JP2009204957A - 光走査装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度変動があっても焦線の真直度を安定的に保つことができ、走査ラインの曲がり発生を抑え、色ずれや色変わりのない高品位な画像形成を行うことを可能とする光走査装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のレーザ光源から出射されたビームを走査する偏向手段と、前記偏向手段により走査されたビームを結像させる一つ以上の光学素子を有する結像手段と、前記結像手段よりも剛性が高く、前記結像手段の主走査方向における両端近傍を、副走査方向に支持する一対の受け部を有する保持手段と、前記保持手段に主走査方向に沿って複数個所に設けられ、高さ調節によって湾曲を矯正する湾曲調整手段とを備える光走査装置において、前記結像手段の温度変化による自由膨張を阻害しないよう摺動自在手段を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度変動があっても焦線の真直度を安定的に保ち、走査ラインの曲がりを抑えた光走査装置、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
カールソンプロセスを用いた画像形成装置においては、感光体ドラムの回転に従って潜像形成、現像、転写が行われる。複数の感光体ドラムを転写体の搬送方向に沿って配列し、各色の画像形成ステーションで形成したトナー像を重ねる多色画像形成装置においては、各感光体ドラムの偏心や径のばらつきにより、1.潜像形成から転写までの時間、2.各色の感光体ドラム軸間の平行度にずれが生じ、また、3.転写体、例えば、転写ベルトや記録紙を搬送する搬送ベルトの速度変動や蛇行等によって、各トナー像の副走査方向のレジストずれやスキューが発生して、色ずれや色変わりとなって現われ、画像品質を劣化させる。
同様に、光走査装置においても、感光体ドラムに形成する静電潜像の書込み位置や各感光体を走査する走査線間の平行度を正確に合わせなければ、レジストずれやスキューが発生し色ずれや色変わりの要因となる。
一般に、光走査装置は、記録画像の画素データに基づいて所定の画素クロックで変調される半導体レーザを有する光源と、光源からの光ビームを放射状に偏向走査するポリゴンミラーと、走査された光ビームを感光体ドラム面上にスポット状に結像するとともに隣接する画素のスポット間隔が均等となるよう配列するfθ特性を有する走査光学系とからなるが、低コスト化と面形状の自由度の高さから走査光学系を構成する走査レンズは樹脂成形によるものが主流となっている。
このように、樹脂形成された光学系においては、剛性が低く、応力や、温度変化に起因して変形を生じやすいという問題点がある。そこで、特許文献1では、光学素子より剛性が大きく、主走査方向における両端近傍を副走査方向に支持する一対の受け部を有する支持板を用いることで、上記問題の発生を抑制している。
特開2006−215397号公報
しかしながら、上記発明における構成では、光学素子の自由膨張が阻害されなければ、焦線の真直度を安定的に保つことができ走査ラインの曲がり発生を抑えられるが、板金の剛体部材と樹脂製光学素子で熱膨張率が異なるため、初期調整後に温度が変化した場合には、調整ねじや位置決め係合部や加圧手段が自由膨張を阻害することになり、焦線の真直度は悪化し、走査ラインの曲がりが発生する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、温度変動があっても焦線の真直度を安定的に保つことで、走査ラインの曲がり発生を抑えることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における光走査装置は、複数のレーザ光源から出射されたビームを走査する偏向手段と、偏向手段により走査されたビームを結像させる一つ以上の光学素子を有する結像手段と、結像手段よりも剛性が高く、結像手段の主走査方向における両端近傍を、副走査方向に支持する一対の受け部を有する保持手段と、保持手段に主走査方向に沿って複数個所に設けられ、高さ調節によって湾曲を矯正する湾曲調整手段とを備える光走査装置において、結像手段の温度変化による自由膨張を阻害しないよう摺動自在手段を備えることを特徴とする。
摺動自在手段は、結像手段と支持手段、乃至湾曲調整手段が接する箇所において、支持手段、乃至湾曲調整手段がR0.5以上の曲率を有することを特徴とする。
摺動自在手段は、結像手段と支持手段、乃至湾曲調整手段が接する箇所に挟持された摩擦係数0.4以下の摺動部材であることを特徴とする。
摺動自在手段は、結像手段と支持手段、乃至湾曲調整手段の接する箇所における摩擦係数0.4以下のコーティングであることを特徴とする。
複数のレーザ光源から出射されたビームを走査する偏向手段と、偏向手段により走査されたビームを結像させる一つ以上の光学素子を有する結像手段と、光学素子との熱膨張率の差が、±10%以内の材質により構成され、結像手段の主走査方向における両端近傍を、副走査方向に支持する一対の受け部を有する保持手段と、保持手段に主走査方向に沿って複数個所に設けられ、高さ調節によって湾曲を矯正する湾曲調整手段とを備える光走査装置において、保持手段上部に保持手段よりも剛性が高く、保持手段の直線性を保持する摺動自在な補強手段を備えることを特徴とする。
保持部材は、樹脂により構成されることを特徴とする。
本発明における画像読取装置は、上記記載の光走査装置を備えることを特徴とする。
本発明における画像形成装置は、上記記載の画像読取装置を備えることを特徴とする。
本発明により、温度変動があっても焦線の真直度を安定的に保つことができるので、走査ラインの曲がり発生を抑えることができ、色ずれや色変わりのない高品位な画像形成を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施形態につき詳細に説明する。
図7及び図8は、光走査装置900A、900Bを搭載したタンデム方式の多色カラー画像形成装置920の構成を示す図である。カラー画像形成装置920は、中間転写体としての中間転写ベルト105を有しており、その移動方向に沿って像担持体としての感光体ドラム101、102、103、104を備えた各画像形成ステーションが並列配置されている。
感光体ドラム101を有する画像形成ステーションではイエロー(Y)のトナー画像が、感光体ドラム102を有する画像形成ステーションではマゼンタ(M)のトナー画像が、感光体ドラム103を有する画像形成ステーションではシアン(C)のトナー画像が、感光体ドラム104を有する画像形成ステーションではブラック(Bk)のトナー画像がそれぞれ形成される。
イエローのトナー画像を形成する画像形成ステーションを代表して説明すると、感光体ドラム101の周囲には、感光体ドラム101の表面を一様に帯電する帯電チャージャ902Y、光走査装置900Aにより形成された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ903Yを備えた現像装置904Y、中間転写ベルト105の内側に設けられ、感光体ドラム101上のトナー画像を中間転写ベルト105に一次転写するための図示しない一次転写ローラ、転写後感光体ドラム101上に残ったトナーを掻き取り備
蓄するクリーニング手段905Yが配置されている。他の画像形成ステーションにおいても同様の構成を有しているので、色別の欧文字を付して区別し、説明は省略する。なお、以下の説明においては色別の欧文字を付さずに共通構成として説明する。
感光体ドラム101、102、103、104へは、ポリゴンミラー1面毎の走査により複数ライン(本実施形態では4ライン)同時に潜像形成が行われる。中間転写ベルト105は、3つのローラ906a、906b、906c間に掛け回されて支持されており、反時計回り方向に回転される。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像が中間転写ベルト105上にタイミングを合わせて順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
シート状記録媒体としての記録紙10は、給紙トレイ907から給紙コロ908により最上のものから順に1枚ずつ給紙され、レジストローラ対909により副走査方向の記録開始のタイミングに合わせて転写部位へ送り出される。
中間転写ベルト105上の重ね合わされたカラー画像は、転写部位で2次転写手段としての2次転写ローラ913により記録紙10上に一括転写される。カラー画像を転写された記録紙10は、定着ローラ910aと加圧ローラ910bを有する定着装置910へ送られ、ここでカラー画像を定着される。定着を終えた記録紙10は排紙ローラ対912により画像形成装置本体の上面に形成された排紙トレイ911に排出されてスタックされる。
図7に示すように、イエローとマゼンタの画像形成ステーションに対応する光走査装置900Aと、シアンとブラックの画像形成ステーションに対応する光走査装置900Bを設けた構成であり、走査方向を揃えて並置した方式となっている。これら、光走査装置900Aと光走査装置900Bは全く同じ構成である。
4つの感光体ドラム101、102、103、104は中間転写ベルト105の移動方向に沿って等間隔で配列され、順次異なる色のトナー像を転写して重ね合わせることでカラー画像が形成される。
各感光体ドラム101、102、103、104を走査する光走査装置900は光走査装置900A、900Bはそれぞれ一体的に構成され、回転多面鏡としてのポリゴンミラー106により光ビームを走査する。ポリゴンミラー106の回転方向は同一であるので、各々の書き出し開始位置が一致するように画像を書き込んでいく。ポリゴンミラー1面毎の走査により複数ライン同時に画像記録が行われる。
各感光体ドラム101、102、103、104に対して光源としての半導体レーザはそれぞれ一対配備され、副走査方向に記録密度に応じて1ラインピッチ分ずらして走査することにより、2ラインずつ同時に走査するようにしている。
各光走査装置900A、900Bの構成は同一であるので、ここでは、その一方について説明する。各光源ユニット107、108からの光ビーム201、202は、光源ユニット毎に射出位置が副走査方向に異なる部位、本実施形態では光源ユニット107と108との射出位置が所定高さ(ここでは6mm)だけ異なるよう配備し、光源ユニット108からのビームは入射ミラー111により折り返し、直接ポリゴンミラー106へと向かう光源ユニット107からのビームに主走査方向を近接させてポリゴンミラー106に入射される。
シリンダレンズ113、114は、一方を平面、もう一方を副走査方向に共通の曲率を有し、ポリゴンミラー106の偏向点までの光路長が等しくなるように配備してあり、各光ビーム201、202は偏向面で主走査方向に線状となるように収束され、トロイダルレンズとの組み合わせで、偏向点と感光体面上とが副走査方向に共役関係とすることで面倒れ補正光学系をなす。
非平行平板117は、いずれか一面を主または副走査方向にわずかに傾けたガラス基板となし、光軸周りに回転制御することで、基準となる光源ユニット107からの光ビームに対する相対的な走査位置を調整する。
ポリゴンミラー106は6面ミラーで、本実施形態では上下2段に構成され、偏向に用いていない中間部をポリゴンミラー106の内接円より若干小径となるように溝を設けて風損を低減した形状としている。
ポリゴンミラー106の1層の厚さは約2mmである。なお、上下のポリゴンミラー106の位相は同一である。fθレンズ120も2層に一体成形、または接合され、各々、主走査方向にはポリゴンミラー106の回転に伴って感光体面上でビームが等速に移動するようにパワーを持たせた非円弧面形状となし、各ビーム毎に配備される光学素子としてのトロイダルレンズ122、123とにより各ビームを感光体面上にスポット状に結像し、潜像を記録する。
各色ステーション(画像形成ステーション)は、ポリゴンミラー106から被走査面としての感光体面に至る各々の光路長が一致するように、また、等間隔で配列された各感光体ドラム101、102、103、104に対する入射位置、入射角が等しくなるように複数枚、本実施形態では1ステーションあたり3枚ずつの折り返しミラーが配置される。
各色ステーション毎に光路を追って説明すると、基準となる光源ユニット107からのビーム201は、非平行平板117、シリンダレンズ113を介し、ポリゴンミラー106の上段で偏向された後、fθレンズ120の上層を通過し、折り返しミラー126で反射されてトロイダルレンズ122を通過し、折り返しミラー127、128で反射されて感光体ドラム102に導かれ、第2の画像形成ステーションとしてマゼンタ画像を形成する。
光源ユニット108からの光ビーム202は、シリンダレンズ114を介して入射ミラー111で反射され、ポリゴンミラー106の下段で偏向された後、fθレンズ120の下層を通過し、折り返しミラー129で反射されてトロイダルレンズ123を通過し、折り返しミラー130、131で反射されて感光体ドラム101に導かれ、第1の画像形成ステーションとしてイエロー画像を形成する。
もう一方の光走査ユニット900Bも同様な構成で、説明は省くが、基準となる光源ユニット109からのビームは感光体ドラム104に導かれ、第4の画像形成ステーションとしてブラック画像を、また、光源ユニット110からのビームは感光体ドラム103に導かれ、第3の画像形成ステーションとしてシアン画像を形成する。
以上説明したように、カラー画像形成装置920は、複数の像担持体(感光体ドラム101〜104)上に光走査装置(900A、900B)により静電潜像を形成するとともに、該静電潜像を像担持体毎に異なる色トナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー)で現像し、各像担持体上に形成されたトナー像を順次中間転写体(中間転写ベルト105)上に重ねて転写した後、シート状記録媒体(記録紙10)に一括転写することによりカラー画像を得る画像形成装置である。
また、光走査装置900A、900Bはそれぞれ、光源手段(光源ユニット107〜110)と、これらの光源手段からの光ビーム(201、202)を走査する偏向手段(ポリゴンミラー106)と、この偏向手段により走査された光ビームを被走査面(感光体ドラム101〜104)上に結像する結像手段とを有し、該結像手段を構成する少なくとも副走査方向に集束力を有する光学素子(トロイダルレンズ122、123)をその光軸と直交する面内で回動することで、被走査面における走査線の傾きを可変とする構成を有している。
図9は、従来光学素子の支持筐体における構成図である。光学素子5は、樹脂製でレンズ部を囲うように副走査方向上に間隔をおいてリブ部6a、6bが形成され、これら各リブ部の主走査方向(長手方向)の中央部にはそれぞれ位置決め用の突起7a、7bが設けられ、さらに、該中央部の両側にも位置決め用の突起9a、9bが形成されている。
光学素子を支持する剛体部材としての支持板1は光学素子5よりも剛性が高い材質からなり、板金でコの字状に形成されている。この支持板1の側部に設けた側部立曲げ部には、光学素子5のリブ部に形成された突起7b及び突起9bと係合する切欠57、59が形成されている。
これら切欠57、59に、該突起7b、9bが係合され、かつ、リブ部6bの下面が支持板1の主走査方向両端近傍部で切り起こされた一対の立曲げ部10に突き当てられて位置決めされた上で、該立曲げ部10に対向する部位にて、コの字状をした一対の板ばね3により光学素子5の上面と支持板1の下面とが挟まれる態様で板ばねの弾性力で付勢されて光学素子5が支持板1に支持されている。ここで、立曲げ部10は光学素子5を主走査方向における両端近傍で副走査方向に支持する受け部であり、板ばね3の付勢力により光学素子5の下面が立曲げ部10に確実に当接して保持される。なお、板ばね3は光学素子5を支持板1に重ね合わせた状態で外側よりはめ込まれ、下側端部を開口13から内側に出し開口14に挿入して固定されている。
支持板1には、一対の立曲げ部10の内側であって、光学素子5の主走査方向での両端側および中間部の3箇所に対応する位置にねじ穴12が形成されていて、これら3つのねじ穴12にそれぞれ調節ねじ8が板ばね2の中央部に形成された穴19を貫通して螺合されている。3つの各板ばね2は、支持板1及び光学素子5の外側よりはめ込んで曲げ部18の庇部を光学素子5の下側のリブ部6bの内側に引っ掛け、また、曲げ部17の開口を突起7、9に係合させることで、板ばね2によって、調節ねじ8の先端に下側のリブ部6bの下面が当接し、突起7b、9bが切欠57、59に当接するように付勢する。
光学素子5は長尺で、剛性が低いため、わずかな応力が加わるだけで変形(反り)を生じ易く、また、周囲温度の変化に伴って上下に温度分布があると熱膨張差によっても変形してしまうが、このように光学素子よりも剛性の高い支持板に沿わせることで形状を安定的に保ち、後述する傾け調整の際に局部的に応力が加わっても光学素子を変形させることがない(母線の直線性を保持する)ようにしている。
ところで、光学素子として用いられるポリカーボネイト樹脂の熱膨張率は7E−5(/℃)、また保持部材に鉄を用いた場合、鉄の熱膨張率は1.2E−5(/℃)である。そのため、上記のような従来光走査装置においては、熱膨張率の差から、温度変化によって、光学素子に接する支持部及び湾曲調整手段である板ばねや調整ねじの当接端部が光学素子に食い込み、自由膨張が阻害されることになる。図1は、温度変化における走査ラインの曲がりについて示す図である。図中の点線経路は、従来装置におけるヒステリシスである。図に示すように、自由膨張の阻害により、走査ラインの曲がりが温度変化に大きく依存することになっている。また、図中の実線経路は、本発明を適用し、自由膨張の阻害をなくした光走査装置での結果である。このように、光学素子の自由膨張の違いによって、同じ25℃の状態でも、50℃→25℃と10℃→25℃では、走査ラインの曲がり変化に約3倍もの差が生じることになる。
自由膨張を阻害しない方法としては、図2に示すように、調整ねじが直接光学素子と接しないよう、調整ねじと光学素子間に中間部材を設置し、さらに中間部材に曲げRを設けることで、中間部材の板金エッジが光学素子と接しないようにする。また、図3に示すように、板ばねや支持部の当接部に、Rを設けることでエッジが光学素子に食い込むのを避けることが可能である。
さらに、図4に示すように、当接部に摺動部材を挟むことでも自由膨張の阻害を避けることが可能である。摺動部材が金属板の場合、摩擦係数μは約0.4となり、潤滑部材を用いるとμは約0.2以下である。また別の方法としては、図5に示すように、当接部をコーティングする方法もある。例えば、フッ素樹脂でコーティングした場合には、摩擦係数μは約0.1となり、光学素子は円滑に動作することが可能である。図4、図5では板ばね部のみを例にして説明したが、他の当接部全てに適用可能である。
また、別の方法として、光学素子との熱膨張率の差が±10%程度であるPC(ポリカーボネイト樹脂)、ABS(ABS樹脂)、PS(ポリスチレン樹脂)、PMMA(アクリル樹脂)などを用いて、保持部材を形成することでも、光学素子を自由に熱膨張させることが可能である。上記のように、保持部材に光学素子との熱膨張率差の小さい材質を用いることで、温度変化が生じても、同じ量膨張・収縮するので、熱膨張による応力が加わることはなく、走査ラインの曲がり変化も小さい。さらに、当接部品との摩擦力の影響もなくなるため、更なる走査ラインの曲がり変化の低減が可能である。しかしながら、本実施形態では、保持部材に用いる樹脂が鉄に比べ剛性が小さいため、光学素子の母線の直線性を保持するのが難しい。これに対しては、図6に示すように、補強するための金属ブロック62を、保持部材61上に設置することで解決できる。その際、補強材が自由膨張の妨げにならぬよう、保持部材と補強材は摺動自在でなければならない。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
温度変化と走査ラインの曲がりの関係図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の摺動手段を示す図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の摺動手段を示す図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の摺動手段を示す図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の構成図である。 画像形成装置の構成図である。 画像形成装置の構成図である。 従来の光走査装置における構成図である。
符号の説明
1 支持部材
2 板ばね
5 光学素子
8 調節ねじ
10 支持部
61 樹脂製保持部材
62 補強材
63 補強材押え
64 調整ねじ用穴

Claims (8)

  1. 複数のレーザ光源から出射されたビームを走査する偏向手段と、
    前記偏向手段により走査されたビームを結像させる一つ以上の光学素子を有する結像手段と、
    前記結像手段よりも剛性が高く、前記結像手段の主走査方向における両端近傍を、副走査方向に支持する一対の受け部を有する保持手段と、
    前記保持手段に主走査方向に沿って複数個所に設けられ、高さ調節によって湾曲を矯正する湾曲調整手段とを備える光走査装置において、
    前記結像手段の温度変化による自由膨張を阻害しないよう摺動自在手段を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記摺動自在手段は、前記結像手段と前記支持手段、乃至前記湾曲調整手段が接する箇所において、前記支持手段、乃至前記湾曲調整手段がR0.5以上の曲率を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記摺動自在手段は、前記結像手段と前記支持手段、乃至前記湾曲調整手段が接する箇所に挟持された摩擦係数0.4以下の摺動部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記摺動自在手段は、前記結像手段と前記支持手段、乃至前記湾曲調整手段の接する箇所における摩擦係数0.4以下のコーティングであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 複数のレーザ光源から出射されたビームを走査する偏向手段と、
    前記偏向手段により走査されたビームを結像させる一つ以上の光学素子を有する結像手段と、
    前記光学素子との熱膨張率の差が、±10%以内の材質により構成され、前記結像手段の主走査方向における両端近傍を、副走査方向に支持する一対の受け部を有する保持手段と、
    前記保持手段に主走査方向に沿って複数個所に設けられ、高さ調節によって湾曲を矯正する湾曲調整手段とを備える光走査装置において、
    前記保持手段上部に前記保持手段よりも剛性が高く、前記保持手段の直線性を保持する摺動自在な補強手段を備えることを特徴とする光走査装置。
  6. 前記保持部材は、樹脂により構成されることを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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