JP2006116583A - トランスファプレス機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正確かつ迅速に干渉チェックを行なえる取扱い容易なトランスファプレス機械を提供する。
【解決手段】 3次元形状データ化されたプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素とを仮想空間内に実空間内の場合と同じ相対位置関係をもって展開配置した状態で記憶可能なデータ化構成要素記憶手段と、プレス側データ化構成要素を仮想空間内でプレスモーションに従って仮想プレス動作させる仮想プレス動作制御手段と、搬送側データ化構成要素を仮想空間内でトランスファモーションに従って仮想搬送動作させる仮想搬送動作制御手段と、仮想同期タイミング情報を生成出力する仮想同期タイミング情報生成出力手段と、仮想トランスファプレスサイクルの進行中にプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素との間に干渉が発生するか否かを判別する仮想干渉発生有無判別手段とを含む干渉チェック装置を設けた。
【選択図】 図10

Description

本発明は、実空間内に一定の相対位置関係をもって配置されたスライドのプレス動作を利用してプレス加工可能なプレス機械と、このプレス機械にフィンガーの搬送動作を利用して材料を搬送可能な材料搬送装置とを具備し、プレス動作と搬送動作とを同期させたトランスファプレスサイクルの進行中に搬送された材料にプレス加工を施すことができるトランスファプレス機械に関する。
トランスファプレス機械を構成するプレス機械と材料搬送装置とは、実空間内に一定の相対位置関係をもって配置されている。かかるプレス機械のプレス動作と材料搬送装置の搬送動作とを同期させたトランスファプレスサイクルの進行中に、材料を搬送しつつプレス加工を施すことができる。
スライドのプレス(スライド)動作を利用してプレス加工するプレス機械には、大別して、フライホイール蓄動力駆動方式とサーボモータ駆動方式とがある。他方、フィンガーの搬送動作を利用して材料を前置金型(例えば、第1番目の金型)から後置金型(第2番目の金型)まで搬送可能な材料搬送装置には、大別して、機械的結合(例えば、クランク軸と搬送動力軸とを連結する。)方式とロボット方式とがある。機械的結合方式の材料搬送装置の場合は、プレス機械との機械的結合によって関連(同期化)されているので、プレス(スライド)モーションに従うプレス動作(スライド昇降動作)とトランスファモーションに従う搬送動作とは相互に干渉しない。
しかし、ロボット方式の材料搬送装置では、プレス動作に伴って進む実際クランク角度が設定搬送開始用角度になったときに材料の搬送動作を開始するように形成されている。フライホイール蓄動力駆動方式のプレス機械では、毎分のストローク数(spm)を上(下)げるとプレスモーションもそれに比例的に変化するから、材料搬送装置の搬送動作パターンの設定変更も困難ではない。
しかし、サーボモータ駆動方式のプレス機械(特許文献1を参照)は、プレス機械の自在なモーションを生かすために材料搬送装置もサーボモータ駆動方式とすることが望まれる。この場合でも、プレス動作に伴って進む実際クランク角度が設定搬送開始用角度になったときに材料の搬送動作を開始するように形成されている。
例えば、3次元方向搬送方式の場合には、各搬送動作とスライドの昇降動作とを干渉回避可能に同期調整した上で、材料の搬送(搬入,搬出等)を行なう。つまり、クランク軸に取付けられたエンコーダの出力信号(回転角度信号)からスライド位置を検出し、材料搬送装置の搬送動作パターンを決めている。したがって、プレス加工中にスライド位置が何処の位置にあっても、材料搬送装置側の構成部分(例えば、フィードバーに取付けられたフィンガーや材料等)とプレス機械側の金型(上型等)とが接触(干渉)することを回避することができる。
しかしながら、プレス動作パターンつまりプレス(スライド)モーションが設定変更される都度に、オペレータが材料搬送装置の搬送動作パターンつまりトランスファモーションを当該プレスモーションに対して最適なものに指定するは、大変面倒でかつ長時間作業を必要とする。この煩雑さを避けるために、プレスモーションを低速としかつトランスファモーションを一定にした運用がなされる傾向にあった。これでは、任意のプレスモーション(例えば、プレス加工領域内での加工速度の低速化や一定化あるいは下死点での停留動作化)を選択することができる利点を十分に発現できない。しかも、干渉回避可能なプレス加工条件を勘や経験則だけを頼りに正確かつ迅速に設定することは至難といえる。
そこで、本出願人は、先に、プレスモーションおよびトランスファモーションの整合的最適化の観点から、プレス機械と材料搬送装置との干渉回避を前提としつつ生産性を最大限的に向上させることができるトランスファプレス機械を提案(特許文献2を参照)した。
この先提案プレス機械は、設定入力したプレス成形(加工)条件に従うプレス成形(加工)動作情報と設定入力した指定材料搬送条件に従う材料搬送動作情報とを利用して、材料搬送装置と金型との干渉を回避可能であることを前提とする整合的なプレス成形条件を算出可能かつ設定プレス成形条件に代えて算出された干渉回避可能プレス成形条件に従うプレス成形(加工)動作をさせるようにモータを駆動制御可能に形成されている。
特開2003−181698号公報 特開2003−245800号公報
ところで、特に、サーボモータ駆動方式のプレス機械を採用するプレス生産現場での金型トライ時などでは、プレスモーションやトランスファモーションの変更および諸部品の形状変更等が、一層頻繁に行われる傾向にある。したがって、実際のプレス加工に先立つ干渉チェックを一段と迅速かつ正確・安全に行ないたいとの要請が強い。
この要請を満たすには、先提案プレス機械でも十分ではない。すなわち、干渉チェックのためには、先提案プレス機械に係るプレス加工条件(例えば、加工開始位置,加工終了位置,加工領域内での指定速度パターン)と、材料搬送条件(例えば、アドバンス動作開始時,アドバンス動作速度,アドバンス動作距離等々)とをその都度に設定入力しなければならないが、これらは技術的・専門的な事項で短時間に正確に設定入力することは非常に困難である。人手も掛かり取扱いも非常に面倒である。入力ミスも生じ易く、結果が不正確になる虞もある。
しかも、干渉発生の有無は、設定入力されたプレス加工条件および材料搬送条件の中から所定の順序で選ばれた条件を所定の手順でかつ複数段階に渡って演算し、演算結果と予め設定された値とを比較することで判断される。かくして、演算処理負荷が大きくかつ処理時間も長い。また、何処に干渉が生じるのかを具体的に知ることが難しい。例えば、干渉を生じない上型部品に交換する等の対策が執れない。また、干渉自動回避のためにプレスモーションが予め決められた範囲内で自動的に変更されてしまうから、運用の実際に不適格な場合も生じる虞がある。さらに、熟練者以外の者にとっては取扱いが難しい点もある。
省みて、先提案プレス機械は、いわばモーション最適化を図る観点から、仮想干渉発生有無判定算出機能および自動モーション変更機能を導入したもので、金型や材料の形状が加味されていない。この意味において、実空間内での実機動作以前に実際的な仮想干渉発生有無の判別はできない。
本発明の目的は、正確かつ迅速に干渉チェックを行なえる取扱い容易なトランスファプレス機械を提供することにある。
請求項1の発明に係るトランスファプレス機械は、実空間内に一定の相対位置関係をもって配置されたスライドのプレス動作を利用してプレス加工可能なプレス機械とこのプレス機械にフィンガーの搬送動作を利用して材料を搬送可能な材料搬送装置とを具備し、プレス動作と搬送動作とを同期させたトランスファプレスサイクルの進行中に搬送された材料にプレス加工を施すことができるトランスファプレス機械において、プレス機械の構成要素でかつ3次元形状データ化されたプレス側データ化構成要素と材料搬送装置の構成要素でかつ3次元形状データ化された搬送側データ化構成要素とを仮想空間内に実空間内の場合と同じ相対位置関係をもって展開配置した状態で記憶可能なデータ化構成要素記憶手段と、データ化構成要素記憶手段に展開配置されたプレス側データ化構成要素を仮想空間内でプレスモーションに従って仮想プレス動作させる仮想プレス動作制御手段と、データ化構成要素記憶手段に展開配置された搬送側データ化構成要素を仮想空間内でトランスファモーションに従って仮想搬送動作させる仮想搬送動作制御手段と、仮想プレス動作制御手段と仮想搬送動作制御手段とに対して仮想プレス動作と仮想搬送動作とを同期させた仮想トランスファプレスサイクルを実行させるための仮想同期タイミング情報を生成出力する仮想同期タイミング情報生成出力手段と、仮想トランスファプレスサイクルの進行中にプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素との間に干渉が発生するか否かを判別する仮想干渉発生有無判別手段とを含み、実空間内でのトランスファプレスサイクルを実際に実行させることなく仮想空間内において干渉チェック可能に形成された干渉チェック装置を設けた、ことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、3次元形状データ化されたデータ化上型を仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下させた場合にデータ化上型と仮想空間内に配置されたデータ化フィンガー経路形状ボックスとの干渉を検出可能かつ検出されたデータ化上型を仮想干渉確認対象物として抽出可能に形成され、この抽出されたデータ化上型とデータ化フィンガーとを各データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている。また、請求項3の発明は、3次元形状データ化されたデータ化上型を仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下させた場合にデータ化上型およびデータ化下型と仮想空間内に配置された各データ化材料経路形状ボックスとの干渉を検出可能かつ検出されたデータ化上型およびデータ化下型を仮想干渉確認対象物として抽出可能に形成され、この抽出されたデータ化上型およびデータ化下型をプレス側データ化構成要素としかつデータ化材料を搬送側データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている。
また、請求項4の発明は、仮想トランスファプレスサイクル中の所定タイミングにおいて単純3次元形状データ化構成要素から当該複雑3次元形状データ化構成要素に切換えるデータ化構成要素切換制御手段を設け、仮想干渉発生有無判別手段が切換前は少なくとも一方のデータ化構成要素を単純3次元形状データ化構成要素とし、切換後は双方を複雑3次元形状データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている。
さらに、請求項5の発明は、仮想トランスファプレスサイクル中に仮想干渉発生有無の判別を必要とする判別必要区間を設定可能に形成され、仮想干渉発生有無判別手段が仮想トランスファプレスサイクルの進行中でかつ判別必要区間内にあるときに仮想干渉発生有無判別を実行可能に形成されている。請求項6の発明は、設定された判別必要区間内をさらに細分化する判別実行区間を設定可能に形成され、仮想干渉発生有無判別手段が判別実行区間内にあるときに仮想干渉発生有無判別を実行可能に形成されている。さらに、請求項7の発明は、仮想トランスファプレスサイクル中でかつ仮想搬送動作を形成する各1次元仮想搬送動作毎に干渉有無判別を実行する旨を設定可能に形成され、仮想干渉発生有無判別手段が干渉有無判別実行の旨が設定されているところの1次元仮想搬送動作中に仮想干渉発生有無判別を実行可能に形成されている。
さらにまた、請求項8の発明は、仮想空間内に展開配置した状態でデータ化構成要素記憶手段に記憶されたプレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素を表示部に表示出力可能に形成されている。
請求項1の発明によれば、仮想空間内における仮想トランスファプレスサイクルの進行中に3次元形状データ化されたプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素との間に干渉が発生するか否かを判別可能に形成されているので、正確かつ迅速に干渉チェックを行なえ、取扱い容易である。複雑な設定入力作業や人手を必要としない。しかも、実空間内でのトランスファプレスサイクルを実際に行なくてもよいから安全でかつリスクも少ない。
また、請求項2の発明によれば、データ化上型を仮想下死点まで仮想降下させることで配置データ化フィンガー経路形状ボックスとの間で干渉検出されたデータ化上型を仮想干渉確認対象物として抽出可能であるから、請求項1の発明の場合の効果を奏することができることに加え、さらに仮想干渉確認対象物を効率的に絞り込めるとともにデータ化上型とデータ化フィンガーとの干渉チェックの負荷の軽減化および処理の迅速化を達成できる。特に、材料搬送モーションを変更した場合に有効である。また、請求項3の発明によれば、データ化上型を仮想下死点まで仮想降下させることで配置データ化材料経路形状ボックスとの間で干渉が検出されたデータ化上型およびデータ化下型を仮想干渉確認対象物として抽出可能に形成されているので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに仮想干渉確認対象物を効率的に絞り込めるとともにデータ化上型およびデータ化下型とデータ化材料との干渉チェックの負荷の軽減化および処理の迅速化を達成できる。特に、材料を変更した場合に有益である。
また、請求項4の発明によれば、仮想トランスファプレスサイクル中の切換前は一方が単純3次元形状データ化構成要素とされるので、請求項1〜請求項3までの各発明の場合の効果を奏することができることに加え、さらに初期段階での大幅な処理負荷の軽減化と一段の処理迅速化を達成でき、切換後は複雑3次元形状データ化構成要素を用いるので具体的かつ正確で迅速な判別を担保することができる。
さらに、請求項5の発明によれば、仮想トランスファプレスサイクルの進行中でかつ判別必要区間内にあるときに仮想干渉発生有無判別を実行するので、請求項1〜請求項4までの各発明の場合の効果を奏することができることに加え、さらに必要区間の絞込みによる負荷軽減とチェック全工程の時間短縮ができる。また、請求項6の発明によれば、仮想干渉発生有無判別手段が判別実行区間内にあるときに仮想干渉発生有無判別を実行するので、請求項5の発明の場合に比較して一段の負荷軽減とチェック全工程の時間短縮とを促進できる。
さらに、請求項7の発明によれば、干渉有無判別実行の旨が設定されているところの1次元仮想搬送動作中に仮想干渉発生有無判別を実行するので、請求項1〜請求項4までの各発明の場合の効果を奏することができることに加え、さらに材料搬送動作との関係上において最大的な負荷軽減とチェック全工程の時間短縮を図れる。
さらに、請求項8の発明によれば、プレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素を表示部に表示できるので、請求項1〜請求項7までの各発明の場合の効果を奏することができることに加え、さらにそれらデータ化構成要素の作成、仮想干渉発生有無判別時の相互関係の観察等ができる。一段と取扱いが容易である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本トランスファプレス機械(10,40)は、図1〜図13に示す如く、データ化構成要素記憶手段64IPTと仮想プレス動作制御手段(61,64)と仮想搬送動作制御手段(61,64)と仮想同期タイミング情報生成出力手段(61,64)と仮想干渉発生有無判別手段(61,64)とを含み、3次元形状データ化された後に仮想空間内に実空間内の場合と同じ相対位置関係をもって展開配置した状態で記憶されているプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素とを仮想トランスファプレスサイクルさせかつこのサイクル進行中に両者間に仮想干渉が発生するか否かを判別可能な干渉チェック装置を設け、実空間内でのトランスファプレスサイクルを実際に実行させることなく仮想空間内でのトランスファプレスサイクル進行中において干渉チェック可能に形成されている。
また、この1の実施の形態では、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)を設け、データ化フィンガー経路形状ボックス43DBXを生成可能かつ仮想空間内に配置可能で、データ化上型16D(データ化上型部品16BD)を仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下させた場合にデータ化上型16Dと配置されたデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBXとの干渉を検出し、これを仮想干渉確認対象物として抽出可能に形成してある。
本トランスファプレス機械10の基本的構成・機能は、模式的に記載した図1,主に運転制御装置(60)を中心に記載した図2(ブロック図)に示す如く、実空間内に一定の相対位置関係をもって配置されたスライド15(上型16)のプレス動作を利用してプレス加工可能なプレス機械10と、このプレス機械にフィンガー43の搬送動作を利用して材料200を搬送可能な材料搬送装置40とを具備し、プレス動作と搬送動作とを同期させたトランスファプレスサイクルの進行中に搬送された材料200にプレス加工を施すことができる。
すなわち、プレス機械10の機械的な構造を、主に図1を参照して説明する。本体(クラウン,コラム,フレーム,ベッド,ボルスタ19等を含む。)11に、スライド15(上型16)が上下方向に往復移動可能に装着されている。スライド15の昇降用動力は、クランク機構(クランク軸12,コンロッド14)およびギヤ列(13,32G)を介してサーボモータ30から供給される。すなわち、クランク機構を介してスライド昇降用モータ(30)の回転運動をスライド15(上型16)の上下(昇降…直線)運動に変換可能に形成してある。
なお、クランク機構による駆動では、上型16(スライド15)は上死点において最高位置となり、下死点において最低位置となり下型18と密接する状態である。後記する仮想下死点は、仮想空間内での下死点を指す。
図1および図2において、プレス制御装置37は、サーボモータ30(スライド昇降用モータ)を駆動制御しつつスライド15(上型16)を入力された目標スライド位置信号Shに対応する位置に昇降制御する。また、搬送制御装置45は、搬送用モータ(サーボモータ46)を駆動制御しつつ材料搬送装置40の一部を構成するフィードバー41(フィンガー43)を入力された目標搬送位置信号に対応する位置に搬送制御する。
サーボモータ30は、プレス(スライド)制御装置37によって回転制御される交流サーボモータから形成されている。このプレス制御装置(CNTR)37は、位置・速度制御部(コントローラ)と電流制御部(サーボアンプ)とを含み、コントローラには目標スライド位置信号Shが入力されかつエンコーダ30Eで検出されたモータ回転角度相当信号θmに対応する速度・位置信号がフィードバックされる。なお、モータ30はDC(直流)サーボモータやレラクタンスモータとしてもよい。
材料搬送装置40は、フィードバー41に保持されたフィンガー43に、図1,図13に示す如く、前置金型(下型18)内の材料200を挟持させるY軸方向へのクランプ動作(CLP)と、挟持した材料をアドバンス動作用高さまでZ軸方向への上昇させるリフト動作(LFT)と、挟持した材料を後置金型(下型18)の上方位置までX軸方向に供給搬送させるアドバンス動作(ADV)と、上方位置から後置金型の高さまで材料200を下降させるダウン動作(DWN)と、フィンガー43に材料を後置金型内で離脱させるアンクランプ動作(UCL)と、空のフィンガー43(フィードバー41)を前置金型まで戻し搬送させるリターン動作(RTN)と、を実行させる3次元搬送方式である。
なお、加工用材料200を3次元方向へ搬送可能な3次元方向搬送方式として説明するが、2次元方向搬送方式とした場合でも本発明は適応されかつ3次元の場合と同様に実施することができる。
図2において、運転制御装置を構成するコンピュータ60は、CPU(時計機能を含む)61,ROM62,RAM63,HDD64,操作部(PNL)65,表示部(IND)66および複数のインターフェイス(I/F)67A・67B・67C、69を含み、設定・選択・指令・制御等の機能を有しトランスファプレス機械(10、40)全体を運転制御する。
インターフェイス67Aはプレス制御装置37へ目標スライド位置信号Shを出力し、インターフェイス67Bは機械式ブレーキ29へブレーキSbを出力し、インターフェイス67Cにはエンコーダ12Eからクランク角度相当信号θkが入力される。
また、インターフェイス69は、アドバンス・リターン動作用の搬送制御装置(コントローラ,サーボアンプ)45ARにアドバンス・リターン動作指令信号Sar(アドバンス用がSa,リターン用がSr)を出力し、クランプ・アンクランプ動作用の搬送制御装置45CU(45C,45A)にクランプ・アンクランプ動作指令信号Scu(クランプ用がSc,アンクランプ用がSu)を出力する。また、リフト・ダウン動作用の搬送制御装置45LD(45C,45A)にリフト・ダウン動作指令信号Sld(リフト用がSl,ダウン用がSd)を出力する。
各動作用信号Sar(Sa,Sr),Scu(Sc,Su),Sld(Sl,Sd)には、当該各サーボモータ46AR,46CU,46LDの回転態様指定情報(加速度,最高速度,減速度、移動量等)も含まれる。つまり、サーボモータ46の回転数を徐々に上昇(加速)してスムース起動、最高速度での高速移動、回転数を徐々に下降(減速)してスムース停止を図る台形軌跡に従って所定量(距離)だけ1対のフィードバー41つまりは複数のフィンガー43を各動作方向に移動させることができる。
この第1の実施形態では、実空間内で動作させるプレス動作制御手段(61,64)および搬送動作制御手段(61,64)、並びに同期タイミング情報生成出力手段(61,64),仮想プレス動作制御手段(61,64),仮想搬送動作制御手段(61,64),第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64),データ化構成要素切換制御手段(61,64)および仮想干渉有無判別手段(61,64)等の如く、項目の後ろに(61,64)と附記された手段は、それぞれに当該制御プログラムを格納させたHDD64とプログラムの実行機能を有するCPU61から形成されている。プログラム等は、RAM63に展開されて実行される。つまり、構成要素を主にソフトウエア的に構築してある。もとより、ロジック回路等によるハードウエアから構築してもよい。
本発明における特徴的な各制御プログラムは、図7に示す仮想制御プログラム格納手段64IPRGに格納され、各制御プログラムに共通の事項(例えば、BIOS、固定値等の情報など)はROM62に格納されている。後記する第2の実施の形態における第2の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)等の場合も同様である。
なお、各手段の当該各制御プログラムの全部または一部は、HDD64ではなく、ROM62やFRAM等に格納しておく形式でも、データ通信回線を通じて外部からダウンロードしてあるいはメディアを用いてインストールする形式としても実施することができる。
実空間内におけるプレス機械10の駆動制御に関して、プレス動作制御手段(61,64)は、図2,図3に示す実際制御プログラム格納手段64MC(エリア64MCP)に記憶された実際のプレス動作制御プログラム並びに図4のモーション記憶手段64M(エリア64MP)に記憶された図1に示すプレスモーションSLDに従ってプレス制御装置37に目標スライド位置信号Shを生成出力する。このプレス(スライド)モーションSLDの縦軸はスライド15(上型16)の位置(高さ)で、横軸はサイクル(時間)である。なお、クランク角度としてもよい。
プレス制御装置37の一部を形成するサーボアンプ(図示省略)には、コントローラから速度信号が入力され、モータ回転角度相当信号θmの変化に対応する速度信号がフィードバックされ、モータ駆動用の電流信号(トルク相当信号)Siを出力する。かくして、サーボモータ30の回転制御(トルク制御)により、スライド15(上型16)の上下方向位置を目標スライド位置信号Hpr(Sh)に対応する位置に正確に位置決め制御することができる。
かかるプレス動作制御手段(61,64)は、位置パルスの払出し方式構造とされ、サーボモータ30とクランク軸12とが直結され、設定されたモータ回転速度が120rpmで、エンコーダ30Eから1回転(360度)当りに出力されるパルス数が100万パルスで、払出しサイクルタイムが5mSである場合は、目標スライド位置信号Sh[1サイクル(5mS)毎に出力されるパルス数]は、10000パルス[=(1000000×120)/(60×0.005)]となる。
なお、クランク機構(クランク軸12)に取付けられたエンコーダ12Eは、クランク軸12の回転角度相当信号θkを出力する。この信号θkを換算することで、スライド15の上下方向位置Hを知ることができ、この実施の形態ではスライド位置Hiを表示部66に表示する。
材料搬送装置40は、3次元方向搬送(搬送)型の構造で、1対のフィードバー41(図1では、片方を図示省略している。)を含む搬送機構と、直交3軸のそれぞれに対応する3種類のサーボモータ46(アドバンス・リターン用46AR,クランプ・アンクランプ用46CU,リフト・ダウン用46LD)と、対応する搬送制御装置45AR,45CU,45LDとから形成され、サーボモータ46AR,46CU,46LDの回転制御により搬送動作可能に形成されている。
各搬送制御装置45AR,45CU,45LDは、プレス制御装置37の場合と同様にコントローラ(CNTR)とサーボアンプとから形成され、フィードバック信号(モータ回転角度相当信号θmar,θmcu,θmld)は各エンコーダ47AR,47CU,47LDから得る。Siar,Sicu,Sildは、モータ駆動用の電流(トルク相当)信号である。
実空間内において働く搬送動作制御手段(CPU61,HDD64)は、図3に示す実際制御プログラム格納手段64MC(エリア64MCT)に記憶された実際の搬送動作制御プログラム並びに図4のモーション記憶手段64M(エリア64MT)に記憶された図1に示すトランスファモーションTLD(Rar,Rcu,Rld)に従って、図2に示す目標搬送位置信号(Sar,Scu,Sld)を各搬送制御装置45AR,45CU,45LDに生成出力する。このトランスファモーションTLDの縦軸はフィンガー43の位置で、横軸はサイクル(時間)である。なお、クランク角度としてもよい。
スライドモーション設定入力手段(操作部65)を用いて図4のプレスモーション記憶手段64M(64MP)に記憶させるスライドモーション(SLD)を設定入力可能とされ、またトランスファモーション設定入力手段(操作部65)を用いてトランスファモーション記憶手段64M(64MT)に記憶させるトランスファモーション(TRD)を設定入力可能に形成されている。なお、これらモーションは、仮想空間内での仮想干渉有無判別時の各データ化構成要素(データ化上型等)の仮想トランスファプレスサイクルの基礎として利用する。
ここにおいて、図6に示すデータ化構成要素記憶手段64IPTは、プレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素とを仮想空間内に実空間内の場合と同じ相対位置関係をもって展開配置した状態で記憶する。
プレス側データ化構成要素とは、プレス側の構成要素(例えば、スライド15、上型16等)でかつ3次元形状データ化(15D,16D等)されたものであり、この実施の形態では図6の左側に示す複雑3次元形状(系)と右側に示した単純3次元形状(系)とがある。複雑3次元形状データ化構成要素は、プレス側構成要素の実物相当の3次元形状をデータ化したものである。
このデータ化は、3次元形状データ化制御手段によって成される。すなわち、3次元形状データ化制御手段(61,64)は、図5に示すデータ化対象記憶手段64PTを参照[図9のST(ステップ)01]して指定されたデータ化対象(実物)をそのまま3次元形状にデータ化する(ST04)。データ化対象は、表示部66に表示(ST02)された情報(例えば、上型16あるいは上型部品16BDごとの名称,寸法等データ)の中から、操作部65のキー操作やタッチ操作により指定(ST03)される。なお、データ化に際しては、縮尺してもよい。
このようにしてデータ化された構成要素(16D等…3次元CADデータ)は、データ化構成要素記憶制御手段(61,64)の働きで、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT(エリア64IPKD)に記憶される(ST06)。展開配置状態での記憶は、展開配置制御手段(61,64)との協働により行なわれる。
つまり、展開配置制御手段(61,64)は、予めレイアウト設定入力手段(操作部65)を用いて入力されかつ図5のデータ化対象記憶手段64PT(エリア64PBD)に記憶されているプレス機械10の基本データ(レイアウト情報等)を参照しつつ、3次元形状データ化されたプレス側データ化構成要素(例えば、データ化上型16D)を展開配置する(ST05)。レイアウト情報は、例えば、“プレス本体の左右・前後および上下の各中心とした位置情報”である。すると、展開配置データ記憶制御手段(61,64)が働き、この実施の形態では図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT(エリア64IPTX)に“仮想空間内での展開配置データ”として記憶する(ST06)。
同様に、搬送側データ化構成要素についても3次元形状データ化処理および展開配置処理が行われ(ST03〜ST06)、必要な全ての構成要素について処理した後に終了(ST07でYES)する。データ化構成要素(例えば、データ化フィンガー43D)は図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT(エリア64ITKD)に記憶される。また、プレス側データ化構成要素(16D等)の場合と同様に、図6のエリア64IPTXに“仮想空間内での展開配置データ”が記憶される(ST05)。つまり、仮想空間内での搬送側データ化構成要素(例えば、データ化上型16D)と搬送側データ化構成要素(例えば、データ化フィンガー43D)との相対位置関係が3次元CGにより、実空間内での相対位置関係と同一になる。
以上は、複雑3次元形状系について説明(図5,図6,図9)したが、単純3次元形状系に関しても同様に3次元形状データ化や展開配置処理が行われ、図6で右側に示すように各エリア64IPKDS,64ITKDS,64IPTXSに記憶される(図5,図6,図9)。なお、単純3次元形状は、複雑3次元形状を包含するものとされ、詳細は後記する。
これら一連の作業は、表示部66に表示させたデータ化対象(例えば、上型16,上型部品16B等)および基本データ(レイアウト情報等)を目視確認しつつ進行することができる。完成後のプレス側データ化構成要素(16BD等)および搬送側データ化構成要素(43BD等)も、さらにそれらの仮想空間内での展開配置状態も、目視確認することができる。
なお、各データ化構成要素および展開配置データは、他の場所で作成し通信回線を通しあるいはメディアを介してデータ化構成要素記憶手段64IPT(64IPTX)に記憶するように形成してもよい。
次に、仮想プレス動作制御手段(61,64)は、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT[64IPKD,64IPTX(又は、64IPKDS,64IPTXS)]に展開配置されたプレス側データ化構成要素(データ化スライド15D…データ化上型16D,データ化上型部品16BD)を、仮想空間内でかつ図4に示すプレスモーション記憶手段64M(エリア64MP)に記憶されたプレスモーションSLDに従って仮想プレス動作させるための手段である。因みに、実空間内で働くプレス動作制御手段(61,64)はフィードバック制御用として単位時間ごとにパルス信号(Sh)を出力するのに対して、仮想プレス動作制御手段(61,64)の場合には記憶されたプレス(スライド)モーションを軌跡(SLD)として捉え、これをトレースすることができればよい。つまり、データ化上型16D(データ化上型部品16BD)をデータ化スライド15Dとともに軌跡(SLD)に沿って単位サイクル(時間)毎に昇降させることができればよい。
他方の仮想搬送動作制御手段(61,64)は、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT[64ITKD,64IPTX(又は、64ITKDS,64IPTXS)]に展開配置された搬送側データ化構成要素(データ化フィードバー41D…データ化フィンガー43D,データ化フィンガー部品43BD)を仮想空間内で図4のトランスファモーション記憶手段64M(エリア64MT)に記憶されたトランスファモーションTRDに従って仮想搬送動作させるための手段である。
この場合も、実空間内で働く搬送動作制御手段(61,64)はフィードバック制御用として単位時間ごとにパルス信号(Sar,Scu,Sld)を出力するのに対して、仮想搬送動作制御手段(61,64)の場合には記憶されたトランスファモーションを軌跡(TRD)として捉え、これをトレースすることができればよい。つまり、データ化フィンガー43D(データ化フィンガー部品43BD)をフィードバー41Dとともに軌跡(TRD…Rar,Rcu,Rld)に沿って単位サイクル(時間)毎に昇降させることができればよい。
仮想同期タイミング情報生成出力手段(61,64)は、図11に示す如く仮想プレス動作制御手段(61,64)による仮想プレス動作と仮想搬送動作制御手段(61,64)による仮想搬送動作とを同期させるための仮想同期タイミング情報を生成出力する(図10のST16)。両動作の同期進行が、図1に示すように仮想トランスファプレスサイクルの進行(実行)となる。この実施の形態では、CPU61内の時計回路(図示省略)から発信される基準クロックを利用して仮想同期タイミング信号を生成出力する。
ここにおいて、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、仮想トランスファプレスサイクル(SLD,TRD)の進行中に3次元形状データ化されたプレス側データ化構成要素(データ化上型16D)と搬送側データ化構成要素(43D)との間に干渉が発生するか否かを判別(図10のST21,ST22および模式表示した図11を参照)する手段である。
なお、図11において、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は図示簡便化のために図の右側に示したが、これはその左側に示した仮想空間内において動作するものである。右側の第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)に関しても同様である。
この仮想空間内での干渉発生の有無は、3次元CADデータ(プレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素)を用いた逐次対応チェック方式により行なう。しかし、1つのプレス側データ化構成要素(例えば、データ化上型部品16BD)と各搬送側データ化構成要素との対応は例えば500箇所になる。各プレス側データ化構成要素(データ化下型部品18BD)を考えると例えば3000箇所になる。1つの搬送側データ化構成要素(例えば、データ化フィンガー43D)と各プレス側データ化構成要素との対応も同様である。つまり、これら全ての箇所(例えば、数万箇所)をトランスファプレスサイクルの進行(例えば、1mSec間隔での歩進)毎に実行するには、処理負荷が大きくかつ相当の処理時間も掛かる。しかし、トランスファプレス機械(10,40)において、これを満たす大容量・高速コンピュータの設置を許される場合は非常に少ない。
ここに、判別処理の負荷軽減および迅速化のために、各種の工夫が用意されている。はじめに、干渉チェック用の対応データ化構成要素を絞込み可能に形成してある。つまり、仮想空間内での干渉発生の蓋然性が高いデータ化構成要素を仮想干渉確認対象物として抽出するための第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)を設けてある。
すなわち、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)は、データ化上型16D(データ化スライド15D)を仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下(図12のST1507)させた場合にデータ化上型16Dと仮想空間内配置のデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBXとの干渉を検出しかつ検出されたデータ化上型16Dを仮想干渉確認対象物として抽出(ST1508でYES、ST1509)するための手段である。
詳しくは、図12,図13を参照して説明する。第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)の一部を構成する第1のフィンガー経路形状ボックス生成配置制御手段(61,64)は、図13(A)に示す左右1対のデータ化フィンガー43Dを仮想空間内でかつCLP→LFT→ADV→DWN→UCL→RTNの順序で仮想1次元搬送動作(ST1503)させたときのデータ化フィンガー軌跡に基づくデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBXを生成(ST1504,ST1505)しかつ仮想空間内に配置(ST1506)するように形成されている。
生成されたデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBXは、図13(B)に示す左右1対(43DBXL,43DBXR)であり、仮想空間内での配置データとともに図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT(エリア64ITFX)に記憶される。なお、このデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBX(43DBXL,43DBXR)は、説明便宜のために図13(B)に単独的に表わしたが、予備的な仮想干渉検出の際は図13(C)のデータ化上型16Dとデータ化下型18Dとの間に入る。
つまり、仮想トランスファプレスサイクルの進行中に行なう仮想干渉発生有無判別の実行に先立ち、データ化フィンガー43Dを仮想搬送動作させた場合の最大移動空間(43DBX)を仮想配置し、データ化上型16D(データ化スライド15D)を図13(C)に点線矢印で示した仮想プレス動作(降下)させた場合に、当該最大移動空間(43DBX)内に立ち入る部品(データ化上型部品16BD)があれば、その部品は仮想トランスファプレスサイクルの進行中に行なう仮想干渉発生有無判別(ST1508)において干渉が発生する虞の強い部品(データ化上型部品16BD)として抽出(ST1509)しておくのである。
具体的には、図13(C)に示すように、データ化上型16Dが下向きの3横列の上型部品16BDR1(3個縦列),16BDR2(3個縦列),16BDR3(3個縦列)を有しかつデータ上型16D全体をデータ下型18Dと当接するまで降下させた場合において、左右の上型部品16BDR1(3個縦列),16BDR3(3個縦列)はデータ上型16Dとデータ下型18Dとの間に展開配置されたデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBX(43DBXL,43DBXR)に突き当たる(干渉する)。しかし、中間の上型部品16BDR2(3個縦列)はデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBXL,43DBXR間の図13(B)に示したスペースSP内に入るので干渉しない。
したがって、図13(D)に示すように左右の上型部品16BDR1(3個縦列),16BDR3(3個縦列)が抽出されると理解される。中間の上型部品16BDR2は抽出されない。因みに、図11の場合は、この図13の場合とは異なり、上型部品16BD1および16BD2が抽出され場合を示す。
かくして、この抽出部品(データ化上型部品16BDR1,16BDR3)に関して仮想干渉有無判別を実行すれば、仮想干渉有無判別に係る処理負荷の大幅な削減と処理の迅速化に極めて有益である。上記場合には、仮想空間内での仮想干渉発生有無判別に際する処理負荷(3/3)を2/3に軽減できるわけである。
なお、データ化上型16D(上型部品16BD)およびデータ化フィンガー43Dは、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT(64IPKD,64ITKD,64IPTX)を参照して選択される(ST1501,ST1502)。また、抽出されたデータ化上型部品16BDR1,16BDR3はプレス側データ化構成要素とされかつデータ化フィンガー43Dは搬送側データ化構成要素とされ、RAM63のワークエリアに一時記憶される(ST1510)。
図12において、データ化上型16D(データ化スライド15D)が仮想下死点に到達していない場合(ST1511でNO)でも、干渉検出がされた場合(ST1508)にはST1509およびST1510を経て終了(エンド)とされているが、仮想下死点に到達するまで繰り返し動作(ST1507〜1509)できるように形成してもよい。かくすれば、同一又は異なる上型部品16BD又は/及びデータ化フィンガー43D(又はデータ化フィンガー部品43BD)について干渉チェックを何回も行なうことができる。仮想空間での干渉故に機器破損等の不都合は全く心配ないからである。
以上から、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)によって抽出(図12のST1509)されたデータ化上型16D(複数のデータ化上型部品16BDR1,16BDR3)をプレス側データ化構成要素としかつデータ化フィンガー43D(データ化フィンガー部品43BDでもよい。)を搬送側データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別(図10のST21,ST22)する。
一般的に、金型(上型16、下型18)やフィンガー43は、多くの部品を組み合わせて形成されているので、金型交換の都度に干渉チェック対象となる部品を見極めかつ設定入力しなければならない先提案プレス機械の場合に比較すれば、この点からも大幅な迅速化と取扱い容易化を達成することができる。これら、金型、フィンガーおよび材料が凸部、凹部、球面部等々を有する複雑3次元形状になればなるほど、部品点数が多数になればなるほど、現場(実空間)内での作業は難しくかつ長時間を必要とすることからも、当然と理解できる。
さらに、この実施の形態では、運用上の実際において一層の取扱い容易化および迅速処理化をはかるために、次のような工夫がなされている。
すなわち、プレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素のそれぞれを、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPTの左側に示す各エリア64IPKD,64ITKD,64IPTに選択可能に記憶した実物相当3次元形状をデータ化した複雑3次元形状データ化構成要素のみならず、実物相当3次元形状を内包するものとして作成された単純3次元形状データ化構成要素を、図6の右側に示す各エリア64IPKDS,64ITKDS,64IPTSに選択可能に記憶することができる。
これとの関係で、データ化構成要素切換制御手段(61,64)を設け、仮想トランスファプレスサイクル中の所定タイミングにおいて、単純3次元形状データ化構成要素から当該複雑3次元形状データ化構成要素に切換(図10のST18でYES,ST19)可能に形成されている。
単純3次元形状データ化構成要素とは、実物相当3次元形状(例えば、上型16)の各軸(X,Y,Z)方向の各最大寸法を包囲することができる大きさ(寸法)でかつ3次元形状データ化された構成要素である。詳しくは、実物相当3次元形状に対応する複雑3次元形状データ化構成要素(例えば、1000箇所の干渉チェック対象可能部位面を有する形状)を内包する単純な形状(例えば、6箇所の干渉チェック対象可能部位面を有する立方体形状や四角柱形状)とする。このようにすれば、対応チェック箇所を飛躍的に減少できるから処理の単純化および迅速化を期待できる。
ここに、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、切換前(図10のST18でNO)はデータ化構成要素の少なくとも一方を単純3次元形状データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別(ST21)しかつ切換後(ST18でYES)は双方を複雑3次元形状データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別する。したがって、複雑3次元形状データ化構成要素同士が接近(乃至密着)するまでの予備的干渉チェック時間を大幅に短縮できる。つまり、切換前に大幅な処理負荷軽減と一段の処理迅速化を促進でき、効率的な運用ができる。
なお、上記の切換タイミングは、切換タイミング設定入力手段(操作部65)を用いて設定入力乃至設定変更することができる。切換タイミングとしては、干渉が発生する蓋然性の高いプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素とが当接する直前とすることが好ましい。例えば、データ化上型部品16BD(データ化スライド15Dの下面)とデータ化フィンガー部品43BD(あるいはデータ化ボルスタ19Dの上面)との間の距離として設定することができる。また、仮想空間内での干渉は実害が発生しないので、データ化上型16D(データ化スライド15D)が仮想下死点に到達するまで仮想干渉発生有無判別を可能に形成しておく場合は、最初の干渉発生有の判別時(判別直後)を切換タイミングとして自動検出設定するように形成してもよい。
次いで、区間設定手段(操作部65)を設け、仮想トランスファプレスサイクル(同期したプレス動作および搬送動作)中に、仮想干渉発生有無の判別を必要とする判別必要区間(例えば、クランプ動作区間およびアンクランプ動作区間)を設定することができる。なお、必要としない判別不必要区間(例えば、クランプ動作区間およびアンクランプ動作区間を除く区間)として設定するように形成してもよい。
かくして、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、仮想トランスファプレスサイクルの進行中でかつ判別必要区間内にあるとき(図10のST20でYES)に仮想干渉発生有無判別(ST20)を実行すればよい。すなわち、干渉チェックの必要区間の絞込みによる負荷軽減とチェック全工程の時間短縮ができる。コンピュータ60の処理負担をも軽減できる。
加えて、細分化設定手段(操作部65)を設け、設定された判別必要区間内をさらに細分化する判別実行区間を設定可能に形成してある。かかる区間の設定は、手動でなく、例えば3次元データの仮想空間内への展開位置の際に自動的に割付するように形成してもよい。
この場合も、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、判別実行区間内にあるときに(図10のST20でYES)のみ仮想干渉発生有無判別を実行すればよい。例えば、データ化フィンガー43Dがデータ化下型18Dに対して前進するクランプ動作CLPおよび後退するアンクランプ動作UCLを判別必要区間とする場合において、データ化フィンガー43Dとデータ化下型18Dとの距離が大きい場合には、明らかに干渉は発生しないであろうことから、干渉チェックを行なわない区間とする。つまり、各全区間において干渉チェックする場合に比較して一段と効率的な運用ができる。必要区間のみの設定の場合に比較して、一段の負荷軽減とチェック全工程の時間短縮とを促進できる。なお、判別不実行区間として設定するように形成してもよい。
さらに、判別対象搬送動作設定手段(操作部65)を設け、仮想トランスファプレスサイクル中でかつ仮想搬送動作を形成する1次元仮想搬送動作毎に干渉有無判別を実行する旨を設定可能に形成されている。実行しない旨を設定するように形成してもよい。この場合は、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、干渉有無判別を実行する旨(図10のST20でYES)が設定されている1次元搬送動作中に仮想干渉発生有無判別を実行すればよい。
つまり、各1次元仮想搬送動作(CLP,UCL、ADV,RTN、LFT,DUN)に関し、個々のデータ化フィンガー43Dおよびデータ化材料200Dに対して、データ化フィンガー干渉やデータ化材料干渉の実行(実施)および不実行(不実施)のいずれかを選択的に設定することができるので、重点的な干渉チェックを行なえる。明らかに干渉が起こり得ない場合や必要でないと考察される搬送動作については割愛できる。
以上の判別必要区間に関する情報および判別必要区間内での判別実行区間に関する情報は、図8の判別要否判断情報記憶手段64YNのエリア64YNPに設定記憶される。各1次元仮想搬送動作内での実行領域に関する情報はエリア64YNTに設定記憶されている。いずれの判断も判別要否判断制御手段(61,64)によって判断さる(図10のST20)。
さらに、3次元形状データ化構成要素表示制御手段(61,64)を設け、仮想空間内に展開配置した状態で図6のデータ化構成要素記憶手段64IPTに記憶されるプレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素を表示部6に表示出力可能に形成されている。仮想空間内での動作中でも例えば図13(C)に示すような態様で目視可能に表示される。
この第1の実施の形態に係るトランスファプレス機械(10,40)では、操作部65のキー操作により干渉チェックを指令すると、干渉チェック装置が図10に示す手順で仮想空間内での仮想干渉発生有無のチェック(判別)を実行する。
はじめに、表示部66に初期画面が表示(ST10)される。予めスライドモーション設定入力手段(操作部65)を用いて設定されかつ図4のプレスモーション記憶手段64M(64MP)に記憶されている複数のスライドモーション(SLD)およびトランスファモーション設定入力手段(操作部65)を用いて設定されかつトランスファモーション記憶手段64M(64MT)に記憶されている複数のトランスファモーション(TRD)も表示される。
オペレータは、表示情報を参照してプレスモーションとトランスファモーションとを選択する(ST11)。この場合は、図1あるいは図11のスライドモーション(SLD)およびトランスファモーション(TRD)であるとする。このように、設定入力・記憶された各モーションを表示により目視確認しつつその番号等を指定することで選択することができるので、取扱いが簡単である。なお、この段階で、当該各モーション(SLD,TRD)を作成しつつ設定入力することもできる。
すると、仮想干渉対象物の記憶有無確認手段(61,64)が、RAM63のワークエリアに仮想干渉対象物が記憶されているか否かを確認する(ST12)。先に、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)を用いて仮想干渉対象物(例えば、データ化上型16Dおよびデータ化フィンガー43D)が抽出(図12のST1501〜ST1509)されかつメモリ(RAM63)に記憶保持(ST1510)されている場合(図10のST12でYES)は、プレス側データ化構成要素(16D)および搬送側データ化構成要素(43D)の選択が完了したものと扱われる(ST15,ST14でYES)。
メモリ(63)に記憶保持されていない場合(ST12でNO)には、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPTに記憶されているプレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素を選択する(ST13)。各データ化構成要素に関する仮想空間内での展開配置データは、各データ化構成要素が選択されたことを条件に自動的かつ付随的に選択される。
自動および手動のいずれの選択(ST13,ST15)においても、各データ化構成要素は単純3次元形状が選ばれる。しかし、この実施形態の場合には、プレス側データ化構成要素(例えば、16D)および搬送側データ化構成要素(例えば、43D)のいずれか一方が単純3次元形状であれば、その他方は複雑3次元形状でもよい。つまり、どちらか一方のみを単純3次元形状として予備的な干渉チェックを行い、干渉が発生するものとチェックされた場合やそれより以前の設定状態において、複雑3次元形状同士による本来的な仮想干渉発生有無の判別を行なう。
すなわち、複雑3次元形状(又は単純3次元形状)のデータ化上型部品16BDと単純3次元形状(又は複雑3次元形状)のデータ化フィンガー部品43BDあるいは共に複雑3次元形状のデータ化上型部品16BDおよびデータ化フィンガー部品43BDとして選択する。表示により目視確認しつつ選択する作業であるから、取扱いが簡単である。
プレス側データ構成要素としてはデータ化上型(データ化上型部品),データ化下型(データ化下型部品)等が選択され、搬送側データ化構成要素としてはデータ化フィンガー(データ化フィンガー部品),データ化材料(データ化材料部位)が選択される。
かくして、仮想同期タイミング情報生成出力手段(61,64)から仮想同期タイミング情報が生成出力(ST16)されると、仮想プレス動作制御手段(61,64)による仮想プレス動作と仮想搬送動作制御手段(61,64)による仮想搬送動作とが、同期進行する。仮想トランスファプレスサイクルの進行である。仮想同期タイミング情報生成出力制御プログラム,仮想プレス動作制御プログラムおよび仮想搬送動作制御プログラムは、図7に示す仮想制御プログラム格納手段64IPRG(64)から読み出され、RAM63に展開されて利用される。
すなわち、図1,図11に示す如く、仮想トランスファプレスサイクルの1ステップ(単位サイクル時間)が進行される(ST17)。例えば図13(C)に示すデータ化上型16D(データ化上型部品16BDR1,16BDR2,16BDR3)が図示しないデータ化スライド15Dとともに、点線矢印方向に1ステップ分距離だけ降下する。データ化フィンガー43D(データ化フィンガー部品43BD)はデータ化フィードバー41Dとともに各搬送動作の順番に応じて移動する。
初期段階では、切換タイミングではない(ST18でNO)。また、判別要否判断制御手段(61,64)が、図8の判別要否判断情報記憶手段64YNに記憶された各判別要否判断情報を参照しつつ判断した結果が判別実行区間等である場合(ST20でYES)には、仮想干渉発生有無判別手段(61,62)が干渉発生の有無を判別する(ST21)。判断した結果が判別実行区間等でない場合(ST20でNO)は、仮想干渉発生有無判別はされずST27に進む。
仮想干渉発生有無判別手段(61,62)により、干渉発生有と判別された場合(ST22でYES)はその旨が表示部66にメッセージとして表示されかつHDD64に記憶保持される。と同時に、ブザー(図示省略)を鳴動させて警報する(ST23)。プレス側データ化構成要素(例えば、16BDR1及び16BDR3)と搬送側データ化構成要素(例えば、43BD)との干渉発生状態は例えば図13(C)に示すような態様で表示部66に表示出力される(ST24)。仮想空間内での事象を実空間内での出来事のようにして目視できるので、干渉回避の対策も正確かつ迅速に行なえる。なお、記憶された仮想干渉発生有とそのデータ化構成要素の名称等は、後にプリンタ(図示省略)を用いて印刷出力することができる。
このブザー・表示による警報は、オペレータが操作部65のキー操作による消滅操作が成された場合(ST25でYES)に消滅される(ST26)。なお、消滅操作は、設定変更可能な自動消滅時間を利用した自動消滅動作に切換え可能に形成することができる。
警報の消滅後、判別が実行されない場合(ST20でNO)および干渉が発生しない場合(ST22でNO)には、仮想トランスファプレスサイクルを次の1ステップへ歩進させる(ST17)。つまり、仮想空間内での極めて特徴的な事情(干渉発生による実害がない)ことから、全ステップ(行程STP1〜STPn)に渡る仮想トランスファプレスサイクルが終了(ST27でYES)するまで、何回でも仮想干渉発生チュック(ST21,ST22)を行なうことができるわけである。したがって、干渉程度が一番厳しい状態を仮想トランスファプレスサイクルの進行で掌握することができる。
しかして、この第1の実施の形態によれば、仮想空間内における仮想トランスファプレスサイクルの進行中にプレス側データ化上型16D等と搬送側データ化フィンガー43D等との間に干渉が発生するか否かを自動判別可能な構造であるから、正確かつ迅速に干渉チェックを行なえ、取扱い容易である。複雑な設定入力作業や人手を必要としない。しかも、実空間内でのトランスファプレスサイクルを実際に行なわなくてもよいから安全でかつリスクも少ない。
また、プレスモーションSLDやトランスファモーションTLDの変更および諸部品の形状変更等が頻繁に行われる傾向にあるプレス生産現場での金型トライ時の作業迅速化要請に十分に応えられる。
また、プレス加工条件(加工開始位置,加工終了位置,加工領域内での指定速度パターン等)や材料搬送条件(アドバンス動作開始時,アドバンス動作速度,アドバンス動作距離等々)の都度の設定入力を必要とする先提案プレス機械に比較して、複雑かつ慎重な設定入力作業が無いので非常に取扱いが容易である。人手も掛からないので、結果としてプレス加工コストも低減できる。
また、何処に干渉が生じるのかを具体的に知ることができるので、例えば干渉を生じない上型部品16や材料200に交換したり、プレスモーション又は/及びトランスファモーションを的確かつ最小的な変更で済ませることができる。熟練も必要としない。
特に、金型(16,18),フィンガー43や材料200の形状を加味したものであるから、正確な干渉チェックを行なえる。しかも、実空間内での実機動作以前に画像(データ化構成要素やそれらの動き)を目視確認できるので、具体的かつ効率的な仮想干渉発生有無の判別を行なえるので、実用性が極めて高い。
また、仮想干渉確認対象物を効率的に絞り込める第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61、64)を設けているので、データ化上型16Dとデータ化フィンガー43Dとの干渉チェックの負荷の軽減化および処理の迅速化を達成できる。特に、材料200の搬送モーションを変更した場合に有効である。
さらに、仮想トランスファプレスサイクル中の切換前は単純3次元形状データ化構成要素を用いて干渉チェックする構造であるから、干渉発生直前までの初期段階における処理負荷を大幅に軽減できかつ処理速度を一段と迅速化でき、切換後は複雑3次元形状データ化構成要素を用いるので具体的かつ正確で迅速な判別を担保することができる。
さらに、仮想トランスファプレスサイクルの進行中でかつ判別必要区間内にあるときに干渉チェックを実行するので、必要区間の絞込みによる負荷軽減とチェック全工程の時間短縮ができる。また、必要区間内でかつ判別実行区間内にあるとき干渉チェックを実行するので、一段の負荷軽減とチェック全工程の時間短縮とを促進できる。
さらにまた、干渉有無判別実行の旨が設定されているところの1次元仮想搬送動作中に仮想干渉発生有無判別を実行するので、材料搬送動作との関係上において最大的な負荷軽減とチェック全工程の時間短縮を図れる。
さらにまた、プレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素を表示部に表示できるので、それらデータ化構成要素の作成、仮想干渉発生有無判別時の相互関係の観察等ができる。一段と取扱いが容易である。
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態は、基本的な構成・機能が第1の実施形態の場合(図1〜11)と同様であるが、第1のフィンガー経路形状ボックス生成配置制御手段(61,64)を含む第1の仮想干渉確認対象物抽出手段に代わる第2のフィンガー経路形状ボックス生成配置制御手段(61,64)を含む第2の仮想干渉確認対象物抽出手段を設け、仮想材料200Dに関する仮想干渉発生有無の判別を一段と迅速に行なえるように形成してある。
すなわち、第2の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)は、データ化上型16D(データ化スライド15D)を仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下(図14のST1527)させた場合にデータ化上型16Dおよびデータ化下型18Dと仮想空間内配置のデータ化材料経路形状ボックス200DBX(図示省略)との干渉を検出しかつ検出されたデータ化上型16Dを仮想干渉確認対象物として抽出するものである(ST1528でYES、ST1529)。
この第2の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)の一部を構成する第2のフィンガー経路形状ボックス生成配置制御手段(61,64)は、データ化フィンガー43Dを仮想空間内で仮想搬送動作(ST1523)させたときのデータ化フィンガー43Dで仮想保持されたデータ化材料200Dの各軌跡に基づく各データ化材料経路形状ボックス200DBXを生成(ST1524,ST1525)しかつ仮想空間内に配置(ST1526)に形成されている。各データ化材料経路形状ボックス200DBXは、仮想空間内での当該各配置データとともに図6のデータ化構成要素記憶手段64IPTのエリア64ITZXに記憶される。
なお、図14においても、干渉検出がされた場合(ST1528)には、データ化上型16D(又はデータ化スライド15D)が仮想下死点(データ化上型16Dとデータ化下型18Dとが密着する状態)に到達していない場合(ST1532でNO)でも、ST1529およびST1530を経て終了(エンド)とされている。
しかし、仮想下死点に到達する(ST1532でYES)まで、繰り返し動作(ST1527〜1529)できるように形成してもよい。かくすれば、同一又は異なる上型部品16BD(又は下型部品Bd)又は/及びデータ化材料200D(又はデータ化材料部品200BD)について干渉チェックを何回も行なえる。何故ならば、仮想空間での干渉故に材料破損等の不都合は全く心配ないからである。
データ化材料200Dを仮想空間内で各1次元仮想搬送動作させたときのデータ化材料軌跡に基づく各データ化材料経路形状ボックス200DBXは、図13におけるデータ化フィンガー43を仮想空間内で仮想搬送動作(各仮想1搬送動作:CLP→LFT→ADV→DWN→UCL→RTN)をさせたときのデータ化フィンガー軌跡(左右1対)に基づくデータ化フィンガー経路形状ボックス43DBXを生成する場合と同様にして生成される。
データ化上型16D,データ化下型48Dおよびデータ化フィンガー43Dは、図6のデータ化構成要素記憶手段64IPT(64IPKD,64ITKD,64IPTX)を参照して選択される(ST1521,ST1522)。また、抽出されたデータ化上型16Dおよびデータ化下型18Dをプレス側データ化構成要素としてかつデータ化材料200Dを搬送側データ化構成要素としてRAM63に一時記憶される(ST1530)。
抽出されたデータ化上型16Dとは上型部品16Bに関するものとされ、抽出されたデータ化下型18Dとは下型部品18Bに関するものとされる。図13の場合と同様である。したがって、データ化上型部品16BDおよびデータ化下型部品18BDについての仮想空間内での仮想干渉発生有無判別に際する処理負荷を軽減できるわけである。
なお、この第2の実施形態でのデータ化材料の検出・抽出に関しては、材料搬送装置40が3次元方向搬送方式であることから、データ化フィンガー43Dを仮想搬送動作の中から指定された3つの搬送動作(リフト動作,アドバンス動作およびダウン動作)のみを仮想空間内で行なわせたときの各1次元仮想搬送動作に対応したデータ化材料の各軌跡に基づく各データ化材料経路形状ボックスを生成可能かつ配置可能に形成してある(ST1531でNO,ST1523)。
データ化材料経路形状ボックス200DBXの生成に関しては、すなわちデータ化された材料200Dと上型16D・下型18Dとの仮想干渉チェックに関しては、その蓋然性のある3つの1次元仮想搬送動作(リフト動作,アドバンス動作およびダウン動作)について行なえばよく、その他(アンクランプ動作、リターン動作、クランプ動作)については行なう必要がない。データ化フィンガー43Dでデータ化材料200Dをクランプ搬送していないからである。
かくして、仮想干渉発生有無判別手段(61,64)は、第2の仮想干渉確認対象物抽出手段(61,64)によって抽出されたデータ化上型15D(複数のデータ化上型部品15BD)およびデータ化下型18D(複数のデータ化下型部品18BD)をプレス側データ化構成要素としかつデータ化材料200Dを搬送側データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている。
なお、第1の実施形態の場合と同じ構成・機能については、それらの説明を省略する。
しかして、この第2の実施の形態によれば、第1の実施形態の場合と同様な作用効果を奏することができる他、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段(61、64)に代わる第2の仮想干渉確認対象物抽出手段(61、64)を設けてあるので、データ化上型16Dおよび下型18Dとデータ化材料200Dとの仮想干渉チェックの負荷の軽減化および処理の迅速化を達成できる。特に、材料200を変更した場合に有益である。
本発明は、プレス機械側構成要素と材料搬送装置側構成要素との間に干渉が発生するか否かを仮想空間内で迅速かつ正確に行なえる。特に、サーボモータ駆動方式のプレス機械を組込んだトランスファプレス機械の運転に有効である。
本発明の第1の実施形態に係るトランスファプレス機械を説明するための図である。 同じく、主に運転制御部を説明するためのブロック図である。 同じく、実際制御プログラム格納手段を説明するための図である。 同じく、モーション記憶手段を説明するための図である。 同じく、データ化対象記憶手段を説明するための図である。 同じく、データ化構成要素記憶手段を説明するための図である。 同じく、仮想制御プログラム格納手段を説明するための図である。 同じく、判別実行要否判断情報記憶手段を説明するための図である。 同じく、3次元形状データ化制御動作を説明するためのフローチャートである。 同じく、仮想干渉チェック制御動作を説明するためのフローチャートである。 同じく、仮想トランスファプレスサイクルを説明するためのブロック図である。 同じく、第1の仮想干渉対象物の抽出動作を説明するためのフローチャートである。 同じく、フィンガー形状ボックスの生成等の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る第2の仮想干渉対象物の抽出動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 プレス機械(トランスファプレス機械)
16 上型(プレス機械の構成要素)
16D データ化上型
18 下型(プレス機械の構成要素)
18D データ化下型
30 サーボモータ
37 プレス制御装置
40 材料搬送装置(トランスファプレス機械)
41 フィードバー(材料搬送装置の構成要素)
43 フィンガー(材料搬送装置の構成要素)
43D データ化フィンガー
43DBX データ化フィンガー経路形状ボックス
45 材料搬送制御装置
加工用材料(材料搬送装置の構成要素)
60 パソコン(運転制御装置)
61 CPU(仮想プレス動作制御手段,仮想搬送動作制御手段,仮想同期タイミング情報生成出力手段、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段、データ化構成要素切換制御手段、仮想干渉発生有無判別手段、第2の仮想干渉確認対象物抽出手段)
64 HDD(仮想プレス動作制御手段,仮想搬送動作制御手段,仮想同期タイミング情報生成出力手段、第1の仮想干渉確認対象物抽出手段、データ化構成要素切換制御手段、仮想干渉発生有無判別手段、第2の仮想干渉確認対象物抽出手段)
64M モーション記憶手段(プレスモーション記憶手段、トランスファモーション記憶手段)
64MC 実際制御プログラム格納手段
64PT データ化対象記憶手段
64IPT データ化構成要素記憶手段
64IPRG 仮想制御プログラム格納手段
64YN 判定要否判断情報記憶手段
65 操作部(プレスモーション設定入力手段、トランスファモーション設定入力手段)
66 表示部

Claims (8)

  1. 実空間内に一定の相対位置関係をもって配置されたスライドのプレス動作を利用してプレス加工可能なプレス機械とこのプレス機械にフィンガーの搬送動作を利用して材料を搬送可能な材料搬送装置とを具備し、プレス動作と搬送動作とを同期させたトランスファプレスサイクルの進行中に搬送された材料にプレス加工を施すことができるトランスファプレス機械において、
    前記プレス機械の構成要素でかつ3次元形状データ化されたプレス側データ化構成要素と前記材料搬送装置の構成要素でかつ3次元形状データ化された搬送側データ化構成要素とを仮想空間内に前記実空間内の場合と同じ相対位置関係をもって展開配置した状態で記憶可能なデータ化構成要素記憶手段と、データ化構成要素記憶手段に展開配置されたプレス側データ化構成要素を仮想空間内でプレスモーションに従って仮想プレス動作させる仮想プレス動作制御手段と、データ化構成要素記憶手段に展開配置された搬送側データ化構成要素を仮想空間内でトランスファモーションに従って仮想搬送動作させる仮想搬送動作制御手段と、仮想プレス動作制御手段と仮想搬送動作制御手段とに対して仮想プレス動作と仮想搬送動作とを同期させた仮想トランスファプレスサイクルを実行させるための同期タイミング情報を生成出力する仮想同期タイミング情報生成出力手段と、仮想トランスファプレスサイクルの進行中にプレス側データ化構成要素と搬送側データ化構成要素との間に干渉が発生するか否かを判別する仮想干渉発生有無判別手段とを含み、前記実空間内での前記トランスファプレスサイクルを実際に実行させることなく仮想空間内において干渉チェック可能に形成された干渉チェック装置を設けた、ことを特徴とするトランスファプレス機械。
  2. 前記材料搬送装置の構成要素でかつ3次元形状データ化されたデータ化フィンガーを前記仮想空間内で前記仮想搬送動作させたときのデータ化フィンガー軌跡に基づくデータ化フィンガー経路形状ボックスを生成可能かつ前記仮想空間内に配置可能で、
    前記プレス機械の構成要素でかつ3次元形状データ化されたデータ化上型を前記仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下させた場合にデータ化上型と前記仮想空間内に配置されたデータ化フィンガー経路形状ボックスとの干渉を検出可能かつ検出されたデータ化上型を仮想干渉確認対象物として抽出可能に形成された第1の仮想干渉確認対象物抽出手段を設け、
    前記仮想干渉発生有無判別手段が第1の仮想干渉確認対象物抽出手段によって抽出されたデータ化上型を前記プレス側データ化構成要素としかつデータ化フィンガーを前記搬送側データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている、請求項1記載のトランスファプレス機械。
  3. 前記材料搬送装置の構成要素でかつ3次元形状データ化されたデータ化フィンガーを前記仮想空間内で搬送動作を行なわせた場合に各搬送動作に対応しかつデータ化フィンガーで仮想保持されたデータ化材料の各軌跡に基づく各データ化材料経路形状ボックスを生成可能かつ前記仮想空間内に配置可能で、
    前記プレス機械の構成要素でかつ3次元形状データ化されたデータ化上型を前記仮想空間内で仮想下死点まで仮想降下させた場合にデータ化上型および前記プレス機械の構成要素でかつ3次元形状データ化されたデータ化下型と前記仮想空間内に配置された各データ化材料経路形状ボックスとの干渉を検出可能かつ検出されたデータ化上型およびデータ化下型を仮想干渉確認対象物として抽出可能に形成された第2の仮想干渉確認対象物抽出手段を設け、
    前記仮想干渉発生有無判別手段が第2の仮想干渉確認対象物抽出手段によって抽出されたデータ化上型およびデータ化下型を前記プレス側データ化構成要素としかつデータ化材料を前記搬送側データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている、請求項1記載のトランスファプレス機械。
  4. 前記プレス側データ化構成要素および前記搬送側データ化構成要素のそれぞれが選択可能な実物相当3次元形状をデータ化した複雑3次元形状データ化構成要素と実物相当3次元形状を内包する単純3次元形状データ化構成要素として前記データ化構成要素記憶手段に記憶されるとともに、仮想トランスファプレスサイクル中の所定タイミングにおいて単純3次元形状データ化構成要素から当該複雑3次元形状データ化構成要素に切換えるデータ化構成要素切換制御手段を設け、
    前記仮想干渉発生有無判別手段が切換前は前記プレス側データ化構成要素および前記搬送側データ化構成要素の少なくとも一方を単純3次元形状データ化構成要素としかつ切換後は双方の前記データ化構成要素を複雑3次元形状データ化構成要素として仮想干渉発生有無を判別可能に形成されている、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載されたトランスファプレス機械。
  5. 前記仮想トランスファプレスサイクル中に仮想干渉発生有無の判別を必要とする判別必要区間を設定可能に形成され、
    前記仮想干渉発生有無判別手段が仮想トランスファプレスサイクルの進行中でかつ判別必要区間内にあるときに仮想干渉発生有無判別を実行可能に形成されている、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載されたトランスファプレス機械。
  6. 設定された前記判別必要区間内をさらに細分化する判別実行区間を設定可能に形成され、
    前記仮想干渉発生有無判別手段が判別実行区間内にあるときに仮想干渉発生有無判別を実行可能に形成されている、請求項5記載のトランスファプレス機械。
  7. 前記仮想トランスファプレスサイクル中でかつ前記仮想搬送動作を形成する1次元仮想搬送動作毎に干渉有無判別を実行する旨を設定可能に形成され、
    前記仮想干渉発生有無判別手段が干渉有無判別実行の旨が設定されている場合の1次元仮想搬送動作中に仮想干渉発生有無判別を実行可能に形成されている、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載されたトランスファプレス機械。
  8. 前記仮想空間内に展開配置した状態で前記データ化構成要素記憶手段に記憶された前記プレス側データ化構成要素および搬送側データ化構成要素を表示部に表示出力可能に形成されている、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載されたトランスファプレス機械。
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