JP2009223585A - 賃貸保証システム - Google Patents

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Abstract

【課題】賃貸借物件に関する火災保険契約を非常に簡易に行うことができる賃貸保証システムを提供する。
【解決手段】賃借人が賃貸物件に関する賃料等の保証を含む賃貸保証の委託契約を行う賃貸物件管理機構と、賃貸物件管理機構が賃貸保証代理店契約を結んでいると共に賃貸物件管理機構と回線を介して接続されており、賃貸保証に関する処理を行うコンピュータ及び賃貸保証情報を格納するデータベースを有する賃貸保証機構と、賃貸保証機構と回線を介して接続されている損害保険機構とを備えており、賃貸保証が損害保険機構による火災保険を付帯しており、賃貸物件管理機構は、賃借人が賃貸物件管理機構との間で賃貸保証委託契約を行うと賃貸保証機構にこの賃貸保証委託契約の内容を通知するように構成されており、賃貸保証機構は、火災保険情報を損害保険機構に通知して火災保険による保証を行わせるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、賃借者と賃貸物件の貸主又は管理者との間でなされる賃貸借契約に関する賃料等を保証する賃貸保証システムに関する。
不動産の賃貸物件を借りる場合、賃借者(借主)は、その賃貸物件の管理者(例えば不動産仲介業者)を介して貸主又は賃貸物件管理者と賃貸借契約を結ぶ。賃貸物件管理者は、この賃貸借契約に従って借主から賃料の集金を行い、貸主が存在する場合には所定費用を差し引いた賃料をこの貸主に支払う。
従来より、この賃料に滞納が生じた場合にこれを保証する滞納賃料保証が実施されている。例えば、特許文献1には、賃料の立替を保証する会社とあらかじめ契約しておき、この賃料立替保証会社が滞納賃料を保証するようにした賃貸管理システムが提案されている。
この特許文献1に開示された賃貸管理システムでは、クレジットカード会社(賃料立替保証会社)は不動産仲介業者(賃貸管理会社)に賃料を立替支払いし、借主が賃料を滞納した場合に滞納保証賃料を不動産仲介業者に支払うように構成されている。また、不動産仲介業者は、火災保険の代理店でもあり、損害保険会社の火災家財保険への借主の加入手続きの代理を行うように構成されている。
特開2002−092513号公報
上述した従来のシステムでは、借主が賃貸物件及び/又はその家財に対して火災保険に加入する場合、賃貸借契約とは別個に火災保険契約を火災保険の代理店である不動産仲介業者と結ぶ必要がある。このため、火災保険契約手続きが非常に煩雑であった。また、不動産仲介業者は、火災保険の代理店となるために、損害保険会社と代理店契約を行う必要があり、その手続き自体が煩雑であるのみならず、代理店の条件を満足させるために募集人資格を取得したり、研修や監査を行う必要が生じる。さらに、借主と火災保険契約を行う際に1時間程度の説明が要求され、火災保険契約後も、保険申込書の事務処理、保険料の集金及び送金処理、保険更新の事務処理等の非常に煩雑な処理を強いられる。
従って本発明の目的は、賃貸借物件に関する火災保険契約を非常に簡易に行うことができる賃貸保証システムを提供することにある。
本発明によれば、賃借人が賃貸物件に関する賃料等の保証を含む賃貸保証の委託契約を行う賃貸物件管理機構と、賃貸物件管理機構が賃貸保証代理店契約を結んでいると共に賃貸物件管理機構と回線を介して接続されており、賃貸保証に関する処理を行うコンピュータ及び賃貸保証情報を格納するデータベースを有する賃貸保証機構と、賃借人に関する賃料等の集金代行及び振替管理を行うと共に賃貸保証機構と回線を介して接続されている賃料等振替管理機構と、賃貸保証機構と回線を介して接続されている損害保険機構とを備えており、賃貸保証が損害保険機構による火災保険を付帯しており、賃貸物件管理機構は、賃借人が賃貸物件管理機構との間で賃貸保証委託契約を行うと賃貸保証機構にこの賃貸保証委託契約の内容を通知するように構成されており、賃貸保証機構は、賃貸物件管理機構からこの賃貸保証委託契約の内容を受け取ると、賃貸保証に関する情報をデータベースに格納すると共に火災保険情報を損害保険機構に通知して火災保険による保証を行わせるように構成されている賃貸保証システムが提供される。
賃貸物件に関する賃料等の保証を含む賃貸保証に損害保険機構による火災保険が付帯されており、賃借人が賃貸物件管理機構との間でその賃貸保証の委託契約を行うと、賃貸保証機構が火災保険情報を損害保険機構に通知し、これにより損害保険機構による火災保険による保証が行われる。その結果、賃貸借物件に関する火災保険契約を借主及び賃貸物件管理機構が非常に簡易に行うことができる。
即ち、本発明によれば、借主が賃貸物件及びその家財に対して火災保険に加入する場合、賃貸借契約とは別個に火災保険契約を結ぶ必要がなく、1本の賃貸保証契約を行えば火災保険が自動付帯されるので手続きが非常に簡易となる。一方、賃貸物件管理機構は、火災保険の代理店となる必要がないので、損害保険機構と代理店契約も不要となり、代理店の条件を満足させるための種々の煩雑な処理も不要となるので、負担が大幅に低減化される。借主と火災保険契約を行う際に要求された長時間の説明も不要となり、その後の保険申込書の事務処理、保険料の集金及び送金処理、保険更新の事務処理等の処理も不要となるので手続が大幅に簡略化される。
なお、本発明における賃貸物件とは、用途が住居、店舗又は事務所に係わる賃貸物件であり、例えばビルディングの部屋やフロア、戸建て住宅、アパートやマンションの部屋、店舗、事務所、駐車場等の不動産の賃貸物件を対象とするものである。ただし、工場や倉庫等の賃貸物件に適用することも可能である。また、賃料等とは、賃料自体である家賃の他に、管理費、共益費、駐車場代、及び水道代等の変動費を含むことを意味している。
賃貸保証機構は、損害保険機構に対して火災保険の代理店契約を結んでおり、この火災保険の保険契約者であることが好ましい。
賃貸保証機構は、賃貸物件管理機構から賃借人との賃貸借契約情報を受け取ると、賃貸借契約情報と賃貸保証に関する情報を対応させてデータベースに格納するように構成されていることも好ましい。
賃貸保証機構は、賃借人が支払った賃貸保証の保証料を賃貸物件管理機構を介して受け取ると、火災保険料を損害保険機構に送金するように構成されていることも好ましい。
賃貸保証機構は、賃借人の口座振替情報を賃貸物件管理機構を介して受け取ると口座振替情報を賃料等振替管理機構に通知し、賃貸物件管理機構から賃貸保証委託契約の内容を受け取ると賃料等の請求及び送金情報を賃料等振替管理機構に通知するように構成されていることも好ましい。
賃貸保証機構は、賃借人が賃貸保証委託契約の申込みを賃貸物件管理機構に出向いた際に賃貸物件管理機構から賃借人の情報を受け取り、賃借人に関する入居審査を行うように構成されていることも好ましい。
賃料等振替管理機構は賃貸物件管理機構に対して賃借人の賃料等を立替えて支払いし、賃貸保証機構は賃料等振替管理機構に対してこの立替え金の差額を支払うように構成されていることも好ましい。
本発明によれば、賃貸借物件に関する火災保険契約を借主及び賃貸物件管理機構が非常に簡易に行うことができる。
図1は本発明の一実施形態における賃貸保証システムの全体構成及びデータの流れを概略的に示すブロック図であり、図2は図1の賃貸保証システムにおける各構成要素自体の処理内容及び構成要素間の処理内容を示すブロック図である。
これらの図において、10は賃貸物件の貸主11及び借主12(図2)と賃貸物件の賃貸借契約を行うと共にその賃貸物件の管理を行う例えば不動産仲介会社である賃貸物件管理機構、13は賃貸物件管理機構10に対して賃料等の滞納保証やその他の保証を行う例えば賃貸保証会社である賃貸保証機構、14は借主12からの賃料等の集金代行を行うと共に振替の管理及び賃料等の立替支払を行うための、例えばクレジット会社14a並びにその事務処理やデータ管理等を行うデータ処理及び管理会社14b等からなる賃料等振替管理機構、15は賃貸物件の火災保険業務を行う例えば損害保険会社である損害保険機構をそれぞれ示している。
なお、本実施形態における賃貸物件とは、用途が住居、店舗又は事務所に係わる賃貸物件であり、例えばビルディングの部屋やフロア、戸建て住宅、アパートやマンションの部屋、店舗、事務所、駐車場等の不動産の賃貸物件を対象とするものである。ただし、工場や倉庫等の賃貸物件に適用することも可能である。また、賃料等とは、賃料自体である家賃の他に、管理費、共益費、駐車場代、及び水道代等の変動費を含むことを意味している。
図1に示すように、賃貸保証機構13は中央データ処理部13a及び端末部13bを備えており、これら中央データ処理部13a及び端末部13bは専用回線13cを介して相互に接続されている。中央データ処理部13aには、ネットワークに接続するためのネットワークサーバ13aと、日常業務で使用される基幹サーバ13aと、賃貸保証に関する全てのデータが格納されているデータベース13aとが少なくとも設けられている。端末部13bには、複数の端末13a〜13bが設けられている。また、賃貸物件管理機構10には端末10aが、損害保険機構15には端末15aがそれぞれ設けられている。
賃貸保証機構13の端末部13b、賃料等振替管理機構14のクレジット会社14a及びデータ処理及び管理会社14b、賃貸物件管理機構10の端末10a、並びに損害保険機構15の端末15aは、インターネット網16を介して互いに接続可能となっている。もちろん、インターネット網に代えて、専用回線、ISDN等の電話回線、その他のいかなる回線を用いても良いことは明らかである。
図2に示すように、賃貸物件管理機構10は、貸主11との間で賃貸物件に関して賃貸管理業務委託契約を結んでおり、この貸主11に対して資産運用のコンサルティング業務及び貸主11に賃料等(家賃、管理費、共益費、駐車場代、及び水道代等の変動費)を送金する業務も行うように構成されている。
賃貸物件管理機構10は、また、賃貸保証機構13との間で賃貸保証の代理店契約を結んでおり、(1)賃貸物件に関する募集業務、(2)借主12との間で賃貸物件に関して入居申込及び賃貸保証委託契約申込を受け付ける業務、(3)受け付けた情報を賃貸保証機構13に送る業務、(4)賃貸保証機構13が入居審査を行って入居承諾がなされた場合に借主12との間で賃貸借契約及び賃貸保証委託契約を結ぶ業務、(5)借主12から契約時の賃料等と賃貸保証委託契約の保証料を受け取り、賃貸保証委託契約の内容を表わすデータを賃貸保証機構13に送信すると共に保証料をこの賃貸保証機構13に送金する業務を行うように構成されている。
賃貸保証機構13は、賃貸保証代理店契約を結んでいる賃貸物件管理機構10に対して、(1)賃貸物件に関してその代理店ネットワーク及びデータベースに基づく入居審査業務、(2)入居者が賃料を滞納した場合、賃料等支払い方法、支払い確約、明渡し交渉等の調査/支払いコンサルティング業務、(3)入居者が夜逃げ等で行方不明等の場合に、家財や室内の残留物の撤去、保管及び処分を行う明渡し業務、(4)賃料等を滞納している入居者に対しての訴訟等の法的手続業務、(5)賃料等が滞納している場合に未納賃料等を保証する保証業務、(6)賃料等の保証に火災保険が自動付帯されていることによる手続業務、(7)送金予定明細書、振込入金通知書、口座振替結果明細書等のデータ送付業務を行うように構成されている。
賃料等振替管理機構14は、(1)借主12からの賃料等の集金及びそのための振替口座の管理業務、(2)賃貸物件管理機構10に対する賃料等の立替送金業務を行うように構成されている。賃貸保証機構13は、この賃料等振替管理機構14に対して、その立替金の精算業務をも行うように構成されている。
損害保険機構15は、賃貸保証機構13より火災保険に関する情報と保険料を受け取って火災保険の保証を開始し、火災が生じた際に、借主12に家財の保険金を支払うように構成されている。なお、賃貸保証機構13は、この火災保険に関して保険契約者であり保険代理店となっている。
図3は、図1の賃貸保証システムにおいて賃貸保証契約時の借主12、貸主11、賃貸物件管理機構10、賃貸保証機構13、賃料等振替管理機構14及び損害保険機構15における処理の流れを詳細に示す図である。以下この図に従って、賃貸保証契約時の処理を説明する。
まず、貸主11と賃貸物件管理機構10との間で、賃貸管理業務委託契約及び賃貸管理業務受託契約を結ぶ(S1及びS2)。次いで、賃貸物件管理機構10は、その賃貸物件の入居者を募集する(S3)。
一方、借主12は、賃貸物件を探しており(S4)、賃貸物件管理機構10が仲介するある賃貸物件への入居申込をすべく、入居申込兼賃貸保証委託契約申込書に記入を行って賃貸物件管理機構10へ提出する(S5)。
図4は入居申込兼賃貸保証委託契約申込書の一例を示す図であり、この場合、5枚複写となっている。1枚目が借主12用の申込書兼領収書、2枚目が賃貸保証機構13用の賃貸保証委託契約書、3枚目が金融機関用の口座振替依頼書、4枚目が賃貸物件管理機構10用の変更・キャンセル・解約届書、5枚目が損害保険機構15用の付帯されている火災保険に関する内容確認書となっている。図5はこの火災保険に関する内容確認書を拡大して示した図である。
図5から分かるように、この火災保険に関する内容確認書は、借主12の職業、職種をチェックする欄、賃貸物件の戸室の状況をチェックする欄、物件情報を記入する欄、保険の種類をチェックする欄、保険の対象及び保険金額に関してチェックする欄、保険の補償対象期間に関してチェックする欄、及び他の保険契約の有無のほかに関してチェックする欄を備えており、借主12が入居申込兼賃貸保証委託契約申込書を記載する際に、各欄を確認してチェックを入れ、署名するのみで、火災保険を付帯させるための借主12の手続が終了する。
賃貸物件管理機構10はこの入居申込及び賃貸保証委託契約申込を受け付け(S6)、その賃貸物件及び申込者(借主12)の情報をデータとしてインターネット網16を介して賃貸保証機構13へ転送する。これにより賃貸保証機構13は、受け取った申込者の情報等のデータをデータベースに登録し(S7)、さらに、入居審査を行う(S8)。
賃貸保証機構13は、審査結果を賃貸物件管理機構10へ通知する(S9)。賃貸物件管理機構10は、入居承諾の結果を受け取った場合(S10)に、貸主11に対して入居承諾伺いを行った(S11)後、入居承諾を申込者(借主12)に通知する。
これにより借主12は、入居賃貸借契約及び賃貸保証委託契約を確認し(S12)、これらの契約に必要な書類を準備して(S13)、入居賃貸借契約手続及び賃貸保証委託契約手続を行い、初回契約時の敷金、礼金及び前家賃と保証料とを賃貸物件管理機構10に支払う(S14)。
賃貸物件管理機構10は、入居賃貸借契約書及び賃貸保証委託契約書を受け取り、敷金、礼金、前家賃及び保証料を受領すると(S15)、賃貸保証機構13に対して、契約情報、借主12の引落口座(振替口座)情報、貸主11の家賃送金口座情報、火災保険必要情報等のデータをインターネット網16を介して転送すると共に、賃貸保証委託契約書及び口座振替依頼書を送付する。これにより、賃貸保証機構13は、この契約自体、並びに送られてきた契約情報、引落口座情報、貸主11の家賃送金口座情報、火災保険必要情報等のデータをデータベース13aに登録し、また、賃貸保証委託契約書及び口座振替依頼書、保険内容確認書を受領する(S16)。
賃貸保証機構13が受領した口座振替依頼書を送付することによって賃料等振替管理機構14はこれを受領する(S17)。また、賃貸保証機構13は賃料等の請求及び送金情報並びに火災保険料情報等のデータをデータベース13aに登録する(S18)。賃貸保証機構13が賃料等の請求及び送金データをインターネット網16を介して賃料等振替管理機構14に転送することによってこの賃料等振替管理機構14はそのデータを受領し(S19)、火災保険料データをインターネット網16を介して損害保険機構15に転送することによってこの損害保険機構15はそのデータを受領する(S20)。さらに、賃貸保証機構13は、火災保険料を損害保険機構15に送金し(S21)、損害保険機構15はこれを受領する(S22)。さらに、賃貸保証機構13は、保険内容確認書を損害保険機構15に送付し(S23)、損害保険機構15は受領する(S24)。また、賃貸保証機構13は賃貸物件管理機構10に対して保険料の支払いを請求し(S25)、賃貸物件管理機構10はこれに応じて保険料の支払いを行う(S26)。
賃料等振替管理機構14は賃料等について借主12に支払いを請求し(S27)、借主12はこれに応じてその銀行口座にて支払いを行い(S28)、賃料等振替管理機構14は借主12の銀行口座から賃料等を回収する(S27)。賃料等振替管理機構14は、また、賃貸物件管理機構10に対して、賃料等を立替支払いし(S29)、賃貸物件管理機構10はこれを受領する(S30)。さらに、賃料等振替管理機構14は、賃貸保証機構13に対して、立替金の差額の支払いを請求し(S31)、賃貸保証機構13はこの立替金差額を支払い(S32)、賃料等振替管理機構14はこれを受領する(S33)。
なお、本実施形態の賃貸保証契約における保証期間は入居期間と一致しており、また、これに付帯する火災保険の保険期間も一致している。即ち、火災保険期間は賃貸保証契約の保証開始と共に始まり、保証終了と共に終了する。賃貸保証機構13は、入居日と退去日とを一括管理しているため、この賃貸保証機構13と損害保険会社15との間のデータのやりとりのみで処理可能となる。
図6は、図1の賃貸保証システムにおいて賃貸保証更新時の借主12、賃貸物件管理機構10、賃貸保証機構13、賃料等振替管理機構14及び損害保険機構14における処理の流れを詳細に示す図である。以下この図に従って、賃貸保証更新時の処理を説明する。
まず、賃貸保証機構13は、賃料等及び更新保証料の請求及び送金情報、並びに火災保険料情報等のデータをデータベース13aに登録する(S41)。賃貸保証機構13が賃料等及び更新保証料の請求及び送金データをインターネット網16を介して賃料等振替管理機構14に転送することによってこの賃料等振替管理機構14はそのデータを受領し(S42)、火災保険料データをインターネット網16を介して損害保険機構15に転送することによってこの損害保険機構15はそのデータを受領する(S43)。さらに、賃貸保証機構13は、火災保険料を損害保険機構15に送金し(S44)、損害保険機構15はこれを受領する(S45)。
賃料等振替管理機構14は賃料等及び更新保証料について借主12に支払いを請求し(S46)、借主12はこれに応じてその銀行口座にて支払いを行い(S47)、賃料等振替管理機構14は借主12の銀行口座から賃料等を回収する(S46)。賃料等振替管理機構14は、また、賃貸物件管理機構10に対して、賃料等を立替支払いし(S48)、賃貸物件管理機構10はこれを受領する(S49)。さらに、賃料等振替管理機構14は、賃貸保証機構13に対して、更新保証料を支払いし(S50)、賃貸保証機構13はこれを受領する(S51)。さらにまた、賃料等振替管理機構14は、賃貸保証機構13に対して、立替金の差額の支払いを請求し(S52)、賃貸保証機構13はこの立替金差額を支払い(S53)、賃料等振替管理機構14はこれを受領する(S54)。
このように、賃貸保証更新時に、借主12及び賃貸物件管理機構10は、賃貸保証についてはもちろんのこと、付帯されている火災保険の関しても特別の手続を行うことはない。従って、この更新時の手続も簡略化されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、賃貸保証機構13は、賃料等の保証に加え、審査及び滞納処理(借主12への調査及びコンサルティング)、明渡手続(残留物保管や撤去)、法的手続、家賃の集送(立替)、並びに家賃送金明細のデータ提供等を含む賃貸保証を行うことのみならず、この賃貸保証に火災保険を自動付帯させている。即ち、付帯型の火災保険として賃貸保証機構13が損害保険機構15に対する保険契約者及び保険代理店となっており、賃貸物件管理機構10が保険募集にかかわる代理店業務を一切行うことなく、借主12向けの火災保険が自動付帯されるように構成されている。自動付帯される火災保険を含めて賃貸保証の全ての契約が1本化されている。
また、賃貸保証契約として、賃貸借契約の連帯保証人の代りを賃貸保証機構13が法人として行う保証委託契約であることから、借主12側の立場となる契約となっている。即ち、借主12に対して賃料等の滞納やトラブル時の相談を行い、適切な状態にする契約であり、最終的な保証責任を賃料保証という形で貸主11へ支払うように構成されている。従って、この賃貸保証契約は、借主12との金銭消費貸借契約ではなく、借主12に対して賃料等振替管理機構14が立替えた利息を払わせたりすることもない。即ち、賃貸保証機構13の業務委託により、賃料等振替管理機構14が貸主11へ立替えているだけなので、借主12とは関係がないこととなる。
このように、借主12が賃貸物件及びその家財に対して火災保険に加入する場合、賃貸借契約とは別個に火災保険契約を結ぶ必要がなく、1本の賃貸保証契約を行えば火災保険が自動付帯されるため、手続きが非常に簡易となる。また、賃貸物件管理機構10は、火災保険の代理店となる必要がないので、損害保険会社15と代理店契約も不要となり、代理店の条件を満足させるための種々の煩雑な処理も不要となるので、負担が大幅に低減化される。借主12と火災保険契約を行う際に要求された長時間の説明も不要となり、その後の保険申込書の事務処理、保険料の集金及び送金処理、保険更新の事務処理等の処理が不要となるので、その点からも手続が大幅に簡略化される。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明の一実施形態における賃貸保証システムの全体構成及びデータの流れを概略的に示すブロック図である。 図1の賃貸保証システムにおける各構成要素自体の処理内容及び構成要素間の処理内容を示すブロック図である。 図1の賃貸保証システムにおいて賃貸保証契約時の各構成要素の処理の流れを詳細に示す図である。 入居申込兼賃貸保証委託契約申込書の一例を示す図である。 火災保険に関する内容確認書を拡大して示した図である。 図1の賃貸保証システムにおいて賃貸保証契約の更新時の各構成要素の処理の流れを詳細に示す図である。
符号の説明
10 賃貸物件管理機構
10a、15a 端末
11 貸主
12 借主
13 賃貸保証機構
13a 中央データ処理部
13a ネットワークサーバ
13a 基幹サーバ
13a データベース
13b 端末部
13c 専用回線
14 賃料等振替管理機構
14a クレジット会社
14b データ処理及び管理会社
15 損害保険機構
16 インターネット

Claims (7)

  1. 賃借人が賃貸物件に関する賃料等の保証を含む賃貸保証の委託契約を行う賃貸物件管理機構と、該賃貸物件管理機構が賃貸保証代理店契約を結んでいると共に該賃貸物件管理機構と回線を介して接続されており、賃貸保証に関する処理を行うコンピュータ及び賃貸保証情報を格納するデータベースを有する賃貸保証機構と、前記賃借人に関する賃料等の集金代行及び振替管理を行うと共に前記賃貸保証機構と回線を介して接続されている賃料等振替管理機構と、前記賃貸保証機構と回線を介して接続されている損害保険機構とを備えており、前記賃貸保証が前記損害保険機構による火災保険を付帯しており、前記賃貸物件管理機構は、前記賃借人が該賃貸物件管理機構との間で前記賃貸保証委託契約を行うと前記賃貸保証機構に該賃貸保証委託契約の内容を通知するように構成されており、前記賃貸保証機構は、前記賃貸物件管理機構から該賃貸保証委託契約の内容を受け取ると、該賃貸保証に関する情報を前記データベースに格納すると共に火災保険情報を前記損害保険機構に通知して火災保険による保証を行わせるように構成されていることを特徴とする賃貸保証システム。
  2. 前記賃貸保証機構は、前記損害保険機構に対して火災保険の代理店契約を結んでおり、該火災保険の保険契約者であることを特徴とする請求項1に記載の賃貸保証システム。
  3. 前記賃貸保証機構は、前記賃貸物件管理機構から前記賃借人との賃貸借契約情報を受け取ると、該賃貸借契約情報と前記賃貸保証に関する情報を対応させて前記データベースに格納するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の賃貸保証システム。
  4. 前記賃貸保証機構は、前記賃借人が支払った賃貸保証の保証料を前記賃貸物件管理機構を介して受け取ると、火災保険料を前記損害保険機構に送金するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の賃貸保証システム。
  5. 前記賃貸保証機構は、前記賃借人の口座振替情報を前記賃貸物件管理機構を介して受け取ると該口座振替情報を前記賃料等振替管理機構に通知し、前記賃貸物件管理機構から前記賃貸保証委託契約の内容を受け取ると賃料等の請求及び送金情報を前記賃料等振替管理機構に通知するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の賃貸保証システム。
  6. 前記賃貸保証機構は、前記賃借人が前記賃貸保証委託契約の申込みを前記賃貸物件管理機構に行った際に該賃貸物件管理機構から前記賃借人の情報を受け取り、該賃借人に関する入居審査を行うように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の賃貸保証システム。
  7. 前記賃料等振替管理機構は前記賃貸物件管理機構に対して前記賃借人の賃料等を立替えて支払いし、前記賃貸保証機構は前記賃料等振替管理機構に対して該立替え金の差額を支払うように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の賃貸保証システム。
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