JP4888013B2 - 高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラム - Google Patents

高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラム Download PDF

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Description

この発明は、複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置、高さ制限算出方法、高さ制限算出プログラムおよび3次元構造物の製造方法に関し、特に、高さ制限の計算を高速に行うことができる高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラムに関するものである。
近年、情報処理装置等の設計では、電気CADを用いた電気設計と機械CADを用いた機械設計が並行して行われる。電気設計では、プリント基板上の回路設計などが行われ、機械設計では筐体の形状設計や部品の配置設計などが行われる。
電気設計と機械設計は並行して作業を進めることが可能であるが、筐体の形状が電気部品の形状や配置に制限を加える場合も多く、電気設計の情報と機械設計の情報は設計の進捗に応じて繰り返し相互交換される必要がある。そこで、電気設計と機械設計との間で必要となる情報交換を支援する電気CAD−機械CAD連携支援システムが開発されている。例えば、特許文献1には、筐体の形状による高さ制限などの情報をプリント基板上の部品配置制約条件として作成し、機械CADによる設計結果を電気CAD側へ反映させることを目的とする部品配置制約条件作成装置が記載されている。
特開平11−73434号公報
しかしながら、3次元形状情報を用いた高さ制限の計算は、計算量が多いために計算に時間がかかるという問題がある。すなわち、3次元形状情報を用いた高さ制限の計算は、装置の3次元形状を表現する多数のポリゴンの中から、高さ制限の測定点でのプリント基板に対する垂線とポリゴン内部に交点を有するポリゴンを探索し、探索したポリゴンのうち測定点との距離が最小のポリゴンを特定する必要があり、ポリゴン数が数十万におよぶ情報処理装置では、計算に非常に時間がかかるという問題がある(図8参照)。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、高さ制限の計算を高速に行うことができる高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置であって、前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成手段と、前記測定点を前記3次元画像作成手段により作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成し、作成した3次元画像の画面座標上での位置に測定点を変換し、その位置に存在する3次元形状までの測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算するよう構成したので、高速に高さ制限を計算することができる。
また、発明は、上記の発明において、前記基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域の外にある部分構造物の3次元形状情報を取り除いて3次元形状情報を限定する3次元形状情報限定手段をさらに備え、前記3次元画像作成手段は、前記3次元形状情報限定手段により限定された3次元形状情報を用いて3次元画像を作成することを特徴とする。
この発明によれば、基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域の外にある部分構造物の3次元形状情報を取り除いて3次元形状情報を限定し、限定した3次元形状情報を用いて3次元画像を作成するよう構成したので、効率良く3次元画像を作成することができる。
また、発明は、上記発明において、前記高さ制限計算手段が前記測定点からの距離を計算する3次元形状は、表面が多角形で表現されることを特徴とする。
この発明によれば、測定点からの距離を計算する3次元形状は、表面が多角形で表現されるよう構成したので、3次元構造物の各面を正確に表現することができる。
また、発明は、上記発明において、前記3次元構造物はプリント基板および筐体を含む複数の部品から構成される装置であり、前記基準面はプリント基板の面であり、前記高さ制限は筐体内空間の該基準面からの高さであることを特徴とする。
この発明によれば、3次元構造物はプリント基板および筐体を含む複数の部品から構成される装置であり、基準面はプリント基板の面であり、高さ制限は筐体内空間の基準面からの高さであるよう構成したので、プリント基板からの筐体までの高さを対象として高さ制限を計算することができる。
また、発明は、複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置による高さ制限算出方法であって、前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成ステップと、前記測定点を前記3次元画像作成ステップにより作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算ステップと、を含んだことを特徴とする。
この発明によれば、基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成し、作成した3次元画像の画面座標上での位置に測定点を変換し、その位置に存在する3次元形状までの測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算するよう構成したので、高速に高さ制限を計算することができる。
また、発明は、複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出プログラムであって、前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成手順と、前記測定点を前記3次元画像作成手順により作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成し、作成した3次元画像の画面座標上での位置に測定点を変換し、その位置に存在する3次元形状までの測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算するよう構成したので、高速に高さ制限を計算することができる。
また、発明は、複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成され、基準面からの該空き空間の高さ制限が3次元形状情報を用いて高さ制限算出装置により算出される3次元構造物の製造方法であって、前記高さ制限算出装置が、前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成ステップと、前記測定点を前記3次元画像作成ステップにより作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算ステップと、を含んだことを特徴とする。
この発明によれば、基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成し、作成した3次元画像の画面座標上での位置に測定点を変換し、その位置に存在する3次元形状までの測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算するよう構成したので、高速に高さ制限を計算することができる。
本発明によれば、高速に高さ制限を計算するので、大規模な3次元構造物に対しても高さ制限領域情報を作成することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、効率良く3次元画像を作成するので、高速に高さ制限を計算することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、3次元構造物の各面を正確に表現するので、正確に高さ制限を計算することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、プリント基板からの筐体までの高さを対象として高さ制限を計算するので、筐体設計の結果を電気設計に反映させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、実施例で示す、IDFやXMLなどのファイルフォーマットは、一実施形態に過ぎず、他のファイルフォーマットでも実施可能である。さらに、実施例ではポリゴンを三角形の集合としているが、三角形以外の多角形でも実施可能である。
図1は、本実施例に係るメカCAD−エレキCAD連携システムのシステム構成を示す図である。なお、ここでは機械CADをメカCADと呼び、電気CADをエレキCADと呼ぶこととする。図1に示すように、このメカCAD−エレキCAD連携システムは、メカCAD装置10と、エレキCAD装置20と、基板情報作成装置30と、高さ制限領域情報作成装置100と、形状詳細化装置200とから構成される。
メカCAD装置10は、情報処理装置等の筐体や部品などの3次元モデルデータを管理して機械設計を支援するCAD装置であり、エレキCAD装置20は、プリント基板や電気部品の情報を管理して電気設計を支援するCAD装置である。基板情報作成装置30は、メカCAD装置10が管理する3次元モデルデータからプリント基板の外形や部品配置の情報を作成し、IDFの形式で出力するメカCAD−エレキCAD連携支援装置である。ここで、IDFは、メカCADとエレキCADの情報を相互交換するためのファイルフォーマットである。
高さ制限領域情報作成装置100は、プリント基板と筐体や他のプリント基板などとの間に形成される空き空間の高さ制限に関する情報をメカCAD装置10が管理する3次元モデルデータを用いて作成するメカCAD−エレキCAD連携支援装置である。
形状詳細化装置200は、エレキCAD装置20が管理する電気部品の形状情報(2.5次元)を詳細化して3次元形状情報に置き換えるメカCAD−エレキCAD連携支援装置である。なお、この形状詳細化装置200が利用するMLIBは、電気部品の形状情報を3次元形状情報に置き換えるためにエレキCAD部品とメカCAD部品の対応関係を定義したファイルである。
この形状詳細化装置200が電気部品の形状情報を詳細化することによって、メカCAD装置10は、より精密な3次元モデルを管理することができ、基板情報作成装置30および高さ制限領域情報作成装置100は、より精度の高い情報を作成することができる。なお、ここでは、メカCADとエレキCADの情報を相互交換するためのファイルフォーマットとしてIDFを用いることとするが、他のファイルフォーマットを用いることもできる。以下、高さ制限領域情報作成装置100および形状詳細化装置200の詳細について説明する。
まず、高さ制限領域情報作成装置100の構成について説明する。図2は、高さ制限領域情報作成装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この高さ制限領域情報作成装置100は、高さ制限領域情報の作成に必要な処理を行う制御部100aと、高さ制限領域情報の作成に必要な情報を記憶する記憶部100bとを有する。
制御部100aは、3次元形状入力部110と、3次元形状表示部120と、パラメータ受付部130と、計算基準決定部140と、領域分割部150と、最大高さ計算部160と、同一高さ領域作成部170と、座標変換部180と、高さ制限領域情報出力部190とを有する。
3次元形状入力部110は、プリント基板を含む装置の3次元モデルデータを読み込んで記憶部100bに3次元モデルデータ101として書き込む処理部である。ここで、3次元モデルデータ101には、筐体や部品の3次元形状、位置・姿勢情報、名前、属性などの情報が含まれる。また、3次元形状は、ポリゴンと呼ばれる三角形の集合で表現される。
3次元形状表示部120は、3次元形状入力部110が記憶部100bに書き込んだ3次元モデルデータ101を用いて3次元形状を表示装置に表示する処理部である。
パラメータ受付部130は、高さ制限を計算する基準となるプリント基板の面や、高さ制限を計算する単位となる領域の大きさや、同一高さと判定する許容値などのパラメータ指定を利用者から受け付け、記憶部100bにパラメータ情報102として書き込む処理部である。
計算基準決定部140は、プリント基板が複数の高さを有するか否かを判定し、複数の高さを有する場合には、さらに、高さ制限の計算に複数の高さを基準とするか単一の高さを基準とするかを判定し、単一の高さを基準とする場合には、プリント基板に搭載された部品を除去する処理を行う処理部である。すなわち、この計算基準決定部140は、プリント基板に搭載された部品がプリント基板と一体となってプリント基板の一部として3次元形状が定義されている場合などプリント基板が複数の高さを有する場合で、高さ制限の計算を部品が搭載されていないプリント基板を基準として行うとき(単一の高さを基準として行うとき)に、搭載された部品を除去する。
この計算基準決定部140が、プリント基板が複数の高さを有し、高さ制限の計算に単一の高さを基準とする場合に、プリント基板に搭載された部品を除去することによって、高さ制限領域情報作成装置100は、部品が搭載されたプリント基板に対しても、部品搭載前のプリント基板自体の高さからの高さ制限を計算することができる。なお、高さ制限を計算する場合に、部品が搭載されたプリント基板を基準とするか、部品搭載前のプリント基板を基準とするかは利用者によって設定される。
領域分割部150は、高さ制限を計算するプリント基板の領域を均等に分割する処理部であり、分割して得られた単位領域の座標などの情報を記憶部100bに領域情報103として書き込む。この領域分割部150は、高さ制限を計算する単位となる領域の大きさとしてパラメータで指定された大きさにプリント基板の領域を分割する。なお、ここでは、高さ制限を計算する単位領域は矩形であり、単位領域の大きさは矩形の縦横の長さで指定される。
また、この領域分割部150は、基準となるプリント基板の高さが場所によって異なる場合、すなわち、部品の高さを含めたプリント基板からの高さ制限を計算する場合には、同一高さで構成される面ごとに領域を均等に分割する。なお、ここでは、高さ制限を計算するプリント基板の領域を均等に分割することとしたが、領域の分割は均等である必要はない。
最大高さ計算部160は、領域分割部150によって分割されて得られた単位領域ごとに空き空間の最大高さを計算し、計算値を領域情報103に追加する処理部である。この最大高さ計算部160は、矩形の四つの頂点に対して空き空間の高さを計算し、四つの高さのうちの最小値を単位領域の最大高さとする。なお、ここでは、矩形の四つの頂点に対して空き空間の高さを計算して単位領域の最大高さを求めることとしたが、例えば、矩形の中央点に対して空き空間の高さを計算して単位領域の最大高さとするなど、他の手法で単位領域の最大高さを求めることもできる。
同一高さ領域作成部170は、最大高さ計算部160によって単位領域ごとに計算された最大高さを用いて同一の高さの領域を作成し、同一高さ領域に関する情報を領域情報103に追加する処理部である。この同一高さ領域作成部170は、パラメータ受付部130により受け付けられた許容値内にある高さは同一高さとして同一高さ領域を作成する。
座標変換部180は、記憶部100bに記憶された領域情報103の座標系をメカCAD装置10の座標系からエレキCAD装置20の座標系に変換する処理部であり、利用者からエレキCAD装置20の座標系の指定を受け付けて座標変換を行う。
高さ制限領域情報出力部190は、座標変換部180によって座標変換が行われた領域情報103に基づいて高さ制限領域情報を作成し、IDFフォーマットで出力する処理部である。
次に、高さ制限領域情報作成装置100の処理手順について図3〜図5を用いて説明する。図3は、高さ制限領域情報作成装置100の処理の概要を説明するための説明図である。ここでは、同図(1)に示すように、高さ制限領域情報作成装置100が、プリント基板の一つの面を基準として、内壁が自由曲面のケース、カバー等までの高さ制限を計算する場合について説明する。
同図(2)は、プリント基板が単一の高さである場合と、場所によりプリント基板の高さが異なる場合を示す図である。また、同図(3)は、場所によりプリント基板の高さが異なる場合に、高さ制限を計算する基準を単一基準とする場合と、複数基準とする場合を示す図である。
同図(4)は、高さ制限領域情報作成装置100によるプリント基板の均等領域分割を示す図であり、同図(5)は、分割によって得られた単位領域ごとの高さ制限の計算を示す図である。このように、プリント基板を均等領域に分割し、分割によって得られた単位領域ごとに高さ制限を計算することによって、自由曲面形状が多いケースやカバー類でも安定した計算が可能となる。なお、ここでは、単一基準で高さ制限を計算する場合を例として示している。
同図(6)は、高さ制限の計算結果を示す図である。また、図4は、高さ制限の計算結果に基づく高さ制限領域情報出力のイメージを示す図である。同図に示すように、高さ制限領域情報はエレキCAD装置20が読み込み可能なようにIDFフォーマットで出力される。
図5は、高さ制限領域情報作成装置100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、高さ制限領域情報作成装置100は、3次元形状入力部110が3次元モデルデータを入力し(ステップS101)、記憶部100bに3次元モデルデータ101として書き込む。
そして、3次元形状表示部120が3次元モデルデータ101を読み出して3次元形状を表示し(ステップS102)、表示した3次元形状に対して利用者が高さ制限の計算基準として指定する指定基準(プリント基板の面)などのパラメータをパラメータ受付部130が受け付け(ステップS103)、パラメータ情報102として記憶部100bに書き込む。
そして、計算基準決定部140が、指定基準が複数の高さを有するか否かを判定し(ステップS104)、複数の高さを有する場合には、複数の高さに基づき高さ制限を計算するか否かを設定情報に基づいて決定し(ステップS105)、単一の高さに基づいて高さ制限を計算する場合には指定基準に搭載された部品を除去する(ステップS106)。
そして、高さ制限を計算する基準の面(基準面)を領域分割部150が均等領域に分割し(ステップS107)、最大高さ計算部160が各均等領域の最大高さを計算する(ステップS108)。そして、同一高さ領域作成部170がパラメータ情報102の許容値を用いて同一高さ領域を作成し(ステップS109)、座標変換部180が領域情報103を出力時の座標系に変換する(ステップS110)。そして、高さ制限領域情報出力部190が高さ制限の計算結果を出力形式であるIDFに変換し(ステップS111)、高さ制限領域情報として出力する(ステップS112)。
このように、計算基準決定部140が、指定基準が複数の高さを有するか否かを判定し、複数の高さを有する場合には、複数の高さに基づき高さ制限を計算するか否かを設定情報に基づいて決定することによって、基準となるプリント基板に部品が搭載されている場合に、部品からの高さ制限と部品が搭載されていないプリント基板からの高さ制限を設定によって選択することができる。
次に、図2に示した最大高さ計算部160による最大高さ計算処理の詳細について図6−1〜図9を用いて説明する。図6−1〜図6−6は、最大高さ計算処理を説明するための説明図(1)〜(6)である。この最大高さ計算処理では、最大高さ計算部160は、図6−1に示すように、最大高さを計算する基準となる基準面に3次元画像処理におけるクリップ面を定義する。
そして、図6−2に示すように、クリップ面の垂線方向Nを画面奥側に向け、クリップ面で断面を表示した画像Aを3次元画像処理によって作成する。この画像Aは、フレームバッファ内に作られる。なお、画像Aでは、図6−3に示すように、基準となるプリント基板に対して手前にあるポリゴン(実線)の画素が描画させる。
そして、プリント基板領域を分割して得られる各単位領域(図6−4に示すグリッド)の頂点を3次元座標から画像A上の二次元座標に変換し、対応する画素のポリゴン情報を取得して、頂点からポリゴンまでの距離をこの頂点に対する高さとして算出する(図6−5)。そして、グリッドの4つの頂点に対して高さを算出し、4つの高さのうちの最小値をグリッドに対する最大高さとする。なお、4頂点の高さを計算する代わりにグリッドの中央の高さを計算して最大高さとすることもできる。図6−6は、最大高さ計算部160により計算された最大高さに基づいて同一高さ領域作成部170によって作成された同一高さ領域を示している。
図7は、最大高さ計算部160による最大高さ計算処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、最大高さ計算部160は、プリント基板から高さを計算する対象となる筐体部品を取得する筐体側部品取得処理を行う(ステップS201)。
そして、高さを計算する基準となるプリント基板の基準面位置にクリップ面を作成し(ステップS202)、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるように視点(ビュー)を設定する(ステップS203)。そして、設定したビューに絞り込んだ筐体側部品の3次元画像を作成する(ステップS204)。
そして、領域分割部150によって基準面が分割されて得られた単位領域を一つ選択し、選択した単位領域の各頂点の座標を画面座標に変換し(ステップS205)、変換した座標位置の部品とポリゴンを取得する(ステップS206)。なお、ステップS202〜ステップS206の処理は、3次元画像処理によって行うことができる。
そして、頂点からポリゴンまでの距離を高さとして計算し(ステップS207)、4頂点から計算した高さのうち最小値をその単位領域に対する最大高さとし、領域情報103に追加する(ステップS208)。そして、次の単位領域が存在するか否かを判定し(ステップS209)、次の単位領域が存在する場合には、ステップS205に戻り、次の単位領域が存在しない場合には、処理を終了する。
このように、最大高さ計算部160が3次元画像処理を用いて単位領域の各頂点の高さ制限の対象となるポリゴンを取得することによって、頂点からの垂線とポリゴンとの交点がポリゴン内部に存在するか否かを判定して対象となるポリゴンを取得する場合と較べて高速に最大高さを計算することができる。
比較のために、図8に、頂点からの垂線とポリゴンとの交点がポリゴン内部に存在するか否かを判定して対象となるポリゴンを取得する場合の最大高さ計算処理の処理手順のフローチャートを示す。なお、ここでは、各単位領域に対して一つ頂点の最大高さを計算することとする。
同図に示すように、この最大高さ計算処理では、プリント基板から高さを計算する対象となる筐体部品を取得する筐体側部品取得処理を行う(ステップS251)。そして、対象となる筐体側部品が存在するか否かを判定し(ステップS252)、筐体側部品が存在する場合には、筐体側部品を一つ選択し、その筐体部品を表現するポリゴン、すなわち処理すべきポリゴンが存在するか否かを判定する(ステップS255)。
そして、ポリゴンが存在する場合には、ポリゴンを一つ選択し、領域頂点からの垂線との交点がポリゴン内部に存在するか否かを判定する(ステップS256)。その結果、交点がポリゴン内部に存在する場合には、垂線の長さが最小値として保持している値より大きいか否かを判定する(ステップS257)。なお最小値には、想定される高さ制限の最大値が初期設定される。そして、垂線の長さが最小値より小さい場合には、その垂線の長さを最小値として保持し(ステップS258)、ステップS255に戻る。一方、垂線の長さが最小値より小さくない場合、交点がポリゴン内部に存在しない場合は、最小値を更新することなくステップS255に戻り、ポリゴンが存在しない場合には、ステップS252に戻る。
また、筐体側部品が存在しない場合には、一つの単位領域に対する最大高さが計算された場合であるので、最小値をその単位領域の最大高さとして保持し(ステップS253)、次の単位領域が存在するか否かを判定する(ステップS254)。その結果、次の単位領域が存在する場合には、ステップS252に戻って、次の単位領域に関する計算を行い、次の単位領域が存在しない場合には、処理を終了する。
このように、この最大高さ計算処理では、全ての筐体側部品の全てのポリゴンに対し、垂線との交点の内包チェックを行う必要があり、ポリゴン数が数十万になるような装置に対しては計算時間が非常に長くなる。
図9は、筐体側部品取得処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この筐体側部品取得処理では、最大高さ計算部160は、3次元モデルデータ101としてデータが記憶されている部品を一つ選択し(ステップS301)、選択した部品がプリント基板であるか否かを判定する(ステップS302)。
その結果、選択した部品がプリント基板である場合には、筐体側部品ではないのでステップS306に進み、選択した部品がプリント基板でない場合には、選択した部品がプリント基板搭載部品であるか否かを判定する(ステップS303)。
その結果、選択した部品がプリント基板搭載部品である場合には、筐体側部品ではないのでステップS306に進み、選択した部品がプリント基板搭載部品でない場合には、選択した部品の全てか少なくとも一部がプリント基板の基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域内に存在するか否かを判定する(ステップS304)。
その結果、選択した部品がそのような領域外に存在する場合には、最大高さを計算する対象ではないのでステップS306に進み、選択した部品がそのような領域内に存在する場合には、選択した部品を筐体側部品とする(ステップS305)。そして、全ての部品を調べたか否かを判定し(ステップS306)、調べていない部品がある場合には、ステップS301に戻り、全ての部品を調べた場合には、処理を終了する。
このように、最大高さ計算部160が筐体側部品を取得して対象外の部品を除外することによって、最大高さを効率良く計算することができる。
次に、図1に示した形状詳細化装置200について説明する。図10は、図1に示した形状詳細化装置200による形状詳細化について説明するための説明図である。同図に示すように、エレキCADでは、部品の形状が2.5次元のため、メカCADでエレキCADの形状データを用いると部品によっては本来は干渉しないカバーと干渉する場合がある。
これに対して、形状詳細化装置200によって部品データをメカCAD用の3次元データに交換すると、メカCADでは正確な形状を用いて干渉をチェックすることができるため、正確に部品間の干渉をチェックすることができる。
また、メカCAD側で部品の正確な形状データを用いることによって、プリント基板に電気部品が搭載された場合など、高さ制限領域情報作成装置100に、より正確な形状データを渡すことが可能となる。その結果、高さ制限領域情報作成装置100は、より正確な高さ制限領域情報を作成することができる。
次に、形状詳細化装置200の構成について説明する。図11は、形状詳細化装置200の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この形状詳細化装置200は、CAD指定受付部210と、IDF入力部220と、モデル情報記憶部230と、部品情報置換部240と、交換部品管理部250と、座標修正部260と、詳細形状置換部270と、交換部品情報登録部280と、IDF出力部290とを有する。
CAD指定受付部210は、連携が行われるメカCADおよびエレキCADの指定を利用者から受け付ける処理部であり、具体的には、メカCAD名、エレキCADが作成したIDFファイル名などを受け付ける。
IDF入力部220は、CAD指定受付部210がファイル名を受け付けたIDFを読み込み、エレキCADにより作成されたモデル情報をモデル情報記憶部230に格納する処理部である。
モデル情報記憶部230は、エレキCADにより作成されたモデル情報を記憶する記憶部である。また、このモデル情報記憶部230は、CAD指定受付部210により受け付けられた情報も記憶する。
部品情報置換部240は、モデル情報記憶部230からエレキCADにより作成されたモデル情報を読み出し、交換部品管理部250が管理する交換部品情報を用いてエレキCAD用の部品情報をメカCAD用の部品情報に置き換えてモデル情報記憶部230に書き込む処理部であり、具体的には、部品の形状情報および座標をメカCAD用に置き換える。
この部品情報置換部240が、部品の情報のうちエレキCAD用の形状情報および座標をメカCAD用に置き換えることによって、メカCAD装置10が精度の高い干渉チェックを行うことができるとともに、高さ制限領域情報作成装置100が精度の高い高さ制限情報を作成することができる。
交換部品管理部250は、同一の部品についてエレキCAD用の部品情報とメカCAD用の部品情報を対応させて記憶する記憶部である。図12は、交換部品管理部250が管理する交換部品情報の一例を示す図である。同図に示すように、この交換部品情報は、XML形式であり、部品ごとにエレキCADの情報とメカCADの情報の対応が<交換部品管理>〜</交換部品管理>で定義される。
エレキCADの情報は<電気系CAD>〜</電気系CAD>で定義され、エレキCADの情報としては、部品番号が<部品識別名>〜</部品識別名>で定義され、部品形状タイプ名が<形状ライブラリ名>〜</形状ライブラリ名>で定義される。
メカCADの情報は<機械系CAD>〜</機械系CAD>で定義され、部品番号が<部品識別名>〜</部品識別名>で定義され、座標の差異が<座標差異>〜</座標差異>で定義される。また、メカCADの情報は、複数のメカCADに対応可能なように、各メカCADに固有な部品情報は、メカCADごとに<CAD1>〜</CAD1>、<CAD2>〜</CAD2>、・・・などのCAD固有反映部に定義され、メカCADに共通な部品情報は、<機械系CAD>〜</機械系CAD>の下に直接定義される。なお、座標の差異としては、X座標、Y座標、Z座標および回転座標の差異が<座標差異>〜</座標差異>で定義される。
図12に示す例では、エレキCADで部品番号が「A12345−0001」である部品がメカCADで部品番号が「AB12345−0001」である部品と対応付けられている。
図11に戻って、座標修正部260は、部品情報置換部240の指示に基づいて部品の座標をメカCAD用に修正する処理部である。図13は、座標修正部260による座標修正を説明するための説明図である。同図に示すように、エレキCADライブラリおよび各メカCADライブラリは、原点の設定が異なる場合がある。このため、エレキCADの部品情報を単にメカCADの部品情報で置き換えると部品の配置位置がずれてしまう。
そこで、この座標修正部260は、交換部品管理部250が管理する座標差異を用いて座標の修正を行う。図13では、例えば、部品「CN1」については、X座標差異「10」、Y座標差異「20」、Z座標差異「12」および回転座標差異「0」が交換部品管理部250によって管理されている。その結果、図14に示すように、座標の修正を行わなかった場合には、メカCAD装置10によってずれて表示される部品が、ずれることなく正しい位置に表示される。
詳細形状置換部270は、部品情報置換部240の指示に基づいて部品の形状情報をメカCAD用の形状情報で置き換える処理部である。すなわち、この詳細形状置換部270は、エレキCADでの2.5次元形状情報をメカCADでの3次元詳細形状情報に置き換える。
交換部品情報登録部280は、同一部品についてエレキCADでの部品情報とメカCADでの部品情報を利用者の指定に基づいて対応付けて登録する処理部である。IDF出力部290は、部品情報置換部240によって部品情報が置換されたモデル情報をモデル情報記憶部230から読み出してIDF形式で出力する処理部である。
次に、形状詳細化装置200の処理手順について説明する。図15は、形状詳細化装置200の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、形状詳細化装置200は、CAD指定受付部210が、部品情報を置き換える先のメカCAD名の指定と、エレキCAD情報の指定を受け付け、IDF入力部220がエレキCADの情報を入力してモデル情報記憶部230に格納する(ステップS401〜ステップS402)。
そして、部品情報置換部240がモデル情報記憶部230から一つずつ部品情報を読み出し、対応するメカCADの部品情報、すなわち交換部品情報を交換部品管理部250に依頼して取り出す(ステップS403)。その結果、交換部品がない場合(ステップS404、否定)には、ステップS410に進み、交換部品がある場合(ステップS404、肯定)には、交換先の部品の形状がCAD固有の形状であるか否かを判定する(ステップS405)。その結果、CAD固有の形状である場合には、CAD固有の座標差異を取得し(ステップS406)、CAD固有の形状でない場合には、全体反映部の座標差異を取得する(ステップS407)。
そして、座標差異に基づいて座標修正部260が座標を修正し(ステップS408)、詳細形状置換部270がエレキCADの形状情報をメカCADの形状情報、すなわち詳細な形状情報に置き換える(ステップS409)。そして、部品情報置換部240が、座標の修正および形状情報の置き換えが行われた部品情報をモデル情報記憶部230に書き込み、エレキCAD部品を全て処理したか否かを判定する(ステップS410)。その結果、未処理の部品がある場合には、ステップS403に戻り、全ての部品を処理した場合には、IDF出力部290が部品情報が置き換えられたモデル情報をIDF形式で出力する(ステップS411)。
このように、部品情報置換部240がモデル情報記憶部230の各部品情報を対応するメカCADの部品情報で置き換えることによって、メカCAD装置10が精度の高い干渉チェックを行うとともに、高さ制限領域情報作成装置100が精度の高い高さ制限領域情報を作成することができる。
図16は、形状詳細化装置200による形状詳細化の一例を示す図である。同図に示すように、形状交換前と形状交換後では、プリント基板に搭載された部品の形状の精度が異なっている。
次に、図11に示した交換部品情報登録部280の処理手順について説明する。図17は、図11に示した交換部品情報登録部280の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、交換部品情報登録部280は、各部品についてエレキCADおよびメカCADの部品情報を入力する(ステップS501)。具体的には、各部品について、エレキCADの部品識別名および形状ライブラリ名、メカCAD名、メカCADの部品識別名、エレキCADとメカCADの座標の差異(X、Y、Z方向の差異と回転角度の差異)を入力する。
そして、エレキCADの部品識別名を用いて部品の登録が新規登録であるか否かを判定し(ステップS502)、新規登録である場合には、部品の情報から新たに<交換部品管理>〜</交換部品管理>の情報を作成し、交換部品管理部250に登録を依頼する(ステップS503)。
一方、新規登録でない場合には、全体反映部の修正か否かを判定し(ステップS504)、全体反映部の修正の場合には、<交換部品管理>〜</交換部品管理>の中の全体反映部を修正し(ステップS505)、全体反映部の修正でない場合には、<交換部品管理>〜</交換部品管理>の中のCAD固有反映部を修正する(ステップS506)。
このように、交換部品情報登録部280がエレキCADの部品に関する情報とメカCADの部品に関する情報を対応させて登録することによって、エレキCADの部品情報をメカCADの部品情報に置き換えることができる。
上述してきたように、本実施例では、高さ制限領域情報作成装置100の計算基準決定部140が、利用者が指定した指定基準が複数の高さを持っている場合、すなわち、利用者が指定したプリント基板の面に部品が配置されている場合に、設定情報に基づいて高さ制限の計算基準を単一(プリント基板面)とするか複数(プリント基板面および各部品面)とするかを決定し、高さ制限の計算基準を単一とする場合には、プリント基板に搭載された部品を除去し、最大高さ計算部160が計算基準決定部140が決定した基準面に対して高さ制限を計算することとしたので、プリント基板に部品が搭載されているか否かにかかわらず、高さ制限領域情報をプリント基板面あるいは各搭載部品面を基準として作成することができる。
また、本実施例では、高さ制限領域情報作成装置100の領域分割部150が計算基準決定部140により決定された基準面を均等に分割し、分割して得られた単位領域ごとに最大高さ計算部160が高さ制限を計算することとしたので、自由曲面形状の筐体に対しても高さ制限領域情報を計算することができる。
また、本実施例では、高さ制限領域情報作成装置100の最大高さ計算部160が、プリント基板の基準面上にクリップ面を作成し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるように視点を設定し、設定したビューに絞り込んだ筐体側部品の3次元画像を作成する。そして、領域分割部150によって基準面が分割されて得られた単位領域を一つ選択し、選択した単位領域の各頂点の座標を画面座標に変換し、変換した座標位置の部品とポリゴンを取得する。そして、頂点からポリゴンまでの距離を高さとして計算し、4頂点から計算した高さのうち最小値をその単位領域に対する最大高さとする。したがって、最大高さ計算部160は、頂点からの垂線とポリゴンとの交点がポリゴン内部に存在するか否かを判定して距離計算対象となるポリゴンを取得する場合と比較して、高速に最大高さを計算することができる。
また、本実施例では、形状詳細化装置200のIDF入力部220がエレキCAD装置20によって作成されたIDFを読み込んでモデル情報記憶部230に格納し、部品情報置換部240がモデル情報記憶部230に格納されたエレキ部品の部品情報を交換部品管理部250が管理する交換部品情報を用いてメカCAD用の部品情報に置き換え、IDF出力部290がメカCAD用の部品情報に置き換えられたIDFを出力することとしたので、メカCAD装置10は形状詳細化装置200が出力するIDFを読み込むことによって、より精度の高い干渉チェックを行うことができる。また、メカCAD装置10が精度の高い3次元モデル情報を扱うことによって、高さ制限領域情報作成装置100が精度の高い高さ制限情報を作成することができる。
なお、本実施例では、高さ制限領域情報作成装置100および形状詳細化装置200について説明したが、高さ制限領域情報作成装置100および形状詳細化装置200がそれぞれ有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する高さ制限領域情報作成プログラムおよび形状詳細化プログラムを得ることができる。そこで、ここでは、高さ制限領域情報作成プログラムを実行するコンピュータについて説明する。なお、同様のコンピュータによって形状詳細化プログラムを実行することもできる。
図18は、本実施例に係る高さ制限領域情報作成プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ300は、RAM310と、CPU320と、HDD330と、LANインタフェース340と、入出力インタフェース350と、DVDドライブ360とを有する。
RAM310は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU320は、RAM310からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。HDD330は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース340は、コンピュータ300をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース350は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ360は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ300において実行される高さ制限領域情報作成プログラム311は、DVDに記憶され、DVDドライブ360によってDVDから読み出されてコンピュータ300にインストールされる。あるいは、この高さ制限領域情報作成プログラム311は、LANインタフェース340を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ300にインストールされる。そして、インストールされた高さ制限領域情報作成プログラム311は、HDD330に記憶され、RAM310に読み出されてCPU320によって実行される。
また、本実施例では、高さ制限領域情報作成装置100および形状詳細化装置200がメカCAD装置10やエレキCAD装置20とは独立した装置である場合について説明したが、高さ制限領域情報作成装置100および形状詳細化装置200が有する機能をメカCAD装置10あるいはエレキCAD装置20に含めることもできる。例えば、形状詳細化装置200の機能をメカCAD装置10に含めることもできる。ただし、この場合には、メカCAD装置10は、部品情報を置き換えた後、IDF形式で出力することなく、置き換えた部品情報を用いて形状作成や部品の配置を行う。あるいは、高さ制限領域情報作成装置100および形状詳細化装置200が有する機能を併せてメカCAD−エレキCAD連携装置とすることもできる。
また、本実施例では、情報処理装置のプリント基板を基準面として筐体内の空間の高さ制限情報を作成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、建物の床を基準面として建物内の空間の高さ制限情報を作成する場合にも同様に適用することができる。
(付記1)複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置であって、
前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成手段と、
前記測定点を前記3次元画像作成手段により作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算手段と、
を備えたことを特徴とする高さ制限算出装置。
(付記2)前記基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域の外にある部分構造物の3次元形状情報を取り除いて3次元形状情報を限定する3次元形状情報限定手段をさらに備え、
前記3次元画像作成手段は、前記3次元形状情報限定手段により限定された3次元形状情報を用いて3次元画像を作成することを特徴とする付記1に記載の高さ制限算出装置。
(付記3)前記高さ制限計算手段が前記測定点からの距離を計算する3次元形状は、表面が多角形で表現されることを特徴とする付記1または2に記載の高さ制限算出装置。
(付記4)前記3次元構造物はプリント基板および筐体を含む複数の部品から構成される装置であり、前記基準面はプリント基板の面であり、前記高さ制限は筐体内空間の該基準面からの高さであることを特徴とする付記1、2または3に記載の高さ制限算出装置。
(付記5)複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置による高さ制限算出方法であって、
前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成ステップと、
前記測定点を前記3次元画像作成ステップにより作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算ステップと、
を含んだことを特徴とする高さ制限算出方法。
(付記6)前記基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域の外にある部分構造物の3次元形状情報を取り除いて3次元形状情報を限定する3次元形状情報限定ステップをさらに含み、
前記3次元画像作成ステップは、前記3次元形状情報限定ステップにより限定された3次元形状情報を用いて3次元画像を作成することを特徴とする付記5に記載の高さ制限算出方法。
(付記7)前記高さ制限計算ステップが前記測定点からの距離を計算する3次元形状は、表面が多角形で表現されることを特徴とする付記5または6に記載の高さ制限算出方法。
(付記8)前記3次元構造物はプリント基板および筐体を含む複数の部品から構成される装置であり、前記基準面はプリント基板の面であり、前記高さ制限は筐体内空間の該基準面からの高さであることを特徴とする付記5、6または7に記載の高さ制限算出方法。
(付記9)複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出プログラムであって、
前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成手順と、
前記測定点を前記3次元画像作成手順により作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする高さ制限算出プログラム。
(付記10)前記基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域の外にある部分構造物の3次元形状情報を取り除いて3次元形状情報を限定する3次元形状情報限定手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記3次元画像作成手順は、前記3次元形状情報限定手順により限定された3次元形状情報を用いて3次元画像を作成することを特徴とする付記9に記載の高さ制限算出プログラム。
(付記11)前記高さ制限計算手順が前記測定点からの距離を計算する3次元形状は、表面が多角形で表現されることを特徴とする付記9または10に記載の高さ制限算出プログラム。
(付記12)前記3次元構造物はプリント基板および筐体を含む複数の部品から構成される装置であり、前記基準面はプリント基板の面であり、前記高さ制限は筐体内空間の該基準面からの高さであることを特徴とする付記9、10または11に記載の高さ制限算出プログラム。
(付記13)複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成され、基準面からの該空き空間の高さ制限が3次元形状情報を用いて高さ制限算出装置により算出される3次元構造物の製造方法であって、
前記高さ制限算出装置が、
前記基準面位置にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対し、かつ、基準面の法線が奥行きとなるようにビューを設定し、設定したビューに絞り込んだ3次元画像を前記3次元構造物について3次元形状情報を用いて作成する3次元画像作成ステップと、
前記測定点を前記3次元画像作成ステップにより作成された3次元画像の画面座標上での位置に変換し、該位置に存在する3次元形状までの該測定点からの距離を3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算ステップと、
を含んだことを特徴とする3次元構造物の製造方法。
以上のように、本発明に係る高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラムは、CADに有用であり、特に、メカCADとエレキCADの連携が重要である場合に適している。
本実施例に係るメカCAD−エレキCAD連携システムのシステム構成を示す図である。 高さ制限領域情報作成装置の構成を示す機能ブロック図である。 高さ制限領域情報作成装置の処理の概要を説明するための説明図である。 高さ制限の計算結果に基づく高さ制限領域情報出力のイメージを示す図である。 高さ制限領域情報作成装置の処理手順を示すフローチャートである。 最大高さ計算処理を説明するための説明図(1)である。 最大高さ計算処理を説明するための説明図(2)である。 最大高さ計算処理を説明するための説明図(3)である。 最大高さ計算処理を説明するための説明図(4)である。 最大高さ計算処理を説明するための説明図(5)である。 最大高さ計算処理を説明するための説明図(6)である。 最大高さ計算部による最大高さ計算処理の処理手順を示すフローチャートである。 頂点からの垂線とポリゴンの交点から最大高さを計算する処理の処理手順を示すフローチャートである。 筐体側部品取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示した形状詳細化装置による形状詳細化について説明するための説明図である。 形状詳細化装置の構成を示す機能ブロック図である。 交換部品管理部が管理する交換部品情報の一例を示す図である。 座標修正部による座標修正を説明するための説明図である。 座標修正効果を説明するための説明図である。 形状詳細化装置の処理手順を示すフローチャートである。 形状詳細化装置による形状詳細化の一例を示す図である。 図11に示した交換部品情報登録部の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係る高さ制限領域情報作成プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 メカCAD装置
20 エレキCAD装置
30 基板情報作成装置
100 高さ制限領域情報作成装置
100a 制御部
100b 記憶部
101 3次元モデルデータ
102 パラメータ情報
103 領域情報
110 3次元形状入力部
120 3次元形状表示部
130 パラメータ受付部
140 計算基準決定部
150 領域分割部
160 最大高さ計算部
170 同一高さ領域作成部
180 座標変換部
190 高さ制限領域情報出力部
200 形状詳細化装置
210 CAD指定受付部
220 IDF入力部
230 モデル情報記憶部
240 部品情報置換部
250 交換部品管理部
260 座標修正部
270 詳細形状置換部
280 交換部品情報登録部
290 IDF出力部
300 コンピュータ
310 RAM
311 高さ制限領域情報作成プログラム
320 CPU
330 HDD
340 LANインタフェース
350 入出力インタフェース
360 DVDドライブ

Claims (6)

  1. 複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置であって、
    前記基準面上にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対するようにビューを設定し、該ビューから見た前記クリップ面で表示される画像において前記基準面に対して手前にある、前記基準面から高さを計算する対象となる部分構造物の3次元画像を、前記3次元形状情報を用いた3次元画像処理によって作成する3次元画像作成手段と、
    前記基準面の測定点3次元座標前記画像上の2次元座標に変換し、前記3次元画像作成手段によって作成された前記部分構造物の3次元画像のうち当該2次元座標を有するポリゴンを特定し、該測定点から特定したポリゴンまでの距離を前記3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算手段と、
    を備えたことを特徴とする高さ制限算出装置。
  2. 前記基準面を底面とし、高さ制限を計算する方向を高さ方向として囲まれる領域の外にある部分構造物の3次元形状情報を取り除いて3次元形状情報を限定する3次元形状情報限定手段をさらに備え、
    前記3次元画像作成手段は、前記3次元形状情報限定手段により限定された部分構造物の3次元形状情報を用いた3次元画像処理によって3次元画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の高さ制限算出装置。
  3. 前記高さ制限計算手段が前記測定点からの距離を計算する3次元形状は、表面が多角形で表現されることを特徴とする請求項1または2に記載の高さ制限算出装置。
  4. 前記3次元構造物はプリント基板および筐体を含む複数の部品から構成される装置であり、前記基準面はプリント基板の面であり、前記高さ制限は筐体内空間の該基準面からの高さであることを特徴とする請求項1、2または3に記載の高さ制限算出装置。
  5. 複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出装置による高さ制限算出方法であって、
    前記基準面上にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対するようにビューを設定し、該ビューから見た前記クリップ面で表示される画像において前記基準面に対して手前にある、前記基準面から高さを計算する対象となる部分構造物の3次元画像を、前記3次元形状情報を用いた3次元画像処理によって作成する3次元画像作成ステップと、
    前記基準面の測定点3次元座標前記画像上の2次元座標に変換し、前記3次元画像作成ステップによって作成された前記部分構造物の3次元画像のうち当該2次元座標を有するポリゴンを特定し、該測定点から特定したポリゴンまでの距離を前記3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算ステップと、
    を含んだことを特徴とする高さ制限算出方法。
  6. 複数の部分構造物を組み合わせて配置すると空き空間が形成される3次元構造物の3次元形状情報を用いて基準面上の測定点からの空き空間の高さ制限を算出する高さ制限算出プログラムであって、
    前記基準面上にクリップ面を設定し、画像の向きが基準面と正対するようにビューを設定し、該ビューから見た前記クリップ面で表示される画像において前記基準面に対して手前にある、前記基準面から高さを計算する対象となる部分構造物の3次元画像を、前記3次元形状情報を用いた3次元画像処理によって作成する3次元画像作成手順と、
    前記基準面の測定点3次元座標前記画像上の2次元座標に変換し、前記3次元画像作成手順によって作成された前記部分構造物の3次元画像のうち当該2次元座標を有するポリゴンを特定し、該測定点から特定したポリゴンまでの距離を前記3次元形状情報を用いて計算することによって高さ制限を計算する高さ制限計算手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする高さ制限算出プログラム。
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