JP2009223087A - 楽器ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】 上部ケースと下部ケースとの組立て作業や、その分解作業が容易にでき、且つビビリ音の発生を防ぐことができる楽器ケースを提供する。
【解決手段】 上部ケース2と下部ケース3とを重ね合わせてなり、その内部にスピーカを備えた楽器ケース1において、上部ケース2と下部ケース3とが重なり合う接合部分にスライド操作によって接離可能に圧接するロック部材13を備えた。従って、ロック部材13をスライドさせて上部ケース2と下部ケース3とが重なり合う接合部分に圧接させることにより、スピーカ7の発音時に接合部分におけるビビリ音の発生を防ぐことができる。また、ロック部材13をスライドさせるだけで、上部ケース2と下部ケース3との接合部分にロック部材13を圧接させることができ、且つその圧接を解除することができるので、上部ケース2と下部ケース3との組立て作業、およびその分解作業が容易にできる。
【選択図】 図4
【解決手段】 上部ケース2と下部ケース3とを重ね合わせてなり、その内部にスピーカを備えた楽器ケース1において、上部ケース2と下部ケース3とが重なり合う接合部分にスライド操作によって接離可能に圧接するロック部材13を備えた。従って、ロック部材13をスライドさせて上部ケース2と下部ケース3とが重なり合う接合部分に圧接させることにより、スピーカ7の発音時に接合部分におけるビビリ音の発生を防ぐことができる。また、ロック部材13をスライドさせるだけで、上部ケース2と下部ケース3との接合部分にロック部材13を圧接させることができ、且つその圧接を解除することができるので、上部ケース2と下部ケース3との組立て作業、およびその分解作業が容易にできる。
【選択図】 図4
Description
この発明は、鍵盤楽器などの楽器に用いられる楽器ケースに関する。
従来、鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、上部ケースと下部ケースとを重ね合わせて楽器ケースを構成する場合、上部ケースと下部ケースとの接合部分に隙間があると、スピーカで発音した際に、その音振動によって接合部分が共振してビビリ音を発生するため、接合部分における上部ケースと下部ケースとの一方にゴムなどの緩衝材を嵌め込んで、ビビリ音の発生を防ぐように構成したものが知られている。
実開昭62−198591
しかしながら、このような従来の楽器ケースでは、接合部分における上部ケースと下部ケースとの一方にゴムなどの緩衝材を嵌め込んで、上部ケースと下部ケースとを嵌合させる必要があるため、その組立て作業が煩雑で面倒であるという問題がある。
また、このような楽器ケースでは、上部ケースと下部ケースとを分解して修理や点検をする際、上部ケースと下部ケースとの接合部分にゴムなどの緩衝材が密着していると、上部ケースと下部ケースとを簡単に取り外すことができないという問題もある。
また、このような楽器ケースでは、上部ケースと下部ケースとを分解して修理や点検をする際、上部ケースと下部ケースとの接合部分にゴムなどの緩衝材が密着していると、上部ケースと下部ケースとを簡単に取り外すことができないという問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、上部ケースと下部ケースとの組立て作業や、その分解作業が容易にでき、且つビビリ音の発生を防ぐことができる楽器ケースを提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、上部ケースと下部ケースとを重ね合わせてなり、その内部にスピーカを備えた楽器ケースにおいて、前記上部ケースと前記下部ケースとが重なり合う接合部分にスライド操作によって接離可能に圧接するロック部材を備えていることを特徴とする楽器ケースである。
請求項1に記載の発明は、上部ケースと下部ケースとを重ね合わせてなり、その内部にスピーカを備えた楽器ケースにおいて、前記上部ケースと前記下部ケースとが重なり合う接合部分にスライド操作によって接離可能に圧接するロック部材を備えていることを特徴とする楽器ケースである。
請求項2に記載の発明は、前記ロック部材が、前記接合部分である前記上部ケースの接合部と前記下部ケースの接合部との間にスライド可能に設けられたスライド板と、このスライド板に設けられてそのスライド操作によって前記上部ケースの接合部と前記下部ケースの接合部との一方に弾力的に圧接する弾性圧接部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の楽器ケースである。
請求項3に記載の発明は、前記ロック部材が、前記スライド板に設けられて前記上部ケースと前記下部ケースとの外部に露出し、この露出した部分を操作して前記スライド板をスライドさせる操作部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の楽器ケースである。
この発明によれば、上部ケースと下部ケースとが重なり合う接合部分にロック部材がスライド操作によって圧接することにより、スピーカの発音時に上部ケースと下部ケースとの接合部分におけるビビリ音の発生を防ぐことができ、且つロック部材を一方向にスライドさせて上部ケースと下部ケースとの接合部分に圧接させることができると共に、ロック部材を逆方向にスライドさせてその圧接を解除することができるので、上部ケースと下部ケースとの組立て作業や、その分解作業が容易にできる。
以下、図1〜図10を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した一実施形態について説明する。
この鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、楽器ケース1を備えている。この楽器ケース1は、上部ケース2と、下部ケース3と、両側の側部ケース4とで構成されている。また、この楽器ケース1には、鍵盤部5、スイッチ部6、およびスピーカ7などの鍵盤楽器に必要な各種の部品が組み込まれている。
この鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、楽器ケース1を備えている。この楽器ケース1は、上部ケース2と、下部ケース3と、両側の側部ケース4とで構成されている。また、この楽器ケース1には、鍵盤部5、スイッチ部6、およびスピーカ7などの鍵盤楽器に必要な各種の部品が組み込まれている。
鍵盤部5は、図2に示すように、下部ケース3に形成された鍵盤シャーシ部8上に複数の鍵9(この実施形態では白鍵および黒鍵)が上下方向に回動可能に配列された状態で設けられ、これら鍵9が上部ケース2の開口部2aから外部に露出し、この露出した部分の鍵9が押鍵操作されるように構成されている。スイッチ部6は、上部ケース2内に設けられたスイッチ基板6a上に音色や音量などの楽音を調整するための各種のスイッチ釦6bが上部ケース1の上面から突出した状態で取り付けられた構成になっている。スピーカ7は、鍵盤部5の鍵9の押鍵操作に応じて楽音を発生するものであり、上部ケース2内における後部両側(図1では手前側の両側)に設けられている。
この場合、上部ケース2は、図1および図2に示すように、楽器ケース1の上部における前後方向(図2では左右方向)のほぼ中間部から、背面部(図2では左側の部分)における上下方向のほぼ中間部より下側に亘って形成され、上部におけるほぼ中間部から前面部(図2では右側の部分)に亘って開口部2aが形成されている。下部ケース3は、楽器ケース1の前面部から背面部の下部側に亘って連続して形成されている。また、側部ケース4は、図1に示すように、上部ケース2と下部ケース3との両側にそれぞれ取り付けられて、上部ケース2と下部ケース3との両側部を塞ぐように構成されている。
ところで、上部ケース2と下部ケース3とは、上下に重なり合って接合するように構成されている。この場合、楽器ケース1の背面側(図2では左側)に位置する上部ケース2と下部ケース3との接合部分は、図2〜図4に示すように、上部ケース2の下部に位置する上部接合部11と、下部ケース3の上部に位置する下部接合部12とが、互いに対向する部分であり、上部ケース2の上部接合部11が楽器ケース1の外側に位置し、下部ケース3の下部接合部12が楽器ケース1の内側に位置するように構成されている。
この楽器ケース1の背面側に位置する上部ケース2と下部ケース3との接合部分には、図1〜図3に示すように、複数のロック部材13が設けられている。このロック部材13は、スライド操作によって上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに接離可能に圧接するように構成されている。すなわち、このロック部材13は、図4〜図6に示すように、上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12との間にスライド可能に配置されたスライド板14を備えている。
このスライド板14は、上部ケース2の上部接合部11の内面に、押え板15によってスライド可能に押えられている。すなわち、このスライド板14は、図5および図6に示すように、帯状の平板であり、上部ケース2の上部接合部11の内面に設けられた横方向(図5では左右方向)に長いガイド溝部16内に、その長手方向に沿ってスライド可能に配置されている。このスライド板14の両側部には、一対の弾性圧接部17が楽器ケース1の内側に向けて突出した状態で設けられている。この一対の弾性圧接部17は、図6に示すように、それぞれほぼ半球状に膨出形成され、その各先端部側が押圧されると、弾性変形するように構成されている。
また、このスライド板14の中間部には、図6に示すように、操作釦部18が上部ケース2と下部ケース3との外部側、つまり楽器ケース1の外部側に向けて突出して設けられている。この操作釦部18は、外側(図6では下側)に位置する上部ケース2の上部接合部11にスライド板14の長手方向に沿って設けられた長方形状の操作孔19内に挿入されて楽器ケース1の外側に突出し、この突出した部分が楽器ケース1の外部から操作されて操作孔19の長手方向に沿って移動操作することにより、スライド板14をスライド溝部16の長手方向に沿ってスライド移動させるように構成されている。
押え板15は、図4〜図6に示すように、スライド板14よりも少し大きいほぼ平板状に形成され、ガイド溝部16内に配置されたスライド板14をスライド可能に覆った状態で、上部ケース2の上部接合部11の内面にビス20によって取り付けられている。この場合、押え板15には、スライド板14の両側に設けられた一対の弾性圧接部17がスライド板14の長手方向に沿って移動可能に挿入して下部ケース3の下部接合部12に向けて突出する長孔21が設けられている。
また、上部ケース2の背面側(図2では左側)における内面には、図2〜図5に示すように、一対の押えリブ22がロック部材13にそれぞれ対応して設けられている。この一対の押えリブ22は、図3および図5に示すように、スライド板14の両側に位置する一対の弾性圧接部17の間隔とほぼ同じ間隔で、ロック部材13の長手方向に対し直交する方向に沿って上部ケース2の上部から下部に亘って設けられている。
すなわち、この一対の押えリブ22は、図4〜図6に示すように、断面形状がほぼL字形状に形成され、ロック部材13に対応する箇所に切込み凹部23が設けられ、図4、図7、図8に示すように、この切込み凹部23内に下部ケース3の上部に位置する下部接合部12が挿入するように構成されている。これにより、一対の押えリブ22は、上部ケース2の上部接合部11と一対の押えリブ22との間にロック部材13を介して下部ケース3の下部接合部12が挿入した際、その下部ケース3の下部接合部12を上部ケース2の上部接合部11との間に挟み込むように構成されている。
この場合、下部ケース3の下部接合部12には、図3、図5、図8に示すように、押え板15を取り付けるためのビス20がそれぞれ挿入するスリット溝24が上下方向に沿って設けられている。また、この下部ケース3の下部接合部12におけるロック部材13に対応する箇所には、図5、図8、図9に示すように、一対の挿入凹部25が設けられている。この一対の挿入凹部25は、図8および図9に示すように、断面がほぼ台形の凹部形状に形成され、下部ケース3の下部接合部12が上部ケース2の上部接合部11と一対の押えリブ22との間に挿入する際に、ロック部材13の一対の弾性圧接部17がそれぞれ挿入するように構成されている。
これにより、ロック部材13は、図9に示すように、下部ケース3の下部接合部12に設けられた挿入凹部25内にロック部材13の弾性圧接部17が挿入した状態で、スライド板14がスライドして弾性圧接部17が挿入凹部25の斜面を乗り越えると、弾性圧接部17が下部ケース3の下部接合部12を上部ケース2の押えリブ22に弾力的に押し付けるように構成されている。このため、ロック部材13は、弾性圧接部17が上部ケース2の押えリブ22に対応するロック位置に移動した際に、弾性圧接部17とスライド板14とが上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12との両者に圧接するように構成されている。
また、ロック部材13は、図10に示すように、弾性圧接部17とスライド板14とが上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに弾力的に圧接した際に、位置規制部26によって位置規制されるように構成されている。この位置規制部26は、ロック部材13の操作釦部18に設けられた係止凹部27と、上部ケース2の上部接合部11に設けられた操作孔19の縁部に設けられた係合突起28とを備えている。これにより、位置規制部26は、ロック部材13のスライド板14がスライドして一対の弾性圧接部17がロック位置に移動した際に、係合突起28が係止凹部27に係脱可能に係合してスライド板14をロック位置に位置規制するように構成されている。
次に、この楽器ケース1の上部ケース2と下部ケース3とを重ね合わせて接合する場合について説明する。
この場合には、予め、下部ケース3の鍵盤シャーシ部8に複数の鍵9を配列し、上部ケース2にスイッチ部6およびスピーカ7を設ける。また、上部ケース2の上部接合部11の内面にはロック部材13を取り付け、このロック部材13のスライド板14をスライドさせて一対の弾性圧接部17を押えリブ22から離れたアンロック位置に配置する。この状態で、下部ケース3上に上部ケース2を重ね合わせる。
この場合には、予め、下部ケース3の鍵盤シャーシ部8に複数の鍵9を配列し、上部ケース2にスイッチ部6およびスピーカ7を設ける。また、上部ケース2の上部接合部11の内面にはロック部材13を取り付け、このロック部材13のスライド板14をスライドさせて一対の弾性圧接部17を押えリブ22から離れたアンロック位置に配置する。この状態で、下部ケース3上に上部ケース2を重ね合わせる。
このときには、上部ケース2の開口部2aから鍵盤部5を露呈させると共に、上部ケース2の背面側に位置する上部接合部11と下部ケース3の背面側に位置する下部接合部12とを対向させた状態で、下部ケース3上に上部ケース2を重ね合わせて接合する。すなわち、上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とを接合する際には、下部ケース3の下部接合部12を上部ケース2の上部接合部11に設けられた一対の押えリブ22の各切込み凹部23に相対的に挿入する。
この場合には、図8に示すように、ロック部材13の押え板15を取り付けるための各ビス20を下部ケース3の下部接合部12に設けられた各スリット溝24に相対的に挿入すると共に、ロック部材13の一対の弾性圧接部17を下部ケース3の下部接合部12に設けられた一対の挿入凹部25内に挿入する。このため、下部ケース3の下部接合部12に設けられた一対の挿入凹部25によって、ロック部材13の一対の弾性圧接部17が下部ケース3の下部接合部12に圧接せず、余裕を持って下部ケース3の下部接合部12が上部ケース2の一対の押えリブ22に設けられた各切込み凹部23に相対的に挿入する。
この状態で、図示しない締結ビスによって上部ケース2と下部ケース3とを締結した後、ロック部材13の操作釦部18を操作して、スライド板14を一方向(図8の矢印X方向)にスライドさせると、一対の弾性圧接部17が上部ケース2の一対の押えリブ22側に移動する。このときには、一対の弾性圧接部17が一対の挿入凹部25の斜面を乗り越えるので、一対の弾性圧接部17がその弾性力によって下部ケース3の下部接合部12を上部ケース2の一対の押えリブ22に押し付けながら、一対の弾性圧接部17が一対の押えリブ22に対応するロック位置に移動する。
これにより、ロック部材13は、その一対の弾性圧接部17が弾性変形しながら、上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに圧接する。このときには、上部ケース2の上部接合部11に設けられた操作孔19の縁部に設けられた位置規制部26の係合突起28がスライド板14の操作釦部18に設けられた係止凹部27に係脱可能に係合してスライド板14をロック位置に位置規制する。
また、上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに対するロック部材13の圧接を解除する場合には、操作釦部18を逆方向つまり矢印X方向と反対方向に移動操作して、スライド板14を同方向にスライドさせると、これに伴って一対の弾性圧接部17がロック位置からアンロック位置に移動し、下部ケース3の下部接合部12に設けられた一対の挿入凹部25に挿入する。これにより、上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに対するロック部材13の圧接が解除される。このため、下部ケース3の下部接合部12を上部ケース2の上部接合部11と押えリブ22との間から容易に取り外すことができる。
このように、この楽器ケース1によれば、上部ケース2と下部ケース3とが重なり合う接合部分にロック部材13がスライドして圧接することにより、スピーカ7の発音時に接合部分におけるビビリ音の発生を防ぐことができる。また、ロック部材13を一方向(図8では矢印X方向)にスライドさせて上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに圧接させることができると共に、ロック部材13を逆方向にスライドさせてその圧接を解除することができるので、上部ケース2と下部ケース3との組立て作業、およびその分解作業が容易にできる。
この場合、ロック部材13は、楽器ケース1の接合部分である上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12との間にスライド可能に設けられたスライド板14と、このスライド板14に設けられてそのスライド操作によって上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに弾力的に圧接する弾性圧接部17とを備えているので、ロック部材13を上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに圧接させる際に、弾性圧接部17が弾性変形することによってスライド板14を円滑にスライドさせることができる。
また、弾性圧接部17が弾性変形して、ロック部材13を上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに圧接させているので、スピーカ7の発音時には、その音振動による上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12との共振を弾性圧接部17によって吸収することができるので、接合部分におけるビビリ音の発生を確実に防ぐことができる。
また、この楽器ケース1では、ロック部材13が、スライド板14に設けられて上部ケース2と下部ケース3との外部つまり楽器ケース1の外部に露出し、この露出した部分を操作してスライド板14をスライドさせる操作釦部18を備えていることにより、上部ケース2と下部ケース3とを重ね合わせても、操作釦部18が楽器ケース1の外部に露出するので、上部ケース2と下部ケース3とを重ね合わせた状態で、楽器ケース1の外部から操作釦部18を容易に操作することができる。
このため、上部ケース2と下部ケース3とを重ね合わせた状態で、ロック部材13を一方向(図8では矢印X方向)にスライドさせてロック部材13を上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12とに圧接させることができると共に、ロック部材13を逆方向にスライドさせてロック部材13の圧接を解除することができるので、上部ケース2と下部ケース3との組立て作業や、その分解作業が、より一層、容易にできる。
さらに、この楽器ケース1では、ロック部材13の弾性圧接部17が上部ケース2の上部接合部11と下部ケース3の下部接合部12との一方に弾力的に圧接した際に、ロック部材13を係脱可能に係止して位置規制する位置規制部26を備えているので、弾性圧接部17が上部ケース2の押えリブ22に対応するロック位置に移動した際に、位置規制部26によってロック部材13を確実に位置規制することができる。
なお、上記実施形態では、鍵盤楽器に適用した場合について述べたが、必ずしも鍵盤楽器である必要はなく、スピーカを備えた楽器ケースに広く適用することができる。
1 楽器ケース
2 上部ケース
3 下部ケース
7 スピーカ
11 上部接合部
12 下部接合部
13 ロック部材
14 スライド板
17 弾性圧接部
18 操作釦部
22 押えリブ
26 位置規制部
2 上部ケース
3 下部ケース
7 スピーカ
11 上部接合部
12 下部接合部
13 ロック部材
14 スライド板
17 弾性圧接部
18 操作釦部
22 押えリブ
26 位置規制部
Claims (3)
- 上部ケースと下部ケースとを重ね合わせてなり、その内部にスピーカを備えた楽器ケースにおいて、
前記上部ケースと前記下部ケースとが重なり合う接合部分にスライド操作によって接離可能に圧接するロック部材を備えていることを特徴とする楽器ケース。 - 前記ロック部材は、前記接合部分である前記上部ケースの接合部と前記下部ケースの接合部との間にスライド可能に設けられたスライド板と、このスライド板に設けられてそのスライド操作によって前記上部ケースの接合部と前記下部ケースの接合部との一方に弾力的に圧接する弾性圧接部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の楽器ケース。
- 前記ロック部材は、前記スライド板に設けられて前記上部ケースと前記下部ケースとの外部に露出し、この露出した部分を操作して前記スライド板をスライドさせる操作部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の楽器ケース。
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2008
- 2008-03-18 JP JP2008068876A patent/JP2009223087A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101227 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121127 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130416 |