JP2009205549A - 三次元電子部品テンプレートデータ、コンピューター読み取り可能な記録媒体、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータ生成方法、三次元電子部品データ生成装置、三次元電子部品データ生成方法およびプログラム - Google Patents

三次元電子部品テンプレートデータ、コンピューター読み取り可能な記録媒体、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータ生成方法、三次元電子部品データ生成装置、三次元電子部品データ生成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】三次元電子部品データの作成に費やす時間の低減を図る。
【解決手段】三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータであり、上記寸法規格化情報は、三次元電子部品の該種別毎にパラメータ化されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、三次元電子部品テンプレートデータ、コンピューター読み取り可能な記録媒体、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータ生成方法、三次元電子部品データ生成装置、三次元電子部品データ生成方法およびプログラムに関し、より詳細には、例えば、三次元のCAD(Computer Aided Design)システムにおいて利用可能な三次元電子部品データを生成するために用いる三次元電子部品テンプレートデータ、三次元電子部品テンプレートデータを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成方法、三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成する三次元電子部品データ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成する三次元電子部品データ生成方法、コンピューターにより三次元電子部品テンプレートデータを生成するためのプログラムおよびコンピューターにより三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成するプログラムに関する。
なお、本明細書において「三次元電子部品」とは、三次元のCADシステムにおいて、実際の電子部品と同様に立体的な三次元形状で表される電子部品を意味する。
また、本明細書において「二次元電子部品」とは、プリント基板設計用の二次元のCADシステムにおいて、電子部品をプリント基板上に配置する際に当該プリント基板の二次元平面上に二次元形状で表される電子部品を意味する。
また、本明細書において「三次元電子部品データ」とは、三次元電子部品を表す情報を意味する。
また、本明細書において「三次元電子部品テンプレートデータ」とは、本発明に関連して後に詳述するように、三次元電子部品データを生成する際のテンプレートとして用いることができる情報を意味する。
従来より、電気設計の分野においては、プリント基板設計用の二次元のCADシステムを用いて、複数の電子部品が搭載されるプリント基板の設計が行われている。
ところで、こうしたCADシステムを用いたプリント基板の設計において、近時、プリント基板に配置される電子部品の干渉チェックなど行う際に、電子部品の形状を表すデータとして実際の電子部品と同様な立体形状たる三次元形状を表すデータである三次元電子部品データを利用し、三次元のCADシステムを用いて干渉チェックなど行う手法が提唱されている。
ここで、電子部品には数多くの種類が存在することから、上記した三次元電子部品データを利用する手法においては、そうした数多くの種類の電子部品に対応した多数の三次元電子部品データを用意しておく必要があった。

しかしながら、三次元電子部品データを作成するにあたっては、電気設計に関する豊富な知識のみならず、CADシステム全体に関する高度な技術を要するため、一つの電子部品にかかる三次元電子部品データを作成するだけでも相当に長い時間を要するという問題点があった。
しかも、三次元電子部品データを利用したCADシステムを用いたプリント基板の設計においては、上記したように数多くの種類の電子部品に対応した多数の三次元電子部品データが必要となるため、こうした多数の三次元電子部品データの作成に際しては膨大な時間が費やされてしまうという問題点が指摘されていた。

なお、本願出願人が特許出願時に知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、三次元電子部品データの作成に費やす時間の低減を図ることができるようにした三次元電子部品テンプレートデータ、三次元電子部品テンプレートデータを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成方法、三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成する三次元電子部品データ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成する三次元電子部品データ生成方法、コンピューターにより三次元電子部品テンプレートデータを生成するためのプログラムおよびコンピューターにより三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成するプログラムを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、三次元電子部品にかかる情報をパラメータ化し、当該パラメータ化した情報と当該パラメータ化した情報を利用するための関係式にかかる情報とにより三次元電子部品テンプレートデータを構築するようにしたものである。
従って、こうした本発明によれば、三次元電子部品データを作成する際のテンプレートとして、三次元電子部品テンプレートデータを利用することが可能となるため、三次元電子部品データの作成に費やす時間を大幅に低減することができるようになる。

こうした本発明のうち請求項1に記載の三次元電子部品テンプレートデータは、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の三次元電子部品テンプレートデータは、本発明のうち請求項1に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、上記寸法規格化情報は、三次元電子部品の該種別毎にパラメータ化されているようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の三次元電子部品テンプレートデータは、本発明のうち請求項1または2のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、上記パラメータ情報は、三次元電子部品をプリント基板上に配置する際の角度をパラメータ化した登録角度情報を含むようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の三次元電子部品テンプレートデータは、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、上記パラメータ情報は、三次元電子部品の寸法の公差をパラメータ化した公差情報を含むようにしたものである。
また、本発明のうち請求項5に記載の三次元電子部品テンプレートデータは、本発明のうち請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、上記データ構造が、三次元電子部品の異なる複数の位置をそれぞれ原点とした際の該原点の位置を示す変更位置情報を有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項6に記載のコンピューター読み取り可能な記録媒体は、本発明のうち請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体である。
また、本発明のうち請求項7に記載の三次元電子部品テンプレートデータ生成装置は、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成装置であって、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報を第1の記憶領域に記憶させる第1の処理手段(例えば、後述する処理部46に相当する。)と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報を第2の記憶領域に記憶させる第2の処理手段(例えば、後述する処理部46に相当する。)と、上記第1の記憶領域に記憶された上記パラメータ情報と上記第2の記憶領域に記憶された上記関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する第3の処理手段(例えば、後述する処理部46に相当する。)とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項8に記載の三次元電子部品テンプレートデータ生成方法は、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成方法であって、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報を第1の記憶領域に記憶させる第1のステップ(例えば、後述するステップS720の処理に相当する。)と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報を第2の記憶領域に記憶させる第2のステップ(例えば、後述するステップS722の処理に相当する。)と、上記第1のステップで記憶された上記パラメータ情報と上記第2のステップで記憶された上記関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する第3のステップ(例えば、後述するステップS512の処理に相当する。)とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項9に記載のプログラムは、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成するために、コンピューターに、三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報を第1の記憶領域に記憶させる第1のステップ(例えば、後述するステップS720の処理に相当する。)と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報を第2の記憶領域に記憶させる第2のステップ(例えば、後述するステップS722の処理に相当する。)と、上記第1のステップで記憶された上記パラメータ情報と上記第2のステップで記憶された上記関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する第3のステップ(例えば、後述するステップS512の処理に相当する。)とを実行させるためのプログラムである。
また、本発明のうち請求項10に記載の三次元電子部品データ生成装置は、本発明のうち請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを読み込む読込手段(例えば、後述する読込手段32に相当する。)と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報を記憶した記憶手段(例えば、後述する記憶手段36に相当する。)と、上記記憶手段に記憶された寸法値情報と上記読込手段により読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータの関係式情報とにより三次元電子部品の形状を特定する三次元電子部品データを生成する生成手段(例えば、後述する生成手段38に相当する。)とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項11に記載の三次元電子部品データ生成装置は、本発明のうち請求項10に記載の三次元電子部品データ生成装置において、さらに、上記三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報を入力する入力手段(例えば、後述する入力手段34に相当する。)と、上記記憶手段に記憶された寸法値情報を、上記入力手段により入力された寸法値情報に変更する変更手段(例えば、後述する変更手段40に相当する。)とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項12に記載の三次元電子部品データ生成方法は、本発明のうち請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを読み込む第1のステップ(例えば、後述するステップS804の処理に相当する。)と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記第1のステップにより読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータの関係式情報とにより三次元電子部品の形状を特定する三次元電子部品データを生成する第2のステップ(例えば、後述するステップS812の処理に相当する。)とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項13に記載のプログラムは、コンピューターに、本発明のうち請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを読み込む第1のステップ(例えば、後述するステップS804の処理に相当する。)と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と上記第1のステップにより読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータの関係式情報とにより三次元電子部品の形状を特定する三次元電子部品データを生成する第2のステップ(例えば、後述するステップS812の処理に相当する。)とを実行させるためのプログラムである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、三次元電子部品データの作成に費やす時間を低減することができるという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による三次元電子部品テンプレートデータ、コンピューター読み取り可能な記録媒体、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置、三次元電子部品テンプレートデータ生成方法、三次元電子部品データ生成装置、三次元電子部品データ生成方法およびプログラムの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下の実施の形態においては、三次元電子部品の構成を例示して、三次元電子部品データ生成装置により読み込まれ、かつ、処理される三次元電子部品テンプレートデータおよび三次元電子部品データ生成装置から出力される三次元電子部品データの詳細について説明する。
また、以下の説明においては、図12(a)(b)(c)に示す三次元電子部品の構造を示す説明図を随時参照するものとする。
なお、図12(a)は、モールド部と可動部と取付け端子とピンとを示す三次元電子部品の構造の説明図であり、また、図12(b)は、最大公差形状を示す三次元電子部品の構造の説明図であり、図12(c)は、モールド部と金属部分と取付けピンとピンとを示す三次元電子部品の構造の説明図である。

まず、図1には、三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成装置の概略構成、三次元電子部品テンプレートデータを記録する記録媒体の概略構成および三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成する三次元電子部品データ生成装置の概略構成を示す機能ブロック図が表されている。
はじめに、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10の構成について説明すると、この三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10は、図5乃至図7に示すフローチャートを参照しながら後に詳述するように、複数のパーツにより形成される三次元電子部品にかかる三次元電子部品テンプレートデータを生成するものである。
そして、こうした三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10は、生成した三次元電子部品テンプレートデータを、例えば、記録媒体20に記憶させることができるように構成されている。
なお、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10は、基本的には後述する三次元電子部品データ生成装置30と同様の構成を有するものであるので、三次元電子部品データ生成装置30の構成にかかる説明を援用することにより、その構成についての説明を省略する。

まず、本発明の理解を容易にするために、はじめに三次元電子部品テンプレートデータについて説明する。
この三次元電子部品テンプレートデータは、例えば、後述する寸法値情報、パラメータ情報、関係式情報ならびに変更位置情報を有して構成されるデータ構造を備えている。
なお、こうした三次元電子部品テンプレートデータのデータ構造を構築する寸法値情報、パラメータ情報、関係式情報ならびに変更位置情報は、記録媒体20などの記憶手段の所定の記憶領域に記憶されている。
例えば、記録媒体20においては、寸法値情報は寸法値情報記憶領域22に記憶され、また、パラメータ情報はパラメータ情報記憶領域24に記憶され、また、関係式情報は関係式情報記憶領域26に記憶され、また、変更位置情報は変更位置情報記憶領域28に記憶される。
なお、こうした三次元電子部品テンプレートデータは、一のファイルにより構築されていてもよいし、あるいは、複数のファイルにより構築されていてもよい。
また、三次元電子部品テンプレートデータのデータ構造を構築する各情報の記憶領域、例えば、記録装置20の寸法値情報記憶領域22、パラメータ情報記憶領域24、関係式情報記憶領域26ならびに変更位置情報記憶領域28は、ファイルの形式が同じであってもよいし、あるいは、異なっていてもよい。
また、三次元電子部品テンプレートデータは、三次元電子部品の種別に応じて当該種別毎に複数設けられている。
本実施の形態においては、三次元電子部品テンプレートデータは、具体的には、抵抗、ICあるいはコネクタなどような三次元電子部品の種類に応じて26のカテゴリーに分類されており、カテゴリー毎に複数種類の三次元電子部品に対応する三次元電子部品テンプレートデータが設けられていて、総計で360種別の三次元電子部品に対して360の三次元電子部品テンプレートデータが設けられている。
なお、上記したカテゴリーの数や三次元電子部品テンプレートデータの数は一例に過ぎないものであり、任意の数の三次元電子部品テンプレートデータを設けることができ、また、上記したようにカテゴリー毎に分類しなくてもよい。

次に、三次元電子部品テンプレートデータのデータ構造を構築する各情報、即ち、寸法値情報、パラメータ情報、関係式情報ならびに変更位置情報について、図2(a)(b−1)(b−2)(c)(d)ならびに図3(a)(b−1)(b−2)(c)(d)を参照しながらそれぞれ詳細に説明する。
なお、図2(a)(b−1)(b−2)(c)(d)は、挿入実装の三次元電子部品の例を示し、また、図3(a)(b−1)(b−2)(c)(d)は、表面実装の三次元電子部品の例を示している。

まず、寸法値情報は、三次元電子部品の実際の寸法を示す数値情報であり、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10あるいは三次元電子部品データ生成装置30の表示手段48(後述する。)の表示画面に、図2(a)および図3(a)に一例を示すように、表形式の一覧(以下、寸法値情報に関する表形式の一覧を「寸法一覧」と適宜に称する。)で表示される。
ここで、後述する処理により寸法一覧に表示された値(寸法値)が変更されると、この変更に応じて表示手段48に表示される三次元電子部品の形状が変更される。言い換えるならば、寸法一覧の値を変更することにより、所望の寸法の三次元電子部品を形成することができるようになる。

次に、パラメータ情報には、三次元電子部品の寸法がパラメータ化された情報たる寸法規格化情報、三次元電子部品をプリント基板上に設置する際の角度がパラメータ化された情報たる登録角度情報ならびに三次元電子部品の寸法の公差がパラメータ化された情報たる公差情報が含まれている。
ここで、例えば、寸法規格化情報は、後述するように、図2(b−1)および図3(b−1)に一例を示すように、表示手段48の表示画面に表示される三面図により認識することができる。
なお、図2(b−2)および図3(b−2)には、図2(b−1)および図3(b−1)に示された寸法規格情報の内容がそれぞれ示されている。
ここで、寸法規格化情報は、基本的に、ユーザーからの寸法の変更の要求が発生する頻度が相対的に高い三次元電子部品の寸法をパラメータ化した情報である。
しかしながら、本実施の形態においては、ユーザーからの寸法の変更の要求が発生する頻度が相対的に高い三次元電子部品の寸法であっても、ユーザーが算出可能な三次元電子部品の寸法についてはパラメータ化されていない。
例えば、寸法X1と寸法X2とから寸法X3が算出できる場合には、寸法X3についてはパラメータ化されていない(図示せず)。
また、寸法規格化情報は、三次元電子部品に特有の形状に着目してパラメータ化した情報である。
詳細については後述するが、例えば、機構系の部品には存在しない三次元電子部品のピン(端子)については、本実施の形態では、三次元電子部品のモールド部あるいはパッケージの寸法が変更されると、この変更に応じて三次元電子部品のピンの数(以下、三次元電子部品のピンの数を「ピン数」と適宜に称する。)が変更されるようにパラメータ化されている。
また、上記した本実施の形態とは異なり、ピン数の変更に応じてモールド部あるいはパッケージの寸法が変更されるようにパラメータ化された情報を、寸法規格化情報として用いるようにしてもよいことは勿論である。
なお、上記したモールド部とは、三次元電子部品のなかから端子や金属部分を除いた残部たる樹脂製の本体を意味するものであり、三次元電子部品は、1つのモールド部を備えている。
また、パッケージとは、プリント基板上における三次元電子部品が存在する矩形領域を意味する。
次に、登録角度情報は、三次元空間における三次元電子部品の角度、即ち、三次元電子部品の向きをパラメータ化した情報である。
この登録角度情報の値が変更されると、変更された内容に応じて三次元空間における三次元電子部品の角度、即ち、三次元電子部品の向きが変更される(図10および図13(c)を参照する。)。なお、以下においては、登録角度情報として設定された三次元空間における三次元電子部品の角度、即ち、三次元電子部品の向きを、「登録角度」あるいは「登録向き」と適宜に称することとする。
ここで、電気設計部門が利用する二次元平面における電子部品を表す二次元電子部品の角度、即ち、二次元電子部品の向きは、製造上の要件から概ね一定に定められており、一方、機構設計部門が利用する三次元電子部品の角度、即ち、三次元電子部品の向きは、図面や各社の設計方針により区々に定められている。
このため、電気設計部門と機構設計部門との間でデータのやり取りを行う際には、二次元電子部品に関する上記角度と三次元電子部品に関する上記角度とを一致させないと、プリント基板上において三次元電子部品が意図しない方向を向くことになる。
上記したように、本実施の形態においては、登録角度情報にかかる値、即ち、登録角度を変更することにより、変更された登録角度に応じて三次元空間における三次元電子部品の角度、即ち、三次元電子部品の向きが変更されるものであり、これは電気設計分野の情報と機構設計分野の情報と協調させて電気設計分野と機構設計分野との融合を図り、所謂、エレメカ協調設計の支援に資するものである。
次に、公差情報は、三次元電子部品における各寸法の公差をパラメータ化した情報である。
この公差情報の値が変更されると、変更された内容に応じて三次元電子部品の寸法が変更される。
本実施の形態においては、公差情報の値を変更することにより、三次元電子部品の寸法を変更することができるので、公差を考慮した干渉チェックやクリアランスチェックなど、それぞれの目的に合わせた三次元電子部品を容易に生成することができる。

次に、関係式情報とは、三次元電子部品データ生成装置30において、寸法値情報記憶領域22に記憶されている寸法値情報とパラメータ情報記憶領域24に記憶されているパラメータ情報とに基づいて、三次元電子部品の形状を特定して三次元電子部品を形成するための関係式を示す情報である。
より詳細には、関係式情報は、複数の寸法規格化情報と複数の公差情報とを関係付けて構築された関係式を表す情報である。
ここで、図2(c)および図3(c)には、関係式の一例として、図2(b−1)および図3(b−1)に示す三次元電子部品に関する関係式がそれぞれ示されている。
図2(c)を参照しながら、上記の関係式を具体的に説明すると、例えば、モールド部の長手方向の長さ(X軸方向の長さ)を規定する関係式は、
「寸法規格化情報D+公差情報tD」
であり、また、モールド部の幅方向の長さ(Y軸方向の長さ)を規定する関係式は、
「寸法規格化情報E+公差情報tE」
である。

次に、変更位置情報とは、三次元空間における三次元電子部品の原点(以下、三次元空間における三次元電子部品の原点を「モデル原点」と適宜に称する。)の位置の変更にかかる情報である。
ここで、ユーザーが所望するモデル原点の位置は、ユーザーによりそれぞれ異なることが予測されるが、従来の設計作業時におけるモデル原点位置の統計をとることなどにより、大凡その傾向を割り出すことは可能である。本実施の形態においては、こうして割り出した傾向に従って、ユーザーが所望するモデル原点の位置として、三次元電子部品の異なる複数の位置を予め設定している。
ここで、図2(d)および図3(d)には、変更位置情報の一例が示されており、本実施の形態においては、三次元電子部品を実装する際の実装の形態に応じて、それぞれ異なるモデル原点の位置が設定されている。
なお、図2(d)および図3(d)においては、本発明の理解を容易にするために、挿入実装ならびに表面実装の各々の特徴が現れるように簡略化した三次元電子部品を示している。
即ち、三次元電子部品が、例えば、挿入実装する電子部品である場合には、図2(d)に示すように、「Mold中心(モールド部の中心)」、「1番ピン中心」または「全ピン中心」にモデル原点の位置を容易に変更することができるように、それぞれのモデル原点位置に対応する3つの変更位置情報が記憶されている。
また、三次元電子部品が、例えば、表面実装する電子部品である場合には、「Mold中心(モールド部の中心)」、「1番ピン中心」または「パッケージ中心」にモデル原点の位置を容易に変更できるように、それぞれのモデル原点位置に対応する3つの変更位置情報が記憶されている。
言い換えるならば、上記した中心のなかのいずれかにモデル原点が設定され得るように、変更位置情報が設定されている。

ここで、本実施の形態においては、三次元電子部品の形状や位置などを特定するために用いる原点として、三次元電子部品を配置する三次元空間自体の原点(以下、三次元電子部品を配置する三次元空間自体の原点を「グローバル原点」と適宜に称する。)とモデル原点とを採用している。
そして、本実施の形態においては、変更位置情報として、グローバル原点を基準にして上記した各中心とそれぞれ点対称の位置を示す位置情報をそれぞれ記憶することにより、これらの中心の何れかにモデル原点の位置を変更することを可能にしている。
なお、グローバル原点は、三次元空間の中での三次元電子部品の位置を示すための座標系(以下、三次元空間の中での三次元電子部品の位置を示すための座標系を「グローバル座標系」と適宜に称する。)の原点であり、三次元電子部品の表示や移動を扱うために用いられる。
こうしたグローバル原点に対し、モデル原点は、三次元電子部品の形状や変形を扱うために用いられる座標系(以下、三次元電子部品の形状や変形を扱うために用いられる座標系を「モデリング基準座標系」と適宜に称する。)の原点であり、モデル原点を基準として、どの位置に、どのような点、線あるいは面が存在するかを数値で表現するために用いられる。
また、電気設計部門と機構設計部門との間でデータの交換を行う際に、三次元電子部品の原点と二次元電子部品の原点とを一致させなければ、プリント基板上における三次元電子部品の位置が意図しない配置となる。
上記したように、本実施の形態においては、変更位置情報をもとにモデル原点の位置を容易に変更することができるものであり、これは電気設計分野の情報と機構設計分野の情報と協調させて電気設計分野と機構設計分野との融合を図り、所謂、エレメカ協調設計の支援に資するものである。

次に、三次元電子部品テンプレートデータを記録可能な記録媒体20の構成について説明する。
記録媒体20は、三次元電子部品テンプレートデータを記録可能なメディアであり、例えば、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)あるいはCD(Compact Disc)などにより構成することができる。
こうした記録媒体20に記録された三次元電子部品テンプレートデータは、後述の読込手段32を介して三次元電子部品データ生成装置30内に読み込まれる。
なお、本実施の形態において、記録媒体20には、複数種別の三次元電子部品に対応して複数の三次元電子部品テンプレートデータが記憶されている。
このため、本実施の形態においては、複数種別の三次元電子部品テンプレートデータの各々を容易に識別することができるように、記録媒体20には、複数種別の三次元電子部品テンプレートデータの説明書たる、所謂、カタログ情報(図13(a)を参照する。)も記憶されているものとする。
なお、記録媒体20にカタログ情報を記録することは必ずしも必要ではなく、例えば、記録媒体20に三次元電子部品テンプレートデータが1つしか記録されていない場合などにおいては、記録媒体20にカタログ情報を記録する必要はない。

次に、三次元電子部品データ生成装置30の構成について説明するが、この三次元電子部品データ生成装置30は、三次元電子部品データを生成するシステムであり、読込手段32と、入力手段34と、記憶手段36と、生成手段38と変更手段40と表示制御手段42と出力手段44とを有する処理部46と、表示手段48とを有して構成されている。
なお、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10を三次元電子部品データ生成装置30と同様の構成にすることについては上記したが、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10を三次元電子部品データ生成装置30と同一の構成としてもよい。
即ち、三次元電子部品テンプレートデータおよび三次元電子部品データが、一つの装置により生成される構成を採用してもよい。

以下、三次元電子部品データ生成装置30の各構成について詳細に説明すると、まず、読込手段32は、記録媒体20に記憶されている三次元電子部品テンプレートデータを三次元電子部品データ生成装置30内に読み込む処理を行うものである。
なお、読込手段32は、例えば、MOドライブ、CDドライブ、通信I/FやUSBコネクタなどにより構築することができる(図4を参照する。)。
次に、入力手段34は、ユーザーが所望する各種の情報を入力する際に用いるものであり、例えば、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報の値の入力などに用いられる。
なお、こうした入力手段34は、例えば、キーボードやマウスなどにより構築することができる(図4を参照する。)。
次に、記憶手段36は、読込手段36により読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータや処理部46により処理されたデータなどを記憶するものであり、例えば、RAM(Random Access Memory)やHD(hard disk)などにより構築することができる(図4を参照する。)。
また、記憶手段36には、例えば、三次元電子部品のパーツの形態を示す形状情報が記憶されている。即ち、記憶手段36には、三次元電子部品の形態に係る情報たる形状情報が、パーツ毎に分割されて記憶されている。
ここで、各形状情報は、三次元電子部品のパーツの材質、三次元電子部品のパーツの機能、三次元電子部品のパーツがプリント基板と接するか否か(即ち、三次元電子部品のパーツが設置面を有するか否か)などの観点から区別されている。
なお、このように形状情報を区別するのは、三次元電子部品からのフットプリントの生成や、三次元電子部品と他の部品との干渉(より詳細には、電気的な干渉および物理的な干渉)などを考慮しているからである。
このように、三次元電子部品が複数の形状情報を含んで構成されているので、上記した寸法規格化情報も複数の形状情報を考慮して設定されることになる。
即ち、寸法規格化情報は、三次元電子部品のパーツの材質、三次元電子部品のパーツの機能あるいは三次元電子部品のパーツの設置面などを考慮してパラメータ化されているものである。
次に、処理部46は、基本的に、読込手段32および入力手段34から入力された要求に応じた処理を行うものであり、例えば、後述するように、図5乃至図11として提示するフローチャートに示す処理を行う。
こうした処理部46は、CPU(Central Processing Unit)により構築することができるものであり(図4を参照する。)、上記したように、生成手段38、変更手段40、表示制御手段42ならびに出力手段44などにより構成される。
ここで、生成手段38は、記憶手段36に記憶されている各種の情報に基づいて、三次元電子部品データを生成する処理を行う。即ち、生成手段38は、例えば、読込手段32を介して読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータ20に基づいて、三次元電子部品データを生成する処理を行う。より広義には、生成手段38は、寸法値情報およびパラメータ情報に基づいて、三次元電子部品データを生成する処理を行う。
また、変更手段40は、記憶手段36に記憶されている各種の情報に基づいて、三次元電子部品の寸法を変更する処理を行う。即ち、変更手段36は、例えば、入力手段34により入力された寸法値情報および読込手段32を介して読込まれた関係式情報に基づいて、三次元電子部品の寸法を変更する処理を行う。
また、表示制御手段42は、読込手段32、入力手段34、記憶手段36、生成手段38、変更手段40などによる処理の結果が、表示手段48により表示されるように制御を行う。即ち、表示制御手段42は、例えば、寸法値情報記憶領域22に記憶されている内容、変更手段40により変更された三次元電子部品あるいは生成手段38により生成された三次元電子部品データが、表示手段48により表示されるように制御を行う。
また、出力手段44は、生成手段38および変更手段40により処理されたデータを三次元電子部品データ生成装置30から外部へ出力する処理を行う。即ち、出力手段44は、例えば、三次元電子部品テンプレートデータに基づいて生成された三次元電子部品データを所定の記録媒体などへ出力する処理を行う。
次に、表示手段48は、処理部46により処理されたデータや読込手段32により読み込まれたデータに基づいて、三次元電子部品を表示する処理を行う。
なお、表示手段48は、例えば、表示画面を備えたCRTディスプレイ、液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイ(以下、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイなどの各種ディスプレイを総称して、単に「ディスプレイ」と適宜に称する。)などにより構築することができる(図4を参照する。)。
なお、付言するならば、ディスプレイは、上記に例示したものに限られるものではなく、例えば、三次元電子部品はプロジェクターによりスクリーン上に表示され得るので、プロジェクターおよびスクリーンもディスプレイに含まれるものである。
即ち、ディスプレイは、三次元電子部品データに係る三次元電子部品を映し出し得る全ての装置を含むものである。

後述するように、上記した構成によれば、ユーザーは電気系の豊富な知識ならびにCADシステムに関する高度な技術を有さなくとも、三次元電子部品データを作成できるとともに、三次元電子部品データをカスタマイズすることができるようになる。
なお、本実施の形態においては、本発明の理解を容易するために、説明の便宜上、三次元電子部品データ生成装置30の構成として、読込手段32、入力手段34、記憶手段36、処理部46ならびに表示手段48を例示したが、これにら限られるものではない。

ここで、上記した構成を備えた三次元電子部品データ生成装置30は、例えば、コンピューターシステムにより構築することができるものであり、図4には、三次元電子部品データ生成装置30を実現するコンピューターシステムのハードウェア構成の一例が示されている。
即ち、三次元電子部品データ生成装置30は、処理部46を構成するCPU100と、記憶手段36を構成するRAM102と、記憶手段36を構成するHD104と、読込手段36を構成するMOドライブ106と、読込手段36を構成するCDドライブ108と、読込手段36を構成する通信I/F110と、読込手段36を構成するUSBコネクタ112と、表示手段48を構成するディスプレイ114と、入力手段34を構成するキーボード116と、入力手段34を構成するマウス118とを、バス120を介してそれぞれ接続して構成することができる。

以上の構成において、図5乃至図11に示すフローチャートを参照しながら、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10により実行される三次元電子部品テンプレートデータ生成処理ならびに三次元電子部品データ生成装置30により実行される三次元電子部品データ生成処理について説明する。
なお、以下のフローチャートの説明においては、本発明の理解を容易にするために、図4に示した構成に即して説明する。

図5には、三次元電子部品テンプレートデータ生成装置10により実行される三次元電子部品テンプレートデータ生成処理のメインルーチンのフローチャートが示されており、ユーザーによる入力手段34の操作などによりこのメインルーチンの起動が指示されると、まず、CPU100は、モデリング基準要素の読み込みの処理を行うことになる(ステップS502)。
ここで、モデリング基準要素とは、三次元電子部品の形状や変形を扱うために用いられる情報を意味する。
具体的には、CPU100は、モデリング基準要素として、モデル原点の位置の座標(0,0,0)を原点位置情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
また、CPU100は、モデリング基準要素として、直交座標系により定義される三次元空間内におけるx方向、y方向、z方向にそれぞれ固定された直線を、方向情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
次に、CPU100は、モデリング基準要素として、モデリング基準座標系のx方向、y方向を示す直線を方向情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
更に、CPU100は、三次元空間における三次元電子部品の角度(より詳細には、三次元空間に固定された直線とモデリング基準座標系の方向を示す直線との間の角度)の情報を、登録角度情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
上記したステップS502の処理を終了すると、ステップS504の処理へ進み、CPU100は、モデリング基準座標系の読み込みの処理を行う。
具体的には、CPU100は、上記したモデル原点、方向情報(三次元空間内に固定された直線およびモデリング基準座標系の方向を示す直線)と登録角度情報とに関連付いた座標系の情報をモデリング基準としてRAM102に格納するための処理を行う。
上記したステップS504の処理を終了すると、ステップS506の処理へ進み、CPU100は、このメインルーチンのサブルーチンである三次元電子部品基準要素読込処理を行う。
なお、この三次元電子部品基準要素読込処理については、図6に示すフローチャートを参照しながら後述するものであり、CPU100は、三次元電子部品基準要素読込処理を実行することにより、三次元電子部品の基準要素にかかる情報をRAM102に格納する。
上記したステップS506の処理を終了すると、ステップS508の処理へ進み、CPU100は、このメインルーチンのサブルーチンである三次元電子部品形状読込処理を行う。
なお、この三次元電子部品テンプレートデータ生成処理については、図7に示すフローチャートを参照しながら後述するものであり、CPU100は、三次元電子部品形状読込処理を実行することにより、パラメータ情報などをRAM102に格納する。
上記したステップS508の処理を終了すると、ステップS510の処理へ進み、CPU100は、寸法値情報の読み込みの処理を行う。
具体的には、CPU100は、三次元電子部品の寸法の初期設定値をRAM102に格納するための処理を行う。
また、CPU100は、三次元電子部品の公差の初期設定値をRAM102に格納するための処理を行う。
上記したステップS510の処理を終了すると、ステップS512の処理へ進み、CPU100は、RAM102に格納されている各種の情報に基づいて三次元電子部品テンプレートデータを生成する処理を行い、その後にこのメインルーチンを終了する。
例えば、CPU100は、三次元電子部品の基準要素に係る情報、パラメータ情報および寸法値情報に基づいて、三次元電子部品テンプレートデータを生成する。

次に、上記したメインルーチンのサブルーチンである図6に示す三次元電子部品基準要素読込処理の処理ルーチンのフローチャートを参照しながら、三次元電子部品基準要素読込処理を詳細に説明する。
このサブルーチンが起動されると、はじめに、CPU100は、モールド部の基準の位置を示す情報をRAM102に格納するための処理を行う(ステップS602)。
上記したステップS602の処理を終了すると、ステップS604の処理へ進み、CPU100は、端子部の基準の位置を示す情報をRAM102に格納するための処理を行う。
上記したステップS604の処理を終了すると、ステップS606の処理へ進み、CPU100は、モデル原点を所定の位置に変更する際に用い得る位置を示す変更位置情報をRAM102に格納するための処理を行う。
上記したステップS606の処理を終了すると、ステップS608の処理へ進み、CPU100は、パーティングラインを示す位置を規格化した情報をRAM102に格納するための処理を行い、上記したメインルーチンに戻る。
なお、パーティングラインとは、モールド部を製造する際の金型と金型とのつなぎ目のラインを示すラインである。

次に、上記したメインルーチンのサブルーチンである図7に示す三次元電子部品形状読込処理の処理ルーチンのフローチャートを参照しながら、三次元電子部品形状読込処理を詳細に説明する。
このサブルーチンが起動されると、はじめに、CPU100は、モールド部を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う(ステップS702)。
上記したステップS702の処理を終了すると、ステップS704の処理へ進み、CPU100は、抜き勾配を形成する情報をドラフト角度情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、抜き勾配とは、金型から樹脂の部分を引き抜くためにつけられた角度のことである。
上記したステップS704の処理を終了すると、ステップS706の処理へ進み、CPU100は、端子部を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、端子部とは、いわゆる電気信号が伝播するピンである。また、ピンの形状の規格は同じであるが、ピン数違いの三次元電子部品のバリエーションが存在する場合には、ピンの形状は決定されるが、ピン数は決定されない。
このピン数は、図14の寸法値情報と寸法規格化情報とピン数との関係を示す説明図に示されているように、寸法値情報と寸法規格化情報とに基づいて決定される。
即ち、図14には、寸法値情報と寸法規格化情報とピン数との関係を示す説明図が示されており、寸法規格化情報Dは「パッケージ長さ(角形)水平方向」を示し、寸法規格化情報DPは「リード間隔(水平方向)」を示し、寸法規格化情報D1は「オーバーリング(左)リードセンター」を示し、寸法規格化情報D2は「オーバーリング(右)リードセンター」を示しており、ピン数を決定するための関係式は、
ピン数=((D−D1−D2)/DP)+1
である。
従って、
D=10、D1=1、D2=2、DP=1
であるならば、
ピン数=((D−D1−D2)/DP)+1
=((10−1−2)/1)+1
=8
となり、ピン数は「8」となる。
また、D=10、D1=2、D2=2、DP=1
であるならば、
ピン数=((D−D1−D2)/DP)+1
=((10−2−2)/1)+1
=7
となり、ピン数は「7」となる。
上記したステップS706の処理を終了すると、ステップS708の処理へ進み、CPU100は、取付けピン(取付けピンとは、所謂、ボスピンのことである。)を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、取付けピン、所謂、ボスピンは、プリント基板への実装時に位置を合わせるための樹脂製の突起であるとともに、プリント基板に固定するための突起である。
上記したステップS708の処理を終了すると、ステップS710の処理へ進み、CPU100は、取付けパッド(取付けパッドとは、所謂、ボスパッドのことであり、例えば、ヒートシンクなどのような金属体である。)を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う(ステップS710)。
なお、取付けパッド、所謂、ボスパッドとは、プリント基板への実装時に三次元電子部品を固定する目的で半田付けの用に供する形状を備えている。その形状は、端子と似ているが電気信号は流れないため、本実施の形態においては両者を区別している。
上記したステップS710の処理を終了すると、ステップS712の処理へ進み、CPU100は、金属製の取付けピンを形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、金属製の取付けピンとは、プリント基板への実装時に位置を合わせるための金属製の突起であるとともに、プリント基板に固定するための突起である。
上記したステップS712の処理を終了すると、ステップS714の処理へ進み、CPU100は、取付け端子を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、取付け端子は、プリント基板上で穴として表現される端子である。言い換えるならば、取付け端子は、モールド部と一体型のネジ穴として表現される端子である。
上記したステップS714の処理を終了すると、ステップS716の処理へ進み、CPU100は、端子以外の金属部を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、端子以外の金属部とは、電磁波の影響を避けるために設置される金属製カバーやコイルあるいはメモリカードスロットルなどの筐体の部分である。
上記したステップS716の処理を終了すると、ステップS718の処理へ進み、CPU100は、可動部を形成する情報を形状情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
なお、可動部とは、例えば、スイッチの可動部などが動かされた際に存在し得る領域を形状化した部分である。
上記したステップS718の処理を終了すると、ステップS720の処理へ進み、CPU100は、各形状情報に対応する寸法規格化情報および公差情報をRAM102に格納するための処理を行う。
なお、形状情報に対応する寸法規格化情報および形状情報に対応する公差情報をRAM10に格納するための処理は、各形状情報をRAM102に格納するタイミングで行う構成を採用してもよい。
上記したステップS720の処理を終了すると、ステップS722の処理へ進み、CPU100は、パラメータ情報が互いに関連付けられた関係式の情報を関係式情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
上記したステップS722の処理を終了すると、ステップS724の処理へ進み、CPU100は、形状情報と関係式とが互いに関連付けられた拘束条件を拘束条件情報としてRAM102に格納するための処理を行い、上記したメインルーチンに戻る。
なお、拘束条件情報とは、ある形状が三次元空間上でどこにどの大きさで存在するかを定めた条件であり、この拘束条件により、各形状が三次元空間上で固定され、一意の形状が決定される。

次に、図8乃至図11に示すフローチャートを参照しながら、三次元電子部品データ生成装置30により実行される三次元電子部品データ生成処理について説明する。
なお、図13(a)(b)(c)(d)(e)に示す三次元電子部品データ生成処理の説明図を併せて参照する。
まず、図8には、三次元電子部品データ生成装置30により実行される三次元電子部品データ生成処理のメインルーチンのフローチャートが示されており、ユーザーによる入力手段34の操作によりこのメインルーチンの起動が指示されると、まず、CPU100は、複数の三次元電子部品テンプレートデータの各々を識別可能なカタログ情報をRAM102に格納するための処理を行う(ステップS802)。
なお、図13(a)には、ディスプレイ114の表示画面におけるカタログ情報の表示例が示されている。
上記したステップS802の処理を終了すると、ステップS804の処理へ進み、CPU100は、ユーザーがカタログ情報を参照しながらマウス118の操作により指定した三次元電子部品テンプレートデータを記憶手段36に読み込むとともに、当該三次元電子部品テンプレートデータに係る三次元電子部品を、ディスプレイ114に表示するための処理を行う。
上記したステップS804の処理を終了すると、ステップS806の処理へ進み、CPU100は、三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求があるか否かを判断する。
即ち、CPU100は、三次元電子部品テンプレートデータの内容を変更するマウス118ならびにキーボード116の操作を検出し、当該操作が検出された場合に三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求があると判断し、当該操作が検出されない場合には三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求がないものと判断する。
このステップS806の判断処理において、三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求があると判断された場合には、ステップS808の処理へ進み、CPU100は、このメインルーチンのサブルーチンである三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を行い、その後にステップS810の処理へ進む。
なお、三次元電子部品テンプレートデータ変更処理については、図9乃至図11に示すフローチャートを参照しながら後述するが、この三次元電子部品テンプレートデータ変更処理では、CPU100は、三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求の種別に応じて、例えば、図9乃至図11に示す処理を行うことになる。
一方、ステップS806の判断処理において、三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求がないと判断された場合には、ステップS808の処理を行うことなく、ステップS810の処理へ進む。
そして、ステップS810の処理においては、CPU100は、変更したデータを三次元電子部品データとして保存する要求があるか否かを判断する。
このステップS810の判断処理において、変更したデータを三次元電子部品データとして保存する要求があると判断された場合には、ステップS812の処理へ進み、CPU100は、三次元電子部品データを生成する。
ここで、形状情報と寸法情報とがあれば、パラメータ情報や関係式情報がなくとも目的の三次元電子部品が得られる。つまり、三次元電子部品データの容量を勘案すると、パラメータ情報と関係式情報とについては、削除されることが好適である。
このようなことから、本実施の形態では、三次元電子部品データには、パラメータ情報と関係式情報とが含まれず、形状情報と寸法情報とが含まれる構成を採用している。
なお、三次元電子部品データは、ユーザーに固有の管理コードで保存されるので、設計者が直ぐに利用可能なものとなる。
図13(e)には、上記のようにして生成された三次元電子部品データにより示される三次元電子部品の一例が示されている。

なお、CPU100は、三次元電子部品データを生成するとともに、三次元電子部品データを所定の記録媒体に出力してもよいし、また、変更したデータを変更後の三次元電子部品テンプレートデータとして所定の記録媒体に出力してもよい。
一方、ステップS810の判断処理において、変更したデータを三次元電子部品データとして保存する要求がないと判断された場合には、ステップS806の処理へ戻り、再びステップS806の処理を行う。
そして、上記したステップS812の処理を終了すると、ステップS814の処理へ進み、CPU100は、三次元電子部品テンプレートデータの変更あるいは生成を終了する要求があるか否かを判断する。
このステップS814の判断処理において、三次元電子部品テンプレートデータの変更あるいは生成を終了する要求があると判断された場合には、CPU100は、この三次元電子部品データ生成処理のメインルーチンを終了する。
一方、ステップS814の判断処理において、三次元電子部品テンプレートデータの変更あるいは生成を終了する要求がないと判断された場合には、ステップS806の処理へ戻り、再びステップS806の処理を行う。
なお、CPU100が三次元電子部品データ生成処理で実行する処理は、上記した処理に限られるものではなく、例えば、保存する要求の判別前に終了する要求を判別する処理などを加えてもよく、適宜変更することができる。

次に、上記したメインルーチンのサブルーチンである図9に示す寸法の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理の処理ルーチンのフローチャートを参照しながら、寸法の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を詳細に説明する。
即ち、ステップS806の処理における三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求の種別が寸法の変更であるときに、この図9に示すサブルーチンが実行されるものであり、まず、CPU100は、所望の寸法の組合せが寸法一覧にあるか否かを判断する(ステップS902)。
このステップS902の判断処理において、所望の寸法の組合せが寸法一覧にないと判断された場合には、ステップS904の処理へ進み、CPU100は、寸法の変更や追加などの入力を受付けるための処理を行い、その後にステップS906の処理へ進む。
一方、ステップS902の判断処理において、所望の寸法の組合せが寸法一覧にあると判断された場合には、ステップS904の処理を行うことなく、ステップS906の処理へ進む。
そして、ステップS906の処理においては、CPU100は、ユーザーにより指定された寸法の組合せの情報を寸法値情報としてRAM102に格納するための処理を行う。
ステップS906の処理を終了すると、ステップS908の処理へ進み、CPU100は、パラメータ情報と寸法値情報とに基づいて、ディスプレイ114に表示されている三次元電子部品を変更するための処理を行い、上記したメインルーチンに戻る。
従って、この寸法の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を実行することにより、図13(b)に示すように、三次元電子部品の寸法の変更が行われ、ディスプレイ114の表示画面に表示された三次元電子部品の大きさが変化する。
ここで、モールド部の寸法またはパッケージの寸法の変更がある場合には、図14に示すように、ピン数の変更が行われることがある。

次に、上記したメインルーチンのサブルーチンである図10に示す登録向きの回転に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理の処理ルーチンのフローチャートを参照しながら、登録向きの回転に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を詳細に説明する。
即ち、ステップS806の処理における三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求の種別が登録向きの回転であるときに、この図10に示すサブルーチンが実行されるものであり、まず、CPU100は、三次元電子部品テンプレートデータに含まれる登録角度情報に係る値を変更する(ステップS1002)。
上記したステップS1002の処理を終了すると、ステップS1004の処理へ進み、CPU100は、ディスプレイ114の表示画面に表示されている三次元電子部品を登録角度情報に係る値に基づいて回転するための処理を行い、上記したメインルーチンに戻る。
従って、この登録向きの回転に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を実行することにより、図13(c)に示すように、三次元電子部品の角度の変更が行われ、ディスプレイ114の表示画面に表示された三次元電子部品の向きが変化する。

次に、上記したメインルーチンのサブルーチンである図11に示す原点位置の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理の処理ルーチンのフローチャートを参照しながら、原点位置の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を詳細に説明する。
即ち、ステップS806の処理における三次元電子部品テンプレートデータを変更する要求の種別が原点位置の変更であるときに、この図11に示すサブルーチンが実行されるものであり、まず、CPU100は、所望の変更位置情報が存在するか否かを判断する(ステップS1102)。
このステップS1102の判断処理において、所望の変更位置情報が存在しないと判断された場合には、ステップS1104の処理へ進み、CPU100は、モデル原点を設定する位置とグローバル原点との点対称の位置にモデル原点の移動先を示す点の入力を受付ける処理を行い、その後にステップS1106の処理へ進む。
一方、ステップS1102の判断処理において、所望の変更位置情報が存在すると判断された場合には、ステップS1104の処理を行うことなく、ステップS1106の処理へ進む。
そして、ステップS1106の処理においては、CPU100は、三次元電子部品テンプレートデータに関係付けられている移動先の点を示す情報を三次元電子部品テンプレートデータとは無関係の点を示す情報としてRAM102に格納する処理を行う。
上記したステップS1106の処理を終了すると、ステップS1108の処理へ進み、CPU100は、モデル原点の情報を移動先の点としてRAM102に格納された点の情報に変更する。
なお、所望の変更位置情報が存在する場合には、移動先の点の情報は、ユーザーにより指定された変更位置情報であり、所望の変更位置情報が存在しない場合には、ユーザーにより入力された点の情報である。
上記したステップS1108の処理を終了すると、ステップS1110の処理へ進み、CPU100は、モデル原点の変更の結果に基づいて、ディスプレイに表示されている三次元電子部品の位置を変更するための処理を行い、上記したメインルーチンに戻る。
従って、この原点位置の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を実行することにより、図13(d)に示すように、三次元電子部品の原点の移動が行われる。

なお、上記した実施の形態は、以下に示す(1)乃至(4)に示すように変形や改良などをしてもよい。
即ち、本発明は、上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良などは、本発明の範囲に含まれるものである。
(1)上記した実施の形態においては、一の記録媒体に三次元電子部品テンプレートデータが記憶される構成を示したが、これに限られるものではないことは勿論であり、複数の記録媒体に三次元電子部品テンプレートデータが記憶される構成を採用してもよい。
(2)上記した実施の形態においては、三次元電子部品テンプレートデータにユーザーにより編集された形状情報が含まれるか否かについては言及していなが、三次元電子部品テンプレートデータにユーザーにより編集された形状情報が含まれるようにしてもよいし、含まれないようにしてもよいことは勿論である。
なお、ユーザーにより編集された形状情報が含まれるようにしてもよいし、含まれないようにしてもよい点については、三次元電子部品データについても同様である。
(3)上記した実施の形態においては、三次元電子部品テンプレートデータについて、発熱量、材質、重心点、最外矩形領域などの一または複数の情報を保持するデータ構造については言及していないが、三次元電子部品テンプレートデータが発熱量、材質、重心点、最外矩形領域などの一または複数の情報を保持するデータ構造を備えるようにしてもよいことは勿論である。
(4)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(3)に示す変形例や改良例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、電気的接続関係を備えた各種製品の設計を行う際などに利用することができる。
図1は、三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成装置の概略構成、三次元電子部品テンプレートデータを記録する記録媒体の概略構成および三次元電子部品テンプレートデータを用いて三次元電子部品データを生成する三次元電子部品データ生成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 図2(a)は、寸法一覧の一例を示す説明図であり、また、図2(b−1)(b−2)は、寸法規格化情報の一例を示す説明図であり、また、図2(c)は、関係式情報の一例を示す説明図であり、また、図2(d)は、変更位置情報の一例を示す説明図である。 図3(a)は、寸法一覧の一例を示す説明図であり、また、図3(b−1)(b−2)は、寸法規格化情報の一例を示す説明図であり、また、図3(c)は、関係式情報の一例を示す説明図であり、また、図3(d)は、変更位置情報の一例を示す説明図である。 図4は、三次元電子部品データ生成装置を実現するコンピューターシステムのハードウェア構成の一例を示すブロック構成説明図である。 図5は、三次元電子部品テンプレートデータ生成処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図6は、三次元電子部品基準要素読込処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図7は、三次元電子部品形状読込処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図8は、三次元電子部品データ生成処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図9は、寸法の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図10は、登録向きの回転に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図11は、原点位置の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理の処理ルーチンのフローチャートである。 図12(a)(b)(c)は、三次元電子部品の構造を示す説明図であり、図12(a)は、モールド部と可動部と取付け端子とピンとを示す三次元電子部品の構造の説明図であり、また、図12(b)は、最大公差形状を示す三次元電子部品の構造の説明図であり、図12(c)は、モールド部と金属部分と取付けピンとピンとを示す三次元電子部品の構造の説明図である。 図13(a)(b)(c)(d)(e)は、三次元電子部品データ生成処理の説明図であり、図13(a)は、ディスプレイの表示画面におけるカタログ情報の表示例を示す説明図であり、また、図13(b)は、寸法の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を実行した場合のディスプレイの表示画面の遷移を示す説明図であり、また、図13(c)は、登録向きの回転に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を実行した場合のディスプレイの表示画面の遷移を示す説明図であり、また、図13(d)は、原点位置の変更に関する三次元電子部品テンプレートデータ変更処理を実行した場合のディスプレイの表示画面の遷移を示す説明図であり、また、図13(e)は、三次元電子部品データにより示される三次元電子部品の一例示す説明図である。 図14は、寸法値情報と寸法規格化情報とピン数との関係を示す説明図である。
符号の説明
10 三次元電子部品テンプレートデータ生成装置
20 記録媒体
22 寸法値情報記憶領域
24 パラメータ情報記憶領域
26 関係式情報記憶領域
28 変更位置情報記憶領域
30 三次元電子部品データ生成装置
32 読込手段
34 入力手段
36 記憶手段
38 生成手段
40 変更手段
42 表示制御手段
44 出力手段
46 処理部
48 表示手段
100 CPU
102 RAM
104 HD
106 MOドライブ
108 CDドライブ
110 通信I/F
112 USBコネクタ
114 ディスプレイ
116 キーボード
118 マウス
120 バス

Claims (13)

  1. 三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報と
    を有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータ。
  2. 請求項1に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、
    前記寸法規格化情報は、三次元電子部品の該種別毎にパラメータ化されている
    ことを特徴とする三次元電子部品テンプレートデータ。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、
    前記パラメータ情報は、三次元電子部品をプリント基板上に配置する際の角度をパラメータ化した登録角度情報を含む
    ことを特徴とする三次元電子部品テンプレートデータ。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、
    前記パラメータ情報は、三次元電子部品の寸法の公差をパラメータ化した公差情報を含む
    ことを特徴とする三次元電子部品テンプレートデータ。
  5. 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータにおいて、
    前記データ構造は、
    三次元電子部品の異なる複数の位置をそれぞれ原点とした際の該原点の位置を示す変更位置情報
    を有する
    ことを特徴とする三次元電子部品テンプレートデータ。
  6. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを記録した
    ことを特徴とするコンピューター読み取り可能な記録媒体。
  7. 三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成装置であって、
    三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報を第1の記憶領域に記憶させる第1の処理手段と、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報を第2の記憶領域に記憶させる第2の処理手段と、
    前記第1の記憶領域に記憶された前記パラメータ情報と前記第2の記憶領域に記憶された前記関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する第3の処理手段と
    を有することを特徴とする三次元電子部品テンプレートデータ生成装置。
  8. 三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する三次元電子部品テンプレートデータ生成方法であって、
    三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報を第1の記憶領域に記憶させる第1のステップと、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報を第2の記憶領域に記憶させる第2のステップと、
    前記第1のステップで記憶された前記パラメータ情報と前記第2のステップで記憶された前記関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する第3のステップと
    を有することを特徴とする三次元電子部品テンプレートデータ生成方法。
  9. 三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報と、三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成するために、コンピューターに、
    三次元電子部品の寸法をパラメータ化した寸法規格化情報を含むパラメータ情報を第1の記憶領域に記憶させる第1のステップと、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記パラメータ情報とにより三次元電子部品の形状を特定する関係式を示す関係式情報を第2の記憶領域に記憶させる第2のステップと、
    前記第1のステップで記憶された前記パラメータ情報と前記第2のステップで記憶された前記関係式情報とを有するデータ構造を備えた三次元電子部品テンプレートデータを生成する第3のステップと
    を実行させるためのプログラム。
  10. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを読み込む読込手段と、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報を記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された寸法値情報と前記読込手段により読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータの関係式情報とにより三次元電子部品の形状を特定する三次元電子部品データを生成する生成手段と
    を有することを特徴とする三次元電子部品データ生成装置。
  11. 請求項10に記載の三次元電子部品データ生成装置において、さらに、
    前記三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報を入力する入力手段と、
    前記記憶手段に記憶された寸法値情報を、前記入力手段により入力された寸法値情報に変更する変更手段と
    を有することを特徴とする三次元電子部品データ生成装置。
  12. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを読み込む第1のステップと、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記第1のステップにより読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータの関係式情報とにより三次元電子部品の形状を特定する三次元電子部品データを生成する第2のステップと
    を有することを特徴とする三次元電子部品データ生成方法。
  13. コンピューターに、
    請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の三次元電子部品テンプレートデータを読み込む第1のステップと、
    三次元電子部品の寸法を示す寸法値情報と前記第1のステップにより読み込まれた三次元電子部品テンプレートデータの関係式情報とにより三次元電子部品の形状を特定する三次元電子部品データを生成する第2のステップと
    を実行させるためのプログラム。
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