JP2009221712A - 防音パネル - Google Patents

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JP2009221712A JP2008066047A JP2008066047A JP2009221712A JP 2009221712 A JP2009221712 A JP 2009221712A JP 2008066047 A JP2008066047 A JP 2008066047A JP 2008066047 A JP2008066047 A JP 2008066047A JP 2009221712 A JP2009221712 A JP 2009221712A
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Yasuo Sakurai
康雄 桜井
Hiroshi Kinoshita
博 木之下
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Nihon Safety Co Ltd
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Abstract

【課題】枠体を積み重ねたときに、パッキンなどのシールがなくても、確実に内部への雨水などの浸入がなく、位置決めも簡単に行うことができる防音パネルを提供する。
【解決手段】中空部形成壁12〜14によって囲まれた中空部11と中空部形成壁の外表面12aと平行配置された溝形成壁17とによって形成されたパネル30を嵌め込むための溝部16とをもつ枠体10を備え、中空部が、その外側に接合壁19と、溝部と反対側に位置して中空部形成壁から延び、かつ端部の内表面に突条22を備える覆い壁21とを有し、該覆い壁が、中空部形成壁に隣接枠体の溝形成壁を接触させて積み重ねたときに、突条が接合壁に当接していると共に、覆い壁の内表面と隣接枠体の中空部形成壁の外表面との間に隙間25を形成してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、防音パネルに係わり、さらに詳しくは、建設現場において仮設足場に取り付けるのに好適な防音パネルに関する。
この種のパネルとして、軽金属材料により四角枠状に形成された枠本体の内周にはパネル本体が嵌め込まれる溝を有する嵌め込み部を備え、枠本体の外周には嵌め込み部に直交するように後方へ延びる側壁部を備えるとともに、嵌め込み部と側壁部との間に段差部を備え、パネル本体を横にして複数の枠体を積み重ねたときに段差部で互いに係合して位置決めされる防音パネルの枠体であって、枠本体の前面を第1重合面とし、段差部の後部には枠体を積み重ねたときに第1の重合面に重合する第2重合面形成したものが提供されている(例えば発明文献1を参照)。
しかし、この防音パネルは、枠体を積み重ねたときに、第1の重合面と第2重合面とが重合するだけでなく、側壁部から水平に延びる突縁部も結合部に重合する、つまり第3重合面と第4重合面とが重合させなければならず、積み重ね作業に手間を要する。さらに、第3重合面と第4重合面とは外側に開いているため、ここから内部に浸入した雨水などの水は、側壁部の間に配置したパッキンによって止めているが、部品点数が多くなり、積み重ねに際してパッキンの組み付けにも気を付けなければならず、作業にさらに手間を要する。
特開2006−316444号公報
本発明は、上記のような現状に鑑み、枠体を積み重ねたときに、パッキンなどのシールがなくても、確実に内部への水浸入がなく、位置決めも簡単に行うことができる防音パネルを提供することを、その課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明防音パネルの構成は、中空部形成壁によって囲まれた中空部と中空部形成壁の外表面と平行配置された溝形成壁とによって形成されたパネルを嵌め込むための溝部とをもつ枠体を備え、中空部が、その外側に接合壁と、溝部と反対側に位置して中空部形成壁から延び、かつ端部の内表面に突条を備える覆い壁とを有し、該覆い壁が、中空部形成壁に隣接枠体の溝形成壁を接触させて積み重ねたときに、突条が接合壁に当接していると共に、覆い壁の内表面と隣接枠体の中空部形成壁の外表面との間に隙間を形成してなることを特徴とするものである。
本発明は、上記構成において、中空部はフラットな外表面をもつ互いに直交配置された四つの中空部形成壁によって囲まれた矩形状に形成され、接合壁はある中空部形成壁の側壁の外側に平行配置され、覆い壁がこの中空部形成壁の側壁と平行に形成された構成とすることができる。
また、上記構成において、接合壁は、突条との接合面を平面に、前記突条が接合壁との接合面を曲面に形成されていてもよい。
本発明防音パネルは、上述のように、中空部形成壁によって囲まれた中空部と中空部形成壁の外表面と平行配置された溝形成壁とによって形成されたパネルを嵌め込むための溝部とをもつ枠体を備え、中空部が、その外側に接合壁と、溝部と反対側に位置して中空部形成壁から延び、かつ端部の内表面に突条を備える覆い壁とを有し、該覆い壁が、中空部形成壁に隣接枠体の溝形成壁を接触させて積み重ねたときに、突条が接合壁に当接していると共に、覆い壁の内表面と隣接枠体の中空部形成壁の外表面との間に隙間を形成してなるので、雨水などが突条と接合壁との当接部から毛細管現象によって吸い込まれても、覆い壁と隣接枠体の側壁との間の隙間によって遮断され、内部に浸入するのを阻止することができる。
また、防音パネルを積み重ねるときにも、パッキンのようなシール材を必要とせずに防水することができ、積み重ねも簡単かつ短時間で行うことができる。そして、積み重ねた防音パネルは、たんに積み重ねるだけで、接合壁と覆い壁の突条とによって動きを止めることができる。
以下、添付図を参照して、本発明防音パネルの実施の形態例を説明する。添付図において、図1は本発明防音パネルの実施形態の一例を示す斜視図、図2は図1の2ー2線に沿う拡大断面図、図3は図2の矢印3方向から見た断面図、図4は図1に示す本発明防音パネルの積み重ね状態を示す断面図である。
本発明防音パネルは、図1に示すように、矩形をなし中央を開口された枠体10および枠体10の中央開口に嵌め込まれる平行平面板のパネル30からなっている。この防音パネルは、例えば、建築現場の仮設骨組みに固定して使用するもので、骨組みの寸法に合わせた、縦横寸法の異なる複数種類のものがある。ここに説明する実施態様は、これらのうちの一つである。
枠体10はフラットな矩形状をなしている。この枠体10は、アルミニウム合金などの軽金属の引き抜き材を矩形に組み合わせ、端部を溶接することでつくられている。
各引き抜き材は、図2および図3に示すように、中空部11を備えている。中空部11は、矩形状断面をなすもので、中空部形成壁12,13,14,15によって囲まれている。
中空部形成壁12の外側には溝部16が配置されている。溝部16はL字形の溝形成壁17によって形成されている。溝形成壁17は、一辺の内表面17bを中空部形成壁12の外表面12aと平行に配置され、他辺を中空部形成壁14と一体に形成されている。パネル30は、その周縁を枠体10の溝部16に嵌め込まれている。
枠体11の中空部形成壁13は外側に延長されている。延長壁18の端部には、接合壁19が一体に形成されている。接合壁19は、平行平面壁からなっており、中空部形成壁14と平行に配置されている。
さらに、中空部形成壁13からの延長部には覆い壁21が一体に形成されている。覆い壁21は溝部16と反対側に中空部形成壁13と平行に真っ直ぐに延びている。突条22が覆い壁21の端部に外側に一体に形成されている。
覆い壁21の長さLは、溝形成壁17の外表面17aと延長壁18の外表面との間の距離D1よりも、僅かに短い。そして、覆い壁21の内表面21bと中空部形成壁15の外表面15aとの間の距離D2は、溝形成壁17の内表面17bの幅Wよりも広い。
このため、中空部形成壁12の外表面12aに隣接枠体10’の溝形成壁17’の外表面17a’を接合させて、隣接枠体10’を積み重ねると、覆い壁21の内表面21bと隣接枠体10’の中空部形成壁14’の内表面14b’との間に隙間25を形成して外側に配置されると共に、突条22が接合壁19に当接する。詳しく説明する。
図4は本発明防音パネルの積み重ね状態を示している。区別を容易にするために、隣接パネルの参照符号にはダッシュを付してある。枠体10の上に隣接枠体10’が載せられる。隣接枠体10’が枠体10に積載されると、接合壁19の内表面が隣接防音パネルの覆い壁21’にある突条22’に接触し、中空部形成壁14および溝形成壁17の外表面と隣接枠体10’の接合壁19’との間に隙間25が形成される。
このときに、隣接枠体10’が傾いて積載されても、枠体間にある隙間25によって、隣接枠体10’がずれ、溝形成壁17と隣接枠体10’の中空部形成壁13’とをぴったり接触させて、枠体10の上に隣接枠体10’をきちんと積載させる。そして、曲面に形成された突条22’が、隣接枠体10’が動いても、溝形成壁17と隣接枠体10’の中空部形成壁13とを常に接合させる。同様にして、隣接枠体防音パネルの上に、第三の防音パネルを、第三の防音パネルの上に第四の防音パネルを積載することができて、積み重ね作業を簡単に、短時間で行うことができる。
保管中などに、水がかかると、接合壁19と隣接枠体10’の突条22’との間から毛細管現象によって吸い込まれるが、隙間25によって遮断されているため、内部に水が浸入しない。このため、単に防音パネルを積み上げるだけで保管することができて、シール材の挿入などの作業も必要とせず、積み重ね作業を簡単にかつ短時間で行える。
なお、建築現場の仮設足場などへの固定は、たとえば、覆い壁21にある孔23に孔を一致させて連結板(図示せず)をリベットなどで固定すると共に、仮設足場の骨組みにL字状をなす支持材を固定し、支持材に連結板および枠体10の孔23に嵌め込むことによってなされる。嵌め込むと、図3に二点鎖線で示すように、枠体10の接合壁19が隣接枠体10’の接合壁に外表面同士を接触させて配置され、内部の現場を囲い、工事に伴う騒音を吸収および反射し、外部への漏音を少なくすることができる。
本発明防音パネルの実施形態の一例を示す斜視図。 図1の2ー2線に沿う拡大断面斜視図。 図2の矢印3方向から見た断面図。 図1に示す本発明防音パネルの積み重ね状態を示す断面図。
符号の説明
10 枠体
11 中空部
12 中空部形成壁
12a 外表面
13 中空部形成壁
14 中空部形成壁
14b 内表面
15 中空部形成壁
15a 外表面
16 溝部
17 溝形成壁
17a 外表面
17b 内表面
18 延長壁
19 接合壁
21 覆い壁
21b 内表面
22 突条
23 孔
25 隙間

Claims (3)

  1. 中空部形成壁によって囲まれた中空部と中空部形成壁の外表面と平行配置された溝形成壁とによって形成されたパネルを嵌め込むための溝部とをもつ枠体を備え、中空部が、その外側に接合壁と、溝部と反対側に位置して中空部形成壁から延び、かつ端部の内表面に突条を備える覆い壁とを有し、該覆い壁が、中空部形成壁に隣接枠体の溝形成壁を接触させて積み重ねたときに、突条が接合壁に当接していると共に、覆い壁の内表面と隣接枠体の中空部形成壁の外表面との間に隙間を形成してなることを特徴とする防音パネル。
  2. 中空部がフラットな外表面をもつ互いに直交配置された四つの中空部形成壁によって囲まれた矩形状に形成され、接合壁がある中空部形成壁の側壁の外側に平行配置され、覆い壁がこの中空部形成壁の側壁と平行に形成されている請求項1に記載の防音パネル。
  3. 接合壁が、突条との接合面を平面に、前記突条が接合壁との接合面を曲面に形成されている請求項2に記載の防音パネル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166976A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社鐵工社ブル 吸音パネルを備えるブロック状吸音構造体

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