JP2009213416A - コンバインの穀粒回収部構造 - Google Patents

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文野  裕一
Yoshitake Fukuoka
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Abstract

【課題】 穀粒回収タンクの底部に沿って配備した底スクリューで貯留穀粒をタンク外に送出し、送出された穀粒をスクリュー式の穀粒搬出装置で揚送して機外に排出するよう構成するとともに、穀粒搬出装置の縦搬送機構のスクリュー軸心と同芯の縦向き支点を中心にして穀粒回収タンクを横外方に旋回移動可能に構成したコンバインの穀粒回収部構造において、穀粒回収タンクを旋回移動させての脱穀装置の点検整備を広い作業空間から容易に行えるようにし、穀粒回収タンクの容量増大を図る。
【解決手段】 底スクリュー10を穀粒回収タンク9の横方向中心よりも横外方に偏位して配備するとともに、穀粒搬出装置13の縦搬送機構13Aを底スクリュー10よりも機体内方に位置させて立設し、底スクリュー10の終端部と縦搬送機構13Aにおけるスクリュー軸22aの下端部とを連動連結してある。
【選択図】 図4

Description

本発明は、脱穀装置と穀粒回収タンクとを左右に並列して機体フレームに搭載支持し、穀粒回収タンクの底部に沿って機体前後向きに配備した底スクリューで貯留穀粒をタンク外に送出し、送出された穀粒をスクリュー式の穀粒搬出装置で揚送して機外に排出するよう構成したコンバインの穀粒回収部構造に関する。
コンバインの穀粒回収部構造としては、特許文献1に開示されているように、底スクリューを穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方に偏位して配備するとともに、穀粒搬出装置の縦搬送機構のスクリュー軸の下端部を、底スクリューの後端に直接に連動連結したものが知られている。
特開2006−101800号公報
従来の穀粒回収部構造においては、底スクリューが穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方に偏位しているので、穀粒回収タンクの下窄まり部の機体内側の斜面と脱穀装置のタンク側の側面との間に大きい空隙が形成されることになり、脱穀装置のタンク側の側面下部において、各種機構部の突出を許容することができる利点を有するものである。しかし、穀粒回収タンクを穀粒搬出装置の縦搬送機構のスクリュー軸心と同心の縦向き支点周りに機体横外方に旋回移動可能に構成した場合に、以下のような問題がもたらされる。
穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方に偏位している底スクリューと穀粒搬出装置の縦搬送機構のスクリュー軸の下端部を直接に連動連結する構造では、縦搬送機構のスクリュー軸心である縦向き支点が穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方に偏位することになり、この縦向き支点周りに穀粒回収タンクを横外方に旋回移動させると、穀粒回収タンクの前端部の機体内方角部の旋回移動軌跡が機体前方に大きく膨らんだ円弧軌跡となり、穀粒回収タンクの前方に位置する運転部などの構造物との干渉を避けるために、穀粒回収タンクの前端部を前方構造物から大きく離しておく必要がある。このため、機体構成の関係で前方の構造物の位置や、穀粒回収タンクの後端位置が変更できないとすると、穀粒回収タンクを前後に短いものにせざるを得ず、穀粒回収タンクの容量が小さくなってしまう。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、穀粒回収タンクを旋回移動させての脱穀装置のタンク側の側面からの点検整備を広い作業空間から容易に行えるようにするとともに、穀粒回収タンクを容量の大きいものにすることができるコンバインの穀粒回収部構造を提供することを目的としている。
第1の発明は、脱穀装置と穀粒回収タンクとを左右に並列して機体フレームに搭載支持し、穀粒回収タンクの底部に沿って機体前後向きに配備した底スクリューで貯留穀粒をタンク外に送出し、送出された穀粒をスクリュー式の穀粒搬出装置で揚送して機外に排出するよう構成するとともに、穀粒搬出装置の縦搬送機構のスクリュー軸心と同芯の縦向き支点を中心にして穀粒回収タンクを横外方に旋回移動可能に構成したコンバインの穀粒回収部構造において、
底スクリューを穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方に偏位して配備するとともに、穀粒搬出装置の縦搬送機構を底スクリューよりも機体内方に位置させて立設し、底スクリューの終端部と縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とを連動連結してあることを特徴とする。
上記構成によると、穀粒回収タンクの下窄まり部の下端部がタンク横幅の中心よりも大きく横外方に偏って配置されることで、穀粒回収タンクの下窄まり部の機体内向きの斜面と脱穀装置のタンク側の側面との間に大きい空隙が形成されることになる。これにより、穀粒回収タンクを縦向き支点周りに横外方に旋回移動させて脱穀装置の側方を開放し、脱穀装置の下部に装備された機構(例えば、1番物横送り用スクリュー、2番物横送り用スクリュー、など)を引出して点検整備するような場合、穀粒回収タンクを大きく旋回移動しなくても空隙を含めた大きい作業空間を脱穀装置の横外側方に現出することができ、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
穀粒回収タンクの縦向き支点は、横外方に偏位して装備された底スクリューよりも機体内方に位置しているので、穀粒回収タンクの前端部の機体内方角部の旋回移動軌跡が前方への膨らみの少ないものとなり、穀粒回収タンクの前端部を、前方に配置される構造物に近づけることができ、その分、穀粒回収タンクの容量を大きくすることができる。
従って、第1の発明によると、穀粒回収タンクを旋回移動させての脱穀装置の点検整備を広い作業空間から容易に行うことができるとともに、穀粒回収タンクの容量増大を図ることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
底スクリューのスクリュー軸の後端部と、このスクリュー軸と平行に配備された中間伝動軸とを巻き掛け連動し、中間伝動軸と縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とをベベルギヤ連動してあるものである。
上記構成によると、底スクリューのスクリュー軸と中間伝動軸とは、縦回し巻回されたチェーンやベルト等の巻掛け伝動具で連動連結されるので、巻掛け伝動具が自重でスプロケットやプーリの幅中心に係合することになり、巻掛け伝動具の偏摩耗の少ない確実な伝動を行うことができる。
底スクリューのスクリュー軸の後端部と縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とを連動連結する手段としては、底スクリューのスクリュー軸の後端部と、縦搬送機構のスクリュー軸と平行に配置した縦向き中間伝動軸とをベベルギヤ連動し、この縦向き中間伝動軸の下端部と縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とを巻き掛け連動することも可能である。しかし、この構造によると、縦向き中間伝動軸の下端部と縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とを、横回し巻回されたチェーンやベルト等の巻掛け伝動具で連動連結する必要があり、巻掛け伝動具が自重でスプロケットやプーリの幅中心から下方に偏位しやすくなって、巻掛け伝動具の偏摩耗が発生しやすくなる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、
穀粒回収タンクの下部に形成された下窄まり部の機体外方側の面に穀粒取出し口を備えてあるものである。
上記構成によると、穀粒回収タンクの下窄まり部の機体外方側の面は、底スクリューが穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方側に偏位していることによって横外方に位置することになり、この面に設けられた穀粒取出し口は機体横外方に位置することになる。これにより、穀粒取出し口に回収袋などを容易に近づけることができ、穀粒の取り出しが容易なものとなる。
図1に、稲・麦のみならず蕎麦や豆類の収穫が可能に構成された普通型(全稈投入型)のコンバインの側面図、図2にその平面図がそれぞれ示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた機体フレーム2の前部に刈取り部3が昇降自在に連結され、機体フレーム2の右側前部に、エンジン4を内装した原動部5および運転部6が配備されている。機体フレーム2の左側に全稈投入型の脱穀装置7が搭載され、脱穀装置7の右側で原動部5の後側となる箇所に穀粒回収タンク8が装備されており、刈取り部3で刈取った穀稈を脱穀装置7に全稈投入して脱穀処理し、脱穀装置7で選別回収した穀粒を揚穀装置8によって揚送して穀粒回収タンク9に投入するように構成されている。
前記穀粒回収タンク9の下部には下窄まり部9eが形成されており、この下窄まり部9eの内方下端部に、貯留した穀粒を後方に向けて送り出す底スクリュー10がスクリュー軸10aを介して前後水平に支持されるとともに、底スクリュー10の上方に沿って、断面形状が山形に形成された流下案内板11が回動支軸12を介して揺動可能に支持されている。
穀粒回収タンク9における下窄まり部9eは、貯留した穀粒を残すことなく底スクリュー10に導くよう、穀粒の流下安息角以上の傾斜角度が与えられるとともに、前記底スクリュー10が横外方に偏って位置するように、下窄まり部9eの下端部がタンク横幅の中心よりも大きく横外方に偏って配置されている。
このように、下窄まり部9eの下端部がタンク横幅の中心よりも大きく横外方に偏って配置されることで、下窄まり部9eの機体内方側の斜面と、脱穀装置7におけるタンク側の側面との間に大きい三角形空隙が形成されることになる。後述するように、穀粒回収タンク9を縦向き支点P周りに横外方に旋回移動させて脱穀装置7の側方(右側方)を開放し、脱穀装置7の下部に装備された機構(例えば、1番物横送り用スクリュー、2番物横送り用スクリュー、など)を引出して点検整備するような場合、穀粒回収タンク9を大きく旋回移動しなくても、三角形空隙を含めた大きい空間を脱穀装置7の横外側方に現出することができる。
前記下窄まり部9eの機体外方に向かう斜面には上下スライド式のシャッタ20で開閉される穀粒取出し口19が備えられている。この場合、機体の横外方に偏って形成された下窄まり部9eにおける機体外方側の斜面は、タンク横幅の中心に下窄まり部9eを形成した場合の機体外方側の斜面よりも機体横外方に位置することになり、この斜面に設けられた穀粒取出し口19は機体横外端に近く位置することになって、穀粒取出し口19に回収袋などを容易に近づけることができ、穀粒の取り出しが容易なものとなる。
穀粒回収タンク9において、穀粒取出し口19の上方に開口部(図示せず)が備えられており、この開口部に上下スライド式のシャッタ17が備えられている。シャッタ17は透明板で構成されており、シャッタ17を通して穀粒回収タンク9の内部(底スクリュー
10の付近)を目視することができる。底スクリュー10を停止させた状態で、シャッタ17を上方にスライド操作して、開口部から手を入れることができるのであり、穀粒回収タンク9の内部(底スクリュー10の付近)の掃除やメンテナンス作業を行うことができる。
穀粒回収タンク9の後方には、底スクリュー10によって送出された穀粒を揚送した後に、横搬送して機外に搬出するスクリュー式の穀粒搬出装置13が装備されている。この穀粒搬出装置13は、底スクリュー10よりも機体内方に位置して立設されるスクリュー式の縦搬送機構13Aと、この縦搬送機構13Aの上端に連通接続されたスクリュー式の横搬送機構13Bとから構成されており、穀粒搬出装置13全体が、縦搬送機構13Aのスクリュー軸心と同芯の縦向き支点Pを中心にして旋回移動可能となっている。
図6に示すように、前記穀粒回収タンク9の下部後端には底スクリュー10におけるスクリユー軸10aの後端部を支持する搬出ケース14が連結されるとともに、この搬出ケース14の下端に突設されたボス部14aが回動可能に機体フレーム2の後部に嵌合支持されて、穀粒回収タンク9が前記縦向き支点P周りに旋回可能に支持されている。図11に示すように、穀粒回収タンク9の下部前面には厚板材からなる支持板15が備えられ、この支持板15の下端部が機体フレーム2の上面に載置支持されて、穀粒回収タンク9の全重量が前後2箇所において機体フレーム2に支持されるようになっている。
前記支持板15にはロックピン16が上下スライド可能に備えられており、機体フレーム2側に設けられたロック孔17にロックピン16の下端部を挿入することで、穀粒回収タンク9が所定の穀粒回収位置に固定される。ロックピン16をロック孔17から抜き上げることで、穀粒回収タンク9を縦向き支点P周りに旋回移動して脱穀装置7の右側方を開放したメンテナンス位置に移動させることができるようになっている。
この場合、穀粒回収タンク9の縦向き支点Pは、横外方に偏位して装備された底スクリュー10よりも機体内方に位置しているので、図2に示すように、穀粒回収タンク9における前端部の機体内方角部xの旋回移動軌跡は、縦向き支点Pが底スクリュー10の直後方位置に設定される場合の旋回移動軌跡よりも前方への膨らみの少ないものとなり、その分、穀粒回収タンク9の前端部を原動部5の後端に近づけることができ、穀粒回収タンク9の容量増大に有効となる。
図7に示すように、前記穀粒搬出装置13における縦搬送機構13Aは、丸筒材からなる縦向きの搬送ケース21に縦送りスクリュー22を内装して構成されており、搬送ケース21の下端部が前記搬出ケース14の上端部に、縦向き支点P周りに回動可能に挿嵌支持されるとともに、縦送りスクリュー22が搬出ケース14の内部にまで深く挿入され、そのスクリュー軸22aの下端部が搬出ケース14の底壁部に軸受け支持されている。
図6に示すように、底スクリュー10におけるスクリュー軸10aの後端部が搬出ケース14の後面から突出されるとともに、搬出ケース14の下部には底スクリュー10のスクリュー軸10aと平行に中間伝動軸23が支承されており、スクリュー軸10aの後端部に備えたスプロケット24と中間伝動軸23の後端部に備えたスプロケット25とに亘って、チェーン26が縦回し巻回されている。中間伝動軸23の前端部と縦送りスクリュー22におけるスクリュー軸22aの下端部とが、ベベルギヤ27,28を介して咬合連動されて、底スクリュー10に同調して縦送りスクリュー22が駆動されるようになっている。
底スクリュー10におけるスクリュー軸10aの搬出ケース14への挿通部には掻出し羽根10bが備えられており、底スクリュー10によって搬出ケース14に送り込まれた穀粒が掻出し羽根10bによって機体内方に向けて送り出され、底スクリュー10より機体内方に位置する縦送りスクリュー22の下部に円滑かつ、確実に受け渡されるようになっている。
図8に示すように、前記穀粒搬出装置13の横搬送機構13Bは、丸筒材からなる搬送ケース30に横送りスクリュー31を内挿して構成されており、搬送ケース30の先端部には下向きに開口した吐出口32が備えられている。縦搬送機構13Aにおける搬送ケース21の上端と、横搬送機構13Bにおける搬送ケース30の基端部とが接続ケース33で連通接続されている。接続ケース33は、縦搬送機構13Aにおける搬送ケース21の上端部に固着された上端接続ケース部33aと、横搬送機構13Bにおける搬送ケース30の基端部に固着された基端接続ケース部33bとからなり、上端接続ケース部33aに対して基端接続ケース部33bが横向き支点Q周りに回動可能に嵌合連結されて、横搬送機構13Bが前記横向き支点Q周りに上下揺動可能となっている。
前記横向き支点Q上には、両端を前記上端接続ケース部33aと基端接続ケース部33bに支持された中継スクリュー34が配備されるとともに、中継スクリュー34におけるスクリュー軸34aの両端が、縦送りスクリュー22におけるスクリュー軸22aの上端と、横送りスクリュー31におけるスクリュー軸31aの基端とにベベルギヤ連動されている。これによって、底スクリュー10の回転に連動して縦送りスクリュー22および横送りスクリュー31が同調駆動され、穀粒回収タンク9から送出された穀粒が縦搬送機構13Aによって揚送された後、横搬送機構13Bによって横搬送されて吐出口32から排出されるようになっている。
前記縦搬送機構13Aに固定された上端接続ケース部33aと横搬送機構13Bの搬送ケース30とに亘って油圧シリンダ35が架設され、この油圧シリンダ35の伸縮作動によって横搬送機構13Bが前記横向き支点Q周りに所定範囲内で上下に駆動揺動されるようになっている。
図4に示すように、穀粒回収タンク9の下部に連結固定された前記搬出ケース14には減速機付きの電動モータ36が取付けられるとともに、その減速出力によって正逆に回転駆動されるピニオンギヤ37が、縦搬送機構13Aの搬送ケース21の外周に固着されたリングギヤ38に咬合しており、電動モータ36の正逆転作動によって穀粒搬出装置13の全体が縦向き支点P周りに駆動旋回されるようになっている。このように穀粒搬出装置13の旋回および横搬送機構13Bの上下揺動によって吐出口32の旋回位置および高さ位置を移動させて、穀粒の排出位置を任意に変更することが可能となっている。
前記穀粒搬出装置13を駆動する原動軸としての前記底スクリュー10への伝動構造が以下のように構成されている。
図9,図10に示すように、穀粒回収タンク9の前面下部に備えた前記支持板15に、底スクリュー10におけるスクリュー軸10aの前端部を軸受け支持するブラケット40が固着されるとともに、このブラケット40の前面に入力ケース41が連結されている。入力ケース41には、前記スクリュー軸10aに連結された出力ベベルギヤ42と、これに咬合された入力ベベルギヤ43が装備され、入力ベベルギヤ43に連結された入力軸44が機体内方に向けて突設されている。
前記ブラケット40と入力ケース41とは脚部40a,41aを突合せて連結されており、脚部40a,41aの間に形成された空間において、外周にベアリング45を装着した偏芯カム46が底スクリュー10のスクリュー軸10aに外嵌固着されている。前記流下案内板11の回動支軸12が支持板15の前方に突出され、その突出端に連結された操作アーム47が上下長孔48を介して前記偏芯カム46のベアリング45に係合されている。この構成によって、スクリュー軸10aが回転駆動されて偏芯カム46が回動することで、この偏芯カム46に係合された操作アーム47が偏芯カム46の偏芯量に応じた振幅で往復揺動され、流下案内板11が所定角度で往復揺動駆動されることで、穀粒回収タンク9に貯留された穀粒がブリッジ現象をもたらすことなく底スクリュー10の作用域に流下されるようになっている。
図9に示すように、穀粒回収タンク9とその前方に配置された前記エンジン4との間における機体フレーム2上に軸受けブラケット50が立設され、この軸受けブラケット50に回転自在に装着支持された横向き軸心の入力プーリ51にエンジン動力が伝達されるようになっている。
図5の伝動系統図に示すように、横向きに搭載配備された前記エンジン4には、機体内方に向けて突出する主出力軸52と、機体外方に向けて突出する補機駆動用の副出力軸53とが備えられており、主出力軸52から取り出された動力でクローラ走行装置1、刈取り部3、および、脱穀装置7が駆動される。副出力軸53には2本掛けの出力プーリ54が備えられており、この出力プーリ54に巻回された伝動ベルト55で、エンジン冷却水循環用のウオーターポンプ56、ラジエータ冷却ファン57、発電機58が駆動される。前記出力プーリ54と前記入力プーリ51とに亘って別の伝動ベルト59が巻回されるとともに、この伝動ベルト59に人為操作されるテンション式の穀粒搬出クラッチ60が備えられている。
図9に示すように、穀粒搬出クラッチ60を介してエンジン動力を受ける前記入力プーリ51の中心に前記入力軸44の機体内向き端部が同芯に挿入されるとともに、入力プーリ51と入力軸44とは噛み合い式のクラッチ61を介して連動連結されている。
前記クラッチ61は、入力プーリ51の中心に突設したボス部51aと、入力軸44の先端部外周に打ち込み貫通した係合ピン62を回転軸心方向から咬合させるよう構成されており、入力軸44が入力プーリ5の中心に挿入されることで、入力軸4の係合ピン62ボス部51aの対角位置に形成された係合凹部63に噛み合い係入し、これによって入力プーリ51から入力軸44への動力伝達がなされるようになっている。
穀粒回収タンク9が穀粒回収位置からメンテナンス位置に旋回移動されると、入力軸44の横外方への移動に伴って係合ピン62が入力プーリ51から抜き出され、入力プーリ51と入力軸44との連結が解除される。逆に、穀粒回収タンク9がメンテナンス位置から元の穀粒回収位置に旋回移動されると、入力軸44の横内方への移動に伴って係合ピン62がボス部51aに軸心方向から噛み合い係合されて、入力プーリ51と入力軸44とが自動的に連動連結される。
コンバインの全体側面図 コンバインの全体平面図 穀粒回収タンクの側面図 穀粒回収タンクの背面図 伝動系統図 縦搬送機構および底スクリューの縦断側面図 縦搬送機構の下部の縦断背面図 縦搬送機構と横搬送機構との接続部を示す展開図 底スクリューの駆動前端部を示す横断平面図 底スクリューの駆動前端部を示す縦断側面図 流下案内板の駆動構造を示す正面図
符号の説明
2 機体フレーム
7 脱穀装置
9 穀粒回収タンク
9e 下窄まり部
10 底スクリュー
10a スクリュー軸
13 穀粒搬出装置
13A 縦搬送機構
20 穀粒取出し口
22a スクリュー軸
23 中間伝動軸
P 縦向き支点

Claims (3)

  1. 脱穀装置と穀粒回収タンクとを左右に並列して機体フレームに搭載支持し、前記穀粒回収タンクの底部に沿って機体前後向きに配備した底スクリューで貯留穀粒をタンク外に送出し、送出された穀粒をスクリュー式の穀粒搬出装置で揚送して機外に排出するよう構成するとともに、前記穀粒搬出装置の縦搬送機構のスクリュー軸心と同芯の縦向き支点を中心にして穀粒回収タンクを横外方に旋回移動可能に構成したコンバインの穀粒回収部構造において、
    前記底スクリューを前記穀粒回収タンクの横方向中心よりも機体外方に偏位して配備するとともに、前記穀粒搬出装置の縦搬送機構を前記底スクリューよりも機体内方に位置させて立設し、底スクリューの終端部と前記縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とを連動連結してあることを特徴とするコンバインの穀粒回収部構造。
  2. 前記底スクリューのスクリュー軸の後端部と、このスクリュー軸と平行に配備された中間伝動軸とを巻き掛け連動し、前記中間伝動軸と縦搬送機構のスクリュー軸の下端部とをベベルギヤ連動してある請求項1記載のコンバインの穀粒回収部構造。
  3. 前記穀粒回収タンクの下部に形成された下窄まり部の機体外方側の面に穀粒取出し口を備えてある請求項1または2記載のコンバインの穀粒回収部構造。
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JP2019103515A (ja) * 2013-12-03 2019-06-27 株式会社クボタ 普通型コンバイン

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