JP2009222895A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置正面以外の個所で、原稿読み取りの操作、操作部の操作、排紙された印刷物を容易に取り出すことができるようにする。
【解決手段】画像形成装置11本体正面側に設けられ、入力操作を行う操作部7からの操作入力により、本体下部に設けられた給紙トレイ12から記録紙を給紙し、給紙された記録紙に画像を形成した後、本体の一方の側部に設けられた排紙トレイ13から排紙する画像形成装置11において、前記操作部7を前記本体の前記排紙トレイ配設側の正面端部で揺動可能に支軸7Aによって支持し、本体の正面側から操作部7を操作する場合には、操作部7を本体正面側に回動させた位置を第1の操作位置に、排紙トレイ13配設側から操作部7を操作する場合には、前記操作部7を本体正面側から排紙トレイ13配設側に回動させた位置を第2の操作位置Pにそれぞれ設定した。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置11本体正面側に設けられ、入力操作を行う操作部7からの操作入力により、本体下部に設けられた給紙トレイ12から記録紙を給紙し、給紙された記録紙に画像を形成した後、本体の一方の側部に設けられた排紙トレイ13から排紙する画像形成装置11において、前記操作部7を前記本体の前記排紙トレイ配設側の正面端部で揺動可能に支軸7Aによって支持し、本体の正面側から操作部7を操作する場合には、操作部7を本体正面側に回動させた位置を第1の操作位置に、排紙トレイ13配設側から操作部7を操作する場合には、前記操作部7を本体正面側から排紙トレイ13配設側に回動させた位置を第2の操作位置Pにそれぞれ設定した。
【選択図】図2
Description
給紙トレイから転写紙を給紙し、その転写紙に画像を転写し、画像が転写されたその転写紙を排紙トレイに排出する複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいは、これらの少なくとも2つの機能を備えたデジタル複合機などの画像形成装置に係り、特に、操作部の位置を変更することができる画像形成装置に関する。
従来の一般的な装置では、転写紙を給紙トレイに補給しようとするときに、給紙トレイを装置の前方に大きく引き出す必要があり、杖、松葉杖、車椅子等を利用する足が不自由な状態にあるユーザ(これ以降、足が不自由なユーザと記載する)が装置正面にいるままの状態では、容易に引き出すことができない。また、排紙トレイが画像形成装置の左側に設置されている場合、排紙された印刷物を取ろうとするときに、排紙トレイが設置されている所まで移動する必要があり、足が不自由なユーザが装置正面にいるままの状態では、容易に印刷物を取ることができない。
そこで、特許文献1には、操作部から入力される情報に基づいて、記録媒体上に可視像を形成する画像形成装置であって、前記画像形成装置の側部には、後方端が軸支され、前方端が上方に移動する支持部材が設置されており、前記操作部は、前記支持部材によって支持され、該支持部材の軸線方向に沿って移動可能となっていることを特徴とする発明が記載されている。この発明では、更に、前記画像形成装置の後部には、該画像形成装置の後面に沿って水平方向に軸線を有する軸部材が設置されており、前記支持部材は、後方端が前記軸部材によって軸支され、前方端を上方に移動させた状態で、該軸部材に沿って移動可能となっていることも記載されている。
また、特許文献2には、記録シート上に可視像を形成する画像形成部と、複数枚の記録シートを収容し、前記画像形成部に記録シートを順次供給するシート収容部と、を有し、前記シート収容部には、記録シートを積層して収容するシートトレイが、装置本体に対して水平方向に引き出すことが可能に設けられ、該シートトレイは、ほぼ直角となる2方向のいずれにも引き出しが可能となっていることを特徴とする発明が記載されている。この場合、更に、前記シートトレイは、装置本体に対して一方向に引き出しが可能なトレイ引き出し枠内に設置され、該シートトレイは、前記トレイ引き出し枠に対し、該引き出し枠が装置本体に対して引き出される方向とほぼ直角方向に引き出し可能となっていることも記載されている。
更に、特許文献3には、用紙に画像形成を行う画像形成手段と、利用者が装置の動作指示を行う第1の操作手段と、装置外部に露出した状態で設置された手差し給紙部と、装置内部に配置された用紙を収納するための用紙収納手段と、前記手差し給紙部から前記用紙収納手段へ用紙補給を行う用紙補給手段と、装置利用者の情報を記録した記録媒体との通信を行う情報通信手段と、前記手差し給紙部を手差し給紙として使用する画像形成モードでの動作か、前記用紙補給手段としての動作である用紙補給動作モードでの動作かを切り替える給紙/補給切替手段と、前記情報通信手段で受信した情報に基づいて、前記給紙/補給切替手段を制御する判断手段とを有することを特徴とする発明が記載されている。
特開2004−198475号公報
特開2005−8342号公報
特開2005−067767号公報
特許文献1記載の発明では、操作部を可動アームに取り付けることで、操作部の移動を可能とし、装置前面で車椅子を利用するユーザが着座した状態で操作できる。しかし、排紙された印刷物をユーザが取る際には、装置を操作する位置から移動する必要があり、また、ユーザが転写紙を補給する場合においても、装置を操作する位置から移動しなければならず、足が不自由なユーザにとって、使い勝手が悪い。
特許文献2記載の発明では、給紙トレイを装置に格納した状態で、装置側面に給紙トレイとは別のトレイを引き出すことが可能になっていて、そのトレイに転写紙を補給することができる。しかし、転写紙を補給するためには、ユーザが装置を操作している装置正面から移動する必要があり、やはり足が不自由なユーザにとって、使い勝手が悪い。
そこで、本発明が解決すべき課題は、装置正面以外の個所で、原稿読み取りの操作、操作部の操作、排紙された印刷物を容易に取り出すことができるようにする。
前記課題を解決するため、第1の手段は、画像形成手段を備えた本体正面側に設けられ、入力操作を行う操作部からの操作入力により、前記本体下部に設けられた給紙トレイから記録紙を給紙し、給紙された記録紙に画像を形成した後、前記本体の一方の側部に設けられた排紙トレイから排紙する画像形成装置において、前記操作部を前記本体の前記排紙トレイ配設側の正面端部で揺動可能に支持する支持手段を備え、前記本体の正面側から前記操作部を操作する場合には、前記操作部を前記本体正面側に回動させた位置を第1の操作位置に、前記排紙トレイ配設側から前記操作部を操作する場合には、前記操作部を本体正面側から前記排紙トレイ配設側に回動させた位置を第2の操作位置に設定したことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記本体上部に設けられ、画像を光学的に読み取る読み取り部と、前記読み取り部を前記本体の前記排紙トレイ配設側の正面端部で揺動自在に支持する支持手段とを備え、前記本体の正面側から前記読み取り部で読み取り操作を行う場合には、前記読み取り部を前記本体正面側に回動させた位置を第1の操作位置に、前記排紙トレイ配設側から前記操作部を操作する場合には、前記操作部を本体正面側から前記排紙トレイ配設側に回動させた位置を第2の操作位置に設定したことを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記第2の操作位置での使用を認証する前記本体の前記排紙トレイ配設側に設けられた認証手段と、前記認証手段によって前記第2の操作位置での使用が認証されたとき、前記操作部を前記第2の操作位置に移動させる第1の駆動手段とを備えていることを特徴とする。
第4の手段は、第2の手段において、前記第2の読み取り操作位置での使用を認証する前記本体の前記排紙トレイ配設側に設けられた認証手段と、前記認証手段によって前記第2の読み取り操作位置での使用が認証されたとき、前記操作部を前記第2の読み取り操作位置に移動させる第2の駆動手段とを備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第1又は第2の手段において、前記操作部からの操作入力により第2の操作位置へ移動させることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記排紙トレイ配設側が前記本体正面から見て左側であることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、画像形成手段を備えた本体は画像形成装置11本体に、操作部は符号7に、給紙トレイは符号12に、支持手段は支軸7A、22A、22Bに、第1の操作位置は正面位置に、第2の操作位置は足が不自由なユーザの利用位置Pに、認証手段は認証装置20に、第1の駆動手段は操作部駆動モータ17に、第2の駆動手段はスキャナ駆動モータ19に、それぞれ対応する。
本発明によれば、装置正面以外の個所で、原稿読み取りの操作、操作部の操作、排紙された印刷物を容易に取り出すことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図、図2ないし図4は操作部及びスキャナの装置の正面位置からの移動及びスキャナの設置角度調整に関する説明図、図5は給紙トレイの引き出し及び収納に関する説明図、図6は本実施形態に係る画像形成装置の全体的な構成を示す機能ブロック図、図7はペーパーエンド発生時の給紙トレイ自動引き出しの制御手順を示すフローチャート、図8及び図9は操作部のボタン操作による給紙トレイの引き出し及び収納の制御手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、足が不自由なユーザの利用位置を装置左側面(排紙トレイ側)とした場合の例を示す。
図1において本実施形態に係る画像形成装置は給紙トレイ(給紙台)12の上に画像形成装置本体11が載置され、更に、その上にスキャナ22が設けられている。画像形成装置本体11の上部には操作部7が設けられ、正面から見て左側に排紙トレイ13と認証装置20がそれぞれ設置されている。このように概略構成された画像形成装置では、操作部7からの設定内容に従い、給紙トレイ12から転写紙が給紙され、給紙トレイ7から画像形成装置本体11内の作像部に記録紙を搬送する紙搬送装置によって記録紙を搬送し、作像部の転写装置により、記録紙に画像を転写し、最終的に排紙トレイ13に排紙するようになっている。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、図6に示すようにCPU1を中心に、RAM2、ROM3、給紙トレイ駆動モータ4、給紙トレイ開閉検知センサ5、操作部角度検知センサ6、操作部駆動モータ17、スキャナ角度検知センサ18、スキャナ駆動モータ19、操作部7、転写装置8、給紙トレイ引き出し位置検知センサ10、スキャナ22、認証装置20、スキャナ設置角度検知センサ23、及びスキャナ設置角度調整モータ24がバスBに接続されている。
CPU1は画像形成装置全体の制御を司る。その際ROM3に格納されたプログラムコードをRAM2に展開し、RAM2をワークエリアとして使用して前記プログラムコードによって定義されたプログラムを実行し、前記制御を行う。操作部7はユーザの操作によって画像形成装置のための指示入力を行い、また、画像形成装置側から種々の情報が表示され、マン−マシンインターフェースとして機能する。転写装置8は図示しない作像部の一部として機能し、例えば光書き込みによって感光体表面に形成された潜像をトナー現像し、紙搬送装置9によって給紙トレイ12から給紙された記録紙に現像されたトナー画像を転写するもので、後段の図示しない定着装置によって記録紙にトナー画像が定着され、排紙トレイ13から排紙される。
給紙トレイ駆動モータ4は給紙トレイの引き出しと収納時の駆動力を提供する。給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10は、給紙トレイ12が前記モータ4によって引き出されたときの引き出し終了位置を検知する。給紙トレイ開閉検知センサ5は給紙トレイの開閉を検知し、操作部角度検知センサ6は操作部駆動モータ17によって駆動される操作部の角度を検知し、スキャナ角度検知センサ18はスキャナ駆動モータ19によって駆動されるスキャナの角度を検知する。また、スキャナ設置角度検知センサ23はスキャナ設置角度調整モータ24によって駆動されるスキャナの設置角度を検知する。スキャナ22は原稿光走査して光学的に読み取るものである。認証装置20は画像形成装置を使用するユーザを認証するためのもので、ユーザの当該画像形成装置を使用する権限及びそのユーザの使用態様、ここでは足の不自由なユーザであり、操作部7及びスキャナ22の回転角度や調整角度データが記憶され、この記憶されたデータに基づいて画像形成装置のCPU1は操作部7の位置を設定する。
大略このように構成された画像形成装置では、認証装置20にユーザの認証媒体(カードなど)をセットすると操作部駆動モータ17が駆動され、本体正面左側の角部において支軸7Aで支持された操作部7を装置の左側(図2(b)時計方向)へ移動させる。認証装置20から認証媒体を外すと正面側(図2(b)反時計方向)へ移動する。移動量は、操作部角度検知センサ6(例えば、ロータリーエンコーダ)で検知し、装置の左側/正面の位置を区別できるようになっている。操作部7に表示されるスキャナ移動用のボタンでスキャナ駆動モータ19を駆動してスキャナ22を、支軸22Aを回動中心として装置の左側/正面へ移動させることもできる。移動量は、スキャナ角度検知センサ18(例えば、ロータリーエンコーダ)で検知し、装置の左側/正面の位置を区別できるようになっている。
また、操作部7に表示されるスキャナ設置角度調整ボタンで、スキャナ設置角度調整モータ24を駆動させ、スキャナ22を、支軸22Bを回動中心として装置左側におけるユーザに対する設置角度(ユーザに対し、スキャナ22が起きあがる角度の調整)を調整することができる。設置角度は、スキャナ設置角度検知センサ23(例えば、ロータリーエンコーダ)で検知し、元の水平ポジションからどれだけスキャナが起きあがっているかを検知できるようになっている。操作部7はLCD表示部を有しており、そのLCD表示部に、スキャナの移動ボタン及び設置角度調整ボタン、給紙トレイ12の引き出し及び収納ボタンを表示する。給紙トレイ12の引き出しボタンを押下すると、給紙トレイ駆動モータ4が動作し、引き出し対象となった給紙段の給紙トレイ12が引き出される。また、給紙トレイ12の収納ボタンを押下すると、給紙トレイ駆動モータ4により引き出された給紙トレイ12が収納される。給紙トレイ12が収納された位置にあるときは、給紙トレイ開閉検知センサ5はON、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10はOFFとなっている。給紙トレイ12が完全に引き出された位置では、給紙トレイ開閉検知センサ5はOFF、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10はONとなっている。給紙トレイ駆動モータ4が駆動され、給紙トレイ12が収納された位置から引き出されている最中、もしくは、給紙トレイ12が完全に引き出された位置から収納している最中、給紙トレイ開閉検知センサ5はOFF、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10はOFFとなっている。
なお、ここではモータ駆動となっているが、操作部7あるいはスキャナ22を駆動する際には図示しない減速機構が設けられている。また、支軸7A、22A、22Bは支持対象物を回動可能に支持でき、モータ駆動を可能にする構造であればよい。
図2は操作部の移動状態を、図3及び図4はスキャナの設置角度の調整状態をそれぞれ示す説明図である。について説明する。更に詳しくは、図2(a)は操作部7を装置左側面(排紙トレイ側)の向きに移動した状態での装置正面から見た図、図2(b)は同じ状態を装置上面から見た図である。図3(a)はスキャナ22を装置左側面(排紙トレイ側)の向きに移動した状態での装置正面から見た図、図3(b)は同じ状態を装置上面から見た図である。図4はスキャナ22を装置左側面(排紙トレイ側)の向きに移動し、更にスキャナ22の設置角度調整をした状態での装置正面から見た図である。
図2から分かるように、本実施形態に係る画像形成装置では、図1の状態から操作部7は正面視左側の端部を支点として、また、図3に示すようにスキャナ22も前記左側の端部を支点として右側が装置左側面側に回動するようになっている。すなわち、足が不自由なユーザの利用位置(第2の操作位置)Pを装置左側面(排紙トレイ13側)とし、操作部7及びスキャナ22は装置正面から見て左側(排紙トレイ側)に支軸7A,22Aを有し、その支軸7A,22Aに沿って操作部7及びスキャナ22は回転移動が可能になっている。
更に図2(a)に示すように、操作部7は高さ方向Hの調整、及び、操作部7の上側に軸を有し、その軸に沿って操作部7の角度Aの調整が可能となっている。加えて図4に示すように、スキャナ22は、ユーザ利用位置から見て、手前側に軸を有し、奥側が起きあがる方向で、その設置角度Vを調整できるようになっている。スキャナ22の設置角度調整は、操作部7に表示されるボタン操作で任意の角度に調整可能。もしくは、あらかじめユーザ毎に設置角度を登録しておき、認証装置20によって認証することにより操作部7とスキャナ22が、まず装置正面から左側へ移動し、その後、スキャナ22が登録しておいた設置角度に自動的に調整することができる。つまり、操作部7のボタン操作をしなくても、あらかじめ設置角度を登録しておけば、認証が済むと、自動的に設置角度まで調整することができるのである。これにより、車椅子に座った状態でも無理なくスキャナ22の使用が可能となる。
図5は給紙トレイ12の引き出し及び収納構造を示す説明図である。図5(a)は装置側面(排紙トレイ側)から見た図であり、図5(b)は装置上面から見た断面図である。図5(a)及び(b)に矢印で示すように、右向きが給紙トレイ12を引き出す方向、左向きが給紙トレイ12を収納する方向である。操作部7を装置側面(排紙トレイ側)に向けた状態で、操作部7が有するLCD表示部に表示された給紙トレイ引き出しボタンを押下すると、CPU1は給紙トレイ駆動モータ4を動作させ、給紙トレイ12を引き出す方向DOに引き出す。
収納位置からの引き出しが開始されると、給紙トレイの取っ手部15の閉位置を検知する給紙トレイ開閉検知センサ5がONからOFFとなる。給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10はOFFのままである。給紙トレイ12が完全に引き出された位置まで引き出されると、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10が給紙トレイ12の後端部に取り付けられている給紙トレイ引き出し終了位置検知部16との接触により、OFFからONになる。この信号変化により、給紙トレイ12が完全に引き出された位置に到達したことを認識する。この位置で、給紙トレイ開閉検知センサ5はOFFのままである。なお、給紙トレイ開閉検知センサ5と給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10は前記ON/OFF動作が可能な位置に設けられている。
また、操作部7が有するLCD表示部に表示された給紙トレイ収納ボタンを押下すると、給紙トレイ12は図示していない給紙トレイ駆動モータ4を動作させ、給紙トレイ12を収納する方向DIに収納する。完全に引き出された位置からの収納が開始されると、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10がONからOFFとなる。給紙トレイ開閉検知センサ5はOFFのままである。給紙トレイ12が完全に収納される位置まで到達すると、給紙トレイ開閉検知センサ5が給紙トレイ取手部15との接触により、OFFからONになる。この信号変化により、給紙トレイ12が完全に収納された位置に到達したことを認識する。この位置で、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10はOFFのままである。
図7はペーパーエンド発生時の給紙トレイ自動引き出しの制御手順を示すフローチャートである。この制御手順では、ステップS1において、操作部7が装置正面位置(第1の操作位置)から移動しているか否かを判定する。この判定は、操作部移動検知センサ6の信号状態で行う。操作部7が装置正面位置のままであれば、何もせず処理は終了する。操作部7が装置側面(排紙トレイ側−第2の操作位置)の向きに移動していれば(図2(b)の状態)、ステップS2へ移行する。ステップS2では、給紙トレイ12において転写紙の残り無し(ペーパーエンド)が発生しているか否かを判定する。ペーパーエンドが発生するまでは、次ステップに移行しない。ペーパーエンドが発生していれば、ステップS3へ移行する。ステップS3では、給紙トレイ12部に搬送中の紙がないかどうかを判定する。搬送中の紙が給紙トレイ12部に残っていれば、次ステップには移行しない。
搬送中の紙が給紙トレイ12部からなくなると、次ステップS4へ移行する。ステップS4では、給紙トレイ12の引き出し処理を行う。この引き出し処理は、給紙トレイ駆動モータ4を動作させることによって行う。給紙トレイ12の引き出しを開始すると、ステップS5へ移行する。ステップS5では、給紙トレイ12が引き出し終了位置に到達したかどうかを判定する。ここでは、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10がOFFからONへ変化すると、引き出し終了位置に到達したと認識する。引き出し終了位置に到達するまでは、次ステップに移行しない。引き出し終了位置に到達すると、本フローチャートのエンドとなり、ペーパーエンド発生時の給紙トレイ自動引き出しは終了となる。
図8及び図9は操作部7のボタン操作による給紙トレイ12の引き出し及び収納の処理手順を示すフローチャート図である。図8はボタン操作による給紙トレイの引き出しを、図9はボタン操作による給紙トレイの収納の手順をそれぞれ示す。給紙トレイ12の引き出し時には、図8に示すように、ステップS11で操作部7が装置正面位置から移動しているか否かを判定する。この判定は、操作部移動検知センサ6の信号状態で行う。操作部7が装置正面位置のままであれば、何もせず処理は終了する。操作部7が装置側面(排紙トレイ側)の向きに移動していれば(図2(b)の状態)、ステップS12へ移行する。ステップS12では、操作部7のLCD表示部に表示される給紙トレイ引き出しボタンが押下されたかどうかを判定する。ボタンが押下されていなければ、次ステップに移行しない。ボタンが押下されていれば、ステップS13へ移行する。
ステップS13では、給紙トレイ12の引き出し処理を行う。引き出し処理は給紙トレイ駆動モータ4を動作させることにより行う。給紙トレイ12の引き出しを開始すると、ステップS14へ移行する。ステップS14では、給紙トレイ12が引き出し終了位置に到達したかどうかを判定する。ここでは、給紙トレイ引き出し終了位置検知センサ10がOFFからONに変化することにより、引き出し終了位置に到達したことを認識する。引き出し終了位置に到達するまでは、次ステップに移行しない。
引き出し終了位置に到達すると、本フローチャートのエンドとなり、操作部のボタン操作による給紙トレイの引き出しは終了となる。
給紙トレイ12の収納時には、ステップS21で、まず、操作部7が装置正面位置から移動しているか否かを判定する。この判定は、操作部移動検知センサ6の信号状態で行う。操作部7が装置正面位置のままであれば、何もせず処理は終了する。操作部7が装置側面(排紙トレイ側)の向きに移動されていれば(図2(b)の状態)、ステップS22へ移行する。ステップS22では、操作部7のLCD表示部に表示される給紙トレイ収納ボタンが押下されたかどうかを判定する。ボタンが押下されていなければ、次ステップに移行しない。ボタンが押下されていれば、ステップS23へ移行する。ステップS23では、給紙トレイ12の収納処理を行う。ここでは、給紙トレイ駆動モータ4を動作させて、給紙トレイ12の収納を行う。給紙トレイ12の収納を開始すると、ステップS24へ移行する。ステップS24では、給紙トレイ12が収納終了位置に到達したかどうかを判定する。給紙トレイ開閉検知センサ5がOFFからONに変化することで、収納終了位置に到達したことを認識する。収納終了位置に到達するまでは、次ステップに移行しない。収納終了位置に到達すると、本フローチャートのエンドとなり、操作部7のボタン操作による給紙トレイ12の収納操作は終了となる。
以上のように本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)足が不自由なユーザが利用する位置を排紙トレイ13のある装置正面から見て左側とし、操作部7及びスキャナ22を装置正面から移動可能にし、スキャナ22の設置角度も調整可能としたので、排紙トレイ13が設置してある装置左側面方向から操作することが可能となり、操作部7を操作する位置から移動することなく排紙された印刷物を取り出すことができる。
1)足が不自由なユーザが利用する位置を排紙トレイ13のある装置正面から見て左側とし、操作部7及びスキャナ22を装置正面から移動可能にし、スキャナ22の設置角度も調整可能としたので、排紙トレイ13が設置してある装置左側面方向から操作することが可能となり、操作部7を操作する位置から移動することなく排紙された印刷物を取り出すことができる。
2)操作部7及びスキャナ22の装置正面から排紙トレイ13のある装置左側への移動とスキャナ22の設置角度の調整、及び、操作部7及びスキャナ22の装置左側から装置正面への移動を装置左側に設置された認証装置20を用いて認証させることにより、装置左側の利用位置から移動することなく、装置の操作ができる。
3)操作部7のLCD表示部に表示されるボタン操作で給紙トレイ12の引き出しと収納を行うことが可能なので、給紙トレイ12の出し入れを、装置左側面(排紙トレイ側)のユーザ利用位置Pに位置したままの状態で容易に行うことができる。
4)連続印刷を実行中に給紙トレイ12でペーパーエンドとなり、連続印刷が続行不可能となった場合に、自動的に給紙トレイ12を引き出し、そのことを操作部7に表示することが可能なので、ペーパーエンドが発生した際、ユーザが行わなければいけない次のアクションを容易に知ることができ、給紙トレイ12を引き出す手間を省くことができる。
5)操作部7のボタン操作による給紙トレイ12の引き出し、及び、ペーパーエンド発生時の給紙トレイ12の自動引き出しの際に、給紙トレイ12を引き出す量は、物理的に引き出し可能な最大量となり、操作部7が装置正面から移動していない場合には、操作部7のボタン操作による給紙トレイ12の引き出し、収納、ペーパーエンド発生時の自動引き出しは行われないので、装置正面で操作を行うユーザに対しては、従来と同じ慣れ親しんだ操作性を提供することができる。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項全てに及ぶことは言うまでもない。
1 CPU
7 操作部
7A、22A、22B 支軸
11 画像形成装置
12 給紙トレイ
13 排紙トレイ
17 操作部駆動モータ
19 スキャナ駆動モータ
20 認証装置
22 スキャナ
7 操作部
7A、22A、22B 支軸
11 画像形成装置
12 給紙トレイ
13 排紙トレイ
17 操作部駆動モータ
19 スキャナ駆動モータ
20 認証装置
22 スキャナ
Claims (6)
- 画像形成手段を備えた本体正面側に設けられ、入力操作を行う操作部からの操作入力により、前記本体下部に設けられた給紙トレイから記録紙を給紙し、給紙された記録紙に画像を形成した後、前記本体の一方の側部に設けられた排紙トレイから排紙する画像形成装置において、
前記操作部を前記本体の前記排紙トレイ配設側の正面端部で揺動可能に支持する支持手段を備え、
前記本体の正面側から前記操作部を操作する場合には、前記操作部を前記本体正面側に回動させた位置を第1の操作位置に、前記排紙トレイ配設側から前記操作部を操作する場合には、前記操作部を本体正面側から前記排紙トレイ配設側に回動させた位置を第2の操作位置に設定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記本体上部に設けられ、画像を光学的に読み取る読み取り部と、
前記読み取り部を前記本体の前記排紙トレイ配設側の正面端部で揺動自在に支持する支持手段と、
を備え、
前記本体の正面側から前記読み取り部で読み取り操作を行う場合には、前記読み取り部を前記本体正面側に回動させた位置を第1の操作位置に、前記排紙トレイ配設側から前記操作部を操作する場合には、前記操作部を本体正面側から前記排紙トレイ配設側に回動させた位置を第2の操作位置に設定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記第2の操作位置での使用を認証する前記本体の前記排紙トレイ配設側に設けられた認証手段と、
前記認証手段によって前記第2の操作位置での使用が認証されたとき、前記操作部を前記第2の操作位置に移動させる第1の駆動手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
前記第2の読み取り操作位置での使用を認証する前記本体の前記排紙トレイ配設側に設けられた認証手段と、
前記認証手段によって前記第2の読み取り操作位置での使用が認証されたとき、前記操作部を前記第2の読み取り操作位置に移動させる第2の駆動手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記操作部からの操作入力により第2の操作位置へ移動させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記排紙トレイ配設側が前記本体正面から見て左側であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008066123A JP2009222895A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008066123A JP2009222895A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009222895A true JP2009222895A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41239763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008066123A Pending JP2009222895A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009222895A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018138996A (ja) * | 2015-04-06 | 2018-09-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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2008
- 2008-03-14 JP JP2008066123A patent/JP2009222895A/ja active Pending
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