JP4592673B2 - 工事計画システム - Google Patents

工事計画システム Download PDF

Info

Publication number
JP4592673B2
JP4592673B2 JP2006301367A JP2006301367A JP4592673B2 JP 4592673 B2 JP4592673 B2 JP 4592673B2 JP 2006301367 A JP2006301367 A JP 2006301367A JP 2006301367 A JP2006301367 A JP 2006301367A JP 4592673 B2 JP4592673 B2 JP 4592673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
construction
image
work
server
item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006301367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008117261A (ja
Inventor
準一 松浦
邦男 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006301367A priority Critical patent/JP4592673B2/ja
Publication of JP2008117261A publication Critical patent/JP2008117261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4592673B2 publication Critical patent/JP4592673B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

この発明は、工事を計画する工事計画システムに関する。
各種の設備などを対象にした定期点検等の工事を行う場合、通常、あらかじめ決められた点検基準を基にして、工事計画担当者が設備などの工事対象に対する工事計画を立てている。点検基準には、設備の各装置や部品の点検項目、点検内容について、例えば、「分解点検する/何もしない」などの概略的な作業内容が記載されている。また、重要な機器、常時使用の機器、設備の広範囲な配管などでは、定期点検の際に修理のための工事を行っている。
日常的に取り扱うことのない装置や部品が工事対象である場合には、工事計画担当者が、これらの装置や部品の図面を用い、また、過去の工事報告書などを参照しながら工事計画を立てている。さらに、遠隔地にある発電所のユニット等が工事対象である場合、工事計画担当者が現地の運転員や現地の工事請負者と電話等による連絡により工事対象を把握して工事計画を立てている。
一方、工事費の削減という観点から(例えば、特許文献1参照。)、従来の定期的に行う工事計画から、工事対象の状態に応じた工事計画へと、工事の重点が移行している。さらに、設備の信頼性を確保しながら設備の持つリスクを評価し、このリスクの大きさに応じた保全計画を工事計画と併せて立てることが主流となっており、工事計画が高度化している。
特開2004−355206号公報
ところで、先に述べたように、あらかじめ決められた基準を基にして工事対象に対する工事計画を立てた場合、例えば各発電所による仕様や設備の使用形態の相違により、設備の経年変化や不調状態が異なり、これらが工事計画に反映されない場合がある。また、定例的に行う工事では対応しきれない場合もある。
日常的に取り扱うことのない装置や部品が工事対象である場合、これらの装置や部品の図面を用いると共に過去の工事報告書などを参照しながら、つまり、書類による情報だけで、工事計画担当者が工事計画を立てる必要がある。この結果、実際の装置や部品に適合した工事計画を立てることができないケース、効率的な手順による工事ができないケースや、図面に記載のない設備の小改造等のような、過去のノウハウが反映されないケースが発生する。例えば、溶接作業をしている所の下で別の作業を同時に行うように工事計画が立てられていた、また、水配管の通水テスト時に配管系統の弁の分解作業が残っていたなどのような、平行して作業を行うことが困難な場合があった。これは、工事計画担当者の技能・知識レベルによるバラツキが原因で発生していた。
また、例えば遠隔地にある発電所のユニットが工事対象である場合、工事計画担当者が現地の運転員や現地の工事請負者と電話等による連絡で工事対象を把握して工事計画を立てる必要がある。この結果、作業内容などに関して工事計画担当者と現地の運転員・工事請負者との間で認識に相違が発生し、円滑な作業が困難な場合があった。
これらの状態を回避するために、長時間の連絡やたび重なる打ち合わせが必要となり、また、過去の工事が反映されずに、打ち合わせを繰り返すこともあり、工事計画担当者の負担が増大している。加えて、効率的な人員配置を行っているため、少数の工事計画チームが複数箇所の設備の工事計画を作成しているので、この点でも工事計画担当者の負担が増大している。
さらに、保全計画を立てて工事を行うようにする場合には、工事計画が高度化して複雑化しており、工事計画の策定に時間と手間を要する。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、工事計画担当者の技能・知識レベルによる影響を受けることなく、また、遠隔地にある工事対象に対する円滑な作業を可能にする工事計画システムを提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、装置およびこの装置の各部分等を工事対象とする工事計画システムであって、前記各工事対象に対する工事の内容を表す作業内容等から成る工事項目を、これらの工事対象の画像と共にそれぞれ記憶し、前記工事対象の画像の一部分に対応する工事対象があるときに、この一部分の画像に対応する工事対象の画像を関連付けて記憶し、前記各工事項目による作業と平行して行うことができない工事項目を記憶するサーバと、通信網を経て前記サーバに接続されている、少なくとも1つの端末装置とを備え、前記各端末装置は、画像等を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されている工事対象、工事項目、または画像が指定されて入力される指定手段と、前記指定手段で指定された工事対象に対応する画像を前記サーバから読み出して前記表示手段に表示する第1の処理と、前記第1の処理により表示された工事対象の画像の一部分が前記指定手段で指定された場合に、この一部分の画像に対応する工事対象があるときに、この一部分の画像に関連付けされて記憶されている画像とこの画像に対応する工事項目とを、前記サーバから読み出して前記表示手段に表示する第2の処理と、前記第1の処理と前記第2の処理とにより、またはこれらの処理の繰り返しにより、前記指定手段で指定された工事項目が複数になると、これらの工事項目を平行して作業することができるかを、前記サーバを参照して判断し、判断した結果を前記表示手段に表示する第3の処理とを行う処理手段とを備えることを特徴とする工事計画システムである。
請求項1の発明では、サーバが、各工事対象に対する工事の内容を表す作業内容等から成る工事項目を、これらの工事対象の画像と共にそれぞれ記憶している。また、サーバは、工事対象の画像の一部分に対応する工事対象があるときに、この一部分の画像に対応する工事対象の画像を関連付けて記憶している。さらに、サーバは、各工事項目による作業と平行して行うことができない工事項目を記憶している。こうした状態のときに、通信網を経てサーバに接続されている、少なくとも1つの端末装置は、画像等を表示する表示手段と、表示手段に表示されている工事対象、工事項目、または画像が指定されて入力される指定手段と処理手段とを備えている。そして、端末装置の処理手段は、指定手段で指定された工事対象に対応する画像をサーバから読み出して表示手段に表示する第1の処理を行う。また、処理手段は、第1の処理により表示された工事対象の画像の一部分が指定手段で指定された場合に、この一部分の画像に対応する工事対象があるときに、この一部分の画像に関連付けされて記憶されている画像とこの画像に対応する工事項目とを、サーバから読み出して表示手段に表示する第2の処理を行う。さらに、処理手段は、第1の処理と第2の処理とにより、またはこれらの処理の繰り返しにより、指定手段で指定された工事項目が複数になると、これらの工事項目を平行して作業することができるかを、サーバを参照して判断し、判断した結果を表示手段に表示する第3の処理とを行う。
請求項2の発明は、請求項1に記載の工事計画システムにおいて、前記端末装置は、前記第1の処理と前記第2の処理とで得た、工事対象の工事項目と画像とを工事データとして前記サーバに記憶すると共に、前記第3の処理で得た、各工事項目を平行して作業することができるかどうかの判断結果を前記サーバに記憶し、前記サーバは、別の端末装置から前記工事データおよび判断結果のアクセスを可能にすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、端末装置は、出力された画像が指定されると、サーバのデータを基に、指定された部分の画像とその工事項目とを出力し、また、指定された工事項目が複数になると、サーバのデータを基に、各工事項目を平行して作業することが可能かどうかを判断して出力するので、工事計画担当者の技能・知識レベルによる影響を受けることがない。また、端末装置の画像を参照しながら工事計画を立てることを可能にするので、各担当者がそれぞれ遠隔地にいても、各担当者による工事対象の認識の違いが生じることを防いで、円滑な作業を可能にする。
請求項2の発明によれば、例えば、溶接作業をしている所の下で別の作業を同時に行うような、工事計画担当者の技能・知識レベルによるバラツキが原因で、平行して作業を行うことが困難な工事計画を立てることを防ぐことができる。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態では、電力会社の発電設備の点検工事計画を立てる場合を例として説明する。
この実施の形態による工事計画システムを図1に示す。この工事計画システムは、公衆回線網101およびLAN(Local Area Network)102に接続されているサーバ1と、LAN102に接続可能な端末装置2と、公衆回線網101に接続可能な端末装置3とを備えている。公衆回線網101とLAN102とは通信網を形成する。各端末装置2は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、表示部24、入力部25、出力部26、および通信部27を備えている。端末装置3は端末装置2と同様の構成である。
サーバ1は、工事に関係する各種のデータを公衆回線網101やLAN102に提供する。このために、サーバ1は、各種のデータを記憶する記憶装置11を備えている。つまり、サーバ1は、端末装置からデータの要求を受けると、指定されたデータを記憶装置11から読み出し、要求を出した端末装置に読み出したデータを送信する。
サーバ1の記憶装置11は、画像データベース11Aと工事データベース11Bとを保持している。画像データベース11Aは、図3に示すように、発電設備の画像IMG11〜IMGm、IMG21〜IMGn等をあらかじめ記憶している。画像IMG11〜IMGm、IMG21〜IMGn等には、各画像を識別して管理するための識別情報が付けられている。この実施の形態では、常に最新の画像が更新されて記憶されている。さらに、この実施の形態では、互いに関連する画像がある場合には、各画像が関連付けられている。例えば、画像IMG11が火力発電所の機械系統を表すものである場合、画像IMG11の中に蒸気タービンAがあるとき、画像IMG11の蒸気タービンAが入力部25のマウスなどで選択されると、選択された画像に対応する工事対象の名称(蒸気タービンA)を得ることができる。他の画像についても同様である。
工事データベース11Bは、発電設備に関連する各種のテーブルを記憶している。工事データベース11Bは、各種のテーブルの1つとして図4に示す画像テーブル11B11を記憶している。画像テーブル11B11は、発電所の各設備を構成する装置および部品を表す画像の識別情報を記憶している。
また、工事データベース11Bは、各種のテーブルの1つとして図5に示す工事項目テーブル11B21を記憶している。工事項目テーブル11B21は、工事対象に応じた工事項目、つまり、工事の内容を表す作業内容、工事に必要とする作業期間、工事の延べ時間である作業工数、工事に必要な工事額、工事で取り替える取り替え部品、工事で用いる所用工具・重機、工事に対するその他の特記事項などの工事項目を蓄積し、さらに、過去に実施した工事項目を蓄積している。工事項目テーブル11B21は常に更新されて、最新の状態にされている。
さらに、工事データベース11Bは、各種のテーブルの1つとして図6に示す留意組み合わせテーブル11B31を記憶している。留意組み合わせテーブル11B31は、工事項目テーブル11B21において、作業内容の1つの作業と別の作業とを平行して行うことが不適当であり、実施不可能な組み合わせである場合、また、1つの工事対象における作業内容の1つの作業と、別の工事対象における作業とを平行して行うことが不適当であり、実施不可能な組み合わせである場合、この組み合わせを、工事項目と留意関係の工事項目として保存している。
端末装置2は、工事計画を立てる際にサーバ1からデータ提供を受けるための通信機能を持つコンピュータである。端末装置2の表示部24は、CPU21の制御によって、工事計画等に関連するデータを表示するLCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置である。入力部25はキーボードやマウスなどの入力装置であり、出力部26はCPU21の制御によってデータを印字して出力する印刷装置である。通信部27は、LAN102を経由して別の端末装置2やサーバ1とデータ通信を行い、また、LAN102と公衆回線網101とを経由して端末装置3とデータ通信を行う。なお、端末装置3の場合には通信部27は公衆回線網101とデータ通信を行う。ROM22は、ハードディスク等の記憶装置であり、工事計画プログラムを記憶し、RAM23はプログラムやデータなどを一時的に記憶する。
CPU21は、入力部25から工事計画プログラム開始の指示を受け取ると、ROM22から工事計画プログラムを読み出してRAM23に記憶する。この後、CPU21は、RAM23に記憶された工事計画プログラムを実行することにより、工事計画処理を行う。工事計画処理は工事データ作成処理と留意組み合わせ判別処理との2つの処理から成り、CPU21は、工事データ作成処理により、工事の概要を表す工事データを作成する。また、CPU21は、留意組み合わせ判別処理により、工事データの工事項目として複数の作業が選択されたときに、平行して作業することの可否を、サーバ1の記憶装置11を参照して判断する。
次に、この実施の形態による工事計画システムを用いた工事計画方法について説明する。端末装置2が電力会社本社の工事計画担当者に操作され、端末装置3の一方が本社から遠方にある火力発電所の現地運転員に操作され、端末装置3の他方が現地工事請負会社の工事請負者に操作される場合を例とする。
工事計画担当者が例えば発電所の設備の点検工事を計画する場合、この担当者は端末装置2の入力部25を操作して、工事計画プログラムを開始する。これにより、端末装置2のCPU21は、工事計画プログラムをROM22から読み出してRAM23に記憶し、図7に示す工事データ作成処理と図8に示す留意組み合わせ判別処理とから成る工事計画処理を開始する。CPU21は、最初に工事データ作成処理を開始すると、表示部24を制御して、点検工事の対象である設備を指定するための入力画面を表示する(ステップS1)。表示部24の表示を見て工事計画担当者が工事対象を入力すると、入力部25は、入力された工事対象を指定データとしてCPU21に送る。
CPU21は、入力部25から指定データを受け取ると(ステップS2)、記憶装置11の工事データベース11Bの画像テーブル11B11と画像データベース11Aとを参照して、指定データで指定された工事対象に対応する画像を選択すると共に、工事データベース11Bの工事項目テーブル11B21を参照して、指定データで指定された工事対象に対応する工事項目を選択し、選択した画像と工事項目とから成る工事データを生成する(ステップS3)。例えば、CPU21は、入力部25から指定データとして「火力発電所の機械系統」を受け取ると、工事データベース11Bの画像テーブル11B11から「火力発電所の機械系統」の画像の識別情報「10000」を抽出し、画像データベース11Aを参照して、この識別情報に対応する画像を選択する。また、CPU21は、工事データベース11Bの工事項目テーブル11B21を参照して、工事対象である「火力発電所の機械系統」に対応するすべての工事項目を選択する。そして、CPU21は、選択した画像と工事項目とから図9に示す工事データCON1を生成する。これにより、CPU21は「火力発電所の機械系統」の点検工事の概要を生成する。
ステップS3の後、CPU21は、生成した工事データをサーバ1に記憶して端末装置2の表示部24に表示する(ステップS4)。例えば工事データCON1(図9)の場合、CPU21は、図10(a)に示すように、表示部24の表示画面24Aの表示領域24A11に、工事データCON1に含まれる「火力発電所の機械系統」の画像を表示し、工事データCON1に含まれる「火力発電所の機械系統」のすべての工事項目を、表示画面24Aの表示領域24A12に表示する。これにより、表示部24は「火力発電所の機械系統」の点検工事の概要を表示する。
ステップS4の後、CPU21は、入力部25のマウス等の操作により、表示部24の表示画面24Aの表示領域24A11に表示された画像の一部分が指定されたかどうかを判断する(ステップS5)。ステップS5で画像の指定があると、CPU21は、指定された部分の画像に対応する工事対象を画像データベース11Aから得て、この工事対象を指定データとする(ステップS6)。この後、CPU21は、工事データベース11Bの画像テーブル11B11と画像データベース11Aとを参照して、ステップS6の指定データが示す工事対象に対応する画像を選択すると共に、工事データベース11Bの工事項目テーブル11B21を参照して、指定データが示す工事対象に対応するすべての工事項目を選択し、選択した画像と工事項目とから成る工事データを生成する(ステップS7)。
ステップS7の後、CPU21は、生成した工事データをサーバ1に記憶して端末装置2の表示部24に表示する(ステップS8)。例えば、既に工事データCON1(図9)がある場合、CPU21は、ステップS7で作成した工事データCON2を工事データCON1と共にサーバ1に記憶する。また、CPU21は、図10(b)に示すように、表示部24の表示画面24Aの表示領域24A11および表示領域24A12に並ぶように表示領域24A21および表示領域24A22を配置し、工事データCON2に含まれる「蒸気タービンA」の画像を表示領域24A21に、工事データCON2に含まれる「蒸気タービンA」の工事項目を表示領域24A22に表示するか、またはスクロール可能に表示する。
ステップS8の後、CPU21は処理をステップS5に戻して、順次に工事データをサーバ1に蓄積していく。もし、ステップS5で画像の指定がない場合、CPU21は、工事データ作成処理を終了する。
複数の工事データがサーバ1に記憶されたとき、留意組み合わせ判別処理が可能な状態となる。つまり、CPU21は、工事データ作成処理の最後の処理であるステップS8で工事データを端末装置2の表示部24に表示している状態の後、入力部25から工事項目の選択指示を受け取る(ステップS21)。ステップS21の後、CPU21は、選択指示に複数の工事項目による作業が含まれるかどうかを判断し(ステップS22)、複数の工事項目がある場合には、サーバ1の留意組み合わせテーブル11B31を参照して、複数の工事項目の中から留意関係にある作業があるかどうかを判断する(ステップS23)。ステップS23で留意関係にある工事項目があると、CPU21は、エラーを示すと共に留意関係にある各工事項目を示すエラーメッセージを作成して表示部24に表示する(ステップS24)。ステップS24の後、またはステップS23で留意関係にある工事項目がない場合、CPU21は、ステップS23での判断結果をサーバ1に保存し(ステップS25)、入力部25に別の工事項目の選択指示があるかどうかを判断する(ステップS26)。
ステップS26で別の工事項目の選択指示がある場合、またはステップS22で選択指示に複数の工事項目が含まれていない場合、CPU21は、処理をステップS21に戻す。また、ステップS26で選択指示がなければ、CPU21は、留意組み合わせ判別処理を終了する。
工事計画処理が終了すると、CPU21は、工事データ作成処理でサーバ1に保存した工事データと、留意組み合わせ判別処理でサーバ1に保存した留意組み合わせの判断結果とを基にして工事日程表を作成し、この工事日程表をサーバ1に保存する。さらに、この工事日程表は、画像データベース11Aおよび画像テーブル11B11とも関連付けられている。この工事日程表の一例を図11に示す。図11の日程表DATは、工事対象、打ち合わせを行った工事請負会社、作業の日程、作業を行う作業期間、作業工数、工事額などを表し、CPU21は、工事項目テーブル11B21を参照して工事日程表DATに入力する。このとき、例えば日程の作業開始日が入力部25で入力されると、CPU21は、工事項目テーブル11B21の作業期間を参照して作業終了日を調べ、作業開始日から作業終了日までの間を作業期間として工事日程表DATに表示する。また、例えば入力部25のマウスの操作により、作業開始日が移動されると、この移動に平行してCPU21は作業終了日や日別の作業員数などを移して表示する。また、入力部25に工事日程表DATの出力指示が入力されると、CPU21は、出力部26を制御して、工事日程表DATを印刷して出力する。さらに、表示部24に表示された日程表DATの工事対象の名称が入力部25のマウスなどの操作により指定されると、CPU21は、画像データベース11Aと画像テーブル11B11とを参照して、指定された工事対象の名称に対応する画像を表示する。こうした工事日程表DATは、サーバ1に保存されているので、端末装置2だけに限らず端末装置3からもアクセス可能である。
この後、端末装置3を操作する工事計画担当者と、一方の端末装置3を操作する火力発電所の現地運転員と、他方の端末装置3を操作する現地工事請負会社の工事請負者とは、それぞれの端末装置を操作して、サーバ1に保存されている工事データ、留意組み合わせの判断結果、工事日程表を参照しながら、1日の作業に必要とする作業員数、1つの工事対象に必要とする作業員の延べ人数を基にして、作業員数の平準化、工事額などを打ち合わせることができる。このとき、工事データには工事対象である設備、装置、部品等の画像が含まれるので、画像を参照することにより、3者の打ち合わせを容易にすることができる。
また、画像を見ながら打ち合わせを行うので、設備の経年変化や設備の不調状態を工事計画に容易に反映することを可能にする。また、遠隔地にある発電所のユニットが工事対象である場合、工事計画担当者が現地の運転員や現地の工事請負者と、このユニットの画像を見ながら打ち合わせを行うので、工事対象を確実に把握して工事計画を立てることができ、また、作業内容などに関して工事計画担当者と現地の運転員・工事請負者との間で共通の認識を持つことを可能にし、円滑な作業計画の立案を可能にする。
また、サーバ1の各テーブルを参照して作成した工事データに対して留意組み合わせ処理を行うので、例えば、溶接作業をしている所の下で別の作業を同時に行うような、工事計画担当者の技能・知識レベルによるバラツキが原因で、平行して作業を行うことが困難な工事計画を立てることを防ぐことができる。また、サーバ1の各テーブルを参照して工事データを作成するので、長時間の連絡や度重なる打ち合わせを不要にし、しかも、サーバ1のデータに過去の工事項目を反映しているので、工事計画担当者の負担を軽減することができる。また、サーバ1の各テーブルを参照して作成した工事データに対して留意組み合わせ処理を行うので、無駄のない効率的な人員配置を可能にする。
さらに、保全計画を立てて工事を行うような場合でも、サーバ1の各テーブルを参照して作成した工事データに対して留意組み合わせ処理を行うので、工事計画の複雑化に容易に対応することができる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この発明は工事計画に限定されることがなく、OJT(On the Job Training)、新人の教育、工事計画の承認者の確認時に利用することも可能である。
また、この実施の形態では、不適当な関係にある工事項目と留意関係の工事項目として保存しているが、逆に適当な関係にある工事項目と留意関係の工事項目として保存し、ステップS23において、留意関係にないときにステップS24に進むようにしてもよい。
この発明の実施の形態による工事計画システムを示す構成図である。 工事計画システムの端末装置を示す構成図である。 画像データベースを説明する説明図である。 工事データベースの画像テーブルを説明する説明図である。 工事データベースの工事項目テーブルを説明する説明図である。 工事データベースの留意組み合わせテーブルを説明する説明図である。 工事計画プログラムにより実行される工事計画処理を示すフローチャートである。 工事計画プログラムにより実行される工事計画処理を示すフローチャートである。 工事データの一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図であり、図10(a)は1つの画像および工事項目を表示する場合の図であり、図10(b)は2つの画像および工事項目を表示する場合の図である。 工事日程表の一例を示す図である。
符号の説明
1 サーバ(記憶手段)
11 記憶装置
11A 画像データベース
11B 工事データベース
2、3 端末装置
21 CPU(処理手段)
22 ROM
23 RAM
24 表示部(表示手段
25 入力部(指定手段)
26 出力部
27 通信部
101 公衆回線網
102 LAN

Claims (2)

  1. 装置およびこの装置の各部分等を工事対象とする工事計画システムであって、
    前記各工事対象に対する工事の内容を表す作業内容等から成る工事項目を、これらの工事対象の画像と共にそれぞれ記憶し、前記工事対象の画像の一部分に対応する工事対象があるときに、この一部分の画像に対応する工事対象の画像を関連付けて記憶し、前記各工事項目による作業と平行して行うことができない工事項目を記憶するサーバと、
    通信網を経て前記サーバに接続されている、少なくとも1つの端末装置とを備え、
    前記端末装置は、
    画像等を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されている工事対象、工事項目、または画像が指定されて入力される指定手段と、
    前記指定手段で指定された工事対象に対応する画像を前記サーバから読み出して前記表示手段に表示する第1の処理と、前記第1の処理により表示された工事対象の画像の一部分が前記指定手段で指定された場合に、この一部分の画像に対応する工事対象があるときに、この一部分の画像に関連付けされて記憶されている画像とこの画像に対応する工事項目とを、前記サーバから読み出して前記表示手段に表示する第2の処理と、前記第1の処理と前記第2の処理とにより、またはこれらの処理の繰り返しにより、前記指定手段で指定された工事項目が複数になると、これらの工事項目を平行して作業することができるかを、前記サーバを参照して判断し、判断した結果を前記表示手段に表示する第3の処理とを行う処理手段と、
    を備えることを特徴とする工事計画システム。
  2. 前記端末装置は、前記第1の処理と前記第2の処理とで得た、工事対象の工事項目と画像とを工事データとして前記サーバに記憶すると共に、前記第3の処理で得た、各工事項目を平行して作業することができるかどうかの判断結果を前記サーバに記憶し、
    前記サーバは、別の端末装置から前記工事データおよび判断結果のアクセスを可能にすることを特徴とする請求項1に記載の工事計画システム。
JP2006301367A 2006-11-07 2006-11-07 工事計画システム Expired - Fee Related JP4592673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006301367A JP4592673B2 (ja) 2006-11-07 2006-11-07 工事計画システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006301367A JP4592673B2 (ja) 2006-11-07 2006-11-07 工事計画システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008117261A JP2008117261A (ja) 2008-05-22
JP4592673B2 true JP4592673B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=39503108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006301367A Expired - Fee Related JP4592673B2 (ja) 2006-11-07 2006-11-07 工事計画システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4592673B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101552961B1 (ko) 2010-09-29 2015-09-14 주식회사 케이티 중복 공사 정보를 제공하는 방법 및 장치
JP7011247B2 (ja) * 2015-09-30 2022-01-26 勤次郎株式会社 労務管理システム、データ処理方法、および、労務管理プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09209569A (ja) * 1996-02-02 1997-08-12 Fujitsu Ltd 作業調整システム
JP2004295628A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Osaka Gas Co Ltd インフラストラクチャに対する工事支援システム
JP2005044046A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Toshiba Corp 工事依頼支援システム、方法およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09209569A (ja) * 1996-02-02 1997-08-12 Fujitsu Ltd 作業調整システム
JP2004295628A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Osaka Gas Co Ltd インフラストラクチャに対する工事支援システム
JP2005044046A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Toshiba Corp 工事依頼支援システム、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008117261A (ja) 2008-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021061058A (ja) 現場におけるリスク管理のための情報を提供および受信する方法およびシステム
US20050228688A1 (en) A compliance management system
US20140039648A1 (en) System for inspection and maintenance of a plant or other facility
Zhang et al. Construction small-projects rework reduction for capital facilities
US20160300195A1 (en) System and Method for Managing a Product Life Cycle
EP0803098A1 (en) Computer-aided methods and apparatus for assessing an organizational process or system
EP1218845A4 (en) PILOT MANAGEMENT BY MENU AND FUNCTIONAL TECHNIQUE
JP6033115B2 (ja) 保守作業タイミング判定装置、保守作業タイミング判定システム、保守作業タイミング判定方法およびプログラム
Lenahan Turnaround management
JP2006106861A (ja) 保守管理方法及び保守管理プログラム
Bendiksen et al. Commissioning of Offshore Oil and Gas Projects
Hauashdh et al. An integrated framework for sustainable and efficient building maintenance operations aligning with climate change, SDGs, and emerging technology
AlHamouri et al. Utilization of workface planning for the execution of maintenance activities, shutdowns and turnarounds in petrochemical facilities–a case study
JP4592673B2 (ja) 工事計画システム
JP5461265B2 (ja) 保守作業支援システム
WO2020256092A1 (ja) 維持管理方法、維持管理装置および維持管理プログラム
Villa et al. A short overview of risk analysis background and recent developments
JP2005234942A (ja) プラントの予防保全システム
JP5899876B2 (ja) リスク評価装置及びリスク評価プログラム
JP2006244237A (ja) Cad図面管理システム
Duffuaa et al. Turnaround maintenance
Jovanovic et al. Practical determination of probability of failure in risk-based inspection and life management of coal power plants
Lybeck et al. Light Water Reactor Sustainability Program Plant Modernization Technical Program Plan for FY 2019
Fenwick Maintenance Strategies for the Oil and Gas compared against the Food Industry
Singh Investigating benefits of technology management techniques within the Sasol Environment: A Case Study

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4592673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees