JPH09237285A - プリント基板の3次元回路設計支援システム - Google Patents

プリント基板の3次元回路設計支援システム

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JPH09237285A
JPH09237285A JP8042769A JP4276996A JPH09237285A JP H09237285 A JPH09237285 A JP H09237285A JP 8042769 A JP8042769 A JP 8042769A JP 4276996 A JP4276996 A JP 4276996A JP H09237285 A JPH09237285 A JP H09237285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元の図形データを利用して、簡易に3次
元モデルを作成可能な3次元設計支援システムを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 プリント基板に実装される各部品および
プリント基板そのものの2次元形状モデルと、プリント
基板上における各部品の配置に関する配置情報とからな
る2次元設計情報を入力する設計情報入力手段111
と、各部品およびプリント基板について、高さ方向の形
状に関する高さ情報を入力する高さ情報入力手段112
と、各部品およびプリント基板の2次元形状モデルと対
応する高さ情報とを合成して、各部品およびプリント基
板の3次元モデルを作成する合成手段113と、合成手
段113で得られた3次元モデルと配置情報とを組み合
わせて、各部品を実装したプリント基板を表す3次元モ
デルを作成するモデル作成手段114とを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の実
装設計作業に用いられる3次元設計支援システムに関す
るものである。近年では、情報機器に対する小型化要求
が大きくなっており、これに応じて、多種多様な部品が
1枚のプリント基板に高密度に実装され、更に、多数の
プリント基板が限られたスペースに搭載されるようにな
った。このため、個々のプリント基板の3次元設計を支
援する技術および他のプリント基板や筐体との間の干渉
チェック作業を迅速化するための技術の重要性が増大し
ており、特に、部品や基板の3次元形状モデルを簡易に
作成する技術が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】図14に、従来の3次元回路設計システ
ムの構成例を示す。図14に示した3次元回路設計シス
テムにおいて、図形データライブラリ401は、プリン
ト基板および各部品の3次元形状を表す3次元モデルを
蓄積しており、描画処理部402は、入力受付部403
を介して受け取った利用者からの指示に応じて、プリン
ト基板そのものおよび配置される個々の部品を表す描画
データを作成する構成となっている。
【0003】また、表示処理部404は、この描画デー
タに基づいて、部品がプリント基板に実装された形状を
表す表示データを作成し、ディスプレイ405による表
示処理に供する構成となっている。
【0004】上述した3次元回路設計システムにおいて
は、利用者からの指示に応じて、図形データライブラリ
401に登録されている3次元モデルを配置することに
より、該当する部品を実装した状態のプリント基板の形
状を表す3次元モデルが作成され、干渉チェック処理な
どに供される。上述した従来の3次元回路設計作業は、
設計者が、電気設計作業で得られた回路図などを参照し
つつ、図形データライブラリ401に登録された3次元
モデルを組み合わせたり、図形や配線を指定する指示を
入力することにより、各部品をプリント基板に実装した
状態を表す3次元モデルを作成する作業である。
【0005】これに対して、特定の電気系2次元CAD
システムと特定の3次元CADシステムとの間につい
て、専用インタフェースを用いて、電気設計の際に用い
た2次元の設計データから3次元モデルを作成する技術
も提案されている。この専用インタフェースは、プリン
ト基板回路の実装設計で用いられた各部品およびプリン
ト基板の実形状を表す2次元の図形データと各部品のプ
リント基板上での配置を示す配置データとを電気系2次
元CADシステムから受け取り、これらの図形データと
配置情報とに基づいて、出力先の3次元CADシステム
において、プリント基板上に部品が配置された状態を表
す2次元の図形データを作成し、3次元モデルの作成処
理に供する構成となっている。
【0006】この場合は、3次元CADシステムにおい
て、上述した2次元の図形データを編集し、各部品を表
す図形それぞれに高さを示す情報を付加することによ
り、実装済みのプリント基板を表す3次元モデルを作成
し、干渉チェック処理に供することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図14に示した3次元
回路設計システムのように、3次元CADを単純に利用
した場合には、プリント基板回路の2次元の実装設計作
業と3次元設計作業とは全く独立しており、2次元の実
装設計作業で用いられた各部品やプリント基板の形状デ
ータは設計者によって参照される程度で、有効に活用さ
れているとは言えない。
【0008】この場合は、2次元の実装設計に利用する
2次元CADシステムと3次元CADシステムとの間
に、データの互換性などが要求されることはないが、個
々の部品やプリント基板の形状を示す3次元モデルを図
形データライブラリ401に予め登録しておくか、利用
者が必要な部品を表すための図形を描画する操作を行っ
て、新規に3次元モデルを作成する必要があり、3次元
設計作業が非常に煩雑である。
【0009】一方、専用インタフェースを利用する場合
は、2次元CADシステムで用いられた図形データをそ
のまま3次元CADシステムで有効に活用することがで
き、設計者の作業負担を大幅に軽減することができる。
しかしながら、この専用インタフェースは、特定の2次
元CADシステムから特定の3次元CADシステムへ設
計データを渡すことのみが可能であるにすぎないので、
汎用性は全くない。
【0010】また、2次元CADシステムで用いた各部
品やプリント基板の実形状をそのまま3次元CADシス
テムに適合する形式に変換するので、多種多様で複雑な
形状の部品がプリント基板に高密度で実装される場合に
は、3次元モデルを作成するために膨大な処理時間が必
要となってしまう。ところで、実装済みプリント基板の
3次元モデルは、主に、3次元CADシステムにおい
て、プリント基板相互あるいは各プリント基板と筐体と
について、部品などが接触するか否かを判定する干渉チ
ェックを行う際に用いられている。
【0011】ここで、この干渉チェックの際には、例え
ば、プリント基板相互あるいは筐体との距離が各部品の
高さの最大値よりも大きければ、チェック対象のプリン
ト基板は干渉しないと判断することができるから、実装
済みのプリント基板を表す3次元モデルにおいて、全て
の部品について詳細な形状を忠実に再現する必要はな
い。
【0012】その一方、干渉が検出された場合には、プ
リント基板回路の実装設計や場合によっては、電気設計
まで遡って設計変更を行う必要性が生じるため、干渉チ
ェックのために3次元モデルを作成する作業に要する時
間を短縮する技術の重要性は極めて高い。本発明は、利
用する2次元CADシステムや3次元CADシステムに
かかわらず、2次元の図形データを利用して、簡易に3
次元モデルを作成可能な3次元設計支援システムを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1から請
求項7の3次元回路設計支援システムの原理ブロック図
である。請求項1の発明は、プリント基板に実装される
各部品およびプリント基板そのものの2次元形状モデル
と、プリント基板上における各部品の配置に関する配置
情報とからなる2次元設計情報を入力する設計情報入力
手段111と、各部品およびプリント基板について、高
さ方向の形状に関する高さ情報を入力する高さ情報入力
手段112と、各部品およびプリント基板の2次元形状
モデルと対応する高さ情報とを合成して、各部品および
プリント基板の3次元モデルを作成する合成手段113
と、合成手段113で得られた3次元モデルと配置情報
とを組み合わせて、各部品を実装したプリント基板を表
す3次元モデルを作成するモデル作成手段114とを備
えたことを特徴とする。
【0014】請求項1の発明は、設計情報入力手段11
1および高さ情報入力手段112によって入力された各
部品に対応する2次元形状モデルと高さ情報とに基づい
て、合成手段113が動作することにより、各部品およ
びプリント基板それぞれの3次元モデルを作成すること
ができ、モデル作成手段114が、配置情報に従ってこ
れらの3次元モデルを組み立てることにより、各部品が
実装されたプリント基板を表す3次元モデルを自動的に
作成することができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載の3次
元回路設計支援システムにおいて、モデル作成手段11
4は、作成した3次元モデルを構造系3次元CAD標準
データ交換ファイルに格納し、3次元回路設計処理に供
する構成であることを特徴とする。請求項2の発明は、
ファイル作成手段115の動作により、作成した3次元
モデルを様々な構造系3次元CADシステムで利用可能
とすることができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1に記載の3次
元回路設計支援システムにおいて、設計情報入力手段1
11は、プリント基板の2次元の実装設計に用いられた
2次元形状モデルおよび配置情報を電気系CAD標準デ
ータ交換ファイルの形式で格納する2次元設計情報ファ
イル121と、2次元設計情報ファイル121から2次
元形状モデルおよび配置情報を読み出して、それぞれ合
成手段113およびモデル作成手段114の処理に供す
る読出手段122とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0017】請求項3の発明は、読出手段122が、2
次元設計情報ファイル121から2次元形状モデルと配
置情報とを読み出して、合成手段113およびモデル作
成手段114の処理に供することにより、プリント基板
の2次元の実装設計に用いられた設計情報を3次元モデ
ル作成処理に有効活用することができる。請求項4の発
明は、請求項3に記載の3次元回路設計支援システムに
おいて、読出手段122は、範囲指定指示の入力に応じ
て、該当する範囲内に配置された部品からなる部品群に
関する配置情報と、部品群に含まれる各部品に対応する
2次元形状モデルとを2次元設計情報ファイル121か
ら抽出する部品群抽出手段123と、部品群に関する配
置情報と2次元形状モデルとに基づいて、部品群の分布
範囲を含む図形を表す図形データを作成し、部品群に対
応する2次元形状モデルとして合成手段113の処理に
供する部品合成手段124とを備えた構成であることを
特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、範囲指定指示に入力に
応じて、部品群抽出手段123と部品合成手段124と
が動作することにより、指定範囲に分布する部品をまと
めて1つの部品として扱うことが可能となる。請求項5
の発明は、請求項3に記載の3次元回路設計支援システ
ムにおいて、読出手段122は、各部品に対応する2次
元形状モデルを2次元形状モデルが表す図形の面積に基
づいて、3次元モデルを作成すべき部品を判別する判別
手段125と、判別手段125による判別結果に応じ
て、該当する部品に対応する2次元形状モデルおよび対
応する配置情報を2次元設計情報ファイル121から抽
出し、それぞれ合成手段113およびモデル作成手段1
14に送出する情報抽出手段126とを備えた構成であ
ることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、判別手段125による
判別結果に応じて、情報抽出手段126が動作すること
により、2次元形状モデルの面積に基づいて、3次元モ
デルを作成すべきであるとされた各部品に関する情報の
みを選択的に合成手段113およびモデル作成手段11
4に送出することができる。請求項6の発明は、請求項
1に記載の3次元回路設計支援システムにおいて、高さ
情報入力手段112は、全ての部品について一律の高さ
を与える高さ情報を合成手段113の処理に供する構成
であることを特徴とする。
【0020】請求項6の発明は、高さ情報入力手段11
2の動作により、合成手段113は、全ての部品につい
て同一の高さを与えて3次元モデルを作成するので、個
々の部品の高さ方向の寸法のばらつきを無視して、3次
元モデルの作成処理を単純化することができる。請求項
7の発明は、請求項1に記載の3次元回路設計支援シス
テムにおいて、高さ情報入力手段112は、各部品およ
びプリント基板のそれぞれについて、対応する2次元図
形で示される領域に一様な高さを与える旨の高さ情報を
入力する構成であることを特徴とする。
【0021】請求項7の発明は、高さ情報入力手段11
2の動作により、合成手段113により、各部品に対応
する3次元モデルにそれぞれ異なる高さを与えるので、
各部品の高さ方向の寸法を3次元モデルに反映すること
ができる。請求項8の発明は、請求項6または請求項7
に記載の3次元回路設計支援システムにおいて、各部品
およびプリント基板の2次元形状モデルのそれぞれを所
定の条件を満たす矩形に変換し、この矩形を表す図形デ
ータをそれぞれの2次元形状モデルとして合成手段11
3に送出する矩形変換手段116を備えたことを特徴と
する。
【0022】請求項8の発明は、矩形変換手段116の
動作により、各部品およびプリント基板の2次元モデル
が、単純な矩形を表す図形データに変換された後に、合
成手段113の処理に供されるので、合成手段113に
よる3次元モデル作成処理を大幅に簡易化することがで
きる。請求項9の発明は、請求項8に記載の3次元回路
設計支援システムにおいて、設計情報入力手段111
は、各部品の2次元形状モデルとして、実装する際に占
有する範囲を示す実装限界形状を表す図形データを入力
する構成であることを特徴とする。
【0023】請求項9の発明は、設計情報入力手段11
1から受け取った各部品の実装限界形状に応じて、矩形
変換手段116が動作することにより、各部品がプリン
ト基板に実装される際の占有範囲に応じた3次元モデル
作成することができる。請求項10の発明は、請求項8
に記載の3次元回路設計支援システムにおいて、設計情
報入力手段111は、各部品およびプリント基板の2次
元形状モデルとして、実装設計処理の際に用いた実形状
を表す図形データを入力する構成であることを特徴とす
る。
【0024】請求項10の発明は、設計情報入力手段1
11から受け取った各部品およびプリント基板の実形状
を表す図形データに基づいて、矩形変換手段116が動
作することにより、各部品およびプリント基板の実形状
を単純化した矩形に応じた3次元モデルを作成すること
ができる。
【0025】請求項11の発明は、請求項8に記載の3
次元回路設計支援システムにおいて、矩形変換手段11
6は、各部品およびプリント基板の2次元形状モデルか
ら、それぞれの2次元形状が占める範囲の境界を示す境
界情報を抽出する境界抽出手段131と、境界情報で示
される図形が外接する図形を表す図形データを作成し
て、2次元形状モデルとして出力する外接図形作成手段
132とを備えた構成であることを特徴とする。
【0026】請求項11の発明は、2次元形状モデルの
入力に応じて、境界抽出手段131と外接図形作成手段
132とが動作することにより、2次元形状モデルで表
される図形の境界に外接する矩形を表す図形データを作
成し、合成手段113の処理に供することができる。請
求項12の発明は、請求項10に記載の3次元回路設計
支援システムにおいて、矩形変換手段116で作成され
た2次元形状モデルに実形状を表す図形データを補助情
報として付加し、合成手段113の処理に供する付加手
段117を備え、合成手段113は、矩形変換手段11
6で得られた2次元形状モデルで示される矩形を底辺と
する直方体の3次元モデルを作成する直方体モデル作成
手段133と、補助情報で示される図形データに従っ
て、3次元モデルの底辺に実形状を表す図形を重ねて表
す図形データを作成し、3次元モデルに付加する実形状
付加手段134とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0027】請求項12の発明は、付加手段117によ
って実形状を表す情報が付加された2次元形状モデルの
入力に応じて、直方体モデル作成手段133と実形状付
加手段134とが動作することにより、実形状を単純化
した矩形に基づいて作成した直方体の3次元モデルとと
もに、実形状を表す図形データを3次元設計作業に供す
ることが可能となる。
【0028】請求項13の発明は、請求項8に記載の3
次元回路設計支援システムにおいて、設計情報入力手段
111は、プリント基板の2次元の実装設計に用いられ
た2次元形状モデルおよび配置情報を所定の形式で格納
する2次元設計情報ファイル121と、部品指定情報の
入力に応じて、指定された部品およびプリント基板の実
形状を表す2次元形状モデルを2次元設計情報ファイル
121から選択的に読み出して、直接に合成手段113
に送出し、他の部品およびプリント基板に対応する2次
元形状モデルを矩形変換手段116の処理に供する選択
読出手段135とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0029】請求項13の発明は、部品指定情報の入力
に応じて、選択読出手段135が動作することにより、
指定された部品に対応して2次元設計情報ファイル12
1に格納された実形状を表す2次元形状モデルに基づい
て、該当する部品について、選択的に2次元形状を忠実
に反映した3次元モデルを作成することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。
【0031】図4は、本発明の3次元回路設計支援シス
テムの実施形態を示す図である。図4において、形状モ
デルファイル201と配置情報ファイル202とは、請
求項3で述べた2次元設計情報ファイル121に相当す
るものであり、例えば、JPCA(Japan Print Circuit
board Association) による標準データ交換フォーマッ
トに従って、各部品およびプリント基板の2次元形状を
表す2次元形状モデルとプリント基板上における各部品
の配置を表す配置情報とをそれぞれ格納している。
【0032】図4に示したモデル作成処理部210は、
キーボードやマウスなどの入力装置203を介して入力
される利用者からの指示に応じて、上述した形状モデル
ファイル201と配置情報ファイル202と部品情報ラ
イブラリ204とを参照し、実装済みのプリント基板を
表す3次元モデルを作成し、3次元モデルファイル20
5を介して、3次元CADシステム206の処理に供す
る構成となっている。
【0033】ここで、形状モデルファイル201は、各
部品およびプリント基板を示す部品名の実形状を表す図
形データを格納する実形状格納部207と、各部品をプ
リント基板に実装する際に占有する矩形の領域を示す実
装限界寸法をそれぞれ格納する実装限界格納部208
と、各部品およびプリント基板を示す部品名に対応し
て、それぞれの図形データおよび実装限界寸法の格納場
所を示す部品リスト209とから構成されている。
【0034】なお、図5に、様々な形状の部品につい
て、それぞれの2次元平面図および実装限界寸法を示
す。図5(a) に示すように、ICやLSIなどの部品に
ついては、ピンの部分を含めた幅Wと部品の長さDとが
実装限界寸法として、実装限界格納部208に格納され
ており、また、ピンの部分を含まない矩形を表す図形デ
ータが実形状格納部207に格納されている。また、図
5(b) に示すように、コンデンサなどの円筒形の部品に
ついては、その直径Wが実装限界寸法として実装限界格
納部208に格納されており、直径Wの円を表す図形デ
ータが実形状格納部207に格納されている。一方、図
5(c) に示すように、部品が直方体と円筒との組合せな
どによって表される場合には、組み合わされる各要素の
幅および長さの最大値が実装限界寸法として実装限界格
納部208に格納されている。
【0035】また、プリント基板については、図5(d)
に示すように、切り欠きや穴、突起などを含む詳細な図
形データを実形状格納部207に格納しておけばよい。
また、部品情報ライブラリ204は、各部品およびプリ
ント基板をそれぞれ示す部品名に対応して、例えば、そ
れぞれの部品の高さの最大値H(図5参照)を高さ情報
として格納する構成となっている。
【0036】図4に示したモデル作成処理部210にお
いて、読込処理部211は、請求項3で述べた読出手段
122に相当するものであり、作成制御部212からの
指示に応じて、上述した実形状格納部207あるいは実
装限界格納部208からそれぞれ図形データあるいは実
装限界寸法を読み出して、矩形化処理部213に送出す
る構成となっている。
【0037】また、図4に示した検索処理部215は、
作成制御部212からの指示に応じて、部品情報ライブ
ラリ204から指定された部品名に対応する高さ情報を
検索することにより、請求項7で述べた高さ情報入力手
段112の機能を実現し、各部品に対応する高さ情報を
部品モデル作成部214の処理に供する構成となってい
る。
【0038】この部品モデル作成部214は、入力され
る図形データで表される図形を底面とし、検索処理部2
15からの高さ情報で示される高さを持つ立体を表す図
形データを作成し、登録処理部216を介して、該当す
る部品の3次元部品モデルとして部品モデルライブラリ
217に登録する構成となっている。また、図4に示し
た解釈処理部218は、作成制御部212からの指示に
応じて、配置情報ファイル202に格納された配置情報
を解釈し、この解釈結果をモデル検索部219および組
立処理部220の処理に供する構成となっている。
【0039】図4において、モデル検索部219は、こ
の解釈結果で指定された部品の3次元モデルを部品モデ
ルライブラリ217から検索して、組立処理部220の
処理に供する構成となっている。また、この組立処理部
220は、モデル作成手段114に相当するものであ
り、上述した解釈結果に基づいて、3次元モデルファイ
ル205に格納された3次元モデルに、受け取った3次
元部品モデルを順次に組み込んでいくことにより、実装
済みのプリント基板を表す3次元モデルを構築する構成
となっている。
【0040】図6に、3次元モデル作成動作を表す流れ
図を示す。まず、作成制御部212は、部品リスト20
9を参照し、利用者からの指示に応じて、読込処理部2
11に対する指示を作成し、各部品についての読込動作
を制御する。このとき、利用者により、部品の実形状か
らの矩形化を行う旨が指示された場合(ステップ301
の肯定判定)は、作成制御部212からの指示に応じ
て、読込処理部211が、実形状格納部207から指定
された部品あるいはプリント基板の輪郭を表す図形デー
タを読み出して(ステップ302)、矩形化処理部21
3に送出すればよい。
【0041】このように、作成制御部212からの指示
に応じて、読込処理部211が動作することにより、実
形状格納部207と読込処理部211とにより、設計情
報入力手段111の2次元形状モデル入力機能を実現す
るとともに、請求項11で述べた境界抽出手段131の
機能を果たすことができる。また、上述した図形データ
の入力に応じて、矩形化処理部213は、請求項11で
述べた外接図形作成手段132として動作し、受け取っ
た図形データで表される部品あるいはプリント基板の輪
郭に外接する矩形を表す図形データを作成し(ステップ
303)、部品モデル作成部214の処理に供すればよ
い。
【0042】これにより、例えば、図5(b) に示した円
筒形のコンデンサの2次元形状は、対応する2次元形状
に外接する矩形(図5(b) において点線で示す)に変換
される。一方、実装限界寸法を利用する旨が指示された
場合(ステップ301の否定判定)は、作成制御部21
2からの指示に応じて、読込処理部211は、実装限界
格納部208から指定された実装限界寸法を読み出し
(ステップ304)、矩形化処理部213の処理に供す
ればよい。
【0043】このように、作成制御部212からの指示
に応じて、読込処理部211が実装限界格納部208か
らの読込処理を行うことにより、請求項9で述べた設計
情報入力手段111の機能を実現することができる。ま
た、この実装限界寸法の入力に応じて、矩形化処理部2
13は、指定された幅Wおよび長さDに基づいて、矩形
を表す図形データをそれぞれ作成し(ステップ30
5)、部品モデル作成部214の処理に供すればよい。
【0044】これにより、例えば、図5(a) に示したL
SIの2次元形状は、ピンに対応する部分の幅を含めた
矩形(図5(a) において点線で示す)に変換される。上
述したようにして得られた矩形を表す図形データと、検
索処理部215を介して部品情報ライブラリ204から
得られる該当する部品の高さ情報とに基づいて、部品モ
デル作成部214は、図5(a)〜(c)に各部品形状に対応
して示すような直方体を表す3次元モデルを作成し(ス
テップ306)、対応する部品名とともに登録処理部2
16の処理に供すればよい。
【0045】このとき、部品モデル作成部214は、例
えば、IGES(Initial GraphicsExchange Specificat
ion)による構造系3次元CADシステムの標準交換フ
ァイルのフォーマットに従って、上述した直方体を表す
3次元図形データを作成し、登録処理部216は、この
3次元図形データを指定された部品名に対応する3次元
モデルとして、部品モデルライブラリ217に登録すれ
ばよい。
【0046】その後、作成制御部212は、部品リスト
209に登録された全ての部品についての3次元モデル
作成処理が終了したか否かを判定し(ステップ30
7)、否定判定の場合は、ステップ301に戻って、次
の部品に対応する3次元部品モデルの作成処理を行えば
よい。このようにして、各部品およびプリント基板に対
応する3次元部品モデルを順次に作成していき、全ての
部品についての処理が終了したときに、ステップ307
の肯定判定となり、これに応じて、作成制御部212
は、解釈処理部218に配置情報の解釈動作の開始を指
示すればよい。
【0047】これに応じて、解釈処理部218が動作を
開始し、この解釈結果に応じて、まず、部品検索部21
9により、部品モデルライブラリ217からプリント基
板に対応する3次元部品モデルが検索され、組立処理部
220を介して3次元モデルファイル205に展開され
る(ステップ308)。次に、配置情報ファイル202
に格納された配置情報それぞれについて、解釈処理部2
18によって得られた解釈結果に応じて、部品検索部2
19は、該当する3次元部品モデルを部品モデルライブ
ラリ217から検索し(ステップ309)、組立処理部
220は、部品検索部219から受け取った3次元部品
モデルを組み立てて、3次元モデルファイル205に追
加すればよい(ステップ310)。
【0048】このとき、解釈処理部218は、組立対象
の部品を示す部品名を部品検索部219に指定して検索
処理を指示するとともに、この部品を配置すべき位置を
示す情報として、その中心位置を示す座標を組立処理部
220に指示すればよい。この場合に、組立処理部22
0は、解釈処理部218からの指示で指定された座標に
基づいて、部品検索部219から受け取った3次元部品
モデルと3次元モデルファイル205内の3次元モデル
とを合成し、合成結果によって3次元モデルファイル2
05を更新すればよい。
【0049】その後、全ての配置情報を解釈したか否か
を判定し(ステップ311)、否定判定の場合は、ステ
ップ309に戻って、解釈処理部218により、つぎの
配置情報に基づく組立処理が行われる。このように、解
釈処理部218からの指示に応じて、部品検索部219
および組立処理部220が動作することにより、モデル
作成手段114の機能を実現し、配置情報に基づいて、
各部品に対応する3次元部品モデルを組み合わせて、こ
れらの部品が実装されたプリント基板を表す3次元モデ
ルを作成することができる。
【0050】また、ステップ310において、組立処理
部220が、上述したIGESによる構造系3次元CA
Dシステムの標準交換ファイルのフォーマットに従っ
て、合成結果を表す3次元図形データを作成すれば、こ
れらの各部によって、請求項2で述べたファイル作成手
段115の機能を実現することができる。上述したよう
にして、プリント基板に実装される全ての部品に関する
配置情報で示される全ての部品に対応する3次元部品モ
デルの組立処理が終了したときに、ステップ316の肯
定判定として、3次元モデル作成処理を終了し、3次元
モデルファイル205の内容を3次元CADシステムに
渡せばよい。
【0051】このようにして、電気系CADの標準交換
ファイルに含まれる2次元形状データおよび配置情報
と、部品情報ライブラリ204で示された高さ情報とに
基づいて、実装済みのプリント基板を表す3次元モデル
を自動的に作成することが可能となり、設計者の作業負
担を大幅に軽減し、3次元設計作業に要する時間を飛躍
的に短縮することができる。
【0052】特に、入力情報として、電気系CADの標
準交換ファイルを利用し、また、構造系3次元CADの
標準ファイルを出力する構成としたことにより、従来の
専用インタフェースを用いた技法における課題であった
汎用性の問題を解決し、様々なCADシステムで作成さ
れた2次元設計の情報を利用し、また、様々な3次元C
ADシステムにおいて、作成した3次元モデルを利用す
ることができる。
【0053】なお、電気系CADの標準交換ファイルと
して、EDIF (Electric DesginInterchange Forma
t)による標準交換ファイルを利用してもよい。また、
構造系3次元CADの標準交換ファイルとして、STE
P(STandard for the Exchangeof Product model det
a)による標準交換ファイルを採用してもよい。また、
請求項8の発明を適用し、各部品およびプリント基板の
2次元形状を単純な矩形に変換してから、3次元モデル
化する構成としたことにより、各部品に対応する3次元
モデルを作成する処理に要する時間を大幅に短縮し、全
体としての処理の高速化を図ることができる。
【0054】これにより、2次元電気設計結果を迅速に
3次元設計情報に反映し、干渉チェック作業や熱解析作
業などの3次元設計処理に供することができ、これらの
作業結果からのフィードバックにも迅速に対応すること
が可能となる。また、請求項6の発明を適用し、全ての
部品に同一の高さを与える構成としてもよい。
【0055】この場合は、上述した部品情報ライブラリ
204および検索処理部215を設ける代わりに、入力
装置203を介して、例えば、各部品の高さの最大値を
入力し、直接に部品モデル作成部214の処理に供すれ
ばよい。
【0056】すなわち、利用者がキーボード203を操
作することにより、請求項6で述べた高さ情報入力手段
112の機能が果たされ、全ての部品に対応する高さを
一律とすることにより、各部品に対応する3次元部品モ
デルの作成処理を更に簡易化し、全体としての処理の高
速化を図ることができる。次に、3次元モデルを作成す
る処理を更に高速化する方法について説明する。
【0057】図7に、請求項4の発明を適用した3次元
回路設計支援システムの実施形態を示す。図7に示した
形状ファイル変換部230において、範囲指定受付部2
31は、利用者からの範囲指定指示を受け付け、この範
囲指定指示に応じて、部品群抽出部232が、配置情報
ファイル202から該当する範囲に配置された部品に関
する情報を部品群を示す情報(以下、部品群情報と称す
る)として抽出する構成となっている。
【0058】ここで、部品群抽出部232は、図8(a)
に点線で囲って示した指定範囲の内部に配置されている
部品について、それぞれの部品名および中心座標を配置
情報ファイル202から抽出すればよい。この場合は、
上述した範囲指定受付部231と部品群抽出部232と
により、請求項4で述べた部品群抽出手段123の機能
が実現されており、指定された範囲に含まれるとして判
別された部品からなる部品群に関する部品群情報が、請
求項4で述べた部品合成手段124に相当する図形デー
タ変換部233の処理に供されている。
【0059】図7に示した図形データ変換部233にお
いて、図形検索部234は、部品群情報で示された各部
品名に基づいて、形状モデルファイル201から該当す
る2次元モデルを検索し、配置モデル作成部235は、
これらの2次元モデルを部品群情報に従って配置して、
部品群に含まれる各部品の配置状態を表す配置モデルを
作成し、分布範囲検出部236の処理に供する構成とな
っている。
【0060】この分布範囲検出部236は、配置モデル
に基づいて、上述した各部品の分布範囲を抽出し、この
分布範囲を表す情報として、例えば、分布範囲の寸法を
表す寸法情報を形状モデル登録部237を介して形状モ
デルファイル201に登録する構成となっている。これ
に応じて、形状モデル登録部237は、この寸法情報を
実装限界寸法として実装限界格納部208に格納すると
ともに、上述した部品群に新しい部品名を与え、この部
品名に対応して上述した実装限界寸法の格納場所に関す
る情報を部品リスト209に登録すればよい。
【0061】この場合は、図4に示した3次元モデル作
成処理部210の読込処理部211が、作成制御部21
2からの指示に応じて、上述したステップ302あるい
はステップ304と同様に動作することにより、予め形
状モデルファイル201に格納されていた各部品および
プリント基板の形状を表す情報とともに、上述した部品
群の形状を表す情報が矩形化処理部213の処理に供さ
れる。
【0062】すなわち、上述した範囲指定受付部231
と部品群抽出部232と図形データ変換部233および
読込処理部211とにより、請求項4で述べた設計情報
入力手段111の2次元形状情報入力機能を実現する構
成となっている。また、図7において、配置情報作成部
238は、図形データ変換部233から部品群に対応す
る2次元部品モデルおよび配置モデルを受け取り、これ
らの情報に基づいて、部品群に対応する配置情報を作成
し、置換処理部239の処理に供する構成となってい
る。
【0063】この置換処理部239は、上述した部品群
情報で示された各部品についての配置情報に代えて、配
置情報作成部238で得られた新しい配置情報を配置情
報ファイル202に格納すればよい。このように、配置
情報作成部238と置換処理部239とが動作して、配
置情報ファイル202の内容を変更し、3次元モデル作
成処理部210の解釈処理部218の処理に供すること
により、請求項4で述べた設計情報入力手段111の配
置情報入力機能を実現することができる。
【0064】この場合は、解釈処理部218による解釈
結果に応じて、組立処理部220が動作することによ
り、部品群として判別された複数の部品それぞれに対応
する3次元部品モデルを配置する処理を行う代わりに、
部品群に対応する1つの3次元部品モデルを配置する処
理が行われ、図8(b) 斜線を付して示すように、各部品
群の分布範囲に基づいて得られた3次元部品モデルが配
置される。
【0065】つまり、部品群として、複数の部品をまと
めて扱うことにより、実装済みプリント基板の3次元モ
デルを作成する処理において、個々に3次元部品モデル
を配置すべき部品数を大幅に削減することができるか
ら、全体として処理に要する時間を短縮し、3次元モデ
ル作成処理を高速化することができる。一方、作成する
3次元部品モデルの数を削減することも可能である。
【0066】図9に、請求項5で述べた3次元回路設計
支援システムの実施形態を示す。図9において、面積算
出部241は、形状モデルファイル201を参照し、各
部品の2次元形状を表す図形の面積を算出し、比較処理
部242は、各部品について得られた面積と所定の閾値
とを比較して、この比較結果をフラグ操作部243およ
び削除処理部244の処理に供する構成となっている。
【0067】また、図9において、形状モデルファイル
201の部品リスト245は、上述した部品リスト20
9に、各部品名に対応して該当する部品の3次元部品モ
デルを作成するか否かを示すフラグを付加した構成とな
っており、上述したフラグ操作部243は、比較処理部
242による比較結果に応じて、このフラグを操作する
構成となっている。
【0068】ここで、上述したフラグ操作部243は、
部品に対応する面積が閾値よりも大きい旨の比較結果に
応じて上述したフラグをセットして、該当する部品につ
いての3次元部品モデル作成が必要である旨を示し、閾
値以下である旨の比較結果に応じて、フラグをリセット
して3次元部品モデル作成処理が不要である旨を示せば
よい。
【0069】この場合に、作成制御部212は、上述し
た部品リスト245のフラグにより3次元部品モデルの
作成が必要である旨が示された部品について、読込処理
部211に2次元モデルの読込処理を指示すればよい。
このように、面積算出部241で得られた各部品に対応
する面積に応じて、比較処理部242およびフラグ操作
部243が動作することにより、請求項5で述べた部品
判別手段125の機能を実現し、部品リスト209に判
別結果を反映することができる。
【0070】また、この部品リスト209に基づいて、
作成制御部212と読込処理部211とが動作すること
により、全体として、請求項5で述べた設計情報入力手
段111の2次元形状入力機能を実現し、所定の閾値以
上の面積を有する部品に対応する2次元形状のみを選択
的に3次元部品モデル作成処理に供することができる。
これにより、抵抗などの微小な部品についての3次元部
品モデル作成処理を省略し、3次元部品モデル作成処理
に要する時間を短縮することができるから、全体とし
て、3次元モデルの作成処理を高速化することができ
る。
【0071】また、削除処理部244は、部品に対応す
る面積が閾値以下である旨の比較結果の入力に応じて、
配置情報ファイル202から該当する部品に関する配置
情報を検出し、検出した配置情報を削除すればよい。こ
の場合は、削除処理部244によって該当する配置情報
が削除された配置情報ファイル202を解釈処理部21
8の処理に供することにより、請求項5で述べた情報抽
出手段126の機能を実現することができ、微小な部品
に対応する3次元部品モデルの組立処理を省略し、組立
処理に要する時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0072】例えば、図8(a) において、斜線を付して
示した微小な部品を排除する場合は、この部品に対応す
る3次元モデルを作成する処理とともに、この部品を配
置情報に従って3次元モデルに組み込む処理も省略され
る。したがって、図8(c) に示すように、上述した微小
な部品を含まない簡略化された3次元モデルが作成さ
れ、3次元モデルファイル205を介して、3次元CA
Dシステム206の処理に供される。
【0073】このようにして、3次元モデル化する部品
の数を削減したり、複数の部品をまとめてモデル化した
りした場合は、当然ながら、作成される3次元モデルの
正確度は低くなる。しかしながら、実際の3次元設計作
業においては、例えば、干渉チェックなどのように、簡
略化された3次元モデルによって十分に検証可能な作業
も多くあり、必ずしも精密な3次元モデルは必要ではな
い。
【0074】むしろ、詳細な実装設計を詰める前に、他
のプリント基板や筐体との干渉によって、配置の変更が
必要となるか否かを迅速にチェックする必要性の方が重
大である。上述した3次元モデル作成処理の高速化技術
は、このような要望に応えるものであり、設計の初期段
階において、迅速に干渉チェック作業を行うことを可能
とするので、プリント基板の設計技術に貢献するところ
が大きい。
【0075】その一方、3次元設計の最終段階では、例
えば、機構解析や衝撃解析などの作業に際して、精密な
3次元モデルが必要とされる場合もある。次に、実装済
みのプリント基板について、精密な3次元モデルを作成
する処理を支援する方法について説明する。図10に、
請求項12の発明を適用した3次元回路設計支援システ
ムの実施形態を示す。
【0076】図10に示した3次元モデル作成処理部2
10において、読込処理部251は、作成制御部212
からの指示に応じて、形状モデルファイル201から指
定された部品の2次元形状に関する情報を読み出して、
矩形化処理部213の処理に供するとともに、請求項1
2で述べた付加手段117として動作し、該当する部品
の実形状を表す2次元モデルを図形データ変換部252
を介して付加処理部253に送出する構成となってい
る。
【0077】この図形データ変換部252は、受け取っ
た図形データを構造系3次元CADシステムの標準交換
ファイルに従ったフォーマットに変換し、付加処理部2
53は、この変換結果と部品モデル作成部214によっ
て各部品について得られた直方体を表す3次元部品モデ
ルとを受け取って、この3次元部品モデルの一方の底面
に上述した変換結果として得られた図形データを重ね合
わせ、最終的な3次元部品モデルとして出力し、登録処
理部216の処理に供する構成となっている。
【0078】このように、図形データ変換部252から
の変換結果の入力に応じて、付加処理部253が動作す
ることにより、請求項12で述べた直方体モデル作成手
段133に相当する部品モデル作成部214で得られた
3次元部品モデルに、実形状に関する情報を付加するこ
とができ、請求項12で述べた実形状付加手段134の
機能を果たすことができる。
【0079】この場合に得られる各部品およびプリント
基板の3次元部品モデルは、図11に示すように、直方
体の底面に実形状を表す2次元図形を重ね合わせた形状
となり、これらの3次元部品モデルを組み合わせて得ら
れた実装済みのプリント基板を表す3次元モデルが、3
次元CADシステム206の処理に供される。したがっ
て、この場合は、3次元CADシステム206におい
て、設計者は、各部品およびプリント基板の2次元の実
形状を参照しながら3次元モデルの編集作業を進めるこ
とが可能であり、3次元CADシステム206における
編集作業を支援することができる。
【0080】ここで、上述した付加処理部253の処理
は単純な処理であるから、この処理を付加したことによ
る処理時間の増大はわずかである。一方、部品の形状が
複雑である場合には、複雑な実形状をそのまま用いて3
次元部品モデルを作成する場合に比べて、3次元CAD
システム206において、直方体の底面に重ね合わされ
た2次元図形を参照しながら、該当する3次元部品モデ
ルを編集する方がむしろ簡単であるから、この技法を利
用することにより、精密な3次元モデルを迅速に作成す
ることができる。
【0081】もちろん、読込処理部211によって読み
込んだ2次元モデルを直接に部品モデル作成部214に
入力し、3次元部品モデルの作成処理に供する構成とす
れば、全ての部品について、詳細な2次元モデルに基づ
いた3次元部品モデルを作成することができ、これらの
3次元部品モデルを組み合わせることにより、実装済み
のプリント基板についての精密な3次元モデルを作成す
ることができる。
【0082】また、例えば、干渉チェック作業の際に、
干渉している可能性が高い部分が検出された場合に、該
当する範囲に配置された一部の部品について、選択的に
精密な3次元部品モデルを作成することもできる。図1
2に、請求項13の3次元回路設計支援システムの実施
形態を示す。図12において、部品群抽出部232は、
範囲指定受付部231を介して入力された範囲指定情報
に基づいて、配置情報ファイル202から該当する範囲
に含まれる各部品を抽出し、これらの各部品を示す部品
名をフラグ操作部254の処理に供する構成となってい
る。
【0083】また、図12において、形状モデルファイ
ル201の部品リスト255は、部品名に対応して、2
次元形状情報の格納場所と実形状によるモデル化を行う
か否かを示すフラグとを格納する構成であり、作成制御
部256は、この部品リスト255のフラグに応じて、
読込処理部211によって読み込まれる2次元形状情報
の出力先を制御する構成となっている。
【0084】この場合は、上述したフラグ操作部254
が、抽出された各部品を示す部品名の入力に応じて、こ
の部品リスト255の該当するフラグをセットし、これ
に応じて、作成制御部256が、読込処理部211に対
して、該当する部品に対応する2次元モデルを部品モデ
ル作成部214に送出する旨を指示すればよい。このよ
うにして、範囲指定受付部231からの指示に応じて、
部品群抽出部232とフラグ操作部254とが動作する
ことにより、部品リスト255のフラグによって、請求
項13で述べた部品指定情報を入力することができ、こ
れに応じて、作成制御部256および読込処理部211
が動作することにより、請求項13で述べた選択読出手
段135の機能を実現することができる。
【0085】これにより、例えば、図13(a) に示すよ
うに、上述した範囲指定受付部231を介して、プリン
ト基板相互の干渉が検出された範囲を指定し、再度、実
装済みのプリント基板の3次元モデル化処理を行うこと
により、該当する範囲に配置される各部品についての
み、詳細な2次元形状に基づいて、精密な3次元モデル
を作成することができる(図13(b) 参照)。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント基板回路の2次元設計で得られた設計情報を有
効に利用し、各部品を実装した状態のプリント基板を表
す3次元モデルを自動的に作成することができるから、
3次元回路設計作業の際に必要とされる設計者の労力を
大幅に削減し、3次元設計作業に要する時間を飛躍的に
短縮することができる。
【0087】特に、請求項2および請求項3の発明を適
用し、電気系CAD標準データ交換ファイルに格納され
た2次元設計結果を受け取って、作成した3次元モデル
を構造系3次元CAD標準データ交換ファイルに出力す
ることにより、2次元CADシステムや3次元CADシ
ステムの機種を問わず、様々なシステムに柔軟に対応す
ることが可能となり、汎用性の高い3次元回路設計支援
システムを提供することができる。
【0088】更に、請求項4から請求項11の発明を適
用し、2次元設計情報から簡易化した3次元モデルを作
成することにより、2次元設計結果を迅速に干渉チェッ
ク作業に供することが可能となり、干渉チェックからの
フィードバックにも柔軟に対応することができる。ま
た、請求項12または請求項13を適用すれば、請求項
8で述べた3次元モデルの簡易化による処理の高速化の
メリットとともに、3次元モデルの少なくとも一部をよ
り精密に表すことが可能となり、3次元CADシステム
におけるより高度な作業に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1から請求項7の3次元回路設計支援シ
ステムの原理ブロック図である。
【図2】請求項8から請求項11の3次元回路設計支援
システムの原理ブロック図である。
【図3】請求項12および請求項11の3次元回路設計
支援システムの原理ブロック図である。
【図4】本発明の3次元回路設計支援システムの実施形
態を示す図である。
【図5】3次元部品モデル作成処理を説明する図であ
る。
【図6】3次元モデル作成動作を表す流れ図である。
【図7】請求項4の3次元回路設計支援システムの実施
形態を示す図である。
【図8】3次元モデル作成処理の高速化手法を説明する
図である。
【図9】請求項5の3次元回路設計支援システムの実施
形態を示す図である。
【図10】請求項12の3次元回路設計支援システムの
実施形態を示す図である。
【図11】3次元部品モデルの例を示す図である。
【図12】請求項13の3次元回路設計支援システムの
実施形態を示す図である。
【図13】3次元モデル作成処理を説明する図である。
【図14】従来の3次元回路設計システムの構成例を示
す図である。
【符号の説明】
111 設計情報入力手段 112 高さ情報入力手段 113 合成手段 114 モデル作成手段 115 ファイル作成手段 116 矩形変換手段 117 付加手段 121 2次元設計情報ファイル 122 読出手段 123 部品群抽出手段 124 部品合成手段 125 判別手段 126 情報抽出手段 131 境界抽出手段 132 外接図形作成手段 133 直方体モデル作成手段 134 実形状付加手段 135 選択読出手段 201 形状モデルファイル 202 配置情報ファイル 203 入力装置 204 部品情報ライブラリ 205 3次元モデルファイル 206 3次元CADシステム 207 実形状格納部 208 実装限界格納部 209、245、255 部品リスト 210 モデル作成処理部 211、251 読込処理部 212、256 作成制御部 213 矩形化処理部 214 部品モデル作成部 215 検索処理部 216 登録処理部 217 部品モデルライブラリ 218 解釈処理部 219 モデル検索部 220 組立処理部 231 範囲指定受付部 232 部品群抽出部 233 図形データ変換部 234 図形検索部 235 配置モデル作成部 236 分布範囲検出部 237 形状モデル登録部 238 配置情報作成部 239 置換処理部 241 面積算出部 242 比較処理部 243、254 フラグ操作部 244 削除処理部 252 図形データ変換部 253 付加処理部 401 図形データライブラリ 402 描画処理部 403 入力受付部 404 表示処理部 405 ディスプレイ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に実装される各部品および
    前記プリント基板そのものの2次元形状モデルと、前記
    プリント基板上における前記各部品の配置に関する配置
    情報とからなる2次元設計情報を入力する設計情報入力
    手段と、 前記各部品および前記プリント基板について、高さ方向
    の形状に関する高さ情報を入力する高さ情報入力手段
    と、 前記各部品および前記プリント基板の2次元形状モデル
    と対応する高さ情報とを合成して、前記各部品および前
    記プリント基板の3次元モデルを作成する合成手段と、 前記合成手段で得られた3次元モデルと前記配置情報と
    を組み合わせて、前記各部品を実装したプリント基板を
    表す3次元モデルを作成するモデル作成手段とを備えた
    ことを特徴とする3次元回路設計支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 モデル作成手段は、作成した3次元モデルを構造系3次
    元CAD標準データ交換ファイルに格納し、3次元回路
    設計処理に供する構成であることを特徴とする3次元回
    路設計支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 設計情報入力手段は、 プリント基板の2次元の実装設計に用いられた2次元形
    状モデルおよび配置情報を電気系CAD標準データ交換
    ファイルの形式で格納する2次元設計情報ファイルと、 前記2次元設計情報ファイルから2次元形状モデルおよ
    び配置情報を読み出して、それぞれ合成手段およびモデ
    ル作成手段の処理に供する読出手段とを備えた構成であ
    ることを特徴とする3次元回路設計支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 読出手段は、 範囲指定指示の入力に応じて、該当する範囲内に配置さ
    れた部品からなる部品群に関する配置情報と、前記部品
    群に含まれる各部品に対応する2次元形状モデルとを2
    次元設計情報ファイルから抽出する部品群抽出手段と、 前記部品群に関する配置情報と2次元形状モデルとに基
    づいて、前記部品群の分布範囲を含む図形を表す図形デ
    ータを作成し、前記部品群に対応する2次元形状モデル
    として合成手段の処理に供する部品合成手段とを備えた
    構成であることを特徴とする3次元回路設計支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 読出手段は、 各部品に対応する2次元形状モデルを前記2次元形状モ
    デルが表す図形の面積に基づいて、3次元モデルを作成
    すべき部品を判別する判別手段と、 前記判別手段による判別結果に応じて、該当する部品に
    対応する2次元形状モデルおよび対応する配置情報を2
    次元設計情報ファイルから抽出し、それぞれ合成手段お
    よびモデル作成手段に送出する情報抽出手段とを備えた
    構成であることを特徴とする3次元回路設計支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 高さ情報入力手段は、全ての部品について一律の高さを
    与える高さ情報を合成手段の処理に供する構成であるこ
    とを特徴とする3次元回路設計支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 高さ情報入力手段は、各部品およびプリント基板のそれ
    ぞれについて、対応する2次元図形で示される領域に一
    様な高さを与える旨の高さ情報を入力する構成であるこ
    とを特徴とする3次元回路設計支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の3次元
    回路設計支援システムにおいて、 各部品およびプリント基板の2次元形状モデルのそれぞ
    れを所定の条件を満たす矩形に変換し、この矩形を表す
    図形データをそれぞれの2次元形状モデルとして合成手
    段に送出する矩形変換手段を備えたことを特徴とする3
    次元回路設計支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の3次元回路設計支援シ
    ステムにおいて、 設計情報入力手段は、各部品の2次元形状モデルとし
    て、実装する際に占有する範囲を示す実装限界形状を表
    す図形データを入力する構成であることを特徴とする3
    次元回路設計支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の3次元回路設計支援
    システムにおいて、 設計情報入力手段は、各部品およびプリント基板の2次
    元形状モデルとして、 実装設計処理の際に用いた実形状を表す図形データを入
    力する構成であることを特徴とする3次元回路設計支援
    システム。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の3次元回路設計支援
    システムにおいて、 矩形変換手段は、 各部品およびプリント基板の2次元形状モデルから、そ
    れぞれの2次元形状が占める範囲の境界を示す境界情報
    を抽出する境界抽出手段と、 前記境界情報で示される図形が外接する図形を表す図形
    データを作成して、2次元形状モデルとして出力する外
    接図形作成手段とを備えた構成であることを特徴とする
    3次元回路設計支援システム。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の3次元回路設計支
    援システムにおいて、 矩形変換手段で作成された2次元形状モデルに前記実形
    状を表す図形データを補助情報として付加し、合成手段
    の処理に供する付加手段を備え、 合成手段は、 前記矩形変換手段で得られた2次元形状モデルで示され
    る矩形を底辺とする直方体の3次元モデルを作成する直
    方体モデル作成手段と、 前記補助情報で示される図形データに従って、前記3次
    元モデルの底辺に前記実形状を表す図形を重ねて表す図
    形データを作成し、前記3次元モデルに付加する実形状
    付加手段とを備えた構成であることを特徴とする3次元
    回路設計支援システム。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の3次元回路設計支援
    システムにおいて、設計情報入力手段は、 プリント基板の2次元の実装設計に用いられた2次元形
    状モデルおよび配置情報を所定の形式で格納する2次元
    設計情報ファイルと、 部品指定情報の入力に応じて、指定された部品およびプ
    リント基板の実形状を表す2次元形状モデルを前記2次
    元設計情報ファイルから選択的に読み出して、直接に合
    成手段に送出し、他の部品およびプリント基板に対応す
    る2次元形状モデルを矩形変換手段の処理に供する選択
    読出手段とを備えた構成であることを特徴とする3次元
    回路設計支援システム。
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