時には、空間光変調器の全画素に光が照射されるが、この光制御素子により、信号光に対応する領域に存在する漏れ光を除去して、再生特性の向上を図っている。光制御素子としては、部分偏光フィルタ等が使用されている。
一方、ホログラムの再生時に再生光に直流成分を付与することにより、1枚のホログラムからネガティブ画像及びポジティブ画像の2つの再生像を生成して、両者の差分を求めることでSNR(信号対雑音比)を向上させる再生方法(以下、「ネガポジ再生法」という。)が提案されている(特許文献2、3)。また、位相差付与のために2つの空間光変調器を用いてオン画素に0及びπの位相差を与えて記録しておいて、再生時には位相差π/2の直流成分を付与して干渉させることで、再生データページのピクセル間干渉を線形特性とし、SNRを向上させる技術(以下、「コヒーレント加算法」という。)が提案されている(非特許文献1)。
これらは何れもSNRの向上を目的として、再生される回折光の高次成分と再生時に付与する直流成分とを干渉させて、新たな再生像を得るものである。付与する直流成分は、液晶ディスプレイ(LCD)等の空間光変調器の信号光領域で生成される。しかしながら、空間光変調器だけで「付与する直流成分」の位相と振幅(光強度)の両方を一度に制御するのは困難である。通常、「付与する直流成分」の位相の制御は、空間光変調器で行う。従って、空間光変調器とは別に、「付与する直流成分」の振幅を位相とは独立に制御する構成が求められている。
特開2006−301465号公報 特開2007−179595号公報 特開2007−179597号公報 Kenjiro Watanabe等、"Linear Reproduction of a Holographic Storage Channel using Coherent Addition"、ISOM'07、講演番号Mo-D-02
信号光領域及び参照光領域が設けられた空間光変調器に光源からの光をそのまま入射させる形態においては、再生時に参照光を読出し光として照射する場合に、空間光変調器の信号光領域からも光が漏れ出てしまう。例えば、透過型の空間光変調器として配置された液晶素子の精度が低い場合には、信号光パターンの表示位置にあるオフ画素を透過した光が不必要な漏れ光となり、光検出器で検出されて、再生信号光に対するノイズを発生させることがあった。
本発明の目的は、コリニア方式で信号光を再生する再生時に、光源からの射出光をそのまま空間光変調器の全画素に照射する場合に比べて、ホログラムに照射される読出し光から不必要な漏れ光(不要成分)を低減して、再生特性の向上を図ることができる、光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の光再生装置は、コヒーレント光を射出する光源と、光源から射出されたコヒーレント光を信号光光路と参照光光路とに分配する光分岐手段と、2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光を生成する場合に信号光パターンを表示する信号光領域と、前記信号光と同軸の参照光を生成する場合に参照光パターンを表示する参照光領域とを含み、入射した光を表示パターンに応じて画素毎に変調して出力する空間光変調器と、前記参照光光路に分配された光と前記信号光光路に分配された光とを、空間的に分離し且つ両者の光軸を一致させて前記空間光変調器に照射する照射光学系と、を備え、再生時には、信号光と該信号光と同軸の参照光との干渉によりホログラムが記録された光記録媒体に、前記空間光変調器の参照光領域で生成された参照光を読出し光として照射して、前記ホログラムに記録された信号光を再生する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の光再生装置は、請求項1に記載の光再生装置において、前記照射光学系は、前記参照光光路上に配置され、前記信号光光路に分配された光が通過する領域と前記参照光光路に分配された光が通過する領域とが、一致させた前記光軸と直交する面内で空間的に分離されるように、入射したビームの形状を整形するビーム整形手段と、前記信号光光路に分配された光の光軸と、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光の光軸とを一致させる光軸合わせ手段と、前記信号光光路に分配された光を前記信号光領域に照射し、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光を前記参照光領域に照射する光照射手段と、を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の光再生装置は、請求項1又は2に記載の光再生装置において、前記光分岐手段の光入射側又は光出射側に、分配された二光波の光量バランスを調整する少なくとも1つの光量調整手段が更に配置されたことを特徴とする。
請求項4に記載の光再生装置は、請求項2又は3に記載の光再生装置において、前記参照光領域は、前記信号光領域を取り囲むように配置され、前記参照光光路上に、前記ビーム整形手段として、円錐面同士が対向するように配置された一対のアキシコンレンズが挿入されていることを特徴とする。
請求項5に記載の光再生装置は、請求項4に記載の光再生装置において、前記一対のアキシコンレンズは、入射したビームの形状を、前記参照光領域のみに照射される形状に整形することを特徴とする。
請求項6に記載の光記録再生装置は、コヒーレント光を射出する光源と、光源から射出されたコヒーレント光を信号光光路と参照光光路とに分配する光分岐手段と、2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光を生成する場合に信号光パターンを表示する信号光領域と、前記信号光と同軸の参照光を生成する場合に参照光パターンを表示する参照光領域とを含み、入射した光を表示パターンに応じて画素毎に変調して出力する空間光変調器と、前記参照光光路に分配された光と前記信号光光路に分配された光とを、空間的に分離し且つ両者の光軸を一致させて前記空間光変調器に照射する照射光学系と、を備え、記録時には、前記空間光変調器で生成された信号光と該信号光と同軸の参照光とを光記録媒体に照射して、信号光と参照光との干渉により前記光記録媒体にホログラムを記録し、再生時には、前記ホログラムが記録された光記録媒体に、前記空間光変調器の参照光領域で生成された参照光を読出し光として照射して、前記ホログラムに記録された信号光を再生する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の光記録再生装置は、請求項6に記載の光記録再生装置において、前記照射光学系は、前記参照光光路上に配置され、前記信号光光路に分配された光が通過する領域と前記参照光光路に分配された光が通過する領域とが、一致させた前記光軸と直交する面内で空間的に分離されるように、入射したビームの形状を整形するビーム整形手段と、前記信号光光路に分配された光の光軸と、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光の光軸とを一致させる光軸合わせ手段と、前記信号光光路に分配された光を前記信号光領域に照射し、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光を前記参照光領域に照射する光照射手段と、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の光記録再生装置は、請求項6又は7に記載の光記録再生装置において、前記光分岐手段の光入射側又は光出射側に、分配された二光波の光量バランスを調整する少なくとも1つの光量調整手段が更に配置されたことを特徴とする。
請求項9に記載の光記録再生装置は、請求項7又は8に記載の光記録再生装置において、前記参照光領域は、前記信号光領域を取り囲むように配置され、前記参照光光路上に、前記ビーム整形手段として、円錐面同士が対向するように配置された一対のアキシコンレンズが挿入されていることを特徴とする。
請求項10に記載の光記録再生装置は、請求項9に記載の光記録再生装置において、前記一対のアキシコンレンズは、入射したビームの形状を、前記参照光領域のみに照射される形状に整形することを特徴とする。
請求項11に記載の光再生方法は、2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光を生成する場合に信号光パターンを表示する信号光領域と、前記信号光と同軸の参照光を生成する場合に参照光パターンを表示する参照光領域とを含み、入射した光を表示パターンに応じて画素毎に変調して出力する空間光変調器を用い、光源から射出されたコヒーレント光を信号光光路と参照光光路とに分配し、前記参照光光路に分配された光と前記信号光光路に分配された光とを、空間的に分離し且つ両者の光軸を一致させて前記空間光変調器に照射して、信号光と該信号光と同軸の参照光との干渉によりホログラムが記録された光記録媒体に、前記空間光変調器の参照光領域で生成された参照光を読出し光として照射して、前記ホログラムに記録された信号光を再生する、ことを特徴とする。
本発明の各請求項に係る発明は、各々以下の効果を有する。
請求項1に記載の発明によれば、コリニア方式で信号光を再生する再生時に、光源からの射出光をそのまま空間光変調器の全画素に照射する場合に比べて、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成される不必要な漏れ光(不要成分)を低減して、再生特性の向上を図ることができる、という効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成される不必要な漏れ光(不要成分)をより低減して、本発明を用いない場合に比べて、再生特性の向上を図ることができる、という効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、再生時の光利用効率が向上する、という効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、参照光の光利用効率が向上する、という効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、参照光の光利用効率が更に向上する、という効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、コリニア方式で記録再生ができ、信号光を再生する再生時に、光源からの射出光をそのまま空間光変調器の全画素に照射する場合に比べて、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成される不必要な漏れ光(不要成分)を低減して、再生特性の向上を図ることができる、という効果がある。
請求項7に記載の発明によれば、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成される不必要な漏れ光(不要成分)をより低減して、本発明を用いない場合に比べて、再生特性の向上を図ることができる、という効果がある。
請求項8に記載の発明によれば、再生時の光利用効率が向上する、という効果がある。
請求項9に記載の発明によれば、参照光の光利用効率が向上する、という効果がある。
請求項10に記載の発明によれば、参照光の光利用効率が更に向上する、という効果がある。
請求項11に記載の発明によれば、コリニア方式で信号光を再生する再生時に、光源からの射出光をそのまま空間光変調器の全画素に照射する場合に比べて、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成される不必要な漏れ光(不要成分)を低減して、再生特性の向上を図ることができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
(光記録再生装置の概略構成)
図1は本発明の実施の形態に係る光記録再生装置の構成を示す概略図である。この光記録再生装置は、光軸を共通とする信号光と参照光とを、同じ方向から1光束の記録光として光記録媒体に照射する「同軸記録方式(コリニア方式)」の光記録再生装置である。本実施の形態では、反射型の空間光変調器(SLM:spatial light modulator)と透過型の光記録媒体とを用いる「同軸透過型」の光記録再生装置について説明する。
光記録再生装置には、コヒーレント光であるレーザ光を発振する光源10が設けられている。光源10としては、例えば、発振波長が532nmの緑色レーザ光を発振するレーザ光源が用いられる。光源10の光出射側には、光路に対し挿入又は退避(開閉)が可能なシャッター12、直交する直線偏光成分間に1/2波長の光路差を与える1/2波長板14、所定の偏光方向の光を通過させる偏光板16、拡大・コリメート光学系であるビームエキスパンダ18、光分岐手段、ビーム整形手段及び光軸合わせ手段を含むアキシコン光学系20、及び反射ミラー22が、光源10の側から光路に沿ってこの順に配置されている。
光源10は、駆動装置(図示せず)を介して制御装置(図示せず)に接続され、制御信号に応じて駆動装置(図示せず)により駆動される。また、シャッター12は、駆動装置(図示せず)を介して制御装置(図示せず)に接続され、制御信号に応じて駆動装置(図示せず)により駆動されて開閉する。
反射ミラー22の光反射側には、所定の偏光方向の光を反射し且つこれと直交する偏光方向の光を透過する偏光ビームスプリッタ24が配置されている。反射ミラー22側から見て、偏光ビームスプリッタ24の光反射側には、多数の画素部を備え画素毎に入射光を偏光変調する反射型の空間光変調器26が配置されている。反射型の空間光変調器26としては、位相変調や偏光変調が可能なLCOS(liquid crystal on silicon)等を用いることができる。空間光変調器26は、パターン発生器(図示せず)を介して制御装置(図示せず)に接続されている。
パターン発生器は、制御装置から供給されたデジタルデータを明暗画像として表現して、空間光変調器26に表示する信号光パターンを生成する。信号光パターンは、例えば、二値のデジタルデータ「0,1」が「暗(黒画素)、明(白画素)」で表現されたデジタルパターン等である。空間光変調器26には、信号光パターンの外に、参照光パターンも表示される。参照光パターンは、例えば、ランダムパターン等である。空間光変調器26は、表示された信号光パターンや参照光パターンに応じて入射したレーザ光を変調して、信号光や参照光を生成する。また、直流成分を付与して再生を行う場合には、付与する直流成分を生成する。空間光変調器26は、生成した信号光や参照光等を、偏光ビームスプリッタ24側に反射する。
図5(A)は記録時に空間光変調器26に表示する記録用パターンの一例を示す図である。図5(A)に示すように、記録用パターン64は、信号光を生成する信号光パターン66と、参照光を生成するリング状の参照光パターン68と、を含んで構成されている。信号光パターン66は、空間光変調器26の中央部分に表示される。参照光パターン68は、この信号光パターンを取り囲むように、空間光変調器26の周辺部分に表示される。信号光パターンを表示する領域が信号光領域であり、参照光パターンを表示する領域が参照光領域である。信号光領域の形状及び参照光領域の形状は、記録用パターンに応じて適宜変更することができる。
図5(B)は空間光変調器26の表示面26Aに設定された表示領域の一例を示す平面図である。表示面26Aの大きさ等に応じて記録用パターンのサイズは予め設定されている。本実施の形態では、図5(B)に示すように、空間光変調器26の表示面26Aには、例えば、円形の信号光領域26Sと、この信号光領域26Sを取り囲むリング状の参照光領域26Rと、が各々配置されている。
再生時には、空間光変調器26の表示面26Aに再生用パターンを表示する。参照光を読出し光として照射して、ホログラムに記録された信号光を再生する場合には、空間光変調器26の参照光領域26Rだけに参照光パターンを表示する。表示された参照光パターンに応じて、入射したレーザ光が変調されて、理想的には参照光だけが生成される。上述した通り、空間光変調器の精度が低い場合などには、信号光領域で不必要な漏れ光が発生することがある。
また、上述した「ネガポジ再生法」や「コヒーレント加算法」など、回折光に直流成分を付与する再生方法では、参照光領域26Rに参照光パターンを表示して参照光を生成すると共に、信号光領域26Sに所定輝度の透過パターンを表示して付与する直流成分を生成する。上述した通り、付与する直流成分の振幅及び位相の両方を制御することが困難であることから、付与する直流成分の振幅が大きくなり、付与すべき直流成分に比べて過剰な成分(不必要な漏れ光)が発生することがあった。
アキシコン光学系20は、信号光領域26Sに照射される平行光と、参照光領域26Rに照射される平行光とを、各領域の形状に応じて別々に生成する。また、領域毎に光量を調整することもできる。本実施の形態では、アキシコン光学系20は、円形の信号光領域26Sにレーザ光を照射するために、光軸と直交する断面の形状が円形の平行光(以下、「円形の平行光」という。)を生成すると共に、信号光領域26Sを取り囲むリング状の参照光領域26Rにレーザ光を照射するために、光軸と直交する断面の形状がリング状の平行光(以下、「リング状の平行光」という。)を生成する。
なお、アキシコン光学系20については後で詳しく説明するが、本実施の形態では、アキシコン光学系20の導入により、再生時に信号光領域で生成される不必要な漏れ光が低減される。ここで、再生時に信号光領域で生成される不必要な漏れ光とは、本来、空間光変調器の信号光領域から光記録媒体に照射されるべきではない光のことを意味する。例えば、通常通り、参照光を読出し光として再生を行う場合には、空間光変調器の信号光領域から発生する光が不必要な漏れ光に該当する。また、上述した「ネガポジ再生法」や「コヒーレント加算法」等の再生方法では、付与すべき直流成分に比べて過剰な成分が不必要な漏れ光に該当する。
偏光ビームスプリッタ24には、空間光変調器26で生成された信号光や参照光等が入射する。この空間光変調器26から見て、偏光ビームスプリッタ24の光透過側には、一対のレンズ28、32、及びフーリエ変換レンズ34が、光路に沿ってこの順に配置されている。フーリエ変換レンズ34は、記録光をフーリエ変換して、光記録媒体36に照射する。フーリエ変換レンズ34の焦点位置が、記録光が集光される集光位置となる。また、レンズ28とレンズ32との間には、ビームウエスト近傍に開口部(アパーチャ)30Aを備えた遮光板30が配置されている。なお、遮光板30は必須ではなく、適宜省略することができる。
フーリエ変換レンズ34の光出射側には、光記録媒体36を保持する保持ステージ(図示せず)が設けられている。保持ステージは、制御装置(図示せず)に接続された駆動装置(図示せず)により駆動されて、光軸方向又は光軸と垂直な面方向に移動する。保持ステージは、例えば、光記録媒体36の膜厚方向の中心位置がフーリエ変換レンズ34の焦点位置となる基準位置で、光記録媒体36を保持する。
光記録媒体36は、光照射による屈折率変化によりホログラムを記録可能な光記録媒体である。このような光記録媒体36としては、例えば、フォトポリマー材料、フォトリフラクティブ材料、銀塩感光材料等の記録材料を用いた光記録媒体が挙げられる。
光記録媒体36の光透過側には、フーリエ変換レンズ38、一対のレンズ42、44、及びセンサアレイ46が配置されている。センサアレイ46は、CCDやCMOSアレイ等の撮像素子で構成され、受光した再生光(回折光)を電気信号に変換して出力する。また、レンズ38とレンズ42との間には、大口径の開口部(アパーチャ)40Aを備えた遮光板40が配置されている。なお、遮光板40は必須ではなく、適宜省略することができる。また、センサアレイ46は、制御装置(図示せず)に接続されている。センサアレイ46は、再生時に、受光面に結像された再生像を撮像し、撮像された画像データを制御装置(図示せず)に出力する。
(アキシコン光学系の構成)
次に、第1の実施の形態に係るアキシコン光学系20の構成について説明する。図2はアキシコン光学系の構成の一例を示す概略図である。アキシコン光学系20は、1/2波長板50、偏光ビームスプリッタ52、1/2波長板54、反射ミラー56、円形ビームをリング状ビームに変換する一対のアキシコンレンズ58、反射ミラー60、及び楕円リング状の反射ミラー62を含んで構成されている。レーザ光は、ビームエキスパンダ18からアキシコン光学系20に入射する。1/2波長板50及び偏光ビームスプリッタ52は、レーザ光の入射側から、光路に沿ってこの順に配置されている。1/2波長板50は、分岐された二光波の光量バランスを調整する光量調整手段として機能する。これについては、後で詳しく説明する。
偏光ビームスプリッタ52は、入射したレーザ光を信号光光路と参照光光路とに分配する。偏光ビームスプリッタ52の光透過側(即ち、信号光光路)には、1/2波長板54が配置されている。一方、偏光ビームスプリッタ52の光反射側(即ち、参照光光路)には、反射ミラー56が配置されている。反射ミラー56の光反射側には、一対のアキシコンレンズ58及び反射ミラー60が、光路に沿ってこの順に配置されている。反射ミラー60の光反射側には、開口部62Aを備えた楕円リング状の反射ミラー62が配置されている。なお、楕円リング状の反射ミラー62は、後述する通り、参照光光路で生成されたリング状の平行光102を反射して、信号光光路で生成された円形の平行光100との光軸合わせをする、光軸合わせ手段として機能する。
図3は一対のアキシコンレンズ58が円形ビームをリング状ビームに変換する様子を示す図である。即ち、一対のアキシコンレンズ58が、入射したビームの形状を整形するビーム整形手段として機能する。一対のアキシコンレンズ58は、同一形状の2つのアキシコンレンズ58Aとアキシコンレンズ58Bとで構成されている。アキシコンとは、点光源からの光を光軸上の直線像に変換する軸対称面を備えた光学素子である。円錐面を備えた円錐レンズの形態で使用されることが多く、一方の面が平面で且つ他方の面が円錐面の円錐台形状のレンズが、一般にアキシコンレンズと称されている。本実施の形態においても、図3に示す円錐台形状のレンズを、アキシコンレンズという。
アキシコンレンズ58Aとアキシコンレンズ58Bとは、その円錐軸が光軸(図3では光軸Lr)と一致し(即ち、円錐の頂点の各々が同じ光軸上に位置する)、円錐面同士が対向するように、所定の距離だけ離間して配置されている。所定の直径(図3では直径d)の平行光をアキシコンレンズ58Aの平面側から入射させると、入射した光が円錐面の斜面及び頂点から射出される際にリング状に集光されて、リング状のビームが形成される。リング状のビームは、アキシコンレンズ58Bの円錐面から入射して、リング状の平行光102とされ、アキシコンレンズ58Bの平面側から射出される。
なお、本実施の形態では、アキシコンレンズ58A及びアキシコンレンズ58Bとして、同一形状の2つのレンズを用いているが、錐面の傾斜角度及び屈折率が等しい2つのアキシコンレンズを組み合わせて使用しても、同様にリング状の平行光102を得ることができる。
入射される平行光の直径d、アキシコンレンズの直径A、円錐部の頂角の角度φ、及び一対のアキシコンレンズの離間距離Bに応じて、射出されるリング状の平行光102の外径(外周の直径)Dと内径(内周の直径)Dinとが決まる。離間距離Bは、アキシコンレンズ58Aの平面からアキシコンレンズ58Bの平面までの距離である。
本実施の形態では、リング状の平行光102の外径Dと内径Dinとは、空間光変調器26の参照光領域26Rの形状に応じて設計されている。即ち、外径Dが参照光領域26Rの外径と等しくなり、内径Dinが参照光領域26Rの内径と等しくなるように設計されている。これにより、リング状の平行光102が、図5(B)に示す参照光領域26Rに丁度照射される。また、本実施の形態では、参照光領域26Rの内径と信号光領域26Sの直径とが等しく、リング状の平行光102の内径Dinは円形の平行光100の直径dと等しいものとして説明する。
なお、再生時に信号光領域で生成される不必要な漏れ光を低減するという観点からは、参照光領域26Rの内径を、信号光領域26Sの直径よりも大きくすることが好ましく、リング状の平行光102の内径Dinを、参照光領域26Rの内径よりも若干大きくすることがより好ましい。
図4は楕円リング状の反射ミラー62が光軸合わせ手段として機能する様子を示す図である。楕円リング状の反射ミラー62は、その開口部62Aを信号光光路で生成された円形の平行光100が通過できるように、信号光光路の外側に配置されている。また、楕円リング状の反射ミラー62は、参照光光路で生成されたリング状の平行光102の光軸Lrと、信号光光路で生成された円形の平行光100の光軸Ls(=L)とが一致するように、光軸Lsに対し所定の角度(ここでは、45°)傾けて配置されている。これにより、参照光光路で生成されたリング状の平行光102は、楕円リング状の反射ミラー62で反射されて、その光路が(ここでは、90°)折り曲げられ、信号光光路で生成された円形の平行光100と光軸が合わされる。即ち、円形の平行光100とリング状の平行光102とは、同軸状の一光束となる。
(アキシコン光学系の動作)
次に、図2に示したアキシコン光学系20の動作について説明する。アキシコン光学系20には、ビームエキスパンダ18から直径dの円形の平行光が入射する。この直径dの円形の平行光は、1/2波長板50で所望の偏光面を有する偏光となり、偏光ビームスプリッタ52に入射する。偏光ビームスプリッタ52は、所定の偏光方向の光を反射し且つこれと直交する偏光方向の光を透過する。偏光ビームスプリッタ52を透過した偏光成分は、直径dの円形の平行光として信号光光路に分配される。偏光ビームスプリッタ52で反射された偏光成分は、直径dの円形の平行光として参照光光路に分配される。
1/2波長板50を調整することで、信号光光路に分配される光と参照光光路に分配される光の光強度比(光量バランス)が調整される。例えば、本実施の形態では、偏光ビームスプリッタ52はP偏光を透過し且つS偏光を反射する構成とする。1/2波長板50によりレーザ光の偏光方向を制御することによって、偏光ビームスプリッタ52に入射する光のP偏光成分とS偏光成分の比率を変えることができる。これにより、信号光光路に射出されるP偏光と参照光光路に射出されるS偏光の光強度比が調整される。
このような構成にすることで、光源からの光の多くを参照光光路に導くことも可能となる。参照光光路に分配された光からは、参照光が生成される。参照光として使われる光量を多くした場合には、図5(B)に示す参照光領域26Rを狭くしても、十分な参照光強度を確保することが容易になる。その結果、従来と比較して信号光領域26Sを広くすることが可能となり、その場合にはデータページの記録容量を増大させることも可能となる。
また、本実施の形態では、1/2波長板50を調整して、記録時には信号光光路と参照光光路の両方に光を分配し、再生時には参照光光路のみに光を分配する。従って、再生時には、参照光光路でリング状の平行光102だけが生成され、生成されたリング状の平行光102が、図5(B)に示す空間光変調器26の参照光領域26Rだけに照射される。即ち、図5(B)に示す信号光領域26Sには光は照射されず、ホログラムに照射される読出し光において、信号光領域で生成された不必要な漏れ光(不要成分)が大幅に低減され、再生特性が顕著に向上する。また、再生時、光源10からのレーザパワーを参照光の生成だけに使用するので、再生時における光利用効率が向上する。これに従い、再生光の強度が大きくなり、再生速度も向上する。
なお、上述した「コヒーレント加算法」や「ネガポジ再生法」等、再生時に信号光の直流成分(DC成分)を付与して再生する場合には、1/2波長板50を調整して、付与されるべきDC成分の量として適切な光量を信号光光路に分配することも可能である。ここで、付与されるべきDC成分の量(即ち、DC成分の振幅)は、信号光のDC成分比率(DC成分と高次成分との比率)と回折効率とによって決まる。これらの再生方法は、回折光と干渉させるDC成分との位相差を制御してSNRを向上させるものである。従って、干渉後の高次成分の振幅(強度)が、光検出器のダイナミックレンジを有効に使い精度よく検出されるように、DC成分の振幅を決めればよい。
上述した通り、付与する直流成分はLCD等の空間光変調器の信号光領域で生成されるが、空間光変調器だけで「付与する直流成分」の位相と振幅(光強度)の両方を一度に制御するのは困難である。一般に、位相変調を空間光変調器で行うが、位相を変調すると偏光ビームスプリッタを透過する光強度も変化してしまう。これに対して、本実施の形態に係る装置構成では、空間光変調器26(ここでは、LCOS)が与える位相とは独立して、偏光ビームスプリッタ52の光入射側に配置された1/2波長板50によりDC成分の光強度を調整することが可能である。このため、DC成分を付与して再生する場合にも、「付与する直流成分」の位相と振幅(光強度)の両方を制御できる、という優れた特性を発揮する。
偏光ビームスプリッタ52を透過した偏光成分(P偏光成分)は、上記の通り信号光光路に分配される。信号光光路に分配された直径dの円形の平行光は、1/2波長板54により、再度、直交する直線偏光成分間に1/2波長の光路差が与えられて、その偏光方向が参照光と等しくなるように調整される(P偏光→S偏光)。こうして、信号光光路において円形の平行光100(S偏光)が生成される。円形の平行光100は、一定の直径dで信号光光路を導波する。本実施の形態では、円形の平行光100の直径dは、図5(B)に示す信号光領域26Sに丁度照射されるように、信号光領域26Sの直径と等しくなるように設計されている。信号光光路で生成された円形の平行光100は、反射ミラー62の開口部62Aを通過する。
一方、偏光ビームスプリッタ52で反射された偏光成分(S偏光成分)は、上記の通り参照光光路に分配される。参照光光路に分配された直径dの円形の平行光は、反射ミラー56で反射され、アキシコンレンズ58Aに入射する。上述した通り、アキシコンレンズ58Aの平面側から入射した直径dの円形の平行光は、アキシコンレンズ58Aによりリング状に集光され、アキシコンレンズ58Bにより平行光化される。そして、アキシコンレンズ58Bの平面側からは、外径がDで且つ内径がdのリング状の平行光102(S偏光)が射出される。
アキシコンレンズ58Bから射出されたリング状の平行光102は、反射ミラー60で反射され、その光路が信号光光路の方向に折り曲げられて、楕円リング状の反射ミラー62に照射される。リング状の平行光102は、反射ミラー62で反射されて、その光路がまた折り曲げられ、信号光光路で生成された円形の平行光100と光軸が合わされる。
以上説明した通り、アキシコン光学系20は、入射された円形の平行光を信号光光路と参照光光路とに分配し、信号光光路で円形の平行光100を生成し、参照光光路でリング状の平行光102を生成する。また、信号光光路で生成された円形の平行光100と参照光光路で生成されたリング状の平行光102とは、光軸が一致するように光軸合わせされる。そして、光軸が一致する円形の平行光100とリング状の平行光102とが、アキシコン光学系20から射出される。
なお、アキシコン光学系20から射出された平行光は、後述する通り、反射ミラー22で反射され、偏光ビームスプリッタ24で反射されて、空間光変調器26に照射される。このとき、信号光光路で生成された円形の平行光100が、信号光領域26Sに照射され、参照光光路で生成されたリング状の平行光102が、参照光領域26Rに照射される(図6参照)。
(光記録再生装置の記録・再生動作)
次に、図1に示す光記録再生装置の記録・再生の動作について説明する。
ホログラムを記録する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、空間光変調器26に記録用パターンを表示する。光源10から発振されたレーザ光は、シャッター12を通過し、1/2波長板14と偏光板16とにより光強度や偏光方向が調整される。偏光板16を通過した光は、ビームエキスパンダ18により大径の平行光に変換され、アキシコン光学系20に入射される。
アキシコン光学系20では、入射された円形の平行光から、信号光領域26Sに照射する円形の平行光100が生成されると共に、参照光領域26Rに照射するリング状の平行光102が生成される。生成された円形の平行光100とリング状の平行光102とは、アキシコン光学系20により光軸が合わされる。アキシコン光学系20からは、光軸を共通とする円形の平行光100とリング状の平行光102とが射出される。
図6(A)に示すように、アキシコン光学系20から射出された平行光100及び平行光102は、反射ミラー22に照射される。反射ミラー22により反射された平行光100及び平行光102は、偏光ビームスプリッタ24に入射する。本実施の形態では、偏光ビームスプリッタ24は、S偏光を反射し且つP偏光を透過する。入射された平行光100及び平行光102(S偏光)は、偏光ビームスプリッタ24で空間光変調器26の方向に反射される。空間光変調器26には、記録用パターンが表示されている。空間光変調器26では、表示されたパターンに応じてレーザ光が偏光変調され(S偏光→P偏光)、信号光と参照光とが生成される。
本実施の形態では、図6(A)に示すように、空間光変調器26の信号光領域26Sには、アキシコン光学系20で生成された円形の平行光100が照射され、空間光変調器26の参照光領域26Rには、アキシコン光学系20で生成されたリング状の平行光102が照射される。信号光領域26Sに入射したレーザ光は、表示された信号光パターンに応じて偏光変調され、信号光が生成される。また、参照光領域26Rに入射したレーザ光は、表示された参照光パターンに応じて偏光変調され、参照光が生成される。
空間光変調器26で偏光変調された記録光は、偏光ビームスプリッタ24に照射され、偏光ビームスプリッタ24を透過して直線偏光(P偏光)の振幅分布に変換される。その後、レンズ28で集光され、アパーチャ30Aを備えた遮光板30に照射される。レンズ28で集光された記録光は、不要な周波数成分が遮光板30でカットされ、残部がアパーチャ30Aを通過する。アパーチャ30Aを通過した記録光は、レンズ32により平行光に変換される。
レンズ32により平行光に変換された記録光、即ち、信号光と参照光とは、フーリエ変換レンズ34によりフーリエ変換されて集光され、光記録媒体36に同時に且つ同軸で照射される。信号光と参照光とが集光される位置において、信号光と参照光とが干渉して形成された干渉縞が、光記録媒体36にホログラムとして記録される。
光記録媒体36に記録されたデータを読み出す場合(再生)には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、空間光変調器26に再生用パターンを表示する。光源10から発振されたレーザ光は、記録の場合と同様にして、シャッター12を通過し、1/2波長板14と偏光板16とにより光強度や偏光方向が調整され、ビームエキスパンダ18により大径の平行光に変換されて、アキシコン光学系20に入射する。
アキシコン光学系20では、上述した通り、アキシコン光学系20内の1/2波長板50を調整することにより、入射された円形の平行光から、理想的には参照光領域26Rに照射するリング状の平行光102だけを生成することができる。ここでは、参照光を読出し光として照射して、ホログラムに記録された信号光を再生する場合について説明する。この場合には、空間光変調器26の参照光領域26Rに参照光パターンを表示し、アキシコン光学系20でリング状の平行光102だけを生成して、リング状の平行光102を参照光領域26Rだけに照射する。
図6(B)に示すように、アキシコン光学系20から射出されたリング状の平行光102は、反射ミラー22に照射される。反射ミラー22により反射されたリング状の平行光102は、偏光ビームスプリッタ24に入射する。入射されたリング状の平行光102(S偏光)は、偏光ビームスプリッタ24で空間光変調器26の方向に反射される。空間光変調器26には、再生用パターンが表示されている。空間光変調器26では、表示されたパターンに応じてレーザ光が偏光変調され(S偏光→P偏光)、参照光が生成される。
本実施の形態では、図6(B)に示すように、空間光変調器26の参照光領域26Rに、アキシコン光学系20で生成されたリング状の平行光102が照射される。参照光領域26Rに入射したレーザ光は、表示された参照光パターンに応じて偏光変調され、参照光が生成される。生成された参照光は、記録の場合と同様にして、光記録媒体36のホログラムが記録された領域に照射される。即ち、光記録媒体36には、参照光だけが読出し光として照射される。
リング状の平行光102は、参照光領域26Rの形状に応じて生成されたものであり、参照光領域26Rにだけレーザ光が照射され、信号光領域26Sにはレーザ光は照射されない。従って、信号光領域26Sで反射された光(信号光に対応する領域に存在する漏れ光)が、読出し用の参照光と共に光記録媒体36に照射されることは、原理上はないことになる。従って、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成された不必要な漏れ光(不要成分)が大幅に低減されて、再生特性が顕著に向上する。
照射された参照光は、光記録媒体36を透過するときに、ホログラムによって回折され、透過回折光(再生光)がフーリエ変換レンズ38側に射出される。一部の参照光は回折されずに光記録媒体36を透過する。射出された再生光(透過参照光を含む)は、フーリエ変換レンズ38により逆フーリエ変換され、アパーチャ40Aを備えた遮光板40に照射される。レンズ38で逆フーリエ変換された再生光は、透過参照光が遮光板40でカットされ、残部がアパーチャ40Aを通過する。アパーチャ40Aを通過した光は、一対のレンズ42、44によりリレーされ、センサアレイ46に入射する。
センサアレイ46は、受光した再生光を電気信号に変換して出力する。即ち、センサアレイ46は、受光面に結像された再生像を撮像し、得られた画像データ(再生された信号光が保持するデータ)を制御装置(図示せず)に出力する。なお、センサアレイ46では、信号光データの1画素を複数の受光素子により受光する、オーバーサンプリングを実施することが好ましい。例えば、1ビットのデータを4個(2×2)の受光素子により受光する。
なお、前述のように、再生時に信号光の直流成分(DC成分)を付与して再生する場合には、空間光変調器26の参照光領域26Rに参照光パターンを表示すると共に、信号光領域26Sに透過パターンを表示する。そして、アキシコン光学系20内の1/2波長板50を調整することにより、付与されるべきDC成分の量として適切な光量を信号光光路に分配して、入射された円形の平行光から、信号光領域26Sに照射する円形の平行光100と、参照光領域26Rに照射するリング状の平行光102とを生成する。リング状の平行光102が照射されることで、参照光領域26Rからは参照光が生成される。一方、円形の平行光100が照射されることで、信号光領域26Sからは位相及び振幅が調整された直流成分が生成される。
(実験結果)
図7(A)〜(D)はアキシコン光学系の導入効果を示す図である。図7(A)は、図1に示す構成と同じ構成の光記録再生装置(以下、「アキシコン光学系を導入した装置」という。)を用いて、読出し用の参照光を空間光変調器に照射したときの表示面を撮像した図である。一方、図7(B)は、図1に示す構成からアキシコン光学系を除いた従来と同じ構成の光記録再生装置(以下、「従来の装置」という。)を用いて、読出し用の参照光を空間光変調器に照射したときの表示面を撮像した図である。
ここで、アキシコン光学系を導入した装置では、従来の装置と比較して10倍の参照光強度が得られた。これは光量調整手段(1/2波長板50)により、再生時に、空間光変調器の参照光領域のみに光を分配した効果による。従って、図7(A)に示す表示面には、図7(B)に示す表示面と比較して、10倍の参照光エネルギー(10μJ(マイクロジュール))が投入されている。それにもかかわらず、図7(A)に示す表示面では、図7(B)に示す表示面と比較して、信号光領域の漏れ光が大幅に低減されていることが分かる。これは、再生の際、空間光変調器の信号光領域に光を照射しない構成とした効果である。
図7(C)は、アキシコン光学系を導入した装置で再生したときの「最低回折効率」を評価した結果を示すグラフである。一方、図7(D)は、従来の装置で再生したときの「最低回折効率」を評価した結果を示すグラフである。ホログラムの回折効率を、記録エネルギーを変えることによって変化させ、再生特性を評価した。横軸が回折効率(単位:%)を表し、縦軸(右側)がシグナルノイズ比(SNR)を表し、縦軸(左側)がビットエラーレート(BER)を表す。なお、ビットエラーレートは指数表示されている。例えば、「1.E−02」は1×10-2を表す。SNRの値が大きく、BERの値が低い方が、再生特性がよい。
ここで、BERが5×10-3のときの回折効率を、再生が可能な最低回折効率とする。最低回折効率の値が小さいほど、低い回折効率のホログラムを良好なSNRで再生できることになり、再生特性が向上している。即ち、記録するホログラムの記録エネルギーを低減させることが可能であるため、より多くのホログラムを多重記録することが可能となり、記録密度向上に貢献する。図7(C)及び(D)に示した通り、アキシコン光学系を導入した装置で再生したときの最低回折効率は0.15%であり、従来の装置で再生したときの最低回折効率は1.2%である。アキシコン光学系の導入により、最低回折効率が1.2%から0.15%まで低下し、再生特性が顕著に向上していることが分かる。多重記録可能なホログラム数は、回折効率の平方根に反比例するため、約2.8倍の記録密度向上に相当する。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、参照光光路に代えて信号光光路が折り曲げられるように、アキシコン光学系20の構成を変更した例である。アキシコン光学系20の構成以外は、図1に示した第1の実施の形態に係る光記録再生装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。以下では、第2の実施の形態に係るアキシコン光学系20の構成及び動作だけを説明する。
図8は第2の実施の形態に係るアキシコン光学系20の構成を示す概略図である。アキシコン光学系20は、1/2波長板70、偏光ビームスプリッタ72、1/2波長板74、円形ビームをリング状ビームに変換する一対のアキシコンレンズ76、反射ミラー78、反射ミラー80、及び楕円状の反射ミラー82を含んで構成されている。1/2波長板70及び偏光ビームスプリッタ72は、レーザ光の入射側から、光路に沿ってこの順に配置されている。
偏光ビームスプリッタ72は、入射したレーザ光を信号光光路と参照光光路とに分配する。偏光ビームスプリッタ72の光透過側(即ち、参照光光路)には、1/2波長板74及び一対のアキシコンレンズ76が、光路に沿ってこの順に配置されている。一方、偏光ビームスプリッタ72の光反射側(即ち、信号光光路)には、反射ミラー78が配置されている。反射ミラー78の光反射側には、もう1つの反射ミラー80が配置されている。反射ミラー80の光反射側には、楕円状の反射ミラー82が配置されている。なお、楕円状の反射ミラー82は、後述する通り、信号光光路で生成された円形の平行光100を反射して、参照光光路で生成されたリング状の平行光102との光軸合わせをする、光軸合わせ手段として機能する。
次に、図8に示すアキシコン光学系20の動作について説明する。アキシコン光学系20には、ビームエキスパンダ18から、光軸がLで直径dの円形の平行光が入射する。この直径dの円形の平行光は、1/2波長板70で所望の偏光面を有する偏光となり、偏光ビームスプリッタ72に入射する。偏光ビームスプリッタ72を透過した偏光成分は、直径dの円形の平行光として参照光光路に分配される。偏光ビームスプリッタ72で反射された偏光成分は、直径dの円形の平行光として信号光光路に分配される。
1/2波長板70を調整することで、信号光光路に分配される光と参照光光路に分配される光の光強度比(光量バランス)が調整される。本実施の形態では、1/2波長板70を調整することで、記録時には信号光光路と参照光光路の両方に光を分配し、再生時には参照光光路のみに光を分配する。従って、再生時には、参照光光路でリング状の平行光102だけが生成され、生成されたリング状の平行光102が、図5(B)に示す空間光変調器26の参照光領域26Rだけに照射される。即ち、図5(B)に示す信号光領域26Sには光は照射されない。
これにより、第1の実施の形態と同様に、ホログラムに照射される読出し光において、信号光領域で生成された不必要な漏れ光(不要成分)が大幅に低減され、再生特性が顕著に向上する。また、再生時、光源からのレーザパワーを参照光の生成だけに使用するので、再生時における光利用効率が向上する。
なお、第1の実施の形態と同様に、「コヒーレント加算法」や「ネガポジ再生法」等、再生時に信号光の直流成分(DC成分)を付与して再生する場合には、1/2波長板50を調整して、付与されるべきDC成分の量として適切な光量を信号光光路に分配することも可能である。
偏光ビームスプリッタ72を透過した偏光成分は、上記の通り参照光光路に分配される。参照光光路に分配された直径dの円形の平行光は、1/2波長板74により、再度、直交する直線偏光成分間に1/2波長の光路差が与えられて、その偏光方向が信号光と等しくなるように調整される。1/2波長板74から射出された平行光は、アキシコンレンズ76Aに入射する。アキシコンレンズ76Aの平面側から入射した直径dの円形の平行光は、アキシコンレンズ76Aによりリング状に集光され、アキシコンレンズ76Bにより平行光化される。そして、アキシコンレンズ76Bの平面側からは、外径がDで且つ内径がdのリング状の平行光102が射出される。
一方、偏光ビームスプリッタ72で反射された偏光成分は、上記の通り信号光光路に分配される。信号光光路に分配された直径dの円形の平行光は、一定の直径dで信号光光路を導波する。信号光光路に分配された円形の平行光100は、反射ミラー78で反射され、その光路が折り曲げられて、反射ミラー80に照射される。反射ミラー80に照射された円形の平行光100は、反射ミラー80で反射され、その光路が参照光光路の方向に折り曲げられて、楕円状の反射ミラー82に照射される。
図9に示すように、楕円状の反射ミラー82は、参照光光路の内側に配置されている。また、楕円状の反射ミラー82は、参照光光路で生成されたリング状の平行光102の光軸Lr(=L)と、信号光光路で生成された円形の平行光100の光軸Lsとが一致するように、光軸Lrに対し所定の角度(ここでは、45°)傾けて配置されている。これにより、信号光光路で生成された円形の平行光100は、楕円状の反射ミラー82で反射されて、その光路がまた(ここでは、90°)折り曲げられ、参照光光路で生成されたリング状の平行光102と光軸が合わされる。
楕円状の反射ミラー82は、例えば、図9に示すように、直径dの円形の底面を有する円筒状のロッドを底面に対し45°傾斜した断面を形成するようにカットして、露出した断面にアルミニウム等を蒸着して反射膜を形成したものでもよい。また、楕円状の反射ミラー82は、板状ガラス等からなる楕円状の基板上に反射膜を形成したものでもよいし、平板状の反射板を楕円状に加工したものでもよい。
以上説明した通り、第2の実施の形態に係るアキシコン光学系20は、第1の実施の形態と同様に、入射された円形の平行光を信号光光路と参照光光路とに分配し、信号光光路で円形の平行光100を生成し、参照光光路でリング状の平行光102を生成する。また、信号光光路で生成された円形の平行光100と参照光光路で生成されたリング状の平行光102とは、光軸が一致するように光軸合わせされる。そして、光軸が一致する円形の平行光100とリング状の平行光102とが、アキシコン光学系20から射出される。
なお、アキシコン光学系20から射出された平行光は、上述した通り、反射ミラー22で反射され、偏光ビームスプリッタ24で反射されて、空間光変調器26に照射される。このとき、信号光光路で生成された円形の平行光100が、信号光領域26Sに照射され、参照光光路で生成されたリング状の平行光102が、参照光領域26Rに照射される(図6参照)。
<その他の変形例1>
なお、上記の実施の形態では、反射型の空間光変調器と透過型の光記録媒体とを用いる「同軸透過型」の光記録再生装置の例について説明したが、反射型の空間光変調器と反射型の光記録媒体とを用いる「同軸反射型」の光記録再生装置に、アキシコン光学系を導入しても、上記の実施の形態と同様の効果を得ることができる。図10はアキシコン光学系を導入した同軸反射型の光記録再生装置の構成を示す概略図である。図1に示した第1の実施の形態に係る光記録再生装置と同じ構成部分には同じ符号を付して説明を簡略化する。
この光記録再生装置には、レーザ光を発振する光源10が設けられている。光源10の光出射側には、シャッター12、1/2波長板14、偏光板16、ビームエキスパンダ18、アキシコン光学系20、及び反射ミラー22が、光源10の側から光路に沿ってこの順に配置されている。反射ミラー22の光反射側には、偏光ビームスプリッタ24が配置されている。反射ミラー22側から見て、偏光ビームスプリッタ24の光反射側には、反射型の空間光変調器26が配置されている。空間光変調器26は、表示された信号光パターンや参照光パターンに応じて入射したレーザ光を変調して、信号光や参照光を生成する。また、直流成分を付与して再生を行う場合には、付与する直流成分を生成する。空間光変調器26は、生成した信号光や参照光等を、偏光ビームスプリッタ24側に反射する。
アキシコン光学系20は、上述した通り、信号光領域26Sに照射される平行光と、参照光領域26Rに照射される平行光とを、各領域の形状に応じて別々に生成する。また、領域毎に光量を調整することもできる。アキシコン光学系20は、第1の実施の形態に係るアキシコン光学系と同じ構成としてもよく、第2の実施の形態に係るアキシコン光学系と同じ構成としてもよい。
偏光ビームスプリッタ24には、空間光変調器26で生成された信号光や参照光等が入射する。この空間光変調器26から見て、偏光ビームスプリッタ24の光透過側には、一対のレンズ84、88、直線偏光を円偏光に変換し且つ円偏光を直線偏光に変換する1/4波長板90、及びフーリエ変換レンズ92が、光路に沿ってこの順に配置されている。フーリエ変換レンズ92は、反射型の光記録媒体94に記録光を照射する。フーリエ変換レンズ92の焦点位置が、記録光が集光される集光位置となる。また、レンズ84とレンズ88との間には、ビームウエスト近傍に開口部(アパーチャ)86Aを備えた遮光板86が配置されている。なお、遮光板86は必須ではなく、適宜省略することができる。
フーリエ変換レンズ92の光出射側には、光記録媒体94を保持する保持ステージ(図示せず)が設けられている。光記録媒体94は、光照射による屈折率変化によりホログラムを記録可能な光記録媒体であり、フォトポリマー材料等のホログラムを記録可能な記録材料で構成された記録層94Aと、記録層94Aを透過した光を反射する金属膜等で構成された反射層94Bと、を備えている。
レンズ84から見て、偏光ビームスプリッタ24の光反射側には、センサアレイ96が配置されている。センサアレイ96は、CCDやCMOSアレイ等の撮像素子で構成され、受光した再生光(回折光)を電気信号に変換して出力する。
ホログラムを記録する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、空間光変調器26に記録用パターンを表示する。光源10から発振されたレーザ光は、シャッター12を通過し、1/2波長板14と偏光板16とにより光強度や偏光方向が調整される。偏光板16を通過した光は、ビームエキスパンダ18により大径の平行光に変換され、アキシコン光学系20に入射される。
アキシコン光学系20では、入射された円形の平行光が信号光光路と参照光光路とに分配されて、信号光光路で信号光領域26Sに照射する円形の平行光100が生成され、参照光光路で参照光領域26Rに照射するリング状の平行光102が生成される。また、信号光光路で生成された円形の平行光100と参照光光路で生成されたリング状の平行光102とは、光軸が一致するように光軸合わせされる。そして、光軸を共通とする円形の平行光100とリング状の平行光102とが、アキシコン光学系20から射出される。
アキシコン光学系20から射出された平行光は、反射ミラー22に照射される。反射ミラー22で反射された平行光は、偏光ビームスプリッタ24に入射する。入射された平行光は、偏光ビームスプリッタ24で空間光変調器26の方向に反射される。空間光変調器26では、表示された記録用パターンに応じてレーザ光が偏光変調され、信号光と参照光とが生成される。
空間光変調器26で偏光変調された記録光は、偏光ビームスプリッタ24に照射され、偏光ビームスプリッタ24を透過して直線偏光の振幅分布に変換される。その後、レンズ84で集光され、アパーチャ86Aを備えた遮光板86に照射される。レンズ84で集光された記録光は、不要な周波数成分が遮光板86でカットされ、残部がアパーチャ86Aを通過する。アパーチャ86Aを通過した記録光は、レンズ88により平行光に変換される。
レンズ88により平行光に変換された記録光(信号光と参照光)は、1/4波長板90により円偏光に変換され、フーリエ変換レンズ92によりフーリエ変換されて集光され、光記録媒体94に同時に且つ同軸で照射される。信号光と参照光とが集光される位置において、信号光と参照光とが干渉して形成された干渉縞が、光記録媒体94にホログラムとして記録される。
光記録媒体94に記録されたデータを読み出す場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、空間光変調器26に再生用パターンを表示する。光源10から発振されたレーザ光は、記録の場合と同様にして、シャッター12を通過し、1/2波長板14と偏光板16とにより光強度や偏光方向が調整され、ビームエキスパンダ18により大径の平行光に変換されて、アキシコン光学系20に入射する。
第1の実施の形態で説明した通り、アキシコン光学系20では、アキシコン光学系20内の1/2波長板50を調整することにより、入射された円形の平行光から、参照光領域26Rに照射するリング状の平行光102だけを生成することができる。また、DC成分を付与して再生する場合には、適切な光量だけが空間光変調器26の信号光領域26Sに照射されるように、1/2波長板50で調整することもできる。以下、アキシコン光学系20から、リング状の平行光102だけが射出される場合の例で説明する。
アキシコン光学系20から射出されたリング状の平行光102は、反射ミラー22に照射される。反射ミラー22で反射されたリング状の平行光102は、偏光ビームスプリッタ24に入射する。入射されたリング状の平行光102は、偏光ビームスプリッタ24で空間光変調器26の方向に反射される。空間光変調器26では、表示された再生用パターンに応じてレーザ光が偏光変調され、参照光が生成される。生成された参照光は、記録の場合と同様にして、光記録媒体94のホログラムが記録された領域に照射される。即ち、光記録媒体94には、参照光だけが読出し光として照射される。
リング状の平行光102は、参照光領域26Rの形状に応じて生成されたものであり、参照光領域26Rにだけレーザ光が照射され、信号光領域26Sにはレーザ光は照射されない。従って、設計上、信号光領域26Sで反射された光(信号光に対応する領域に存在する漏れ光)が、読出し用の参照光と共に光記録媒体94に照射されることはない。これにより、ホログラムに照射される読出し光から、信号光領域で生成された不必要な漏れ光(不要成分)が大幅に低減されて、再生特性が顕著に向上する。
照射された参照光は、光記録媒体94の記録層94Aを透過するときに、ホログラムによって回折され、反射層94Bで反射されて、反射回折光(再生光)がフーリエ変換レンズ92側に射出される。一部の参照光は回折されずに光記録媒体94の反射層94Bで反射される。射出された再生光(反射参照光を含む)は、フーリエ変換レンズ92により逆フーリエ変換され、1/4波長板90により直線偏光に再変換される。1/4波長板90により直線偏光に変換された再生光は、一対のレンズ88、84によりリレーされて平行光に変換され、偏光ビームスプリッタ24に入射し、偏光ビームスプリッタ24で反射されて、センサアレイ96に入射する。センサアレイ96は、受光面に結像した再生像を撮像し、得られた画像データを制御装置(図示せず)に出力する。
<その他の変形例2>
また、上記の実施の形態では、光分岐手段、ビーム整形手段及び光軸合わせ手段を含む光学系としてアキシコン光学系を導入する例について説明したが、再生時に、空間光変調器の信号光領域に照射するレーザ光と参照光領域に照射するレーザ光とを、各領域に応じて別々に生成する光学系であればよい。このような光学系を導入することで、例えば、参照光を読出し光として照射する通常の再生時には、参照光領域にだけレーザ光が照射され、空間光変調器の信号光領域にレーザ光が照射されないようにすることもできる。また、例えば、再生時に信号光の直流成分(DC成分)を付与する場合には、所望の光量のレーザ光が空間光変調器の信号光領域に照射されるようにすることもできる。
図11(A)及び(B)は上記光学系の他の構成例を示す図である。図11(A)に示す構成は、一対のアキシコンレンズ76を除いた以外は、図8に示す光学系と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。図11(A)に示す構成では、ビームエキスパンダ18から、光軸がLで直径Dの円形の平行光が入射する。この直径Dの円形の平行光は、1/2波長板70で所望の偏光面を有する偏光となり、偏光ビームスプリッタ72に入射する。
偏光ビームスプリッタ72を透過した偏光成分は、直径Dの円形の平行光として参照光光路に分配される。偏光ビームスプリッタ72で反射された偏光成分は、直径Dの円形の平行光として信号光光路に分配される。参照光光路に分配された円形の平行光は、1/2波長板74により、再度、直交する直線偏光成分間に1/2波長の光路差が与えられて、その偏光方向が信号光と等しく調整されて射出される。1/2波長板74から射出された光は、楕円状の反射ミラー82に照射されて、一部が楕円状の反射ミラー82で遮断され、残部が楕円状の反射ミラー82の周囲を通過する。これにより、参照光光路で、外径Dで且つ内径dのリング状の平行光102が生成される。
一方、偏光ビームスプリッタ72で反射された偏光成分は、上記の通り信号光光路に分配される。信号光光路に分配された直径Dの円形の平行光は、一定の直径Dで信号光光路を導波する。信号光光路に分配された円形の平行光は、反射ミラー78で反射され、その光路が折り曲げられて、反射ミラー80に照射される。反射ミラー80に照射された円形の平行光は、反射ミラー80で反射され、その光路が参照光光路の方向に折り曲げられて、楕円状の反射ミラー82に照射される。信号光光路に分配された円形の平行光は、参照光光路で生成されたリング状の平行光102と光軸が一致するように、その一部が楕円状の反射ミラー82で反射されて、その光路がまた折り曲げられ、直径dの円形の平行光100が生成される。なお、残部は楕円状の反射ミラー82の周囲を通過する。
また、図11(B)に示す構成は、一対のアキシコンレンズ58を除いた以外は、図2に示す光学系と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。図11(B)に示す構成では、ビームエキスパンダ18から直径Dの円形の平行光が入射する。この直径Dの円形の平行光は、1/2波長板50で所望の偏光面を有する偏光となり、偏光ビームスプリッタ52に入射する。偏光ビームスプリッタ52は、所定の偏光方向の光を反射し且つこれと直交する偏光方向の光を透過する。
偏光ビームスプリッタ52を透過した偏光成分は、直径Dの円形の平行光として信号光光路に分配される。偏光ビームスプリッタ52で反射された偏光成分は、直径Dの円形の平行光として参照光光路に分配される。信号光光路に分配された直径Dの円形の平行光は、1/2波長板54により、再度、直交する直線偏光成分間に1/2波長の光路差が与えられて、その偏光方向が信号光と等しくなるように偏光方向が調整される。偏光方向が調整された円形の平行光は、一定の直径Dで信号光光路を導波する。信号光光路に分配された直径Dの円形の平行光は、一部が反射ミラー62の開口部62Aを通過して、直径dの円形の平行光100となる。信号光光路に分配された平行光の残部は、楕円リング状の反射ミラー62で遮断される。
一方、偏光ビームスプリッタ52で反射された偏光成分は、上記の通り参照光光路に分配される。参照光光路に分配された直径Dの円形の平行光は、反射ミラー56、反射ミラー60で反射され、その光路が信号光光路の方向に折り曲げられて、楕円リング状の反射ミラー62に照射される。楕円リング状の反射ミラー62に照射された円形の平行光は、信号光光路で生成された円形の平行光100と光軸が一致するように、その一部が楕円リング状の反射ミラー62で反射されて、その光路がまた折り曲げられ、外径Dで且つ内径dのリング状の平行光102が生成される。なお、参照光光路に分配された平行光の残部は反射ミラー62の開口部62Aを通過する。
図11(A)及び(B)に示す光学系ではアキシコンレンズを使用していない。アキシコンレンズを使用する場合に比べて光利用効率は低下するが、各光学素子の細かい精度でのアライメントは不要となり、より簡易な構成で円形の平行光100とリング状の平行光102とを生成することができる。なお、図11(A)の楕円状の反射ミラー82及び図11(B)の楕円リング状の反射ミラー62は、「光軸合わせ手段」として機能すると同時に「ビーム整形手段」としても機能している。
<その他の変形例3>
また、上記の実施の形態では、アキシンコン光学系において、偏光ビームスプリッタの上流側に1/2波長板を配置することで、分岐された二光波の光量バランスを調整する「光量調整手段」として機能させているが、1/2波長板に代えて液晶素子等を用いることもできる。液晶素子を用いた場合には、1/2波長板を用いる場合に比べて、高速制御、小型化、コストの面で有利である。また、「光量調整手段」としては、種々の公知手段が採用できる。その例としては、ND(Neutral Density)フィルタ等がある。
本発明の実施の形態に係る光記録再生装置の構成を示す概略図である。 アキシコン光学系の構成を示す概略図である。 一対のアキシコンレンズが円形ビームをリング状ビームに変換する様子を示す図である。 楕円リング状の反射ミラーが光軸合わせ手段として機能する様子を示す図である。 (A)は記録時に空間光変調器に表示する記録用パターンの一例を示す図であり、(B)は空間光変調器の表示面に設定された表示領域の一例を示す平面図である。 (A)は記録時に空間光変調器の表示面にレーザ光が照射される様子を示す斜視図であり、(B)は再生時に空間光変調器の表示面にレーザ光が照射される様子を示す斜視図である。 (A)〜(D)はアキシコン光学系の導入効果を示す図である。 第2の実施の形態に係るアキシコン光学系の構成を示す概略図である。 楕円状の反射ミラーが光軸合わせ手段として機能する様子を示す図である。 アキシコン光学系を導入した同軸反射型の光記録再生装置の構成を示す概略図である。 (A)及び(B)は光学系の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10 光源
12 シャッター
14 1/2波長板
16 偏光板
18 ビームエキスパンダ
20 アキシコン光学系
22 反射ミラー
24 偏光ビームスプリッタ
26 空間光変調器
26R 参照光領域
26S 信号光領域
26A 表示面
28 レンズ
30A アパーチャ
30 遮光板
32 レンズ
34 フーリエ変換レンズ
36 光記録媒体
38 フーリエ変換レンズ
38 レンズ
40A アパーチャ
40 遮光板
42 レンズ
46 センサアレイ
50 1/2波長板
52 偏光ビームスプリッタ
54 1/2波長板
56 反射ミラー
58 一対のアキシコンレンズ
58A アキシコンレンズ
58B アキシコンレンズ
60 反射ミラー
62A 開口部
62 楕円リング状の反射ミラー
64 記録用パターン
66 信号光パターン
68 参照光パターン
70 1/2波長板
72 偏光ビームスプリッタ
74 1/2波長板
76 一対のアキシコンレンズ
76A アキシコンレンズ
76B アキシコンレンズ
78 反射ミラー
80 反射ミラー
82 楕円状の反射ミラー
84 レンズ
86A アパーチャ
86 遮光板
88 レンズ
90 1/4波長板
92 フーリエ変換レンズ
94 光記録媒体
94A 記録層
94B 反射層
96 センサアレイ
100 円形の平行光
102 リング状の平行光

Claims (11)

  1. コヒーレント光を射出する光源と、
    光源から射出されたコヒーレント光を信号光光路と参照光光路とに分配する光分岐手段と、
    2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光を生成する場合に信号光パターンを表示する信号光領域と、前記信号光と同軸の参照光を生成する場合に参照光パターンを表示する参照光領域とを含み、入射した光を表示パターンに応じて画素毎に変調して出力する空間光変調器と、
    前記参照光光路に分配された光と前記信号光光路に分配された光とを、空間的に分離し且つ両者の光軸を一致させて前記空間光変調器に照射する照射光学系と、
    を備え、
    再生時には、信号光と該信号光と同軸の参照光との干渉によりホログラムが記録された光記録媒体に、前記空間光変調器の参照光領域で生成された参照光を読出し光として照射して、前記ホログラムに記録された信号光を再生する、
    ことを特徴とする光再生装置。
  2. 前記照射光学系は、
    前記参照光光路上に配置され、前記信号光光路に分配された光が通過する領域と前記参照光光路に分配された光が通過する領域とが、一致させた前記光軸と直交する面内で空間的に分離されるように、入射したビームの形状を整形するビーム整形手段と、
    前記信号光光路に分配された光の光軸と、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光の光軸とを一致させる光軸合わせ手段と、
    前記信号光光路に分配された光を前記信号光領域に照射し、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光を前記参照光領域に照射する光照射手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の光再生装置。
  3. 前記光分岐手段の光入射側又は光出射側に、分配された二光波の光量バランスを調整する少なくとも1つの光量調整手段が更に配置されたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の光再生装置。
  4. 前記参照光領域は、前記信号光領域を取り囲むように配置され、
    前記参照光光路上に、前記ビーム整形手段として、円錐面同士が対向するように配置された一対のアキシコンレンズが挿入されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の光再生装置。
  5. 前記一対のアキシコンレンズは、入射したビームの形状を、前記参照光領域のみに照射される形状に整形することを特徴とする、請求項4に記載の光再生装置。
  6. コヒーレント光を射出する光源と、
    光源から射出されたコヒーレント光を信号光光路と参照光光路とに分配する光分岐手段と、
    2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光を生成する場合に信号光パターンを表示する信号光領域と、前記信号光と同軸の参照光を生成する場合に参照光パターンを表示する参照光領域とを含み、入射した光を表示パターンに応じて画素毎に変調して出力する空間光変調器と、
    前記参照光光路に分配された光と前記信号光光路に分配された光とを、空間的に分離し且つ両者の光軸を一致させて前記空間光変調器に照射する照射光学系と、
    を備え、
    記録時には、前記空間光変調器で生成された信号光と該信号光と同軸の参照光とを光記録媒体に照射して、信号光と参照光との干渉により前記光記録媒体にホログラムを記録し、
    再生時には、前記ホログラムが記録された光記録媒体に、前記空間光変調器の参照光領域で生成された参照光を読出し光として照射して、前記ホログラムに記録された信号光を再生する、
    ことを特徴とする光記録再生装置。
  7. 前記照射光学系は、
    前記参照光光路上に配置され、前記信号光光路に分配された光が通過する領域と前記参照光光路に分配された光が通過する領域とが、一致させた前記光軸と直交する面内で空間的に分離されるように、入射したビームの形状を整形するビーム整形手段と、
    前記信号光光路に分配された光の光軸と、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光の光軸とを一致させる光軸合わせ手段と、
    前記信号光光路に分配された光を前記信号光領域に照射し、前記参照光光路に分配され且つ前記ビーム整形手段で整形された光を前記参照光領域に照射する光照射手段と、
    を含むことを特徴とする、請求項6に記載の光記録再生装置。
  8. 前記光分岐手段の光入射側又は光出射側に、分配された二光波の光量バランスを調整する少なくとも1つの光量調整手段が更に配置されたことを特徴とする、請求項6又は7に記載の光記録再生装置。
  9. 前記参照光領域は、前記信号光領域を取り囲むように配置され、
    前記参照光光路上に、前記ビーム整形手段として、円錐面同士が対向するように配置された一対のアキシコンレンズが挿入されていることを特徴とする、請求項7又は8に記載の光記録再生装置。
  10. 前記一対のアキシコンレンズは、入射したビームの形状を、前記参照光領域のみに照射される形状に整形することを特徴とする、請求項9に記載の光記録再生装置。
  11. 2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光を生成する場合に信号光パターンを表示する信号光領域と、前記信号光と同軸の参照光を生成する場合に参照光パターンを表示する参照光領域とを含み、入射した光を表示パターンに応じて画素毎に変調して出力する空間光変調器を用い、
    光源から射出されたコヒーレント光を信号光光路と参照光光路とに分配し、
    前記参照光光路に分配された光と前記信号光光路に分配された光とを、空間的に分離し且つ両者の光軸を一致させて前記空間光変調器に照射して、
    信号光と該信号光と同軸の参照光との干渉によりホログラムが記録された光記録媒体に、前記空間光変調器の参照光領域で生成された参照光を読出し光として照射して、前記ホログラムに記録された信号光を再生する、
    ことを特徴とする光再生方法。
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