JP2009175936A - 作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設計対象の寸法の名称その他の属性を容易に設定することができる作図支援装置を提供する。
【解決手段】 作図支援装置100は、軸受の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する図形諸元データ記憶部10と、図形諸元データ記憶部10の図形諸元データに基づいて、軸受の図形を表示するとともにその図形に関連付けて軸受の寸法の値を表示する図形表示部12と、軸受の寸法の名称(パラメータ名)を入力する寸法名入力部14と、寸法名入力部14で入力した寸法の名称を寸法の値に関連付けて表示する寸法名表示部16とを有して構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、設計対象の図形の作成を支援する装置およびプログラム、並びに方法に係り、特に、設計対象の寸法の名称その他の属性を容易に設定することができる作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法に関する。
製品の設計作業の高効率化を図るため、従来からCAD(Computer-Aided Design)システムが開発され、CADシステムにより製品の設計図面の作成作業にかかる時間が大幅に短縮されている。CADシステムでは、設計対象である製品の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データに基づいて、製品の図形を表示するとともにその図形に関連付けて製品の寸法の値を表示し、ユーザが必要に応じて製品の図形や寸法の値を変更する等して製品の設計図面を編集可能となっている。
従来、製品の図形および寸法の値を表示する技術としては、例えば、特許文献1、2記載の技術が知られている。
特許文献1記載の技術は、板金モデルの形状を認識し曲げ線を特定する板金形状認識部と、曲げ線の方向を利用し曲げ形状寸法を生成する位置を特定し、曲げ形状寸法を生成する曲げ形状寸法挿入処理部とを備える。
特許文献2記載の技術は、表示スクリーン上にモデルを表示するモデル表示装置と、ユーザの事象に応じて選択できるモデルの候補エンティティーをユーザに示唆する示唆装置と、指示された候補エンティティーに基づいてモデルの2つのエンティティーを選択する選択装置と、モデルの選択されたエンティティーに付随する各寸法を定義する寸法定義システムと、定義された寸法に基づいて表示スクリーン上に寸法情報を表示する寸法表示装置とを備える。
特開2007−79952号公報 特開平11−316775号公報
ところで、製品の設計図面では、一般に、製品の各寸法にその寸法の名称を付し、製品のどの部分の寸法を表しているのか分かるようにしている。例えば、軸受の設計図面を作成する場合、軸受内径に「d」、軸受外径に「D」、軸受幅に「B」、組立幅(または高さ)に「T」、面取寸法に「r」といった名称が付される。
しかしながら、特許文献1、2記載の技術にあってはいずれも、製品の図形に関連付けて寸法の値を表示するだけであるため、寸法の名称は、CADシステム上で一つ一つ手入力するか、完成した設計図面に手書きで書き込む必要があった。この場合、寸法の名称は、寸法の値との関連性を持たせるため寸法の値の近くに表示しなければならず、表示位置にも配慮が必要となる。したがって、その作業は容易ではなく、手間と時間を要するという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、設計対象の寸法の名称その他の属性を容易に設定することができる作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の作図支援装置は、設計対象の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の図形諸元データに基づいて、前記設計対象の図形を出力するとともに当該図形に関連付けて前記設計対象の寸法の値を出力する図形出力手段とを備える作図支援装置であって、前記設計対象の寸法の属性を入力する寸法属性入力手段と、前記寸法属性入力手段で入力した寸法の属性を前記寸法の値に関連付けて出力する寸法属性出力手段とを備える。
このような構成であれば、図形出力手段により、記憶手段の図形諸元データに基づいて、設計対象の図形が出力されるとともにその図形に関連付けて設計対象の寸法の値が出力される。
そして、寸法属性入力手段により設計対象の寸法の属性を入力すると、寸法属性出力手段により、入力された寸法の属性が寸法の値に関連付けて出力される。したがって、寸法の属性を入力するだけで、寸法の属性を寸法の値に関連付けて設定することができる。
ここで、設計対象は、図形および寸法が特定可能な対象であればどのようなものであってもよく、例えば、軸受等の機械要素、ねじ等の部品、回路、電子機器、機械、器具、装置、建造物その他の有体物、またはキャラクタその他の無体物が含まれる。以下、発明8の作図支援プログラム、および発明9の作図支援方法において同じである。
また、寸法の属性には、例えば、寸法の名称その他の識別子が含まれる。以下、発明8の作図支援プログラム、および発明9の作図支援方法において同じである。
また、出力には、例えば、表示、送信および印刷が含まれる。以下、発明8の作図支援プログラム、および発明9の作図支援方法において同じである。
また、寸法の属性を寸法の値に関連付けて出力することには、例えば、寸法の値の出力位置から所定の位置(例えば、真上、真下)に寸法の属性を出力すること、寸法の値の出力態様(例えば、文字の種類、大きさ、色)と同一の出力態様で寸法の属性を出力すること、および寸法の値と寸法の属性を線、図形その他のオブジェクトで結ぶことが含まれる。以下、発明8の作図支援プログラム、および発明9の作図支援方法において同じである。
また、記憶手段は、図形諸元データをあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、図形諸元データをあらかじめ記憶してあるものであってもよいし、図形諸元データをあらかじめ記憶することなく、本装置の動作時に外部からの入力等によって図形諸元データを記憶するようになっていてもよい。
また、寸法属性入力手段は、寸法の属性を直接入力するようになっていてもよいし、通信を介して寸法の属性を入力するようになっていてもよい。前者の場合は、例えば、キーボード、マウス、その他の入力デバイスとして構成することができ、後者の場合は、通信を介した入力処理として構成することができる。
〔発明2〕 さらに、発明2の作図支援装置は、発明1の作図支援装置において、さらに、前記設計対象の寸法に関する説明情報を入力する説明情報入力手段と、前記説明情報入力手段で入力した説明情報を前記寸法の属性に関連付けて出力する説明情報出力手段とを備える。
このような構成であれば、説明情報入力手段により設計対象の寸法に関する説明情報を入力すると、説明情報出力手段により、入力された説明情報が寸法の属性に関連付けて出力される。したがって、説明情報を入力するだけで、説明情報を寸法の属性に関連付けて設定することができる。
ここで、説明情報を寸法の属性に関連付けて出力することには、例えば、寸法の属性の出力位置から所定の位置(例えば、真上、真下)に説明情報を出力すること、寸法の属性の出力態様(例えば、文字の種類、大きさ、色)と同一の出力態様で説明情報を出力すること、および寸法の属性と説明情報を線、図形その他のオブジェクトで結ぶことが含まれる。
また、説明情報入力手段は、説明情報を直接入力するようになっていてもよいし、通信を介して説明情報を入力するようになっていてもよい。前者の場合は、例えば、キーボード、マウス、その他の入力デバイスとして構成することができ、後者の場合は、通信を介した入力処理として構成することができる。
〔発明3〕 さらに、発明3の作図支援装置は、発明2の作図支援装置において、さらに、前記寸法属性入力手段で入力したすべての寸法の属性を取得する属性取得手段と、前記属性取得手段で取得した寸法の各属性の一覧を表示する属性一覧表示手段とを備え、前記説明情報入力手段は、前記属性一覧表示手段で表示した各属性ごとに、当該属性に係る寸法に関する前記説明情報を入力する。
このような構成であれば、属性取得手段により、入力されたすべての寸法の属性が取得され、属性一覧表示手段により、取得された寸法の各属性の一覧が表示される。
そして、説明情報入力手段により、一覧として表示された各属性ごとに、その属性に係る寸法に関する説明情報を入力することができる。
〔発明4〕 さらに、発明4の作図支援装置は、発明1および2のいずれか1の作図支援装置において、さらに、前記設計対象の寸法の変更後の属性を入力する変更属性入力手段と、前記寸法の属性を、前記変更属性入力手段で入力した変更後の属性に変更する寸法属性変更手段とを備える。
このような構成であれば、変更属性入力手段により設計対象の寸法の変更後の属性を入力すると、寸法属性変更手段により、寸法の属性が、入力された変更後の属性に変更される。
ここで、変更属性入力手段は、変更後の属性を直接入力するようになっていてもよいし、通信を介して変更後の属性を入力するようになっていてもよい。前者の場合は、例えば、キーボード、マウス、その他の入力デバイスとして構成することができ、後者の場合は、通信を介した入力処理として構成することができる。
〔発明5〕 さらに、発明5の作図支援装置は、発明4の作図支援装置において、さらに、前記寸法属性入力手段で入力したすべての寸法の属性を取得する属性取得手段と、前記属性取得手段で取得した寸法の各属性の一覧を表示する属性一覧表示手段とを備え、前記変更属性入力手段は、前記属性一覧表示手段で表示した各属性ごとに、当該属性に係る寸法の変更後の属性を入力する。
このような構成であれば、属性取得手段により、入力されたすべての寸法の属性が取得され、属性一覧表示手段により、取得された寸法の各属性の一覧が表示される。
そして、変更属性入力手段により、一覧として表示された各属性ごとに、その属性に係る寸法の変更後の属性を入力することができる。
〔発明6〕 さらに、発明6の作図支援装置は、発明1、2および4のいずれか1の作図支援装置において、さらに、前記設計対象の寸法の変更後の値を入力する変更値入力手段と、前記寸法の値を、前記変更値入力手段で入力した変更後の値に変更する寸法値変更手段と、前記変更値入力手段で入力した変更後の値に基づいて前記図形を変更する図形変更手段とを備える。
このような構成であれば、変更値入力手段により設計対象の寸法の変更後の値を入力すると、寸法値変更手段により、寸法の値が、入力された変更後の値に変更される。また、図形変更手段により、入力された変更後の値に基づいて図形が変更される。
ここで、変更値入力手段は、変更後の値を直接入力するようになっていてもよいし、通信を介して変更後の値を入力するようになっていてもよい。前者の場合は、例えば、キーボード、マウス、その他の入力デバイスとして構成することができ、後者の場合は、通信を介した入力処理として構成することができる。
〔発明7〕 さらに、発明7の作図支援装置は、発明6の作図支援装置において、さらに、前記寸法属性入力手段で入力したすべての寸法の属性を取得する属性取得手段と、前記属性取得手段で取得した寸法の各属性の一覧を表示する属性一覧表示手段とを備え、前記変更値入力手段は、前記属性一覧表示手段で表示した各属性ごとに、当該属性に係る寸法の変更後の値を入力する。
このような構成であれば、属性取得手段により、入力されたすべての寸法の属性が取得され、属性一覧表示手段により、取得された寸法の各属性の一覧が表示される。
そして、変更値入力手段により、一覧として表示された各属性ごとに、その属性に係る寸法の変更後の値を入力することができる。
〔発明8〕 一方、上記目的を達成するために、発明8の作図支援プログラムは、設計対象の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する記憶手段の図形諸元データに基づいて、前記設計対象の図形を出力手段に出力するとともに当該図形に関連付けて前記設計対象の寸法の値を前記出力手段に出力する図形出力ステップからなる処理をコンピュータに実行させるための作図支援プログラムであって、前記設計対象の寸法の属性を入力手段から入力する寸法属性入力ステップと、前記寸法属性入力ステップで入力した寸法の属性を前記寸法の値に関連付けて前記出力手段に出力する寸法属性出力ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1の作図支援装置と同等の作用が得られる。
〔発明9〕 一方、上記目的を達成するために、発明9の作図支援方法は、設計対象の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する記憶手段の図形諸元データに基づいて、前記設計対象の図形を出力手段に出力するとともに当該図形に関連付けて前記設計対象の寸法の値を前記出力手段に出力する図形出力ステップを含む作図支援方法であって、前記設計対象の寸法の属性を入力手段から入力する寸法属性入力ステップと、前記寸法属性入力ステップで入力した寸法の属性を前記寸法の値に関連付けて前記出力手段に出力する寸法属性出力ステップとを含む。
以上説明したように、発明1の作図支援装置によれば、設計対象の寸法の属性を入力するだけで、寸法の属性が寸法の値に関連付けて出力されるので、従来に比して、寸法の属性を容易に設定することができるという効果が得られる。
さらに、発明2の作図支援装置によれば、設計対象の寸法に関する説明情報を入力するだけで、説明情報が寸法の属性に関連付けて出力されるので、説明情報を容易に設定することができるという効果が得られる。
さらに、発明3の作図支援装置によれば、一覧として表示された各属性ごとに、その属性に係る寸法に関する説明情報を入力することができるので、寸法の各値に対して寸法の属性さえ設定すれば、説明情報をまとめて設定することができるという効果が得られる。また、寸法の属性と対応付けて説明情報を入力することができるので、寸法の数が多くても、説明情報をミス少なく設定することができるという効果も得られる。
さらに、発明4の作図支援装置によれば、設計対象の寸法の変更後の属性を入力するだけで、変更後の属性が寸法の値に関連付けて出力されるので、寸法の属性を容易に変更することができるという効果が得られる。
さらに、発明5の作図支援装置によれば、一覧として表示された各属性ごとに、その属性に係る寸法の変更後の属性を入力することができるので、寸法の属性をまとめて変更することができるという効果が得られる。また、寸法の属性と対応付けて変更後の属性を入力することができるので、寸法の数が多くても、寸法の属性をミス少なく変更することができるという効果も得られる。
さらに、発明6の作図支援装置によれば、設計対象の寸法の変更後の値を入力するだけで、変更後の値が図形に関連付けて出力されるとともに設計対象の図形もそれに合わせて変更されるので、寸法の値および図形を容易に変更することができるという効果が得られる。
さらに、発明7の作図支援装置によれば、一覧として表示された各属性ごとに、その属性に係る寸法の変更後の値を入力することができるので、寸法の各値に対して寸法の属性さえ設定すれば、寸法の値をまとめて変更することができるという効果が得られる。また、寸法の属性と対応付けて寸法の値を入力することができるので、寸法の数が多くても、寸法の値をミス少なく変更することができるという効果も得られる。
一方、発明8の作図支援プログラムによれば、発明1の作図支援装置と同等の効果が得られる。
一方、発明9の作図支援方法によれば、発明1の作図支援装置と同等の効果が得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図8は、本発明に係る作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法を、軸受の設計図面を作成する場合ついて適用したものである。
まず、本実施の形態に係る作図支援装置100の機能概要を説明する。
図1は、作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
作図支援装置100は、図1に示すように、軸受の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する図形諸元データ記憶部10と、図形諸元データ記憶部10の図形諸元データに基づいて、軸受の図形を表示するとともにその図形に関連付けて軸受の寸法の値を表示する図形表示部12と、軸受の寸法の名称(パラメータ名)を入力する寸法名入力部14と、寸法名入力部14で入力した寸法の名称を寸法の値に関連付けて表示する寸法名表示部16とを有して構成されている。
次に、作図支援装置100の構成を詳細に説明する。
図2は、作図支援装置100のハードウェア構成を示す図である。
作図支援装置100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
I/F58には、外部装置として、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置60と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置62と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置64とが接続されている。
次に、図形諸元データのデータ構造を説明する。
記憶装置62は、図形諸元データ記憶部10として構成され、各軸受ごとにその図形諸元データをCADファイルとして記憶している。
図3は、図形諸元データのデータ構造を示す図である。
図形諸元データは、図3に示すように、CAD空間における点を接続する線で図形を表現したベクトルデータであって、図形について、その形状線の端点の属性(点の名称、位置)および形状線の属性(線の名称、位置、長さ、太さ、色、線種)と、図形の各部の寸法について、その寸法線の端点の属性、寸法線の属性、並びに寸法の値を示すテキストおよび配置位置とを規定したデータを含んでいる。
1つのCADファイルには、複数のビューが含まれている。ビューは、編集単位となる1つの図形を構成する。
次に、CPU50で実行される処理を説明する。
CPU50は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図4および図5のフローチャートに示す図形表示処理および寸法名設定処理をそれぞれ時分割で実行する。
初めに、図形表示処理を説明する。
図4は、図形表示処理を示すフローチャートである。
図形表示処理は、図形表示部12として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、記憶装置62の所定領域に格納されているすべてのCADファイルを取得し、ステップS102に移行して、取得したCADファイルの一覧を表示装置64に表示し、ステップS104に移行する。
ステップS104では、表示したCADファイルの一覧のなかからユーザにCADファイルを選択させ、その選択を入力装置60から入力し、ステップS106に移行する。
ステップS106では、選択されたCADファイルに含まれるすべてのビューを取得し、ステップS108に移行して、取得したビューの一覧を表示装置64に表示し、ステップS110に移行する。
ステップS110では、表示したビューの一覧のなかからユーザにビューを選択させ、その選択を入力装置60から入力し、ステップS112に移行する。
ステップS112では、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形および各部の寸法の値を表示装置64に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、寸法名設定処理を説明する。
図5は、寸法名設定処理を示すフローチャートである。
寸法名設定処理は、寸法名入力部14および寸法名表示部16として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200〜S210では、ステップS100〜S110と同様の処理を実行し、ステップS212に移行して、選択されたビューにおいてその各部の寸法の名称を入力装置60から入力し、ステップS214に移行する。
ステップS214では、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形および各部の寸法の値を表示装置64に表示し、入力した寸法の名称を寸法の値に関連付けて表示装置64に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ステップS214では、必要に応じて、入力した寸法の名称および配置位置を含む図形諸元データを追加することによりCADファイルの更新を行ってもよい。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、図形を表示する場合を説明する。
作図支援装置100では、図形の表示が要求されると、ステップS100、S102を経て、記憶装置62の所定領域に格納されているすべてのCADファイルが取得され、取得されたCADファイルの一覧が表示される。ここで、ユーザは、CADファイルの一覧のなかから所望のものを選択する。
CADファイルが選択されると、ステップS106、S108を経て、選択されたCADファイルに含まれるすべてのビューが取得され、取得されたビューの一覧が表示される。ここで、ユーザは、ビューの一覧のなかから所望のものを選択する。
図6は、寸法名設定前の表示画面を示す図である。
ビューが選択されると、ステップS112を経て、図6に示すように、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形および各部の寸法の値が表示される。図6では、各部の寸法の値600a〜610aが図形に関連付けて表示されている。
次に、寸法の名称を設定する場合を説明する。
図7は、図形諸元データの選択画面を示す図である。
作図支援装置100では、寸法の名称の設定が要求されると、図7に示すような選択画面が表示される。
選択画面は、図7に示すように、CADファイルの取得を要求するボタン620と、CADファイルの一覧を表示するテキストボックス622と、CADファイルを選択するラジオボタン624と、ビューの取得を要求するボタン626と、ビューの一覧を表示するテキストボックス628と、ビューを選択するラジオボタン630と、寸法の名称の設定を要求するボタン632とを配置して構成されている。
ユーザは、図7の選択画面においてボタン620を指示すると、ステップS200、S202を経て、記憶装置62の所定領域に格納されているすべてのCADファイルが取得され、取得されたCADファイルの一覧がテキストボックス622に表示される。ここで、ユーザは、ラジオボタン624によりCADファイルの一覧のなかから所望のものを選択し、ボタン626を指示する。
ボタン626が指示されると、ステップS206、S208を経て、選択されたCADファイルに含まれるすべてのビューが取得され、取得されたビューの一覧がテキストボックス628に表示される。ここで、ユーザは、ラジオボタン630によりビューの一覧のなかから所望のものを選択し、ボタン632を指示する。
ボタン632が指示されると、選択されたビューに設定されている寸法の各値ごとに寸法の名称を入力する入力画面が表示される。ここで、ユーザは、入力画面において寸法の名称を入力する。
図8は、寸法名設定後の表示画面を示す図である。
寸法の名称が入力されると、ステップS214を経て、図8に示すように、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形および各部の寸法の値が表示されるとともに、入力された寸法の名称が寸法の値に関連付けて表示される。図8では、各部の寸法の値600a〜610aにそれぞれ隣接して寸法の名称600b〜610bが表示されている。例えば、寸法の値600aには、寸法の名称600bとして「BE」が、寸法の値602aには、寸法の名称602bとして「CRA−2」が設定される。
このようにして、本実施の形態では、図形諸元データに基づいて図形を表示するとともに図形に関連付けて寸法の値を表示し、寸法の名称を入力し、入力した寸法の名称を寸法の値に関連付けて表示する。
これにより、寸法の名称を入力するだけで、寸法の名称が寸法の値に関連付けて表示されるので、従来に比して、寸法の名称を容易に設定することができる。
上記第1の実施の形態において、軸受は、発明1、8または9の設計対象に対応し、入力装置60は、発明8または9の入力手段に対応し、図形諸元データ記憶部10および記憶装置62は、発明1、8または9の記憶手段に対応し、表示装置64は、発明8または9の出力手段に対応している。また、図形表示部12およびステップS112は、発明1の図形出力手段に対応し、ステップS112は、発明8または9の図形出力ステップに対応し、寸法名入力部14およびステップS212は、発明1の寸法属性入力手段に対応し、ステップS212は、発明8または9の寸法属性入力ステップに対応している。
また、上記第1の実施の形態において、寸法名表示部16およびステップS214は、発明1の寸法属性出力手段に対応し、ステップS214は、発明8または9の寸法属性出力ステップに対応している。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図9ないし図12は、本発明に係る作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、寸法の名称に対して説明文を設定する点が異なる。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、本実施の形態に係る作図支援装置100の機能概要を説明する。
図9は、作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
作図支援装置100は、図9に示すように、図形諸元データ記憶部10、図形表示部12、寸法名入力部14および寸法名表示部16を有して構成されている。
作図支援装置100は、さらに、寸法名入力部14で入力したすべての寸法の名称を取得する寸法名取得部18と、寸法名取得部18で取得した寸法の各名称の一覧を表示する寸法名一覧表示部20と、寸法名一覧表示部20で表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法についての説明文を入力する説明文入力部22と、説明文入力部22で入力した説明文を寸法の名称に関連付けて表示する説明文表示部24とを有して構成されている。
次に、CPU50で実行される処理を説明する。
CPU50は、さらに、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図10のフローチャートに示す説明文設定処理を実行する。
図10は、説明文設定処理を示すフローチャートである。
説明文設定処理は、寸法名取得部18、寸法名一覧表示部20、説明文入力部22および説明文表示部24として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300〜S310では、ステップS100〜S110と同様の処理を実行し、ステップS312に移行して、選択されたビューに設定されているすべての寸法の名称を取得し、ステップS314に移行して、取得した寸法の各名称の一覧を表示装置64に表示し、ステップS316に移行する。
ステップS316では、表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法についての説明文を入力装置60から入力し、ステップS318に移行する。
ステップS318では、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形並びに各部の寸法の値および名称を表示装置64に表示し、入力した説明文を寸法の名称に関連付けて表示装置64に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ステップS318では、必要に応じて、入力した説明文および配置位置を含む図形諸元データを追加することによりCADファイルの更新を行ってもよい。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図11は、説明文の入力画面を示す図である。
作図支援装置100では、説明文の設定が要求されると、図11に示すような入力画面が表示される。
入力画面は、図11に示すように、CADファイルの取得を要求するボタン640と、選択されたCADファイルの名称を表示するテキストボックス642と、ビューの取得を要求するボタン644と、選択されたビューの名称を表示するテキストボックス646と、寸法の名称の一覧を表示する表示欄648と、表示欄648の各名称ごとに説明文を入力するテキストボックス650と、説明文の入力完了を要求するボタン652とを配置して構成されている。
ユーザは、図11の入力画面においてボタン640を指示すると、ステップS300、S302を経て、記憶装置62の所定領域に格納されているすべてのCADファイルが取得され、取得されたCADファイルの一覧が表示される。ここで、ユーザは、CADファイルの一覧のなかから所望のものを選択すると、選択されたCADファイルの名称がテキストボックス642に表示される。
次に、ユーザは、図11の入力画面においてボタン644を指示すると、ステップS306、S308を経て、選択されたCADファイルに含まれるすべてのビューが取得され、取得されたビューの一覧が表示される。ここで、ユーザは、ビューの一覧のなかから所望のものを選択すると、選択されたビューの名称がテキストボックス646に表示される。
また、ビューが選択されると、ステップS312、S314を経て、選択されたビューに設定されているすべての寸法の名称が取得され、取得された寸法の名称の一覧が表示欄648に表示されるとともに表示欄648の各名称ごとにテキストボックス650が表示される。ここで、ユーザは、説明文が必要な寸法の名称に対して説明文をテキストボックス650に入力し、ボタン652を指示する。図11では、寸法の名称「BE」に対して説明文「これはBEの説明文です。」を入力している。
図12は、説明文設定後の表示画面を示す図である。
ボタン652が指示されると、ステップS318を経て、図12に示すように、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形並びに各部の寸法の値および名称が表示され、入力された説明文が寸法の名称に関連付けて表示される。図12では、寸法の値600aの右方に説明文600c「これはBEの説明文です。」が表示されている。
このようにして、本実施の形態では、寸法についての説明文を入力し、入力した説明文を寸法の名称に関連付けて表示する。
これにより、寸法についての説明文を入力するだけで、説明文が寸法の名称に関連付けて表示されるので、説明文を容易に設定することができる。
さらに、本実施の形態では、すべての寸法の名称を取得し、取得した寸法の各名称の一覧を表示し、表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法についての説明文を入力する。
これにより、一覧として表示された各名称ごとに、その名称に係る寸法ついての説明文を入力することができるので、寸法の各値に対して寸法の名称さえ設定すれば、説明文をまとめて設定することができる。
また、寸法の名称と対応付けて説明文を入力することができるので、寸法の数が多くても、説明文をミス少なく設定することができる。
上記第2の実施の形態において、寸法名入力部14およびステップS212は、発明3の寸法属性入力手段に対応し、寸法名取得部18およびステップS312は、発明3の属性取得手段に対応し、寸法名一覧表示部20およびステップS314は、発明3の属性一覧表示手段に対応している。また、説明文入力部22およびステップS316は、発明2または3の説明情報入力手段に対応し、説明文表示部24およびステップS318は、発明2の説明情報出力手段に対応している。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図13ないし図16は、本発明に係る作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法の第3の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、寸法の属性を変更する点が異なる。なお、以下、上記第1および第2の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、本実施の形態に係る作図支援装置100の機能概要を説明する。
図13は、作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
作図支援装置100は、図13に示すように、図形諸元データ記憶部10、図形表示部12、寸法名入力部14、寸法名表示部16、寸法名取得部18および寸法名一覧表示部20を有して構成されている。
作図支援装置100は、さらに、寸法名一覧表示部20で表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の名称を入力する変更寸法名入力部26と、現在の寸法の名称を、変更寸法名入力部26で入力した変更後の名称に変更する寸法名変更部28とを有して構成されている。
次に、CPU50で実行される処理を説明する。
CPU50は、さらに、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図14のフローチャートに示す寸法名変更処理を実行する。
図14は、寸法名変更処理を示すフローチャートである。
寸法名変更処理は、寸法名取得部18、寸法名一覧表示部20、変更寸法名入力部26および寸法名変更部28として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図14に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS400〜S414では、ステップS100〜S110、S312、S314と同様の処理を実行し、ステップS416に移行する。
ステップS416では、表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の名称を入力装置60から入力し、ステップS418に移行して、現在の寸法の名称を、入力した変更後の名称に変更し、ステップS420に移行する。
ステップS420では、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形並びに各部の寸法の値および変更後の名称を表示装置64に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ステップS420では、必要に応じて、変更した寸法の名称を含む図形諸元データを追加することによりCADファイルの更新を行ってもよい。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図15は、変更後寸法名の入力画面を示す図である。
作図支援装置100では、寸法の名称の変更が要求されると、図15に示すような入力画面が表示される。
入力画面は、図15に示すように、CADファイルの取得を要求するボタン660と、選択されたCADファイルの名称を表示するテキストボックス662と、ビューの取得を要求するボタン664と、選択されたビューの名称を表示するテキストボックス666と、寸法の名称の一覧を表示する表示欄668と、表示欄668の各名称ごとに変更後の名称を入力するテキストボックス670と、変更後の名称の入力完了を要求するボタン672とを配置して構成されている。
ユーザは、図15の入力画面においてボタン660を指示すると、ステップS400、S402を経て、記憶装置62の所定領域に格納されているすべてのCADファイルが取得され、取得されたCADファイルの一覧が表示される。ここで、ユーザは、CADファイルの一覧のなかから所望のものを選択すると、選択されたCADファイルの名称がテキストボックス662に表示される。
次に、ユーザは、図15の入力画面においてボタン664を指示すると、ステップS406、S408を経て、選択されたCADファイルに含まれるすべてのビューが取得され、取得されたビューの一覧が表示される。ここで、ユーザは、ビューの一覧のなかから所望のものを選択すると、選択されたビューの名称がテキストボックス666に表示される。
また、ビューが選択されると、ステップS412、S414を経て、選択されたビューに設定されているすべての寸法の名称が取得され、取得された寸法の名称の一覧が表示欄668に表示されるとともに表示欄668の各名称ごとにテキストボックス670が表示される。ここで、ユーザは、変更が必要な寸法の名称に対して変更後の名称をテキストボックス670に入力し、ボタン672を指示する。図15では、寸法の名称「BE」に対して変更後の名称「BEDD」を入力している。
図16は、寸法名変更後の表示画面を示す図である。
ボタン672が指示されると、ステップS418、S420を経て、現在の寸法の名称が変更後の名称に変更され、図16に示すように、選択されたビューの図形諸元データに基づいて図形並びに各部の寸法の値および変更後の名称が表示される。図16では、寸法の値600aに隣接して寸法の変更後の名称600b「BEDD」が表示されている。
このようにして、本実施の形態では、寸法の変更後の名称を入力し、現在の寸法の名称を、入力した変更後の名称に変更する。
これにより、寸法の変更後の名称を入力するだけで、変更後の名称が寸法の値に関連付けて表示されるので、寸法の名称を容易に変更することができる。
さらに、本実施の形態では、すべての寸法の名称を取得し、取得した寸法の各名称の一覧を表示し、表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の名称を入力する。
これにより、一覧として表示された各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の名称を入力することができるので、寸法の名称をまとめて変更することができる。
また、寸法の名称と対応付けて変更後の名称を入力することができるので、寸法の数が多くても、寸法の名称をミス少なく変更することができる。
上記第3の実施の形態において、寸法名入力部14およびステップS212は、発明5の寸法属性入力手段に対応し、寸法名取得部18およびステップS312は、発明5の属性取得手段に対応し、寸法名一覧表示部20およびステップS314は、発明5の属性一覧表示手段に対応している。また、変更寸法名入力部26は、発明4または5の変更属性入力手段に対応し、寸法名変更部28は、発明4の寸法属性変更手段に対応している。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図17ないし図20は、本発明に係る作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法の第4の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、寸法の値および図形を変更する点が異なる。なお、以下、上記第1ないし第3の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、本実施の形態に係る作図支援装置100の機能概要を説明する。
図17は、作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。
作図支援装置100は、図17に示すように、図形諸元データ記憶部10、図形表示部12、寸法名入力部14、寸法名表示部16、寸法名取得部18および寸法名一覧表示部20を有して構成されている。
作図支援装置100は、さらに、寸法名一覧表示部20で表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の値を入力する変更値入力部30と、現在の寸法の値を、変更値入力部30で入力した変更後の値に変更する寸法値変更部32と、変更値入力部30で入力した変更後の値に基づいて図形を変更する図形変更部34とを有して構成されている。
次に、CPU50で実行される処理を説明する。
CPU50は、さらに、ROM52の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図18のフローチャートに示す寸法値変更処理を実行する。
図18は、寸法値変更処理を示すフローチャートである。
寸法値変更処理は、寸法名取得部18、寸法名一覧表示部20、変更値入力部30、寸法値変更部32および図形変更部34として実現される処理であって、CPU50において実行されると、図18に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS500〜S514では、ステップS100〜S110、S312、S314と同様の処理を実行し、ステップS516に移行する。
ステップS516では、表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の値を入力装置60から入力し、ステップS518に移行して、現在の寸法の値を、入力した変更後の値に変更し、ステップS520に移行する。
ステップS520では、図形のうち変更に係る部分のサイズが、入力した変更後の値に対応するように、入力した変更後の値に基づいて図形を変更し、ステップS522に移行する。
ステップS522では、選択されたビューの図形諸元データに基づいて、変更後の図形、各部の寸法の変更後の値および各部の寸法の名称を表示装置64に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ステップS520では、必要に応じて、変更した寸法の値を含む図形諸元データを追加することによりCADファイルの更新を行ってもよい。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図19は、変更後寸法値の入力画面を示す図である。
作図支援装置100では、寸法の値の変更が要求されると、図19に示すような入力画面が表示される。
入力画面は、図19に示すように、CADファイルの取得を要求するボタン680と、選択されたCADファイルの名称を表示するテキストボックス682と、ビューの取得を要求するボタン684と、選択されたビューの名称を表示するテキストボックス686と、寸法の名称の一覧を表示する表示欄688と、表示欄688の各名称ごとに変更後の値を入力するテキストボックス690と、変更後の値の入力完了を要求するボタン692とを配置して構成されている。
ユーザは、図19の入力画面においてボタン680を指示すると、ステップS500、S502を経て、記憶装置62の所定領域に格納されているすべてのCADファイルが取得され、取得されたCADファイルの一覧が表示される。ここで、ユーザは、CADファイルの一覧のなかから所望のものを選択すると、選択されたCADファイルの名称がテキストボックス682に表示される。
次に、ユーザは、図19の入力画面においてボタン684を指示すると、ステップS506、S508を経て、選択されたCADファイルに含まれるすべてのビューが取得され、取得されたビューの一覧が表示される。ここで、ユーザは、ビューの一覧のなかから所望のものを選択すると、選択されたビューの名称がテキストボックス686に表示される。
また、ビューが選択されると、ステップS512、S514を経て、選択されたビューに設定されているすべての寸法の名称が取得され、取得された寸法の名称の一覧が表示欄688に表示されるとともに表示欄688の各名称ごとにテキストボックス690が表示される。ここで、ユーザは、値の変更が必要な寸法の名称に対して変更後の値をテキストボックス690に入力し、ボタン692を指示する。図19では、現在の寸法の値が「380」となっている寸法の名称「BE」に対して変更後の値「400」を入力している。
図20は、寸法値変更後の表示画面を示す図である。
ボタン692が指示されると、ステップS518、S520を経て、現在の寸法の値が変更後の値に変更され、変更後の値に基づいて図形が変更される。そして、ステップS522を経て、図20に示すように、選択されたビューの図形諸元データに基づいて、変更後の図形、各部の寸法の変更後の値および各部の寸法の名称が表示される。図20では、寸法の値600aが「380」から「400」に変更され、それに合わせて図形も変更される。
このようにして、本実施の形態では、寸法の変更後の値を入力し、現在の寸法の値を、入力した変更後の値に変更し、入力した変更後の値に基づいて図形を変更する。
これにより、寸法の変更後の値を入力するだけで、変更後の値が図形に関連付けて表示されるとともに図形もそれに合わせて変更されるので、寸法の値および図形を容易に変更することができる。
さらに、本実施の形態では、すべての寸法の名称を取得し、取得した寸法の各名称の一覧を表示し、表示した各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の値を入力する。
これにより、一覧として表示された各名称ごとに、その名称に係る寸法の変更後の値を入力することができるので、寸法の各値に対して寸法の名称さえ設定すれば、寸法の値をまとめて変更することができる。
また、寸法の名称と対応付けて寸法の値を入力することができるので、寸法の数が多くても、寸法の値をミス少なく変更することができる。
上記第4の実施の形態において、寸法名入力部14およびステップS212は、発明7の寸法属性入力手段に対応し、寸法名取得部18およびステップS312は、発明7の属性取得手段に対応し、寸法名一覧表示部20およびステップS314は、発明7の属性一覧表示手段に対応している。また、変更値入力部30およびステップS516は、発明6または7の変更値入力手段に対応し、寸法値変更部32およびステップS518は、発明6の寸法値変更手段に対応し、図形変更部34およびステップS520は、発明6の図形変更手段に対応している。
〔他の実施の形態〕
なお、上記第1ないし第4の実施の形態においては、図形、寸法の値および名称を表示装置64に表示するように構成したが、これに限らず、これらを他の端末に情報として送信し、またはこれらを印刷装置で印刷するように構成することもできる。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、寸法の名称を表示するように構成したが、これに限らず、寸法の他の属性を表示するように構成することもできる。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、軸受の図形に寸法を表示するように構成したが、これに加えて、例えば、基本定格荷重、許容回転数、耐用時間その他任意の情報を表示するように構成することもできる。
また、上記第1ないし第4の実施の形態において、図4、図5、図10、図14および図18のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM52にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM54に読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記第1ないし第4の実施の形態においては、本発明に係る作図支援装置および作図支援プログラム、並びに作図支援方法を、軸受の設計図面を作成する場合ついて適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の設計対象の図形を作成する場合にも適用可能である。
作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。 作図支援装置100のハードウェア構成を示す図である。 図形諸元データのデータ構造を示す図である。 図形表示処理を示すフローチャートである。 寸法名設定処理を示すフローチャートである。 寸法名設定前の表示画面を示す図である。 図形諸元データの選択画面を示す図である。 寸法名設定後の表示画面を示す図である。 作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。 説明文設定処理を示すフローチャートである。 説明文の入力画面を示す図である。 説明文設定後の表示画面を示す図である。 作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。 寸法名変更処理を示すフローチャートである。 変更後寸法名の入力画面を示す図である。 寸法名変更後の表示画面を示す図である。 作図支援装置100の機能概要を示す機能ブロック図である。 寸法値変更処理を示すフローチャートである。 変更後寸法値の入力画面を示す図である。 寸法値変更後の表示画面を示す図である。
符号の説明
100 作図支援装置
10 図形諸元データ記憶部
12 図形表示部
14 寸法名入力部
16 寸法名表示部
18 寸法名取得部
20 寸法名一覧表示部
22 説明文入力部
24 説明文表示部
26 変更寸法名入力部
28 寸法名変更部
30 変更値入力部
32 寸法値変更部
34 図形変更部
50 CPU
52 ROM
54 RAM
58 I/F
60 入力装置
62 記憶装置
64 表示装置
600a〜610a 寸法の値
600b〜610b 寸法の名称
600c 説明文
620、626、632、640、644、652、660、664、672、680、684、692 ボタン
622、628、642、646、650、662、666、670、682、686、690 テキストボックス
624、630 ラジオボタン
648、668、688 表示欄

Claims (9)

  1. 設計対象の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の図形諸元データに基づいて、前記設計対象の図形を出力するとともに当該図形に関連付けて前記設計対象の寸法の値を出力する図形出力手段とを備える作図支援装置であって、
    前記設計対象の寸法の属性を入力する寸法属性入力手段と、前記寸法属性入力手段で入力した寸法の属性を前記寸法の値に関連付けて出力する寸法属性出力手段とを備えることを特徴とする作図支援装置。
  2. 請求項1において、
    さらに、前記設計対象の寸法に関する説明情報を入力する説明情報入力手段と、前記説明情報入力手段で入力した説明情報を前記寸法の属性に関連付けて出力する説明情報出力手段とを備えることを特徴とする作図支援装置。
  3. 請求項2において、
    さらに、前記寸法属性入力手段で入力したすべての寸法の属性を取得する属性取得手段と、前記属性取得手段で取得した寸法の各属性の一覧を表示する属性一覧表示手段とを備え、
    前記説明情報入力手段は、前記属性一覧表示手段で表示した各属性ごとに、当該属性に係る寸法に関する前記説明情報を入力することを特徴とする作図支援装置。
  4. 請求項1および2のいずれか1項において、
    さらに、前記設計対象の寸法の変更後の属性を入力する変更属性入力手段と、前記寸法の属性を、前記変更属性入力手段で入力した変更後の属性に変更する寸法属性変更手段とを備えることを特徴とする作図支援装置。
  5. 請求項4において、
    さらに、前記寸法属性入力手段で入力したすべての寸法の属性を取得する属性取得手段と、前記属性取得手段で取得した寸法の各属性の一覧を表示する属性一覧表示手段とを備え、
    前記変更属性入力手段は、前記属性一覧表示手段で表示した各属性ごとに、当該属性に係る寸法の変更後の属性を入力することを特徴とする作図支援装置。
  6. 請求項1、2および4のいずれか1項において、
    さらに、前記設計対象の寸法の変更後の値を入力する変更値入力手段と、前記寸法の値を、前記変更値入力手段で入力した変更後の値に変更する寸法値変更手段と、前記変更値入力手段で入力した変更後の値に基づいて前記図形を変更する図形変更手段とを備えることを特徴とする作図支援装置。
  7. 請求項6において、
    さらに、前記寸法属性入力手段で入力したすべての寸法の属性を取得する属性取得手段と、前記属性取得手段で取得した寸法の各属性の一覧を表示する属性一覧表示手段とを備え、
    前記変更値入力手段は、前記属性一覧表示手段で表示した各属性ごとに、当該属性に係る寸法の変更後の値を入力することを特徴とする作図支援装置。
  8. 設計対象の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する記憶手段の図形諸元データに基づいて、前記設計対象の図形を出力手段に出力するとともに当該図形に関連付けて前記設計対象の寸法の値を前記出力手段に出力する図形出力ステップからなる処理をコンピュータに実行させるための作図支援プログラムであって、
    前記設計対象の寸法の属性を入力手段から入力する寸法属性入力ステップと、前記寸法属性入力ステップで入力した寸法の属性を前記寸法の値に関連付けて前記出力手段に出力する寸法属性出力ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする作図支援プログラム。
  9. 設計対象の図形および寸法の値を特定するための図形諸元データを記憶する記憶手段の図形諸元データに基づいて、前記設計対象の図形を出力手段に出力するとともに当該図形に関連付けて前記設計対象の寸法の値を前記出力手段に出力する図形出力ステップを含む作図支援方法であって、
    前記設計対象の寸法の属性を入力手段から入力する寸法属性入力ステップと、前記寸法属性入力ステップで入力した寸法の属性を前記寸法の値に関連付けて前記出力手段に出力する寸法属性出力ステップとを含むことを特徴とする作図支援方法。
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