JP2009215993A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料噴射弁に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止する。
【解決手段】 燃料タンク12から高圧ポンプ16に至る燃料経路L1に、液体と気体との密度差を利用して燃料タンク12から輸送されてきた燃料を気液分離するためのサブタンク50を設ける。これにより、サブタンク50により気液分離された液体燃料を高圧ポンプ16側に流出させることが可能となるので、燃料噴射弁30に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止することができ、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用の燃料噴射装置に関するもので、特に、コモンレール式(蓄圧式)のディーゼルエンジン用燃料噴射装置に適用して有効である。
例えば、コモンレール式のディーゼルエンジン用燃料噴射装置では、コモンレール内に高圧燃料を畜圧して、複数個の燃料噴射弁に高圧燃料を分配供給しているので、燃料経路に空気等の気体が混入して気泡が多量を存在すると、精度よく燃料噴射量を制御することができず、燃焼状態の悪化等を招いてしまう。
そこで、例えば特許文献1に記載の発明では、内燃機関の始動時又は始動直後のアイドリング運転時に、燃料ポンプの加圧室からコモンレールを経て燃料噴射弁に至る高圧燃料経路内に貯留されている燃料を燃料タンクに戻すことより、高圧燃料経路内に存在する気泡を除去している。
特開2003−239823号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、内燃機関の始動時又は始動直後のアイドリング運転時に、高圧燃料経路内に存在する気泡を除去することはできるものの、その後、発生した気泡を除去することは難しい。
すなわち、燃料タンク内においては、空気等の気体と液体である燃料とは、常に混在しているので、例えば、車両の急旋回や急加速によって燃料タンク内の燃料が揺れると、燃料が泡立ってしまい、気泡が発生してしまう。そして、この気泡が発生した燃料がそのまま燃料噴射弁に供給されてしまうと、精度よく燃料噴射量を制御することができず、燃焼状態の悪化等を招いてしまう。
本発明は、上記点に鑑み、燃料噴射弁に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、内燃機関用の燃料噴射装置であって、内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁(30)と、燃料を燃料噴射弁(30)側に供給する燃料ポンプ(16)と、燃料を蓄える燃料タンク(12)と、燃料タンク(12)から燃料ポンプ(16)に至る燃料経路(L1)に設けられ、液体と気体との密度差を利用して燃料タンク(12)から輸送されてきた燃料を気液分離して液体燃料を燃料ポンプ(16)側に流出させるための気液分離手段(50)とを備えることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、気液分離手段(50)により燃料を気液分離して液体燃料を燃料ポンプ(16)側に流出させるので、燃料噴射弁(30)に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止することができ、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
また、請求項2に記載の発明では、気液分離手段(50)は、燃料が流入する流入口(51)及び燃料ポンプ(16)側に連通する流出口(52)が設けられたタンク部(53)を有しており、さらに、流入口(51)は、流出口(52)より上方側に設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項2に記載の発明では、密度の大きい液体燃料が優先的に下方側に設けられた流出口(52)から燃料ポンプ(16)側に流出するので、燃料噴射弁(30)に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明では、タンク部(53)のうち、流出口(52)より上方側には、気液分離された気体をタンク部(53)外に放出するための放出口(54)が設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項3に記載の発明では、気液分離された気体がタンク部(53)に充満してしまうことが防止されるので、タンク部(53)内の気体が増大して気液分離された気体が流出口(52)から燃料ポンプ(16)側に流出してしまうことを未然に防止できる。
なお、請求項4に記載の発明では、放出口(54)は、燃料タンク(12)に連通していることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明では、燃料経路(L1)のうち気液分離手段(50)より下流側には、燃料経路(L1)を流れる気泡を分割するようにして気泡を細分化する気泡フィルタ(18)が設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項5に記載の発明では、大きな気泡が燃料噴射弁(30)に供給されてしまうことを防止できるので、実際に噴射供給される燃料の量が制御目標値と大きくずれてしまうことを防止でき、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
また、請求項6に記載の発明では、燃料経路(L1)のうち気液分離手段(50)より上流側には、燃料経路(L1)を流れる気泡を分割するようにして気泡を細分化する気泡フィルタ(18)が設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項6に記載の発明も、請求項5に記載の発明と同様に、実際に噴射供給される燃料の量が制御目標値と大きくずれてしまうことを防止できるので、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
また、請求項7に記載の発明では、燃料ポンプ(16)の吐出側に設けられ、燃料ポンプ(16)から吐出された高圧燃料を蓄圧するとともに、複数個の燃料噴射弁(30)に高圧燃料を分配供給するコモンレール(20)と、燃料タンク(12)内の燃料を吸引して燃料ポンプ(16)に燃料を輸送するフィードポンプ(14)とを備え、燃料ポンプ(16)とフィードポンプ(14)とが一体化されていることを特徴とする。
これにより、請求項7に記載の発明では、燃料噴射装置の小型化を図ることができるので、燃料噴射装置の設置自由度を高めることができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
本実施形態は、本発明に係る燃料噴射装置を、車両用ディーゼルエンジンの燃料噴射装置に適用したものであり、以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.図面の説明
図1は本実施形態に係る燃料噴射装置10の概要を示す模式図であり、図2は高圧ポンプ(サプライポンプ)16の概略を示す説明図であり、図3は本実施形態に係る燃料噴射装置1の特徴を説明するための図である。
2.燃料噴射装置の構成
本実施形態に係る燃料噴射装置10は、いわゆる蓄圧式(コモンレール式)の燃料噴射装置である。具体的には、この燃料噴射装置10は、図1に示すように、フィードポンプ14、高圧ポンプ(サプライポンプ)16、燃料フィルタ18、コモンレール20、圧力センサ22、減圧弁24、燃料噴射弁30、電子制御装置(以下、ECUと記す。)40、及び電子駆動装置(以下、EDUと記す。)42等から構成されており、図示しないディーゼルエンジン(以下、エンジンと略す。)の各気筒に燃料を噴射する。
フィードポンプ14は、燃料タンク12から燃料を吸引して高圧ポンプ16側に供給するものであり、高圧ポンプ16は、フィードポンプ14から供給された燃料を、所定圧力まで加圧してコモンレール20に供給する燃料ポンプである。
また、高圧ポンプ16は、図2に示すように、エンジンから駆動力を得て回転するカムシャフト16A、及びカムシャフト16Aのカム16Bの回転に伴って往復移動するプランジャ16C等からなる公知のポンプであり、プランジャ16Cが往復移動することにより加圧室16Dに流入した燃料を加圧する。そして、加圧室16Dから吐出された燃料は、第1逆止弁16F及び第2逆止弁16Gにより燃料タンク12側に逆流することなく、コモンレール20側に供給される。
なお、プランジャ16Cは、カム16Bにより押圧されて加圧室16Dに流入した燃料を加圧吐出させ、リターンスプリング16Eによりカム16Bに接触しているのみであるので、本実施形態に係る高圧ポンプ16は、燃料タンク12に貯留されている燃料を吸引する能力(フィード機能)を有していない。
また、高圧ポンプ16の吸入部(入口)側には流量調整弁19が設けられており、この流量調整弁19によって高圧ポンプ16から吐出される燃料の量を調整することにより、コモンレール20内の圧力が所定圧力となるように制御する。
すなわち、流量調整弁19の開度は、コモンレール20内の圧力(圧力センサ22の検出圧力)が低下すると大きくなり、コモンレール20内の圧力が上昇すると小さくなるように、ECU40によりデューティ制御されている。因みに、本実施形態では、高圧ポンプ16と流量調整弁19とは一体化されている。
なお、本実施形態では、フィードポンプ14は、その吐出量が流量調整弁19と連動して制御されておらず、一定電圧が印加された状態で稼働しているので、流量調整弁19の開度が小さくなり、フィードポンプ14の吐出圧が大きくなると、レギュレートバルブ16Hが開き、フィードポンプ14から吐出された燃料の一部は燃料タンク12に戻される。

また、コモンレール20は、図1に示すように、高圧ポンプ16から圧送されてきた燃料を蓄圧するとともに、エンジン運転状態に応じた所定の高圧に燃料圧力を保持する畜圧容器であり、圧力センサ22は、コモンレール20の入口側にてコモンレール20内の圧力を検出する圧力検出手段である。
減圧弁24は、開弁することによりコモンレール20の内部の燃料を低圧側のリターン通路100に排出することにより、コモンレール20内の燃料圧力を低下させる減圧手段であり、この減圧弁24は、例えば、スプリングの荷重を閉弁方向に弁部材に加え、コイル等の電磁駆動部に通電されることによりスプリングの荷重に抗して弁部材がリフトして開弁する公知の電磁弁である。
複数本の燃料噴射弁30は、互いにコモンレール20に並列的に接続され、コモンレール20に蓄圧されている燃料を各気筒内に噴射する噴射弁であり、この燃料噴射弁30は、ノズルニードルに閉弁方向に燃料圧力を加える制御室の圧力を制御することにより燃料噴射量を制御する公知の電磁駆動式の弁である。
ECU40は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の書換可能な不揮発性メモリ等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成された制御手段であり、流量調整弁19、減圧弁24及び燃料噴射弁30はECU40により制御されている。
なお、減圧弁24及び燃料噴射弁30は、ECU40により直接的に制御されておらず、減圧弁24及び燃料噴射弁30を駆動するEDU42を介して間接的にECU40により制御されている。
また、ECU40は、エンジン回転数を検出する回転数センサ(図示せず。)、アクセルペダルの開度を検出するアクセルセンサ(図示せず。)、クランク角度を検出するクランク角度センサ(図示せず。)、燃料の温度を検出する温度センサ(図示せず。)、高圧ポンプ16の回転数を検出する回転数センサ(図示せず。)、及び圧力センサ22等の各種センサの検出信号からエンジン及び燃料噴射装置10の運転状態を取得する。
そして、ECU40は、エンジンを最適な運転状態に制御するために、取得したエンジン運転状態に基づいて、予めROM又はフラッシュメモリに記憶されているプログラムに従って流量調整弁19、減圧弁24及び燃料噴射弁30等への通電(通電デューティ)を制御する。
また、燃料タンク12から高圧ポンプ16に至る燃料経路L1には、サブタンク50が設けられており、このサブタンク50は、液体と気体との密度差を利用して燃料タンク12から輸送されてきた燃料を気液分離して液体燃料を高圧ポンプ16側に流出させるための気液分離手段をなすものである。
そして、サブタンク50は、燃料が流入する流入口51及び高圧ポンプ16側に連通する流出口52が設けられたタンク部53を有しており、流入口51は、流出口52より上方側に設けられ、流出口52は、サブタンク50内の液面高さより低くなるように設定されている。
また、タンク部53のうち、流出口52より上方側には、気液分離された気体をタンク部53外に放出するための放出口54が設けられており、この放出口54は、燃料タンク12に連通している。
なお、フィードポンプ14から輸送されてきた燃料は、サブタンク50で貯留されて密度差を利用して気液分離されるので、サブタンク50から高圧ポンプ16に燃料を輸送するための圧力は、サブタンク50内の液面と流出口52との高低差のみである。
したがって、サブタンク50内の液面と流出口52との高低差は、流出口52から高圧ポンプ16に至る燃料経路で発生する圧力損失より大きな圧力が発生し、かつ、レギュレートバルブ16Hが開く圧力(レギュレート圧)より小さな圧力が発生する程度とすることが望ましい。
また、燃料経路L1のうちサブタンク50より上流側には、燃料タンク12から輸送されてきた燃料中に含まれる塵埃を除去するとともに、燃料経路L1を流れる気泡を分割するようにして気泡を細分化する燃料フィルタ18が設けられている。因みに、本実施形態に係る燃料フィルタ18は、濾紙等の微細な孔が形成された薄膜にて構成されている。
3.本実施形態に係る燃料噴射装置の特徴
本実施形態では、燃料タンク12から高圧ポンプ16に至る燃料経路L1に、液体と気体との密度差を利用して燃料タンク12から輸送されてきた燃料を気液分離するためのサブタンク50が設けられているので、空気等の気体より密度の大きい液体燃料が重力によりタンク部53の下方側に集合し、空気等の気体が上方側に集合する。
したがって、本実施形態では、サブタンク50により気液分離された液体燃料を高圧ポンプ16側に流出させることが可能となるので、燃料噴射弁30に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止することができ、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
また、本実施形態では、サブタンク50の流入口51が流出口52より上方側に設けられているので、密度の大きい液体燃料が優先的に下方側に設けられた流出口52から高圧ポンプ16側に流出する。このため、燃料噴射弁30に多量の気泡を含む燃料が供給されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、タンク部53のうち流出口52より上方側に放出口54が設けられているので、気液分離された気体がタンク部53に充満してしまうことを防止できる。
したがって、タンク部53内の気体が増大してタンク部53内の圧力が過度に上昇してしまうことを未然に防止できるので、気液分離された気体が流出口52から高圧ポンプ16側に流出してしまうことを未然に防止できる。
また、本実施形態では、燃料経路L1のうちサブタンク50より上流側には、燃料フィルタ18が設けられているので、燃料フィルタ18が燃料経路L1を流れる気泡を分割して気泡を細分化する気泡フィルタとして機能する。
このため、大きな気泡が燃料噴射弁30に供給されてしまうことを防止できるので、実際に噴射供給される燃料の量が制御目標値と大きくずれてしまうことを防止でき、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
因みに、仮に、燃料フィルタ18が気泡フィルタ機能を有していない場合には、図3に示すように、小さな気泡が集合して大きな気泡が形成され、この大きな気泡が燃料噴射弁30に供給されてしまうおそれが非常に高くなる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、燃料フィルタ18をサブタンク50の上流側に設けたが、本実施形態は、図4に示すように、燃料フィルタ18をサブタンク50の下流側に設けたものである。
そして、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、大きな気泡が燃料噴射弁30に供給されてしまうことを防止できるので、実際に噴射供給される燃料の量が制御目標値と大きくずれてしまうことを防止でき、精度よく燃料噴射量を制御することができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、図5に示すように、放出口54から燃料タンク12に至る燃料経路L2に、サブタンク50の内圧が所定圧力以上となったときに燃料経路L2を連通させ、内圧が所定圧力未満となったときには燃料経路L2を閉塞するリリーフバルブ55を設けたものである。
これにより、本実施形態では、サブタンク50内の圧力が過度に低下することを防止できるので、サブタンク50内の液面と流出口52との高低差が小さくなっても、サブタンク50内の燃料を確実に高圧ポンプ16に供給することができる。
なお、リリーフバルブ55は、サブタンク50から燃料タンク12への流れのみ許容し、逆向きの流れは許容しないので、燃料タンク12内の圧力が上昇しても、燃料経路L1を経由することなく、燃料がサブタンク50に流入することはない。
(第4実施形態)
本実施形態は、図6に示すように、高圧ポンプ16とフィードポンプ14とを一体化したものである。
これにより、燃料噴射装置10の小型化を図ることができるので、燃料噴射装置の設置自由度を高めることができる。
(第5実施形態)
本実施形態は、図7及び図8に示すように、燃料経路L1を構成する配管P、それ自体をタンク部53と機能させたものである。
なお、図7はタンク部53を構成する配管Pの長手方向を鉛直方向に一致させた例であり、図8はタンク部53を構成する配管Pの長手方向を水平方向に一致させた例である。
(第6実施形態)
本実施形態は、図9に示すように、流入口51から液面下方側まで延びるパイプ51Aを設けたものである。
これにより、流入口51から流入した燃料がサブタンク50内に貯留されている燃料の液面に衝突して、サブタンク50内に貯留されている燃料が泡立ってしまうことを抑制できるので、気泡が流出口52から高圧ポンプ16に供給されてしまうことを抑制できる。
(第7実施形態)
本実施形態は、図10〜図12に示すように、流入口51から流出口52に至る実質的な経路長さが長くなるように、流入口51から流出口52に至る経路を迷路構造としたものである。
すなわち、タンク部53内に仕切り板56を設け、流入口51から流出口52に至る実質的な経路を蛇行させるようにして経路長さを長くしたものである。
なお、図10に示す例は、パイプ51Aの出口側を仕切り板56で囲むようにしてパイプ51Aから流出した燃料が直線的に流出口52に向かって流れることを防止したものであり、図11及び図12に示す例は、流出口52の上流側に仕切り板56を配置して燃料が直線的に流出口52に向かって流れることを防止したものである。
これにより、本実施形態では、流入口51からサブタンク50に流入した燃料が流出口52から流出するまでに要する時間を長くすることができるので、燃料タンク12から輸送されてきた燃料を気液分離するに必要な時間を確保することができ、燃料を確実に気液分離することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、コモンレール式のディーゼルエンジン用燃料噴射装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、ガソリンエンジン又はその他形式のディーゼルエンジンにも適用できる。
また、上述の実施形態では、サブタンク50と燃料フィルタ18とが別々に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、燃料フィルタ18にサブタンク50を内蔵する等して、燃料フィルタ18(気泡フィルタ)とサブタンク50(気液分離手段)とを一体化してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射装置1の概要を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る高圧ポンプ(サプライポンプ)16の概略を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置10の特徴を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射装置10の概要を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料噴射装置10の概要を示す模式図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料噴射装置1の概要を示す模式図である。 本発明の第5実施形態に係るサブタンク50の模式図である。 本発明の第5実施形態に係るサブタンク50の模式図である。 本発明の第6実施形態に係るサブタンク50の模式図である。 本発明の第7実施形態に係るサブタンク50の模式図である。 本発明の第7実施形態に係るサブタンク50の模式図である。 本発明の第7実施形態に係るサブタンク50の模式図である。
符号の説明
10…燃料噴射装置、12…燃料タンク、14…フィードポンプ、
16…高圧ポンプ、16A…カムシャフト、16B…カム、16C…プランジャ、
16D…加圧室、16E…リターンスプリング、16F…第1逆止弁16F、
16G…第2逆止弁、16H…レギュレートバルブ、18…燃料フィルタ、
19…流量調整弁、20…コモンレール、22…圧力センサ、24…減圧弁、
26…温度センサ、28…回転数センサ、30…燃料噴射弁、50…サブタンク、
51…流入口、51A…パイプ、52…流出口、53…タンク部、54…放出口、
55…リリーフバルブ、56…仕切り板、100…リターン通路。

Claims (7)

  1. 内燃機関用の燃料噴射装置であって、
    前記内燃機関に燃料を噴射供給する燃料噴射弁と、
    燃料を前記燃料噴射弁側に供給する燃料ポンプと、
    燃料を蓄える燃料タンクと、
    前記燃料タンクから前記燃料ポンプに至る燃料経路に設けられ、液体と気体との密度差を利用して前記燃料タンクから輸送されてきた燃料を気液分離して液体燃料を前記燃料ポンプ側に流出させるための気液分離手段と
    を備えることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記気液分離手段は、燃料が流入する流入口及び前記燃料ポンプ側に連通する流出口が設けられたタンク部を有しており、
    さらに、前記流入口は、前記流出口より上方側に設けられていることを特徴とする燃料噴射装置。
  3. 前記タンク部のうち、前記流出口より上方側には、気液分離された気体を前記タンク部外に放出するための放出口が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記放出口は、前記燃料タンクに連通していることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記燃料経路のうち前記気液分離手段より下流側には、前記燃料経路を流れる気泡を分割するようにして気泡を細分化する気泡フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料噴射装置。
  6. 前記燃料経路のうち前記気液分離手段より上流側には、前記燃料経路を流れる気泡を分割するようにして気泡を細分化する気泡フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料噴射装置。
  7. 前記燃料ポンプの吐出側に設けられ、前記燃料ポンプから吐出された高圧燃料を蓄圧するとともに、複数個の前記燃料噴射弁に高圧燃料を分配供給するコモンレールと、
    前記燃料タンク内の燃料を吸引して前記燃料ポンプに燃料を輸送するフィードポンプとを備え、
    前記燃料ポンプと前記フィードポンプとが一体化されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の燃料噴射装置。
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