JP2009220421A - ノズルプレート、液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

ノズルプレート、液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴吐出ヘッドの側面を吐出液体で汚染することを抑制可能とする液滴吐出ヘッド及び液滴吐出ヘッドを備えた液体カートリッジを提供する。
【解決手段】ノズルプレート1の外周側面1fにも、吐出面1b上に形成された撥水膜11が連続して形成され、ノズルプレート1の吐出面1bと反対面の内面1dに達するまで、即ち、ノズルプレート1の外周側面1f全面に撥水膜11が形成されている。従って、矢印D方向に移動されるワイパー12によって掻き集められて間隙g内に押し込まれたインク滴Iは、球形を維持した状態でノズルカバー10の内面角部10aに保持され、外周側面1f及び流路板2の側面2eに沿って流れ落ちることが抑制される。その結果、インクによるヘッド汚れを防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ノズルプレート、これを備えた液滴吐出ヘッド、当該液滴吐出ヘッドを備えた液体カートリッジ及び前記液滴吐出ヘッド又は液体カートリッジを備えたインクジェット記録装置であるプリンタ、ファックシミリ、プロッタなどの画像形成装置に関するものである。
液滴吐出ヘッドとしては、例えば液体レジストを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、DNAの試料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッド、インクを液滴として吐出する液滴吐出ヘッド等がある。この中でプリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像形成装置として用いるインクジェット記録装置は、インク滴を吐出するノズルプレートと、このノズルプレートに形成されるノズル孔と連通する加圧液室と、この液室内のインクを加圧するための駆動手段(圧力発生手段)とを備えた液滴吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッドを搭載したものである。以下では上記インクジェットヘッドを中心に説明をする。
インクジェットヘッドとしては、駆動手段が積層圧電素子(以下「圧電式」と言う。)によるもの(特許文献1)、静電気力(以下「静電式」と言う。)によるもの(特許文献2)、及び気泡圧力(以下「バブル式」と言う。)によるもの(特許文献3)等がある。これらのバブル式、圧電式、静電式何れの駆動手段を用いた場合においても、インクジェットプリンターは、近年、ますます高画質、高速、高信頼性の印刷の要求が強まっている。
インクジェットプリンターは、その動作原理よりノズルプレートの液滴吐出面にインクが付着することが避けられない。しかし、この付着インクは、インク液滴の吐出時のインク液滴の噴射曲がり等の不具合原因となるため、この付着したインクを除去する必要があり、そのためにノズルプレートの液滴吐出面をワイピングする機構が備えられていることが多い。しかし、このワイピング自体もまた、ワイピングされたインクによって液滴吐出ヘッド本体を汚染し、これが印字紙面を汚す要因の一つとなったり、また、ワイピングによる摩擦によって、液滴吐出面への付着インクの発生を抑制する液滴吐出ヘッドの液滴吐出面に形成される撥水膜に損傷を与えるなどの不具合の連鎖を起こす要因となっている。
そのため、これらの課題を克服するためのいろいろな工夫が提案されている。例えば、特許文献4においては、ノズルプレートの液滴吐出面の撥水性をノズルプレート側面の撥水性より高くし、このノズルプレート側面にスポンジなどのインク吸収体を配置することによりノズルプレートの液滴吐出面のインク汚染を防止することが提案されている。
また、特許文献5においては、まずノズルプレートの上下面に凹凸状の粗面を形成し、次にノズルプレートの液滴吐出面及びノズルプレートの上下面共に撥水膜を形成することによって撥水膜の密着性を向上させ、ノズルプレートの液滴吐出面の撥水膜がワイピング作用により剥離されることを防止するという提案がされている。
特公平2−51734号公報 特開平5−50601号公報 特公昭61−59911号公報 特開2006−321172公報 特開平8−238775号公報
しかしながら、特許文献4記載のものでは、ノズルプレートの液滴吐出面に付着したインクがワイピングにより液滴吐出面の端部に収集され、収集されたインクが液滴吐出面より撥水性の低いノズルプレート側面に誘導され、ノズルプレート側面に配置されたインク吸収体で誘導されたインクを吸収保持するようにしている。従って、ワイピングにより液滴吐出面の端部に収集され、収集されたインクがノズルプレートの側面から漏出することを抑制できないだけでなく、一つのノズルプレートに複数の撥水膜を形成することなりコストアップとなり、しかも、工程も複雑になることから量産においては歩留まり低下の要因となる問題を招く。
また、特許文献5記載のものでは、ノズルプレートの上下面に凹凸状粗面を形成して、この粗面上に撥水性被膜を形成して、ワイピング時の被膜の剥離を防止しようとするものであるが、ノズルプレートの側面には、撥水性被膜が形成されないので、ワイピングにより液滴吐出面の端部に収集され、収集されたインクがノズルプレートの側面から漏出することを抑制できない問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単な構成でワイピングされて収集された液体がノズルプレート側面への移動を抑制することが可能なノズルプレートを提供することである。
本発明による他の目的としては、液滴吐出ヘッドの側面を吐出液体で汚染することを抑制可能とする液滴吐出ヘッド及び液滴吐出ヘッドを備えた液体カートリッジを提供することである。
さらに、本発明による他の目的としては、印字紙面のインクによる汚染を抑制して高品位な印字が可能な画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズルプレートにおいて、当該ノズルプレートの外周側面は、前記ノズル孔から液滴を吐出する前記ノズルプレートの吐出面から当該吐出面と反対の面に達するまで撥水膜に覆われていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のノズルプレートにおいて、前記撥水膜は、前記ノズルプレートの吐出面から前記外周側面まで実質的に同一組成で連続して形成されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載のノズルプレートにおいて、前記撥水膜は、フッ素系高分子材料を含有する撥水膜であることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズルプレートと、前記ノズル孔と連接して当該ノズル孔から液滴として吐出される液体を貯留し、当該液体の前記ノズル孔に対する液圧を変化させることの可能な加圧液室とを備えた液滴吐出ヘッドにおいて、前記ノズルプレートは、請求項1乃至3のいずれか1項記載のノズルプレートであること特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記ノズルプレートの外周側面は、ノズルカバーで被覆されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、当該液滴吐出ヘッドに前記液滴を形成する液体を供給する液体タンクを一体化した液体カートリッジにおいて、前記液滴吐出ヘッドは、請求項4又は5記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、液滴を吐出させて画像を形成する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置において、前記液滴吐出ヘッドは、請求項4又は5記載の液滴吐出ヘッド又は請求項6記載の液体カートリッジであることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルプレートの外周側面は、ノズル孔から液滴を吐出するノズルプレートの吐出面から当該吐出面と反対の面に達するまで撥水膜に覆われていることによって、簡単な構成でワイピングされて収集された液体がノズルプレート側面への移動を抑制することが可能なノズルプレートを提供することができる。
また、本発明によれば、液滴吐出ヘッド又は液体カートリッジのノズルプレートは、請求項1乃至3のいずれか1項記載のノズルプレートとすることによって、液滴吐出ヘッドの側面を吐出液体で汚染することを抑制可能とする液滴吐出ヘッド及び液滴吐出ヘッドを備えた液体カートリッジを提供できるようになる。
また、本発明によれば、液滴吐出ヘッドは、請求項4又は5記載の液滴吐出ヘッド又は請求項6記載の液体カートリッジであることによって、印字紙面のインクによる汚染を抑制して高品位な印字が可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
先ず、本発明による一実施形態に係る液滴吐出ヘッドで、画像形成装置のインクジェットヘッドとして使用される液滴吐出ヘッドについて、図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明による一実施形態の液滴吐出ヘッドの概略構成を示す断面図、図2は、流路板2の製造工程を説明する説明図、図3は、従来の液滴吐出ヘッドの主要部の拡大断面図、図4は、図1のC−C線上で切断した液滴吐出ヘッドの主要部の拡大断面図である。
本実施形態に係るインクジェットヘッドは、図1に示すように、図示しないサブタンクに収容されているインクを受給するインク受給口(不図示)とインク受給口から供給されたインクを貯留して後述する複数のノズル孔1aにそれぞれ対応して形成される複数の加圧液室2aにインクを供給する供給口3aを有する共通液室3bと、後述する積層圧電素子4を収容する凹部13とを有する彫り込みを樹脂成形によって形成したフレーム3を有している。さらに、共通液室3bからのインクの供給を受けると共に、後述する積層圧電素子4によってインクがノズル孔1aから吐出する際のインクの流圧を発生する加圧液室2aと、加圧液室2a内の液圧が共通液室3bに及ぶことを抑制する流体抵抗部2cとノズル孔1aに連通する連通口2bを彫り込みによって形成した流路板2と、ノズル孔1aを形成するノズルプレート1とを有している。
また、インクジェットヘッドは、積層圧電素子4の上下方向への振動に応じて振動する凸部5a及び可撓性フィルムからなるダイヤフラム部5bを有する振動板5を有している。そして、当該振動板5は、接着剤によってその下面を積層圧電素子4及びフレーム3に接着され、上面を流路板2に接着されて積層圧電素子4、フレーム3及び流路板2に連結されている。積層圧電素子4は、ベース6上に固定されている。なお、5cは、振動板5に形成されたインク流入口で、共通液室3b内に貯留されたインクを加圧液室2a内に供給可能としている。
ベース6は、チタン酸バリウム系セラミックからなり、積層圧電素子4を2列配置して接合している。積層圧電素子4は、厚さ10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電層4aと、厚さ数μm/1層の銀・パラジウム(AgPd)からなる内部電極層4b及び4cとを交互に積層し、内部電極層4bは、個別電極7A接続され、内部電極層4cは共通電極7Bと電気的に接続されている。そして、圧電常数がd33である積層圧電素子4の伸縮により振動板5を介して加圧液室2aを上下方向(矢印C方向)に伸縮、膨張させるようになっている。
即ち、積層圧電素子4に駆動信号が印加され充電が行われると伸長し、また積層圧電素子4に充電された電荷が放電すると反対方向に収縮するようになっている。なお、積層圧電素子部材の一端面の端面電極はハーフカットによるダイシング加工で分割されて個別電極7Aとなり、他端面の端面電極は切り欠き等の加工による制限で分割されずにすべての積層圧電素子4で導通した共通電極7Bとなる。そして、積層圧電素子4の個別電極7Aには駆動信号を与えるために半田接合又はACF(異方導電性膜)接合若しくはワイヤボンディングでFPC(フレキシブルプリント基板)ケーブル8Aを接続し、このFPCケーブル8Aには各圧電層4aに選択的に駆動波形を印加するための駆動回路(ドライバIC)9を接続している。また、共通電極7Bは、積層圧電素子4の端部に電極層を設けて回し込んでFPCケーブル8Bのグラウンド(GND)電極に接続している。
流路板2はシリコン単結晶基板を用いて、後述するように、流体抵抗部2c、加圧液室2a及びノズル孔1aに対する位置に連通口2bとなる貫通口をエッチング工法によってパターニングで形成されている。また、このヘッドでは、流路板2の加圧液室2aと共通液室3bと連通する上部液室2dとの間のエッチング幅を狭くする部分を設けて、加圧液室2aから上部液室2eとの間のインクの流れを抑制する流体抵抗部2cとしている。
次に、本発明による一実施形態の流路板2の製造方法について、図2に基づいて説明する。
先ず、図2(a)に示すように、厚さ400μmのシリコン基板401を用意し、厚さ1μmのシリコン酸化膜402a、402b、厚さ0.15μmの厚さのシリコン窒化膜403a、403bを形成した。使用するウエファーの種類は両面研磨ウエファー、両面未研磨ウエファー、片面未研磨ウエファーのどのウエファーを使用してもかまわない。また比抵抗も揃っている必要は無く、例えば本実施例では比抵抗0.1Ωcm〜100Ωcmのウエファーを使用している。
次に、図2(b)に示すように、ノズルプレート1との接合面にノズル孔1aと連通する連通口2b(図1参照)を形成する連通口パターン404と、ノズルプレート1との接合時の余剰接着剤を流れ込ませて貯留する接着剤溜り部2e(図1参照)を形成する肉抜きパターン405aの形状にパターニングされたレジスト層406を形成した。その後シリコン窒化膜403aをドライエッチングして図2(b)に示すような所定の形状のパターンを有するように、シリコン窒化膜403aの一部を除去した。この工程では、肉抜きパターン405aを加圧液室とほぼ同じ形状にて形成した。この工程で余剰接着剤を吸収するスリット2fを形成するパターン405bを連通口パターン404の周囲に例えば10μm幅で形成する。
次に、図2(c)に示すように、連通口パターン404の形状部分を除いてレジスト層407で被覆して、連通口パターン404部分のシリコン酸化膜402aを除去するパターニングを行った。
次に、図2(d)に示すように、振動板5との接合面側の加圧液室2a(図1参照)に対応する加圧液室パターン408と振動板5との接合時の余剰接着剤を流れ込ませる肉抜きパターンの形状にレジスト膜409のパターニングおよびシリコン窒化膜403bのみのドライエッチングのパターニングを行った。この工程で図中には示していないが、余剰接着剤を吸収するスリット2gに対応するパターン410を加圧液室パターン408間の長辺方向に例えば10μm幅で形成する。
次に、図2(e)に示すように、連通口2bを形成するパターン411の形状にレジスト膜412で被覆し、連通口2bに対応するシリコン酸化膜402bの部分を除去するパターニングを行った。
次に、図2(f)に示すように、ICP(Inductively Coupled Plasma)ドライエッチャーによるシリコン基板401のエッチングのためのマスク形成を行った。この際のレジスト膜413の膜厚は8μmにて行った。本実施形態の例ではICPエッチングをノズルプレート1の接合面側より行っている。その後、ICPドライエッチャーを使用してシリコン基板401の連通口対応部分を掘削して形状414で示すようなパターニングを行った。
その後、図2(g)に示すように、レジスト膜412を除去して水酸化カリウム水溶液によりシリコン基板401の異方性エッチングを行い連通口2bの貫通を行った。
次に、図2(h)に示すように、加圧液室2aに対応する部分417及び振動板接合時の接着剤溜り部2e、2f、2gに対応する肉抜き部415、416のシリコン酸化膜402a、402bの除去をウェットエッチングにて行った。
その後、図2(i)に示すように、加圧液室部417、ノズル接合面の疑似液室部418、余剰接着剤吸収用の肉抜き部419をシリコンの異方性エッチングによってシリコン基板401に形成した。加圧液室形成時には、加圧液室2aよりも断面積の小さい流体抵抗部2cに相当する部分420も同時に形成した。加圧液室形成時のシリコンの異方性エッチングは水酸化カリウム水溶液濃度30%、処理温度85℃で行った。
最後に、図2(j)に示すように、シリコン窒化膜403a、403b及びシリコン酸化膜402a、402bの除去を行い、その後、耐インク接液膜としてシリコン酸化膜を1μmの厚さで形成し、これにより加圧液室パターンが形成された流路板2が完成する。
上記実施形態においては、流路板2のノズルプレート1との接合面と振動板5との接合面との接合面積がほぼ同じになるように、ノズルプレート1との接合面の形状は、疑似液室部418の形状を調整してパターニングを行った。なお、上記実施形態においては、流路板2の材料としてシリコン基板を使用した製造方法を示したが、長尺なヘッドにおいてはシリコン基板での製造は難しい。そのため、この場合においてはSUS(ステンレス鋼)基板を用いたプレス加工により該流路板を形成する方法が有効である。
次に、ノズルプレート1について説明すると、液体吐出ノズル部であるノズルプレート1は、後述するように、金属材料、例えば、電鋳工法によるNiメッキ膜等で形成したもので、インク滴を飛翔させるための微細な吐出口であるノズル孔1aを多数形成している。このノズル孔1aの内部形状(内側形状)は、ホーン形状(略円柱形状又は略円錘台形状でもよい。)に形成している(図4参照)。また、このノズル孔1aの径はインク滴出口側の直径で約20〜35μmである。また各列のノズルピッチは150dpiとした。このノズルプレート1のインク吐出面1b(ノズル表面側)は、後述するようにして、ノズルプレート1の吐出面1bから外周側面1fを通じて吐出面1bと反対の内面1dに達する撥インク性の表面処理を施した撥水膜11を設けている。撥水膜11としては、フッ素樹脂、シリコン樹脂などの樹脂層、またはNiとPTFE(ポリテトラフロロエチレン)との共析膜などの金属/樹脂複合膜などが用いることができるが、特に、後述するフッ素系高分子材料を含有するUV硬化型アクリル系樹脂からなるダイキン社製オプツールが好適である。
このような構造を有するインクジェットヘッドにおいては、例えば、記録信号に応じて積層圧電素子4に駆動波形(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによって、積層圧電素子4に積層方向の変位が生起し、振動板5を介して流路板2に形成された加圧液室2a内のインクが加圧されて圧力が上昇し、ノズルプレート1に形成されたノズル孔1aからインク滴が吐出される。
その後、インク滴吐出の終了に伴い、加圧液室2a内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性と駆動パルスの放電過程によって加圧液室2a内に負圧が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、図示しないインクタンクから供給されたインクは共通液室3bに流入し、共通液室3bからインクの供給口3aを経て流体抵抗部2cを通り、加圧液室2a内に充填される。
流体抵抗部2cは、吐出後の残留圧力振動の減衰に効果が有る反面、表面張力による最充填(リフィル)に対して抵抗になる。流体抵抗部2cを適宜に選択することで、残留圧力の減衰とリフィル時間のバランスが取れ、次のインク滴吐出動作に移行するまでの時間(駆動周期)を短くできる。
また、ノズル孔1aからインク滴が吐出された際に、ノズルプレート1の吐出面1bにインク滴が付着し、吐出面1bが汚染される。この吐出面1bへのインク滴の付着は、インク液滴吐出時におけるインク液滴の噴射曲がり等の不具合原因となるため、この付着したインク液滴を除去する必要があり、そのために、従来から吐出面1b上にフッ素樹脂等の撥水性被膜を形成し、さらに、ノズルプレート1の吐出面1bをワイピングする機構が備えられている。
しかしながら、従来のインクジェットヘッドにおいては、吐出面1bからワイピングされたインク滴Iがヘッドの外周を被覆するノズルカバーとの間隙内に流れ込んでインク滴でヘッドの外周面を汚染するだけでなく、間隙内に流れ込んだインク滴によって、印字される用紙を汚染し、折角印字された画像を損なってしまうことがある。従来のインクジェットヘッドについて図3に基づいて説明する。
従来のインクジェットヘッドは、図3に示すように、ノズルプレート1の吐出面1b上には、フッ素系高分子材料を含有する樹脂からなるインク液をはじく撥水性の撥水膜11で表面処理が施されている。このようなインクジェットヘッドは、図3に示すように、ノズルプレート1の吐出面1b上の撥水膜11に付着したインク滴Iが矢印D方向に移動されるワイパー12によってワイピングされてノズルプレート1の端部に拭き集められる。このようにして拭き集められたインク滴Iは、ノズルプレート1の端部を被覆するノズルカバー10と吐出面1b上の撥水膜11との間の間隙g内に押し込まれてノズルエッジ部1eに到達する。このようにして間隙g内に押し込まれたインク滴Iは、図3に示すように、外周側面1f及び流路板2の側面2iに沿って流れ落ち、このようにして流れ落ちたインク滴Iがヘッドを汚染したり、用紙を汚染することが判明した。
本発明者は、この原因について検討した結果、ニッケル金属等の金属材料で形成されたノズルプレート1は、インク液に対して濡れ易く、それ故、ノズルエッジ部1eに到達したインク滴Iは、表面張力によって、球形化していた液滴が、撥水膜11を形成していないノズルプレート1の外周側面1fで濡れ広がり、その結果、インク滴が外周側面1f及び流路板2の側面2iに沿って下方に流れ落ちることを究明した。この究明に基づきさらなる検討を行った結果、ノズルプレート1の外周側面1fにも撥水膜11を形成すれば、インク滴の球形化が維持されて、インク滴Iが外周側面1f及び流路板2の側面2iに沿って流れ落ちることを抑制できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
図4は、本発明による一実施形態に係るインクジェットヘッドの概略構成を示す図である。図中、同一構成について、図1及び図3で示した符号を付して説明を省略する。本実施形態に係るインクジェットヘッドにおいては、図3と比較すれば明らかなように、ノズルプレート1の外周側面1fにも、吐出面1b上に形成された撥水膜11が連続して形成され、ノズルプレート1の吐出面1bと反対面の内面1dに達するまで、即ち、ノズルプレート1の外周側面1f全面に撥水膜11が形成されている。従って、矢印D方向に移動されるワイパー12によって掻き集められて間隙g内に押し込まれたインク滴Iは、球形を維持した状態でノズルカバー10の内面角部10aに保持され、外周側面1f及び流路板2の側面2iに沿って流れ落ちることが抑制される。その結果、インクによるヘッド汚れを防止することができる。
この場合、ノズルカバー10は、プラスチック材等のインクに対して濡れ性の悪い、即ち前記撥水膜11の撥水性と同等以上の材料で構成されていれば充分であるが、金属材料などでノズルカバー10を作製する場合には、ノズルカバー10の内面に前記撥水膜11の撥水性と同等以上の材料による撥水処理を施して撥水膜を形成することが好ましい。さらに、前記撥水膜11の撥水性より悪い材料プラスチック材でノズルカバー10を作製した場合においても、ノズルカバー10の内面角部10a、先端部10b及び、少なくともノズルプレート1の外周側面1fに対向する内面に前記撥水膜11の撥水性と同等以上の撥水膜を形成することが推奨される。
次に、上記のような、ノズルプレート1の外周側面1fに撥水膜11を形成する方法について、図5〜図7に基づいて説明する。
図5は、ノズルプレート1の製造に使用されるシリコンウエファの平面図、図6は、図5のB部の拡大図、図7は、ノズルプレート1の製造工程を説明する断面図である。なお、図7は、図6のA−A線上で切断した断面図である。
ノズルプレート1を作製するに当り、図5、図6及び図7(a)に示すように、先ず、シリコン(Si)基板201にスパッタ装置を用いてTi膜202(膜厚:1000Å)を成膜する。その上にノズルプレート1を複数個並べて配列されたノズル孔1aに対応するノズル孔形成パターンを有するレジスト膜204及びチップ分離パターンを有するレジスト膜203A、203Bが形成されており、これらのレジスト膜203A、203B、204が除去されて開孔が形成された後に、レジスト膜203A、203Bを接続する接続部203Aa、203Baが形成されている。後刻、これらのレジスト接続部203Aa、203Baを切り離して個々のノズルプレート1を作製するチップ分離パターンを有するレジスト膜203A、203Bからなるフォトレジスト膜の塗布、露光、現像によりノズルプレート部200を複数列形成する。
次に、図7(b)に示すように、電鋳技術によりTi膜202上にNiを成長させてノズルプレート205を形成する。
次に、図7(c)に示すように、ノズルプレート205をTi膜202とSi基板201から剥離する。この時ノズルプレート205の吐出面206にはノズル孔やチップ分離パターン形成のためのレジスト膜203及び204の一部が残存付着する。
続いて、図7(c)及び(d)に示すように、吐出面206側から矢印Eで示すように酸素プラズマ処理することで残存レジスト膜203及び204を除去する。これによりノズルプレート205には、ノズル孔208及びチップ分離孔209の形成が完成する。
次に、図7(e)に示すように、真空蒸着装置を用いて吐出面206、ノズル孔208及びチップ分離孔209の内周面並びに吐出面206と反対面の内面207にまで達する撥水膜210を形成する。この撥水膜210の材料としてはシリコン系やフッ素系樹脂材料を使用すること可能であるが、この実施形態においては、フッ素系高分子材料を含むUV硬化型アクリル樹脂であるダイキン社製オプツールを用いた。この時、ノズルプレート205は蒸着装置に吐出面206側を上にしてセットすることで吐出面206に撥水膜210が形成されるが、ノズル孔208やチップ分離孔209からの回り込みによりこれらのパターンの側面(ノズルプレート側面)及び内面207の一部にも吐出面206と実質的に同一組成の撥水膜210が同時に連続して成膜される。
ここで実質的に同一組成とは、完全な同一組成に限らず、成膜時の少々の組成変動のものも包含することを意味している。なお、前記オプツールからなる撥水膜210のNi金属からなるノズルプレート205との密着性を向上させるために、撥水膜210の下地層として酸化膜やTi膜等を成膜することも有効である。
次に、図7(f)に示すように、吐出面206にDFR(ドライフィルムレジスト)211をラミネートする。この時のラミネート条件としてはラミネート圧0.3Mpa〜0.5Mpa、ラミネート温度100℃〜120℃程度とすることで、ノズル孔208やチップ分離孔209に入り込むDFRの量を安定させることができる。
次に、図7(g)に示すように、ノズルプレート205の内面207側からの酸素プラズマ処理(矢印F方向からの処理)により、内面207側に回りこんだ撥水膜210を除去する。この時のプラズマ処理条件としては酸素50sccm〜100sccm、プラズマパワー300W〜500W、圧力10Pa〜100Pa程度が有効である。
次に、図7(h)に示すように、DFR211を吐出面206より剥離する。この剥離はアセトンを使用することで簡単に除去できる。この状態から、図7(h)及び図6に示すノズルプレート205の接続部203Aa、203Ba相当部分をハサミ、カッター等で切断することでノズルプレート205を個々に分離できる。これによりノズルプレート205の側面部205aの外周には、吐出面206と実質的に同一組成の撥水膜210が形成されたノズルプレート205が完成する。このようにして、容易、確実にノズルプレート1の側面205a(1f)の全面に撥水膜210(11)を形成することが可能である。
次に、本発明による上記液滴吐出ヘッドは、インク等の液体を供給する液体タンクを一体化した液体カートリッジとして使用することができる。図8は、液体カートリッジの一実施形態であるインクカートリッジの概略構成を示す斜視図である。本実施形態に係るインクカートリッジ95は、複数のノズル孔1aを有するノズルプレート1を有する上記実施形態のインクジェットヘッド94と、インクタンク62を一体に組み合わせ、インクジェットヘッド94からインク滴をノズル孔1aから吐出して所望の印字及び画像形成を可能としたものである。この場合、インクカートリッジ95は、インクジェットヘッド94の共通液室3b(図1参照)の下方にインクタンク62を配設して共通液室3bとインクタンク62を直結可能な構造とすることが可能となるが、インクジェットヘッド94の性能は直ちに液体カートリッジ全体の性能につながるので、前記の液滴吐出ヘッドを使用することにより、高画質、高速の液体カートリッジを達成することができる。
次に、本発明による一実施形態の画像形成装置について、図9及び図10に基づいて説明する。図9は、画像形成装置の概略構成を示す断面図、図10は、図9に示す画像形成装置で使用される印字機構部の斜視図である。
本実施形態に係る画像形成装置であるインクジェット記録装置は、図9に示すように、記録装置本体81の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キャリッジに搭載した前記実施形態のインクジェットヘッドからなるシリアル型一体液滴ヘッドを使用した記録ヘッド、記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ等で構成される印字機構部82等を収納し、記録装置本体81の下方部には前方側から多数枚の用紙Pを積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい。)84を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙Pを手差しで給紙するための手差しトレイ85を開倒することができ、給紙カセット84或いは手差しトレイ85から給送される用紙Pを取り込み、印字機構部82によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ86に排紙する。
印字機構部82は、図10に示すように、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド91と従ガイドロッド92とでキャリッジ93を主走査方向(図10で用紙搬送方向に対して垂直の方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ93にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する上記実施形態に係るインクジェットヘッドからなるヘッド94を複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。またキャリッジ93にはヘッド94に各色のインクを供給するための各インクカートリッジ95を交換可能に装着している。
インクカートリッジ95は、上方に大気と連通する大気口、下方にはインクジェットヘッドへインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドへ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。また、記録ヘッドとしてここでは各色のヘッド94を用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個のヘッドでもよい。
ここで、キャリッジ93は、後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド91に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド92に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ93を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ97で回転駆動される駆動プーリ98と従動プーリ99との間にタイミングベルト70を張装し、このタイミングベルト70をキャリッジ93に固定しており、主走査モータ97の正逆回転によりキャリッジ93が往復駆動される。
一方、給紙カセット84にセットした用紙Pをインクジェットヘッド94の下方側に搬送するために、図9に示すように、給紙カセット84から用紙Pを分離給装する給紙ローラ101及びフリクションパッド102と、用紙Pを案内するガイド部材103と、給紙された用紙Pを反転させて搬送する搬送ローラ104と、この搬送ローラ104の周面に押し付けられる搬送コロ105及び搬送ローラ104からの用紙Pの送り出し角度を規定する先端コロ106とを設けている。搬送ローラ104は副走査モータ107(図10参照)によってギヤ列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ93の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ104から送り出された用紙Pを記録ヘッド94の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材109を設けている。この印写受け部材109の用紙搬送方向下流側には、用紙Pを排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ111、拍車112を設け、さらに用紙Pを排紙トレイ86に送り出す排紙ローラ113及び拍車114と、排紙経路を形成するガイド部材115、116とを配設している。
記録(画像形成)時には、キャリッジ93を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド94を駆動することにより、停止している用紙Pにインクを吐出して1行分を記録し、用紙Pを所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号または、用紙Pの後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙Pを排紙する。
また、キャリッジ93の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、インクジェットヘッド94の吐出不良を回復するための回復装置117を配置している。回復装置117はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ93は印字待機中にはこの回復装置117側に移動されてキャッピング手段でヘッド94をキャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段でインクジェットヘッド94の吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
このように、このインクジェット記録装置においては本発明を実施したインクジェットヘッドを搭載しているので、高画質、高速での記録を行うことができる。また高速であるので、インクジェット記録装置全体の消費電力も低減できる。
なお、上記実施形態においては、本発明をインクジェットヘッドに適用したが、インク以外の液滴、例えば、パターニング用の液体レジストを吐出する液滴吐出ヘッドにも適用することできる。
本発明による一実施形態の液滴吐出ヘッドの概略構成を示す断面図である。 本発明による一実施形態の流路板の製造工程を説明する断面図である。 従来の液滴吐出ヘッドの主要部の拡大断面図である。 図1のC−C線上で切断した液滴吐出ヘッドの主要部の拡大断面図である。 本発明による一実施形態のノズルプレート1の製造に使用されるシリコンウエファの平面図である。 図5のB部の拡大平面図である。 本発明による一実施形態のノズルプレート1の製造工程を説明する断面図である。 本発明による一実施形態であるインクカートリッジの概略構成を示す斜視図である。 本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図9に示す画像形成装置で使用される印字機構部の斜視図である。
符号の説明
1、205 ノズルプレート105、1a、208 ノズル孔、1b、206 吐出面、1d 内面、1e ノズルエッジ部、1f 外周側面、2 流路板、2a 加圧液室、2b 連通口、3 フレーム、3b 共通液室、4 積層圧電素子、4a 圧電層、4b、4c 内部電極、5 振動板、6 ベース、7A、7B 外部電極、8A、8B FPCケーブル、9 駆動回路、10 ノイズカバー、10a 内面角部、11、210 撥水膜、12 ワイパー、82 印字機構、93 キャリッジ、94 インクジェットヘッド、95 インクカートリッジ、200 ノズルプレート部、I インク滴

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズルプレートにおいて、
    当該ノズルプレートの外周側面は、前記ノズル孔から液滴を吐出する前記ノズルプレートの吐出面から当該吐出面と反対の面に達するまで撥水膜に覆われていることを特徴とするノズルプレート。
  2. 請求項1記載のノズルプレートにおいて、
    前記撥水膜は、前記ノズルプレートの吐出面から前記外周側面まで実質的に同一組成で連続して形成されていることを特徴とするノズルプレート。
  3. 請求項1又は2記載のノズルプレートにおいて、
    前記撥水膜は、フッ素系高分子材料を含有する撥水膜であることを特徴とするノズルプレート。
  4. 液滴を吐出する複数のノズル孔を有するノズルプレートと、前記ノズル孔と連接して当該ノズル孔から液滴として吐出される液体を貯留し、当該液体の前記ノズル孔に対する液圧を変化させることの可能な加圧液室とを備えた液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記ノズルプレートは、請求項1乃至3のいずれか1項記載のノズルプレートであること特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 請求項4記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記ノズルプレートの外周側面は、ノズルカバーで被覆され、当該ノズルカバーの内面は、前記撥水膜と同等以上の撥水性を有していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、当該液滴吐出ヘッドに前記液滴を形成する液体を供給する液体タンクを一体化した液体カートリッジにおいて、
    前記液滴吐出ヘッドは、請求項4又は5記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液体カートリッジ。
  7. 液滴を吐出させて画像を形成する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは、請求項4又は5記載の液滴吐出ヘッド又は請求項6記載の液体カートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014193554A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2018001421A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置
JP2019130904A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置

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