JP2009201206A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転前に直流電源側の電気抵抗診断が可能であり、更には、電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止することができるインバータ装置の提供を目的とする。
【解決手段】直流電源に接続されるインバータ回路と、直流電源からの直流電圧を検出する電圧検出器と、モータの運転前においてインバータ回路からモータへ直流電流を出力させて磁石回転子の位置決めを行い、モータの運転時においてはインバータ回路からモータへ交流電流を出力させる制御回路とを備え、磁石回転子の位置決め時、電圧検出器により検出される直流電圧値に基づき直流電源側の電気抵抗を診断する。
【選択図】図6

Description

本発明は、運転前において直流電源側の電気抵抗を診断できるインバータ装置に関するものである。
従来実施されているインバータ装置の回路、作動について以下説明する。図10に従来のインバータ装置120とその周辺の電気回路図を示す。運転前に、センサレスDCブラシレスモータ11(以降モータと称す)を構成する磁石回転子5の位置決めが行われる。位置決めは、インバータ装置120からモータ11を構成する固定子巻線4へ直流電流を出力することで行われる(例えば、特許文献1参照)。図11(A)は、4極の場合において、固定子巻線4のU相とV相をS極に、W相をN極にして、磁石回転子5を位置決めする場合を示している。固定子巻線4のS極には磁石回転子5のN極が、固定子巻線4のN極には磁石回転子5のS極が、それぞれ対向して停止することにより、位置決めされる。このとき、インバータ装置120の制御回路107は、図11(B)に示す如く、固定子巻線4のW相からU相及びV相へ電流が流れるように、スイッチング素子2を制御する。また、制御回路107は、電流センサ106により、モータの相電流を検出する。
運転時においては、制御回路107が、インバータ回路を構成するスイッチング素子2(IGBT、FET,トランジスタ等が用いられる)を制御することにより、バッテリー1からの直流電圧がPWM変調でスイッチングされ、正弦波状の交流電流がモータ11を構成する固定子巻線4へ出力される。これにより、モータ11が駆動される。ダイオード3は、固定子巻線4に流れる電流の循環ルートとなる。電流センサ106の検出電流値は、制御回路107へ送られ、消費電力算出、スイッチング素子2保護などに用いられ、更には、磁石回転子5の位置推定に用いられる。
特開平11−356088号公報(第7頁、第6図)
上記のように、従来のインバータ装置においては、磁石回転子の位置決め後すぐに運転を開始している。そのため、直流電源の内部抵抗が大きい場合、直流電源側の配線抵抗が大きい場合などにおいて、大きな電流が流れるモータ起動時などには、当該抵抗により電力損失が大きくなる。従って、直流電源側の電気抵抗を運転前に診断し適切な処置を講じることが望ましい。また、運転する場合においては、電力損失が大きくならないように対処することが望ましい。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、運転前に直流電源側の電気抵抗診断が可能であり、更には、電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止するインバータ装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のインバータ装置は、直流電源のプラス側に接続される上アームスイッチング素子とマイナス側に接続される下アームスイッチング素子とを備えたインバータ回路と、直流電源からの直流電圧を検出する電圧検出器と、運転前においてインバータ回路からモータへ直流電流を出力させてモータの磁石回転子の位置決めを行い、運転時においてはインバータ回路からモータへ交流電流を出力させる制御回路とを備え、制御回路は、磁石回転子の位置決め時、電圧検出器により検出される直流電圧値に基づき直流電源側の電気抵抗を診断する。
直流電源側には、直流電源の内部抵抗、配線抵抗など電気抵抗が存在する。このため、電流が流れると電圧が低下する。そして、直流電源は性能が低下などにより内部抵抗が大きくなる。また、配線不良などにより配線抵抗は大きくなる。これにより、電流が流れることによる電圧低下が大きくなる。磁石回転子の位置決め時には、直流電流が流される。従って、磁石回転子の位置決め時に、電圧低下の大きさを調べることで、直流電源側の電気抵抗の大小を診断することができる。そして、この運転前の直流電源側の電気抵抗診断は、検査装置の準備などをすることなく実現することができる。また、起動運転前に常に行う磁石回転子の位置決めソフトを応用するのみであるため、当該機能追加はソフト面でも負担が小さい。
本発明のインバータ装置は、運転前に直流電源側の電気抵抗診断が可能であり、更には、電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止することができる。
第1の発明のインバータ装置は、直流電源のプラス側に接続される上アームスイッチング素子とマイナス側に接続される下アームスイッチング素子とを備えたインバータ回路と、直流電源からの直流電圧を検出する電圧検出器と、運転前においてインバータ回路からモータへ直流電流を出力させてモータの磁石回転子の位置決めを行い、運転時においてはインバータ回路からモータへ交流電流を出力させる制御回路とを備え、制御回路は、磁石回転子の位置決め時、電圧検出器により検出される直流電圧値に基づき直流電源側の電気抵抗を診断するものである。
これにより、運転前に直流電源側の電気抵抗の大小を診断することができる。そして、この運転前の直流電源側の電気抵抗診断は、検査装置の準備などをすることなく実現することができる。
第2の発明は、第1の発明のインバータ装置において、直流電源側の電気抵抗診断は直流電源側の温度を考慮して診断するものである。温度が低いと直流電源の内部抵抗は大きい。そのため、温度を考慮することで、直流電源側の電気抵抗診断を正確に行うことができる。
第3の発明は、は第2の発明のインバータ装置において、直流電源側の温度は、磁石回転子の位置決め時において、モータの固定子巻線の抵抗値を算出し当該抵抗値に基づいて算出される温度で代用されるものである。そのため、特段の温度センサなどを設置する必要がない。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のインバータ装置において、電気抵抗が大きいと診断された場合には、運転始動時の立上りを緩やかにするものである。これにより、大きな電流が流れるモータ起動時においても、直流電源側の電気抵抗による電力損失を抑制することができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のインバータ装置において、電気抵抗が大きいと診断された場合には、運転時の最大出力を制限するものである。これにより、大きな電流が流れることを防止し、直流電源側の電気抵抗による電力損失を抑制することができる。
第6の発明は、第1乃至第5の発明のインバータ装置において、電動圧縮機のモータを駆動するものである。電動圧縮機においては、空調立上り時の電流が大きく、定常時の電流も大きいので、直流電源側の電気抵抗を診断し電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止する本インバータ装置は有用である。
第7の発明は、第1乃至第6の発明のインバータ装置において、車両に搭載されるものである。車両に搭載される直流電源、配線などは振動など環境が厳しい。そのため、直流電源側の電気抵抗を診断し電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止する本インバータ装置は有用である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るインバータ装置20とその周辺の電気回路である。運転前における磁石回転子5の位置決め通電について以下説明する。図2(A)は、4極の場合において、固定子巻線4のU相とV相をS極に、W相をN極にして、磁石回転子5を位置決めする場合を示している。固定子巻線4のS極には磁石回転子5のN極が、固定子巻線4のN極には磁石回転子5のS極が、それぞれ対向して停止することにより、位置決めされる。このとき、インバータ装置20の制御回路7は、図2(B)に示す如く、固定子巻線4のW相からU相及びV相へ電流が流れるように、スイッチング素子2を制御する。また、制御回路7は、シャント抵抗6からの電圧により、モータの相電流を検出する。
図3に、上記スイッチングに関し、位置決めにおける上アームスイッチング素子のキャリア周期内でのON期間例を示す。細線はU相、中線はV相、太線はW相である。所定の一定電流が流れるように、通電期間を設定している。例として、バッテリー1の直流電圧をDC300V、図4に示す固定子巻線4の各相の抵抗値Rを1Ω、キャリア周波数10kHz(キャリア周期100μS)とする。ここで、位置決めにおけるW相の相電流値を20Aとするためには、固定子巻線4の等価抵抗値が1.5Ωとなるので、DC30V相当を印加する必要がある。DC30Vは、DC300Vの10%である。従って、通電期間のDuty即ちΔtと表示した前半と後半の期間合計を10%(10μS)にすればよい。おおよそ100mS(キャリア周期1000回)実行される。図5に、W相の相電流の時間経過を示す。電流が上昇し上記所定の一定直流電流が流れることにより、磁石回転子5が位置決めされる。
運転時について以下説明する。制御回路7は、モータ11を構成する磁石回転子5による固定子巻線4の誘起電圧を演算し、磁石回転子5の位置推定を行う。そして、この位置推定、回転数指令信号(図示せず)等に基づき、インバータ回路10を構成するスイッチング素子2を制御し、バッテリー1からの直流電圧をPWM変調でスイッチングすることにより、正弦波状の交流電流をモータ11の固定子巻線4へ出力する。制御回路7は、上アームスイッチング素子U、V、W、下アームスイッチング素子X、Y、Zと、ドライブ回路などを介して接続線18により接続されており、各スイッチング素子を制御している。スイッチング素子2がIGBT、パワーMOSFETの場合はゲート電圧を、パワートランジスタの場合はベース電流を制御する。また、各スイッチング素子U、V、W、X、Y、Zに対応するダイオード3を、3U、3V、3W、3X、3Y、3Zと定義する。
次に、位置決め時における直流電源側の電気抵抗診断について以下説明する。図6は、インバータ装置20の当該作動例を示すフローチャートである。ステップ10において、上述の位置決めを行う。この時、図3にΔtと表示した前半と後半の期間において、位置決め電流(上記実施例では20A)がバッテリー1の直流電源ラインに流れる。この電流は、シャント抵抗6からの電圧により検出される。また、この電流は、バッテリー1(直流電源)側の電気抵抗25を流れるため、バッテリー1からの直流電圧が低下する。この電圧低下はバッテリー電圧検出器8により検出される。この電圧検出器8は、抵抗によるバッテリー電圧の分圧により簡単に構成できる。また、バッテリー1の直流電圧が変動しても電圧を正確に出力するために設けられているバッテリー電圧検出器でも良い。
ステップ20において、この電圧低下から電気抵抗25を算出する。位置決め電流が20A、電圧低下が20Vならば1Ωとなる。位置決め電流は、シャント抵抗6により検出される値を用いても良い。ここで、電気抵抗の良否判定を1Ωとすると、0.5Ωならば(Y)、ステップ60に移り通常運転を行う。電気抵抗が1.5Ωならば(N)、ステップ30に移り、電気抵抗が大きいことをコントローラ(図示せず)などへ情報送信する。これによりユーザなどが認識できるようにする。そして、ステップ40に移り、運転始動時の立上りを緩やかにする。これにより、大きな電流が流れるモータ11の起動時においても、バッテリー1側の電気抵抗による電力損失を抑制することができる。また、ステップ50に移り、運転時の最大出力を制限する。これにより、大きな電流が流れることを防止し、バッテリー1側の電気抵抗による電力損失を抑制することができる。ステップ40、ステップ50は一方だけでも良い。
これらにより、検査装置の準備などをすることなく、運転前にバッテリー1側の電気抵抗診断が可能であり、更には、電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止することができる。そして、起動運転前に常に行う磁石回転子5の位置決めソフトを応用するのみであるため、当該機能追加はソフト面でも負担が小さい。ここで、ステップ20における電気抵抗の良否判定1Ωは、バッテリー1の温度を考慮して変更しても良い。温度が低いとバッテリー1の内部抵抗は大きくなるので、温度が低い場合1.5Ωなどのように変更することで、バッテリー1の電気抵抗診断を正確に行うことができる。この温度は、コントローラ(図示せず)などから情報受信してもよい。また、この温度を、磁石回転子5の位置決め時において、モータ11の固定子巻線4の抵抗値を算出し当該抵抗値に基づいて算出される温度で代用しても良い。これは、固定子巻線4の抵抗値と固定子巻線4の温度とは線形の関係にあることによる。これによれば、特段の温度センサなどを設置する必要はない。
尚、上記実施の形態において、固定子巻線4のU相とV相をS極に、W相をN極にして、4極の磁石回転子5を位置決めする場合を示したが、これに限るものではなく、固定子巻線4のS極N極の相は任意であり、2極、6極等にも、また、固定子巻線4の2相のみに電流を流す場合にも適用できる。シャント抵抗6は、電源ラインのプラス側に設けても良い。また、下アームスイッチング素子と電源ラインのマイナス側に設けても良い。電流センサとしては、シャント抵抗に限らず、ホール素子を用いた電流センサなど瞬時ピーク電流が検出できるものであれば良い。インバータ回路10とモータ11との間に設け、直接モータ電流(相電流)を検出しても良い。起動運転の期間は図5の例に限らず時間など任意で良い。W相電流について示したが、U相、V相に関しても位相が異なるのみで同様な挙動をする。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るインバータ装置21とその周辺の電気回路図である。実施の形態1における図1に比較し、平滑コンデンサ24と平滑コンデンサ側の電気抵抗26が追加され、制御回路7が制御回路9に変更されている。この場合、バッテリー1と平滑コンデンサ24の並列回路をひとつの直流電源とみなし、実施の形態1と同様に扱えばよい。平滑コンデンサ24がインバータ装置21の中ではなく、バッテリー1側に設置されていても同じである。
(実施の形態3)
図8に、電動圧縮機40の右側にインバータ装置20を密着させて取り付けた図を示す。金属製筐体32の中に圧縮機構部28、モータ11等が設置されている。冷媒は、吸入口33から吸入され、圧縮機構部28(この例ではスクロール)がモータ11で駆動されることにより、圧縮される。この圧縮された冷媒は、モータ11を通過する際にモータ11を冷却し、吐出口34より吐出される。
インバータ装置20は電動圧縮機40に取り付けられるように、ケース30を使用している。発熱源となるインバータ回路部10は、低圧配管38を介して低圧冷媒で冷却される。電動圧縮機40の内部でモータ11の固定子巻線4に接続されているターミナル39は、インバータ回路部10の出力部に接続される。保持部35でインバータ装置22に固定される接続線36には、バッテリー1への電源線と回転数信号を送信するエアコンコントローラ(図示せず)との信号線がある。
電動圧縮機においては、空調立上り時の電流が大きく、定常時の電流も大きいので、バッテリー1側の電気抵抗を診断し電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止する本インバータ装置は有用である。また、圧縮機構部28から振動を受けるため、バッテリー1側の電気抵抗を診断できる本インバータ装置は有用である。
尚、上記実施の形態において、電動圧縮機の圧縮機構部をスクロールとしたが、これに限るものではない。また、圧縮された冷媒がモータを冷却する高圧型について示したが、低圧型でもよい。インバータ装置20の温度を、実施の形態におけるバッテリー1の温度の代用にしても良い。
(実施の形態4)
図9は、本発明のインバータ装置を圧縮機に一体に構成(実施の形態3)し、空調装置に適用して車両60に搭載した一例を示す。インバータ装置一体型電動圧縮機61及び室外熱交換器63、室外ファン62が、車両60の前方のエンジンルーム(乃至モータルーム)に搭載される。一方、車両室内には室内送風ファン65、室内熱交換器67、エアコンコントローラ64が配置されている。空気導入口66から車外空気を吸込み、室内熱交換器67で熱交換した空気を車室内に送風する。
車両に搭載されるバッテリー1、配線などは振動など環境が厳しい。そのため、バッテリー1側の電気抵抗を診断し電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止する本インバータ装置は有用である。
尚、上記各実施の形態において、直流電源をバッテリーとしたが、これに限るものではなく、商用交流電源を整流した直流電源などでもよい。モータをセンサレスDCブラシレスモータとしたが、リラクタンスモータ等位置決め必要なモータに適用できる。正弦波駆動に限らず位置決め時に相電流の検出が必要となる駆動方式に適用できる。また、PWM2相変調においても適用できる。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置は、運転前に直流電源側の電気抵抗診断が可能であり、更には、電気抵抗が大きい場合に電力損失の増大を防止することができる。そのため、各種民生用製品、各種産業用機器に適用できる。
本発明の実施の形態1に係るインバータ装置とその周辺の電気回路図 同(A)位置決め時における固定子巻線と磁石回転子の位置関係図、(B)同位置決め時における固定子巻線の電流説明図 同位置決め時における通電例を示す説明図 同固定子巻線のインピーダンスを示す説明図 同位置決めから運転に渡るW相の相電流説明図 同インバータ装置の作動例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係るインバータ装置とその周辺の電気回路図 本発明の実施の形態3に係るインバータ装置一体型電動圧縮機の断面図 本発明の実施の形態4に係るインバータ装置を搭載した車両の模式図 従来のインバータ装置とその周辺の電気回路図 (A)位置決め時における固定子巻線と磁石回転子の位置関係図、(B)同位置決め時における固定子巻線の電流説明図
符号の説明
1 バッテリー
2 スイッチング素子
4 固定子巻線
5 磁石回転子
7 制御回路(インバータ装置20)
9 制御回路(インバータ装置21)
8 バッテリー電圧検出器
10 インバータ回路
11 センサレスDCブラシレスモータ
20 インバータ装置
21 インバータ装置
24 平滑コンデンサ
25 直流電源側の電気抵抗
26 平滑コンデンサ側の電気抵抗
40 電動圧縮機
60 車両

Claims (7)

  1. 直流電源のプラス側に接続される上アームスイッチング素子とマイナス側に接続される下アームスイッチング素子とを備えたインバータ回路と、前記直流電源からの直流電圧を検出する電圧検出器と、運転前において前記インバータ回路からモータへ直流電流を出力させて前記モータの磁石回転子の位置決めを行い、運転時においては前記インバータ回路から前記モータへ交流電流を出力させる制御回路とを備えたインバータ装置において、前記制御回路は、前記磁石回転子の位置決め時、前記電圧検出器により検出される直流電圧値に基づき前記直流電源側の電気抵抗を診断するインバータ装置。
  2. 前記直流電源側の電気抵抗診断は前記直流電源側の温度を考慮して診断する請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記直流電源側の温度は、前記磁石回転子の位置決め時において、前記モータの固定子巻線の抵抗値を算出し当該抵抗値に基づいて算出される温度で代用される請求項2に記載のインバータ装置。
  4. 前記直流電源側の電気抵抗診断において、電気抵抗が大きいと診断された場合には、運転始動時の立上りを緩やかにする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のインバータ装置。
  5. 前記直流電源側の電気抵抗診断において、電気抵抗が大きいと診断された場合には、運転時の最大出力を制限する請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のインバータ装置。
  6. 電動圧縮機のモータを駆動する請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のインバータ装置。
  7. 車両に搭載される請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のインバータ装置。
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