JP2009202478A - 流体吐出装置、及び、流体収容カートリッジ - Google Patents

流体吐出装置、及び、流体収容カートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッドへの流体の補給と、収容部内の流体の攪拌とを適切に行うことにある。
【解決手段】(a)流体を吐出するヘッドと、(b)前記ヘッドへ補給される前記流体を収容する収容部と、(c)前記流体を送り出すポンプ部材であって、前記収容部の流体を流入させるための流入口と、前記流入口から流入した流体を収容するポンプ室と、回転軸周りに回転することにより前記ポンプ室の前記流体を送り出す羽根車と、前記羽根車が一の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記ヘッドへ向けて流出させるための第1流出口と、前記羽根車が前記一の方向とは逆の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記収容部へ向けて流出させるための第2流出口と、を有するポンプ部材と、(d)を備えることを特徴とする流体吐出装置。
【選択図】図8

Description

本発明は、流体吐出装置、及び、流体収容カートリッジに関する。
流体吐出装置の一つとして、紙や布、フィルムなどの各種媒体に流体(例えば、インク等)を吐出して、画像の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このプリンタは、流体を吐出するヘッドと、前記ヘッドへ補給される流体を収容する収容部と、を備えている。そして、ヘッドが流体を吐出することで流体が消費されると、収容部からヘッドに流体が補給される。
また、上記のプリンタにおいては、ヘッドへの流体の補給を迅速に行うために、流体を送る機構を設けることが望ましい。また、収容部内の流体の沈降を防止するためには、収容部内の流体を攪拌する機構を設けることが望ましい。そこで、プリンタの中には、流体を送り出すポンプ部材を備えたものがある。このポンプ部材は、流体を送り出すことによって、ヘッドへの流体の補給と、収容部内の流体の攪拌とを実現している(特許文献1参照)。
特開2005−67122号公報
ところで、ヘッドへの流体の補給と、収容部内の流体の攪拌とは、それぞれ望ましい実行タイミングがある。例えば、収容部内の流体の濃度を早期に均一にする観点等から、流体の攪拌を優先して実行したいケースがある。しかし、ポンプ部材が、ヘッドへの流体の補給と収容部内の流体の攪拌とを一緒に行う場合には、上記の要請に応えることができない。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、目的とするところは、ヘッドへの流体の補給と、収容部内の流体の攪拌とを適切に行うことにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
(a)流体を吐出するヘッドと、
(b)前記ヘッドへ補給される前記流体を収容する収容部と、
(c)前記流体を送り出すポンプ部材であって、
前記収容部の流体を流入させるための流入口と、
前記流入口から流入した流体を収容するポンプ室と、
回転軸周りに回転することにより前記ポンプ室の前記流体を送り出す羽根車と、
前記羽根車が一の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記ヘッドへ向けて流出させるための第1流出口と、
前記羽根車が前記一の方向とは逆の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記収容部へ向けて流出させるための第2流出口と、
を有するポンプ部材と、
(d)を備えることを特徴とする流体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
(a)流体を吐出するヘッドと、
(b)前記ヘッドへ補給される前記流体を収容する収容部と、
(c)前記流体を送り出すポンプ部材であって、
前記収容部の流体を流入させるための流入口と、
前記流入口から流入した流体を収容するポンプ室と、
回転軸周りに回転することにより前記ポンプ室の前記流体を送り出す羽根車と、
前記羽根車が一の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記ヘッドへ向けて流出させるための第1流出口と、
前記羽根車が前記一の方向とは逆の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記収容部へ向けて流出させるための第2流出口と、
を有するポンプ部材と、
(d)を備えることを特徴とする流体吐出装置。
このような流体吐出装置によれば、ヘッドへの流体の補給と、収容部内の流体の攪拌とを独立して行えるので、流体の補給と流体の攪拌とを適切に行うことが可能となる。
また、かかる流体吐出装置であって、
前記羽根車の回転を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記ヘッドへの流体の補給の際には、前記羽根車を前記逆の方向に回転させた後に、前記羽根車を前記一の方向に回転させることが望ましい。
かかる場合には、補給直前に流体を攪拌するので、均一な濃度の流体をヘッドに補給できる。
また、かかる流体吐出装置であって、
前記ポンプ部材は、前記収容部内に設けられ、
前記収容部外に前記羽根車に対して非接触状態で設けられ、前記羽根車を回転させる駆動源を備え、
前記羽根車には、羽根車磁石が取り付けられており、
前記駆動源は、前記収容部の壁を挟んで磁力により前記羽根車磁石とカップリングする駆動源磁石を有し、前記駆動源磁石の回転に伴い前記羽根車を回転させることが望ましい。
かかる場合には、簡易な構成にて、流体の収容部外への漏れを防止しつつ、収容部内の羽根車を回転させることができる。
また、かかる流体吐出装置であって、
前記ポンプ部材は、遠心ポンプであり、
前記第1流出口から延出するように形成され、前記第1流出口から流出した前記流体が前記ヘッドへ向かって流れる第1流路管と、
前記第2流出口から延出するように形成され、前記第2流出口から流出した前記流体が前記収容部へ向かって流れる第2流路管と、を備え、
前記第2流路管の延出方向は、前記第1流路管の延出方向に沿っていることが望ましい。
かかる場合には、羽根車が回転する際に流体が第1流路管と第2流路管のうちの一方の管のみを流れやすいため、流体の攪拌と流体の補給のうちの一方のみを独立して行いやすい。
また、かかる流体吐出装置であって、
前記羽根車が前記一の方向に回転するときには、前記ポンプ室の流体は、前記第1流路管と前記第2流路管のうちの前記第1流路管のみを流れ、
前記羽根車が前記他の方向に回転するときには、前記ポンプ室の流体は、前記第1流路管と前記第2流路管のうちの前記第2流路管のみを流れることが望ましい。
かかる場合には、羽根車が回転する際には、ポンプ室の流体が第1流路管と第2流路管のうちの一方の管のみを流れるため、流体の攪拌と流体の補給のうちの一方のみを確実に独立して行うことができる。
また、かかる流体吐出装置であって、
前記流体は、顔料として酸化チタンを含む紫外線硬化型インクであることが望ましい。
かかる場合には、羽根車を他の方向に回転させて流体を攪拌することによって、酸化チタンの含有に起因して沈降しやすい流体、の沈降を抑制できる。
また、(A)流体を吐出するヘッドを有する流体吐出装置に対して着脱可能な流体収容カートリッジであって、
(a)前記ヘッドへ補給される前記流体を収容する収容部と、
(b)前記収容部内に設けられ、前記流体を送り出すポンプ部材であって、
前記収容部の流体を流入させるための流入口と、
前記流入口から流入した流体を収容するポンプ室と、
回転軸周りに回転することにより前記ポンプ室の前記流体を送り出す羽根車と、
前記羽根車が一の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記ヘッドへ向けて流出させるための第1流出口と、
前記羽根車が前記一の方向とは逆の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記収容部へ向けて流出させるための第2流出口と、
を有するポンプ部材と、
(B)を備えることを特徴とする流体収容カートリッジ。
このような流体収容カートリッジによれば、ヘッドへの流体の補給と、収容部内の流体の攪拌とを独立して行えるので、流体の補給と流体の攪拌とを適切に行うことが可能となる。
===インクジェットプリンタの概要===
流体吐出装置の一例としてインクジェットプリンタ(以下、プリンタ1と呼ぶ)を例に挙げて、プリンタ1の構成例と印刷処理例について、説明する。
<<<プリンタ1の構成>>>
図1は、プリンタ1の全体構成を示すブロック図である。図2は、プリンタ1の主要部の構成を示した図である。図3は、ドラムユニット30、ヘッドユニット40、及び紫外線照射ユニット50の断面構造を示した図である。図4Aは、ヘッドユニット40を示した斜視図である。図4Bは、図4Aの矢印Fで示す方向からヘッド42を見たときの、ヘッド42の正面図である。
外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、制御部の一例であるコントローラ10により、各ユニット(給排紙ユニット20、ドラムユニット30、ヘッドユニット40、紫外線照射ユニット50、インク補給ユニット60)を制御し、用紙Sに画像を形成する(印刷処理)。また、プリンタ1内の状況を検出器群70が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラ10は各ユニットを制御する。
コントローラ10は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12は、プリンタ1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12は、メモリ13に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路14により各ユニットを制御する。
給排紙ユニット20は、図2に示すように、給紙部21と排紙部22から成る。給紙部21は、用紙Sを搬送する給紙ローラ(不図示)を有し、給紙部21内に積層された用紙Sを一枚ずつドラムユニット30へ給紙する。排紙部22は、用紙Sを搬送する排紙ローラ(不図示)を有し、ドラムユニット30上に支持され印字が完了した用紙Sを、排紙部22内に送り込む。
ドラムユニット30は、給紙部21から給紙された用紙Sを保持する保持ドラム31を有する。この保持ドラム31の回転軸32は、一対のフレーム36に回転可能に支持されている。そして、保持ドラム31は、用紙Sを外周面33にて保持した状態で、図2に示す矢印Rの方向に回転する。
ヘッドユニット40は、一対のガイド軸46、47に支持され、保持ドラム31の軸方向において往復移動可能なヘッドキャリッジ41を有する。ヘッドキャリッジ41には、用紙Sに流体の一例であるインクを吐出するヘッド42が設けられている。ここで、本実施例においては、ヘッド42として、互いに色の異なるインクを吐出する5個のヘッド42a〜42e(図4B)が、保持ドラム31に保持された用紙Sに対向するように設けられている。また、各ヘッド42a〜42eは、複数のノズルが形成されたノズルプレート44a〜44eを有し、各ノズルからインクが吐出される。また、各ノズルには、インクが入った圧力室(不図示)と、圧力室の容量を変化させてインクを吐出させるための駆動素子(ピエゾ素子)が設けられている。
また、ヘッドキャリッジ41には、インクを収容する収容室43a〜43eが設けられている。各収容室43a〜43eは、対応するヘッド42a〜42eに供給されるインクを収容する。収容室43aはヘッド42aに供給されるホワイトインクを、収容室43bはヘッド42bに供給されるイエローインクを、収容室43cはヘッド42cに供給されるマゼンタインクを、収容室43dはヘッド42dに供給されるシアンインクを、収容室43eはヘッド42eに供給されるブラックインクを、それぞれ収容する。
また、ヘッドキャリッジ41には、収容室43a〜43eのインクの量を検知するためのセンサー45が設けられている。
なお、本実施例においては、インクとして、紫外線が照射されることによって硬化する紫外線硬化型インクが用いられている。ここで、紫外線硬化型インクは、ビヒクル、光重合開始剤及び顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合される。なお、ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。
紫外線照射ユニット50は、一対のガイド軸56、57に支持され、保持ドラム31の軸方向において往復移動可能な照射部キャリッジ51を有する。照射部キャリッジ51には、ヘッド42から吐出されて用紙Sに付着したインクに対して紫外線を照射する紫外線照射部52が設けられている。紫外線照射部52は、保持ドラム31の回転方向に沿って整列された複数のランプ53を有する。この複数のランプ53が用紙S上のインクに紫外線を照射することによって、インクが硬化する。
インク補給ユニット60は、ヘッド42a〜42eによるインクの吐出に起因してヘッドユニット40(具体的には、収容室43a〜43e)内のインクの量が減った際に、収容室43a〜43eにインクを補給するためのものである。インク補給ユニット60は、流体収容カートリッジの一例であるインクカートリッジ61a〜61eを有している。インクカートリッジ61a〜61eは、対応する収容室43a〜43eに補給するインクを収容している(例えば、インクカートリッジ61aは、収容室43aに補給するホワイトインクを収容する)。また、インクカートリッジ61a〜61eは、プリンタ本体に対して着脱可能である。なお、インクカートリッジの詳細な構成については、後述する。
<<<印刷処理>>>
コントローラ10は、コンピュータ110から印刷命令及び印刷データを受信すると、印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の印刷処理を行う。
まず、給紙部21が、用紙Sを保持ドラム31に向かって給紙する。保持ドラム31に給紙された用紙Sは、外周面33に巻き付けられることによって保持される。そして、保持された用紙Sは、保持ドラム31と共に回転する。回転する用紙Sに対して、各ヘッド42はインクを吐出して付着させる。用紙Sに付着したインクは、保持ドラム31の回転に伴い移動して、紫外線照射部52によって紫外線が照射される。これにより、用紙S上のインクが硬化して、用紙S上に画像が形成される。
そして、保持ドラム31が1回転する際に保持ドラム31の軸方向の一部領域において用紙Sに画像が印刷されると、ヘッドキャリッジ41はガイド軸46、47に沿って移動する(照射部キャリッジ51も、同様にガイド軸56、57に沿って移動する)。そして、軸方向において上記領域に隣接した領域に対して、上述した動作(ヘッド42によるインク吐出と、紫外線照射部52による紫外線の照射)が実行される。
このようにして、保持ドラム31の軸方向において全ての画像が印刷された用紙Sは、保持ドラム31から剥離されて、排紙部22に送り込まれる。これにより、印刷処理が終了する。
===インクカートリッジ61a〜61eの構成例について===
インクカートリッジ61a〜61eの構成はほぼ同様であるので、以下においては、ホワイトインクを収容するインクカートリッジ61aを例に挙げて、インクカートリッジの構成を説明する。
図5Aは、インクカートリッジ61aの斜視図である。図5Bは、インクカートリッジ61aの断面上視図である。図6Aは、図5BのA−A断面図である。図6Bは、図5BのB−B断面図である。図7は、遠心ポンプ210の分解斜視図である。図8Aは、羽根車212bが逆回転するときのインクの流れを示した図である。図8Bは、羽根車212bが正回転するときのインクの流れを示した図である。
インクカートリッジ61aは、収容部の一例であるインク収容部201と、ポンプ部材の一例である遠心ポンプ210と、第1流路管の一例である補給流路管221と、第2流路管の一例である攪拌流路管222と、光センサー240と、を有している。
インク収容部201は、ヘッド42aに補給されるインク(ホワイトインク)を収容する。このインク収容部201は、インクカートリッジ61aのボトル200の内部に形成された空間である。
遠心ポンプ210は、インクを送り出すためのものである。この遠心ポンプ210は、図6Aに示すように、インク収容部201の下部に設けられている。なお、遠心ポンプ210の詳細な構成については、後述する。
補給流路管221は、図7に示すように、遠心ポンプ210の補給流出口211b(後述)から上方に向かって延出するように、形成されている。また、補給流路管221は、図5Aに示すように、ボトル200の外まで延出している。また、補給流路管221の先端側の補給口221aは、ヘッドキャリッジ41と繋がっていない。そして、この補給口221aから補給流路管221に空気が入り込むことが可能となっている。
補給流出口211bから流出したインクは、補給流路管221を流れて、補給流路管221の補給口221aの下方に位置するヘッド42aへ向かう。すなわち、補給流路管221を流れるインクが、ヘッド42aに補給されることとなる。
攪拌流路管222は、図7に示すように、遠心ポンプ210の攪拌流出口211c(後述)から上方に向かって延出するように、形成されている。このため、攪拌流路管222の延出方向は、補給流路管221の延出方向に沿っている。ただし、補給流路管221とは異なり、攪拌流路管222は、ボトル200内に収まっている。
攪拌流出口211cから流出したインクは、攪拌流路管222を流れた後に循環口222aからインク収容部201へ送り出される。すなわち、攪拌流路管222を流れるインクが、インク収容部201へ向かう(すなわち、インクがインク収容部201内を循環する)ことによって、インクが攪拌されることとなる。
光センサー240は、補給流路管221を流れるインクを検知するためのものである。この光センサー240は、補給流路管221の経路上にプリズムを有しており、光の屈折率を利用してインクが補給流路管221内を流れているか否かを検知する。すなわち、インクが補給流路管221内を流れていない(補給流路管221には空気が流れている)ときには、光がプリズムにて反射される。一方、インクが補給流路管221内を流れているときには、光がプリズムを透過する。このように、光が反射されるか透過するかによって、インクが補給流路管221内を流れているか否かを検知できる。
なお、プリンタ本体側には、駆動源の一例である駆動モータ230が取り付けられている。駆動モータ230は、遠心ポンプ210の羽根車212(後述)を回転させるためのものである。この駆動モータ230は、図6Aに示すように、インク収容部201外に羽根車212に対して非接触状態で設けられている。また、駆動モータ230のモータ軸231の先端には、モータ軸231と共に回転する駆動源磁石の一例であるモータ磁石232が取り付けられている。モータ磁石232は、インク収容部201の壁201aを挟んで、磁力により羽根車212のポンプ磁石212aとカップリングしている。このため、モータ磁石232の回転に伴い、ポンプ磁石212aも回転する。
<<<遠心ポンプ210の構成>>>
遠心ポンプ210の構成について、引き続き図5A〜図8Bを用いて説明する。遠心ポンプ210は、図7に示すように、ケース本体211と、羽根車212と、ケース蓋213とを有している。
ケース本体211は、円筒状の形状をしており、ケース蓋213がケース本体211を覆うことによって、箱状の構造を成している。そして、ケース本体211とケース蓋213の内部空間に、ポンプ室211aが形成されている。また、ケース蓋213には、インク収容部201のインクを流入させるための流入口213aが形成されている。このため、ポンプ室211aは、流入口213aから流入したインクを収容する。
また、ポンプ室211a(具体的には、ケース本体211の内周部211d)には、第1流出口の一例である補給流出口211bと、第2流出口の一例である攪拌流出口211cとが設けられている。
補給流出口211bは、羽根車212が一の方向に回転(以下、正回転と呼ぶ)するときに、ポンプ室211aのインクをヘッド42へ向けて流出させるためのものである。この補給流出口211bは、図6B等に示すように羽根車212の回転中心よりも上方に位置している。
攪拌流出口211cは、羽根車212が一の方向とは逆の方向に回転(以下、逆回転と呼ぶ)するときに、ポンプ室211aのインクをインク収容部201へ向けて流出させるためのものである。この攪拌流出口211cも、補給流出口211bと同様に、羽根車212の回転中心よりも上方に位置している。
羽根車212は、ポンプ室211aに収められている(なお、羽根車212と内周部211dの間には僅かな隙間がある)。この羽根車212は、回転自在の回転軸212c(図6A)を有し、回転軸212c周りに回転することによりポンプ室211aのインクを送り出す。すなわち、ポンプ室211aのインクは、羽根車212が回転することで発生する遠心力の作用を受けて、送り出される。
羽根車212には、羽根車磁石の一例であるポンプ磁石212aが取り付けられている。このポンプ磁石212aは、ケース本体211の側面211eに対向している。前述したように、ポンプ磁石212aは、磁力によりカップリングしているモータ磁石232の回転に伴い、回転する。このため、羽根車212は、ポンプ磁石212aの回転に連動して、回転することとなる。
また、羽根車212には、放射状に4枚の羽根212bが形成されている。4枚の羽根212bは、軸方向(図7)において補給流出口211bや攪拌流出口211cと同じ位置に位置している。そして、羽根212bは、羽根車212の回転に伴いインクを押し出す機能を有する。
上述した構成の遠心ポンプ210においては、ポンプ室211aのインクは、遠心力の作用を受けて、羽根車212の回転に沿ってポンプ室211aを流れる。そして、羽根車212によって送り出されるインクは、補給流出口211bまたは攪拌流出口211cから流出する。
ここで、羽根車212が図8Bに示すように正回転するときには、ポンプ室211aのインクは、遠心力の作用を受けて送り出されて、供給流路管221と攪拌流路管222のうちの供給流路管221のみを流れる。一方の管のみをインクが流れる理由は、供給流路管221の延出方向が、正回転時にインクに作用する遠心力の作用方向に沿うのに対して、攪拌流路管222の延出方向は、正回転時にインクに作用する遠心力の作用方向は逆方向である(別言すれば、逆回転時にインクに作用する遠心力の作用方向に沿っている)ためである。
また、同様な理由から、羽根車212が図8Aに示すように逆回転するときには、ポンプ室211aのインクは、遠心力の作用を受けて送り出されて、供給流路管221と攪拌流路管222のうちの攪拌流路管222のみを流れる。
===インク補給動作について===
ヘッド42a〜42eからのインク吐出に伴い収容室43a〜43eのインクの量が減った場合には、収容室43a〜43eにインクを補給すべく、インク補給動作が実行される。ただし、各色のインク補給動作は同様であるので、以下においては、ホワイトインクの補給動作を例に挙げて説明する。
図9は、インク補給動作を説明するためのフローチャートである。本フローチャートは、収容室43a内のホワイトインクの量が減って、ヘッドキャリッジ41のセンサー45(不図示)がホワイトインクを補給する必要があると検知したときから始まる。
インク補給動作が実行されるときのプリンタ1の各種動作は、主として、コントローラ10により実現される。特に、本実施の形態においては、メモリ13に格納されたプログラムをCPU12が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
まず、コントローラ10は、収容室43aへの実際のインクの補給を開始する前に、インク収容部201のホワイトインクを攪拌する必要があるかどうかを判断する。例えば、前回のホワイトインクの攪拌からの経過時間が一定時間よりも長い場合には、ホワイトインクが沈降している可能性が高いので、インクを攪拌する必要がある。
そして、コントローラ10は、インク収容部201のインクを攪拌する必要があると判断した場合には(ステップS2:Yes)、駆動モータ230を動作させて羽根車212を逆回転させる(ステップS4)。これにより、ポンプ室211aのインクが、図8Aに示すように攪拌流出口211cから流出した後に攪拌流路管222を流れて、循環口222aからインク収容部201に送り出される。このように羽根車212を逆回転させることによって、インク収容部201のインクが遠心ポンプ210を介して循環することとなる。この結果、ホワイトインクが攪拌されて、ホワイトインクの濃度が均一になる。
特に、ホワイトインクは、顔料として酸化チタンを含むので、沈降しやすい性質を有する。そこで、羽根車212を逆回転させることによって、ホワイトインクの沈降を効果的に抑制できる。なお、羽根車212が逆回転するときには、ポンプ室211aのインクは、補給流路管221を流れない。すなわち、インクの補給は行われずに、インクの攪拌のみが独立して行われる。
次に、コントローラ10は、収容室43aを補給位置に位置させるために、ヘッドキャリッジ41を移動させる(ステップS6)。ここで、収容室43aの補給位置とは、収容室43aが補給流路管221の補給口221aの下方に位置する位置である。収容室43aが補給位置に位置することによって、補給口221aから落下したホワイトインクが、下方の収容室43a内に入る。この結果、収容室43aにホワイトインクが補給されることとなる。
次に、コントローラ10は、駆動モータ230を動作させて、羽根車212を正回転させる(ステップS8)。これにより、ポンプ室211aのインクが、図8Bに示すように補給流出口211bから流出した後に補給流路管221を流れて、補給口221aを介して収容室43aに辿り着く。このように、羽根車212を正回転させることによって、インク収容部201のインクが遠心ポンプ210を介してヘッド43aへ補給されることとなる。なお、羽根車212が正回転するときには、ポンプ室211aのインクは、攪拌流路管222を流れない。すなわち、インクの攪拌は行われずに、インクの補給のみが独立して行われる。
上記のように、コントローラ10は、インクの補給を行う際には、羽根車212を逆回転させた後に、羽根車212を正回転させる。これにより、補給直前に攪拌されて濃度が均一になったホワイトインクを、収容室43aに補給することができる。
なお、他のインク(マゼンタインク等)には酸化チタンが含まれていないので、ホワイトインクに比べて沈降し難い性質を有する。このため、本実施の形態においては、他の色のインクを補給する場合には、補給時間を短くする観点から、補給直前にインクの攪拌をしない(すなわち、羽根車212を逆回転させない)。もちろん、他の色のインクの補給の際にも、ホワイトインクと同様に、補給前の攪拌を実行しても良い。
次に、コントローラ10は、センサー45によって収容室43a内のホワイトインクの量が満杯になったことを検知するまで、インクの補給を継続させる。そして、収容室43a内のインクが満杯になった場合には(ステップS10:Yes)、コントローラ10は、正回転中の羽根車212を停止させる(ステップS12)。これにより、インクが補給流路管221を流れなくなるので、ヘッド43aへのインクの補給が終わる。
===本実施の形態に係るプリンタ1の有効性===
上述したように、インクカートリッジ61a〜61eには、遠心ポンプ210が設けられている。そして、遠心ポンプ210は、インク収容部201のインクを流入させるための流入口213aと、流入口213aから流入したインクを収容するポンプ室211aと、回転軸周りに回転することによりポンプ室211aのインクを送り出す羽根車212と、羽根車212が正回転するときに、ポンプ室211aのインクをヘッド42a〜42eへ向けて流出させるための補給流出口211bと、羽根車212が逆回転するときに、ポンプ室211aのインクをインク収容部201へ向けて流出させるための攪拌流出口211cと、を有する。これにより、ヘッド42a〜42eへのインクの補給と、インク収容部201内のインクの攪拌とを適切に行うことが可能となる。
上記の効果について、比較例である図10に示す遠心ポンプ300について言及しつつ、具体的に説明する。
図10は、比較例に係る遠心ポンプ300を示した図である。遠心ポンプ300においては、攪拌流路管306の延出方向が、図8A等に示す攪拌流路管222の延出方向とは上下方向において逆方向である。そして、羽根車302が正回転する際に、ポンプ室301のインクが、遠心力の作用を受けて補給流出口303及び攪拌流出口305から流出する。そして、羽根車302の正回転中に、補給流出口303から流出したインクが、補給流路管304を流れてヘッド42へ向かう。また、攪拌流出口305から流出したインクが、攪拌流路管306を流れてインク収容部201に向かう。このように、遠心ポンプ300においては、羽根車312が正回転する際に、インクの補給と攪拌が一緒に行われる。
ところで、インクの補給と攪拌が一緒に行われる場合には、例えば、次のような問題が発生する。ここでは、羽根車302が正回転する直前に、インク収容部201内のインクが沈降して、インクの濃度が不均一であるものとする。かかる状況下で、羽根車302を正回転すると、攪拌が充分に行われていないインク(濃度が不均一なインク)が、ヘッド42へ補給されてしまう問題が発生する。
これに対して、本実施形態においては、図8Aと図8Bに示すように、羽根車212が正回転するときにインクが補給され(補給流出口211bから流出したインクが供給流路管221を流れ)、羽根車212が逆回転するときにインクが攪拌される(攪拌流出口211cから流出したインクが攪拌流路管222を流れる)。すなわち、インクの補給動作とインクの攪拌動作が、羽根車212の回転方向に応じて単独に行われる。このため、仮にインクの補給直前にインク収容部201内のインクの濃度が不均一であっても、羽根車212を逆回転させてインクを攪拌させた後に、羽根車212を正回転させてインクを補給することによって、濃度が均一なインクを補給できる。
このように、羽根車212の回転方向を切り換えることによって、インクの補給動作とインクの攪拌動作が独立して行う場合には、インクの状況に応じた動作を選択できるので、利便性の高いインク補給システムを実現できる。
以上から、本実施形態に係るプリンタ1によれば、ヘッド42a〜42eへのインクの補給と、インク収容部201内のインクの攪拌とを独立して行えるので、インクの補給とインクの攪拌とを適切に行うことが可能となる。
さらに、上記実施の形態において、プリンタ1は、羽根車212の回転を制御するコントローラ10を備え、コントローラ10は、図9に示すように、インクの補給を行う際には、羽根車212を逆回転させた後に、羽根車212を正回転させることとした。
かかる場合には、補給直前にインクを攪拌することにより、均一な濃度のインクをヘッド42a〜42eに補給できる。
さらに、上記実施の形態において、図6Aに示すように、遠心ポンプ210はインク収容部201内に設けられている。また、プリンタ1は、インク収容部201外に羽根車212に対して非接触状態で設けられ、羽根車212を回転させる駆動モータ230を備える。また、羽根車212には、ポンプ磁石212aが取り付けられている。そして、駆動モータ230は、インク収容部201の壁201aを挟んで磁力によりポンプ磁石212aとカップリングするモータ磁石232を有し、モータ磁石232の回転に伴い羽根車212を回転させることとした。
かかる場合には、インク収容部201に駆動モータ230と羽根車212をカップリングさせるための穴を設ける必要が無い。また、交換品であるインクカートリッジに駆動モータを取り付ける必要が無い。このため、簡易な構成にて、インクのインク収容部201外への漏れを防止しつつ、インク収容部201内の羽根車212を回転させることができる。
さらに、上記実施の形態において、図7に示すように、プリンタ1は、補給流出口211bから延出するように形成され、補給流出口211bから流出したインクがヘッド42a〜42eへ向かって流れる補給流路管221と、攪拌流出口211cから延出するように形成され、攪拌流出口211cから流出したインクがインク収容部201へ向かって流れる攪拌流路管222と、を備える。そして、攪拌流路管222の延出方向は、補給流路管221の延出方向に沿っていることとした。
かかる場合には、攪拌流路管222と補給流路管221の延出方向が沿っているため、羽根車212が回転(正回転または逆回転)する際には、遠心力の作用を受けたインクがいずれか一方の管のみを流れやすい。このため、インクの攪拌とインクの補給のうちの一方のみを独立して行いやすい。
さらに、上記実施の形態において、図8Aと図8Bに示すように、羽根車212が正回転するときには、ポンプ室211aのインクは、補給流路管221と攪拌流路管222のうちの補給流路管221のみを流れ、羽根車212が逆回転するときには、ポンプ室211aのインクは、補給流路管221と攪拌流路管222のうちの攪拌流路管222のみを流れることとした。
かかる場合には、羽根車212が回転(正回転または逆回転)する際には、ポンプ室211aのインクが補給流路管221と攪拌流路管222のうちの一方のみを流れるため、インクの攪拌とインクの補給のうちの一方のみを確実に独立して行うことができる。
さらに、上記実施の形態において、インクは、顔料として酸化チタンを含む紫外線硬化型インク(ホワイトインク)であることとした。
ホワイトインクには水に溶け難い酸化チタンが含まれているので、当該ホワイトインクは沈降しやすい傾向を示す。そこで、羽根車212を逆回転させてホワイトインクを攪拌することによって、ホワイトインクの沈降を抑制できる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る流体吐出装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
前記実施形態では、流体吐出装置をインクジェットプリンタに具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して吐出できる固体など)を噴射したり吐出したりする流体吐出装置に具体化することもできる。
例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出する液状体吐出装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置、ジェルを吐出する流状体吐出装置、トナーなどの粉体を例とする固体を吐出する粉体吐出式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の吐出装置に本発明を適用することができる。
また、前述の実施形態のプリンタ1は、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけて、インク室を膨張・収縮させることにより流体を吐出しているが、これに限らない。例えば、発熱体を用いてノズル内に泡を発生させ、その泡によって流体を吐出させるプリンタでもよい。
プリンタ1の全体構成を示すブロック図である。 プリンタ1の主要部の構成を示した図である。 ドラムユニット30、ヘッドユニット40、及び紫外線照射ユニット50の断面構造を示した図である。 図4Aは、ヘッドユニット40を示した斜視図である。図4Bは、図4Aの矢印Fで示す方向からヘッド42を見たときの、ヘッド42の正面図である。 図5Aは、インクカートリッジ61aの斜視図である。図5Bは、インクカートリッジ61aの断面上視図である。 図6Aは、図5BのA−A断面図である。図6Bは、図5BのB−B断面図である。 遠心ポンプ210の分解斜視図である。 図8Aは、羽根車212bが逆回転するときのインクの流れを示した図である。図8Bは、羽根車212bが正回転するときのインクの流れを示した図である。 インク補給動作を説明するためのフローチャートである。 比較例に係る遠心ポンプ300を示した図である。
符号の説明
1 プリンタ、10 コントローラ、11 インターフェース、12 CPU、
13 メモリ、14 ユニット制御回路、15 タイマー、
20 給排紙ユニット、21 給紙部、22 排紙部、
30 ドラムユニット、31 保持ドラム、32 回転軸、33 外周面、
40 ヘッドユニット、41 ヘッドキャリッジ、42a〜42e ヘッド、
43 収容室、44a〜44e ノズルプレート、45 センサー、
46 ガイド軸、47 ガイド軸、50 紫外線照射ユニット、
51 照射部キャリッジ、52 紫外線照射部、53 ランプ、56 ガイド軸、
57 ガイド軸、60 インク補給ユニット、
61a〜61e インクカートリッジ、70 検出器群、110 コンピュータ、
200 ボトル、201 インク収容部、210 遠心ポンプ、
211 ケース本体、211a ポンプ室、211b 補給流出口、
211c 攪拌流出口、211d 内周部、211e 側面、
212 羽根車、212a ポンプ磁石、212b 羽根、
213 ケース蓋、213a 流入口、
221 補給流路管、221a 補給口、222 攪拌流路管、222a 循環口、
230 駆動モータ、231 モータ軸、232 モータ磁石、
240 光センサー

Claims (7)

  1. (a)流体を吐出するヘッドと、
    (b)前記ヘッドへ補給される前記流体を収容する収容部と、
    (c)前記流体を送り出すポンプ部材であって、
    前記収容部の流体を流入させるための流入口と、
    前記流入口から流入した流体を収容するポンプ室と、
    回転軸周りに回転することにより前記ポンプ室の前記流体を送り出す羽根車と、
    前記羽根車が一の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記ヘッドへ向けて流出させるための第1流出口と、
    前記羽根車が前記一の方向とは逆の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記収容部へ向けて流出させるための第2流出口と、
    を有するポンプ部材と、
    (d)を備えることを特徴とする流体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の流体吐出装置であって、
    前記羽根車の回転を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記ヘッドへの流体の補給の際には、前記羽根車を前記逆の方向に回転させた後に、前記羽根車を前記一の方向に回転させることを特徴とする流体吐出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の流体吐出装置であって、
    前記ポンプ部材は、前記収容部内に設けられ、
    前記収容部外に前記羽根車に対して非接触状態で設けられ、前記羽根車を回転させる駆動源を備え、
    前記羽根車には、羽根車磁石が取り付けられており、
    前記駆動源は、前記収容部の壁を挟んで磁力により前記羽根車磁石とカップリングする駆動源磁石を有し、前記駆動源磁石の回転に伴い前記羽根車を回転させることを特徴とする流体吐出装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の流体吐出装置であって、
    前記ポンプ部材は、遠心ポンプであり、
    前記第1流出口から延出するように形成され、前記第1流出口から流出した前記流体が前記ヘッドへ向かって流れる第1流路管と、
    前記第2流出口から延出するように形成され、前記第2流出口から流出した前記流体が前記収容部へ向かって流れる第2流路管と、を備え、
    前記第2流路管の延出方向は、前記第1流路管の延出方向に沿っていることを特徴とする流体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の流体吐出装置であって、
    前記羽根車が前記一の方向に回転するときには、前記ポンプ室の流体は、前記第1流路管と前記第2流路管のうちの前記第1流路管のみを流れ、
    前記羽根車が前記他の方向に回転するときには、前記ポンプ室の流体は、前記第1流路管と前記第2流路管のうちの前記第2流路管のみを流れることを特徴とする流体吐出装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の流体吐出装置であって、
    前記流体は、顔料として酸化チタンを含む紫外線硬化型インクであることを特徴とする流体吐出装置。
  7. (A)流体を吐出するヘッドを有する流体吐出装置に対して着脱可能な流体収容カートリッジであって、
    (a)前記ヘッドへ補給される前記流体を収容する収容部と、
    (b)前記収容部内に設けられ、前記流体を送り出すポンプ部材であって、
    前記収容部の流体を流入させるための流入口と、
    前記流入口から流入した流体を収容するポンプ室と、
    回転軸周りに回転することにより前記ポンプ室の前記流体を送り出す羽根車と、
    前記羽根車が一の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記ヘッドへ向けて流出させるための第1流出口と、
    前記羽根車が前記一の方向とは逆の方向に回転するときに、前記ポンプ室の流体を前記収容部へ向けて流出させるための第2流出口と、
    を有するポンプ部材と、
    (B)を備えることを特徴とする流体収容カートリッジ。
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