JP2009201996A - 手術顕微鏡用平衡化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手術医の操作を容易にした、旋回支持体を介してスタンドに保持される手術顕微鏡用の平衡化装置に関する。
【解決手段】平衡化装置Bは旋回支持体5に付設され、光学機器用架台9及び該当する場合にはその付加ユニットをX、Y及びZ方向に平衡化するため、2つのスライド体S1、S2を有する変位ユニット6、7、8を備える。平衡化装置BのY及びZ変位ユニット7、8の両スライド体S1、S2はクロススライド体12として構成される。クロススライド体12の第1スライド体S1はY変位ユニット7の一部として、旋回支持体5に隣接し回転軸Aを横切って配置され、クロススライド体12の第2スライド体S2はZ変位ユニット8の一部として、旋回支持体5とは反対側にY変位ユニット7に隣接して配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、旋回(ピボット)支持体を介してスタンドに保持された回転軸(A軸)に装着される手術顕微鏡用の平衡化(バランシング)装置に関する。
手術顕微鏡は、クロススライド体(別の一般的な呼称としてA−Bスライド体とも呼ばれる)を介し、2つの空間方向(水平及び垂直空間方向)つまりY及びZ方向に平衡化可能である。かかる特徴に基づく代表的な構成は、本出願人のMC1型手術顕微鏡において実施されている。本発明の目的に即し、「スタンド」とは、手術顕微鏡を床から隔たたせる任意の装置として理解されるべきである。
当業者にとって周知なように、手術用の顕微鏡は極めて移動し易く、また大きなエネルギーを消費せず迅速に変位可能に構成されるべきである。一旦位置決めした後手術顕微鏡が自重で移動しないことを保証するためには、いずれの位置(向き)においても発生する力及びモーメントが均衡化(平衡化)されねばならない。手術顕微鏡が充分に均衡化(平衡化)されないと、ブレーキ(制動装置)あるいは固定装置を設けねばならなくなる。そのようなブレーキあるいは固定装置は、構造体の総重量を増大させるため好ましくない。尚、ブレーキあるいは固定装置が存在する場合であっても、ブレーキを解除した際あるいは固定装置を取り外した際における手術顕微鏡の3次元方向における容易な移動を可能とするために、発生する力及びモーメントは平衡化されるべきである。
一方、手術顕微鏡の使用は通常、各種さまざまな付属品(例えばチューブ、伸長器、フィルタ、補助レンズなど)の利用を含む。しかしそれらを使用するとほとんどの場合、全体の重心がシフトしてしまう。その結果、系はもはや平衡状態とならず、再度平衡化しなければならない。平衡化する際の基本目標は、手術顕微鏡の全体の重心をそのピボット軸上に保つことである。
(本願と同一出願人である)DE 10133018 A1は、手術顕微鏡を含む光学機器用の架台(キャリヤ)が水平方向の回転軸(A軸)を中心に回転可能となっている構成の一例を記載している。それら手術顕微鏡を含む光学機器用架台はA軸に対して平衡化され、ブレーキを解除した際手術医ができるだけ容易に、つまりできるだけ小さい抵抗とトルクで、光学機器用架台(ひいては手術顕微鏡)をA軸を中心に回転できるようにする必要がある。この回転軸は通常旋回支持体の下部に配置され、光学機器用架台ひいては手術顕微鏡の、旋回支持体に対するいかなる回転動も防止するブレーキユニットあるいはロックユニットを備えている。
光学機器用架台と旋回支持体との間に平衡化ユニットが設置され、これにより手術顕微鏡を含む光学機器用架台が、A軸を中心としてY及びZ方向に平衡化可能となる。この平衡化ユニットは、上下に配置された2つのスライド体からなる。そのうち一方のスライド体はY方向に、他方のスライド体はZ方向に、各々変位ユニットによって変位可能であると共に、両スライド体は確立された位置に固定可能である。旋回支持体の上端に別の変位ユニットが配置され、X方向に変位可能としている(DE 10133018 A1の図2)。
DE 10133018 A1(図2及び図3)に基づく解決策は、未だに実用化されていない。しかしながら同様のより古い手法が、出願人によるMC1型スタンドで実施され開示されている。この手法によれば、上下に配置された2つのスライド体からなるY−Z変位ユニットが回転軸上に装着され、Zスライド体は回転軸に直接装着される一方、Yスライド体は一端でZスライド体に直接装着され、他端で光学機器用架台に装着されるように配設されている。DE 10133018 A1の図2に示した構成の場合と同様に、Xスライド体は旋回アームの上方に装着されている。上記の配置構成は、実質上成功を収めていることが実証されてきた。しかしながら、次のような1つの欠点があった。すなわち、例えば特に補助チューブや側方付加ユニットを光学機器用架台に取り付けるような系(システム)構成の場合にも、手術医に対して充分な平衡化を与えられるようにするためには、付加ユニットを装着あるいは取り外しする度に、手術医は別の平衡化手順を行わなければならない。つまり、光学機器用架台のブレーキあるいはロックシステムを一旦解除して後、手術医は次の操作を行わなければならない:
a)光学機器用架台を、手術顕微鏡の平常の観察位置に対応する垂直位置(姿勢)にし;次いで
b)Y方向変位用の平衡化ネジを、その位置で手術顕微鏡がA軸に対して平衡化される方向に、平衡化されるまで回転し;次いで
c)光学機器用架台を、平常の垂直観察位置に対して水平な位置にし;次いで
d)Z方向変位用の平衡化ネジを、手術顕微鏡がもう一度A軸に対して平衡化される方向に、平衡化されるまで回転する。
上記の平衡化手順が完了したところで、顕微鏡はA軸に対して完全に平衡化される、すなわち顕微鏡はA軸を中心に無重量であるかのように旋回可能となる。
しかしながら、上記の構成によるステップa)からd)の結果、手術医の手はふさがれてしまい、従って付加ユニットを変更し、その後平衡化手順を行うのに多大の時間をとられてしまう。さらに複雑なのは、手術中、平衡化ネジは(掛け布が掛けられ)「覆われ」た領域内に位置するため、手術医がそれらの平衡化ネジに到達するのは困難であり、掛け布を介して平衡化ネジを作動するのはほとんど不可能である。
上記の問題を明らかに解消できる1つの手法は、少なくともステップb)及びd)を独立的に行う自動平衡化装置を備えたMC1型スタンドを改良することである。しかしながら、その種の自動平衡化システムは、構成を著しく高価なものにしてしまう。さらに、その実用化については、技術的に達成可能なのかどうか(またはいかに達成可能なのか)明らかでない。代わりの手法として、市場に出回っているその他の製品と同様に、バネの力などを用いた補助装置によって非平衡状態で正しい位置決めを行い、理想的な平衡化を不要にすることもできる。しかしその手法では、手術顕微鏡の滑らかな動きが制限される。他方、移動の均一性も、その結果減少する。
DE 10133018 A1 EP-0476551 A1
従って、上記の問題は、第1の課題として本発明のベースを構成している。すなわち本発明は、A軸を中心とした平衡化機能の高価且つ複雑な自動化を伴わずに、平衡化手順の削減もしくは単純化を達成するものである。
しかしながら、既存技術であるMC1型スタンドは、さらに別の問題を有している。
例えば特に補助チューブや側方付加ユニットを取り付けるような系構成の場合にも、手術医に対して充分な平衡化を与えられるようにすると、MC1型スタンドによる周知の配置構成では、平衡化の過程で、A軸上に位置し垂直変位をもたらすスライド体に付加ユニットが衝突することがあるという結果を生じている。従って周知の装置の場合には、手術顕微鏡の移動の自由度が制限される。他方、完全な平衡化が常には可能でないため、移動の均一性も減少する。
これまでMC1型スタンドで実施されている既存技術によれば、上記の困難を減らすため、付加重りを取り付けることによって、Y及びZ方向における平衡化手順が容易化されてきた。つまり、質量約3.5kgの付加重りが、手術顕微鏡の反対側に位置した光学機器用架台側に取り付けられる。このようにして、(手術顕微鏡が平常位置にある状態で、上記ステップa)参照)付加ユニットが少なくともY方向に関して、A軸を中心に平衡化される。
しかしながら上記した周知の重り補償は、総重量を著しく増大させ、旋回時の慣性を増加させるという欠点を有する。付加重りの取り付けや取り外しも、追加の労力を必要とする。つまり上記の従来方法は、時間がかかるうえ、総重量が大きくなるため全体としてスタンドにかかる力とモーメントが増大するという結果をもたらす(例えば EP-0476551 A1 参照)。付加重りは事実、変位過程中におけるトルク(回転に対する抵抗モーメント)の増大を生じるだけでなく、スタンド全体の各軸受けにおける摩擦の増大も生じさせ、従ってスタンド全体の慣性を増大せしめ、スタンドの移動性を制限する。そのため、スタンドの移動の均一性も減少する。さらに、スタンドの担持アーム(及びその他全ての負荷担持部品)の寸法ももちろんそれに応じて大きくなり、ひいてはそれらの部品の総重量及びスタンドのコストも著しく増加する。
最新の外科手術の現場において、手術顕微鏡は、光学的品質、明るい照明、コンパクト設計、及び最大のフレキシビリティの各点で規格要件を満たす必要があるだけでなく、さらに追加の手術上の観点も兼ね備えていなければならない。すなわち現在では、例えば、1日当たりの外科手術の回数が増していることも考慮しなければならない。次の手術のために手術顕微鏡をセットアップするのにかかる時間も、重要度が増しつつある。手術室インフラストラクチャーの重要な構成部品として、手術顕微鏡は嵩む準備時間に対して顕著な影響を有している。
従って本発明の第2の目的は、前記第1の目的に基づいて改良された装置をさらに改良して、相対的により迅速且つ単純で、完全な手術顕微鏡の平衡化を、付加重りなしで可能とし、前述した既存技術の欠点を顕著に減少もしくは除去可能な装置を提供することにある。そのため本発明の意図は、手術顕微鏡のあらゆる可能な構成を、手術医が平衡化を行う際できるだけ容易となるようにすることにある。
第1の目的の達成に関して、本発明者は、スライド体駆動部(ドライブ)の電動化が問題解決への部分的な第1ステップとして有用であることを認識しており、平衡化ネジに代えてあるいはそれに加えて、手術医により遠隔動作可能な方法で制御できる電動駆動部を提供してきた。特に、Mitaka(三鷹光器株式会社)製のOHS4及びOHS5型付属品(アクセサリ)がその種の電気駆動可能なスライド体を備えていることから、Y及びZスライド体の電動化は新規ではない。手操作の平衡化ネジを、電動モータに置き換えること自体は自明である。しかしそのような置き換えには、以下のような遠隔制御要素が付随する。すなわち、例えば正逆両方向を有するトグルスイッチなど、Y変位用詳しくは
+Y方向及び -Y方向用の1つの電動モータを作動させるスイッチ、及び例えば正逆両方向を有する別のトグルスイッチなど、Z変位用詳しくは +Z方向及び -Z方向用の1つの電動モータを作動させるスイッチである。これらも、前述した
Mitaka 社製スタンドにおいて実施されている。
既存の平衡化ネジを2つの電動モータ及び各モータ毎に1つのトグルスイッチと置き換える自明あるいは周知の置換では、次のような知的労力が手術医に要求される。すなわち、各a−bまたはc−dの平衡化手順毎に、手術医は正しいトグルスイッチ探して、そのトグルスイッチひいては正しい電動モータを作動させる必要がある。
従来のMC1型スタンドの場合、平衡化ネジがそれぞれのスライド体上に位置しているため上記の手順は比較的論理的に行えるが、電動化した場合、特に各スイッチがハンドル上に配置された場合には、そのような論理性が失われる。しかしながら、ハンドルが各スイッチを配置するのに適した唯一の場所である。従って、どのトグルスイッチがどの変位手順の属しているのかを、手術医は労力を掛けて学ぶ必要があるか、もしくはトグルスイッチに対応したラベル表示を施す必要がある。しかしラベル表示の場合は、手術医がラベルを読み取らなければならない。言い換えれば、手術医は慎重に、注目を手術フィールド及び手術顕微鏡から離す必要がある。この点が、不快及び好ましくないと認識されている。かかる理由から、既存の平衡化ネジの単なる(自明及び周知の)電動化は、次善の策に過ぎない。
上記の現況を認識しつつ、本発明者は別の自明でない方式を達成した。本発明者は、2つの電動モータの動作を、基本の正/逆移動(つまり、+及び -方向を有する1つだけのトグルスイッチ)と、2つの電動モータを区別する指示に分解した。この分解により、操作がより簡単となり、手術医に要求される知的な労力が減少する。1つのスイッチで、垂直及び水平の平衡化方向間における選択が行われる。この選択のため、スイッチは例えば通常と異なる形状となり、トグル形状にする必要はない。例えば、一方のスイッチ位置が水平位置と関連しており、他方のスイッチ位置が垂直位置と関連していることが手術医にとって明らかとなり、一方のスイッチ位置ではY変位モータ、他方のスイッチ位置ではZ変位モータとなることが「認知可能」になるような幾何学的形状である。かかるスイッチは、話される言葉によって識別する音響スイッチであってもよい。別の(トグル)スイッチにより、それぞれ選択されたモータが正または逆方向に駆動される。
電動モータに制御を施すこの自明でない解決方法は、手術医に必要な知的労力を減少させ、従って操作の便宜性と速度を高める。
このように、第1の目的は、本発明の上記の構成によって達成される。
識別スイッチも省略され、手術医を識別スイッチを操作する作業からも解放する場合に、本発明の別の発展形態が提供される。本発明者はその発展形態を、本発明に基づき、2つの平衡(バランス)位置間の切り換えを行う別個のスイッチでなく、特定の平衡位置を自動的に検出し、それに従って対応する電動モータを正/逆スイッチに接続する代わりのスイッチを設けることによって達成した。そのため本発明のこの発展形態によれば、手術医は唯一のスイッチを操作するだけでよい。手術医により任意に選択された平衡位置に基づき、制御はトグルスイッチを介して正しい電動モータへ自動的に施される。
本発明の上記の発展形態の単純な電気的手法での実施は、位置スイッチやリミットスイッチを用いて行える。しかしその場合には、比較的複雑な配線が必要である。さらに、機械的スイッチは機械的摩損を生じるため、この点においても本発明者は更なる改良を行った。
本発明で用いるセンサとしては、幅広い各種の電気センサが使用可能である。しかしながら、本発明の更なる発展形態に基づき本発明者は、操作方法が簡単であり、堅固な構造で、入手もし易い注目すべき特定のセンサを発見した。つまり本発明によれば、スタティック加速センサが用いられる。次のような種類が、好ましく用いられる:つまり、アナログ・デバイスズ社製の ADCL322。
このスイッチは、高分解能で、且つ摩損を生じない方法で選択された位置を示し、従って手術医が選択される平衡位置に関する情報を入力する必要なく、2つの平衡位置間を効果的に識別可能である。
さらに上記の種類のスタティック加速センサを用いることで、配線を最小限に抑えられる。2つの電動モータ用の切り換え電子回路系(エレクトロニクス)と一緒に、スタティック加速センサも一方のスライド体内、ひいては電動モータ内に直接組み込むことができる。
本発明の更なる詳細は、請求の範囲の記載、及び図面のその説明から推察されるであろう。
本発明者は、上記第2の目的を達成するためには、少なくとも光学機器用架台の領域内で、高精度な平衡化の過程の動きを制限することなく、重量を減少しなければならないことを認識してきた。特に本発明は、追加の補償重りを取り除くものである。これに成功すれば、前述した第1の目的を達成する方法との組み合わせで、手術顕微鏡用の理想的な設計が得られる。かかる第2の目的は、周知の平衡化装置のいずれによっても達成あるいは示唆されておらず、特に既存技術に関する周知の文献(DE 10133018 A1を含む)のいずれにもこれまで記載されていない。付加重りの置き換えに加え、本発明の更なる意図は、スタンドの重量削減、コスト削減、およびスムースな動作を優先させることにある。
上記第2の目的は本発明によれば、請求の範囲第6項に記載の追加の特徴を有する平衡化装置によって達成される。本発明の好適な実施形態は、請求の範囲の各従属項に記載されている。
以下本発明を、添付の図面を参照して、象徴的且つ例示的にさらに説明する。尚、図面上明示されていないが、第1の目的を達成するための機能は、以下の図1から図3に組み入れられる。
添付の各図面は次の通りである。
図1は、本発明による平衡化装置を備えた手術顕微鏡用で、手術顕微鏡を備えたスタンドの全体構成の側面図; 図2は、図1に基づく手術顕微鏡を備えたスタンドの一部及び平衡化装置の拡大斜視図; 図3は、図2に基づく手術顕微鏡の、Y方向から見た概略正面図で、1つの接眼レンズ10が単に象徴的に示してある; 図4は、2つの電動モータを有する平衡化装置のクロススライド体の側面図; 図5は、内蔵センサBSを有する回路基板を示す; 図6は、センサBSが組み入れられるように、回路基板22が内蔵された平衡化装置のスライド体S2の一部を示す; 図7は、垂直方向の旋回平衡位置にある、図6に示した一部を示す;及び 図8は、正逆スイッチVRSと電子式切り換えスイッチ23を備えた、本発明による配線配置(レイアウト)を示す。
図1は、手術顕微鏡を備えたスタンドの例示実施例の概略的な全体構造を示す側面図である。スタンドは、スタンドベース1(それ自体は周知)と、垂直方向支持体2と、スタンドを移動するためのグリップ3とを具備する。MC1型スタンドから周知な水平方向支持ユニット4が、垂直方向支持体2の上端に配置されている。この実施形態においては、X変位ユニット6が水平方向支持ユニット4の自由端に配置され、旋回支持体5のX方向の変位、またそれに伴う旋回支持体5の下端に設置されたY及びZ変位ユニット7,8、及びZ変位ユニット8に装着された光学機器用架台9それぞれのX方向の変位を可能としている。スタンドは、床または壁スタンド、もしくは天井設置スタンドとして実施可能である。本実施形態のスタンドは、例示に過ぎないが床スタンドとして図示してある。X変位ユニット6は、既存技術であるDE 10133018 A1から援用して示してある。X変位ユニット6に関する詳細は同出願に記載されており、同出願への参照付けが(参照により本明細書に包含されるものとして)ここに明示される。
X、Y及びZ変位ユニット6−8が協働で、旋回支持体5に付設された平衡化装置Bを構成する。例えば、手動での平衡化変位が、本発明に基づく平衡化装置Bに固有の構成及び配置(図2も参照)により、迅速且つ正確に実施可能である。手術顕微鏡の接眼レンズは10で示してあり、手術顕微鏡の手動変位用ハンドルは11で示してある。
ハンドル11上に(詳細には示してないが)、例えば正逆切り換え指示用のトグルスイッチと、平衡位置を識別するためのスイッチとが配置されている。代替例もしくは特定の実施例では、正逆スイッチ(例えばトグルスイッチ)だけがハンドル11上に配置され、一方平衡位置の識別は、光学機器用架台9の内部あるいは平衡化装置7または8の内部に対応した電子回路系を有する電子センサによって行われる。図示したようなハンドル11の使用は、例示に過ぎない。前述したMC1型スタンドでそれ自体は周知なように、両側方式のハンドルを設け、一方のハンドルを左手用とし、他方のハンドルを右手用とすることも好適に可能である。また、そのようなハンドルに(オートバイのグリップと同様な方法で)、例えば、ブレーキの選択的な解除及び/又は照明系などに対する制御の適用を可能とする電気的なスイッチノブなども通常配置される。本発明(第1の目的)の場合、正逆スイッチ及び/又は識別スイッチはいずれか一方のハンドルあるいは両方のハンドルに配置可能である。
図2は、旋回支持体5及び光学機器用架台9の領域における手術顕微鏡用のスタンド部品の各構造の一部、更に平衡化装置B自体を斜視図で示している。ここで、平衡化装置Bの一部、すなわちX方向の水平変位用であるX変位ユニット6は、(先に引用したDE 10133018 A1の図2に基づく実施形態と同様に)分離されて旋回支持体5の上端に配置されていることが明らかである。
新規の識別及び正逆スイッチイング系(システム)とは別に、前記第2の目的を達成する本発明の要旨は、平衡化装置Bの別の部品、つまりY方向変位用のY変位ユニット7とZ方向変位用のZ変位ユニット8の特定の構成及び配置に存在し、これらのY変位ユニット7とZ変位ユニット8は旋回支持体5の下端で相互に接続され、水平な回転軸Aを中心として回転可能であるが、一旦確立されたどの回転位置にも固定可能なように配置されている。第1の目的を達成する観点からは、Y及びZ変位ユニットがどのように配置されているかについて、本発明に基づく必要はない。Y及びZ変位ユニットは、MC1型スタンドにおける場合と同様に配置してもよい。(第2の目的を達成する方法に関する)本発明によれば、平衡化装置Bを構成し相互に協働作用するY変位ユニット7とZ変位ユニット8はクロススライド体12として実施されるのが好ましい。クロススライド体12の第1スライド体S1(図2の水平方向矢印)がY変位ユニット7の一部として設けられ、クロススライド体12の第2スライド体S2(図2の垂直方向矢印)がZ変位ユニット8の一部として設けられている。
本発明の1つの重要な特徴は、クロススライド体12の第1スライド体S1がY変位ユニット7の一部として、回転軸Aに沿い旋回支持体5と直に隣接して配置され、クロススライド体12の第2スライド体S2がZ変位ユニット8の一部として、Y変位ユニット7の右側(図2参照)に位置し、そこで顕微鏡ホルダー13を担持している点にある。但しこの配置は、第1の目的に基づいてのみ本発明を達成するには必ずしも必要ない。なぜなら、従来の配置(つまり上記と逆の配置;MC1型スタンド参照)においても、MC1型スタンドに基づくスライド体構成上に手動作スイッチまたは電子動作スイッチを有する新規の識別装置を備えていれば、操作の便宜性及びより容易な平衡化の点で、手術医にとって利点が得られるからである。光学機器用架台9は、顕微鏡ホルダー13ひいてはZ変位ユニット8の第2スライド体S2に保持される。かかる構成は、好ましい一例に過ぎない。光学機器用架台9は、スライド体S2に直接接続されてもよいからである。手術顕微鏡そのもののうち図2で見てとれるのは、光学機器用架台9、接眼レンズ10、及びハンドル11である。
クロススライド体12の例示としての詳細が、図2及び図3に示してある。第1スライド体S1は、水平方向案内要素14と、この案内要素14に軸方向にシフト可能つまり変位可能に配置されたインサート(挿入体)15とを含む。第2スライド体S2も同じように、垂直方向案内要素16と、この案内要素16に軸方向に変位可能に配置されたインサート(挿入体)17とを含む。クロススライド体12の2つのスライド体S1とS2が協働作用するように、スライド体S1の水平方向インサート15がスライド体S2の垂直方向案内要素16に接続されている(図2)。本実施形態では、顕微鏡ホルダー13がスライド体S2の垂直方向にシフト可能なインサート17に取り外し可能にまたは固定的に装着されている。顕微鏡ホルダー13の取り外し可能な装着により、顕微鏡ホルダー13または光学機器用架台9をスライド体S2に対し位置決め自在に構成できるため、更なる平衡化能力が得られる。
図2では、平衡化装置Bを構成し相互に協働作用するY変位ユニット7とZ変位ユニット8が、手動による変位と固定のためのノブ18,19をそれぞれ具備する。図2及び図3において、本機構(スタンド)の斜め/垂直方向の軸は20で示してある。旋回支持体5を含む手術顕微鏡9は、それに付設された(不図示の)ブレーキが解除されていれば、軸20を構造体(手術顕微鏡)の平衡化を行う。
本発明の目的上、「旋回支持体」は、スタンドの水平方向支持ユニット4(図1)に対し間接的または直接的に装着され、(基本的には水平な)回転軸Aを介して、光学機器用架台9が保持されている顕微鏡ホルダー13を受け入れる1つの構成要素あるいは構成要素グループとして理解されるべきである。
図3は、図2に示した本発明による構成を概略的に正面図として示している。図3には、垂直(鉛直)方向の作業位置で手術顕微鏡が完全に平衡化された位置(姿勢)が象徴的に示してある。
上記の位置において、(各付属品を含む)光学機器用架台9とY及びZ両変位ユニット7と8の共通重心Gは、軸A上に位置する。この完全に平衡化した系(システム)構成が、新規のスライド配置を有する本発明(第2の目的)による平衡化装置Bを用いて達成されるべき基本目標である。既存技術と比較して新規で独創的な点は特に、旋回支持体と隣接して軸A上にスライド体S1(Y変位)が本発明に基づいて配置され、スライド体S2(Z変位)が顕微鏡ホルダー13上に配置されることである。その結果、以下のような効果が得られる。すなわちスライド体S2の重量自体が、新規な形で、軸Aに対してY方向に平衡化された重りとして作用する。つまり、図1から最も明瞭に見て取れるように、スライド体S2は補償重りとして作用する。この驚くべきほど簡単な作用の結果として(すなわち周知のMC1型スタンドにおけるY及びZ方向用の各スライド体を交換する結果として)、付加重りの使用が不要になる。事実、Zスライド体の重量はほぼ3.5kgの範囲にあり、スライド体そのものが付加重りとほぼ正確に置き換わっている。
本発明が特に独創的なのは、Zスライド体がYスライド体の重量とほぼ対応していることから、補償重りの置き換え物が見い出されただけでなく、同じY−Z変位性を維持しつつ平衡化挙動における大幅な改善(低重量化)が達成されているにもかかわらず、両スライド体S1及びS2を合わせた手術顕微鏡の全体重量が同じに保持されていることにある。この驚くべき効果は、ここ10年以上にわたり、MC1型スタンドにおける追加重りが、実用上の平衡化によって唯一の可能性であると当該技術分野で見なされてきた事実によってより強調される。
手術顕微鏡の使用時、本発明は系(システム)を平衡化させるのに必要な3方向の変位を保証するため、付加ユニットを含む光学機器用架台9がいつでも適切に位置決め及び平衡化可能になると共に、3つの主方向において必要な動きが可能となる。これら3つの主方向X、Y及びZは、(図3に基づき)以下のように理解されるべきである。X方向は、図面の観察者に関してほぼ左右方向であり、Y方向は前後方向であり、Z方向は上下の移動方向である。勿論3次元において考えられるどんな動きや回転の位置決めも、直線的な変位と軸A及び軸20を中心とした光学機器用架台9の360度の回転との組み合わせにより、ハンドル11を用いて手動で行える。
光学機器用架台9の各位置は、患者あるいは手術フィールドを基準にして定められる。特にENT(耳鼻咽喉科)の手順では(少なくとも脳外科手術の場合と比べ)、外科手術中に位置の変化がしばしば必要になる。そのため、平衡化の挙動は、3次元における手術顕微鏡の特定の旋回位置に拘わりなく、最適でなければならない。本発明はこの点を保証している。但しそれと同時に、第1目的の達成は平衡化の挙動を容易にするだけでなく、平衡化の手順も明らかに容易としている。
本発明に基づく平衡化装置B、特に本発明で提供されるクロススライド体12によれば、スライド体S1及びS2を全体としてより小型及び軽量にすることができる。平衡化手順中、光学機器用架台9の垂直Z変位を行うスライド体S2を設置したことで、重量変位機能が顕微鏡ホルダー13に対して直接発生する。ここでスライド体S2によって担持される必要のある重量は、手術顕微鏡つまり光学機器用架台9の重量と、顕微鏡ホルダー13の重量だけである。水平方向のY変位を与えるスライド体S1のインサート15は、スライド体S2の案内要素16に固定接続されており、また光学機器用架台9を(必要なら取り外し可能に)受け入れる顕微鏡ホルダー13がスライド体S2の(Z方向に変位可能な)インサート17に装着されているため、インサート15も重量シフトに関与して作用する。
本発明による平衡化装置Bにおいては、ここで提案されるクロススライド体12の構造と配置が次のような利点をもたらす。すなわち、完全な平衡化後、顕微鏡の構成及び付加ユニットの有無、さらにはその特定の旋回位置にも拘わりなく、手術顕微鏡の重心Gが回転軸A及び回転軸20上に常に位置するように、手術顕微鏡を精確に調整あるいは平衡化可能である。従って本システム(系)によれば、旋回移動をルーチン作業として、先に引用した既存技術の場合と比べ、(付加重りを操作することなく)より簡単に、(全重量の減少ひいては摩擦力及び抵抗モーメントの減少の結果)より容易に、しかもより高い作業品質で行うことができる。
これまでの経験に基づけば、本発明は、平衡化状態においてスムースに移動且つ平衡化可能であり、場合によっては片手でも移動可能な改良型手術顕微鏡を提供する。しかしそれと同時に、本発明の手術顕微鏡は、付加ユニットを手術顕微鏡に設置したりあるいは取り外した際直ちに、正確、迅速、且つ高い信頼度で、電気的バランス調整系により調整することもできる。従って、手術顕微鏡を利用するのに必要な準備段階を著しく短縮可能である。必要なら、手順の最中であっても、再取り付け及び再平衡化を迅速に行える。掛け布ももはや調整手順を妨害することがなく、平衡化の途中であっても、手術医は手術顕微鏡と手術フィールドに集中できる。
本発明のマルチスライド体式実施形態として、先に引用したDE 10133018 A1の図3の構成と同様に、平衡化装置BのY及びZ変位ユニット7、8と組み合わせて、X変位ユニット6も旋回支持体5の下端に配置することも考えられる。但しその場合にも、周知の構成と比べ本発明の決定的に重要な特徴は、少なくともZ変位ユニット(S2)及び/又はX変位ユニットが軸Aに中心に顕微鏡ホルダー13に対し補償重りとして機能することにある。そうすることで、本発明に基づくよりコンパクトな設計が、付加重りなしで達成可能となる。適用可能であれば、第2のZスライド体S2の垂直変位可能なインサート17と光学機器用架台9を一体状に実施することもできる。第1のYスライド体S1の水平変位可能なインサート15も、第2のZスライド体S2の垂直方向案内要素16と共に単一体から製造し得る。このようにすれば、設計が一層統合される。
本発明を象徴的に表した図面では、スライド体S1とS2の操作のために回転ノブ18と19がそれぞれ示してある。第1の目的を達成する観点から、これらの回転ノブに代え、電気駆動部を設けることもできる。尚電気駆動部は、既に設けてある回転ノブ18、19(平衡化ネジ)に加えて設けることも可能である。
図4−8はさらに、第1の目的を達成するための構成に係わる。図4は、2つの電動モータM1とM2を備えたクロススライド体(S1とS2)を示す側面図である。一体化設計のため、各モータM1とM2はそれぞれのスライド体S1とS2の内部に配置されている。モータの力は逆転ギアボックス21により、スライド体S1とS2の各変位スピンドルに穏やかに加えられる。またスライド体S2には(図面では見えないが)、モータM1とM2及びセンサBS用に必要な電子回路系を有する回路基板22が設置されている。
図5は、センサBSが内蔵あるいは表面に装着された回路基板を示す。センサBSは、回路基板の湾曲された保持板上に位置する。この保持板は図6に見られるように、スライド体S2の保持プレートつまりインサート17内に一体化されている。図6は、センサBSが組み入れられると共に、幾何学的観点からスライド体S2に有効に付設されるように取り付けられた回路基板22を含むスライド体S2の一部を示す。この実施形態によれば、センサが機械的負荷から良好に保護される。
図7は、垂直方向の旋回位置にある、図6に示したのと同じ一部を示す。すなわち図7は、スタティック加速センサが2つの位置(水平及び垂直方向)を容易に識別でき、従ってそれぞれに対応するモータM1とM2に制御を施せることを示している。操作者(手術医)は、変位の動き(平衡化の動き)の方向と持続時間を指示するだけでよく、そのためには1つの正逆スイッチVRSで充分である。
図8は、正逆スイッチVRSと、モータM1とM2に対し識別された制御を行電子式切り換えスイッチ23とを備えた、本発明による配線配置(レイアウト)を示す。
本発明は勿論、ここに図示し説明した例示の実施形態に限定されない。本明細書の開示を基に、請求の範囲に記載の保護範囲内において、更なる実施形態及び組み合わせが考えられる。例えば、停電の場合でも平衡化を行えるように、手動操作可能な回転式平衡化ノブを逆転ギアボックスのギアの一方に設けてもよい。
下記の部品リスト(符号の説明)も、各請求の範囲の記載と同じく、本開示の一部を構成する。
尚、当業者や手術医が使用している専門用語では、Y−Zスライド体がA−Bスライド体としばしば称されている。また、Xスライド体がCスライド体としばしば称されている。
また、本出願と同日に提出された特許出願 L227DEP2972とL228DEP2973に対しても参照付けがなされ、それらの開示内容は、特に技術的な教示の組み合わせについてここに開示されたものと見なされる。
1 スタンドベース
2 垂直方向支持体
3 グリップ
4 水平方向支持ユニット
5 旋回支持体
6 X変位ユニット
7 Y変位ユニット
8 Z変位ユニット
9 光学機器用架台
10 接眼レンズ
11 ハンドル
12 クロススライド体
13 顕微鏡ホルダー
14 案内要素
15 インサート
16 案内要素
17 インサート
18 ノブ
19 ノブ
20 垂直または傾斜軸
21 逆転ギアボックス
22 モータM1とM2用電気回路系の回路基板
23 2つのモータM1とM2用の電子式切り換えスイッチ
A 回転軸(A軸)
B 平衡化装置
BS 識別センサ
DS 識別スイッチ
G 共通重心
M1 モータ
M2 モータ
VRS 正逆スイッチ
X X方向
Y Y方向
Z Z方向

Claims (13)

  1. 旋回支持体(5)を介してスタンドに保持される手術顕微鏡用の平衡化装置で、平衡化装置は旋回支持体(5)の自由端に配置され、該当する場合には顕微鏡ホルダー(13)及び/又は付加ユニットを含む、手術顕微鏡の光学機器用架台(9)をY及びZ方向に平衡化させる役割を果たし、平衡化装置はさらにY方向変位用のスライド体(S1)及びZ方向変位用のスライド体(S2)を有する変位ユニット(7、8)を備えており、平衡化装置(B)のY及びZ変位ユニット(7、8)のスライド体(S1、S2)は電動方式で駆動可能であり、第1スライド体(S1)が第1モータ(M1)によって遠隔制御可能な方式で駆動され、Z変位ユニット(8)の一部としての第2スライド体(S1)が第2モータ(M2)によって駆動されるものにおいて、
    操作者が第1モータ(M1)と第2モータ(M2)とを切り換え可能であると共に、それぞれ選択されたモータ(M1またはM2)により、第1スライド体(S1)または第2スライド体(S2)に正方向及び逆方向の制御を与えられるように、正逆スイッチ(VRS)と識別スイッチ(DS)が設けられている平衡化装置。
  2. 前記識別スイッチ(DS)は、手術顕微鏡の平衡位置を判定すると共に2つのモータ(M1とM2)間の識別切り換えを行うための少なくとも1つのセンサ(BS)に置き換えられている請求の範囲第1項に記載の平衡化装置。
  3. 前記センサは、Y及びZ方向の平衡位置を判定するそれぞれの(リミット)スイッチによって構成されている請求の範囲第2項に記載の平衡化装置。
  4. 前記センサ(BS)は、電子的な位置センサあるいは角度センサ、特にスタティック加速センサとし実施されている請求の範囲第2項に記載の平衡化装置。
  5. 前記センサは、その電子回路系と共に、光学機器用架台(9)あるいはスライド体(S1、S2)の一方内に組み込まれている前記請求の範囲のいずれか1項に記載の平衡化装置。
  6. 旋回支持体(5)を介してスタンドに保持され、光学機器用架台(9)と、該当する場合には顕微鏡ホルダー及び/又は付加ユニットと、Y及びZ方向に変位可能で、Y方向変位用のスライド体(S1)及びZ方向変位用のスライド体(S2)を有する変位ユニット(7、8)とを備えた手術顕微鏡用平衡化装置(B)において、
    Y及びZ変位ユニット(7、8)の両スライド体(S1、S2)はクロススライド体(12)に一体化されて構成され、クロススライド体(12)の第1スライド体(S1)はY変位ユニット(7)の一部として、回転軸(A)を横切り旋回支持体(5)に隣接して配置され、第2スライド体(S2)はZ変位ユニット(8)の一部として、第1スライド体と光学機器用架台(9)の間に配置され、第2スライド体(S2)の重量が回転軸(A)を中心とした補償重りとして作用する平衡化装置。
  7. 光学機器用架台(9)はZ変位ユニット(8)のスライド体(S2)に変位可能あるいはシフト可能に接続されている請求の範囲第6項に記載の平衡化装置。
  8. クロススライド体(12)の第1スライド体(S1)は案内要素(14)と、案内要素(14)内で軸方向に変位可能であると共に、第2スライド体(S2)の案内要素(16)に固着されるインサート(15)とを有し、第2スライド体(S2)のインサート(17)は案内要素(16)内で軸方向に変位可能に配置され、且つ第2スライド体(S2)のインサート(17)は光学機器用架台(9)に接続されている前記請求の範囲のいずれか1項に記載の平衡化装置。
  9. 光学機器用架台(9)は、Z変位ユニット(8)の軸方向に変位可能なスライド体(S2)と共に、顕微鏡ホルダー(13)によって保持され、顕微鏡ホルダー(13)は、該当する場合一体状に、モータ(M1、M2)用の電子回路系及び/又はセンサ(BS)を担持している前記請求の範囲のいずれか1項に記載の平衡化装置。
  10. クロススライド体(12)の第2スライド体(S2)のインサート(17)と光学機器用架台(9)は一体状に構成されている前記請求の範囲のいずれか1項に記載の平衡化装置。
  11. クロススライド体(12)において、第1スライド体(S1)の水平方向インサート(15)が第2スライド体(S2)の垂直方向案内要素(16)と一体状に構成されている前記請求の範囲のいずれか1項に記載の平衡化装置。
  12. 前記旋回支持体は、軸(A)と反対の側に、手術顕微鏡を含む旋回支持体(5)を斜め垂直軸(20)を中心として平衡化可能とするX変位ユニット(6)を具備しているか、もしくはX変位ユニットが顕微鏡ホルダー(13)に付設されている前記請求の範囲のいずれか1項に記載の平衡化装置。
  13. 平衡化手順中の回転軸(A)を中心とした手術顕微鏡の旋回位置を確認するためにスタティック加速センサ(BS)を用いること。
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