JP2018036560A - ホログラム再生装置及びプログラム - Google Patents
ホログラム再生装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018036560A JP2018036560A JP2016171127A JP2016171127A JP2018036560A JP 2018036560 A JP2018036560 A JP 2018036560A JP 2016171127 A JP2016171127 A JP 2016171127A JP 2016171127 A JP2016171127 A JP 2016171127A JP 2018036560 A JP2018036560 A JP 2018036560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- object light
- light
- true
- component
- hologram
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
Description
(ホログラム再生装置)
まず、本発明の実施の形態に係るホログラム再生装置について説明する。
図1(A)はホログラム再生装置を含むホログラム記録再生システムの構成の一例を示す概略構成図である。図1(B)はホログラム再生装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
次に、真物体光と偽物体光との位相差について説明する。
図2は真物体光と偽物体光との位相差を説明する図である。サンプルに記録光(平面波)を照射すると、計測対象物O1や計測対象物O2からの散乱光(真物体光)と、サンプルを透過した透過光(偽物体光)とが生成する。ここでは、平面波の光進行方向をZ軸方向、Z軸と直交する平面波の波面方向をX軸方向、Z軸と直交する平面波の振幅方向をY軸方向とする。また、平面波及び透過光(偽物体光)は実線で図示し、散乱光(真物体光)は点線で図示する、
次に、ホログラムの記録と再生について簡単に説明する。
図3(A)は真物体光と偽物体光とがホログラムとして記録される様子を示す模式図である。図3(A)に示すように、物体光のX軸方向での強度分布は、真物体光が偽物体光に埋もれて、計測対象物のコントラストが低い。真物体光と偽物体光とは振幅が異なるので、これらを振幅分布に分解する。真物体光を点線で図示し、偽物体光を実線で図示する。
次に、「ホログラム再生処理」について説明する。
図4は「ホログラム再生処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「ホログラム再生処理」は、ホログラム再生装置10の制御部20のCPU20Aにより実行される。また、「ホログラム再生処理」は、ユーザによりホログラムが指定され、再生処理の実行が指示されると開始される。
ここで、図2を参照して、光学的に「均一なサンプル」と「不均一なサンプル」の取り扱いの違いについて説明する。均一なサンプルの場合、計測対象物O1のZ軸方向の座標をz1、計測対象物O2のZ軸方向の座標をz2、座標z0(=0)での平面波の位相をα、平面波との位相差を(π/2)とすると、2つの計測対象物から生じる散乱光の位相は下記式(A)、下記式(B)で表される。kは平面波の波数であり、定数として与えられる。
計測対象物O2からの散乱光の位相=kz2+α−(π/2) 式(B)
計測対象物O2からの散乱光の位相
=kn2z2+k(n2−n1)Δz+α−(π/2) 式(E)
なお、図6に図示した例では、真物体光と同位相の直流成分とを合成する例について説明したが、更に、偽物体光に逆位相の直流成分を合成して、負の干渉により偽物体光を減衰させてもよい。偽物体光を減衰させない場合に比べて、計測対象物以外の強度が低下し、計測対象物の強度が相対的に高くなる。これにより、計測対象物のコントラストが相対的に向上する。
ここで、付与する直流成分の振幅の決定方法の一例を説明する。
図5(A)は真物体光に同位相の直流成分が付与される様子を示すフェーズ図であり、図5(B)は偽物体光に真物体光と同位相の直流成分が付与される様子を示すフェーズ図である。真物体光、偽物体光、付与する直流成分、合成波の各々は、電気ベクトルEとして下記式(1)で表される。
第2の実施の形態では、直流成分が除去された真物体光がホログラムとして記録されている以外は、第1の実施の形態と同様にしてホログラム再生処理を行うので、相違点のみ説明する。
図6(A)は直流成分が除去された真物体光がホログラムとして記録される様子を示す模式図である。図6(A)に示すように、直流成分を除去する前の物体光のX軸方向での強度分布は、真物体光が偽物体光に埋もれて、計測対象物のコントラストが低い。これらを振幅分布に分解すると、振幅Bで振動する振動成分(主成分であるAC成分)と、振幅Dの直流成分(DC成分)とを有する真物体光と、振幅Cの直流成分(DC成分)を有する偽物体光とに分かれる。このうち、真物体光の振幅Dの直流成分と、振幅Cの偽物体光とが、ホログラムの記録時に除去される。
なお、直流成分が除去された真物体光をホログラムとして記録する光学系の例を2つ例示する。図7はホログラムを記録する光学系の構成の一例を示す概略構成図である。図7に示すように、例示した光学系100は、計測対象物を含むサンプルSが透過型である場合に用いられる。光学系100は、光分岐素子として、反射面30Aを有する偏光ビームスプリッタ30を備えている。反射面30Aは、入射した光のうち予め定めた特性の光を反射し且つ他の光を透過する。本実施の形態では、S偏光を反射し、P偏光を透過する。
偏光ビームスプリッタ30に入射した入射光は、反射面30Aで反射されて物体光用光(S偏光)となり、反射面30Aを透過して参照光用光(P偏光)となる。物体光用光(S偏光)は、ミラー32で反射されてサンプルSに照射される。サンプルSを透過した物体光(S偏光)は、レンズ34、レンズ36、レンズ44、及びレンズ46でリレーされ平行光化されて、ビームスプリッタ48に入射する。このとき、マスク42により物体光から直流成分が除去される。
偏光ビームスプリッタ60に入射した入射光は、反射面60Aで反射されて物体光用光(S偏光)となり、反射面60Aを透過して参照光用光(P偏光)となる。物体光用光(S偏光)は、ビームスプリッタ62の反射面62Aで反射され、レンズ64及びレンズ66によりリレーされて、サンプルSに照射される。サンプルSで反射された物体光(S偏光)は、レンズ66及びレンズ64でリレーされ、ビームスプリッタ62の反射面62Aを透過し、レンズ74及びレンズ76でリレーされて平行光化され、ビームスプリッタ78に入射する。このとき、マスク42により物体光から直流成分が除去される。
12 光検出器
12A 検出面
20 制御部
22 表示部
24 操作部
26 通信部
28 記憶部
100 光学系
200 光学系
O1 計測対象物
O2 計測対象物
S サンプル
Z Z軸
z 座標
Claims (11)
- 三次元の計測対象物の情報を有する真物体光と前記計測対象物の情報を有さず且つ前記真物体光とは位相の異なる偽物体光とを記録したホログラムから再生される前記真物体光を取得する取得手段と、
前記真物体光を正の干渉により増幅する位相の直流成分を生成する生成手段と、
前記真物体光と生成した直流成分とを合成する合成手段と、
を備えたホログラム再生装置。 - 前記真物体光に合成する直流成分の位相は、光進行方向の1つの基準点において前記真物体光と同位相とされる、請求項1に記載のホログラム再生装置。
- 前記真物体光に合成する直流成分の位相は、光進行方向の複数の基準点において前記真物体光と同位相とされる、請求項1に記載のホログラム再生装置。
- 前記取得手段が、ホログラムから再生される前記真物体光を計算により取得し、
前記生成手段が、前記直流成分を計算により生成し、
前記合成手段が、前記真物体光と前記直流成分とを計算により合成する、
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のホログラム再生装置。 - 前記真物体光が、直流成分が除去された真物体光、または、直流成分が除去されていない真物体光である、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のホログラム再生装置。
- 直流成分が除去された真物体光である場合に、前記真物体光に合成する直流成分の振幅は、前記偽物体光の振幅の半分と略等しい、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のホログラム再生装置。
- 直流成分が除去されていない真物体光である場合に、前記真物体光に合成する直流成分の振幅は、前記ホログラムから再生される前記偽物体光の振幅をC、計測対象物の回折効率をηとした場合に、(C/2η1/2)以上である、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のホログラム再生装置。
- 直流成分が除去されていない真物体光である場合に、前記真物体光に合成する直流成分の振幅は、前記偽物体光の振幅と略等しい、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のホログラム再生装置。
- 前記取得手段が、更に、前記ホログラムから再生される前記偽物体光を取得し、
前記生成手段が、更に、前記偽物体光を負の干渉により減衰させる位相の直流成分を生成し、
前記合成手段が、更に、前記偽物体光と生成した直流成分とを合成する、
請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のホログラム再生装置。 - 合成する直流成分の位相は、光進行方向の少なくとも1つの基準点において前記偽物体光と逆位相とされる、請求項9に記載のホログラム再生装置。
- コンピュータを、
三次元の計測対象物の情報を有する真物体光と前記計測対象物の情報を有さず且つ前記真物体光とは位相の異なる偽物体光とを記録したホログラムから再生される前記真物体光を取得する取得手段、
前記真物体光を正の干渉により増幅する位相の直流成分を生成する生成手段、
前記真物体光と生成した直流成分とを合成する合成手段、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016171127A JP2018036560A (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | ホログラム再生装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016171127A JP2018036560A (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | ホログラム再生装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018036560A true JP2018036560A (ja) | 2018-03-08 |
Family
ID=61567331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016171127A Pending JP2018036560A (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | ホログラム再生装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018036560A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179595A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム記録再生方法及び装置 |
JP2007200517A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム再生方法及び装置 |
JP2007335056A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム再生方法及び装置 |
JP2009151841A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 光情報再生方法、光情報再生装置、及びプログラム |
JP2009223967A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法 |
JP2009229882A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 光再生装置及び光再生方法 |
JP2014044095A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Ushio Inc | 三次元位置測定方法、速度測定方法、三次元位置測定装置及び速度測定装置 |
JP2015078969A (ja) * | 2013-10-19 | 2015-04-23 | ウシオ電機株式会社 | 液滴内流動観察方法及び液滴内流動観察装置 |
-
2016
- 2016-09-01 JP JP2016171127A patent/JP2018036560A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179595A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム記録再生方法及び装置 |
JP2007200517A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム再生方法及び装置 |
JP2007335056A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Fuji Xerox Co Ltd | ホログラム再生方法及び装置 |
JP2009151841A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 光情報再生方法、光情報再生装置、及びプログラム |
JP2009223967A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 光再生装置、光記録再生装置、及び光再生方法 |
JP2009229882A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 光再生装置及び光再生方法 |
JP2014044095A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Ushio Inc | 三次元位置測定方法、速度測定方法、三次元位置測定装置及び速度測定装置 |
JP2015078969A (ja) * | 2013-10-19 | 2015-04-23 | ウシオ電機株式会社 | 液滴内流動観察方法及び液滴内流動観察装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101634170B1 (ko) | 디지털 홀로그래피 현미경 및 디지털 홀로그램 영상 생성 방법 | |
JP6052950B2 (ja) | オフアクシスデジタルホログラフィーにおける物体波の正確な復元のための装置 | |
KR101152798B1 (ko) | 듀얼 파장 디지털 홀로그래피을 이용한 3d 측정 장치 | |
KR101858082B1 (ko) | 개선된 홀로그래픽 복원 장치 및 방법 | |
KR101804441B1 (ko) | 개선된 홀로그래픽 복원 장치 및 방법 | |
US20130070251A1 (en) | Systems and Methods of Dual-Plane Digital Holographic Microscopy | |
US20210240134A1 (en) | Holographic reconstruction apparatus and method | |
US20160040983A1 (en) | Apparatus and method for measuring quality of holographic image | |
KR20180036921A (ko) | 개선된 홀로그래픽 복원 장치 및 방법 | |
JP2014044095A (ja) | 三次元位置測定方法、速度測定方法、三次元位置測定装置及び速度測定装置 | |
CN104457611A (zh) | 双波长剪切干涉数字全息显微测量装置及其方法 | |
KR101621040B1 (ko) | 단일광을 이용한 물체 형상 복원 장치 및 방법 | |
JP4025879B2 (ja) | デジタルホログラフィを利用した変位分布計測方法及び装置 | |
KR20200040209A (ko) | 측정 대상 물체의 3차원 형상 정보 생성 장치 | |
KR102478970B1 (ko) | 노이즈 레벨을 차감한 주파수 성분을 기초로 측정 대상 물체의 3차원 형상 정보를 생성하는 방법 | |
KR20190072020A (ko) | 결함 검출 방법 및 장치 | |
JP2012145361A (ja) | デジタルホログラフィ装置 | |
JP2018036560A (ja) | ホログラム再生装置及びプログラム | |
JP4025878B2 (ja) | 物体の再生像を得る装置、位相シフトデジタルホログラフィ変位分布計測装置及びパラメータを同定する方法 | |
JP2018036561A (ja) | ホログラム再生装置及びプログラム | |
CN105785741A (zh) | 一种3d全息数字光处理投影装置 | |
JP2007071593A (ja) | 球面波参照光を用いた位相シフトデジタルホログラフィの再生方法及び変位分布計測方法及び装置 | |
US20120232535A1 (en) | Systems And Methods For Performing Digital Holography | |
KR102055307B1 (ko) | 측정 대상 물체의 3차원 형상 정보 생성 장치 | |
JP2007303907A (ja) | 位相回復法による表面形状計測装置および表面形状計測方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210309 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211005 |