JP5067809B2 - 沈砂洗浄装置 - Google Patents
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Description
従来の沈砂洗浄装置は、洗砂槽と洗砂槽内下部に曝気ノズルと洗浄水ノズルとが設けられ、洗砂槽底部には沈降した洗砂を槽外に排出する移送手段が設けられた構成である。まず、洗砂槽において、沈砂を強曝気しながら洗浄水を流入させ、沈砂に付着した悪臭の基となる有機物(腐敗有機物)を洗い流す。比重が小さい有機物は沈降せず、洗砂槽の越流水(分離水)と一緒に沈砂池へ戻される。一方、洗砂槽の底部に沈降した土砂(洗砂)は、回収コンベアやバスケットにより回収され、埋め立て処分地などへ輸送される。洗砂槽での土砂の回収率は、40%程度と低い。
また、下水が下水処理場へ導入されるまでに、下水管渠やポンプ場の管路施設には、し渣などの有機物や土砂が堆積する。これらの堆積物は、通水を阻害し、悪臭を発生するため、定期的に浚渫土砂として排除され、前述の沈砂と同様に、浚渫土砂は洗砂槽で洗浄する。この場合も、洗砂槽での土砂の回収率は低い。
しかしながら、悪臭の基となる有機物(腐敗有機物)を除去することを目的とした従来の沈砂洗浄装置では、ここまでの有機物含有率の低減は容易ではなく、確実に有機物を洗い流そうとすれば土砂も殆ど流れ出てしまい、土砂の回収率と有機物の除去とを両立させることは困難である。このため、この両立が可能な新しい洗砂装置の開発が要望されていた。
かくして、本発明は、汚水に含まれる土砂の高回収率と、沈砂に含まれる有機物の高除去率とが同時に得られる沈砂洗浄装置を提供することを目的としている。
また、傾斜板式洗砂分離機を採用したので、汚水が傾斜板間の平行な隙間に流入した際、有機物と土砂との分離時間を早め、比重差を利用して効率よく重力分離することができる。これにより、汚水に含まれる土砂の高回収率と、土砂に含まれる有機物の高除去率とを同時に得ることができる。
汚水とは、例えば下水に流れ込む生活排水や雨水から沈砂池で回収した沈砂や管路施設に堆積した浚渫汚泥、沈殿池汚泥やし尿・浄化槽汚泥から液体サイクロンなどで分離された分離砂、建設現場や河川・湾岸・湖沼などの浚渫土砂などを含む廃水である。
沈砂とは、下水処理場の沈砂池で沈降・捕捉された土砂等であり、礫・砂・シルト・粘土などの無機物とともに、紙繊維や木片・野菜屑・タバコのフィルターなどのし渣や固形状の各種の有機物を含むものをいう。主な無機物は、砂や礫であり、粒径は200μm〜10mm程度が主であるが、200μm以下の細砂やシルトも含まれる。
また、筒状タンク内で、螺旋状流路が形成された円錐状螺旋板を、軸線が垂直な回転軸を中心として回転手段により回転させるスパイラルセパレータもよい。このうち、スパイラルセパレータの方が、回転することで、上向流と微細気泡を傾斜板全体で均一に受けることができるので好ましい。また、傾斜板群は、多くの傾斜板を積み重ねるほど、処理水量の負荷が大きくとれる。しかし、一般的な傾斜板群では積み重ねるほど傾斜板の折り返し部分が多くなり、折り返し部分で分離した浮上性の有機物と沈降した土砂が一部混ざったり、大きなし渣(有機物)が閉塞したりすることかある。この点でも、折り返しのない螺旋状流路が形成されたスパイラルセパレータの方が、大きなし渣(有機物)が閉塞もなく、沈降土砂は外周側へ、浮上有機物は内筒側へ集められることで分離した有機物と土砂が再度混ざりあわないため、好ましい。
傾斜板の角度は、水平に対して45°以上90°未満、好ましくは60°前後である。45°未満では、洗浄した砂の堆積が生じる可能性が高い。
傾斜板群の傾斜板と傾斜板との間隔は、75〜150mmである。間隔が75mmより小さいと大きなし渣などによる閉塞や傾斜板上面に補足した微細な砂・シルトなどの舞い上がりが生じる可能性が高い。
傾斜板群は、例えば吊り金具によりSUS304製フレームに入れられ、容易に取り付けおよび取り外しができるように構成されている。
円錐状螺旋板は、左ねじ式の螺旋を描いても、右ねじ式の螺旋を描いてもよい。
洗浄槽は、円筒状のタンク(下方が先細り形状のホッパを含む)でも、他の任意筒形状のタンクでもよい。
好ましいスパイラルセパレータは、円筒状の洗浄槽内に円錐状螺旋板が配置され、前記洗浄槽と同軸の単数もしくは複数の円錐状螺旋板が取り付けられた回転軸を有する。この場合、スパイラルセパレータは、前記洗浄槽とほぼ等しい直径を有する。前記回転軸方向に間隔のあいた位置で洗浄槽内に処理液の入口および処理済液の出口手段を配置することにより、前記洗浄槽内で円錐状螺旋流路に沿った、沈砂を含む汚水の軸上向き方向の流れを誘発することができる。円錐状螺旋板は、回転軸を中心として回転される。
Swirl Speed (NSS)よりやや速い揚水効果を起こすことで、流れを乱さず傾斜板群内に処理対象液を呼び込み、最も分離効果を高めることができる。なお、ピッチや処理水量により分離効果は大幅に変わるため回転軸の回転速度では定義できない。
混気水製造機としては、例えば、下水処理場内の最初沈殿池越流処理水や下水処理水(再利用水)の圧送ポンプと、圧縮空気を発生させるコンプレッサとを有したものを採用することができる。混気水噴射ノズルは、例えばホッパ部を有する洗浄槽の場合、そのホッパ部の内面において、噴射ノズル口を水平より下向きにして配置することが好ましい。その他、傾斜板式洗砂分離機へ沈砂を含む汚水を導入する導入管に、その汚水の導入方向へ噴射ノズル口を向けて設置してもよい。
土砂回収コンベアとしては、例えば、スクリューコンベア、バケットコンベアなどを採用することができる。その他、各種のポンプ、バルブ開閉などで連続的もしくは間歇的に土砂を抜き出す。
洗浄槽の液面付近に浮上した有機物を含む越流水(洗浄後の分離排水)を沈砂池へ戻す手段としては、例えば、洗浄槽の上部に設置された越流堰より分離液を越流させ、それを沈砂池(下水処理設備)へ液戻し管などにより戻す。分離液を戻す際には、ポンプ圧送しても、流路に傾斜を付けることでの自然落下でもよい。
傾斜板式沈降分離装置の傾斜板投影面積当りの処理対象液の容積負荷は、5〜25m3−処理対象液/m2−傾斜板投影面積/hr、好ましくは7.5〜15m3/m2/hrである。5m3/m2/hr未満では、多くのし渣(有機物)が傾斜板に捕捉され、有機物含有率(熱しゃく減量)を低減することができない。一方、25m3/m2/hrを超えると、シルトや細砂の微細な土砂の回収率が著しく低下すると共に、下水処理場の配管や送水管に堆積する粒径100〜200μmの砂が多く越流水(分離水)として流れ出し、本来の目的である配管・送水管の土砂堆積防止対策を果たすことができない。
微細気泡供給装置の混気水中の空気混合量は、10%(v−空気[NL]/v−[L])以下、好ましくは1〜6%(v/v)である。10%を超えると、混気水噴射ノズルから噴出した混気水中の気泡が洗浄槽内に分散される前に合泡して大きくなってしまう。供給圧力水に空気を混ぜてから噴射ノズルの間にエジェクターもしくはラインミキサーを設置することで、噴射ノズルからの噴出前に水と空気を均一化した混気水にしておくことが好ましい。
微細気泡供給装置の混気水噴射ノズルからの混気水の噴出流速は、6m/sec以上、好ましくは12m/sec以上である。混気水の噴出流速を6m/sec以上とすることで、気泡をより微細化する効果とともに、沈砂に混気水を勢いよく当てることで、土砂と有機物(特にパルプ繊維など)の絡まりを解し分離する効果および土砂との供沈により傾斜板式沈降分離装置の底部に沈んだ有機物を巻き上げることができる。6m/sec未満では、このような効果が得られない。
送砂ポンプ方式に比べ混気ジェットポンプ方式は、空気が入ることにより有機物と土砂がより解され、有機物に気泡が付いて浮上しやすくなる利点がある。しかし一方で、送水量が多いために沈砂洗浄装置が大きくなる、沈砂洗浄装置に入る前に大きな気泡や空気塊を分離しないと土砂の回収率が低下するなどの不利な点もある。
バケットコンベアとしては、例えばV字バケットコンベアにより掻き揚げられた沈砂を、沈砂移送機により移送中の汚水中に混入するものなどを採用することができる。
混気ジェットポンプは、空気と加圧水とを真空吸引移送の動力としたポンプである。
液体サイクロンとは、サイクロン塔の上部に投入された初沈汚泥中から、遠心力を利用したサイクロン方式により土砂を分離する装置であり、粒径150μm以上の砂を80〜90%ほど回収する。
微細気泡の大きさが、1mmを超えれば、有機物に気泡が付きにくくなると共に、気泡の上昇速度が速まり上向偏流が生じることで分離効率や土砂の回収率が低下する。微細気泡の好ましい大きさは、0.01〜0.5mmである。この範囲であれば、混気水噴出ノズルと気泡による局所的なせん断力により沈砂中の細砂・シルト・粘土と有機物を解すことができ、かつ有機物に微細気泡を付着させることで有機物の浮上性を高め、有機物と土砂との分離性を促進するというさらに好適な効果が得られる。
また、傾斜板式洗砂分離機を採用したので、汚水が傾斜板間の平行な隙間に流入した際、有機物と土砂との分離時間を早め、比重差を利用して効率よく重力分離することができる。その結果、汚水に含まれる土砂の高回収率と、土砂に含まれる有機物の高除去率とを同時に得ることができる。
図1において、10は本発明の実施例1に係る、下水処理場の沈砂池11の底部に沈降した沈砂を洗浄する沈砂洗浄装置である。この沈砂洗浄装置10は、沈砂池11の底部から沈砂移送機12により移送された有機物や土砂を含む汚水を導入する洗浄槽13を有し、この洗浄槽13に収納され、円錐状螺旋板(傾斜板)14間の平行な螺旋状流路(隙間)14aに流入した汚水中から、有機物と土砂とを比重差を利用して重力分離するスパイラルセパレータ(傾斜板式洗砂分離機)15と、洗浄槽13内に微細気泡を含む混気水をノズル16から噴出して沈砂を洗浄する混気水製造機17と、洗浄槽13の下部から洗浄された土砂を回収する土砂回収コンベア(揚砂コンベア)18とを備え、洗浄槽13の液面付近に浮上した有機物を含む分離液を沈砂池11へ戻す装置である。
沈砂池11は、下水道幹線からの下水が直接導入される下水処理場の沈砂池である。
沈砂移送機12としては、加圧水と空気とを利用し、汚水とともに沈砂を真空吸引移送する混気ジェットポンプ方式のもの採用されている。これは、空気と加圧水とを真空吸引移送の動力としたポンプである。その他、V字バケットコンベア19により回収した沈砂を希釈水とともに送水する送砂ポンプ方式の沈砂移送機12Aを採用してもよい。これは、V字バケットコンベア19により沈砂池11の底部に沈積した沈砂を掻き揚げ、これを沈砂槽12aにいったん溜めたのち、沈砂槽12a内の沈砂を希釈水とともにサンドポンプ20により送水するものである。
脱水・送泥前処理設備23では、液体サイクロン24のホッパの上部周側面の一部から初沈汚泥を投入し、サイクロン24内で遠心分離された分離砂を、ホッパ下端部からスクリューコンベア25の下端部に投入する。一方、ホッパ上端部から排出された分離された汚泥は送泥井へ移送されて処理される。スクリューコンベア25の上端部に移送された分離砂は、直下の分離砂溶解タンク26へ落下する。ここでは、所定量の溶解水を供給しながら希釈タンク曝気用ブロア27からの圧縮空気をバブリングし、さらに攪拌機28による攪拌が行われる。このようにして、分離砂溶解タンク26の底部に沈降した分離砂が、分離砂移送ポンプ29により前記沈砂供給管21に導入される。
ここでは、傾斜板式洗砂分離機として、筒状の洗浄槽13内で、螺旋状流路14aが形成された円錐状螺旋板14を、軸線が垂直な回転軸を中心として回転モータ30により回転させるスパイラルセパレータ15が採用されている。
スパイラルセパレータ15は、洗浄槽13を有する。洗浄槽13の下部は、下方へ向けて徐々に先細りとなるホッパ部31となっている。ホッパ部31の下端部には、中央砂出口32が形成されている。
沈砂を含む汚水が流れ込む洗浄槽13の上端部中央の入口筒36の先端部は、洗浄槽13の上蓋37の中央部から洗浄槽13に侵入し、洗浄槽13の軸に向かって内側に延在する。入口筒36の周囲には、液体表面の位置より上から洗浄槽13の円筒状部のおおよそ中間まで延在する円筒状管状壁(回転軸)38が配置されている。
入口筒36から円筒状環状壁38へ流れ込んだ沈砂を含む汚水は、円筒状環状壁38の内部空間のうち、その水面または水面付近で排出される。
沈砂を含む汚水は、その後、円筒状環状壁38の下端部に到達するまで円筒状環状壁38内を軸方向の下側に流れる。流れの方向は、ここで反転し、沈砂を含む汚水は、円錐状円錐状螺旋板14の配列を通過して上方向に流れる。
混気水製造機17は、沈砂洗浄装置10の処理水の圧送ポンプ39と、圧縮空気を発生させる図示しないコンプレッサと、混合器(エジェクター)40とを有している。混気水の洗浄槽13内への噴出により、沈降中の比較的大きな土砂や土砂粒子を含む大きい有機物や絡まった繊維質の有機物が再び巻き上げられ、土砂の洗浄効果がさらに高まる。なお、ノズル16の噴出口の向きは、下向きが好ましいが上向きでもよい。
図1に示すように、混気ジェットポンプ方式の沈砂移送機12により、空気と加圧水とを真空吸引移送の動力とし、沈砂池11の底部に沈降した沈砂を汚水とともに、沈砂供給管21を経て沈砂洗浄装置10の洗浄槽13、具体的にはスパイラルセパレータ15の入口筒36に導入される。沈砂供給管21の途中には脱水・送泥前処理設備23の液体サイクロン24により分離された分離砂を含む汚水が混入される。
一方、洗浄され沈砂の土砂から分離された有機物を含む分離液は、洗浄槽13の上部端付近まで上昇し、オーバーフローした分離液がせき34を越して環状樋35へ溢れ出て、前記沈砂池11へ自然落下により戻される。円錐状螺旋板14に捕捉された土砂とともに沈降した一部の有機物も、再度ノズル16から噴出される混気水により洗浄され、微細気泡が付着することでより見かけの比重が軽くなり、螺旋状流路14aを通過し、環状樋35へ溢れ出る。
また、スパイラルセパレータ15を採用したので、汚水が円錐状螺旋板14間の平行な螺旋状流路14aに流入した際、土砂と有機物の沈降速度差をつけ、比重差を利用して効率よく重力分離することができる。これにより、汚水に含まれる土砂の高回収率と、汚土砂に含まれる有機物の高除去率とを同時に得ることができる。
また、傾斜板式洗砂分離機15としてスパイラルセパレータ15を採用したので、上向流と微細気泡を円錐状螺旋板14全体で均一に受けることができる。これにより、洗砂槽全体への混気水噴出ノズルによる攪拌力を抑え、気泡による上向偏流をなくし、最適な回転により流れを乱さず傾斜板群内に処理対象液を呼び込むことで、傾斜板群下を混気水で攪拌しつつ高い分離性を維持できるという効果が得られる。
また、傾斜板全体で高い分離効率を得ることができるとともに、微細気泡により発生する上向偏流を抑え、有機物に付着しない余分な気泡は円筒状環状壁38へ集め、収集孔から円筒状環状壁38内部に取り込むことで、螺旋状流路14a内での水流の乱れを無くす効果が得られる。
さらに、液体サイクロン24により分離された分離砂を、沈砂移送機12により移送中の汚水中に混入するようにしたので、別途、希釈水を必要とせずに処理が可能である。また、従来、ほとんどの分離砂中の土砂は洗砂槽から流出し、下水処理場内を循環していたが、分離砂中の土砂の回収率を高めることで循環量を減らし、液体サイクロンへの負荷を低減することで汚泥濃縮装置のトラブルや送泥管やピットへの土砂堆積が減る。すなわち沈砂池で捕捉されず通過した200μm以下の微細な土砂も同時に洗浄・回収することが可能となり、沈砂池11と最初沈澱池を経由し液体サイクロン24へ再度戻る200μm以下の微細な土砂も少なくすることができる。このため液体サイクロン24から汚泥とともに送泥井へ移送される土砂量が減り、送泥管やピットに堆積する土砂を低減できる効果が得られる。
11 沈砂池
12 沈砂移送機
12A 送砂ポンプ方式の沈砂移送機
13 洗浄槽
14 円錐状螺旋板(傾斜板)
14a 螺旋状流路(隙間)
15 スパイラルセパレータ(回転傾斜板式沈降分離機)
16 ノズル
17 混気水製造機
18 土砂回収コンベア
19 バケットコンベア
23 脱水・送泥前処理設備
24 液体サイクロン
30 回転モータ(回転手段)
Claims (5)
- 沈砂池の底部から沈砂移送機により移送された有機物や土砂を含む汚水を導入する洗浄槽と、
該洗浄槽に収納され、傾斜板間の平行な隙間に流入した前記汚水中から、前記有機物と前記土砂とを比重差を利用して重力分離する傾斜板式洗砂分離機とを有し、ここで、該傾斜板式洗砂分離機は、下部が下方へ向けて徐々に先細りとなるホッパ部を有する筒状の前記洗浄槽内で、螺旋状流路が形成された円錐状螺旋板を、軸線が垂直な回転軸を中心として回転手段により回転させるスパイラルセパレータであり、さらに
前記洗浄槽内のホッパ部の周壁に設けた混気水噴出ノズルから微細気泡を含む混気水を噴出して前記土砂を洗浄する混気水製造機と、
前記洗浄槽の下部から洗浄された土砂を回収する土砂回収コンベアとを備え、
前記洗浄槽の液面付近に浮上した有機物を含む分離液を前記沈砂池へ戻す管路を設けたこと特徴とした沈砂洗浄装置。 - 前記土砂が、粒径200μm以下の細砂やシルトを含む沈砂である、請求項1記載の沈砂洗浄装置。
- 混気水噴出ノズルから噴出される噴出直後の微細気泡の大きさが0.01〜1mmである、請求項1または2記載の沈砂洗浄装置。
- 前記沈砂移送機は、バケットコンベアにより回収した土砂を圧送する送砂ポンプ方式または加圧水と空気とを利用して土砂を真空吸引移送する混気ジェットポンプ方式である請求項1〜3いずれかに記載の沈砂洗浄装置。
- 前記沈砂移送機により移送中の前記汚水中に、最初沈澱池の沈降汚泥中から濃縮前処理設備または送泥前処理設備の液体サイクロンにより分離された分離砂や管路施設に堆積した浚渫土砂が混入される請求項1〜4いずれかに記載の沈砂洗浄装置。
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