JP2018060264A - 造形支援装置及び造形支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに作製する場合に、パーツをすべて造形した後で組み合わせられないという失敗を抑制し、より効率的に立体物を作製させる。【解決手段】立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに設計データに基づいて作製する作製動作を支援する造形支援装置であって、前記複数のパーツのうち作製された作製済パーツの元となった前記設計データを取得する第1取得手段と、前記作製済パーツを計測して得られた実形状データを取得する第2取得手段と、前記第1取得手段で取得した前記設計データと、前記第2取得手段で取得した前記実形状データとを比較して、前記作製済パーツの作製結果が良好か否かを検証する検証手段と、前記検証手段により前記作製結果が良好と判定された場合に、前記作製済パーツの次に作製するべきパーツである次パーツの候補を提示する提示手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、造形支援装置及び造形支援方法に関するものである。
立体物を作成する場合、CAD(Computer−Aided Design)ソフトウェアなどの設計ツールを用いて設計図面を作成し、設計図面に従って製造する方法が広く用いられている。また一般に、立体物は単一パーツのみで作成されるケースよりも複数パーツで構成されるものの方が多い。そのため、1つの立体物を構成するためには、各パーツを製造後、複数のパーツを組み立てる必要がある。そこで、組み立てに用いる嵌合部分については、それぞれ公差情報を付与し、製造後にパーツが嵌らないことがないようにしている。公差情報は、ある形体の寸法や位置に対して許容できる許容値を示すものである。例えば寸法の場合、立方体の1辺が100mmで、1辺の長さの許容値が±0.5mmの場合、100mm±0.5mmと表すことができる。なお、この表現は説明のために簡便に表したものであり、図面上で表現する際は、ISO(International Standards Organization)で標準化されているISO 1101を用いてもよい。また、公差情報は、各パーツ単体に対して付与するものである。そのため、例えば2つのパーツを嵌め合せる場合はそれぞれのパーツの嵌合部分に対して公差情報を付与する必要がある。
しかし、立体物を構成するパーツや嵌合部分が多くなると、公差情報を付与する箇所が大量になり、確認漏れや検討間違いが発生する可能性が高まる。このような問題がある図面の場合、図面通りに作成しても、嵌め合いがうまくいかないものが出来上がり、作成しても利用することが出来ない。
この問題を解消するために、図面が正しく作成されているかどうかについて人手を介さず確認する特許文献1に示すような方法がある。また、事前に定義されたルールに基づき公差情報を自動生成する特許文献2に示すような方法がある。
特開2007−323508号公報 特開2006−107510号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された方法はいずれも、設計図面に対して行われるものであり、立体物を製造する際に設計段階で設計図を基に公差情報の検証を行ったとしても、製造の段階で意図した通りに造形することは難しい。そのため、製造された立体物が許容範囲外のものになり、複数のパーツを組み合わせた際に組み合わせることが出来ない場合があった。
本発明は、立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに作製する場合に、パーツをすべて造形した後で組み合わせられないという失敗を抑制し、より効率的に立体物を作製させることを目的とする。
本発明の第1態様は、
立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに設計データに基づいて作製する作製動
作を支援する造形支援装置であって、
前記複数のパーツのうち作製された作製済パーツの元となった前記設計データを取得する第1取得手段と、
前記作製済パーツを計測して得られた実形状データを取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段で取得した前記設計データと、前記第2取得手段で取得した前記実形状データとを比較して、前記作製済パーツの作製結果が良好か否かを検証する検証手段と、
前記検証手段により前記作製結果が良好と判定された場合に、前記作製済パーツの次に作製するべきパーツである次パーツの候補を提示する提示手段と、
を有することを特徴とする造形支援装置を提供する。
本発明の第2態様は、
立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに設計データに基づいて作製する作製動作を支援する造形支援方法であって、
前記複数のパーツのうち作製された作製済パーツの元となった前記設計データを取得する第1取得工程と、
前記作製済パーツを計測して得られた実形状データを取得する第2取得工程と、
前記第1取得工程で取得した前記設計データと、前記第2取得工程で取得した前記実形状データとを比較して、前記作製済パーツの作製結果が良好か否かを検証する検証工程と、
前記検証工程で前記作製結果が良好と判定された場合に、前記作製済パーツの次に作製するべきパーツである次パーツの候補を提示する提示工程と、
を含むことを特徴とする造形支援方法を提供する。
本発明の第3態様は、
上記記載の造形支援方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに作製する場合に、パーツをすべて造形した後で組み合わせられないという失敗を抑制し、より効率的に立体物を作製させることが可能となる。
実施形態1のコンピュータ装置の構成を示す図 実施形態1の造形支援装置の概略構成を示す図 実施形態1の造形支援装置による造形候補の決定処理のフローチャート 設計データの取得指示で用いられるユーザインタフェースを説明する図 パーツ構成を表すツリー構造の一例を示す図 実施形態1の検証処理を説明するためのフローチャート 図4で示したパーツの1つを単独で示す図 実施形態1の検証箇所を指定する方法の一例を説明するための図 実施形態1の検証結果の警告を表示する例を示す図 実施形態1の造形候補を提示する例を示す図 実施形態1の造形候補を造形する際の注意点を提示する例を示す図 実施形態1の造形候補を特定する処理を説明するためのフローチャート 実施形態2の造形支援装置の概略構成を示す図 実施形態2の造形支援装置による処理のフローチャート 疑似造形結果の表示指示を行う際に用いるGUIを示す図 造形設定値を変更する際に用いる造形設定値変更ウィンドウを示す図
以下、この発明を実施するための形態を図面を参照して例示的に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている各部材の寸法、材質、形状、その相対配置など、各種制御の手順、制御パラメータ、目標値などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本発明は、立体物(三次元物体)を構成する複数のパーツを、パーツごとに設計データに基づいて造形装置で作製する作製動作を支援する造形支援装置に関する。造形装置に関しては、立体物を造形する装置であれば、その造形方式は特に限定されるものではない。また、本明細書では、造形装置を用いて作製しようとする立体モデル(つまり造形装置に与えられる三次元データが表す三次元物体)を「造形対象物」と呼ぶ。また、造形装置で作製された(出力された)三次元物体(立体物)を「造形物」と呼ぶ。造形物がサポート体を含む場合において、サポート体を除いた部分が造形対象物を構成する「構造体」となる。
<実施形態1>
以下に、実施形態1の造形支援装置について説明する。
本実施形態で説明する造形支援方法は、図1に示すブロック図の構成を有するコンピュータ装置で実現される。また、各実施形態で説明する方法は、それぞれ単一のコンピュータ装置で実現してもよいし、必要に応じた複数のコンピュータ装置に各機能を分散して実現するようにしてもよい。複数のコンピュータ装置で構成される場合、複数のコンピュータ装置は互いに通信可能なように、Local Area Network(LAN)などで接続されている。
図1において、101はコンピュータ装置100全体を制御するCentral Processing Unit(CPU)である。102は変更を必要としないプログラムやパラメータを格納するRead Only Memory(ROM)である。103は外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶するRandom Access Memory(RAM)である。104はコンピュータ装置100に設置されたハードディスクやメモリカードなどの外部記憶装置である。外部記憶装置104は、コンピュータ装置100に対して、固定されるものであっても、着脱可能に設置されるものであってもよい。外部記憶装置104としては、例えば、フレキシブルディスク(FD)やCompact Disk(CD)等の光ディスク、磁気や光カード、ICカード、メモリカードなども用いることができる。105はユーザの操作を受け、データを入力するポインティングデバイスやキーボードなどの入力デバイス109とのインタフェースである。106はコンピュータ装置100の保持するデータや供給されたデータを表示するためのモニタ110とのディスプレイインタフェースである。107はインターネット111などのネットワーク回線に接続するためのネットワークインタフェースである。108は101〜107の各ユニットを通信可能に接続するシステムバスである。
本発明の目的は、後述する実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給することである。そして、それらシステムや装置が、記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が後述する実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。また、そのほかの記憶媒体としてはCD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなども用いることができる。
また、プログラムコードの実行はコンピュータが直接行うだけでなく、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが処理してもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによって処理されてもよい。
次に、造形支援装置200の構成について説明する。図2は、本実施形態の造形支援装置200の概略構成を示す図である。
本実施形態の造形支援装置200は、次に示す11個の手段によって構成される。すなわち、造形支援装置200は、ユーザからの指示を受信する手段として、設計データ取得指示受信手段210、実形状データ取得指示受信手段211、造形結果検証指示受信手段212、検証箇所指定指示受信手段213を有する。さらに、三次元データを取得する手段として、三次元データ取得手段220および実形状データ取得手段221、三次元データの検証に係わる手段として、設計情報抽出手段230、造形結果検証手段231を有する。加えて、次に造形するべき対象を特定、提示する手段として、造形候補特定手段240、造形候補提示手段241、造形警告提示手段242を有する。
設計データ取得指示受信手段210は、複数のパーツで構成される立体物において、既に造形されたパーツ(作製済パーツ、以下、造形済パーツ)の設計データを取得する指示を受け取る手段である。実形状データ取得指示受信手段211は、造形済パーツを計測して得られた実形状データを取得する指示を受け取る手段である。造形結果検証指示受信手段212は、造形済パーツを検証する指示を受け取る手段である。検証箇所指定指示受信手段213は、後述する実形状データ取得手段221で取得した造形済パーツの実形状データの中で、後述する造形結果検証手段231で検証を行う箇所を指定する指示を受け取る手段である。
三次元データ取得手段220は、造形対象のパーツを表現した三次元データ(設計データ)を取得する手段である。取得する三次元データには、CADソフトウェアで作成された図面であるCADデータや大量の多角形で構成されたポリゴンメッシュが含まれる。実形状データ取得手段221は、造形済パーツの実形状データを取得するための手段である。実形状データを取得する方法には、例えば三次元スキャナを用いる方法や、二次元の写真画像から三次元の実形状データを復元する方法がある。しかしこれらに限定されるものではなく、他の方法を用いて取得しても構わない。実形状データ取得手段221が取得した実形状データは、ポリゴンメッシュの三次元データとして表現される。フォーマットとしては、例えばSTL、AMF、3MFといったフォーマットがあるが、これらに限定されるものではない。ここで、STLは、StereoLithography、AMFは、Additive Manufacturing File Format、3MFは、3D Manufacturing Formatの略である。
設計情報抽出手段230は、三次元データ取得手段220で取得した三次元データから設計情報を抽出する手段である。設計情報とは、三次元データに付与された公差情報であり、後述する造形結果検証手段231で造形結果を検証する際の指標(基準)となる情報(基準情報)である。作成済みパーツが公差の範囲内であれば良好と判断され、公差の範囲外であれば、良好ではないと判断される。
造形結果検証手段231は、造形済パーツの造形結果(作製結果)が良好か否かを検証する手段である。実形状データ取得手段221で計測された造形済パーツの実形状データと、三次元データ取得手段220で取得した当該造形済パーツの設計データを比較して、造形済パーツの造形結果(作製結果)が良好か否かを検証する。造形候補特定手段240は、造形結果検証手段231で行った検証の結果に基づき、造形済パーツの造形結果が良好と判定された場合に、造形済パーツの次に造形するべきパーツ(次パーツ)の候補を特定する手段である。本実施形態では、造形済パーツの実形状データが設計基準を満たす場合に、造形済パーツの造形結果が良好と判定されることとした。
造形候補特定手段は、作製済みパーツが公差のプラスの範囲内であるか、公差のマイナスの範囲内であるかによって、次に作製するべきパーツを特定してもよい。すなわち、特定手段は、検証手段の比較結果に基づいて、次パーツの候補を特定してよい。
造形候補提示手段241は、造形候補特定手段240で特定した造形候補をユーザに提示する手段である。造形警告提示手段242は、造形結果検証手段231で行った検証の結果、造形済パーツの造形結果が良好でないと判定された場合に、造形結果が良好でないことに関する情報を提示する手段である。本実施形態では、造形済パーツの実形状データが設計基準を満たさない場合に、警告を提示することとした。
ここで、本実施形態では、造形支援装置200が、造形候補特定手段240と造形候補提示手段241を含む構成について説明するが、造形候補提示手段241が造形候補特定手段240を兼ねる構成であってもよい。
次に、本実施形態における造形候補の決定処理の全体の流れについて図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の造形支援装置200による造形候補の決定処理のフローチャートである。
まず、S301において、造形済パーツを作製する際に利用した設計データを取得する指示を設計データ取得指示受信手段210によって受信する。設計データの取得指示については、例えば図4Aに示すような、ユーザインタフェースを使って行う。図4A〜4Dは、造形済パーツの設計データを取得する指示を行う際にユーザが用いるユーザインタフェースについて説明するための図である。
図4Aにおいて、造形対象表示ウィンドウ400は、造形対象物を構成するパーツに関する表示を行うナビゲーションエリア410、構成パーツの三次元データを表示する三次元表示エリア420を有する。図4Aに示す例では、パーツ1、パーツ2、パーツ3の3つのパーツで構成されている造形対象物であるオブジェクト1をナビゲーションエリア410に造形対象構成ツリー411として表現している。図4Aには、造形対象構成ツリー411が二階層のツリーとして表示されているが、より複雑な構成を表現するために、例えば図5に示すような三階層以上のツリー構造としても構わない。また、三次元表示エリア420には、構成パーツモデル421、構成パーツモデル422、構成パーツモデル423の三次元データが三次元表示されている。なお、ナビゲーションエリア410に表示されたパーツ1は構成パーツモデル421に、パーツ2は構成パーツモデル422に、パーツ3は構成パーツモデル423にそれぞれ対応している。
図4Aでは、造形対象表示ウィンドウ400にオブジェクト1を構成する3つのパーツが実際の座標情報を基に表示されている。図4Aでは、各パーツを座標情報に忠実に表示しているため、各パーツが重なって示されているので、より詳しく説明するために、3つのパーツをそれぞれ独立に表示したものを図4Bに示す。
図4Cでは、ユーザがポインタ430を用い、三次元表示エリア420上に表示された構成パーツモデル421を選択し、コンテキストメニュー440を表示した状態を示している。なお、コンテキストメニュー440を表示する際は、例えばコンピュータ装置100に接続された入力デバイス109としてマウスを使うとよい。ユーザがマウスを使う場合は、三次元表示エリア420上に表示された構成パーツモデル421上にポインタ430を移動させた上で右クリックすることでコンテキストメニュー440が表示されるが、この方法に限定されるものではない。コンテキストメニュー440には少なくとも造形メニュー441、造形済指定メニュー442、造形物スキャンメニュー443、検証メニュー444が含まれる。
図4Dには、図4Cで表示されたコンテキストメニュー440の造形済指定メニュー442が選択された後の状態を示している。造形済指定メニュー442を選択すると、ナビ
ゲーションエリア410上の造形対象構成ツリー411の該当パーツに造形済アイコン412が表示される。造形済アイコン412が表示されているパーツの三次元データが設計データとなる。上述したパーツの設計データを取得する指示を受信する方法は一例を示したものであり、これに限定されるものではない。他の方法としては、例えば構成パーツを示すファイル名やアセンブリ名をテキストファイルに記述し、該ファイルを指定することで指示する方法などがある。
S302において、S301で指定された構成パーツ(造形済パーツ)の三次元データを設計データとして三次元データ取得手段220によって取得する。
S303において、造形済パーツに対するスキャン指示を実形状データ取得指示受信手段211によって受信する。実形状データ取得指示は、例えば、図4Cで示したコンテキストメニュー440に含まれる造形物スキャンメニュー443をユーザが選択することで送信される。
S304において、S303で受信した実形状データ取得指示に基づき、当該造形済パーツの実形状データを実形状データ取得手段221によって取得する。
S305において、検証開始指示を造形結果検証指示受信手段212によって受信する。検証開始指示は、例えば、図4Cで示したコンテキストメニュー440に含まれる検証メニュー444をユーザが選択することで送信される。
S306において、S302で取得した設計データと、S304で取得した実形状データを用いて、造形結果検証手段231によって造形結果(作製結果)を検証する。詳細は図6、図7、図8を用いて後述する。
S307において、S306で行った検証の結果、造形済パーツが設計の基準を満たしているかどうかを判定し、満たしている場合はS309へ、満たしていない場合はS308へ、それぞれ処理を進める。
S308において、S306で行った検証の結果、基準を満たしていないことを警告として造形警告提示手段242によって提示する。このときの提示の例を図9に示す。図9に示した例では、次のパーツを造形した場合に組み合わせに問題が出ることを警告メッセージボックス900で提示している。このような提示を行う理由は、S306で検証を行った結果として、造形済パーツが設計基準を満たしておらず、他のパーツを造形してもパーツ同士を組み合わせることが出来ない可能性が高いためである。
S309において、設計データが示すパーツ(造形済パーツ)に関連するパーツの三次元データを三次元データ取得手段220によって取得する。この点について、図5に示すような階層構造を持つオブジェクト1を用いて説明する。オブジェクト1の中で造形済パーツがパーツ11の場合、パーツ11を基準ノードとする。事前に設定した範囲情報、例えば三親等などを用いて基準ノードからツリーを探査し、検出されたノードのパーツを関連するパーツとして識別する。三親等が指定された場合は、関連するパーツとして、パーツ1、パーツ12、パーツ2、パーツ3が得られる。ここでは、範囲情報の例として三親等を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、子孫ノードや、基準ノードの全兄弟ノードなどを指定しても構わない。
S310において、S309で取得した未造形パーツの三次元データの中から、次に造形するべき候補を造形候補特定手段240によって特定する。詳細は図12を用いて後述する。
S311において、S310の結果、造形候補があるかどうかを判定する。造形候補がある場合はS312へ処理を進め、ない場合は処理を終了する。
S312において、S310で特定した造形候補を造形候補提示手段241によって提示する。このときの提示の例を図10に示す。図10では、図4で示した造形対象表示ウィンドウ400を使って造形候補を提示している。具体的には、ナビゲーションエリア4
10内にある造形対象構成ツリー411の該当パーツに次の造形候補を表す造形候補アイコン1001を表示している。図10の例では、パーツ3(構成パーツモデル423)が次に造形する造形候補となっている。
S313において、S310で特定した造形候補のパーツを造形するに当たり、S306の検証結果を踏まえて、注意があるかどうかを判定する。具体的には、後述するS610で注意があった場合に、後述するS1216で特定した個所と関係があるかを判定する。注意がある場合はS314へ処理を進め、注意がない場合は処理を終了する。
S314において、S312で特定した造形候補のパーツを造形する際に注意した方が良い点を造形候補提示手段241によって提示する。このときの提示の例を図11に示す。図11では、注意メッセージボックス1100を使って注意を表示している。注意メッセージボックス1100は内部に、次の造形候補を表示する造形候補表示領域1110と造形済パーツの検証結果を表示する検証結果表示領域1120を有する。造形候補表示領域1110には、次に造形すると判断したパーツ1111と、注意するべき設計情報1112が表示される。注意するべき設計情報は、後述するS1216で特定された設計情報となる。検証結果表示領域1120には、造形済パーツの検証結果として、検証対象のパーツ1121、後述するS606で指定された検証が必要な箇所1122、および後述するS610で注意が必要と判定された結果1123が表示される。なお、検証結果表示領域1120には、次の造形に対する注意を説明するのに必要な検証結果が表示される。そのため、次の造形に対する注意を説明するのに必要な検証結果が複数ある場合には、複数の検証結果が表示される。
次に、S306で示した造形済パーツの検証処理の詳細について図6を用いて説明する。図6は、造形済パーツの検証処理を説明するためのフローチャートである。
S601において、S302で取得した三次元データから設計情報を設計情報抽出手段230によって抽出する。設計情報抽出手段230が抽出する設計情報は、例えば公差情報が指定されている箇所とその公差情報になる。図7では、図4A〜4Dで示したパーツ1(構成パーツモデル421)が単独で示されている。パーツ1には公差設定箇所701およびその公差情報が設定されている。公差情報が複数設定されていた場合はすべての公差情報が対象となる。なお、図7の例では、説明を簡単にするために公差情報を寸法公差の形式で記述したが、公差情報は幾何公差形式で記述しても構わない。
S602において、S601で取得した設計情報を数えて設計情報の個数をカウントする。
S603において、カウンタiを生成して0で初期化を行う。
S604において、検証の結果として設計情報を満たしていなかった場合の警告を格納する警告リストを初期化する。
S605において、検証の結果として設計情報を満たしているものの、注意が必要な場合に、その注意を格納する注意リストを初期化する。
S606において、S304で取得した実形状データのどの部分を検証するかの指示を検証箇所指定指示受信手段213によって受信する。ここで、検証箇所を指定する方法の一例を図8を用いて説明する。図8では、図4Dで示した造形対象表示ウィンドウ400上で選択されているパーツ1(構成パーツモデル421)に対応したスキャン結果を、スキャン結果表示ウィンドウ800で表示している。スキャン結果表示ウィンドウ800には、スキャン結果の実形状データ801が表示されている。ここでは、ポインタ810を点802から点803までドラッグアンドドロップする動作をユーザが行うことで検証箇所を指定している。この例では、実形状データ801の軸の径が検証箇所として指定されている。
S607において、S606で指定された実形状データの検証箇所が、S601で抽出した設計情報の基準を満たしているかを検証する。例えば、S606で検証箇所として指定された軸の径の距離を計測する。このときの計測距離がS601で抽出した図7に示した公差情報の範囲内であるかを検証する。具体的には、計測距離が39.97であった場合は公差範囲内であるので、基準を満たしていると判定する。
S608において、S607の検証の結果を判定する。S607での検証の結果、設計情報を満たしている場合はS610へ処理を進め、設計情報を満たしていない場合はS609に処理を進める。
S609において、S607で検証した結果、設計情報の基準を達成できていないことを警告として警告リストに追加する。
S610において、設計境界値と測定値の差の絶対値の最小値が、規定値よりも大きいかを判定する。S607での検証の結果、設計情報を満たしている場合は、造形結果が良好と判定することができるが、本実施形態ではさらにS610で、パーツの寸法が、設計境界値に規定値よりも近づいているかを判定している。これにより、実際に出来上がった造形済パーツが基準をかろうじてクリアしているものなのかどうかを判定することができる。ここで、設計境界値とは、設計値(基準寸法)に対する最大許容寸法または最小許容寸法をいうものとする。例えば図7で示した公差情報であった場合、設計値40mmに対して上の寸法許容差が−0.025、下の寸法許容差が−0.050なので、最大許容寸法が39.975、最小許容寸法が39.950となる。測定値が39.97の場合、上の設計境界値と測定値の差の絶対値は、|39.975−39.97|=0.005となる。一方、下の設計境界値と測定値の差の絶対値は、|39.950−39.97|=0.02となる。この場合、絶対値が小さい方は上の設計境界値との差の方であり、その値は0.005となる。そして、規定値が0.01であった場合、規定値の方が大きいと判定される。つまり、規定した範囲よりも設計境界値に近づいていることになり、基準をかろうじてクリアしたものと判断することとなる。規定値の方が大きい場合はS611へ、小さい場合はS612へそれぞれ処理を進める。
S611において、S607で検証した結果、設計情報の基準は達成しているものの、基準をかろうじてクリアしている状態のために、別パーツを造形する際に、注意が必要になる可能性がある。そのため、計測結果と設計基準値を含む検証結果を注意として注意リストに追加する。
S612において、カウンタiに1を加算する。
S613において、カウンタiの値がS601で取得した設計情報の数よりも小さいかを判定する。判定の結果、カウンタiの値が小さい場合はS606へ処理を進め、大きい場合は処理を終了する。
次に、S310で示した造形候補特定手段240が行う、次の造形候補を特定する処理の詳細について図12を用いて説明する。図12は、造形候補を特定する処理を説明するためのフローチャートである。
S1201において、未造形パーツの中でも造形済パーツの近傍にある未造形パーツを格納する近傍未造形パーツリストを初期化する。
S1202において、次に造形する候補となる未造形パーツを格納する変数nをnullで初期化する。
S1203において、S309で取得した未造形パーツの三次元データのうち、S301で指定された造形済パーツの近傍に位置するパーツが存在するかを判定する。ここで、近傍に位置するパーツとは、例えば造形済パーツの表面から別途指定された距離以内に存在するパーツのことを指す。このとき、一定距離以内にパーツの一部が存在していれば、近傍に位置するパーツとする。なお、近傍に位置するかどうかを判定する距離については
、事前にユーザによって設定されていてもよいし、システム作成時に設定されるものであってもよい。判定の結果、近傍に位置するパーツが存在する場合はS1204へ、存在しない場合はS1217へそれぞれ処理を進める。
S1204において、以降の処理で必要となるはめあい公差の数を格納する変数cを0で初期化する。
S1205において、S1203で判定した結果、近傍に位置する未造形パーツの三次元データを近傍未造形パーツリストへ格納する。近傍に位置する未造形パーツが複数存在する場合はすべて格納する。
S1206において、近傍未造形パーツリストに格納された未造形パーツの三次元データを1つ取り出す。
S1207において、S1206で取得した未造形パーツの三次元データから設計情報を設計情報抽出手段230によって抽出する。抽出する設計情報は、S601と同様に公差情報が指定されている箇所とその公差情報になる。
S1208において、S1207で抽出した設計情報に、はめあい公差情報が含まれているかどうかを判定する。はめあい公差とは、嵌め合いに関連する公差情報であり、例えば、穴と軸を嵌め合う場合に穴および軸にそれぞれ指定する公差情報であり、ISO 286−2として標準化されている。S1207で抽出した設計情報に、はめあい公差情報が含まれている場合はS1209へ、含まれていない場合はS1213へそれぞれ処理を進める。
S1209において、S1207で取得した設計情報に含まれるはめあい公差の数を抽出する。
S1210において、S1209で抽出したはめあい公差の数が変数cよりも大きいかどうかを判定する。変数cよりも大きい場合はS1211へ、小さい場合はS1213へそれぞれ処理を進める。
S1211において、S1206で取得した未造形パーツを変数nに格納する。
S1212において、変数cへS1209で取得したはめあい公差数を格納する。
S1213において、近傍未造形パーツリストが空かどうかを判定する。空でない場合はS1206へ、空の場合はS1214へ処理を進める。
S1214において、変数nがnullかどうかを判定する。変数nがnullの場合はS1217へ、nullでない場合はS1215へそれぞれ処理を進める。
S1215において、変数nに格納されている未造形パーツを造形候補として決定する。
S1216において、S1215で特定した造形候補のパーツに含まれるはめあい公差のうち、S306で造形済パーツの検証を行った箇所と対になるものを特定する。
S1217において、造形候補は該当なしに決定する。造形候補が該当なしとは、次に造形した方がよいと判断するパーツは特段ないことを意味する。この場合には、未造形パーツの中からユーザが任意のパーツを選択して造形すれば良い。
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザは、構成パーツの一部を造形した後に、実際に造形した造形済パーツを使って検証を行い、検証結果に基づいて、次に造形した方がよいパーツを認識することができる。このように、一部のパーツを造形する度に当該パーツが許容できるか否かを検証しながら順次造形を行うことができるので、パーツをすべて造形した後に、うまく組み合わせられないというような失敗を抑制でき、より効率的に造形を行うことが可能となる。また、造形済の第1パーツの次の第2パーツを造形した後で、造形済みの第1,第2パーツの組み合わせを、実物で確認することができる。これにより、造形済の第1パーツに対して、うまく組み合わない第2パーツが造形された場合でも、すべてのパーツの造形が終わる前のより早い段階で、造形をやり直す等の対応をと
ることができる。したがって、造形済のパーツが利用できなくなるケースを低減でき、パーツを構成する造形材料の無駄な消費を抑えることができ、造形時間の短縮化を図ることができるので、より効率的に造形を行うことが可能となる。
<実施形態2>
以下に、実施形態2について説明する。なお、本実施形態では、実施形態1と異なる構成や処理について説明し、実施形態1と同様の構成や処理についての説明は省略する。
図13は、本実施形態の造形支援装置1300の概略構成を示す図である。
本実施形態の造形支援装置1300は、図2に示した実施形態1の造形支援装置200の構成に加えて、次に示す4つの手段を有する。それは、造形設定値変更指示受信手段1310、疑似造形結果表示指示受信手段1320、造形設定値変更手段1311および疑似造形結果表示手段1321である。ここで、造形設定値変更指示受信手段1310、および疑似造形結果表示指示受信手段1320は、ユーザからの指示を受信する手段である。
造形設定値変更指示受信手段1310は、造形する際の設定を変更する指示を受信する手段である。造形設定値変更手段1311は、後述する疑似造形結果表示手段1321で表示する三次元データに対して、造形時の設定値(以下、造形設定値)を変更する手段である。ここで、造形設定値とは、未造形パーツを造形する際に用いる設計データ及び/又は造形装置の作製条件において設定される値をいう。疑似造形結果表示指示受信手段1320は、未造形パーツの三次元データを基にコンピュータグラフィクスで疑似的に表した仮想パーツを表示する指示を受信する手段である。疑似造形結果表示手段1321は、実空間に存在する既に造形した造形済パーツを撮影した画像と、未造形パーツの三次元データを基にコンピュータグラフィクスで疑似的に表した仮想パーツと、を合成し、同時に仮想現実空間で表示する手段である。仮想現実空間で表示するには、MR(Mixed R
eality)装置を用いるとよい。造形設定値変更手段1311で造形設定値が変更された場合には、その造形設定値を反映した仮想パーツを表示する。
次に、造形支援装置1300における処理の流れについて図14を使って説明する。図14は、本実施形態の造形支援装置1300による処理のフローチャートである。
S1401において、実施形態1のS312で提示するのと同様に図10で示すように次に造形する候補を提示する。
S1402において、S1401で提示された次の造形候補に対する疑似造形結果の表示指示を疑似造形結果表示指示受信手段1320によって受信する。疑似造形結果の表示指示は、例えば図15に示すようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)上で行う。図15では、造形候補アイコン1001が表示されているパーツ3が次の造形候補となっている。造形候補となっているパーツ3上にカーソル1501が位置する状態で、ユーザの右クリックによりコンテキストメニュー1510を表示する。コンテキストメニュー1510には、造形結果疑似表示開始メニュー1511、造形結果疑似表示終了メニュー1512、造形設定値変更メニュー1513が含まれている。ユーザが、造形結果疑似表示開始メニュー1511をクリックすることで、疑似造形結果の表示指示が送信される。
S1403において、実際に造形した造形済パーツを撮影した画像と、次の造形候補の未造形パーツの三次元データを基にコンピュータグラフィクスで疑似的に表した仮想パーツと、を合成し、疑似造形結果表示手段1321によって仮想現実空間内に表示する。これにより、ユーザは実際に造形された造形済パーツと未造形パーツとの間の関係を疑似的に把握することが可能となる。造形済パーツと未造形パーツとの間の関係とは、例えば2つのパーツを嵌め合せた際の嵌め合い具合などである。
S1404において、表示の終了指示があるかどうかを判定する。表示の終了指示は図
15の造形結果疑似表示終了メニュー1512をユーザがクリックすることで送信される。S1404で、表示の終了指示があった場合は処理を終了し、ない場合はS1405へ処理を進める。
S1405において、造形候補のパーツに対する造形設定値の変更指示を造形設定値変更指示受信手段1310で受信したかどうかを判定する。変更指示には変更後の造形設定値が含まれている。造形設定値の変更指示は、例えば図16に示すようなGUI上で行う。図16は、造形時の造形設定値を変更する際に用いられる造形設定値変更ウィンドウ1600を示している。造形設定値変更ウィンドウ1600は、図15に示した造形設定値変更メニュー1513をユーザがクリックすることで表示される。造形設定値変更ウィンドウ1600の中には、設定項目表示エリア1610、設定内容表示エリア1620、確定ボタン1630がある。図16は、造形装置の作製条件の設定変更の例について示すもので、設定項目表示エリア1610にスケールタブ1611と姿勢タブ1612があり、スケールタブ1611が選択されている状態を示している。なお、図16に示した項目は一例であり、これに限定されるものではない。設定内容表示エリア1620には、設定項目表示エリア1610で選択された項目に対する造形設定値の内容が表示される。図16の例では、スケールに関連した設定項目として、X方向に関するXスケールテキストボックス1621、Y方向に関するYスケールテキストボックス1622、Z方向に関するZスケールテキストボックス1623が表示されている。
造形時のスケールを変更する場合、ユーザはXスケールテキストボックス1621、Yスケールテキストボックス1622、Zスケールテキストボックス1623にそれぞれ値を入力する。そして、確定ボタン1630を押下することで、造形設定値の変更指示が送信される。S1405で、変更指示を受信した場合はS1406へ、受信しなかった場合はS1404へそれぞれ処理を進める。
S1406において、S1405で受信した造形設定値を造形設定値変更手段1311によって造形候補に対して反映する。これにより、三次元データを基にコンピュータグラフィクスで疑似的に表した仮想パーツが更新される。
S1407において、仮想現実空間での仮想パーツを疑似造形結果表示手段1321によって、S1406で新たな造形設定値を反映した仮想パーツへ更新する。S1407の処理の後はS1404へ戻り、処理を繰り返す。
以上説明したように本実施形態によれば、造形支援装置1300が決定した、次に造形するべきパーツが造形された後の結果を、ユーザは疑似的に検証することが可能となる。そのため、造形候補のパーツを造形した結果、既に造形した造形済パーツと組み合わせられないという失敗も抑制することが可能となり、より失敗の少ない効率的な造形が可能となる。また、造形物を構成する複数パーツのうち一部のパーツを先に造形し、造形したパーツの出来に応じて次に作成するパーツを最適化することが可能となる。したがって、造形された複数のパーツを組み合わせて構成される造形物においては、理想により近い形状、寸法のものを得ることが可能となる。
ここで、上述の実施形態1では、S308において造形警告提示手段242によって警告を提示し、また、S314において造形候補提示手段241によって注意を提示するものであった。このような警告や注意があった場合においても、本実施形態で説明したように、次の造形候補の未造形パーツを造形する際に用いる設計データ及び/又は造形装置の作製条件を変更するように構成するとよい。
<その他の実施形態>
以上、実施形態について詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、web
アプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。係る記憶媒体は言うまでもなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
200…造形支援装置、220…三次元データ取得手段、221…実形状データ取得手段、231…造形結果検証手段、241…造形候補提示手段

Claims (13)

  1. 立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに設計データに基づいて作製する作製動作を支援する造形支援装置であって、
    前記複数のパーツのうち作製された作製済パーツの元となった前記設計データを取得する第1取得手段と、
    前記作製済パーツを計測して得られた実形状データを取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段で取得した前記設計データと、前記第2取得手段で取得した前記実形状データとを比較して、前記作製済パーツの作製結果が良好か否かを検証する検証手段と、
    前記検証手段により前記作製結果が良好と判定された場合に、前記作製済パーツの次に作製するべきパーツである次パーツの候補を提示する提示手段と、
    を有することを特徴とする造形支援装置。
  2. 前記設計データは、前記検証手段が前記作製結果を検証する際の基準となる情報である基準情報を含み、
    前記検証手段は、前記実形状データが前記基準情報を満たす場合に、前記作製結果が良好と判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の造形支援装置。
  3. 前記作製済パーツのうち検証を行う検証箇所を指定する指示を受け取る第1受信手段を有し、
    前記検証手段は、前記第1受信手段で受信した指示に従い、指定された前記検証箇所における前記実形状データが、前記基準情報を満たす場合に、前記作製結果が良好と判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の造形支援装置。
  4. 前記基準情報は、公差に関する情報である
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の造形支援装置。
  5. 前記第1取得手段で取得した前記設計データに含まれる前記基準情報に対応する前記基準情報を有するパーツを、前記次パーツの候補として特定する特定手段を有し、
    前記提示手段は、前記特定手段により特定されたパーツを、前記次パーツの候補として提示する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の造形支援装置。
  6. 前記基準情報は、はめあい公差に関する情報である
    ことを特徴とする請求項5に記載の造形支援装置。
  7. 前記特定手段は、前記検証手段の比較の結果に基づいて、前記次パーツの候補を特定することを特徴とする請求項5に記載の造形支援装置。
  8. 前記提示手段は、前記検証手段により前記作製結果が良好でないと判定された場合に、前記作製結果が良好でないことに関する情報を提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の造形支援装置。
  9. 前記次パーツを作製する際に用いる前記設計データ及び/又は造形装置の作製条件の変更指示を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段で受信した指示に従い、前記次パーツを作製する際に用いる前記設計データ及び/又は前記作製条件を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の造形支援装置。
  10. 前記次パーツをコンピュータグラフィクスで疑似的に表した仮想パーツと、前記作製済パーツを撮影した画像と、を合成し、仮想現実空間に表示する表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の造形支援装置。
  11. 前記次パーツを作製する際に用いる前記設計データ及び/又は造形装置の作製条件の変更指示を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段で受信した指示に従い、前記次パーツを作製する際に用いる前記設計データ及び/又は前記作製条件を変更する変更手段と、
    を有し、
    前記変更手段により前記設計データ及び/又は前記作製条件が変更された場合、前記表示手段は、変更された前記設計データ及び/又は前記作製条件を反映した前記仮想パーツを表示する
    ことを特徴とする請求項10に記載の造形支援装置。
  12. 立体物を構成する複数のパーツを、パーツごとに設計データに基づいて作製する作製動作を支援する造形支援方法であって、
    前記複数のパーツのうち作製された作製済パーツの元となった前記設計データを取得する第1取得工程と、
    前記作製済パーツを計測して得られた実形状データを取得する第2取得工程と、
    前記第1取得工程で取得した前記設計データと、前記第2取得工程で取得した前記実形状データとを比較して、前記作製済パーツの作製結果が良好か否かを検証する検証工程と、
    前記検証工程で前記作製結果が良好と判定された場合に、前記作製済パーツの次に作製するべきパーツである次パーツの候補を提示する提示工程と、
    を含むことを特徴とする造形支援方法。
  13. 請求項12に記載の造形支援方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023003512A3 (en) * 2021-07-21 2023-04-20 Phasio Pte. Ltd. Additive manufacturing method and apparatus

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