JP2009201253A - ディジタル保護・制御装置の監視方式 - Google Patents
ディジタル保護・制御装置の監視方式 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009201253A JP2009201253A JP2008040262A JP2008040262A JP2009201253A JP 2009201253 A JP2009201253 A JP 2009201253A JP 2008040262 A JP2008040262 A JP 2008040262A JP 2008040262 A JP2008040262 A JP 2008040262A JP 2009201253 A JP2009201253 A JP 2009201253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monitoring
- signal
- data
- digital
- analog
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】アナログ・ディジタル変換のタイミング信号に同期した監視信号を発生する第1の手段と、監視用信号のみをアナログフィルタに入力した時のディジタルデータを記憶する第2の手段と、監視用信号と一定の位相関係にある基準信号をアナログフィルタを介すことなくアナログ・ディジタル変換する第3の手段と、第2の手段で記憶した複数のディジタルデータから第3の手段で得たディジタルデータの位相と同一位相の記憶データを選択する第4の手段と、系統電気量に監視用信号が重畳しているときのディジタルデータから第4の手段の出力を減算して監視用データを出力する第5の手段と、監視信号の大きさが所定の許容誤差以内か否かを検出して、アナログフィルタの故障の有無を判定する第6の手段と、を備える。
【選択図】図2
Description
このため、アナログ入力回路は従来から種々の方法によって自動監視による精度チェックを行なうようにしている。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るディジタル保護・制御装置をアナログ入力回路に注目して描いた構成図、図2は、本実施形態のディジタル保護・制御装置による監視用兼リレー演算用信号出力手段を示すブロック図、図3は、監視用・リレー演算用共通信号出力手段30を説明するための波形図、図4は、本実施形態のディジタル保護・制御装置によるアナログフィルタ監視手段を示すブロック図である。
まず図1において、ディジタル保護・制御装置のアナログ入力回路の構成について説明する。100はディジタル保護・制御装置である。このディジタル保護・制御装置100において、系統電気量である系統電圧vおよび系統電流iLは、それぞれ電圧変成器PDおよび変流器CTを介して入力変換器1に導入されて電子回路で扱えるレベルに変換され、その後アナログ入力回路20に入力される。アナログ入力回路20では、入力した系統電圧vおよび系統電流iLから高周波成分を除去するためにアナログフィルタ2−1および2−2にそれぞれ入力される。なお、これらのアナログフィルタ2−1および2−2には後述する監視用信号iTも入力される。すなわち、アナログフィルタ2−1および2−2にはそれぞれ系統電流iL、系統電圧vと監視用信号iTとが重畳して入力されるようになっている。
図2のソフトウェア処理は、図1に示したRAM6、ROM7およびCPU8を使用して実現されるもので、入力データ(iL+iT)12および基準信号データ14は、ともに図1のA/D変換器5から出力されたデータである。このうち、入力データ(iL+iT)12は、アナログフィルタ2(2−1、2−2を区別して表記する必要のない場合は、2と表記する)に重畳入力された系統電流iLと監視用信号iTとをディジタル変換した後のデータであり、記憶回路13および減算器18に導入される。
図3の例では、系統電流iLに対して監視用信号iTを4倍調波とし、監視用信号iTの零クロス点で基準信号14が発生する様子を示す。
そして、監視用・リレー演算用共通信号出力手段30から出力された監視用兼リレー演算用信号19は、図4のアナログフィルタ監視手段に入力されて監視される。
アナログフィルタ監視手段40は、図3の減算器18から出力された監視用兼リレー演算用信号19を入力して、監視信号抽出処理を演算するディジタルフィルタ処理手段41と、このディジタルフィルタ処理手段41から出力された監視信号を入力してその振幅値を演算する振幅値演算処理手段42と、この振幅値演算処理手段32から出力された監視信号の振幅値を入力し、この振幅値が予め設定してある監視用信号の理論値(設定値)と比較し、相対誤差が許容誤差範囲(K)内であるか否かを検出する比較処理手段43とから構成されている。
ym=xm+xm−3+xm−6+xm−9 … (1)
ここで、xm−n は基本波の電気角30°毎のサンプリングデータを表し、n はnサンプリング前の過去のデータを意味する。
なお、ディジタルフィルタ処理手段は、上記の非巡回形以外の構成であってもよい。
本発明によれば、図1の監視用信号発生回路9から重畳され図2の入力データ(iL+iT)12に含まれる監視用信号iTは記憶回路13に時系列記憶データとして記憶され、減算器18で入力データ(iL+iT)12から減算されるので、アナログフィルタ2−1または2−2に故障が無い場合は、監視用兼リレー演算用信号19は電気量データ(iL)となり、図4の振幅値演算処理手段42で算出した監視用信号の振幅値はほぼ零となる。
以上述べたように、従来の監視方式であれば監視用データおよびリレー演算用データの2種類データを監視する必要があったが、本実施形態によれば監視用データとリレー演算用データを共用することで、1種類のデータの監視でアナログフィルタの故障を検出可能である。また、本実施形態によれば、他のチャンネルとの比較をする必要がなく、簡単な処理で不良チャンネルを特定することが可能であり、データを算出する処理負担とメモリの消費を軽減することが可能である。
次に、図5および図6を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るディジタル保護・制御装置をアナログ入力回路に注目して描いた構成図、図6は、本発明のディジタル保護・制御装置による監視用兼リレー演算用信号出力手段を示すブロック図である。
図6のソフトウェア処理は、図5に示したRAM6、ROM7およびCPU8を使用して実現される。本実施形態の監視用・リレー演算用共通信号出力手段30Aは、第1の実施形態に比べ、記憶回路13および記憶データ選択回路17に与えるタイミング信号の作り方が異なっている。すなわち、図6では記憶指令16が成立時、入力指令51のタイミングを起点に、記憶回路13で系統電気量iLが零の状態での監視用信号成分のみの入力データを時系列記憶するよう構成する。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態における図4相当のアナログフィルタ監視手段が必要であるが、この手段は同一であるため本実施形態では図を省略する。
次に、図7ないし図9を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は本発明の第3の実施形態に係るディジタル保護・制御装置をアナログ入力回路に注目して描いた構成図、図8は本発明のディジタル保護・制御装置による監視用兼リレー演算用信号出力手段を示すブロック図、図9はタイミング制御の方法を説明するための波形図である。
A/D変換器5は、基本波(系統周波数)の1サイクルを変換タイミング信号発生器10から出力されるタイミング信号に対応するサンプリング信号で96サンプリングするので、4倍調波である監視用信号の1サイクルは24回サンプリングされる。
本実施形態によれば、第1の実施形態や第2の実施形態に比べて構成およびソフトウェア処理がシンプルなアナログ回路の監視方式を実現することができる。
Claims (5)
- 電力系統から取り込んだ系統電気量をアナログフィルタに導入してディジタルデータに変換すると共に、前記アナログフィルタに所定周波数で所定の大きさの監視用信号を系統電気量に重畳して入力するよう構成したアナログ入力回路の出力信号を用いて当該アナログ入力回路の監視を行うようにしたディジタル保護・制御装置の監視方式において、
アナログ・ディジタル変換のタイミング信号に同期した監視信号を発生する監視用信号発生手段と、
前記監視用信号のみを前記アナログフィルタに入力した時のアナログ・ディジタル変換後の所定期間のディジタルデータを記憶する記憶手段と、
前記監視用信号と一定の位相関係にある基準信号をアナログフィルタを介さずにアナログ・ディジタル変換する基準信号ディジタルデータ取得手段と、
前記記憶回路で記憶した複数のディジタルデータから前記基準信号ディジタルデータ取得手段で得たディジタルデータの位相と同一位相の記憶データを選択する記憶データ選択手段と、
前記系統電気量に監視用信号が重畳しているときのディジタルデータから前記記憶データ選択手段の出力を減算して監視用および保護演算用のデータを得る減算手段と、
前記監視用および保護演算用のデータから監視信号を抽出し、その抽出された監視信号の大きさが所定の許容誤差以内か否かを検出して、アナログフィルタの故障の有無を判定するアナログフィルタ監視手段と、
を備えることを特徴とするディジタル保護・制御装置の監視方式。 - 電力系統から取り込んだ系統電気量をアナログフィルタに導入してディジタルデータに変換すると共に、前記アナログフィルタに所定周波数で所定の大きさの監視用信号を系統電気量に重畳して入力するよう構成したアナログ入力回路の出力信号を用いて当該アナログ入力回路の監視を行うようにしたディジタル保護・制御装置の監視方式において、
アナログ・ディジタル変換のタイミング信号に同期した監視信号を発生する監視用信号発生手段と、
前記監視用信号のみを、入力指令によって所定の位相で所定の期間前記アナログフィルタに入力する印加制御手段と、
前記監視用信号のみを前記アナログフィルタに入力した時のアナログ・ディジタル変換後のディジタルデータを、入力指令から所定の期間記憶する記憶手段と、
前記入力指令がある時、前記記憶手段で記憶した複数のディジタルデータから、入力指令のタイミングに同期して記憶データを選択する記憶データ選択手段と、
前記系統電気量に監視用信号が重畳しているときのディジタルデータから前記記憶データ選択手段の出力を減算して監視用および保護演算用のデータを得る減算手段と、
前記監視用および保護演算用のデータから監視信号を抽出し、その抽出された監視信号の大きさが所定の許容誤差以内か否かを検出して、アナログフィルタの故障の有無を判定するアナログフィルタ監視手段と、
を備えることを特徴とするディジタル保護・制御装置の監視方式。 - 電力系統から取り込んだ系統電気量をアナログフィルタに導入してディジタルデータに変換すると共に、前記アナログフィルタに所定周波数で所定の大きさの監視用信号を系統電気量に重畳して入力するよう構成したアナログ入力回路の出力信号を用いて当該アナログ入力回路の監視を行うようにしたディジタル保護・制御装置の監視方式において、
アナログ・ディジタル変換のタイミング信号に同期した監視信号を発生する監視用信号発生手段と、
前記監視用信号を、前記アナログ・ディジタル変換のタイミング信号に対応したサンプリング信号でサンプリングする際、前記監視用信号の1周期にわたって振られたサンプリング信号のサンプリング番号を順次カウントするサンプリング番号カウント手段と、
前記サンプリング番号カウント手段が予め定めたサンプリング番号の時に前記監視用信号を前記系統電気量に重畳開始させる印加制御手段と、
前記監視用信号の重畳開始後サンプリング番号に対応する前記監視用信号のディジタルデータを所定期間記憶する記憶手段と、
前記サンプリング番号カウント手段から出力されたサンプリング番号を受けて前記記憶回手段の記憶データを選択する記憶データ選択手段と、
前記系統電気量に監視用信号が重畳しているときのディジタルデータから前記記憶データ選択手段の出力を減算して監視用および保護演算用のデータを出力する減算手段と、
前記監視用および保護演算用のデータから監視信号を抽出し、その抽出された監視信号の大きさが所定の許容誤差以内か否かを検出して、アナログフィルタの故障の有無を判定するアナログフィルタ監視手段と、
を備えることを特徴とするディジタル保護・制御装置の監視方式 - 前記アナログフィルタ監視手段は、前記監視用および保護演算用のデータから監視信号を抽出するディジタルフィルタ処理手段を有することを特徴とする請求項1、2または3のいずれか1項に記載のディジタル保護・制御装置の監視方式。
- 前記アナログフィルタ監視手段は、前記抽出された監視信号の振幅値を求める振幅値算出処理手段を有することを特徴とする請求項1、2または3のいずれか1項に記載のディジタル保護・制御装置の監視方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008040262A JP5106172B2 (ja) | 2008-02-21 | 2008-02-21 | ディジタル保護・制御装置の監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008040262A JP5106172B2 (ja) | 2008-02-21 | 2008-02-21 | ディジタル保護・制御装置の監視方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009201253A true JP2009201253A (ja) | 2009-09-03 |
JP5106172B2 JP5106172B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=41144169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008040262A Active JP5106172B2 (ja) | 2008-02-21 | 2008-02-21 | ディジタル保護・制御装置の監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5106172B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6356118A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-10 | 三菱電機株式会社 | デジタル保護継電器の監視方法 |
JPH06261440A (ja) * | 1993-03-03 | 1994-09-16 | Toshiba Corp | ディジタル保護継電器の自動監視方式 |
JPH0823624A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Toshiba Corp | ディジタル保護継電器 |
JP2003037928A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | ディジタル保護制御装置 |
JP2004289975A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-14 | Meidensha Corp | 保護継電装置の高調波監視装置 |
-
2008
- 2008-02-21 JP JP2008040262A patent/JP5106172B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6356118A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-10 | 三菱電機株式会社 | デジタル保護継電器の監視方法 |
JPH06261440A (ja) * | 1993-03-03 | 1994-09-16 | Toshiba Corp | ディジタル保護継電器の自動監視方式 |
JPH0823624A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Toshiba Corp | ディジタル保護継電器 |
JP2003037928A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | ディジタル保護制御装置 |
JP2004289975A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-14 | Meidensha Corp | 保護継電装置の高調波監視装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5106172B2 (ja) | 2012-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6105236B2 (ja) | マージングユニット | |
KR101617117B1 (ko) | 보호 계전 장치의 동작 시험 시스템 | |
KR101064454B1 (ko) | 계측기 데이터의 유효성 검사장치 및 방법 | |
JP2017093069A (ja) | 地絡検出装置 | |
JP5380318B2 (ja) | ディジタル保護制御装置およびその異常検出方法 | |
JP5106172B2 (ja) | ディジタル保護・制御装置の監視方式 | |
JP2773377B2 (ja) | アナログ入力回路の連続監視回路 | |
KR101593638B1 (ko) | 전철 전력 설비 고장예측 장치 및 방법 | |
JP3495726B2 (ja) | 入力回路監視型トランスデューサ | |
JP2007020373A (ja) | 地絡検出方法及び装置 | |
JP6404626B2 (ja) | 電気量計器 | |
WO2014207832A1 (ja) | 絶縁監視装置 | |
JP3975322B2 (ja) | ディジタル保護制御装置 | |
JP6265870B2 (ja) | デジタル保護リレー装置 | |
JP5518274B1 (ja) | 保護リレー装置 | |
JP2009095158A (ja) | デジタル形保護継電装置 | |
JP5596615B2 (ja) | ディジタル形保護リレー装置 | |
JPH0379933B2 (ja) | ||
JPH0398418A (ja) | ディジタル保護継電器の監視装置 | |
JP2022034824A (ja) | ディジタル保護制御装置及びディジタル保護制御装置の監視方法 | |
JP2019152471A (ja) | 計測装置および保護・制御装置 | |
JPH0823624A (ja) | ディジタル保護継電器 | |
JPH0715859A (ja) | ディジタル保護継電器の点検方式 | |
JPH1094157A (ja) | ディジタル保護継電器 | |
JPS596569B2 (ja) | 保護リレ−の自動点検方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5106172 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |