JP2009154208A - ロボットによる曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

ロボットによる曲げ加工方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットグリッパとワーク間の位置決め誤差を解消することにより、ワークの腰折れに基づく不良製品の発生を除去する共に、ロボットグリッパへの過負荷に基づく損傷を防止するロボットによる曲げ加工方法及びその装置を提供する。
【解決手段】(1)ラム20を起動させ、パンチPがロボットグリッパ14で把持されたワークWと接触したときに、該ワークWがロボットグリッパ14から解放された後、(2)ロボットグリッパ14をワークWの跳ね上がり動作に追従させ、該ロボットグリッパ14が目標角度位置まで追従したときにそこに待機し、(3)その後、ラム20が限界位置に到達して停止し当該工程における曲げ加工が終了した後該ラム20が逆方向に起動し、ワークWの荷重がゼロになると同時に、上記目標角度位置に待機したロボットグリッパ14がワークWを把持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンチとダイを備えた曲げ加工装置とロボットを組み合わせた自動加工システムにおけるロボットによる曲げ加工方法及びその装置に関する。
従来より、図9に示すように、パンチPとダイDを備えた曲げ加工装置(例えばプレスブレーキ)とロボットを組み合わせた自動加工システムにおいて、曲げ終わったワークWをロボットで取り出す場合に、目標角度(例えば90°)の位置にロボットのグリッパGを位置決めし、ワークWを掴む。
しかし、ワークWはスプリングバックが考慮されており、前記目標角度よりも
小さい例えば88°の角度位置にある。
従って、ワークWとグリッパGとは異なる角度位置にあり、この状態で、グリッパGがワークWを掴むと、図示するように、ワークWに腰折れが発生する。
その結果、加工を続行すると、上記腰折れのまま曲げ加工が行われるので、不良製品が発生し、また、グリッパGに過負荷がかかり、損傷するおそれがあることは明らかである。
この課題を解決するために、例えば特許第3115947号公報に開示されているように、曲げ加工中にロボットのグリッパがワークを把持して円弧補間を行う手段が開発された。
特許第3115947号公報
上記特許第3115947号公報に開示されている手段は、実際には、ワークを把持して追従するには、ワークの跳ね上がり速度に同期したグリッパの円弧追従速度が必要となる。
この場合、ワークとグリッパの同期が少しでもずれると、既述したようなワークの腰折れが発生してしまう。
よって、特許第3115947号公報に開示されているように、ハーフクランプの状態の方式をとり、グリッパを開けた状態でワーク跳ね上がりに追従している。
即ち、従来は、ロボットグリッパの目標角度(90°)と、ワークのスプリングバック前の曲げ角度(88°)との差があることから、グリッパがワークを把持するときに腰折れが発生する。
そして、スプリングバック量が大きいワークほど、上記腰折れは(図9)大きくなる傾向がある。
上記課題を更に詳述すれば、図10〜図11に示すようになる。ここに、図10は、ワークWが薄板(例えば1mm)の場合であり、図11は、ワークWが厚板(例えば6mm)の場合である。
先ず、ワークWが薄板の場合には(図10)、加工終了時には、グリッパG(図10(A))が開いた状態で目標角度である90°の位置に位置決めされている一方で、ワークWは、既述したように、スプリングバックを考慮することにより、88°に曲げ加工されている。
従って、この状態で、グリッパG(図10(B))が閉じてワークWを把持すれば、ワークWは、図示するように、グリッパGで把持されている部分W1と、ダイDのV溝D1側の部分W2とが向きが異なり、薄板のワークWは撓んでしまい、既述したように、ワークWの腰折れが発生する。
換言すれば、88°に曲げ加工されたワークWのうち、右側の部分が、図示するように、ダイDのV溝D1の上縁に引っ掛かって撓み、該ワークWの腰折れが発生しており、そのまま加工を続行すれば、不良製品が発生する。
次に、ワークWが厚板の場合には(図11)、同様に、加工終了時には、グリッパG(図11(A))が開いた状態で目標角度である90°の位置に位置決めされている一方で、ワークWは、同様に、スプリングバックを考慮することにより、88°に曲げ加工されている。
しかし、この状態で、グリッパG(図11(B))が閉じてワークWを把持しても、ワークWは、図示するように、撓まないので、既述したように、グリッパGに過負荷がかかるようになっている。
換言すれば、88°に曲げ加工されたワークWは、図示するように、撓まないので、反対にグリッパGに過負荷がかかり、グリッパG全体が歪んでしまい、やがては損傷することがある。
このように、従来は、ワークWが加圧中に(このときワークWの曲げ角度は88°)、90°の角度位置にあるグリッパGで該ワークWを把持すると、両者の角度差分(2°=90°−88°)だけ、薄板の場合にはワークWの腰折れが発生し(図10(B))、厚板の場合にはグリッパGに過負荷がかかることになる(図11(B))。
そして、この課題を解決するための手段としては、第一手段(図12〜図13)と第二手段(図14〜図15)があり、前者は、ワークWが加圧中に(このときワークWの曲げ角度は88°)、88°の角度位置にあるグリッパGで該ワークWを把持する手段であり、後者は、ワークWの除荷後に(このときワークWが受ける荷重はゼロ)、88°の角度位置にあるグリッパGで該ワークWを把持する手段である。
以下、前記第一手段(図12〜図13)と、第二手段(図14〜図15)とを、同様に、ワークWが薄板の場合と、厚板の場合とに分けて説明する。
(1) 第一手段(図12〜図13)について。
(1)−A ワークWが薄板の場合(図12)。
ワークWが薄板の場合は、加工終了時には、グリッパG(図12(A))が開いた状態で88°の角度位置に位置決めされている一方で、ワークWは、同様に、スプリングバックを考慮することにより、88°に曲げ加工されている。
従って、この状態で、グリッパG(図12(B))が閉じてワークWを把持すれば、ワークWは、図示するように、グリッパGの向きと同じなので、薄板のワークWであっても、ワークWの腰折れは発生しない。
しかし、パンチP(図12(C))を上昇させ、ワークWの荷重がゼロになると、ワークWは、スプリングバックにより、目標角度である90°に戻るので、グリッパGで把持されている部分W3と、ダイD側の部分W4とが向きが異なり、薄板のワークWは撓んでしまい、ワークWの腰折れが発生する。
換言すれば、90°(図12 (C))に戻ったワークWを、88°の角度位置に位置決めされているグリッパGで把持するので、図示するように、薄板であるワークWの腰折れが発生し、そのまま加工を続行すれば、不良製品が発生する。
(1)−B ワークWが厚板の場合(図13)。
ワークWが厚板の場合には、同様に、加工終了時には、グリッパG(図13(A))が開いた状態で88°の位置に位置決めされている一方で、ワークWは、同様に、スプリングバックを考慮することにより、88°に曲げ加工されている。
従って、この状態で、グリッパG(図13(B))が閉じてワークWを把持すれば、ワークWは、図示するように、グリッパGの向きと同じなので、厚板のワークWであっても、グリッパGに過負荷はかからない。
しかし、パンチP(図13(C))を上昇させ、ワークWの荷重がゼロになると、ワークWは、スプリングバックにより、目標角度である90°に戻り、且つ該ワークWは厚板であって撓まないので、グリッパGに過負荷がかかるようになっている。
換言すれば、90°(図13(C))に戻ったワークWは、図示するように、厚板であるために撓まないので、反対にグリッパGに過負荷がかかり、グリッパG全体が歪んでしまい、やがては損傷することがある。
上記したように、第一手段(図12〜図13)は、ワークWが薄板であれ(図12)、厚板であれ(図13)、該ワークWが加圧中(このときワークWの曲げ角度は88°)の場合には(図12(B)、図13(B))、88°の角度位置にあるグリッパGで該ワークWを把持しても、ワークWとグリッパGの向きは同じなので、何ら不都合は生じないが、除荷時(このときワークWが受ける荷重はゼロ)には、ワークWが目標角度である90°に戻るので(図12(C)、図13(C))、両者の角度差分(2°=90°−88°)だけ、薄板の場合にはワークWの腰折れが発生し、厚板の場合にはグリッパGに過負荷がかかることになる。
従って、上記第一手段(図12〜図13)は、課題を解決するための手段としては、適切ではない。
(2) 第二手段(図14〜図15)について。
(2)−A ワークWが薄板の場合(図14)。
ワークWが薄板の場合は、加工終了時には、グリッパG(図14(A))が開いた状態で88°の角度位置に位置決めされている一方で、ワークWは、同様に、スプリングバックを考慮することにより、88°に曲げ加工されている。
しかし、パンチP(図14(B))を上昇させ除荷すると、ワークWの荷重がゼロになり、ワークWは、スプリングバックにより、目標角度である90°に戻るので、88°の角度位置に位置決めされているグリッパGで前記90°に戻ったワークWを把持すると(図14(C))、該グリッパGに把持されている部分W5と、ダイD側の部分W6とが向きが異なり、薄板のワークWは撓んでしまい、ワークWの腰折れが発生する。
換言すれば、90°(図14 (C))に戻ったワークWを、88°の角度位置に位置決めされているグリッパGで把持するので、図示するように、薄板であるワークWの腰折れが発生し、そのまま加工を続行すれば、不良製品が発生する。
(2)−B ワークWが厚板の場合(図15)。
ワークWが厚板の場合には、同様に、加工終了時には、グリッパG(図15(A))が開いた状態で88°の位置に位置決めされている一方で、ワークWは、同様に、スプリングバックを考慮することにより、88°に曲げ加工されている。
しかし、同様に、パンチP(図15(B))を上昇させ除荷すると、ワークWの荷重がゼロになり、ワークWは、スプリングバックにより、目標角度である90°に戻り、且つ該ワークWは厚板であって前記88°に位置決めされたグリッパGで把持されても撓まないので(図15(C))、グリッパGに過負荷がかかるようになっている。
換言すれば、90°(図15(C))に戻ったワークWは、図示するように、厚板であるために撓まないので、反対にグリッパGに過負荷がかかり、グリッパG全体が歪んでしまい、やがては損傷することがある。
上記したように、第二手段(図14〜図15)は、ワークWが薄板であれ(図14)、厚板であれ(図15)、該ワークWが除荷後に(このときワークWが受ける荷重はゼロ)目標角度である90°に戻るので(図14(C)、図15(C))、88°の角度位置にあるグリッパGで該ワークWを把持しても、ワークWとグリッパGの向きは異なり、両者の角度差分(2°=90°−88°)だけ、薄板の場合にはワークWの腰折れが発生し、厚板の場合にはグリッパGに過負荷がかかることになる。
従って、上記第二手段(図14〜図15)は、前記第一手段(図12〜図13)と同様に、課題を解決するための手段としては、適切ではない。
本発明の目的は、ロボットグリッパとワーク間の位置決め誤差を解消することにより、ワークの腰折れに基づく不良製品の発生を除去する共に、ロボットグリッパへの過負荷に基づく損傷を防止するロボットによる曲げ加工方法及びその装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載したように、
上部テーブル20又は下部テーブル21から成るラムを起動させ、パンチPとダイDの協働によりロボット13のグリッパ14で把持されたワークWを曲げ加工する方法において、
(1)上記ラム20を起動させ、パンチPがロボットグリッパ14で把持されたワークWと接触したときに、該ワークWがロボットグリッパ14から解放された後、
(2)ロボットグリッパ14をワークWの跳ね上がり動作に追従させ、該ロボットグリッパ14が目標角度位置に到達したときにそこに停止して待機し、
(3)その後、ラム20が限界位置に到達して停止し当該工程における曲げ加工が終了した後該ラム20が逆方向に起動し、ワークWの荷重がゼロになると同時に、上記目標角度位置に待機したロボットグリッパ14がワークWを把持することを特徴とするロボットによる曲げ加工方法、
及び、本発明は、請求項3に記載したように、
上記請求項1記載のロボットによる曲げ加工方法の実施に直接使用するロボットによる曲げ加工装置において、
曲げ加工中は、ロボットグリッパ14をワークWを解放した状態でワーク跳ね上がり動作に追従させて目標角度位置(90°)に待機させ(図5(B))、曲げ加工終了後、荷重がゼロになったワークWを上記目標角度位置(90°)に待機させたロボットグリッパ14に把持させる(図6(B))ロボットコントローラ1(図1)を有することを特徴とするロボットによる曲げ加工装置という手段を講じている。
上記本発明の構成によれば、ロボットグリッパ14を予め目標角度位置である90°の位置に待機させておけば(図4(A)〜図4(C))、例えばラムである上部テーブル20が下降することにより、該上部テーブル20が下限位置に到達して停止し当該工程の曲げ加工が終了すると(図4(B))、そのときの曲げ角度はスプリングバックを見込んで例えば88°であり、その後上部テーブル20が上昇するとワークWの荷重がゼロとなり、その瞬間にワークWの曲げ角度は90°になるので、予め目標角度位置(90°)に待機していたロボットグリッパ14とワークWとは同じ角度位置に位置決めされたことになり、両者の位置決め誤差は無くなり(図4(C))、このため、従来のような(図9〜図11)ワークWの腰折れは無くなり、従って、不良製品の発生は除去され、ロボットグリッパの損傷は防止される。
上記動作は、本発明に係るロボットによる曲げ加工装置を構成するロボットコントローラ1(図1)によって齎され、該ロボットコントローラ1は、曲げ加工中は(ワークWが(図5(B))スプリングバックを見込んで88°(限界角度)に曲げ加工されるまで)、ロボットグリッパ14をワークWを解放した状態でワーク跳ね上がり動作に追従させて目標角度位置(90°)に待機させ、曲げ加工終了後(ワークW(図6(B))は除荷されて荷重がゼロになるのでスプリングバックに基づいて90°(目標角度)に戻る)、荷重がゼロになったワークWを上記目標角度位置(90°)に待機させたロボットグリッパ14に把持させるので、ワークWとロボットグリッパ14の向きは同じになり、両者の角度差は無くなり、ワークWが薄板の場合には撓まなくなって腰折れが発生せず、ワークWが厚板の場合にはロボットグリッパ14に過負荷がかかることが無い。
上記のとおり、本発明によれば、ロボットグリッパとワーク間の位置決め誤差を解消することにより、ワークの腰折れに基づく不良製品の発生を除去する共に、ロボットグリッパへの過負荷に基づく損傷を防止するロボットによる曲げ加工方法及びその装置を提供するという効果を奏する。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体図であり、図示するロボットによる曲げ加工システムは、曲げ加工装置11のNC装置10から製品情報Jである例えばCAD情報を入力して、曲げ順、金型P、D、金型レイアウトなどを算出すると共に、工程(曲げ順)ごとに、ロボット13のワーク追従動作の軌跡を算出した後(図7のステップ101〜ステップ103)、実際の曲げ加工を行う(図7のステップ104、図8)。
この場合の曲げ加工装置11(図1)としては、プレスブレーキがあり、よく知られているように、上部テーブル20に装着されたパンチPと、下部テーブル21に装着されたダイDを有している。
下部テーブル21の後方には、バックゲージが配置され、該バックゲージの突当23は、スライダ24に取り付けられ、該スライダ24は、左右方向(紙面に垂直な方向)に延びるストレッチ25に滑り結合している。
また、上記プレスブレーキの両側には、側板(図示省略)が設置され、各側板には、油圧シリンダ7などから成るラム駆動源が設けられ、下降式プレスブレーキでは、上部テーブル20が下降することにより、上昇式プレスブレーキでは、下部テーブル21が上昇することにより、既述したパンチPとダイDでワークWを曲げ加工する。
前記下部テーブル21の前方には、ロボット13が設置されている。
このロボット13は、アーム19の先端に、グリッパ14を有し、該グリッパ14は、図2に示すように、上下動自在な上グリッパ14Aと、固定された下グリッパ14Bから成り、曲げ加工されるワークWを把持するようになっている。
この構成により、ロボット13は、後述するロボットコントローラ1(図1)から制御信号S1が送られて来ると、例えば、グリッパ14で把持したワークWを位置決めした後(図3(A))、パンチPがピンチングポイントに到達した場合には、上グリッパ14Aを上昇させてワークWを解放する等(図3(B))種々の動作が行われる。
即ち、上記ロボット13は(図1)、曲げロボットであり、該曲げロボット13の側方に設置された搬入出ロボット(図示省略)から素材としてのワークを受け取って機械本体に挿入し、製品が加工された場合には、その製品を上記搬入出ロボットに渡すようになっている。
一方、油圧シリンダ7には圧力センサ2が設置され、該圧力センサ2を用いて、ワークWの荷重がゼロか否かを検知することができる(図8のステップ104J)。
即ち、ラムである上部テーブル20が下降し所定のストロークに到達して一旦停止した場合に(図8のステップ104E〜104G)、スプリングバックを見込んでワークWは88°まで曲げられており(図4(B))、このとき、ワークWは機械本体側から所定の荷重を受けると共に、機械本体側はワークWからの反力を受けて上記圧力センサ2は所定の値を呈する。
しかし、その後ラム20を上昇させれば(図4(C))、ワークWが受ける荷重が少なくなり、やがてその荷重がゼロになると共に、機械本体側がワークWから受ける反力もゼロとなり、そのことは上記圧力センサ2がゼロになったことで検出することができる(図8のステップ104JのYES)。
ワークWが受ける荷重がゼロになったということは、該ワークWの曲げ角度が、スプリングバックにより88°(図4(B))から90°(図4(C))になった、即ち目標角度になったことになる。
従って、このとき、予め目標角度位置に停止してそこに待機しているロボットグリッパ14と(図4(C))、ワークWとは同じ角度位置に位置決めされたことになるので、両者間の位置決め誤差は解消される。
このため、本発明によれば、ロボットグリッパとワーク間の位置決め誤差を解消することにより、ワークの腰折れに基づく不良製品の発生を除去する共に、ロボットグリッパへの過負荷に基づく損傷を防止するロボットによる曲げ加工方法を提供するという効果がある。
また、曲げ加工装置11には(図1)、ストロークセンサ3が設置されていてラム20のストロークが検出されるようになっている(図8のステップ104F)。
更に、曲げ加工装置11には(図1)、前記油圧シリンダ7へ作動油を供給する油圧ポンプ4が設置され、後述する曲げ加工制御部10Gによりサーボアンプ6とサーボモータ5を介して制御される。
上記構成を有するプレスブレーキは(図1)、NC装置10を有し、該NC装置10は、プレスブレーキを制御すると共に、ロボットコントローラ1を通じて既述したロボット13を制御する。
上記NC装置10は、CPU10Aと、入出力部10Bと、記憶部10Cと、加工情報算出部10Dと、センサ制御部10Eと、バックゲージ制御部10Fと、曲げ加工制御部10Gを有する。
CPU10Aは、加工情報算出部10D、センサ制御部10E、バックゲージ制御部10Fなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入出力部10Bは、例えば上部テーブル20に設けられた操作盤(図示省略)であり、CAD情報から成る製品情報Jを入力することにより、前記加工情報算出部10Dにより、加工すべきワークWの曲げ順(工程)、各曲げ順ごとに使用する金型等を算出する(図7のステップ101〜ステップ103)。
また、上記入出力部10Bは(図1)、ロボットコントローラ1との間で双方向信号S2をやりとりすることにより、CPU10Aが、既述したロボット13の状態(例えば図3〜図4)を常に監視できるようになっている。
記憶部10Cは、前記入出力部10Bを介して入力されたCAD情報を記憶し、また、本発明による加工プログラム(例えば図7〜図8に相当)などを記憶する。
加工情報算出部10Dは(図1)、前記入出力部10Bを介して入力されたCAD情報(図7のステップ101)に基づいて、既述したように、曲げ順、金型、金型レイアウトなどを算出し(図7のステップ102)、工程(曲げ順)ごとに、ロボット13のワーク追従動作の軌跡を算出する(図7のステップ103)などワークWの曲げ加工に必要な情報を算出する。
この場合、ロボット13のワーク追従動作の軌跡F(フォローイング軌跡F)は(図3(C))、ワーク姿勢状態図(工程図)に基づいて算出される。
即ち、加工情報算出部10Dは(図1)、CAD情報により、ワークW(図3(A))の位置決め時点の姿勢と、跳ね上がり時点での姿勢(図3(C))から成るワーク姿勢状態図を作成し、この作成したワーク姿勢状態図に基づき、ロボット13のフォローイング軌跡Fを算出する。
センサ制御部10Eは(図1)、既述した圧力センサ2とストロークセンサ3を制御し、各センサが呈する値をCPU10Aに通知する。
これにより、CPU10Aは、圧力センサ2の値がゼロの場合にはワークWの荷重がゼロと見做し(図8のステップ104JのYES)、予め目標角度位置に待機しているロボットグリッパ14にワークWを把持させる(図8のステップ104K、図4 (C))。
また、CPU10Aは、ラム20を下降後(図8のステップ104E)、上記ストロークセンサ3の値が所定のストローク値に到達した場合には(図8のステップ104FのYES)、スプリングバックを見込んでワークWが88°まで曲げられた(図4(B))と見做し、曲げ加工制御部10G(図1)を介して油圧シリンダ7を制御しラム20を停止させる(図8のステップ104G)。
バックゲージ制御部10Fは(図1)、既述したバックゲージ突当23を予め所定位置に位置決めし、曲げ加工制御部10Gは、サーボアンプ6とサーボモータ5を介して油圧ポンプ4の回転を制御し、油圧シリンダ7に供給される作動油の向きを制御することにより、上部テーブル20(図2)を上下動させてパンチPとダイDの協働により、ロボットグリッパ14で把持されたワークWを曲げ加工する。
以下、前記構成を有する本発明の動作を、図7〜図8に基づいて説明する。
(1)ロボット13のワーク追従動作の軌跡を算出するまでの動作。
図7のステップ101において、CAD情報を入力し、ステップ102において、曲げ順、金型、金型レイアウトなどを算出し、ステップ103において、工程(曲げ順)ごとに、ロボット13のワーク追従動作の軌跡を算出する。
即ち、CPU10Aは(図1)、入出力部10Bを介してCAD情報が入力されたことを検知すると、加工情報算出部10Dを制御し、曲げ順、金型、金型レイアウト、更には、D値、L値等ワークWの曲げ加工に必要な情報を算出させると共に、工程ごとに、ロボット13のフォローイング軌跡F(図3(C))を算出させる。
(2)曲げ加工動作。
図7のステップ104において、曲げ加工動作を行い、その詳細は、図8に示されている。
(2)-A パンチPがピンチングポイントに到達したか否かを判断するまでの動作。
先ず、ロボット13によりワークWを搬入して(図8のステップ104A)、ワークWを位置決めした後(図8のステップ104B)、ラム20を下降させ(図8のステップ104C)、パンチPがピンチングポイントに到達したか否かを判断する(図8のステップ104D)。
即ち、CPU10Aは(図1)、前記図8のステップ103において、加工情報算出部10Dがロボット13のフォローイング軌跡Fを算出したことを検知すると、入出力部10Bを介してロボットコントローラ1に指示を出し、ロボット13を制御することにより、そのグリッパ14に(図3(A))ワークWを把持させ、該ワークWをパンチPとダイDの間から挿入させプレスブレーキに搬入した後、バックゲージ突当23に突き当てて位置決めさせ、その後、曲げ加工制御部10G(図1)を介してラム20(図2)を下降させ、パンチP(図3(B))がピンチングポイントに到達したか、換言すればパンチPがダイD上のワークWと接触したか否かを判断する。
(2)-B パンチPがピンチングポイントに到達した後、ロボットグリッパ14が目標角度位置(90°)に待機するまでの動作。
そして、パンチPがピンチングポイントに到達した後は、ロボット13のグリッパ14が本発明特有の動作を行う。
パンチPがピンチングポイントに到達すると(図8のステップ104DのYES)、ロボットグリッパ14がワークWを解放した後(図8のステップ104L)、ワークWの跳ね上がり動作に追従し(図8のステップ104M)、該ロボットグリッパ14の角度が目標角度位置である例えば90°に到達した場合には(図8のステップ104NのYES)、該ロボットグリッパ14をその90°の位置で停止させそこで待機させる(図8のステップ104P)。
即ち、CPU10Aは(図1)、センサ制御部10Eを介してパンチPが(図3(B))ピンチングポイントに到達したことを検知すると、ロボットコントローラ1(図1)を介して上グリッパ14Aを(図3(B))僅かに上昇させ、ワークWをハーフクランプ状態にし解放した後、ロボットグリッパ14をワークWの跳ね上がり動作に追従させ(図3(C))それが目標角度位置である90°に到達したときに(図4(A))そこで停止し待機させる。
(2)-C ロボットグリッパ14が目標角度位置(90°)に待機した後、ワークWを把持するまでの動作。
ロボットグリッパ14が目標角度位置に到達した後は(図4(A))、90°に曲げられたスプリングバック直後のワークWを把持する(図4(B)⇒図4(C)、図8 のステップ104K)。
この場合、パンチPがピンチングポイントに到達した後の(図3(B))動作を、ラム20に着眼すると次のようになる。
即ち、ピンチングポイント後も、ラム20は下降を継続し(図3(C))、ワークWが目標角度である90°に曲げられた後も(図4(A))、更に下降し(図4(B))、
パンチPがD値に到達してラム20が所定のストロークに到達することにより、ワークWが88°まで曲げられると、該ラム20が停止する。
その後、ラム20が上昇し(図4(C))、ワークWの荷重がゼロになり、スプリングバックが発生したと見做され曲げ角度が88°から90°になったワークWを、前記目標角度位置に待機していたロボットグリッパ14が把持するようになっている。
そして、パンチPがピンチングポイントに到達後のラム20の動作フローは、図8のステップ104E〜ステップ104Hに記載されている。
このようにして、本発明に係るロボットによる曲げ加工方法は行われ、全ての加工が終了した場合には(図7のステップ105のYES)、動作を完了する(END)。
上記本発明に係るロボットによる曲げ加工方法の実施に直接使用する本発明に係るロボットによる曲げ加工装置は、既述したように(請求項3)、具体的にはロボットコントローラ1(図1)であり、該ロボットコントローラ1は、曲げ加工中は(図5(B))、ロボットグリッパ14をワークWを解放した状態でワーク跳ね上がり動作に追従させて目標角度位置(90°)に待機させ、曲げ加工終了後(図6(B))、荷重がゼロになったワークWを上記目標角度位置(90°)に待機させたロボットグリッパ14に把持させる。
この本発明のロボットコントローラ1によれば、除荷され荷重がゼロになり曲げ角度が目標角度である90°に戻ったワークWを(図6(B))、上記目標角度位置(90°)に待機させたロボットグリッパ14に把持させるので、ワークWとロボットグリッパ14の向きは同じになり、両者の角度差は無くなり、ワークWが薄板の場合には撓まなくなって腰折れが発生せず、ワークWが厚板の場合にはロボットグリッパ14に過負荷がかかることが無くなった。
そして、上記ロボットコントローラ1は(図1)、NC装置10に接続され、該NC装置10は、加工情報算出部10Dと曲げ加工制御部10Gとセンサ制御部10Eを有し、ロボットコントローラ1は、これら加工情報算出部10D等と協働するようになっている。
例えば、加工情報算出部10Dは(図1)、工程(曲げ順)、金型、金型レイアウトを算出すると共に(図7のステップ102)、工程ごとに、ロボットのワーク追従動作の軌跡F(図3(C))を算出し(図7のステップ103)、これらの情報は既述した記憶部10Cに記憶される。
そして、ロボットコントローラ1は、ロボットグリッパ14を(図5)ワーク跳ね上がり動作に追従させる場合に(図8のステップ104M)、上記記憶部10C(図1)に記憶された情報を参照する。
即ち、先ず、ロボットグリッパ14の左右方向(図1のX軸方向(紙面に垂直な方向))の位置は、加工情報算出部10Dが算出した当該工程の金型レイアウト、換言すれば上下テーブル20、21上の金型P、Dの配置位置に対応している。
従って、ロボットコントローラ1は、ロボットグリッパ14を当該工程の金型レイアウトの位置まで、誘導し、そこに停止させる。
次に、ロボットグリッパ14の前後方向と上下方向(図1のY軸方向とZ軸方向)の位置は、加工情報算出部10Dが算出した当該工程のロボットのワーク追従動作の軌跡F(図3(C))、換言すればフォローイング軌跡Fに対応している。
従って、ロボットコントローラ1は、ロボットグリッパ14を当該工程のフォローイング軌跡F(図3(C))に沿って、ワーク跳ね上がり動作に追従させ、目標角度位置(90°)に到達したときにそこに停止させ待機させる(図5(B))。
一方、曲げ加工制御部10Gは(図1)、ワークWが目標角度(90°)だけ曲げ加工されるように、ラム20を駆動制御する。
また、センサ制御部10Eは(図1)、圧力センサ2がワークWの受ける荷重を検出するように、該圧力センサ2を駆動制御し、又はストロークセンサ3がラム2のストロークを検出するように、該ストロークセンサ3を駆動制御する
そして、ロボットコントローラ1は、既述したように(図8のステップ104M)、ロボットグリッパ14を(図5)ワーク跳ね上がり動作に追従させているが、この動作の時点は、前記曲げ加工制御部10Gによるラム20の下降後(図8のステップ104C)、センサ制御部10EによるパンチPのピンチングポイント到達検出後である(図8のステップ104DのYES)。
即ち、先ず、曲げ加工制御部10Gが(図1)サーボアンプ6とサーボモータ5を介して油圧ポンプ4の回転を制御し、ラム駆動源である油圧シリンダ7へ供給される作動油の向きを制御することにより、ラム20を下降させる(図8のステップ104C)。
次に、ラム20が下降するにつれて、該ラム20に装着されているパンチPがダイD上のワークWと接触し、このときのラム20のストロークをストロークセンサ3が検出するので、そのときのストロークセンサ3の値をセンサ制御部10Eを介して判別することにより、パンチPがピンチングポイントに到達したことが判断される(図8のステップ104DのYES)。
そして、ロボットコントローラ1は(図1)、パンチPがピンチングポイントに到達したことを(図8のステップ104DのYES)、前記センサ制御部10Eと(図1)入出力部10Bを通じて通知されるので、その後に(図8のステップ104L〜ステップ104M)、既述したように、ロボットグリッパ14をワーク跳ね上がり動作に追従させる。
また、ピンチングポイント後に(図8のステップ104DのYES)、ロボットコントローラ1は、既述したように、ロボットグリッパ14をワーク跳ね上がり動作に追従させ、目標角度位置(90°)に到達したときにそこに停止させ待機させるが(図8のステップ104L〜ステップ104P)、その間、曲げ加工制御部10Gとセンサ制御部10Eは、ラム20(図1)及び圧力センサ2とストロークセンサ3を駆動制御することにより、以下の動作が行われる(図8の104E〜ステップ104J)。
即ち、曲げ加工制御部10Gは(図1)、同様に、ラム20の下降を継続し(図8の104E)、該ラム20が所定のストロークに到達したことが(図8の104FのYES)前記センサ制御部10E(図1)がストロークセンサ3の値を判別することにより分かるので、曲げ加工制御部10Gは(図1)、ラム20が限界位置に到達したものと見做し、該ラム20を停止させ(図8のステップ104G)、この時点で、ワークWは(図5(B))、スプリングバックを見込んで88°(限界角度)に曲げ加工されている。
その後、曲げ加工制御部10Gは(図1)、今度はラム20を上昇させ(図8のステップ104H)、これにより、パンチPが(図6(A))ワークWから離れるので、該ワークWは除荷されて荷重がゼロになり、そのことは、センサ制御部10Eが(図1)圧力センサ2の値を判別することにより分かり(図8のステップ104J)、この時点で、ワークWの曲げ角度は(図6(A))、スプリングバックに基づいて90°(目標角度)に戻っている。
このワークW(図6(A))が受ける荷重がゼロになったことは、前記圧力センサ2を駆動制御するセンサ制御部10Eと(図1)入出力部10Bを通じて、ロボットコントローラ1に通知される。
これにより、ロボットコントローラ1(図6(B))が再起動し、上記荷重がゼロになったワークWを目標角度位置(90°)に待機させたロボットグリッパ14に把持させる(図8の104K)。
従って、既述したように、この本発明のロボットコントローラ1によれば、除荷され荷重がゼロになり曲げ角度が目標角度である90°に戻ったワークWを(図6(B))、上記目標角度位置(90°)に待機させたロボットグリッパ14に把持させるので、ワークWとロボットグリッパ14の向きは同じになり、両者の角度差は無くなり、ワークWが薄板の場合には撓まなくなって腰折れが発生せず、ワークWが厚板の場合にはロボットグリッパ14に過負荷がかかることが無くなった。
本発明は、ロボットグリッパとワーク間の位置決め誤差を解消することにより、ワークの腰折れに基づく不良製品の発生を除去する共に、ロボットグリッパへの過負荷に基づく損傷を防止するロボットによる曲げ加工方法及びその装置に利用され、曲げ加工時に、上部テーブル20が下降する下降式プレスブレーキのみならず、下部テーブル21が上昇する上昇式プレスブレーキにも適用され、極めて有用である。
本発明の全体図である。 本発明のロボットグリッパ14を示す図である。 本発明による動作図(前半)である。 本発明による動作図(後半)である。 図4の詳細説明図(加圧時)である。 図4の詳細説明図(除荷時)である。 本発明の全体動作を説明するためのフローチャートである。 本発明による曲げ加工の動作を説明するためのフローチャートである。 従来技術の課題説明図である。 図9の詳細説明図(薄板の場合)である。 図9の詳細説明図(厚板の場合)である。 課題を解決するための第一手段の説明図(薄板の場合)である。 課題を解決するための第一手段の説明図(厚板の場合)である。 課題を解決するための第二手段の説明図(薄板の場合)である。 課題を解決するための第二手段の説明図(厚板の場合)である。
符号の説明
1 ロボットコントローラ
2 圧力センサ
3 ストロークセンサ
4 油圧ポンプ
5 サーボモータ
6 サーボアンプ
7 油圧シリンダ
10 NC装置
10A CPU
10B 入出力部
10C 記憶部
10D 加工情報算出部
10E センサ制御部
10F バックゲージ制御部
10G 曲げ加工制御部
11 曲げ加工装置
13 ロボット
14 グリッパ
14A 上グリッパ
14B 下グリッパ
19 アーム
20 上部テーブル
21 下部テーブル
23 突当
Dダイ
P パンチ
W ワーク

Claims (4)

  1. 上部テーブル又は下部テーブルから成るラムを起動させ、パンチとダイの協働によりロボットのグリッパで把持されたワークを曲げ加工する方法において、
    (1)上記ラムを起動させ、パンチがロボットグリッパで把持されたワークと接触したときに、該ワークがロボットグリッパから解放された後、
    (2)ロボットグリッパをワークの跳ね上がり動作に追従させ、該ロボットグリッパが目標角度位置に到達したときにそこに停止して待機し、
    (3)その後、ラムが限界位置に到達して停止し当該工程における曲げ加工が終了した後該ラムが逆方向に起動し、ワークの荷重がゼロになると同時に、上記目標角度位置に待機したロボットグリッパがワークを把持することを特徴とするロボットによる曲げ加工方法。
  2. 上記(3)において、ワークの荷重がゼロになったことは、ラム駆動源である油圧シリンダに設けた圧力センサにより検出される請求項1記載のロボットによる曲げ加工方法。
  3. 上記請求項1記載のロボットによる曲げ加工方法の実施に直接使用するロボットによる曲げ加工装置において、
    曲げ加工中は、ロボットグリッパをワークを解放した状態でワーク跳ね上がり動作に追従させて目標角度位置に待機させ、曲げ加工終了後、荷重がゼロになったワークを上記目標角度位置に待機させたロボットグリッパに把持させるロボットコントローラを有することを特徴とするロボットによる曲げ加工装置。
  4. 上記ロボットコントローラは、加工情報算出部と曲げ加工制御部とセンサ制御部と協働し、
    加工情報算出部は、製品情報に基づいて、工程ごとに、ロボットのワーク追従動作の軌跡を算出し、
    曲げ加工制御部は、ワークが目標角度だけ曲げ加工されるように、ラムを駆動制御し、
    センサ制御部は、圧力センサがワークの受ける荷重を検出するように、該圧力センサを駆動制御し、又はストロークセンサがラムのストロークを検出するように、該ストロークセンサを駆動制御する請求項3記載のロボットによる曲げ加工装置。
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