JP2009205665A - 検査作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検査結果等の情報を入力装置に入力すると、次に選択して実施すべき作業項目が自動的に表示装置に表示される検査作業支援システムを提供する。
【解決手段】作業が開始されると(S1)、作業項目の選択が行われ(S2)、その作業項目が実施可能か判別され(S3)、実施可能なら(S3がYes)、作業指示が行われ(S4)、作業者による作業が実行され、作業結果が検査データとして情報端末装置2に入力され(S5)、S2の処理に戻ってS2〜S5が繰り返される。処理S3で作業項目が実施可能でない場合は(S3がNo)、その作業項目が最後の作業項目であるかが判別され(S6)、最後の作業項目でないときは(S6がNo)、処理S2〜S5、又はS2、S3、S6の処理が繰り返され、最後の作業項目であるときは(S6がYes)、この作業を終了する(S7)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、製造工程の中に点在する検査作業や、返却された貸し出し物品を点検する点検工程の中での検査作業等を含む、検査作業を支援する検査作業支援システムに関する。
従来、検査作業を含む製造工程において、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等のディスプレイ等に作業指示を表示報知して作業者に作業指示を行う製造工程管理システムが知られている。(例えば、特許文献1参照。)
この製造工程管理システムでは、例えば表示装置に表示される作業指示画面の指示に基づいて行った検査作業の結果を、作業者が入力装置に入力して、その入力された検査作業の結果が製造工程管理システムにより不合格であると判断された場合は、そのまま製造工程を進めると、不良品が連続して発生するおそれがあって、損害が甚大となるので、製造工程管理システムの表示装置には再び同じ作業指示画面に、同じ検査を繰り返すよう指示する作業指示が表示報知される。
ところで、上記特許文献1の製造工程管理システムは、発明の名称が示すように、製造工程のみで使用することが想定されているため、指示された検査作業項目の検査作業を作業者が実行した結果を入力して不合格の判定が出た場合、不合格の判定が出なくなるまで不合格の原因調査と、判明した不合格原因の除去と、その後の検査作業の結果に合格の判定がでるまで、製造工程の次の作業に移ることができないようになっている。
ところが、検査作業を含む作業工程は、特許文献1のような製造工程だけと限るものではなく、作業工程の中には、検査項目の中に検査作業の結果が不合格となった項目があっても、実施可能な作業項目を全て行ってから、検査作業の結果が不合格となった不良箇所を見つけ出すことが必要というような検査作業を含む作業工程もある。
そのような作業工程で、検査作業の結果が不合格となった項目があっても実施可能な作業項目を全て行うことが出来るという場合に、通常の製造工程と同様に特許文献1の製造工程管理システムを導入すると、不合格となった検査作業の結果が合格となるまで同じ検査作業を繰り返さなくてはならないから、不合格となった検査作業をそのままにして先の実施可能な作業項目の作業に進むことができない。したがって、時間的な無駄が多くなり問題がある。
したがって、そのような検査項目の中に検査作業の結果が不合格となった項目があっても、不合格となった検査作業をそのままにして、実施可能な作業項目を全て行うことができるようにするには、特許文献1の製造工程管理システムのようなシステムを用いるのではなく、ある検査作業が不合格となっても、そのままにして、先に進める作業項目の作業に自在に進んで、その作業を実行するようにする必要がある。
その場合、従来は、作業結果が不合格となった検査作業が、不合格となった作業結果をそのままにして次の作業項目の作業に進んでよい検査作業であったのかどうかの判断と、次の作業項目の作業に進んでよいと判断した場合に、次に進むべき作業項目がどれであるかを選択する判断は、作業者が行っていた。
特開2002−091535号公報
そのように、従来は、不合格となった作業結果をそのままにして次の作業項目の作業に進んでよいと判断した場合に、実施可能な作業項目の選択については、通常、作業者の判断によって行っていたので、判断ミスにより必要な作業項目の作業漏れが起きたり、誤って無用な作業項目を選択して無駄な作業を行う不具合が発生する可能性があった。
本発明は、上記の課題を解決するために、検査結果等の情報を入力装置に入力すると、次に選択して実施すべき作業項目が自動的に表示装置に表示される検査作業支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の検査作業支援システムは、検査対象物を検査する作業項目又は検査のための前段の作業項目に従って行う作業を支援する検査作業支援システムであって、検査対象物の検査結果の合否を示す検査データを入力するデータ入力手段と、データ入力手段により入力された検査データによって検査の合否を判断する合否判定手段と、合否判定手段の結果に基づいて次に実施可能な作業項目を選択する作業項目選択手段と、作業項目選択手段で選択された作業を指示する作業指示手段と、を有することを特徴とする。
本発明により、検査結果等の情報を入力装置に入力すると、次に選択して実施すべき作業項目が自動的に表示装置に表示されるので、作業者の判断ミスによる必要な作業項目の作業漏れや誤った作業項目の選択で無駄な作業を行う不具合を防ぐことが出来る検査作業支援システムを提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態における検査作業支援システムの概念図である。図1に示す検査作業支援システムは、少なくともデータ入力装置1、情報端末装置2、及び表示装置3を備えている。
データ入力装置1は、有線又は無線の通信回線により情報端末装置2に接続されている例えば図1に示すようにキーボードであってもよく、あるいは、図には示していないが、例えばマウス等のポインテングデバイスであっても良い。
情報端末装置2は、例えばパーソナルコンピュータ等であり、付属装置として表示装置3を備えている。表示装置3は、例えばCRT(cathode-ray tube)画面表示装置、LCD(liquid crystal display)表示装置、プラズマ表示装置等で構成される。
尚、情報端末装置2へのデータ入力は、データ入力装置1によるとは限らず、検査データを出力する何らかの検査機4であっても良い。
検査機4からのデータの出力は、矢印aで示すように情報端末装置2に有線又は無線で直接入力するようにしてもよく、あるいは、矢印bの経路で示すように検査機4の出力データをオペレータが読み取って、データ入力装置1等から入力するようにしてもよい。
更には、情報端末装置2へのデータ入力は、表示装置3の表示画面に表示される選択データの中からポインテングデバイスによって、オペレータが選択入力するようにしてもよい。
ここで入力されるデータは、数値や文字列であっても良く、あるいは、検査結果の合否そのものを示す例えば「○」や「×」等の記号から成るデータであっても良い。
図2は、本例における検査作業支援システムの上記の情報端末装置2の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報端末装置2は、少なくとも、合否判定部5、作業項目選択部6、作業指示部7、及び作業順序情報保持部8とで構成される。
合否判定部5は、データ入力部1により入力された検査データによって、その検査の合否を判定する。データ入力部1により入力されたデータが数値の場合は、予め設定した数値の範囲内に収まっているか否かで合否を判定する。
入力されたデータが文字列の場合は、予め設定した文字列に一致しているか否かで合否を判定する。また、入力されたデータが検査結果の合否そのものを示すデータであればそのデータの示す内容に従って合否を判定する。なお、入力データの種類と合否の判定方法は上記以外の方法でも良いことは言うまでも無い。
作業項目選択部6は、合否判定部5の判定結果の詳しくは後述する組み合わせにより、次に行う作業項目を選択する。
作業指示部7は、作業項目選択部6によって選択された作業項目の指示を行う。指示の方法については、表示装置3に作業を指示する内容の表示画面を表示しても良いし、スピーカ等を用いて音声等で指示をしても良い。尚、作業順序情報保持部8については、後述する。
図3は、第1の実施の形態における検査作業支援システムにおいて、作業指示を行う際の処理動作を説明するフローチャートである。
尚、以下における処理において、「作業」とは、検査そのものを行う作業は勿論、検査を行う前段の作業、例えば、検査機の設定、あるいは検査対象物を作成する作業、検査の手引書の確認等、検査に係わる全ての検査または調査の作業が作業と呼ばれ、その作業を示す項目が「作業項目」とされる。このことは、第2〜第6の実施の形態においても同様である。
図3において、先ず作業が開始される(ステップS1)。この処理では、情報端末装置2に電源が投入され、検査作業支援システムのプログラムが起動される。
続いて、作業項目選択部6によって作業項目の選択が行われる(ステップS2)。そして、その選択された作業項目が実施可能な作業項目であるか否かが判別される(ステップS3)。
この判別で、選択された作業項目が実施可能な作業項目であった場合は(S3がYes)、作業指示部7により作業指示が行われる(ステップS4)。
この作業指示に基づいて、作業者による作業が実行され、その作業の結果が検査データとして、データ入力部1によって情報端末装置2に入力される(ステップS5)。データ入力部1によるデータ入力が完了すると、再びステップS2の処理に戻ってステップS2〜S5の処理が繰り返される。
そして、上記ステップS3の判別で、選択された作業項目が実施可能な作業項目でない場合は(S3がNo)、続いて、その選択された実施できない作業項目が最後の作業項目であるか否かが判別される(ステップS6)。
この判別で、最後の作業項目でないときは(S6がNo)、上記のステップS2の処理に移って、ステップS2〜S5の処理、又はステップS2、S3、S6の処理が繰り返されるが、上記の判別で最後の作業項目であると判別されたときは(S6がYes)、この作業を終了する(ステップS7)。
図4は、作業項目選択部6によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。図4は、作業項目選択部6が行う選択処理に用いられる実施可能作業項目判定表10を示している。尚、この実施可能作業項目判定表10は、予め情報端末装置2の不図示の所定の記憶部に記憶されている。
図4に示すように、実施可能作業項目判定表10は、作業項目11と合格必須検査項目12で示される2つの項目内容で構成されている。ここで、作業項目11の項目内容である「1−1」、「1−2」等は作業の内容を表している。また、合格必須検査項目12の項目内容である「1−1」、「1−2」等は条件の内容を表している。
尚、ここでの作業とは、説明を簡易にするために全て検査作業であると仮定しているが、実際には、検査そのものを行う作業以外の作業、すなわち前述したように、検査を行う前段の作業、例えば、検査機の設定、あるいは検査対象物そのものを作成する作業、検査の手引書の確認等、検査に係わる全ての検査または調査の作業が混在している。
また、条件内容1−1、1−2等は、作業項目11の作業内容1−1、1−2等の作業結果(検査作業の場合であれば合否のいずれか)を表している。また、これらのことは、本実施の形態に引き続いて述べる第2〜第6の実施の形態でおいても同様である。
図4に示す実施可能作業項目判定表10の例では、作業項目11の作業内容1−1に対応する合格必須検査項目12の欄には何も設定されていないので、作業内容1−1の作業は無条件で実施されることとなる。
作業員は、情報端末装置2の表示装置3の表示画面に表示された作業指示「作業項目11の作業内容1−1」を見て、この作業指示に従って作業を行う。すなわち、この作業内容1−1の作業が例えば「検査対象の装置に電源が入るか否か」を検査する作業であると、作業員は、検査対象装置に電源を投入する作業を行う。
この作業(検査作業)の結果は、電源が入れば合格、何らかの不具合があって電源が入らないときは不合格となる。その合否いずかを示すデータは、作業員によりデータ入力装置1を用いて情報端末装置2に入力される。
あるいは、情報端末装置2が直接検査対象装置の動作状態を監視して、電源スイッチが入力操作されたか否か、入力操作されたとき検査対象装置に電源が入ったか否かを認識するようにしてもよい。
作業項目11の作業内容1−2及び一つ飛んだ作業内容2−1に対応する合格必須検査項目12の欄は、項目内容である条件内容が「1−1」となっているので、作業項目11の作業内容1−1の作業の結果が合格であることが、作業内容1−2及び2−1の作業を行うための必須条件となっている。
したがって、作業項目11の作業内容1−1の作業(検査作業)の結果が不合格であった場合は、作業内容1−2や2−1の作業の実施は不可能となる。
例えば、上記の例のように、作業項目11の作業内容1−1が電源のチェックであった場合、作業内容1−1の作業結果が不合格であったとき、すなわち電源が入らなかったときは、次の作業内容1−2の例えば「ランプが点灯するかどうか」、及び作業内容2−1の例えば「ランプの光を遮るカバーが正常に動作するかどうか」の検査作業は実行出来ない。
そして、作業内容1−2の作業が実施されないと、次の作業内容1−3に対応する合格必須検査項目12の欄の条件内容が「1−2」となっていることにより、作業内容1−2の作業が実施されない場合(つまり合否が不明である場合)は「合格」ではないので、作業項目1−3を実施できない。
結局、作業内容1−1の作業結果(検査結果)が不合格であると、作業内容1−3が実施できないということになる。この場合、作業内容1−3の作業は例えば「ランプの強さを調整できるかどうか」である。
また、作業内容2−2に対応する合格必須検査項目12の欄の条件内容は、「1−3」と「2−1」の2つの合格が必須条件となっている。したがって、上記のように作業内容2−1の作業が実施できないと(つまり、作業結果の合否が不明であると)この作業内容2−1の作業結果は「合格」とはならないので、たとえ作業内容1−3の作業結果が合格であっても、作業内容2−2の作業は実施できない。
図4の例では、作業内容2−2に対応する合格必須検査項目12の欄の2つの条件内容のうち、作業内容1−3も実行不可となっているので、いずれにしても、作業内容2−2の作業は実行不可となる。
このように作業項目11の作業内容1−1の検査結果が不合格であると、他の作業が出来ないので、それ以下の一連の作業項目の作業が実行不可となって実施されない。
ただし、図4に示す実施可能作業項目判定表10の例では、作業項目11のただ一つ最後の作業内容3−1のみが、それに対応する合格必須検査項目12の欄に何も記述されていないため、実行が可能となっている。
この作業内容3−1の作業は、例えば「検査対象機器の取り扱い説明書、又は検査作業の説明書が添付されているか否かを確認する作業」である。この検査の作業は、電源が「入る/入らない」には関係なく行うことができる作業であるので、作業の実施が作業内容1−1の検査結果に左右されることはない。
本実施の形態によれば、実施可能な作業項目の作業を検査作業支援システムが自動的に選んで指示を行うので、作業漏れや、無駄な作業の実施を防ぐことが出来る。また、作業項目間の関連性を覚えていない初心者でも作業を行うことが出来るので便利である。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態における検査作業支援システムの概念図は、図1に示した第1の実施の形態の場合と同様である。ただし本例においては、情報端末装置2の内部構成が図2の場合とやや異なる。
図5は、本例の検査作業支援システムにおける情報端末装置2の内部構成を示すブロック図である。図5に示すように、情報端末装置2は、少なくとも、合否判定部5、作業項目選択部6、作業指示部7、作業順序情報保持部8、及び付属品情報記憶部13とで構成される。
合否判定部5と作業指示部7の機能及び動作は、第1の実施の形態の場合と同様である。作業項目選択部6は、合否判定部5の結果と付属品情報記憶部13の情報との組み合わせにより、次に行う作業項目を選択する。付属品情報記憶部13は、データ入力部1によって入力された付属品情報を記憶する。
図6は作業指示を行う際の動作を表したフローチャートである。図6において、先ず作業が開始される(ステップS101)。この処理では、情報端末装置2に電源が投入され、検査作業支援システムのプログラムが起動される。
続いて、作業者によりデータ入力部1から付属品情報が入力され、この入力された付属品情報が付属品情報記憶部13に記憶される(ステップS102)。
尚、ここで入力される付属品情報の付属品とは、例えば接続ケーブルA、接続ケーブルB等である。接続ケーブルA又はBは、例えば検査装置と電源コンセントを接続する電源配線や、アンペアメータ等の測定機の端子とプローブ(probe:探針) を接続する接続線などである。あるいは作業の付属品が測定機そのものである場合もある。
続いて、作業項目選択部6によって作業項目の選択が行われる(ステップS103)。この作業項目の選択処理では、上述したように、合否判定部5の結果と付属品情報記憶部13の情報との組み合わせによって次に行う作業項目が選択される。
以下、ステップS104〜S108の処理は、それぞれ図3に示したステップS3〜S7の処理と同様である。
図7は、作業項目選択部6によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。図7は、作業項目選択部6が行う選択処理に用いられる実施可能作業項目判定表15を示している。尚、この実施可能作業項目判定表15も、予め情報端末装置2の不図示の所定の記憶部に記憶されている。
実施可能作業項目判定表15は、作業項目11と合格必須検査項目12のほかに、更に必要付属品項目16の3項目で構成されている。
尚、本例における実施可能作業項目判定表15の作業項目11に記述されている作業内容は、例えば、図4の場合と同様であり、したがって、合格必須検査項目12に記述されている条件内容も図4の場合と同様である。
本例においては、更に必要付属品項目16の項目内容が条件内容として加わっている。すなわち、本例では、作業項目11の作業内容の作業が実施可能な条件は、作業内容に対応する合格必須検査項目12の条件内容の作業結果が合格であり、かつ必要付属品項目16に記述されている条件内容の検査に必要とされる必要付属品(作業項目11の作業内容1−3の場合は「光量測定機」)が存在することである。
作業項目11の作業内容1−1の「検査対象の装置に電源が入るか否か」の検査作業の結果が合格(検査対象の装置に電源が入る)であり、次に進んで、次の作業項目11の作業内容1−2の「ランプが点灯するかどうか」の検査作業の結果が合格(ランプが点灯する)であると、作業項目11の作業内容1−1及び1−2ともに、それらに対応する必要付属品項目16には条件内容である付属品の記述は無いので、次の作業項目の選択に進むことができる。
そして、作業項目選択部6は、図6のステップS103の処理で、次の作業項目11の作業内容1−3を選択して、ステップ104で、その選択した作業項目11の作業内容1−3が実行可能か否かの判別を行う。
ところで、本例では、作業内容1−3に対応する必要付属品項目16の条件内容には「光量測定機」が記述されている。したがって、光量測定機が無いと、この必要付属品項目16の条件判定は「不可」であり、作業項目11の作業内容1−3の「ランプの強さを調整できるかどうか」の検査作業を実施することができない。この場合は、図6のステップ104では、作業項目選択部6による判別が「No」となる。
他方、光量測定機が有るときは、条件判定は「可」であり、その場合は、図6のステップ104では、作業項目選択部6による判別が「Yes」となる。そして、ステップS105では、作業指示部7から、作業項目11の作業内容1−3を実施するよう作業内容1−3の作業指示が出力され、この作業指示が表示装置3の表示画面に表示される。または音声で報知される。
これにより、作業項目11の作業内容1−3の「ランプの強さを調整できるかどうか」の検査作業が実施され、その検査結果が、ステップS106で、データ入力装置1から入力される。
図7において、作業内容2−1及び2−2は、それらに対応する必要付属品項目16に付属品の記述は無いので、合格必須検査項目12に記述されている作業内容が合格であれば、それだけで次の作業項目を選択することができる。また、作業項目3−1については、図4に示した第1の実施の形態の場合と同様である。
本実施の形態によれば、作業者が作業に必要な付属品を覚えていなくても、表示画面に表示される作業指示によって適切な作業を行うことが出来るので便利である。
(第3の実施の形態)
上述した第1及び第2の実施の形態では、前段の検査作業が不合格または実行不可となった場合は、その検査作業が合格必須検査項目12に記述されている作業項目11の作業内容は実行されなかったが、検査作業が不合格となった場合に、次に実行される検査作業もある。これについて、第3の実施の形態として以下に説明する。
尚、この第3の実施の形態における検査作業支援システムの概念図は、図1に示した第1の実施の形態の場合と同様である。また、本例における情報端末装置2の内部構成は図5に示した第2の実施の形態の場合と同様である。また、作業指示を行う際の処理動作を表わすフローチャートは、図6に示した第2の実施の形態の場合と同様である。
図8は、本実施の形態において、作業項目選択部6によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。図8は、作業項目選択部6が行う選択処理に用いられる実施可能作業項目判定表18を示している。尚、この実施可能作業項目判定表18も、予め情報端末装置2の不図示の所定の記憶部に記憶されている。
本例においては、実施可能作業項目判定表18は、作業項目11、合格必須検査項目12、必要付属品項目16の他に、更に不合格項目19の4項目で構成されている。
本例の実施可能作業項目判定表18の作業項目11には、例えば図8に示す作業内容1−2−1、1−2−2、及び1−2−3のように、不合格の原因を調べるための検査作業も含まれている。
本例では、上記のような不合格の原因を調べるための検査作業の作業内容1−2−1、1−2−2、及び1−2−3の実施は、指定した作業項目(図8の例では作業項目1−2)の検査結果が不合格であることが実施する条件となる。
図8に示す例では、作業内容1−2−1は「ランプにコネクタがつながっているか」であり、作業内容1−2−2は「スイッチにコネクタがつながっているか」であり、作業内容1−2−3は「ランプまで電流がながれているか」である。
これらの作業内容は、作業項目1−2の「ランプが点灯するかどうか」の検査作業の結果が不合格である場合に必要となる原因究明のための作業である。これらの作業を選択する判断は図6のステップS103で行われ、選択した作業を実施するか否かの判断は同じく図6のステップS104の処理で行われることになる。
尚、このように不合格の原因調査用の作業項目の場合であっても、合格必須検査項目12及び必要付属品項目16は、第2の実施の形態の場合と同様に設定することが出来るものである。
また、上記の説明では、情報端末装置2の内部構成及び作業指示を行う処理動作のフローチャートは、第2の実施の形態の場合と同様であるとしたが、情報端末装置2の内部構成及び作業指示を行う処理動作のフローチャートを第1の実施の形態と同様にしてもよい。その場合は、図8の実施可能作業項目判定表18にある必要付属品項目16の記述の判定を除外するとよい。
本実施の形態によれば、検査の結果が不合格となる作業項目があった場合でも、作業指示に従うだけで不具合の原因を調べることが出来るので、作業に不慣れな作業者でも容易に不合格となった原因を調べることができるので便利である。
(第4の実施の形態)
図9は、第4の実施の形態における検査作業支援システムの概念図である。図9において、データ入力部1、情報端末装置2、表示装置3、検査装置4は、第1〜第3の実施の形態の場合と同様である。
サーバ装置20は、通信回線で、第1〜第3の実施の形態の場合と同様の作業指示用データ入力用の情報端末装置2と、複数の検査装置4をそれぞれ制御するための複数の情報端末装置2−1(2−2、2−3、・・・)に接続されている。
また、サーバ装置20は、検査作業支援システムの設備使用情報を集中して管理するデータベースを備えている。各検査装置4は、通信回線で検査装置4をそれぞれ制御する情報端末装置2−1、2−2、・・・に接続されている。
図10は、サーバ装置20の内部構成を示すブロック図である。図10に示す設備使用情報保持部21は、図9に示す複数の情報端末装置2−1、2−2、・・・にそれぞれ接続された検査装置4の使用情報を保持している。
図11は、設備使用情報保持部21に保持される設備使用情報の例を示す図である。図11に示す例では、設備使用情報は設備使用情報一覧テーブル22に記憶されている。設備使用情報一覧テーブル22のデータ構成は、装置名欄23と使用可否欄24からなり、検査装置4等の設備装置のリアルタイムの使用可否情報を保持している。
装置名欄23には、例えば、検査装置A、検査装置B、検査装置C等と装置名が記述され、使用可否欄24には、可、可、否等と検査装置の使用可否情報を記述される。
尚、ここでの、使用可否の情報を設定する根拠となる理由としては、対応する検査装置が他の検査で使用中であるか否か、あるいは対応すべき検査装置が稼動可能か故障中であるかなどである。
図12は、第4の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の作業項目選択部6によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。
この図12は、作業項目選択部6が行う選択処理に用いられる実施可能作業項目判定表25を示している。尚、この実施可能作業項目判定表25も、予め情報端末装置2の不図示の所定の記憶部に記憶されている。
図12に示す実施可能作業項目判定表25は、作業項目11、合格必須検査項目12、必要付属品項目16、不合格項目19、必要設備項目26から成る。本例における作業項目11の作業内容は、第1及び第2の実施の形態の場合とでは、作業内容1−1は同一であるが、作業内容1−2以下がやや異なる。
すなわち、本例の作業内容1−2の検査作業は「300Vの電圧を印加しても、電源が入るかどうか」であり、作業内容1−3の検査作業は「500Vの電圧を印加すると、安全装置が働き電源が切れるかどうか」であり、作業内容1−2−1の検査作業は「変圧回路で正常に変圧されているかどうか」であり、作業内容2−1の検査作業は「一定量の水圧をかけても、正常に動作しているかどうか」であり、そして作業内容2−2の検査作業は「水から出した時に内部に水がたまっていないかどうか」である。
また、本例において、必要設備項目26の項目内容には、設備名として高電圧付加装置、水圧付加装置等が記述される。これらの設備の使用可否は、サーバ装置20の図11に示した設備使用情報一覧テーブル22から判断することができる。
図13は、第4の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業指示を行う際の処理動作を説明するフローチャートである。図13において、ステップS201〜S204の処理は、第2又は第3の実施の形態におけるステップS101〜S104の処理と同様である。
本例においては、ステップS104の判別処理で、選択した作業項目の作業内容を実施する作業がある場合に(S204がYes)、次に、その作業を行うために必要な設備が使用可能かどうかを判断する(ステップS205)。
この処理では、図12の実施可能作業項目判定表25の作業項目11の当該作業内容に対応した必要設備項目26の項目内容に、設備名の記述があれば、その設備の使用可否を図11の設備使用情報一覧テーブル22を参照して判断する。必要な設備が使用可能な場合は(S205がYes)、ステップS206、S207の処理を行ってステップ203の処理に戻る。
これらステップS206、S207、及びS203の処理は、第2及び第3の実施の形態における図6に示したステップS105、及びS103の処理と同一である。
また、上記ステップS205の判別で、必要な設備が使用不可能な場合は(S205がNo)、一時的にその作業項目の作業実行を保留として(ステップS208)、ステップ203の処理に戻る。
ただし、上記の使用不可能な理由が、例えば故障中などの使用中以外の場合は、保留ではなく実施不可と判断する。そして、ステップS203の処理では、前回選択されて実施するとされた作業項目以外の作業項目を選択する。
また、上記のステップS204で選択された作業項目が実施可能な作業項目でない場合は(S204がNo)、続いて、その選択された実施できない作業項目が最後の作業項目であるか否かが判別される(ステップS204a)。この判別で、最後の作業項目でないときは(S204aでNo)、上記ステップS203の処理に移る。
そして、最後の作業項目であるときは(S204aでYes)、設備が使用できなかったことによる保留項目があるかを調べる(ステップS209)。そして、そのような保留項目が無かった場合は(S209がNo)、作業終了とする(ステップS211)。
一方、保留項目があった場合は(S209がYes)、作業を中断して設備が使用可能になるまで待機する(ステップS210)。この処理では、設備が使用可能になるまでのおおよその時間を、表示装置3に表示するようにしても良い。また、待機中に他の作業を行っても良い。
そして、設備が使用可能になったなら、ステップS206、S207の処理を行ってステップ203の処理に戻る。
本実施の形態によれば、例えば、離れた所にある設備(検査装置)が使用できるかどうかを知るために、わざわざ設備の設置場所まで確認しに歩いて行かなくても、居ながらにして識別できるので、作業能率が向上して便利である。
(第5の実施の形態)
続いて、上述した第1〜第4の実施の形態に述べた検査作業を開始する前の、第1〜第4の実施の形態に共通の前段の作業について、第5の実施の形態として以下に説明する。
図14は、作業を開始する前の検査対象物(製品又は装置)の症状を入力する際のフローチャートである。
図15は、図14の処理において症状を選択入力する際に使用されるツリー構造の症状群の例を表すデータテーブルの例を示す図である。
図16は、図14の処理において、優先作業項目を選択する際の指標となる症状・作業項目対応表のデータ構造を示す図である。
図14のフローチャートに示す処理において、先ず、第1〜第4の実施の形態に述べた検査作業を開始する前に、検査対象となる製品又は装置に不具合が疑われる症状が出ていた場合は、その症状をデータ入力部1により入力する(ステップS301)。
この症状の入力方法では、予め登録されている症状の一覧テーブルから検索しても良いし、又は図15に示す例のようなツリー構造の症状群から疑いのある症状を選択しても良い。
図15に示す例では、製品Aとして例えばPC(パーソナルコンピュータ)が対象となっている場合には、PCを構成する部位は部位A(例えばモニタ)と部位B(例えばPC本体)に大別される。
そして部位Aでは、例えば症状Aは、電源を入れても画面が明るくならない、症状Bは、ボタンが外れている、症状Cは、画面に線が見える、などである。
また、部位Bでは、例えば症状Dは、ディスクトレイが閉まらない、症状Eは、LANケーブルがコネクタにうまく接続できない、症状Fは、フロッピー(登録商標)ディスクがドライバ装置から出てこない、などである。
上記の症状の入力に続いて、図14において、次に該当する症状があるか否か判別し(ステップS302)、該当する症状があった場合は(S302がYes)、作業項目選択部6は、図16の症状・作業項目対応表27を参照する。
図16の症状・作業項目対応表27は、症状項目28及び優先検査項目29から成る。症状項目28には、上述した症状A、B、C、・・・が記述されている。そして、優先検査項目29には、上記の症状A、B、C、・・・が検出された場合の優先検査項目内容として作業内容2−1、3−1、5−1、4−1等が記述されている。
作業項目選択部6は、図16の症状・作業項目対応表27に基づいて、ステップS301の処理で検出された症状に対応する優先検査項目29の項目内容として記述されている作業内容を優先作業として作業指定する(ステップS303)。これにより指定された優先作業から作業が開始される。
また、ステップS302の判別で、該当する症状が無い場合は(S302がNo)、作業項目11の最初の作業内容の作業が作業指定される(ステップS304)。これにより通常通り、指定された最初の作業内容の作業から作業が開始される。作業開始以降は、第1〜第4の実施の形態の場合と同様である。
本実施の形態によれば、予め経験的に知られている症状と、その場合に、どの段階から作業が開始できるかを対応付けた症状・作業項目対応表27を用いるので、作業の開始前に症状を入力することにより、症状に応じて作業の順番を変えて、時間に無駄なく、開始可能な作業からただちに作業を開始することができるので作業能率が向上する。
(第6の実施の形態)
続いて第6の実施の形態について説明する。この第6の実施の形態における検査作業支援システムの概念図は、図9に示した第4の実施の形態の場合と同様である。
また、本例における情報端末装置2の内部構成は図5に示した第2の実施の形態の場合と同様である。また、作業指示を行う際の処理動作を表わすフローチャートは、図13に示した第4の実施の形態の場合と同様である。
図17は、本例における情報端末装置2の作業項目選択部6によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。図17は本例における実施可能作業項目判定表30を示している。この図17に示す実施可能作業項目判定表30は、図12に示した実施可能作業項目判定表25のデータ構成に更に必須終了項目31を加えたものである。
図13に示すステップS208の処理で、設備が使用できないことにより検査作業を保留し、ステップS203に戻って再び作業項目を選択する際に、図17の作業項目11、合格必須検査項目12、必要付属品項目16、不合格項目19が示す条件に係わり無く、必須終了項目31が終了していないと(保留になっていると)実行してはならない作業項目が存在するときに、必須終了項目31が終了しているものを探して、その作業項目11を選択して実行するようにする。
本実施の形態によれば、設備が使用中で他の実施可能の作業項目を選択する際に、必須終了項目31に基づいて実行する施行項目の順番を入れ替えることができるので、無駄に待ち時間を費やしたり、無駄な作業を行ってしまうことを防ぐことが出来る。
(第7の実施の形態)
続いて、上述した第1〜第6の実施の形態に述べた検査作業を開始する前の、第1から第6の実施の形態に共通の前段の作業について、第7の実施の形態として以下に説明する。なお、第7以降の実施の形態は、本実施の形態と同様に第1から第6の実施の形態に共通の前段の作業とする。
図18は、検査作業を開始する前に作業項目を選択する際の処理を示すフローチャートである。
図19は、作業項目を選択する際の処理に使用される検査対象の部位毎の検査の優先度の算出方法の例を示す図である。図19に示す部位別検査優先度算出表32は、履歴33、優先度34、部位35、対応内容36から成る。
部位35としては、本例では、スピーカー、ディスプレイ、ランプスイッチ等が示されている。履歴33では、上記の部位35毎に、1回前、2回前、3回前までの検査の履歴が記録されるようになっている。
部位35と3回前までの検査の履歴33が対応する9個の升目には、検査結果である対応内容36として、例えば「修理」、「交換」等が記述されている。そして、優先度34には、履歴33に示される対応内容36の内容に応じた優先度が、例えばスピーカーに対しては優先度4×2=8、ランプスイッチに対しては優先度2×0.5=1が設定されている。
図20は、図19の検査対象の部位毎の検査の優先度を算出する際に使用される対処方法毎の係数の例を示す図である。図20に示す対応方法別係数表37は、対処方法38、係数39から成る。
対処方法38には、本例では例えば「修理」、「交換」、「調整」が設定されている。また、計数39には、対処方法38が「修理」の場合は係数「4」、対処方法38が「交換」の場合は係数「2」、対処方法38が「調整」の場合は係数「1」がそれぞれ設定されている。
図21は、図19の優先度を算出する際に使用される検査を行った履歴(検査回数)毎の係数の例を示す図である。図21に示す検査履歴別係数表40は、検査履歴41、係数42から成る。
検査履歴41には、図19に示した履歴(検査回数)として「1回前」、「2回前」、「3回前」が設定されている。係数42には、検査履歴41が「1回前」の場合は係数「2」、検査履歴41が「2回前」の場合は係数「1」、検査履歴41が「3回前」の場合は係数「0.5」が設定されている。
図22は、図18の処理において作業項目を選択する際の指標となるデータの例を示す表である。図22に示す実施作業項目算出表43は、優先度44、部位45、作業項目46から成る。
部位45には、図19に示した部位35の部位名称「スピーカー」、「ディスプレイ」、「ランプスイッチ」がそのまま設定されている。優先度44には、「5以上」、「1以上5未満」、「1未満」の規定範囲が定められている。そして、部位45と優先度44が対応する9個の升目には、それぞれの場合に対応する作業項目46が設定されている。
本例では、作業項目46には、例として、3−1、3−2、3−3、3−4、4−1、4−2、4−3、5−1、5−2、5−3が記述されている。
作業項目46の3−1は例えば「音が出るか」であり、3−2は例えば「正常にボリューム調整ができるか」であり、3−3は「雑音が混ざっていないか」であり、3−4は「仕様通りの周波数が出ているか」であり、4−1は「静止画が正常に表示されるか」であり、4−2は「動画が正常に表示されるか」であり、4−3は「色が正しく再現されているか」であり、5−1は「ON/OFF操作ができるか」であり、5−2は「正常に光量調整ができるか」であり、5−3は「接触が悪くなりそうな部分はないか」である。
図18において、まず、ステップS401で検査対象物の情報を入力し、ステップS402で検査対象物関連情報を検索する。
図19の例では、検査対象物を構成している部位はスピーカーとディスプレイとランプスイッチである。また、この例では、1回前の検査でスピーカーを修理していて、3回前の検査ではランプスイッチを交換している。
次に、部位毎の検査優先度を算出する。この検査優先度を算出するための係数は図20と図21の係数を使用する。
図19に示すスピーカーの例であると、1回前の対処方法が修理なので、図20の修理に対応する係数4と、図21の1回前の検査に対応する係数2を掛け合わせて優先度は8となる。
2回前以前に何か対処をしている場合も同様に優先度を算出する。この場合、図19の優先度34は、部位毎の全ての優先度を加えたものとする。
そして、部位毎の優先度を基に、図22の実施作業項目算出表43から実際に実施する作業項目を選択する。図19のスピーカーの例であると、優先度が8なので、図22の部位45がスピーカーで、優先度44が5以上の欄を参照する。
その参照の結果、実施する作業項目は、3−1、3−2、3−3、3−4であることが分かる。本例において、前述したように作業項目3−1は「音が出るか」どうかを検査する作業である。また、作業項目3−2は「正常にボリューム調整ができるか」どうかを検査する作業である。また、作業項目3−3は「雑音が混ざっていないか」どうかを検査する作業である。また、作業項目3−4は「仕様通りの周波数が出ているか」どうかを検査する作業である。
作業者は、図22の実施作業項目算出表43によって示された上記の作業項目を3−1、3−2、3−3、3−4を実施する。同様にして、作業指示部7は、全ての部位に対する優先度を算出し、作業者は、選択された作業項目を優先度の高い順番に実施する。
ここで、第5の実施の形態の検査対象物の症状から選択された優先作業項目がある場合は、その優先作業項目の後に、本実施の形態で選ばれた作業項目を行うものとする。
本実施の形態によれば、検査履歴から優先的に行う検査が選択され、故障している可能性が高い部分に対しては、よりきめ細かい検査項目の追加が行われるので、故障を未然に防ぐことが出来、効率的な検査を行うことが可能となる。
(第8の実施の形態)
図23は、第8の実施の形態における検査作業支援システムにおいて定期検査を行った履歴の例を示す図である。図23に示す定期検査履歴表47は、過去に定期検査を行った日を示しており、検査日48と定期検査49から成る。
検査日48は、予め決められている定期検査の日付であり、同欄には「2005.10.1」、「2005.8.1」、「2004.3.1」の3日の定期検査の日付けが記述されている。
定期検査49には、「2005.10.1」の定期検査日に総合検査Aが行われ、「2005.8.1」の定期検査日には総合検査Bが行われたことが示されている。そして、「2004.3.1」の定期検査日には、何も行われていないことが示されている。
図24は、第8の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を決定する際の指標となる、過去に貸し出した期間と回数の例を示す図である。図24に示す貸出履歴表50は、貸出に関する履歴を示しており、貸出日51、貸出期間52、使用回数53から成る。
貸出日51には、「2005.11.1」、「2005.9.1」、「2004.4.1」と対象品を貸し出した3日の日付が記述されている。貸出期間52には、3日の貸出日にそれぞれ対応する「160日」、「20日」、「5日」の貸し出した後の経過期間が記述されている。また、使用回数53には、貸し出した対象品の、それまでの使用回数が「100回」、「10回」、「1回」と記述されている。
図25は、第8の実施の形態における検査作業支援システムにおいて定期検査を実施するための指標の例を示す図である。図25に示す定期検査実施基準表54は、各定期検査をどれだけの期間毎、または使用回数毎に行うかを示しており、定期検査名55、経過期間56、使用回数57から成る。
定期検査名55には、「総合検査A」、「総合検査B」、「総合検査C」と定期検査の名称が記述されている。経過期間56には、上記の定期検査がどのような経過期間に対応して行われるかを示す経過期間が、上記定期検査の名称にそれぞれ対応して「180日」、「250日」、「360日」と設定されている。
また、使用回数57には、上記の定期検査がどのような使用回数に対応して行われるかを示す使用回数が、上記定期検査の名称にそれぞれ対応して「90回」、「125回」、「180回」と設定されている。
この第8の実施の形態における処理のフローチャートは、第7の実施の形態の場合と同様である。図18において、先ず、ステップS401で検査対象物情報を入力し、次に、ステップS402で検査対象物関連情報を検索する。
ここで、図23の定期検査履歴表47を参照すると、前回総合検査Aを行った日は2005年10月1日であり、図24の貸出履歴表50を参照すると、前回総合検査Aを行った日以降の貸出期間は160日、使用回数は100回であることがわかる。
ここで、図25の定期検査実施基準表54を参照すると、総合検査Aは180日または90回使用する毎に行う必要があるので、上記の貸出期間160日は規定の経過期間180日にまだ達していないが、上記の使用回数100回は、規定の使用回数90回の基準値を超えていることがわかる。
よって、通常の作業項目に加えて、総合検査Aを実施することとなる。ここで、総合検査とは、通常行っている検査よりも作業項目を増やし、検査基準を厳しくすることで、故障を未然に防ぐためのものである。
本実施の形態によれば、前回の総合検査からの経過期間と使用回数から、システムが自動的に定期検査を行うタイミングを判断し、指示を行うので、人が判断するよりも正確なタイミングで定期検査を実施することが出来、実施漏れも防ぐことができる。
(第9の実施の形態)
図26は、第9の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を決定する際の指標となる次回の貸出予定期間の例を示す図である。図26に示す次回貸出予定表58は次回貸出日59と貸出予定期間60から成る。
図26に示す例では、次回貸出日59には「2006.1.3」が設定されており、貸出予定期間60には「80日」が設定されている。
図27は、第9の実施の形態における検査作業支援システムにおいて定期検査を実施するための指標の例を示す図である。図27に示す定期検査超過許容基準表61は、定期検査を実施すべき期間、または回数が経過した場合に、次の定期検査を行うまでの使用が認められる期間、または回数を示した例であり、定期検査名62、超過許容期間63、超過許容回数64から成る。
定期検査名62には、前述した「総合検査A」、「総合検査B」、「総合検査C」が記述されている。そして、それぞれの定期検査名62に対して超過許容期間63には、「30日」、「40日」、「60日」が対応して設定され、超過許容回数64には、「15回」、「20回」、「30回」が対応して設定されている。
過去の貸出履歴から実施する定期検査を決定するまでは、第8の実施の形態と同様であり、本実施の形態では、更に図26の次回貸出予定表58と図27の定期検査超過許容基準表61を使用して、定期検査の実施を判断する。
例えば、図23の定期検査履歴表47の総合検査Bを行った2005年8月1日以降の使用履歴を図24の貸出履歴表50で確認すると、貸出期間の合計が180日となり、使用回数の合計が110回となる。
これに、図26の次回貸出予定表58の貸出予定期間60の80日を足すと、貸出期間の合計が260日となる。貸出期間90日から使用回数を45回と予測すると、使用回数の合計は155回となる。
ここで、図27の超過許容回数64を参照する。超過許容回数64とは定期検査実施基準表54の使用回数57を超過してから次の検査を行うまでに使用しても良い(許容される)回数である。
今回の例だと、総合検査Bの超過許容回数が20回なので、最大145回までは使用可能であるが、超過許容回数の145回も超えているので、貸し出す前に総合点検Bを行う必要があることがわかる。よって、検査項目に総合検査Bの内容が加えられる。
本実施の形態によれば、貸し出し中に定期検査を行う経過期間または使用回数が来てしまうことが予めわかっている場合は、事前に定期点検を行うことで、使用中に故障が起きる確率を下げることが出来る。
(第10の実施の形態)
図28は、第10の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を決定する際の指標となる貸出先の履歴の例を示す図である。図28に示す貸出先履歴表65は、過去の貸出先の履歴を示した例であり、貸出日66と貸出先67から成る。
貸出日66としては、「2005.11.1」と「2005.9.1」と「2004.4.1」の3日が記録されている。これらの貸出日に対応して、貸出先67には、それぞれ「施設A」、「施設B」、「施設C」が記録されている。
図29は、第10の実施の形態における検査作業支援システムにおいて貸出先毎の故障率の例を示す図である。図29に示す貸出先別優先度表68は、部位と貸出先毎の故障の確率から、検査の優先度を決定する表であり、貸出先69、部位70、優先度71から成る。
部位70には、ここでも例として「スピーカー」、「ディスプレイ」、「ランプスイッチ」が設定されている。貸出先69には、上述した「施設A」、「施設B」、「施設C」が記述されている。
そして、部位70と貸出先69が対応する9個の升目には、優先度71として「0」、「1」、「2」の3段階の優先度が割り当てられ、故障率として「0%」、「10%」、「20%」が割り当てられている。
ここで、故障率の算出方法としては「(故障件数の合計/使用回数の合計)×100」とし、本実施例では故障率0%、10%、20%に対して、それぞれ優先度を「0」、「1」、「2」を割り当てている。
この第10の実施の形態における処理のフローチャートは、第7の実施の形態と同様である。図18において、先ず、ステップS401で検査対象物情報を入力し、S402で検査対象物関連情報を検索する。
ここで、図28の貸出先67を参照すると、前回の貸出先が施設Aであることがわかる。次に、図29の施設Aの部分を参照すると、ランプスイッチの故障率が20%であるから優先度が「2」であることがわかる。
次に、図22の部位45がランプスイッチで、優先度「2」に対応する優先度44の「1以上5未満」の欄を参照すると、実施する作業項目が5−1、及び5−2であることがわかる。
したがって、作業者は、作業項目5−1の「ON/OFF操作ができるか」どうかを調べる検査と、作業項目5−2の「正常に光量調整ができるか」どうかを調べる検査を行うことになる。
ここで使用する優先度は第7の実施の形態と同様のものであり、第7の実施の形態で算出した部位別検査優先度算出表32の優先度34との合計値を使用することも可能である。
本実施の形態によれば、貸出先毎の故障の傾向から故障箇所を推測して検査を行うことが出来るので、効率的に検査を行うことが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
第1の実施の形態における検査作業支援システムの概念図である。 第1の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業指示を行う際の処理動作を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の作業項目選択部によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。 第2の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業指示を行う際の処理動作を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の作業項目選択部によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。 第3の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の作業項目選択部によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。 第4の実施の形態における検査作業支援システムの概念図である。 第4の実施の形態における検査作業支援システムのサーバ装置の内部構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態における検査作業支援システムのサーバ装置の設備使用情報保持部に保持される設備使用情報の例を示す図である。 第4の実施の形態における検査作業支援システムの情報端末装置の作業項目選択部によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。 第4の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業指示を行う際の処理動作を説明するフローチャートである。 第5の実施の形態における、全ての検査作業支援システムの作業を開始する前の検査対象物(製品又は装置)の症状を入力する際のフローチャートである。 第5の実施の形態における処理において症状を選択入力する際に使用されるツリー構造の症状群の例を表すデータテーブルの例を示す図である。 第5の実施の形態における処理において優先作業項目を選択する際の指標となる症状・作業項目対応表のデータ構造を示す図である。 第6の実施の形態における情報端末装置の作業項目選択部によって行われる選択方法の具体的な例を示す図である。 第7の実施の形態における検査作業支援システムにおいて検査作業を開始する前に指示する作業項目を選択する際の処理動作を示すフローチャートである。 第7の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を選択する際に使用される検査対象の部位毎の検査の優先度の算出方法の例を示す図である。 第7の実施の形態における検査作業支援システムにおいて優先度を算出する際に使用される対処方法毎の係数の例を示す図である。 第7の実施の形態における検査作業支援システムにおいて優先度を算出する際に使用される検査履歴毎の係数の例を示す図である。 第7の実施の形態における検査作業支援システムの指示する作業項目を選択する際の具体例を示した図である。 第8の実施の形態における検査作業支援システムにおいて定期検査を行った履歴の例を示す図である。 第8の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を決定する際の指標となる、過去に貸し出した期間と回数の例を示す図である。 第8の実施の形態における検査作業支援システムにおいて定期検査を実施するための指標の例を示す図である。 第9の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を決定する際の指標となる次回の貸出予定期間の例を示す図である。 第9の実施の形態における検査作業支援システムにおいて定期検査を実施するための指標の例を示す図である。 第10の実施の形態における検査作業支援システムにおいて作業項目を決定する際の指標となる貸出先の履歴の例を示す図である。 第10の実施の形態における検査作業支援システムにおいて貸出先毎の故障率の例を示す図である。
符号の説明
1 データ入力装置(データ入力手段、症状情報入力手段)
2(2−1、2−2、・・・) 情報端末装置
3 表示装置
4 検査装置
5 合否判定部(合否判定手段)
6 作業項目選択部(作業項目選択手段)
7 作業指示部(作業指示手段)
8 作業順序情報保持部(作業順番情報保持手段)
10 実施可能作業項目判定表
11 作業項目
12 合格必須検査項目
13 付属品情報記憶部(付属品情報記憶手段)
15 実施可能作業項目判定表
16 必要付属品項目
18 実施可能作業項目判定表
19 不合格項目
20 サーバ
21 設備使用情報保持部(設備使用情報保持手段)
22 設備使用情報一覧テーブル
23 装置名欄
24 使用可否欄
25 実施可能作業項目判定表
26 必要設備項目
27 症状・作業項目対応表
28 症状項目
29 優先検査項目
30 実施可能作業項目判定表
31 必須終了項目
32 部位別検査優先度算出表
33 履歴
34 優先度
35 部位
36 対応内容
37 対応方法別係数表
38 対処方法
39 係数
40 検査履歴別係数表
41 検査履歴
42 係数
43 実施作業項目算出表
44 優先度
45 部位
46 作業項目
47 定期検査履歴表
48 検査日
49 定期検査
50 貸出履歴表
51 貸出日
52 貸出期間
53 使用回数
54 定期検査実施基準表
55 定期検査名
56 経過期間
57 使用回数
58 次回貸出予定表
59 次回貸出日
60 貸出予定期間
61 定期検査超過許容基準表
62 定期検査名
63 超過許容期間
64 超過許容回数
65 貸出先履歴表
66 貸出日
67 貸出先
68 貸出先別優先度表
69 貸出先
70 部位
71 優先度

Claims (10)

  1. 検査対象物を検査する作業項目又は検査のための前段の作業項目に従って行う作業を支援する検査作業支援システムであって、
    前記検査対象物の検査結果の合否を示す検査データを入力するデータ入力手段と、
    前記データ入力手段により入力された前記検査データによって前記検査の合否を判定する合否判定手段と、
    前記合否判定手段の結果に基づいて次に実施可能な作業項目を選択する作業項目選択手段と、
    前記作業項目選択手段で選択された作業を指示する作業指示手段と
    を有することを特徴とする検査作業支援システム。
  2. 前記データ入力手段から入力された前記検査対象物の付属品情報を記憶する付属品情報記憶手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記付属品情報記憶手段が記憶する付属品情報と、前記合否判定手段の判断結果とに基づいて、次に実施可能な作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項1記載の検査作業支援システム。
  3. 前記作業項目選択手段は、実施が可能な作業項目に加え、不合格項目の原因究明のために新たな作業項目を選択することを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の検査作業支援システム。
  4. 前記作業項目に従った作業に必要な設備の現在の使用状況の情報を保持する設備使用情報保持手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記設備使用情報保持手段が有する前記情報に基づいて、実施可能な作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の検査作業支援システム。
  5. 前記検査対象物に現れている症状情報を入力する症状情報入力手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記症状情報入力手段が有する前記検査対象物に現れている症状情報に基づいて、優先的に作業する作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の検査作業支援システム。
  6. 前記作業項目に従った作業の順番を管理するための作業順番情報を保持する作業順番情報保持手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記作業順番情報保持手段が有する作業順番情報に基づいて実施可能な作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の検査作業支援システム。
  7. 前記データ入力手段から入力された前記作業対象物の過去の非定期検査履歴情報を記憶する非定期検査履歴情報記憶手段と、
    前記非定期検査履歴情報記憶手段が記憶する非定期検査履歴情報に基づいて作業項目の優先度を計算する優先度情報計算手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記優先度情報計算手段によって計算された優先度に基づいて、作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の検査作業支援システム。
  8. 前記データ入力手段から入力された前記作業対象物の過去の定期検査履歴情報を記憶する定期検査履歴情報記憶手段と、
    前記データ入力手段から入力された前記作業対象物の過去の貸出履歴情報を記憶する貸出履歴情報記憶手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記定期検査履歴情報記憶手段が記憶する定期検査履歴情報と前記貸出履歴情報記憶手段が記憶する貸出履歴情報に基づいて、作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の検査作業支援システム。
  9. 前記データ入力手段から入力された前記作業対象物の次回貸出情報を記憶する次回貸出情報記憶手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記次回貸出情報記憶手段が記憶する次回貸出情報に基づいて、作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項8に記載の検査作業支援システム。
  10. 前記データ入力手段から入力された前記作業対象物の貸出先履歴情報を記憶する貸出先履歴情報記憶手段を更に有し、
    前記作業項目選択手段は、前記貸出先履歴情報記憶手段が記憶する貸出先履歴情報に基づいて、作業項目を選択する、ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の検査作業支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012216131A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Mitsubishi Electric Corp 検査作業支援装置
JP2014089756A (ja) * 2014-01-14 2014-05-15 Mitsubishi Motors Corp 産業財産権の情報管理システム

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