JP2009204891A - ラベル、シート状非接触データキャリア、情報処理装置、情報処理方法 - Google Patents

ラベル、シート状非接触データキャリア、情報処理装置、情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貼付された状態から不正に剥がされるのを抑止することができるラベルおよびシート状非接触データキャリア、ならびにシート状非接触データキャリアが真正品でないことを検出するのに適する情報処理装置および情報処理方法を提供すること。
【解決手段】ラベルとして、透明性のある基材層と、基材層の主面上に設けられた粘着材層と、粘着材層の基材層が設けられた側とは反対の側の面上に印設されたコード印とを具備する。シート状非接触データキャリアとして、主面上にICチップおよび層状のアンテナパターンを備えたシート状絶縁基材と、シート状絶縁基材上に設けられた粘着材層と、シート状絶縁基材上に印設されたコード印とを具備する。装置および方法として、コード印を読み取り認識して認識情報を生成し、これに別の情報を対応付けてその結果を保持し、認識情報および別の情報を、これらを書き込むべき旨の指令とともに電波で発信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、形状としてシート状に構成されたラベルおよびシート状非接触データキャリア、ならびにシート状非接触データキャリアの真正性を調べるための情報処理装置および情報処理方法に係り、特に、貼付された状態から不正に剥がされるのを抑止するのに適するラベルおよびシート状非接触データキャリア、ならびにシート状非接触データキャリアが真正品でないことを容易に検出するのに適する情報処理装置および情報処理方法に関する。
ラベルおよびシート状非接触データキャリアは、いずれも物品のタグ情報のキャリアとして用いることができる。それらは容易に可撓性を持たせ得るので、例えば、物品を管理する目的などのためその物品に貼り付けて使用する場合に向いている。一般に、正規に貼り付けられたラベルやシート状非接触データキャリアは、貼り付けられた物品の真正性を表示するものとして扱われている。しかしながら、そのような性質から、逆に、不正に剥がされて別のラベルやシート状非接触データキャリアに貼り替えられてしまう事態や、剥がされたものが別の物品に不正に貼り付けられてしまう状況も発生している。
このような事態を想定し、実際に剥がされる場面に遭遇したシート状非接触データキャリアを容易に見分けることができるようにしたものの例に、下記特開2006-39643号公報に記載のものがある。同文献のものは、シートの外周近くに易破断性の回路パターンを設け、シートが剥がされるときこの回路パターンが容易に破断することを利用して、その後、回路パターンが電気的に開放状態となっていることをデータキャリア用のICを援用し検出することで不正な工作をしたまたは試みたことを見分けることができる。
しかしながら、剥がす工作がある程度の力の引っ張りによりなされる場合は回路パターンが容易に破断するものの、粘着材を薬品により変質しつつ剥がす場合にはそもそもほとんど力を要しない。よって、意図通りの回路パターンの破断が生じないこともあり得、そのような場合にまで対応してはいないと言える。
特開2006−39643号公報
本発明は、形状としてシート状に構成されたラベルおよびシート状非接触データキャリア、ならびにシート状非接触データキャリアの真正性を調べるための情報処理装置および情報処理方法において、貼付された状態から不正に剥がされるのを抑止することができるラベルおよびシート状非接触データキャリア、ならびにシート状非接触データキャリアが真正品でないことを容易に検出するのに適する情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様であるラベルは、第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、該第1の主面から該第2の主面まで透明性のある基材層と、前記基材層の前記第1の主面上に設けられた粘着材層と、前記粘着材層の前記基材層が設けられた側とは反対の側の面上に印設された、光学的読み取り可能なコード印とを具備することを特徴とする。
すなわち、このラベルは、基材層の片方の主面に粘着材層があり、この粘着材層上に光学的読み取り可能なコード印が印設されている。基材層は、主面間が透明性を有する。したがって、このラベルが物品に貼付された状態では、基材層を透してコード印を光学的に読み取ることができる。このラベルが例えば薬品を用いて不正に剥がされる場面に遭遇すると、粘着材層が変質すると同時にコード印にもにじみが生じてその鮮明性が劣化する。したがって、このような状況に遭遇したラベルは、コード印の部位をそれ用のリーダでの読み取りにかけた場合、読み取り不能になる可能性がそれ相当に高くなる。よって、確度をもって不正な剥がし工作を見抜くことが可能であり、もって不正に剥がされるのをより抑止できる。
また、本発明の別の態様であるシート状非接触データキャリアは、第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、該第1の主面上および/または該第2の主面上にアンテナパターンを層状に備えたシート状絶縁基材と、前記アンテナパターンに接続して前記シート状絶縁基材上に設けられた、データを格納可能なICチップと、前記シート状絶縁基材の前記第1の主面上に設けられた粘着材層と、前記シート状絶縁基材の前記第2の主面側に印設された、光学的読み取り可能なコード印とを具備することを特徴とする。
すなわち、このシート状非接触データキャリアは、シート状絶縁基材の片方の主面に粘着材層があり、別の主面側に光学的読み取り可能なコード印が印設されている。このラベルが例えば薬品を用いて不正に剥がされる場面に遭遇すると、粘着材層が変質すると同時にコード印にもにじみが生じ得てその鮮明性が劣化する。したがって、このような状況に遭遇したシート状非接触データキャリアは、コード印の部位をそれ用のリーダでの読み取りにかけた場合、読み取り不能になる可能性がそれ相当に高くなる。よって、確度をもって不正な剥がし工作を見抜くことが可能であり、もって不正に剥がされるのをより抑止できる。
また、本発明のさらに別の態様であるシート状非接触データキャリアは、第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、該第1の主面から該第2の主面まで透明性を備え、該第1の主面上および/または該第2の主面上にアンテナパターンを層状に備えたシート状絶縁基材と、前記アンテナパターンに接続して前記シート状絶縁基材上に設けられた、データを格納可能なICチップと、前記シート状絶縁基材の前記第1の主面上に設けられた粘着材層と、前記粘着材層の前記シート状絶縁基材が設けられた側とは反対の側の面上に印設された、光学的読み取り可能なコード印とを具備することを特徴とする。
すなわち、このシート状非接触データキャリアは、シート状絶縁基材の片方の主面に粘着材層があり、この粘着材層上に光学的読み取り可能なコード印が印設されている。シート状絶縁基材は、主面間が透明性を有する。したがって、このシート状非接触データキャリアが物品に貼付された状態では、シート状絶縁基材を透してコード印を光学的に読み取ることができる。
この非接触データキャリアが例えば薬品を用いて不正に剥がされる場面に遭遇すると、粘着材層が変質すると同時にコード印にもにじみが生じてその鮮明性が劣化する。したがって、このような状況に遭遇した非接触データキャリアは、コード印の部位をそれ用のリーダでの読み取りにかけた場合、読み取り不能になる可能性がそれ相当に高くなる。よって、確度をもって不正な剥がし工作を見抜くことが可能であり、もって不正に剥がされるのをより抑止できる。なお、この態様は、粘着材層の側にコード印が印設されているので、薬品などによるその劣化は効果的に生じる。
また、本発明のさらに別の態様である情報処理装置は、コード印を読み取る光学リーダと、前記コード印を認識して認識情報を生成する認識部と、前記認識情報に別の情報を対応付ける対応付け部と、前記対応付け部による対応付け結果を保持する保持部と、前記認識情報および前記別の情報を、該認識情報および該別の情報を書き込むべき旨の指令情報とともに電波に乗せて発信する非接触ライタとを具備することを特徴とする。
この情報処理装置は、上記のような非接触データキャリアを対象にその偽造を防止、発見するのに適する装置である。すなわち、非接触データキャリアに印設されたコード印を読み取ってその認識情報を生成する。そして、その認識情報に「別の情報」を対応付けて対応づけ結果を保持しておくとともに、認識情報および別の情報を非接触データキャリアに書き込むことができる。このようにすれば、非接触データキャリアが有する情報すべてが仮に盗まれて偽造品が作られても、真正品で別の情報の書き込みを更新しておけば、保持部に残る別の情報が偽造品のそれとは一致しないので、対象の別の情報を読み取ることにより真正品でないことを見抜くことができる。
また、本発明のさらに別の態様である情報処理方法は、コード印を光学的に読み取り、前記コード印を認識して認識情報を生成し、前記認識情報に別の情報を対応付け、前記認識情報および前記別の情報の対応付け結果を保持し、前記認識情報および前記別の情報を、該認識情報および該別の情報を書き込むべき旨の指令情報とともに電波に乗せて発信することを特徴とする。
この情報処理方法は、上記のような非接触データキャリアを対象にその偽造を防止、発見するのに適する処理方法である。すなわち、非接触データキャリアに印設されたコード印を読み取ってその認識情報を生成する。そして、その認識情報に「別の情報」を対応付けて対応づけ結果を保持しておくとともに、認識情報および別の情報を非接触データキャリアに書き込む。このようにすれば、非接触データキャリアが有する情報すべてが仮に盗まれて偽造品が作られても、真正品で別の情報の書き込みを更新しておけば、保持部に残る別の情報が偽造品のそれとは一致しないので、対象の別の情報を読み取ることにより真正品でないことを見抜くことができる。
本発明によれば、貼付された状態から不正に剥がされるのを抑止できるラベルおよびシート状非接触データキャリア、ならびにシート状非接触データキャリアが真正品でないことを容易に検出するのに適する情報処理装置を提供することができる。
本発明のラベルとしての実施態様として、前記コード印が、バーコード印または2次元コード印である、とすることができる。これらは利用可能なコード印として代表的なものであり、リーダを用意することが容易である。シート状非接触データキャリアの実施態様としても同様である。
また、シート状非接触データキャリアとしての実施態様として、前記アンテナパターンと前記コード印とが、前記シート状絶縁基材の前記第1、第2の主面に直交する方向から見て重なりがない、とすることができる。アンテナパターンはその必要な性質上透明にすることが容易ではないので、この態様は、コード印の光学的読み取りへの障害を避ける意味で好ましい態様である。
また、情報処理装置としての実施態様として、前記認識情報および前記別の情報を非接触データキャリアに出力させるべく指令情報を電波に乗せて発信し、該非接触データキャリアから前記認識情報および前記別の情報を取得する非接触リーダと、前記非接触リーダにより取得された前記認識情報に基づき前記保持部を調べ、該認識情報に対応付けられた前記別の情報を取り出す情報取り出し部と、前記情報取り出し部により取り出された前記別の情報と前記非接触リーダにより取得された前記別の情報とを比較する比較部とをさらに具備する、とすることができる。
また、情報処理方法としての実施態様として、さらに、前記認識情報および前記別の情報を非接触データキャリアに出力させるべく指令情報を電波に乗せて発信して、該非接触データキャリアから前記認識情報および前記別の情報を取得し、取得された前記認識情報に基づき前記対応付け結果を調べて、該認識情報に対応付けられた前記別の情報を取り出し、取り出された前記別の情報と取得された前記別の情報とを比較する、とすることができる。
これらの態様は、シート状非接触データキャリアが真正品ではないことを検出するための処理構成をも有する態様である。すでに述べたように、シート状非接触データキャリアが真正品ではない場合、情報取り出し部により取り出された、保持部に残る別の情報と非接触リーダにより取得された別の情報とは、異なっている可能性がある。これらの態様ではこの比較の処理を行う。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るラベルを示す平面図(図1(a))および断面図(図1(b))である。ここで、図1(b)は、図1(a)中のA−Aa位置における矢視方向断面を示す。このラベル10は、図1に示すように、基材層11、バーコード印12、粘着材層13を有する。
基材層11は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPI(ポリイミド)などの可撓性を有する樹脂の層である。可撓性により、物品に貼り付けて使用する場合に、その表面にある程度の曲率がある場合にもなじみ、使い勝手がよい。基材層11の厚さは、例えば12μmから100μmとすることができる。
基材層11の片面(一方の主面)には、物品に貼り付けるための粘着材層13が設けられている。粘着材層13の厚さは、例えば30μmから120μmとすることができる。基材層11の別の片面(他方の主面)は、このラベル10の被印字領域として使用することができる。基材層11は、少なくともバーコード印12が付された領域では、両主面間が透明性を有する。これにより、このラベル10を粘着材層13を介して物品に貼り付けた状態において、上記他方の主面の側からバーコード印12を視認することができる。バーコード印12を設ける領域は、印字との干渉を避けるため、例えば、図示するように基材層11の端部近くにするのが好ましい。
バーコード印12は、図示するように粘着材層13上(基材層10のない側)に設ける。このようなバーコード印12を設けることで以下の効果がある。すなわち、このラベル10が例えば薬品を用いて不正に剥がされる場面に遭遇すると、粘着材層12が変質すると同時にバーコード印12にもにじみが生じてその鮮明性が劣化する。したがって、このような状況に遭遇したラベル10は、バーコード印12の部位をそれ用の光学リーダでの読み取りにかけた場合、読み取り不能になる可能性がそれ相当に高くなる。よって、確度をもって不正な剥がし工作を見抜くことが可能であり、もって不正に剥がされるのをより抑止できる。
なお、この形態は、粘着材層13にバーコード印12が印設されているので、基材層11の粘着材層13が設けられた側とは反対の側にそれが印設されている場合より、薬品などによるその劣化は効果的に生じる。さらに、バーコード印12は光学リーダによる読み取りにかけることができるので、このバーコード印12あるいは何らかの印を目視で確かめる場合と異なり、検査者の主観を排した不正の検出が可能である。
次に、図2は、本発明の別の実施形態に係るラベルを示す平面図である。図2において、図1中に示したものと同一または相当するものには同一符号を付し、その説明は省略する。また、断面図は、図1に示した実施形態から容易に推考できるので省略する。
この形態は、バーコード印12に代えて2次元コード印12Aを設けたものである。このような2次元コード印12Aであっても、図1に示した実施形態で説明した各効果はそのまま維持されている。2次元コード印12Aは、一般的に、バーコード印12よりその含められる情報量を増すことができる。したがって、このラベル10Aが膨大な数必要になる場合であってもその管理上の支障は出にくくなる。2次元コード印12Aの具体例としてQRコード(登録商標)を利用できる。この場合、QRコードを印設するため例えば印章タイプのものが利用でき、これによれば実施が容易である。印章タイプのものを利用する場合、印章に特有の刻印の反転は必要ない。基材層11を透した読み取りになるからである。
なお、いわゆる2次元コードとは異なるが、点字パターン(その並びを含む)を利用することも考えられる。ただし、真性な点字は突起で表わされるので、ここで利用するのはそのパターンのみを借用した形態である。
次に、本発明の実施形態に係るシート状非接触データキャリアについて説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図(図3(a))および断面図(図3(b))である。ここで、図3(b)は、図3(a)中のB−Ba位置における矢視方向断面を示す。このシート状非接触データキャリア20は、図示するように、シート状絶縁基材21、アンテナパターン22、ICチップ23、バーコード印24、保護膜25、粘着材層26を有する。
シート状絶縁基材21は、導電性材質のアンテナパターン22を層状に備えており、さらに、このアンテナパターン22に接続してデータを格納可能なICチップ23をその表面上に備えている。シート状絶縁基材21の材質は、可撓性を有する例えばPETやPIとすることができ、アンテナパターン22の材質は、廉価性、加工性から例えば銅あるいはアルミニウムとすることができる。シート状絶縁基材21の厚さは、例えば12μmから100μm(より具体的には例えば38μm)、アンテナパターン22の厚さは、例えば8μmから100μm(より具体的には、パターンパターン22の主たる面側で例えば30μm、その裏面側で例えば10μm)である。
シート状絶縁基材21上のアンテナパターン22は、平面的にループを重ねた渦巻状に形成され、その外周端22a、内周端22bではシート状絶縁基材21を貫通する縦方向導電体に接続している。そして、これらの縦方向導電体はシート状絶縁基材21の裏面側のパターンにより電気的導通している。縦方向導電体としては、図示するような基材21のスルーホールを充填する形状のもの(例えば銅を用いこれをめっきして形成する)や、基材21の両面に形成された表裏導電パターンをかしめて基材21に圧入し導通させたもの(例えばアルミニウムの表裏パターンの場合)などを例示できる。なお、シート状絶縁基材21は、アンテナパターン22の主たる側が設けられた面が、図2において上側面であっても下側面であってもよい(図2では上側面である)。
シート状絶縁基材21においてアンテナパターン22の例えば内周側では、その一部が不連続にされ、その不連続部の間に接続して、データを格納するためのICチップ23が実装されている。つまり、ICチップ23の一方の端子(不図示)からアンテナパターン22を辿ってICチップ23の他方の端子(不図示)に至る電気的経路が形成される。ICチップ23のアンテナパターン22への実装は、例えばフリップチップ接続によりなすことができる。なお、図示していないが、アンテナパターン22のほかにチップキャパシタやチップインダクタを実装するためのパターンを設け、所望のアンテナ特性を得るためこのパターンを利用して適宜これらのチップを実装するようにしてもよい。
ICチップ23は、その内部構成として、データを格納するメモリ部と、アンテナへの外部からの電波の照射およびその情報に反応してメモリの内容をアンテナを介して外部に出力する制御部とを有する。また、この制御部は、アンテナへの外部からの電波の照射およびその情報に反応してメモリの内容を書き替える動作を行う場合もある。制御部は、上記の両端子(不図示)を介して上記のアンテナパターン22に接続されている。
シート状絶縁基材21の片面(一方の主面。この実施形態ではアンテナパターン22の主たるパターンのない側の面)には、このシート状非接触データキャリア20を物品に貼り付けるための粘着材層26が設けられている。粘着材層26の厚さは、例えば20μmから120μm(より具体的には例えば30μm)とすることができる。シート状絶縁基材21の別の片面(他方の主面)は、透明性のある保護膜25(厚さは例えば12μmから120μm(より具体的には例えば25μm))で覆われアンテナパターン22、ICチップ23等がむき出しになるのを防止している。
シート状絶縁基材21は、少なくともバーコード印24が付された領域では、両主面間が透明性を有する。これにより、このシート状非接触データキャリア20を粘着材層26を介して物品に貼り付けた状態において、上記他方の主面の側から、保護膜25、基材21を介してバーコード印24を視認することができる。バーコード印24は、アンテナパターン22などとの位置的な干渉を避けるため、少なくとも一部はアンテナパターン22との重なりのない領域に及んで設け、例えば図示するようにシート状絶縁基材21の端部近くにするのが好ましい。なお、図示するように同じバーコード印24を2箇所に設ければ、このシート状非接触データキャリア20が物品に貼り付けられた状態での読み取りにおいて、光学リーダが読み取り位置につけやすいいずれかを選べる。
バーコード印24は、図示するように粘着材層26上(シート状絶縁基材26のない側)に設ける。このようなバーコード印24を設けることで以下の効果がある。すなわち、このシート状非接触データキャリア20が例えば薬品を用いて不正に剥がされる場面に遭遇すると、粘着材層26が変質すると同時にバーコード印24にもにじみが生じてその鮮明性が劣化する。したがって、このような状況に遭遇したシート状非接触データキャリア20は、バーコード印24の部位をそれ用の光学リーダでの読み取りにかけた場合、読み取り不能になる可能性がそれ相当に高くなる。よって、確度をもって不正な剥がし工作を見抜くことが可能であり、もって不正に剥がされるのをより抑止できる。
次に、図4は、本発明の別の実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図(図4(a))および断面図(図4(b))である。ここで、図4(b)は、図4(a)中のC−Ca位置における矢視方向断面を示す。図4において、図3中に示したものと同一または相当するものには同一符号を付し、その説明は省略する。
このシート状非接触データキャリア20Aは、バーコード印24Aを粘着材層26上ではなく、シート状絶縁基材21を介した反対側である、保護膜25上に設けている点が図3に示した実施形態と異なる。したがって、不正に剥離が行われる時にバーコード印24Aににじみなどの変化が生じる点は、図3に示した実施形態ほどに直接的に生じることにはなりにくい。しかしながら、薬品を使用して剥離する場合、通常、シート状絶縁基材21の裏面(粘着材層26のある側)にのみ薬品が及ぶとは考えにくく、このような表面(粘着材層26のない側)に印設されたバーコード印24Aであってもこれに薬品が及ぶものと考えられる。したがって、ほとんどの場合は、図3に示した実施形態で説明したのと同様な効果が得られる。
次に、図5は、本発明のさらに別の実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図である。図5において、すでに説明した図中のものと同一または相当するものには同一符号を付し、その説明は省略する。また、断面図は、図3に示した実施形態から容易に推考できるので省略する。
このシート状非接触データキャリア20Bは、バーコード印24Bとして、これをアンテナパターン22との重なりがないように設ける。すなわち、図示するようにバーコード印24Bはシート状絶縁基材21の両主面に直交する方向から見てアンテナパターン22との重なりがない。アンテナパターン22は導電性というその必要な性質上透明にすることが容易ではないので、この形態は、バーコード印24Bの光学的読み取りへの障害を避ける意味で好ましい。
次に、図6は、本発明のさらに別の実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図である。図6において、すでに説明した図中のものと同一または相当するものには同一符号を付し、その説明は省略する。また、断面図は、図3に示した実施形態から容易に推考できるので省略する。
このシート状非接触データキャリア20Cは、2次元バーコード印24Cとして、これをアンテナパターン22との重なりがないように設けたものである。すなわち、図示するように、2次元バーコード印24Cとしてシート状絶縁基材21の四隅近傍にそれぞれ同じパターンのものを設け、これらにはシート状絶縁基材21の両主面に直交する方向から見てアンテナパターン22との重なりがない。重なりを排している点では、図5に示した実施形態と同様の効果を有する。なお、同じ2次元バーコード印24Cを4箇所に設ければ、このシート状非接触データキャリア20Cが物品に貼り付けられた状態での読み取りにおいて、光学リーダが読み取り位置につけやすいいずれかを選べる。
図5、図6に示したようなコード印24B、24Cとアンテナパターン22との重なりをなくす形態は、図示以外にも種々考えられる。例えば、渦巻き状のアンテナパターン22に囲まれる領域にコード印を設けるようにしてもよい。ラベルとは異なりその中央付近はシート状非接触データキャリアでは必ずしも被印字領域とはならないので、適当と考えられる。また、コード印を設ける位置をシート状絶縁基材21上で優先的に決めて、そのあとそのコード印の位置を避けるようにアンテナパターン22の位置およびパターン形状を決めるようにしてもよい。
次に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。この装置は、図3ないし図6に示したようなシート状非接触データキャリアについてそのセキュリティをさらに高めるため使用できるものである。図7に示すように、この情報処理装置は、光学リーダ71、認識部72、対応付け部73、保持部74、非接触ライタ75を有する。このうち、認識部72、対応付け部73、保持部74は、例えば汎用の情報処理装置(例えばPC)に必要なソフトウエアをインストールすることで構成することもできる。
図7において、光学リーダ71および非接触ライタ75のリードまたはライト対象として、図3ないし図6に示したようなシート状非接触データキャリアが位置する。
光学リーダ71は、認識部72からの制御によりコード印を光学的に読み取って電気信号に変換し、これを認識部72に供給する。認識部72は、供給された電気信号に基づいてコード印を認識し、認識情報を生成する。認識情報は、認識部72から対応付け部73に供給される。対応付け部73は、供給された認識情報に別の何らかの情報を対応づける。何らかの情報としては、例えば、ごく分かりやすく単純には、そのときの時刻を表わす年、月、日、時、分、秒(100分の1秒単位まで)の情報とすることができる。別の何らかの情報としてはこれに限られないが、あらかじめ推定することがほとんど不可能な情報にするのがよい。
対応付け部73で対応付けられた認識情報と別の情報とは、保持部74に送られてここで情報保持される。さらに、保持部74から、認識情報および別の情報を書き込むべき旨の指令情報として、非接触ライタ75に送られる。非接触ライタ75は、指令情報を電波に乗せて発信する。非接触ライタ75からのライト指令により、シート状非接触データキャリアにあるICチップ23(図3ないし図6参照)に認識情報および別の情報が書き込まれる。
図8は、図7に示した情報処理装置の処理フローを示す流れ図である。上記で動作説明としてほぼ尽くされているが、補足する点を加えて時系列的にもう一度説明する。まず、光学リーダ71を制御してリード対象であるシート状非接触データキャリアに印設されたコード印を光学的に読み取って電気信号にする(ステップ81)。次に、電気信号であるコード印を認識部72で認識し、認識情報を生成する(ステップ82)。
認識情報の生成が正常になされれば(ステップ83のY)、次に、対応付け部73で、この認識情報に現在時刻の情報を対応付ける(ステップ85)。認識情報の生成が正常になされなければ(ステップ83のN)、コード印ににじみなどの不正剥離の痕跡があるものと判断して警告を生成する(ステップ84)。警告は、ディスプレイ表示、警告音、警告バイブレーション発生などの中から適宜選択、設定してよい。この警告が発せられた場合、処理を終了する。
一方、対応付けがなされた後は、次に、保持部74で、その対応付け結果を保持する(ステップ86)。この対応付け結果は、光学的読み取りがなされるごとに履歴が残るように保持しておく。ただし、簡単には、履歴ではなく、ひとつの認識情報に対して最終の対応付け結果のみを保持するようにしてもよい。すなわち、保持する情報を更新するようにしてもよい。
次に、保持部74で、対応付けがされた認識情報と時刻情報とを書き込むべき旨の指令情報を生成し、これを非接触ライタ75に送ってから電波に乗せて発信する(ステップ87)。そして、非接触ライタ75による書き込みが正常終了した場合は(ステップ88のY)、処理を終了する。非接触ライタ75による書き込みが正常終了しない場合は(ステップ88のN)、その旨の警告を生成する(ステップ89)。この警告は、例えば、シート状非接触データキャリアにあるICチップが故障している、非接触ライタ75の位置が不良である、などの警告である。
なお、非接触ライタ75による書き込み指令で書き込まれる情報は、ICチップ上では、例えば履歴が残る書き込みとするよりそのたびに更新するようにする方がよいと考えられる。非接触データキャリア一般として、メモリ容量があまり大きいとは言えないからである。このような制限が問題にならなければ、履歴を残すように書き込んでもよい。
図9は、本発明の別の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。より具体的には、図7に示した情報処理装置によって書き込みがなされているシート状非接触データキャリアを対象に、その真正性を検査するための装置のブロック図である。図9において、すでに説明した図中に示した構成要素と同じものには同一符号を付している。
この情報処理装置は、非接触リーダ91、情報取り出し部92、比較部93、保持部74を有する。保持部74は図7中に示したものと同じである。情報取り出し部92、比較部93、保持部74は、例えば汎用の情報処理装置(例えばPC)に必要なソフトウエアをインストールすることで構成することもできる。
非接触リーダ91は、シート状非接触データキャリアに電波を照射し、そこに書き込まれている認識情報および別の何らかの情報(例えば時刻情報)を読み出す。読み出された各情報は、情報取り出し部92に送られる。情報取り出し部92は、送られてきた各情報のうちの認識情報に基づいて保持部74を調べ、この認識情報に対応付けられた別の何らかの情報(例えば時刻情報)を取り出す。
情報取り出し部92が保持部74から取り出した情報と、非接触リーダ91から取得した別の何らかの情報(例えば時刻情報)とは、比較部93に送られここで一致するかどうか比較される。
図10は、図9に示した情報処理装置の処理フローを示す流れ図である。上記で動作説明としてほぼ尽くされているが、補足する点を加えて時系列的にもう一度説明する。まず、情報取り出し部92において、シート状非接触データキャリア書き込まれた認識情報および時刻情報を出力させるべく指令情報を生成し、非接触リーダ91による電波の発受信を制御してこれを取得する(ステップ101)。
次に、取得された認識情報に基づき保持部74を調べ、その認識情報に対応付けられた時刻情報を取り出す(ステップ102)。さらに、取得された時刻情報と取り出された時刻情報とが一致するか比較を行う(ステップ103)。一致しない場合は(ステップ103のN)、検査の対象となっているシート状非接触データキャリアが偽造された(真正品でない)ものと判断して警告を生成する(ステップ104)。警告は、ディスプレイ表示、警告音、警告バイブレーション発生などの中から適宜選択、設定してよい。比較の対象が一致する場合は、警告を生成することなく処理を終了する。
図11は、図7、図9に示した情報処理装置の有用性を時系列的に説明する説明図である。以下、図11を参照して説明する。まず、図7に示した構成により、例えば実際に物品に貼付されて運用されているシート状非接触データキャリアを対象に、図8に示すようなフローで情報書き込みを行う(書き込み1)。この書き込み1では警告は発生しないものとする。
次に、ある時間の経過により、図9に示した構成を用い、同じシート状非接触データキャリアを対象に、図10に示すようなフローで検査を行う(検査1)。この検査1では警告は発生しないものとする。そして、同じシート状非接触データキャリアを対象に、図8に示すようなフローで情報書き込みを行う(書き込み2)。この書き込み2では警告は発生しない。書き込み2のあと、ある時間の経過により、図9に示した構成を用い、同じシート状非接触データキャリアを対象に、図10に示すようなフローで検査を行う(検査2)。この検査2では警告は発生しない。そこで、同じシート状非接触データキャリアを対象に、図8に示すようなフローで情報書き込みを行う(書き込み3)。この書き込み3でも警告は発生しない。
書き込み3のあと、上記の運用中のシート状非接触データキャリアについてその書き込まれた情報を含め格納された情報がすべて盗み出されたものと仮定する。例えば、そのICチップに固有に付与されているID情報や、印設されているコード印もパターンとしてコピーされ盗まれたものとする。そして、これらの情報により、そのうちの必要情報のみを模倣して偽造品が製造されているとする。
一方、運用中のシート状非接触データキャリアでは、書き込み3のあと、ある時間の経過により、図9に示した構成を用い、そのシート状非接触データキャリアを対象に、図10に示すようなフローで検査を行う(検査3)。この検査3では警告は発生しない。そして、そのシート状非接触データキャリアを対象に、図8に示すようなフローで情報書き込みを行う(書き込み4)。この書き込み4でも警告は発生しない。この書き込み4のあと、運用中の真正品が不正に剥がされ上記の偽造品に貼り替えられたと仮定する。
次に、ある時間の経過により、図9に示した構成を用い、貼り付けられたシート状非接触データキャリア(すなわち偽造品)を対象に、図10に示すようなフローで検査を行う(検査4)。この検査4では、非接触リーダ91から取得された時刻情報は、書き込み3で書き込まれた時刻情報になっている。これは、書き込み3のあと書き込み4のまえ時点で情報が盗み出され、これに基づき偽造品が作られているからである。一方、検査4での保持部74から取り出される時刻情報は、書き込み4で書き込まれた時刻情報になる。よって、これらの時刻情報は異なり、これにより偽造品を検知することができる。
すなわち、図7、図9に示す情報処理装置によれば、シート状非接触データキャリアに印設されたコード印を読み取ってその認識情報を生成し、その認識情報に時刻情報を対応付けて対応づけ結果を保持しておくとともに、認識情報および時刻情報をシート状非接触データキャリアに書き込む。これにより、シート状非接触データキャリアが有する情報すべてが仮に盗まれて偽造品が作られても、真正品で時刻情報の書き込みを更新しておけば、保持部74に残る別の情報が偽造品のそれとは一致しないので、検査対象の時刻情報を読み取ることにより真正品でないことを見抜くことができる。
なお、書き込み1、2、…および検査1、2、…のインターバルについては、そのシート状非接触データキャリアに求められるセキュリティレベルに基づき、決めておくことができる。例えば、1日に1回などと決めることができる。正確に1日に1回とすると、書き込まれる時刻情報があらかじめ推定される可能性が生じるので、大体1日に1回などとすることで、秒(例えば100分の1秒単位)まで一致する推定は不可能であり、その予想値を書き込んだ場合も依然偽造品であることを見抜ける。
本発明の一実施形態に係るラベルを示す平面図および断面図。 本発明の別の実施形態に係るラベルを示す平面図。 本発明の一実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図および断面図。 本発明の別の実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図および断面図。 本発明のさらに別の実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図。 本発明のさらに別の(第4の)実施形態に係るシート状非接触データキャリアを示す平面図。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図。 図7に示した情報処理装置の処理フローを示す流れ図。 本発明の別の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図。 図9に示した情報処理装置の処理フローを示す流れ図。 図7、図9に示した情報処理装置の有用性を時系列的に示す説明図。
符号の説明
10、10A…ラベル、11…基材層、12…バーコード印、12A…2次元コード印、13…粘着材層、20、20A、20B、20C…シート状非接触データキャリア、21…シート状絶縁基材、22…アンテナパターン、22a…アンテナパターンの外周端、22b…アンテナパターンの内周端、23…ICチップ、24、24A、24B…バーコード印、24C…2次元コード印、25…保護膜、26…粘着材層、71…光学リーダ、72…認識部、73…対応付け部、74…保持部、75…非接触ライタ、91…非接触リーダ、92…情報取り出し部、93…比較部。

Claims (10)

  1. 第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、該第1の主面から該第2の主面まで透明性のある基材層と、
    前記基材層の前記第1の主面上に設けられた粘着材層と、
    前記粘着材層の前記基材層が設けられた側とは反対の側の面上に印設された、光学的読み取り可能なコード印と
    を具備することを特徴とするラベル。
  2. 前記コード印が、バーコード印または2次元コード印であることを特徴とする請求項1記載のラベル。
  3. 第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、該第1の主面上および/または該第2の主面上にアンテナパターンを層状に備えたシート状絶縁基材と、
    前記アンテナパターンに接続して前記シート状絶縁基材上に設けられた、データを格納可能なICチップと、
    前記シート状絶縁基材の前記第1の主面上に設けられた粘着材層と、
    前記シート状絶縁基材の前記第2の主面側に印設された、光学的読み取り可能なコード印と
    を具備することを特徴とするシート状非接触データキャリア。
  4. 第1の主面と該第1の主面に対向する第2の主面とを有し、該第1の主面から該第2の主面まで透明性を備え、該第1の主面上および/または該第2の主面上にアンテナパターンを層状に備えたシート状絶縁基材と、
    前記アンテナパターンに接続して前記シート状絶縁基材上に設けられた、データを格納可能なICチップと、
    前記シート状絶縁基材の前記第1の主面上に設けられた粘着材層と、
    前記粘着材層の前記シート状絶縁基材が設けられた側とは反対の側の面上に印設された、光学的読み取り可能なコード印と
    を具備することを特徴とするシート状非接触データキャリア。
  5. 前記コード印が、バーコード印または2次元コード印であることを特徴とする請求項3または4記載のシート状非接触データキャリア。
  6. 前記アンテナパターンと前記コード印とが、前記シート状絶縁基材の前記第1、第2の主面に直交する方向から見て重なりがないことを特徴とする請求項3または4記載のシート状非接触データキャリア。
  7. コード印を読み取る光学リーダと、
    前記コード印を認識して認識情報を生成する認識部と、
    前記認識情報に別の情報を対応付ける対応付け部と、
    前記対応付け部による対応付け結果を保持する保持部と、
    前記認識情報および前記別の情報を、該認識情報および該別の情報を書き込むべき旨の指令情報とともに電波に乗せて発信する非接触ライタと
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記認識情報および前記別の情報を非接触データキャリアに出力させるべく指令情報を電波に乗せて発信し、該非接触データキャリアから前記認識情報および前記別の情報を取得する非接触リーダと、
    前記非接触リーダにより取得された前記認識情報に基づき前記保持部を調べ、該認識情報に対応付けられた前記別の情報を取り出す情報取り出し部と、
    前記情報取り出し部により取り出された前記別の情報と前記非接触リーダにより取得された前記別の情報とを比較する比較部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. コード印を光学的に読み取り、
    前記コード印を認識して認識情報を生成し、
    前記認識情報に別の情報を対応付け、
    前記認識情報および前記別の情報の対応付け結果を保持し、
    前記認識情報および前記別の情報を、該認識情報および該別の情報を書き込むべき旨の指令情報とともに電波に乗せて発信すること
    を特徴とする情報処理方法。
  10. さらに、
    前記認識情報および前記別の情報を非接触データキャリアに出力させるべく指令情報を電波に乗せて発信して、該非接触データキャリアから前記認識情報および前記別の情報を取得し、
    取得された前記認識情報に基づき前記対応付け結果を調べて、該認識情報に対応付けられた前記別の情報を取り出し、
    取り出された前記別の情報と取得された前記別の情報とを比較すること
    を特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
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