JP2009208427A - 樹脂廃棄物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水槽10と、水槽10内に樹脂廃棄物22を供給する樹脂廃棄物供給手段20と、水槽10に水を供給する水供給手段30と、水槽10内に配設され、樹脂廃棄物22を水槽10内の水と共に所定方向に流動させて水槽10内を攪拌する攪拌機40と、水槽10内に配設され、水槽10内の樹脂廃棄物22を水と共に切断しながら圧送するグラインダポンプ50と、を有し、樹脂廃棄物22の洗浄・切断・圧送を連続的に実行することを特徴とする樹脂廃棄物処理装置100である。
【選択図】図2
Description
しかしながら、石油由来の合成樹脂製品は日常生活において大量に供給されていて、そのほとんどが使用後に廃棄されていた。近年になってようやく使用後における合成樹脂製品のリサイクルも定着してきたといえる。とはいえ、このようなリサイクル率の高い合成樹脂製品は、使用後においても新品の状態とそん色ない状態のものや、汚れがあったとしても、一般家庭で簡単に洗浄することができる程度のものがほとんどである。
このようなリサイクル率が低い合成樹脂製品についても、最近になってようやくリサイクル材として再利用しようとする動きが見られるようになってきている。具体的には、合成樹脂製品を溶融した後、粒状化することでいわゆる再生材ペレットを製造し、合成樹脂製品の原料の一部に用いる形態がある。このような再生材ペレットの製造に用いられる合成樹脂製品としては、例えば農業用に用いられる合成樹脂シートが挙げられる。
このような洗浄および細分化をすると共に、再生材ペレットを製造するための処理装置や合成樹脂の処理方法としては、例えば特許文献1,2に開示されているものがある。
また、フィルム廃材に付着している土が乾燥している場合には、遠心分離処理を施したとしてもフィルム廃材とフィルム廃材へ付着している土は実際のところ分離することができないことがある。このように、現状におけるフィルム廃材の洗浄・切断処理はきわめて低効率の下で行われていることもあり、採算性が悪く、リサイクル処理が敬遠される原因になっている。
これにより、水槽内に供給され、洗浄された樹脂廃棄物がグラインダポンプにさらに供給されやすくすることができる。
以下、本発明にかかる樹脂廃棄物処理装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態においては、樹脂廃棄物の一例として、いわゆる農業用マルチと呼ばれている合成樹脂製シート体を例示しているが、本願発明の処理対象樹脂廃棄物は農業用マルチに限定されるものではないのはもちろんである。
本実施形態における樹脂廃棄物処理装置100は、水槽10に水と樹脂廃棄物である農業用マルチ22を投入し、水槽10内で水と農業用マルチ22とを流動させて攪拌した後、グラインダポンプ50が水と農業用マルチ22を吸い上げ、農業用マルチ22を切断した後に、水槽10の外部に圧送するものである。
グラインダポンプ50には、水槽10とグラインダポンプ50とにより洗浄および細分化され、水と共に圧送された農業用マルチ22の水分を削減する脱水装置や、水処理装置、樹脂溶融装置、ペレタイザ等が搬送手段を介して連設されているが、ここではそれらの図示および説明は省略する。
グラインダポンプ50に吸い込まれた水と農業用マルチ22は、メッシュ容器等の分離用器に供給される。これによりグラインダポンプ50により細分化され、水と共に圧送された農業用マルチ22と水とを分離させることができる。
なお、排出口18から沈殿物を含む水を排出する際には排出口18に農業用マルチ22が詰まらないようにするため、水槽10(第2の空間16)内には農業用マルチ22が存在しない状態で行うのが好ましい。
図3は第2実施形態における第1実施形態の図2に該当する断面図である。本実施形態においては、第1実施形態と同じ構成については同符号を付すことにより詳細な説明を省略している。
本実施形態においては、図3に示されているとおり水槽10の形状が逆台形状をなした有底のすり鉢状に形成されている点が特徴的である。このような水槽10を採用することにより、水槽10内に渦流を発生させる際において必要な攪拌ポンプ40の出力を小さくすることができるため、さらに農業用マルチ22の洗浄・切断処理を低コストにより行うことができる点と、沈殿物を底部に集約させやすい点で第1実施形態に比較して優位である。本実施形態における水槽10には仕切板12は配設されておらず単槽構造に形成されている。
このような構成を採用する場合には、吸水口54の高さ位置は水槽10の水面位置と吸水口54の上端高さ位置が同程度であるか、吸水口54の一部が水面から露出する配置であることが好ましい。また、高圧水噴射装置60もまた、グラインダポンプ50と同様に、水槽10の水深に応じて昇降可能に配設されていることが好ましい。
図4は、第3実施形態における第1実施形態の図2に該当する断面図である。本実施形態においても、第1,2実施形態と同じ構成については同符号を付すことにより詳細な説明を省略している。
本実施形態においては、第1実施形態と同様の二槽式の水槽10の第2の空間16内に通過ポンプ70が配設され、通過ポンプ70の送水先とグラインダポンプ50の吸水口54とを直接連結している点が特徴的である。このような通過ポンプ70とグライダポンプ50とを連続させた構成を採用することにより、水槽10(第2の空間16)内における水と長尺体の農業用マルチ22とを強制的にグラインダポンプ50の吸水口54に圧送させることができるため、第2の空間16内の農業用マルチ22によりグラインダポンプ50の吸水口54が閉塞されてしまうことがなく、第1実施形態のように定期的又は任意のタイミングでグラインダポンプ50のモータを逆回転させたり、第2実施形態のように高圧水噴射装置60を配設し、グラインダポンプ50の吸水口54に高圧水を噴射することなく、グラインダポンプ50が連続的に農業用マルチ22を切断しながら圧送させることができ、樹脂廃棄物処理装置100の連続自動運転が可能である。
さらにまた、以上の実施形態においては、グラインダポンプ50は支持柱52に取り付けられた状態で水槽10(第2の空間16)内に昇降可能に配設されているが、支持柱52の配設を省略し、グラインダポンプ50を水槽10(第2の空間16)の上方側から昇降可能に吊下げた配置を採用することができる。このようなグラインダポンプ50の配置を採用することにより、水槽10(第2の空間16)内において、支持柱52への農業用マルチ22の絡みつきをより少なくすることができる。
そして、以上に説明したすべての実施形態における構成のうち、それぞれの実施形態における任意の構成どうしを適宜組み合わせた別の実施形態とすることももちろん可能である。
12 仕切板
14 第1の空間
16 第2の空間
18 排出口
20 油圧ショベル
22 農業用マルチ
30 水供給手段
40 攪拌ポンプ
50 グラインダポンプ
52 支持柱
54 吸水口
60 高圧水噴射装置
70 通過ポンプ
100 樹脂廃棄物処理装置
Claims (5)
- 水槽と、
前記水槽内に樹脂廃棄物を供給する樹脂廃棄物供給手段と、
前記水槽に水を供給する水供給手段と、
前記水槽内に配設され、前記樹脂廃棄物を前記水槽内の水と共に所定方向に流動させて前記水槽内を攪拌する攪拌機と、
前記水槽内に配設され、前記水槽内の樹脂廃棄物を水と共に切断しながら圧送するグラインダポンプと、を有し、
前記樹脂廃棄物の洗浄・切断・圧送を連続的に実行することを特徴とする樹脂廃棄物処理装置。 - 前記グラインダポンプは、前記水槽の深さ方向に昇降可能に配設されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂廃棄物処理装置。
- 前記グラインダポンプは、吸水口の開口面が水面と直交した状態で配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂廃棄物処理装置。
- 前記水槽は、すり鉢状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の樹脂廃棄物処理装置。
- 前記樹脂廃棄物は、長尺シート体であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の樹脂廃棄物処理装置。
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