JP2003323461A - Cadデータ作成装置および情報加工方法 - Google Patents

Cadデータ作成装置および情報加工方法

Info

Publication number
JP2003323461A
JP2003323461A JP2002129992A JP2002129992A JP2003323461A JP 2003323461 A JP2003323461 A JP 2003323461A JP 2002129992 A JP2002129992 A JP 2002129992A JP 2002129992 A JP2002129992 A JP 2002129992A JP 2003323461 A JP2003323461 A JP 2003323461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point cloud
data
cloud data
cad
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002129992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kamo
鴨  和彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002129992A priority Critical patent/JP2003323461A/ja
Publication of JP2003323461A publication Critical patent/JP2003323461A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、点群データからCADデータを作
成する際に、部材の点群データを抽出する手間を軽減す
ることのできるCADデータ作成装置を提供する。 【解決手段】 CADデータ作成装置は、対象物の位置
および形状を点群データとして取得すると共に、点群デ
ータに基づいて表示部に点群を表示する点群データ取得
部202と、取得された対象物を示す点群の中から、対
象物を構成する部材を示す点群を指定する点群指定部2
03と、指定された部材を示す点群の元となる点群デー
タと他の点群データと区分する点群区分部208とを備
える。点群区分部208にて区分された部材を示す点群
データには、任意の属性情報を付加することができ、こ
の属性情報毎に3D−CADの図面を描画するためのC
ADデータを作成することができる。部材または属性毎
に作成された3D−CAD図面を組み合わせることによ
り、対象物全体の3D−CAD図面を作成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間内の物体の形
状を計測し、計測された当該物体の位置および寸法等の
情報から3D−CAD図面を描画する元となるデータを
作成することのできる3D―CADデータ作成装置およ
び情報加工方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】配管、装置、およびこの配管・装置を支
持する支持部等によって構成されるプラント全体をCA
D(Computer Aided Design)化することが行われてい
る。プラントのCAD化を行う場合には、光学式寸法計
測装置を用いてある視点からプラント全体をスキャニン
グし、1点ずつポイント(点)を取得する。そうするこ
とにより、CAD化に必要な点が大量に取得される。そ
してプラント全体を、取得された大量の点(以下、点群
データとする)としてコンピュータ装置等の表示部に表
示していた。
【0003】取得された点群データには、それぞれが位
置(座標)の情報が含まれているが、その点がプラント
の中のどの部材をスキャニングして得られたものである
のかといった属性情報等は付加されていない。そこで、
取得された点群データに対して配管、装置、支持部等の
属性を付加し、それぞれの部材毎に分類する。例えばプ
ラント全体の点群データの中から一部を区分し、区分さ
れた点群データに対して1つの配管部材としての属性情
報を付加する。そして、配管部材としての属性情報が付
加された点群データに基づいて1つの部材(配管部材)
の3D(3-Dimension)−CADデータが作成される。
そうすることによって複数の部材の3D−CADデータ
を得ることができ、これら複数の部材を組み合わせるこ
とによってプラント全体の3D−CADデータを作成す
ることが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、1つ
の部材の点群データに対して属性情報が付加され、3D
−CADの図面データが作成されるが、1つの部材を特
定するためには、スキャニングされたプラント全体の点
群データの中から当該1つの部材についての点群データ
を切り取って区分(抽出)しなければならない。従来に
おいて、この点群データの抽出作業は、コンピュータ装
置等の表示部に表示された点群データに対して、ユーザ
が手作業で選択操作することによって行われていた。
【0005】しかしながら、スキャニングされた膨大な
量の点群データの中から、人手によって必要な点群デー
タを指定するのには膨大な手間を要していた。例えば、
取得された点群データを3D−CADの図面データに変
換するのに要する時間を約50時間とすると、点群デー
タの部材毎の区分には、25時間以上もの時間を費やさ
なければならなかった。
【0006】そこで、本発明は、スキャニングされた点
群データからCADデータを作成する際に、部材の点群
データを抽出する手間を軽減することのできるCADデ
ータ作成装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、点群データを抽出するにあたってユーザの手間を
低減することのできる情報加工方法を提供することを他
の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本願の発明者は、対象物全体を示す点群からこの対
象物を構成する部材の点群を抽出する工程に着目した。
そして、この工程における作業を軽減することのできる
機能について検討した。
【0008】そこで、上記の目的を達成する本発明は、
点の集合からCAD図面を描画するためのCADデータ
を作成する、以下のように構成されたCADデータ作成
装置を提供する。このCADデータ作成装置では、点群
データ取得部によって対象物の位置および形状を点群デ
ータとして取得すると共に、この点群データに基づいて
表示部に点群を表示し、点群指定部によって取得された
対象物を示す点群の中から、対象物を構成する部材を示
す点群を指定し、点群区分部によって指定された部材を
示す点群の元となる点群データと他の点群データと区分
する。点群データ取得部は、異なる方向から対象物の計
測を行った際に取得された点群データを重ね合わせるこ
とにより、部材の影となる部位がなくなるように、点群
データを取得することができる。そして、取得された点
群データを上述のように区分することにより、対象物を
構成する部材の点群データ(点群)毎に区分することが
できる。
【0009】このCADデータ作成装置において点群指
定部は、表示された対象物を示す点群のうち所定の範囲
を取り囲むことにより、部材を示す点群を指定する。部
材の種類としては、直管・エルボ部、装置、および支持
部等が挙げられるが、所定の範囲を取り囲むには、指定
する対象となる部材により種々の手法を用いることがで
きる。また、このCADデータ作成装置は、点群区分部
にて区分された部材を示す点群データに基づいて部材を
示す点群を再描画する点群描画部をさらに備える。そし
て、再描画された部材を示す点群に対して属性情報を付
加する。そうすることによって区分された部材を示す点
群データの属性を、例えば「直管01」とする場合、こ
の「直管01」の属性を有する点群データよりCADデ
ータを作成することができる。さらにこのCADデータ
作成装置では、部材を示す点群は、再描画された前記部
材を示す点群は、当該部材を示す点群以外の不要な点が
消去されたものとすることができる。つまり、点群指定
部にて指定した点群の中に、指定しようとした部材以外
の点群データが含まれていた場合には、余分な点群を消
去することができ、所望の点群に対してのみ任意の属性
を付加することができる。ここで、以上のCADデータ
作成装置にて作成されるCAD図面は、点群区分部にて
区分された部材を示す点群データに基づいて描画される
3D−CAD図面である。3次元(空間)の点群を指定
して区分することができれば、2次元(平面)の点群を
区分することももちろん可能である。
【0010】また、本発明は、位置情報を有する点群デ
ータから3D−CADデータを作成する、以下のような
情報加工方法を提供する。すなわちこの情報加工方法
は、計測された対象物全体の位置情報に基づいて対象物
全体を示す点群データを取得するステップと、点群デー
タに基づいて描画された点群のうち指定された範囲内に
含まれる点群を、対象物全体を構成する点群として判断
するステップと、指定された部材を示す点群の元となる
点群データを、対象物全体を示す点群データから切り出
すステップとを含む。この情報加工方法は、切り出され
た部材を示す点群データに対して任意の属性を付加する
ステップをさらに備える。また、この情報加工方法は、
点群データを取得するステップに先立って、異なる方向
から位置情報を計測するステップをさらに備える。ここ
で点群データを取得するステップは、異なる方向から計
測された点群データを取得し、各々の点群データを重ね
合わせることにより対象物全体を示す点群データを作成
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す本実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明する。本実施の形態で
は、直管および屈曲管(エルボ部)からなる配管、立方
体または円筒等の形状の装置、および配管・装置に取付
けられるL型アングルまたはH型チャンネル等の支持部
を含むプラントを3D−CAD化する対象物として例示
する。
【0012】図1は、物体Oの位置および寸法(物体O
の形状)を計測する装置を示す図である。プラント全体
の位置(座標)を計測する光学式3次元寸法計測装置3
00の一例としては、図1(a)に示すタイムフライト
式光波測長器310、または図1(b)に示す3次元デ
ジタイザ320が挙げられる。図1(a)に示すタイム
フライト式光波測長器310は、位置および寸法を計測
しようとする物体Oに対してパルス状のレーザを発振す
る。そしてこのパルス状のレーザが、物体Oに反射して
返ってくるまでの時間からタイムフライト式光波測長器
310と物体Oの各々の位置までの距離(例えばl1
3)を計測し、物体Oが存在する位置および物体Oの
寸法を計測する。
【0013】図1(b)に示す3次元デジタイザ320
は、物体Oにレーザを発振する発振部321と、CCD
(Charge Coupled Device)等によるラインセンサ32
2とから構成される。発振部321から発振されたレー
ザは物体Oに反射してラインセンサ322を介して結像
される。結像される物体Oの像の大きさをa、光学配置
係数をkとすると、発振部321から物体Oまでの距離
lは、l=k×aと示されるので、結像された像の大き
さaより発振部321から物体Oまでの距離lを得るこ
とができる。
【0014】以上のように、光学式3次元寸法計測装置
300を用いれば、物体Oの位置情報(x,y,z座
標)および寸法を計測することができる。計測された物
体Oの位置情報および寸法は、点群データ(点の集合)
として取得され、光学式3次元寸法計測装置300また
はコンピュータ装置等の表示部に点群として表示され
る。このように、ある視点から見たプラント全体の点群
データが計測される。また後述するように、視点を変更
し、複数の視点よりプラント全体の点群データを計測す
る(例えば10箇所の異なった視点より10回計測す
る)ことにより、ある視点から見た場合に物体Oの影と
なる部位の点群データをも取得することができる。
【0015】図2(a)は、光学式3次元寸法計測装置
300によって計測された多視点(異なった視点)から
の点群データを重ね合わせてプラント100全体を示す
1つの点群データとした際にコンピュータ装置等の表示
部に表示される点群データを示す図である。図示したプ
ラント100全体の点群データは、約30〜40万(場
合によっては数百万以上)の位置情報(点の集合)から
構成される。本実施の形態では、図2(a)に示すプラ
ント100全体の点群データを、図2(b)に示す配管
110の属性、図2(c)に示す装置120の属性、図
2(d)に示す支持部130の属性に分類(以下、区分
とする)する。
【0016】図3は、点群データを区分する機能を示す
ブロック図である。以下に示す機能は、光学式3次元寸
法計測装置300またはコンピュータ装置にて処理され
る。点群データを区分する機能は、視点を変更し物体O
全体の形状をスキャニングして計測する視点変更部20
1と、計測された物体Oの位置情報を点群データとして
取得する点群データ取得部202と、取得された点群デ
ータ(表示部に点群として表示された点群)の中から任
意の点群(物体Oを構成する部材を示す点群)を指定す
る点群指定部203と、点群指定部203にて指定され
た領域等の情報に基づいて物体O全体の点群から所望の
点群を区分する(仕分ける)点群区分部208と、区分
された点群データに基づいて物体Oを構成する部材を示
す点群を表示部に再描画する点群描画部209とを備え
る。また点群指定部203は、後述する表面点指定部2
04、軸位置指定部205、部分リング作成部206、
代表角指定部207をさらに備える。
【0017】以下、プラント100全体の点群データか
ら配管110の点群データを区分する場合について説明
する。図4は、光学式3次元寸法計測装置300によっ
て計測される直管111,112を示す図である。図示
するように光学式3次元寸法計測装置300は、矢印で
示す視点位置からプラント100全体を例えば縦方向に
スキャニングし、点群Pを計測する。そうすると、直管
111,112および壁140の表面の位置情報(x、
y、z座標)が計測されるが、直管111,112の裏
側は影となって計測されない。そこで、視点変更部20
1にて視点を変更し、複数回のスキャニングを行う。複
数の視点より計測された点群Pは、点群データ取得部2
02にて重ね合わせられ、表示部に表示される。以下で
は、手前側に水平に配設された直管111の点群データ
を3D−CAD化の対象としてプラント100全体の点
群データの中から区分し、この直管111の点群データ
に、例えば「直管01」という属性を付加する方法を示
す。
【0018】図5は、取得された点群データに基づいて
表示部に点群として表示される直管111,112を示
す図である。図5に示すように、3D−CAD化を行お
うとする直管111が表示部上で識別しやすい視野とな
るように、矢印で示す視点の位置を決定する。また表面
点指定部204は、図示しない操作部を操作することに
より、表示部に点群として表示された直管111のほぼ
両端部付近、かつ視点と直管111の軸とを結ぶ直線と
直管111の表面を示す点群とが交わる点(A1,B
1)を指定する。さらに軸位置指定部205は、予め入
力・記憶されていた直管111の半径rから、直管11
1を示す点群の両端部における軸位置(A2,B2)を
指定する。
【0019】点群指定部203は図6に示すように、表
面点指定部204および軸位置指定部205にて指定さ
れた点に基づいて、直管111を示す点群データの端部
から軸方向に距離L、かつ直管111の外周を示す点群
データから円周方向に距離Dだけ離れた指定範囲11
1’を取り囲む円筒を作成する。距離D,Lは、予め設
定されたものを用いることができるが、必要に応じて変
更することも可能である。点群区分部208は、この指
定範囲111’にて示される円筒に取り囲まれる点群を
直管111を示す点群(点群データ)とし、他の点群
(点群データ)と仕分ける。
【0020】点群区分部208にて区分された直管11
1の点群は、この点群を示す点群データに基づいて点群
描画部209により表示部に再表示される。区分された
直管111の点群だけを表示部に表示した際に、直管1
11を示す点群とは関係のない点群(いわゆるゴミとな
る点群を)が含まれていた場合には、所定の操作を行う
ことにより消去する。そうすることによって、図2
(b)に示した配管110を構成する1つの直管111
だけを区分し、この区分された点群データに対して「直
管01」という属性を付加することができる。そして、
抽出された直管111の点群データに基づいて、「直管
01」を3D−CAD化することができる。
【0021】図7は、図4〜図6に示した直管111の
点群データを区分する処理の流れを示すフローチャート
である。3D−CAD化の対象となる物体O(プラント
100)全体は、光学式3次元寸法計測装置300によ
って視点変更部201にて視点を変更しながら(異なっ
た視点から)、各々の物体Oの影となる部位がなくなる
ようにスキャニングされる(ステップ701)。ステッ
プ701にて複数回のスキャニングが行われると、プラ
ント100全体が計測される。計測されたプラント10
0を構成する各部の位置情報および寸法は、大量の点群
データとして取得される(ステップ702)。光学式3
次元寸法計測装置300またはコンピュータ装置の表示
部には、ステップ702にて取得された点群データに基
づいて、点群が表示される。点群指定部203は、取得
された点群データ(表示部に表示された点群)の中か
ら、図5および図6に示した方法にて所定の範囲を指定
する(ステップ703)。ステップ703にて所定の範
囲が指定されると、指定された範囲内に含まれる点群が
物体Oを構成する部材を示す点群として判断される。点
群区分部208は、ステップ703で指定された所定範
囲内に含まれる点群データを切り出すことにより区分
(分類)する(ステップ704)。区分された点群デー
タを表示部に描画し(ステップ705)、余計な点群デ
ータを消去する。このようにして、3D−CADの図面
を作成するための所望の点群データだけを抽出すること
ができる。さらに、抽出された点群データに対して任意
の属性を付加する(ステップ706)。属性を付加する
ことによって、抽出された点群データを特定の点群デー
タ(3D−CADデータ)として、他の点群データと区
分することができる。
【0022】図8は、表示部に点群データとして表示さ
れる直管110a,110bと、これらの直管110
a,110bを接続するエルボ部(屈曲管)113を示
す図である。図8に示すように、スキャニングを行って
点群データを取得した後、3D−CAD化を行おうとす
るエルボ部113が表示部上で識別しやすい視野となる
ように、矢印で示す視点の位置を決定する。エルボ部1
13の点群データを区分するのに先立って、図4〜図7
に示した方法により、直管110a,110bの点群デ
ータの区分が行われていれば、直管110aの中心点
(軸位置)C1、および直管110bの中心点C2は予
め定められている。
【0023】そして部分リング作成部206(点群指定
部203)は、図9に示すように、エルボ部113の外
周面から円周方向に距離Dだけ離れ、かつ中心部の半径
がRであってエルボ部113の両端面の延長面上にて区
切られた部分リング(指定範囲)113’を作成する。
点群区分部208は、この部分リング113’にて取り
囲まれる点群をエルボ部113を示す点群とし、他の点
群と仕分ける。点群区分部208にて区分されたエルボ
部113の点群データには、直管111を例に説明した
のと同様に、例えば「エルボ部01」という属性を付加
することができ、抽出された「エルボ部01」の点群デ
ータに基づいて3D−CAD化することができる。
【0024】以上、図4〜図9に示したように、配管1
10の点群(点群データ)を区分し、全ての属性を組み
合わせることによって、図10(a)に示すような配管
410の3D−CADの図面を作成することができる。
【0025】以下、プラント100全体の点群データか
ら装置120の点群データを区分する場合について説明
する。図11は、表示部に点群データとして示される略
立方体の装置121を示す図である。図11に示すよう
に、スキャニングを行って点群データを取得した後、3
D−CAD化を行おうとする装置121が表示部上で識
別しやすい視野となるように、矢印で示す視点の位置を
決定する。そして代表角指定部207(点群指定部20
3)は、操作部を操作することにより、表示部に表示さ
れた略立方体の装置121の形状を代表する4つの頂点
(E1,E2,E3,E4)を指定する。
【0026】点群指定部203は図12に示すように、
代表角指定部207にて指定された頂点(E1,E2,
E3,E4)の位置に基づいて、各々の点から距離Dだ
け離れた装置121を示す点群を取り囲む略立方体の指
定範囲121’を作成する。点群区分部208は、この
指定範囲121’にて取り囲まれる点群を装置121を
示す点群とし、他の点群と区分する。点群区分部208
にて区分された装置121の点群データには、上述した
配管110と同様に、例えば「装置01」という属性を
付加することができ、抽出された「装置01」の点群デ
ータに基づいて3D−CAD化することができる。
【0027】以上、図10および図11に示したように
装置120の点群データを区分し、全ての属性を組み合
わせることによって、図10(b)に示すような装置4
20の3D−CADの図面を作成することができる。ま
た、同様にしてプラント100全体の点群データの中か
ら支持部130の点群データを区分することにより、図
10(c)に示すような支持部430の3D−CADの
図面を作成することができる。そして、図10(a)〜
図10(c)に示す配管410、装置420および支持
部430の3D−CADの図面データを重ね合わせるこ
とにより、プラント100全体の3D−CAD図面を作
成することができる。
【0028】以上説明したような機能が備えられた光学
式3次元寸法計測装置300またはコンピュータ装置で
は、物体Oを計測することによって取り込まれた1つ1
つの点を個別に処理することなく、特定の部材を示す点
群データを区分することができる。そうすることによっ
て、物体O全体の点群データの中から特定の部材を示す
点群データを区分するのに要していた工数を半減、また
はそれ以下に抑えることが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スキャニングされた点群データから3D−CADデータ
を作成する際に、部材の点群データを抽出する手間を軽
減することのできる3D−CADデータ作成装置を提供
することができる。
【0030】また、本発明によれは、点群データを抽出
するにあたってユーザの手間を低減することのできる情
報加工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物体の位置を計測する光学式3次元寸法計測
装置300の一例を示す図である。
【図2】 光学式3次元寸法計測装置300によって取
得された点群データを示す図である。
【図3】 本実施の形態における点群データを区分する
機能を示すブロック図である。
【図4】 光学式3次元寸法計測装置300によって取
得される直管111,112の点群データを示す図であ
る。
【図5】 表示部に点群データとして表示される直管1
11,112を示す図である。
【図6】 直管111の点群データを範囲指定した状態
を示す図である。
【図7】 直管111の点群データを区分する処理の流
れを示すフローチャートである。
【図8】 表示部に点群データとして表示されるエルボ
部113を示す図である。
【図9】 エルボ部113の点群データを範囲指定した
状態を示す図である。
【図10】 本実施の形態において区分され、3D−C
AD化された配管410、装置420、支持部430を
示す図である。
【図11】 表示部に点群データとして表示される略立
方体の装置121を示す図である。
【図12】 装置121の点群データを範囲指定した状
態を示す図である。
【符号の説明】
100…プラント、110…配管、110a,110b
…直管、111…直管、111’…指定範囲、112…
直管、113…エルボ部、113’…部分リング、12
0…装置、121…装置、121’…指定範囲、130
…支持部、140…壁、201…視点変更部、202…
点群データ取得部、203…点群指定部、204…表面
点指定部、205…軸位置指定部、206…部分リング
作成部、207…代表角指定部、208…点群区分部、
209…点群描画部、310…タイムフライト式光波測
長器、320…3次元デジタイザ、321…発振部、3
22…ラインセンサ、410…配管、420…装置、4
30…支持部、A1,B1…点、A2,B2…軸位置、
C1,C2…中心点、E1,E2,E3,E4…頂点、
D…距離、L…距離、P…点群、R,r…半径

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点の集合からCAD図面を描画するため
    のCADデータを作成するCADデータ作成装置であっ
    て、 対象物の位置および形状を点群データとして取得すると
    共に、当該点群データに基づいて表示部に点群を表示す
    る点群データ取得部と、 取得された前記対象物を示す点群の中から、当該対象物
    を構成する部材を示す点群を指定する点群指定部と、 指定された前記部材を示す点群の元となる点群データと
    他の点群データと区分する点群区分部とを備えたことを
    特徴とするCADデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記点群指定部は、 表示された前記対象物を示す点群のうち所定の範囲を取
    り囲むことにより、前記部材を示す点群を指定すること
    を特徴とする請求項1に記載のCADデータ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記点群区分部にて区分された前記部材
    を示す点群データに基づいて当該部材を示す点群を再描
    画する点群描画部をさらに備え、 再描画された前記部材を示す点群に対して属性情報を付
    加することを特徴とする請求項1に記載のCADデータ
    作成装置。
  4. 【請求項4】 再描画された前記部材を示す点群は、当
    該部材を示す点群以外の不要な点が消去されたものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載のCADデータ作成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記CAD図面は、 前記点群区分部にて区分された前記部材を示す点群デー
    タに基づいて描画される3D−CAD図面であることを
    特徴とする請求項1に記載のCADデータ作成装置。
  6. 【請求項6】 位置情報を有する点群データから3D−
    CADデータを作成する情報加工方法であって、 計測された対象物全体の位置情報に基づいて当該対象物
    全体を示す点群データを取得するステップと、 前記点群データに基づいて描画された点群のうち指定さ
    れた範囲内に含まれる点群を、前記対象物全体を構成す
    る点群として判断するステップと、 指定された部材を示す点群の元となる点群データを、前
    記対象物全体を示す点群データから切り出すステップと
    を含むことを特徴とする情報加工方法。
  7. 【請求項7】 切り出された前記部材を示す点群データ
    に対して任意の属性を付加するステップをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報加工方法。
  8. 【請求項8】 前記点群データを取得するステップに先
    立って、異なる方向から位置情報を計測するステップを
    さらに備え、 前記点群データを取得するステップは、 異なる方向から計測された前記点群データを取得し、各
    々の点群データを重ね合わせることにより前記対象物全
    体を示す点群データを作成することを特徴とする請求項
    6に記載の情報加工方法。
JP2002129992A 2002-05-01 2002-05-01 Cadデータ作成装置および情報加工方法 Withdrawn JP2003323461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129992A JP2003323461A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 Cadデータ作成装置および情報加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129992A JP2003323461A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 Cadデータ作成装置および情報加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003323461A true JP2003323461A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29543232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129992A Withdrawn JP2003323461A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 Cadデータ作成装置および情報加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003323461A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012089111A (ja) * 2010-09-17 2012-05-10 Boeing Co:The ポイントクラウド生成システム
JP2013092888A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Toshiba Corp データ処理装置
US9046793B2 (en) 2005-06-08 2015-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Light transmissive mold and apparatus for imprinting a pattern onto a material applied on a semiconductor workpiece and related methods
JP2015164073A (ja) * 2015-05-13 2015-09-10 東芝プラントシステム株式会社 3次元cadデータ作成システムおよび3次元cadデータ作成方法
JP5821012B2 (ja) * 2013-05-31 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 モデリング装置、3次元モデル生成装置、モデリング方法、プログラム、レイアウトシミュレータ
JP2016079009A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 株式会社日立ビルシステム 据付図作成装置、据付図作成方法及び据付図作成プログラム
WO2016084389A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 モデリング装置、3次元モデル生成装置、モデリング方法、プログラム
JP2016218037A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 ティウム ソリューションズ カンパニー リミテッド 船舶バラスト水処理システムの設置のための3次元計測用ターゲット構造
JP2017102742A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 三菱重工業株式会社 プラント管理システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9046793B2 (en) 2005-06-08 2015-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Light transmissive mold and apparatus for imprinting a pattern onto a material applied on a semiconductor workpiece and related methods
JP2012089111A (ja) * 2010-09-17 2012-05-10 Boeing Co:The ポイントクラウド生成システム
JP2013092888A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Toshiba Corp データ処理装置
JP5821012B2 (ja) * 2013-05-31 2015-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 モデリング装置、3次元モデル生成装置、モデリング方法、プログラム、レイアウトシミュレータ
JP2016079009A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 株式会社日立ビルシステム 据付図作成装置、据付図作成方法及び据付図作成プログラム
WO2016084389A1 (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 モデリング装置、3次元モデル生成装置、モデリング方法、プログラム
JPWO2016084389A1 (ja) * 2014-11-28 2017-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 モデリング装置、3次元モデル生成装置、モデリング方法、プログラム
US10127709B2 (en) 2014-11-28 2018-11-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Modeling device, three-dimensional model generating device, modeling method, and program
JP2015164073A (ja) * 2015-05-13 2015-09-10 東芝プラントシステム株式会社 3次元cadデータ作成システムおよび3次元cadデータ作成方法
JP2016218037A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 ティウム ソリューションズ カンパニー リミテッド 船舶バラスト水処理システムの設置のための3次元計測用ターゲット構造
JP2017102742A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 三菱重工業株式会社 プラント管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3275920B2 (ja) 科学的図形表示方法
US7414636B2 (en) Rendering apparatus, rendering processing method and computer program product
JP6359868B2 (ja) 3次元データ表示装置、3次元データ表示方法、及び3次元データ表示プログラム
US20020190982A1 (en) 3D computer modelling apparatus
JPH0950537A (ja) ボリューム・レンダリング装置及び方法
JPH05266216A (ja) ボリュームレンダリングを行う方法及び装置
JP2010097419A (ja) 三次元データ処理装置、三次元データ処理プログラム、および三次元データ処理方法
US8587586B2 (en) Electronic device and method for meshing curved surface
JP2003323461A (ja) Cadデータ作成装置および情報加工方法
JP4888013B2 (ja) 高さ制限算出装置、高さ制限算出方法および高さ制限算出プログラム
JPH05346957A (ja) 形状特徴量提示装置および方法
JP7093680B2 (ja) 構造物差分抽出装置、構造物差分抽出方法およびプログラム
JPH0896025A (ja) 図形処理方法および装置
JP2010061259A (ja) 3次元立体形状データ変換装置および変換方法
JP4804257B2 (ja) 組合せ断面図生成方法、その装置及びプログラム
JP2005293021A (ja) 最大角度法を用いた三角形メッシュ生成方法及びプログラム
US6856325B2 (en) Information processing method and apparatus
CN115828110B (zh) 水系空间特征相似性检测方法、设备、存储介质及装置
JP2008059235A (ja) 立体形状データ変換方法、それを記述したコンピュータプログラムおよび立体形状データ変換装置
JP2004348708A (ja) 地図情報システム用ポリゴン生成方法及びその装置
JP2012038105A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JPWO2019111323A1 (ja) 折れ線作画装置
Rianmora et al. Alternative Optical Acquisition Technique for Supporting Reverse Engineering Process
US9449118B2 (en) Hybrid hidden-line processor and method
JP2000207576A (ja) 画像処理方法,画像処理装置,および画像処理プログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705