JP2009210136A - 空調用室内ユニット、ドレンパンの製造方法 - Google Patents

空調用室内ユニット、ドレンパンの製造方法 Download PDF

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【課題】ドレンパンの基材の孔と窓部材との接合部分における漏水を確実に防止することのできる空調用室内ユニット、ドレンパンの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】コーティング膜30の形成工程におけるコーティング材料30Lの最大液面高さH2よりも高い筒状壁21を窓部材20に形成することで、マスキング部材を用いることなく窓部材20の透明窓部分20bにコーティング材料30Lが付着するのを防ぐ。これにより、コーティング膜30が引き千切れたりすることもなく、コーティング膜30を良好に形成し、高いシール性を確保する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に用いられる空調用室内ユニット、特に天井設置型の空調用室内ユニット、およびそれに用いるドレンパンの製造方法に関する。
建物室内に設置される空気調和機の空調用室内ユニットとして、例えば天井設置型のものがある。
このような天井設置型の空調用室内ユニットにおいては、近年改正された「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称:ビル衛生管理法)」により、ドレンパンの汚染状態を定期的にチェックする必要がある。
従来の空調用室内ユニットにおいては、ドレンパンの汚染状態をチェックするために、ドレンパンを空調用室内ユニットのケース本体から取り外さなければならず、高所作業、装置の分解作業が伴うことから、点検作業が煩雑となって長時間を要してしまう。また、ドレンパンをケース本体から取り外す際に、ドレンパンに溜まっていたドレン水が落ち、下方の床等を汚してしまうという問題もあった。
そこで、ドレンパンをケース本体から取り外すことなく、ドレンパンの汚染状態を外部から目視でチェックできるよう、ドレンパンに透明窓を設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−178097号公報
図5(a)に示すように、ドレンパン1は、発泡ポリスチレン等の樹脂材料から形成され、透明窓を設けるには、ドレンパン1の基材2に孔2aを形成し、この孔2aに透明な樹脂からなる窓部材3を取り付ける。このとき、基材2の孔2aと窓部材3との接合部分からドレン水が漏れるのを防ぐため、ドレンパン1の内側に、酢酸ビニル等のコーティング剤によりコーティング膜4を形成し、基材2の孔2aと窓部材3との接合部分を覆うのが好ましい。
コーティング膜4の形成時には、窓部材3にマスキング部材5を装着しておき、コーティング剤が窓部材3に付着するのを防ぐ。そして、図5(b)に示すように、コーティング膜4の形成後にマスキング部材5を取り外す。しかし、マスキング部材5を取り外すときに、マスキング部材5にコーティング剤が付着することによって、図5(c)に示すようにコーティング膜4の端部が剥離することがある。また、マスキング部材5を取り外すときに、図5(d)に示すように、マスキング部材5にコーティング膜4が付着し、コーティング膜4が破断することもある。その結果、基材2の孔2aと窓部材3との接合部分が露出してしまい、確実な漏水防止が図れないという問題がある。
このようなリスクを低減するためには、コーティング剤の塗布作業に、慎重さ、高度な加工技術が必要となるため、これにも余計な時間・コストがかかる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、ドレンパンの基材の孔と窓部材との接合部分における漏水を確実に防止することのできる空調用室内ユニット、ドレンパンの製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的のもとになされた本発明の空調用室内ユニットは、室内の天井に埋め込んで設置されるケース本体の内部に、室内の空気を加熱または冷却する室内熱交換器と、室内熱交換器に室内の空気を送る送風機と、送風機を駆動するモータと、室内熱交換器から滴下するドレン水を受けるドレンパンと、を備える。そして、ドレンパンは、ドレンパンの底面を貫通する孔に、ドレンパンで受けたドレン水を目視するための窓部材が設けられるとともに、少なくとも孔と窓部材との継ぎ目において漏水を防止すべくコーティング膜が形成され、窓部材は、ドレンパンでドレン水を受ける側に突出し、コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料がドレンパン内に供給された状態におけるコーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を有していることを特徴とする。
このように、筒状壁を、コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料をドレンパン内に供給した状態での、コーティング材料の最大液面高さよりも高く形成することで、筒状壁の内側にコーティング材料が入るのを防ぐことができる。そして、筒状壁の外側においては、コーティング材料によってコーティング膜を良好に形成することができる。
また、筒状壁は、筒状壁の上端部に、外周側に張り出す返し部を形成してもよい。このようにすると、マスキング部材を筒状壁に装着した場合も、マスキング部材を取り外す時には、コーティング膜が返し部の先端部の部分において切れ、窓部材とドレンパンとの接合部分においてコーティング膜が浮いたり切れたりするのを確実に防ぐことができる。
本発明は、空調用室内ユニットを構成するドレンパンの製造方法とすることもでき、この方法は、ドレンパンで受けるドレン水を目視するための窓部材を備えたドレンパンを形成する工程と、ドレンパンにおいてドレン水を受ける側にコーティング膜を形成する工程と、を備える。そして、窓部材には、ドレンパンでドレン水を受ける側に突出し、コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料がドレンパン内に供給された状態におけるコーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を有したものを用い、コーティング膜を形成する工程では、コーティング材料をドレンパン内の筒状壁の外周側に供給する。
このようにすれば、マスキング部材を用いなくとも、筒状壁の内側にコーティング材料が入るのを防ぐことができ、筒状壁の外側においては、コーティング材料によってコーティング膜を良好に形成することができる。
また、コーティング膜を形成する工程では、コーティング材をドレンパン内に供給するに先立ち、筒状壁の内部をマスキングするマスキング部材を筒状壁に装着しておき、コーティング材の供給後にマスキング部材を撤去してもよい。
コーティング膜を形成する工程では、最大液面高さが筒状壁の高さよりも低くなる一定量のコーティング材料をドレンパン内の筒状壁の外周側に供給し、ドレンパンを傾けることでコーティング材料をドレンパンの筒状壁外周側の全体に行き渡らせることもできる。この場合、マスキング部材を用いずにコーティング材料の塗布が行える。もちろん、マスキング部材を用いることも可能である。
また、コーティング材料をドレンパン内の筒状壁の外周側に噴霧することもできる。この場合は、マスキング部材を用いるのが必須となる。
筒状壁内へのコーティング材料の侵入を確実に防ぐため、筒状壁を十分に高くすることもできる。このような場合、コーティング材料によりコーティング膜が形成された後、筒状壁の上部を除去すれば良い。この場合も、マスキング部材を用いずにコーティング材料の塗布が行え、マスキング部材を用いることも可能である。
本発明は、以下のような空調用室内ユニットとすることもできる。すなわち、室内の天井に埋め込んで設置されるケース本体の内部に、室内の空気を加熱または冷却する室内熱交換器と、室内熱交換器に室内の空気を送る送風機と、送風機を駆動するモータと、室内熱交換器から滴下するドレン水を受けるドレンパンと、ドレンパンに溜まったドレン水を排出するドレンポンプと、を備え、ドレンパンは、ドレンパンの最も低い部分に形成された孔に、ドレンパンで受けたドレン水を目視するための窓部材が設けられるとともに、ドレンポンプのドレン水の吸い込み口が窓部材の直上方に配置されていることを特徴とする。
このような空調用室内ユニットでは、窓部材がドレンパンの最も低い部分に形成されているため、ドレン水を確実にチェックできる。そして、その直上方に設けられた吸い込み口からドレンポンプでドレン水を吸い上げることができる。
ここで、ドレンパンは、少なくとも孔と窓部材との継ぎ目において漏水を防止すべくコーティング膜が形成され、窓部材は、ドレンパンでドレン水を受ける側に突出し、コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料がドレンパン内に供給された状態におけるコーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を有したものとするのが好ましい。
本発明によれば、コーティング膜の形成工程におけるコーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を窓部材に形成することで、マスキング部材を用いることなく窓部材にコーティング材料が付着するのを防ぐことができる。これにより、窓部材とドレンパンの接合部分においてコーティング膜が引き千切れたりすることもなく、コーティング膜を良好に形成し、高いシール性を確保することができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における空調用室内ユニットの概略構成を示すための図である。
図1に示すように、空調用室内ユニット10は、図示しない空調用室外ユニットと冷媒配管によって接続されて天井設置型空気調和機を構成している。
空調用室外ユニットは、室外に設置され、冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒と室外の空気との熱交換を行う室外熱交換器、および室外ファンを有している。
一方、空調用室内ユニット10は、天井(図示無し)に埋め込んで設置されたケース本体11の内部に、冷媒と室内の空気との熱交換を行う室内熱交換器12を有しており、冷媒が空調用室外ユニットと空調用室内ユニット10との間を循環するようになっている。
空調用室内ユニット10は、ケース本体11の内部に、さらに、送風機14と、送風機14を駆動するモータ(図示無し)と、導風板15と、ドレンパン13と、を備えている。そして、ケース本体11の下部(図1において下方)には、図示しない化粧パネルが設けられており、化粧パネルの中央部には室内の空気の吸い込み口が形成され、外周部には室内に空気を吹き出す吹き出し口が形成されている。
天井設置型空気調和機の運転時には、送風機14が駆動され、室内の空気が化粧パネルの吸い込み口から導風板15に案内され、室内熱交換器12に送り込まれる。そして、空調用室外ユニットからの冷媒が通された室内熱交換器12を流過する過程で冷却または加熱され、調和空気となって吹き出し口から室内に吹き出される。
このような天井設置型空気調和機の冷房運転時において、室内の空気が室内熱交換器12によって冷却されると、室内の空気中の水分が室内熱交換器12の表面に凝縮液化し、ドレン水となって室内熱交換器12の下方に配置されたドレンパン13に滴下する。
滴下したドレン水は、ドレンパン13の底部の最も低い部分に形成されたドレン溜まり13aに集まり、ドレン溜まり13aの直上方に設けられたドレンポンプ16のノズル16aから吸い上げられ、ドレン配管17、ドレンソケット18、および排水管(図示無し)を経て室外に排出される。
さて、本実施の形態における空調用室内ユニット10のドレンパン13には、ドレン溜まり13aの部分に、ドレンパン13内のドレン水の汚れ具合等を視認するための窓部材20が設けられている。
図2に示すように、ドレンパン13は、例えば発泡ポリスチレン製で、ドレンポンプ16のノズル16aの直下に位置するドレン溜まり13aの部分に、上下に貫通する孔13bが形成されている。窓部材20は、この孔13bを塞ぐように設けられている。窓部材20を孔13bに設けるには、例えば、ドレンパン13の発泡成型時に窓部材20の所定の位置にセットしておき、一体に成形すれば良い。このため、窓部材20には、外周側に張り出すフランジ部20aが外周全周にわたって形成され、このフランジ部20aの外周部がドレンパン13に埋め込まれたような構成となっている。
ドレンパン13の内面側(ドレン水が溜まる側)には、窓部材20のフランジ部20aと、孔13bとの継ぎ目の部分におけるシール性を高めるため、防水性を発揮するコーティング材料30L、例えば酢酸ビニル等を塗布することで、コーティング膜30が形成されている。
コーティング膜30は、液状のコーティング材料30Lを、ドレンパン13内に流し入れ、ドレンパン13を傾けることでドレンパン13の内面全体に行き渡らせ、これを硬化させることで形成できる。また、液状のコーティング材料30Lをスプレーでドレンパン13の内面全体に噴霧することでも、コーティング膜30を形成できる。
ここで、窓部材20の透明窓部分20bにコーティング材料30Lが付着しないよう、窓部材20には、透明窓部分20bの外周部に、ドレンパン13の内面側に立ち上がる筒状壁21が形成される。
以下、上記の窓部材20の筒状壁21について、複数の形態を示す。
図2に示す筒状壁21は、ドレンパン13の内面よりも予め定められた高さH1だけ上方に突出するよう形成されている。ここで、前記の高さH1は、コーティング膜30の形成工程にコーティング材料30Lの最大液面高さH2よりも高くなるように設定される。最大液面高さH2は、用いるコーティング材料30L、塗布方法等によって異なり得るが、例えばコーティング材料30Lをドレンパン13に流し入れ、ドレンパン13を傾ける手法の場合、最終的なコーティング膜30の膜厚を1mmとすると、H2=10mm程度とすることができる。その場合、筒状壁21の高さH1は、例えば15mm程度とすればよい。
このように、コーティング膜30の形成工程におけるコーティング材料30Lの最大液面高さH2よりも高い筒状壁21を窓部材20に形成することで、マスキング部材を用いることなく窓部材20の透明窓部分20bにコーティング材料30Lが付着するのを防ぐことができる。これにより、コーティング膜30が引き千切れたりすることもなく、コーティング膜30を良好に形成し、高いシール性を確保することができる。
ところで、図2に示したように筒状壁21を設ける構成において、コーティング膜30の形成時に、筒状壁21にマスキング部材40を装着することもできる。その場合、マスキング部材40は、例えばゴム製で、その外径が漸次縮小するテーパ部40aを有した構成とする。そして、テーパ部40aを筒状壁21に嵌め込むことで、透明窓部分20bをマスキングする。このような構成とする場合、筒状壁21の高さH1は、コーティング膜30の形成工程におけるコーティング材料30Lの最大液面高さH2よりも小さくすることも可能である。
筒状壁21の高さを、コーティング膜30の形成工程におけるコーティング材料30Lの最大液面高さH2よりも小さくする場合、マスキング部材40にもコーティング材料30Lが付着するが、マスキング部材40を取り外すときにマスキング部材40とコーティング膜30は、筒状壁21の上端部近傍で切り離されるため、窓部材20のフランジ部20aと、孔13bとの継ぎ目の部分に影響が及ぶ可能性も低く、この部分におけるシール性を損なう恐れも低い。
図3(a)は、図2に示した筒状壁21の変形例であり、筒状壁21の高さH3を、コーティング膜30の形成工程におけるコーティング材料30Lの最大液面高さH2の数倍、例えば5倍以上とした例である。このような筒状壁21は、図3(b)に示すように、コーティング膜30の形成後、筒状壁21の上部21aを除去できるよう、切り欠き凹部22等を形成しておくのが好ましい。コーティング膜30の形成後に、切り欠き凹部22の部分において筒状壁21を折り取ることで、筒状壁21の高さを低くし、ドレン水が筒状壁21の内側の透明窓部分20bに容易に流れ込むようにする。
なお、切り欠き凹部22は、筒状壁21の外周面に周方向に連続して形成するほか、周方向に間隔を隔てて筒状壁21の軸方向に延びるように形成する等して、筒状壁21の上部21aを手作業で容易に除去できるようにするのが好ましい。
このような構成においても、図2に示した場合と同様、マスキング部材を用いることなく窓部材20の透明窓部分20bにコーティング材料30Lが付着するのを防ぐことができる。これにより、コーティング膜30が引き千切れたりすることもなく、コーティング膜30を良好に形成し、高いシール性を確保することができる。
図4は、図3と同様、図2に示した筒状壁21の変形例であり、筒状壁21の上部に、外周側に向けて張り出す返し部23を形成した例である。
返し部23は、筒状壁21の上部に連続して、斜め上方に張り出すように形成される。
このような返し部23を有した筒状壁21においては、例えば返し部23までを含む高さH4を、図2に示した例における高さH1と同等に設定すれば、マスキング部材を用いることなくコーティング材料30Lを塗布する場合も、窓部材20の透明窓部分20bにコーティング材料30Lが付着するのを防ぐ効果をより確実なものとすることができる。これにより、コーティング膜30が引き千切れたりすることもなく、コーティング膜30を良好に形成し、高いシール性を確保することができる。
また、図4に示すように、マスキング部材40を用いる場合、コーティング材料30Lの塗布時にマスキング部材40にコーティング材料30Lが付着しても、マスキング部材40を取り外すときには、マスキング部材40とコーティング膜30は、図4中、一点鎖線(A)で示すように、返し部23の先端部で切り離される。このため、コーティング膜30の窓部材20のフランジ部20aと孔13bとの継ぎ目の部分に影響が及ぶ可能性も低く、この部分におけるシール性を損なう恐れも低い。したがって、例えばスプレーを用いてコーティング材料30Lを塗布する場合においても、コーティング膜30の損傷を確実に防ぐことのできる構成である。
なお、上記実施の形態では、空調用室内ユニット10の構成を例示したが、窓部材20以外の構成については上記したものに何ら限定されるものではなく、適宜の変更を許容する。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施の形態における空調用室内ユニットの構成を示す斜視展開図である。 ドレンパンの要部を示す断面図である。 図2に示した窓部材の変形例を示すものであり、筒状壁の高さを高く設定し、切り欠き凹部で除去可能とした例を示す断面図である。 同、筒状壁の上端部に外周側に張り出す返し部を形成した例を示す断面図である。 従来のドレンパンを示す断面図である。
符号の説明
10…空調用室内ユニット、11…ケース本体、12…室内熱交換器、13…ドレンパン、13b…孔、14…送風機、15…導風板、16…ドレンポンプ、16a…ノズル、17…ドレン配管、18…ドレンソケット、20…窓部材、20a…フランジ部、20b…透明窓部分、21…筒状壁、22…切り欠き凹部、23…返し部、30…コーティング膜、30L…コーティング材料、40…マスキング部材

Claims (9)

  1. 室内の天井に埋め込んで設置されるケース本体の内部に、前記室内の空気を加熱または冷却する室内熱交換器と、前記室内熱交換器に前記室内の空気を送る送風機と、前記送風機を駆動するモータと、前記室内熱交換器から滴下するドレン水を受けるドレンパンと、を備え、
    前記ドレンパンは、前記ドレンパンの底面を貫通する孔に、前記ドレンパンで受けたドレン水を目視するための窓部材が設けられるとともに、少なくとも前記孔と前記窓部材との継ぎ目において漏水を防止すべくコーティング膜が形成され、
    前記窓部材は、前記ドレンパンで前記ドレン水を受ける側に突出し、前記コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料が前記ドレンパン内に供給された状態における前記コーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を有していることを特徴とする空調用室内ユニット。
  2. 前記筒状壁は、前記筒状壁の上端部に、外周側に張り出す返し部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空調用室内ユニット。
  3. 空調用室内ユニットを構成するドレンパンの製造方法であって、
    前記ドレンパンで受けるドレン水を目視するための窓部材を備えた前記ドレンパンを形成する工程と、
    前記ドレンパンにおいて前記ドレン水を受ける側にコーティング膜を形成する工程と、を備え、
    前記窓部材は、前記ドレンパンで前記ドレン水を受ける側に突出し、前記コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料が前記ドレンパン内に供給された状態における前記コーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を有したものを用い、
    前記コーティング膜を形成する工程では、前記コーティング材料を前記ドレンパン内の前記筒状壁の外周側に供給することを特徴とするドレンパンの製造方法。
  4. 前記コーティング膜を形成する工程では、前記コーティング材を前記ドレンパン内に供給するに先立ち、前記筒状壁の内部をマスキングするマスキング部材を前記筒状壁に装着しておき、前記コーティング材の供給後に前記マスキング部材を撤去することを特徴とする請求項3に記載のドレンパンの製造方法。
  5. 前記コーティング膜を形成する工程では、最大液面高さが前記筒状壁の高さよりも低くなる一定量の前記コーティング材料を前記ドレンパン内の前記筒状壁の外周側に供給し、
    前記ドレンパンを傾けることで前記コーティング材料を前記ドレンパンの前記筒状壁外周側の全体に行き渡らせることを特徴とする請求項3または4に記載のドレンパンの製造方法。
  6. 前記コーティング膜を形成する工程では、前記コーティング材料を前記ドレンパン内の前記筒状壁の外周側に噴霧することを特徴とする請求項4に記載のドレンパンの製造方法。
  7. 前記コーティング材料により前記コーティング膜が形成された後、前記筒状壁の上部を除去することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のドレンパンの製造方法。
  8. 室内の天井に埋め込んで設置されるケース本体の内部に、前記室内の空気を加熱または冷却する室内熱交換器と、前記室内熱交換器に前記室内の空気を送る送風機と、前記送風機を駆動するモータと、前記室内熱交換器から滴下するドレン水を受けるドレンパンと、前記ドレンパンに溜まった前記ドレン水を排出するドレンポンプと、を備え、
    前記ドレンパンは、前記ドレンパンの最も低い部分に形成された孔に、前記ドレンパンで受けたドレン水を目視するための窓部材が設けられるとともに、
    前記ドレンポンプの前記ドレン水の吸い込み口が前記窓部材の直上方に配置されていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  9. 前記ドレンパンは、少なくとも前記孔と前記窓部材との継ぎ目において漏水を防止すべくコーティング膜が形成され、
    前記窓部材は、前記ドレンパンで前記ドレン水を受ける側に突出し、前記コーティング膜を形成するため液状のコーティング材料が前記ドレンパン内に供給された状態における前記コーティング材料の最大液面高さよりも高い筒状壁を有していることを特徴とする請求項8に記載の空調用室内ユニット。
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