JP2009198347A - アンモニアガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】アンモニア選択性が高く、かつ使用によるアンモニアの測定感度の低下を抑制したアンモニアガスセンサを提供する。
【解決手段】酸素イオン伝導性の固体電解質層4と、固体電解質層の一方の面に接合される検知電極2と、検知電極の対極となる基準電極6と、検知電極を覆う多孔質からなる保護層9Aとを有し、保護層は、Al,MgAl,SiO,SiO/Al,ゼオライト及びSiCの群から選ばれる少なくとも一種と、Aで表される酸化物(Aは1種以上の金属であり;Mはバナジウム、タングステン又はモリブデンであり;x、y、zは原子比である)とを含有し、検知電極は貴金属を主成分とし、かつ酸化物を含まないアンモニアガスセンサである。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば燃焼器や内燃機関等の燃焼ガスや排気ガス中のアンモニアガス濃度測定に好適に用いられるアンモニアガスセンサに関する。
自動車等の内燃機関の排気ガス中の窒素酸化物(NO)の浄化方法として、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction、選択還元触媒)方式が開発されている。尿素SCR方式は、SCR触媒に尿素を添加してアンモニアを発生させ、アンモニアによりNOを還元するものであり、NOを還元するアンモニア濃度が適量かどうかを測定するためのアンモニアガスセンサが用いられている。
このようなアンモニアガスセンサとして、酸素イオン伝導体の表面に形成した基準電極と検知電極の間の起電力に基づいてアンモニア濃度を検出する起電力式センサが提案されている。
ところで、起電力式のアンモニアガスセンサにおいて、アンモニア以外の可燃性ガス(CO、HC等)が検知電極に到達すると起電力を生じ、アンモニア濃度の測定に影響を与える。
このため、ジルコニアからなる固体電解質層20上にアンモニア選択性が付与された反応電極21が配置され、反応電極21に参照電極(基準電極)22が対向し、さらに、反応電極21表面に多孔質からなる保護層23が配置された起電力式のセンサが開示されている(特許文献1参照)。この文献において、反応電極21の組成として、BiVO等のAで表される酸化物(Mはバナジウム、タングステン又はモリブデン)が記載されている。BiVO等の酸化物は、アンモニア以外の可燃性ガスを酸化させる効果を有する。
また、貴金属を含む検知電極の表面に、Pdを含む多孔質体からなるPd触媒層を形成し、Pdによって可燃性ガスを酸化する技術が開示されている(特許文献2参照)。
米国特許出願公開第2007/0045114号明細書(図1、段落0032、請求の範囲1) 特開2003−83933号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のアンモニアガスセンサの場合、反応電極自体に酸化物を用いているため、アンモニアの選択性は高いが、反応電極の集電効果が低いという問題がある。又、上記したBiVO等の酸化物は、長期間の使用により粒成長し、反応電極の可燃性ガスを燃焼させる部位が減少してアンモニアの選択性が低下すると共に、反応電極のガス拡散が低下し、センサ応答性を低下させるおそれがある。
一方、特許文献2記載のアンモニアガスセンサの場合、Pdの触媒性能が高いため、可燃性ガスに加えてアンモニアが触媒層中で燃焼することがあり、アンモニアの感度向上の点で改善の余地がある。
すなわち、本発明は、アンモニア選択性が高く、かつ長時間の使用によるアンモニアの測定感度の低下を抑制することができるアンモニアガスセンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のアンモニアガスセンサは、酸素イオン伝導性の固体電解質層と、前記固体電解質層の一方の面に接合される検知電極と、前記検知電極の対極となる基準電極と、前記検知電極を覆う多孔質からなる保護層とを有し、前記保護層は、Al,MgAl,SiO,SiO/Al,ゼオライト及びSiCの群から選ばれる少なくとも一種と、Aで表される酸化物(Aは1種以上の金属であり;Mはバナジウム、タングステン又はモリブデンであり;x、y、zは原子比である)とを含有し、前記検知電極は貴金属を主成分とし、かつ前記酸化物を含まない。
このような構成とすると、保護層に含まれるAl,MgAl,SiO,SiO/Al,ゼオライト及びSiCの群から選ばれる少なくとも一種が、Aの粒成長を抑制し、長時間の使用によるセンサの応答性やアンモニア選択性の低下を抑制する。さらに、保護層中では、アンモニアが燃焼することが殆ど無いため、アンモニアの感度も向上する。
そのうえ、保護層とは別に、貴金属を主成分としAを含まない検知電極を設けているので、集電効果を十分に得ることができる。なお、本発明において「主成分」とは、その含有率が50%以上のことを指す。
前記保護層中のAにおいて、Aはビスマス、ランタン、ストロンチウム、カルシウム、銅、ガドリニウム、ネオジム、イットリウム、サマリウム及びマグネシウムの群から選ばれる1種以上であることが好ましく、酸化物がBiVOであることが好ましい。
このような構成とすると、アンモニア選択性がさらに向上する。
前記保護層中のAの含有量が30〜70mol%であることが好ましい。
このような構成とすると、センサの応答性とアンモニア選択性を両立させることができる。
前記保護層中のAの含有量が前記検知電極側から表面側に向かって低くなっていることが好ましい。
このような構成とすると、アンモニア選択性を示すAが保護層の内部に多く存在し、保護層の表面側には保護層内部を保護する多孔質部分が多く存在するため、被測定ガスによるAの粒成長が生じ難く、長時間の使用によりアンモニアの感度やアンモニア選択性が低下するのをさらに抑制することができる。
前記保護層を複数積層してなることが好ましい。このようにすると、前記複数の保護層のうち、前記検知電極側の保護層中のAの含有量を、表面側の保護層中のAの含有量より少なくすることできる。そして、このような構成とすると、検知電極側の保護層中には、アンモニア選択性を示すAが多く存在することとなり、一方、表面側の保護層中には、保護層内部を保護する多孔質部分が多く存在することとなるので、上述の保護層中のAの濃度を検知電極側から表面側に向かって低くする構成が容易に得られ、長時間の使用によりアンモニアの感度やアンモニア選択性が低下するのをさらに抑制することができる。
この発明によれば、アンモニア選択性が高く、かつ長時間の使用によるアンモニアの測定感度の低下を抑制したアンモニアガスセンサが得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンモニアガスセンサ100の長手方向に沿う断面図を示す。なお、図1の下側をアンモニアガスセンサ100の先端とし、図1の上側をアンモニアガスセンサ100の後端とする。
アンモニアガスセンサ100は、アンモニアを検出するセンサ素子部10Aを所定のハウジング内に組み付けたアッセンブリである。アンモニアセンサ100は、細長い有底筒状のセンサ素子部10Aと、排気管に固定されるためのねじ部111が外表面に形成された筒状の主体金具110と、センサ素子部10Aの径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ230と、外筒120と、軸線方向に貫通する挿通孔を有する筒状のセパレータ400等を備えている。センサ素子部10Aの筒内には、丸棒状のヒータ7が挿入されている。
主体金具110は軸線方向に貫通する貫通孔116を有し、貫通孔116の径方向内側に突出して棚部114が形成されている。棚部114は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。そして、主体金具110は、センサ素子部10Aの先端側を貫通孔116の先端側外部に配置し、センサ素子部10Aの後端側を貫通孔116の後端側外部に配置した状態で、センサ素子部10Aを貫通孔116に保持している。
そして、主体金具110の貫通孔116の内部には、センサ素子部10Aの径方向周囲を取り囲む状態で、それぞれ環状のセラミックホルダ210、粉末充填層220(以下、滑石リングともいう)、および上述のセラミックスリーブ230がこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。また、セラミックスリーブ230と主体金具110の後端部115との間には、加締めパッキン231が配置されている。そして、主体金具110の後端部115は、加締めパッキン231を介してセラミックスリーブ230を先端側に押し付けるように、加締められている。
さらに、センサ素子部10Aの軸方向におけるセラミックホルダ210と滑石リング220の間の位置に、径方向外側に突出するフランジ部11が形成されている。従って、上記した加締めによって滑石リング220がフランジ部11を押圧しつつ圧縮されることにより、貫通孔116とセンサ素子部10Aの間が気密充填されてセンサ素子部10Aが保持される。
一方、図1に示すように、主体金具110の先端113の外周には、センサ素子部10Aの突出部分を覆うと共に、被測定ガスを導入する複数の導入孔部131、141をそれぞれ有する金属製(例えば、ステンレスなど)二重の外側プロテクタ130および内側プロテクタ140が、溶接等によって取り付けられている。又、外側プロテクタ130および内側プロテクタ140の底面には、被測定ガスを排出する排出口132、142がそれぞれ開口されている。
又、主体金具110の後端側112の外周には外筒120が固定されている。そして、外筒120の内側には、センサ素子部10Aの後端に接する筒状のセパレータ400と、セパレータ400の後端に接するフッ素ゴム製の筒状グロメット500が配置され、外筒120を径方向に加締めることでセパレータ400及びグロメット500がそれぞれ固定されている。
なお、セパレータ400と外筒120との間には略円筒状の保持金具610が介装され、セパレータ400の軸方向中央に形成されたフランジ部410が保持金具610の後端に係合され、保持金具610を介してセパレータ400が外筒120に保持されている。
セパレータ400は、後述するセンサ素子部10Aの検知電極2A、基準電極6、反応電極2B及びヒータ7とそれぞれ電気的に接続される4本の接続端子700(図1では3本のみ表示)をそれぞれ別個に収容する4つの挿通孔を周方向に沿って有する。各接続端子700の後端にはリード線710の芯線が加締められており、接続端子700がセパレータ400の挿通孔に収容され、リード線710がグロメット500の挿通孔に収容されると共にセンサ外部に引き出されている。
又、グロメット500の中心から軸方向に延びる連通孔が形成され、この連通孔にはフィルタ840及び留め金具850が挿入され、フィルタ840は連通孔と留め金具850の間に挟持されている。フィルタ840はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂からなり、水滴を通さず大気を通すため、連通孔を介してセンサ素子部10Aに外気(基準ガス)を導入することができる。この実施形態の場合、フィルタ840を介して導入された外気は、セパレータ400に設けられた挿通孔(接続端子700が配置される孔)を通ってセンサ素子部に導入される
次に、センサ素子部10Aの構成について断面図2を用いて説明する。なお、図2は、センサ素子部10Aのセンサとして機能する先端部を表し、図1と同じ方向から切断した断面図である。
センサ素子部10Aは、略半球状の底を有し筒状をなす酸素イオン伝導性の固体電解質層4と、固体電解質層4の内面に形成される基準電極6と、固体電解質層4の外面の先端球状部に形成される検知電極2と、検知電極2を覆う多孔質からなる保護層9Aと、固体電解質層4の内側に挿入される丸棒状のヒータ7とを有する。
検知電極2から固体電解質層4の外面に沿ってリード20が長手方向に延び、上述した接続端子700に接続されている。又、基準電極6は固体電解質層4の後端(図2の上方)へ延び、接続端子700に接続されている。ヒータ7は発熱抵抗体であり、ヒータ7から引き出された一対のリードが2つの接続端子700にそれぞれ接続されている。
検知電極2が露出しないよう、保護層9Aは検知電極2の表面及び側端面を覆っている。従って、センサ素子部10Aの先端は、略半球状の保護層9Aがセンサ素子部10A本体から径方向外側に張り出すように構成されている。
固体電解質層4は例えば部分安定化ジルコニアを主成分とし、ヒータ7の加熱によって活性化されて酸素イオン伝導性を示す。基準電極6は例えばPt又はPt合金からなる。又、ヒータ7は例えばPt又はPt合金を含む発熱抵抗体を備えている。
検知電極2は、貴金属を主成分とし、後述するAで表される酸化物を含まない。検知電極2が貴金属を主成分とする材料から構成されると、集電効果を十分に得ることができる。そのうえ、Aで表される酸化物を含まないため、この酸化物が長期間の使用により粒成長し、センサ応答性が低下することやアンモニアの選択性が低下することを抑制できる。貴金属としてはAu又はAu合金が好ましい。又、検知電極2の材料として下地の固体電解質層の成分(ジルコニア等)を配合すると、固体電解質層との密着性が向上する。
保護層9Aは多孔質からなり、被測定ガス中の成分(例えば、オイル成分、P、Si等)による下地(検知電極2)の被毒を防止すると共に、被測定ガス中のアンモニア以外の可燃性ガス(CO、HC等)を燃焼させ、これらの可燃性ガスが検知電極2に到達してアンモニア濃度の測定へ影響を与えるのを防止する。
保護層9Aは、Al,MgAl,SiO,SiO/Al,ゼオライト及びSiCの群から選ばれる少なくとも一種(以下、必要に応じて「無機成分」と称する)と、Aで表される酸化物(Aは1種以上の金属であり;Mはバナジウム、タングステン又はモリブデンであり;x、y、zは原子比である)とを含有する。このうち、上記無機成分を含むことで被測定ガス中の成分による検知電極2の被毒を防止している。また、Aで表される酸化物を含むことで、CO、HC等は酸化物と燃焼(反応)するのに対して、NHは保護層9Aで燃焼せずに通過し、検知電極2と固体電解質層4との界面で反応するため、アンモニアのみを検知できる。
なお、無機成分は、多孔質を構成するための成分である。
上記したように、Aで表される酸化物は長期間の使用により粒成長し、Aからなる層のガス透過性を低下させる。そのため、Aを用いて反応電極(アンモニア選択性を有するもの)を形成したり、検知電極の表面にAを用いて別途アンモニア選択反応層を形成すると、検知電極の応答性(感度)が低下する。
又、長期間の使用によりAが粒成長すると、アンモニア以外の可燃性ガスに対する触媒効果が低下し、アンモニア選択性も低下する可能性がある。
そこで、本発明者らが鋭意検討した結果、Aを単独で使用せず、Al,MgAl,SiO,SiO/Al,ゼオライト及びSiCの群から選ばれる少なくとも一種と混合すると、Aの粒成長が抑制され、センサの応答性やアンモニア選択性を低下させないことが判明した。
従って、このような組成の保護層を検知電極表面に設けると、アンモニア選択性が高く、かつアンモニアの測定感度が長期間に渡って低下しない。
Aとしては、ビスマス、ランタン、ストロンチウム、カルシウム、銅、ガドリニウム、ネオジム、イットリウム、サマリウム及びマグネシウムの群から選ばれる1種以上が例示される。
として具体的には、V、Cu(VO、WO、MoO、BiVOが例示できる。BiVOは、酸化バナジウム(V)と酸化ビスマス(Bi)を1:1(モル比)で混合して得られる。
保護層中のAの含有量が30〜70mol%であることが好ましい。Aの含有量が30mol%未満であると、Aによるアンモニア以外の可燃性ガスの燃焼効果が少なく、アンモニア選択性が低下する傾向にある。又、Aの含有量が70質量%を超えると、長期使用によりAの粒成長が生じてアンモニアの測定感度や選択性が低下する傾向にある。
さらに、保護層中のAの濃度が検知電極側から表面側に向かって低くなっていることが好ましい。このようにすると、アンモニア選択性を示すAが保護層の内部に多く存在し、保護層の表面側には内部を保護する多孔質部分が多く存在するため、被測定ガスによるAの粒成長が生じ難く、使用によりアンモニアの測定感度や選択性が低下するのをさらに抑制することができる。
保護層は、上記無機成分とAとを混合してペーストとし、印刷して焼成等することにより得られる。又、上記無機成分とAとを溶射材料として、プラズマ溶射等によって形成することもできる。さらに、上記無機成分のみをプラズマ溶射して多孔質基体とし、Aを含む溶液(硝酸ビスマスとバナジン酸アンモニウムを溶解させた水溶液等)を含浸させてもよいが、保護層の形成方法はこれらに限られない。
なお、保護層中のAの含有量は、保護層形成用材料(ペースト等)におけるAの配合量(仕込み量)から求めることができる。又、保護層の断面組織を得た後、保護層断面の各部分につき1μm(1μm×1μm)の領域に含まれるA(A成分とM成分とから算出換算)の濃度をEPMA(X線マイクロアナライザー)で求めて保護層中のA濃度を算出してもよい。又、保護層の厚み方向のA濃度の分布を測定する場合は、保護層断面の厚み方向に沿って1μmの領域をいくつか設定し、各領域のEPMA測定を行えばよい。
次に、アンモニアガスセンサ100の動作の一例について説明する。まず、ヒータ7の加熱によって固体電解質層4を活性化させた後、センサを被測定ガスに曝すと、保護層9Aで被測定ガス中の可燃性ガス(CO、HC等)が燃焼し、これらの可燃性ガスが除去されたアンモニアガスが検知電極2に到達する。
検知電極2は固体電解質層4を介して基準電極6と対向し、基準電極6はグロメット500(図1)のフィルタ840を介して外気(基準大気)に曝されている。従って、被測定ガス中のアンモニア濃度に応じて、検知電極2と基準電極6との間に生じる起電力(電位差)からセンサ出力が得られ、アンモニア濃度を検出することができる。
次に、アンモニアガスセンサ100におけるセンサ素子部10Aの製造方法の一例について説明する。まず、固体電解質層の材料(例えば4.5モル%のYを含む部分安定化ジルコニア)粉末を充填し、この粉末を有底筒状に加圧成形して焼成(例えば1490℃程度)し、固体電解質層4を得る。
次に、固体電解質層4の内面に無電解Ptめっきを施し、基準電極6となるPt層を形成する。一方、Au粉末、ジルコニア粉末、有機溶剤及び分散剤を分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に湿式混合を行ってペーストを作製する。そして、このペーストを、固体電解質層4の外面における検知電極2及びリードとなる部分に印刷して乾燥後、全体を焼成(例えば1000℃で1時間)して検知電極2及びリードを形成する。
さらに、1:1(モル比)で用意した酸化バナジウム(V)粉末及び酸化ビスマス(Bi)粉末、スピネル(MgAl)粉末、有機溶剤並びに分散剤を分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に湿式混合を行ってペーストを作製する。このペーストを、検知電極2を覆うように厚み30μm印刷して乾燥し、保護層前駆体を形成する。
そして、全体を焼成(例えば750℃で10分間)して保護層9Aを形成し、センサ素子部10Aを製造する。得られたセンサ素子部10Aは、上述したようにしてアンモニアガスセンサ100として組み付ける。
なお、Aを含む保護層をペースト印刷後に焼成して形成する場合、焼成温度は650〜1000℃の間で調整することが好ましい。
又、検知電極及びリードとなる部分にAu系ペーストを印刷後に焼成せず、続いてペーストを用いて保護層前駆体を印刷した後、全体を高温(例えば1000℃で1時間程度)で焼成し、検知電極2と保護層9Aを同時に形成することもできる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係るアンモニアガスセンサについて説明する。第2の実施形態に係るアンモニアガスセンサは、センサ素子部10Bの構成が異なること以外は第1の実施形態に係るアンモニアガスセンサと同一である。又、センサ素子部10Bは保護層9Bの構成が異なること以外は第1の実施形態におけるセンサ素子部10Aと同一であるので説明を省略する。
図3は、センサ素子部10Bにおける保護層9Bの構成を示す断面図である。検知電極2の表面を覆う保護層9Bは、検知電極2側の第1保護層9B1と、第1保護層9B1の表面を覆う第2保護層9B2とを積層してなる。
ここで、第1保護層9B1中のAの含有量が70mol%であり、第2保護層9B2中のAの含有量が30mol%である。このような構成とすると、検知電極側の保護層中には、アンモニア選択性を示すAが多く存在することとなり、一方、表面側の保護層中には、保護層内部を保護する多孔質部分が多く存在することとなる。そのため、、保護層9B全体のAの濃度を検知電極2側から表面側に向かって低くすることが容易にでき、長時間の使用によりアンモニアの感度やアンモニア選択性が低下するのをさらに抑制することができる。第1保護層9B1及び第2保護層9B2は、第1の実施形態と同様に、無機成分とAとを混合してペーストとし、印刷して焼成することにより得ることができる。
本発明は上記実施形態に限定されない。本発明は、固体電解質層を介して検知電極と基準電極との間に生じる起電力からアンモニア濃度を検出する、あらゆるアンモニアガスセンサに適用可能である。例えば、上記実施形態においては、筒形のアンモニアガスセンサを例示したが、米国特許出願公開第2007/0045114号明細書に記載されているような板状のアンモニアガスセンサに本発明を適用することもできる。
又、本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明は勿論これらの例に限定されるものではない。
上記第1の実施形態に係る起電力式アンモニアガスセンサを作製した。
まず、固体電解質層の材料(4.5モル%のYを含む部分安定化ジルコニア)粉末を充填し、この粉末を有底筒状に加圧成形して焼成(1490℃程度)し、固体電解質層4を得た。次に、固体電解質層4の内面に無電解Ptめっきを施し、基準電極6となるPt層を形成した。そして、Au粉末、ジルコニア粉末、有機溶剤及び分散剤を乳鉢に入れ、らいかい機で4時間分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に4時間湿式混合を行ってAu系ペーストを作製した。なお、Auペースト中、Au粉末100重量%に対して、ジルコニア粉末を10重量%含有させた。このAu系ペーストを、固体電解質層4の外面における検知電極2及びリードとなる部分に印刷して乾燥後、全体を焼成(1000℃で1時間)して検知電極2及びリードを形成した。
さらに、1:1(モル比)で用意した酸化バナジウム(V)粉末及び酸化ビスマス(Bi)粉末、スピネル(MgAl)粉末、有機溶剤並びに分散剤を乳鉢に入れ、らいかい機で4時間分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に4時間湿式混合を行ってBiVO-スピネル混合ペースト1を作製した。このBiVO-スピネル混合ペースト1を、検知電極2を覆うように30μm厚で印刷して乾燥し、保護層前駆体を形成した。なお、BiVO-スピネル混合ペースト1において、V粉末とBi粉末の合計量と、スピネルの量との比は1:1(モル比)であった。つまり、保護層中のBiVO濃度は50mol%となる。
そして、全体を750℃で10分間焼成して保護層9Aを形成し、センサ素子部10Aを製造した。得られたセンサ素子部10Aを、上述したようにしてアンモニアガスセンサ100として組み付けた。
一方、比較例のアンモニアセンサとして、検知電極の表面にアンモニア選択性を有する選択反応層を有する起電力式アンモニアガスセンサを、以下のようにして作製した。
まず、実施例1とまったく同様にして、固体電解質層、基準電極及び検知電極を形成した。
次に、1:1(モル比)で用意した酸化バナジウム(V)粉末及び酸化ビスマス(Bi)粉末、有機溶剤並びに分散剤を乳鉢に入れ、らいかい機で4時間分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に4時間湿式混合を行ってBiVOペーストを作製した。このBiVOペーストを、検知電極を覆うように15μm厚で印刷して乾燥し、選択反応層前駆体を形成した。
さらに、スピネル(MgAl)粉末、有機溶剤並びに分散剤を乳鉢に入れ、らいかい機で4時間分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に4時間湿式混合を行ってスピネルペーストを作製した。このスピネルペーストを、選択反応層前駆体の表面に15μm厚で印刷して乾燥し、保護層前駆体を形成した。
そして、全体を750℃で10分間焼成して選択反応層及び保護層を形成し、センサ素子部を製造した。得られたセンサ素子部を、上述のようにしてアンモニアガスセンサとして組み付け、比較例とした。
そして、まずセンサの応答性を評価した。具体的には、モデルガス発生装置のガス流中に各実施例及び比較例のアンモニアガスセンサを取り付け、センサの初期感度の評価を行った。モデルガスのガス温度280℃、素子制御温度(ヒータ加熱)650℃とし、ガス組成をO2=10% CO2=5% H2O=5% N2=bal. とした。モデルガス発生装置から上記ガスを流速6m/秒で流した時を起点とし、モデルガスにNH3を100ppm加えた時までのτ90応答時間(90%応答時間)を初期応答性として求めた。
さらに、実施例及び比較例のアンモニアガスセンサを実機エンジンに取り付け、実際にエンジンを稼働させた。エンジンは排気量3.0Lディーゼルエンジンを用い、アンモニアガスセンサをエンジンのDOC(Diesel
Oxidation Catalyst)マフラー及びDPF(黒煙除去装置)の後流に取付けた。
エンジンを10分間アイドル後、2000rpmで30分稼働する工程を1サイクルとし、このサイクルを200時間繰り返した実機試験を行った。
実機試験終了後、センサを実機エンジンから取り外し、上記したモデルガス発生装置のガス流中にセンサを再度取り付け、上記モデルガスを流してτ90応答時間(90%応答時間)を耐久後応答性として求めた。
結果を図4に示す。
実施例1の場合、耐久試験後(実機試験後)及び初期のいずれもτ90応答時間が変化しなかったのに対し、BiVOのみからなる選択反応層及び保護層を設けた比較例の場合、初期に比べて耐久試験後のτ90応答時間が約2倍となった。これは、比較例の場合、選択反応層中のBiVOが粒成長してガス拡散が低下したのに対し、実施例1の場合、保護層中のスピネルによってBiVOの粒成長を抑制したためと考えられる。
次に、第1実施形態のアンモニアガスセンサを複数作成した。なお、このアンモニアセンサは、実施例1とBiVO-スピネル混合ペースト1において、V粉末とBi粉末の合計量とスピネルの量との比が異なるものであり、他の作製方法については実施例1と同様であるので説明を省略する。
具体的には、BiVO-スピネル混合ペースト1において、V粉末とBi粉末の合計量と、スピネルの量との比を10:0〜0:10(モル比)とした複数のアンモニアガスセンサを作製した。つまり、保護層中のBiVO濃度は0〜100mol%となる。
そして、まずセンサの応答性を評価した。具体的には、モデルガス発生装置のガス流中に複数のアンモニアガスセンサを取り付け、センサの初期感度の評価を行った。モデルガスのガス温度280℃、素子制御温度(ヒータ加熱)650℃とし、ガス組成をO2=10% CO2=5% H2O=5% N2=bal. とし、モデルガス発生装置から上記ガスを流速6m/秒で流したととき、検知電極と基準電極の間の電位差(ベース起電力)を測定した。
さらに、モデルガスにNH3又はCを100ppm加えたとき、検知電極と基準電極の間の電位差(測定時の起電力)を測定した。そして、初期センサ感度を、ベース起電力−測定時の起電力で定義した。
さらに、この複数のアンモニアガスセンサをそれぞれ実機エンジンに取り付け、実際にエンジンを稼働させた。エンジンは排気量3.0Lディーゼルエンジンを用い、アンモニアガスセンサをエンジンのDOC(Diesel
Oxidation Catalyst)マフラー及びDPF(黒煙除去装置)の後流に取付けた。エンジンを10分間アイドル後、2000rpmで30分稼働する工程を1サイクルとし、このサイクルを200時間繰り返した実機試験を行った。
実機試験終了後、センサを実機エンジンから取り外し、上記した検知電極と基準電極の間の電位差(ベース起電力)を測定した。さらに、モデルガスにNH3又はCを100ppm加えたとき、ベース起電力及び測定時の起電力を測定し、耐久試験後(実機試験後)センサ感度を定義した。
結果を図5に示す。
図5から明らかなように、保護層中のBiVO濃度が0〜70mol%の場合、実機試験後もNHの感度は変化せず、NHの感度は低下しなかった。一方、保護層中のBiVO濃度が70mol%を超えた場合、実機試験後にNHの感度が低下すると共に実機試験前後でNHの感度の差が大きくなった。これは、NHの感度が低下することを示す。
又、保護層中のBiVO濃度が30〜70mol%の場合、Cの感度が低いと共に実機試験後もCの感度は変化しなかった。Cの感度が高くなるとアンモニア以外のガスを検知してしまい、NHを選択的に測定し難くなる。つまり、保護層中のBiVO濃度が30〜70mol%の場合、アンモニア選択性が高く、実機試験後もアンモニア選択性が低下しない。
一方、保護層中のBiVO濃度が30mol%未満の場合、Cの感度が高くなりアンモニア選択性が低下した。保護層中のBiVO濃度が70mol%を超えた場合、実機試験後にCの感度が大幅に増加し、アンモニア選択性が低下した。これは、BiVOの粒成長によると考えられる。
以上より、BiVO濃度を30〜70mol%とすると、NHの感度及び選択性が低下しないことがわかる。
上記第2の実施形態に係る起電力式アンモニアガスセンサを作製した。
まず、実施例1、2とまったく同様にして、固体電解質層4、基準電極6及び検知電極2を形成した。
次に、1:1(モル比)で用意した酸化バナジウム(V)粉末及び酸化ビスマス(Bi)粉末、スピネル(MgAl)粉末、有機溶剤並びに分散剤を乳鉢に入れ、らいかい機で4時間分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に4時間湿式混合を行ってBiVO-スピネル混合ペースト2を作製した。このBiVO-スピネル混合ペースト2を、検知電極2を覆うように15μm厚で印刷して乾燥し、第1保護層前駆体を形成した。なお、BiVO-スピネル混合ペースト2において、V粉末とBi粉末の合計量と、スピネルの量との比は7:3(モル比)であった。つまり、第1保護層中のBiVOの含有量は70mol%となる。
さらに、1:1(モル比)で用意した酸化バナジウム(V)粉末及び酸化ビスマス(Bi)粉末、スピネル(MgAl)粉末、有機溶剤並びに分散剤を乳鉢に入れ、らいかい機で4時間分散混合した後、バインダ、粘度調整剤を所定量添加し、更に4時間湿式混合を行ってBiVO-スピネル混合ペースト3を作製した。このBiVO-スピネル混合ペースト3を、第1保護層前駆体の表面に15μm厚で印刷して乾燥し、第2保護層前駆体を形成した。なお、BiVO-スピネル混合ペースト3において、V粉末とBi粉末の合計量と、スピネルの量との比は3:7(モル比)であった。つまり、第2保護層中のBiVOの含有量は30mol%となる。
そして、全体を750℃で10分間焼成して保護層9Bを形成し、センサ素子部10Bを製造した。得られたセンサ素子部10Bを、上述したようにしてアンモニアガスセンサとして組み付けた。
なお、保護層9Bは第1保護層9B1及び第2保護層9B2からなり、検知電極2側の第1保護層9B1の方がBiVOの含有量が高い。又、保護層9B全体の厚みは実施例1の保護層9Aの厚みと同一であり、保護層9B全体に含まれるBiVOの量も実施例1の保護層9Aの場合と同一にしている。
実施例1及び実施例3で作製したアンモニアガスセンサについて、実施例2で用いたのと同一条件で評価を行い、初期センサ感度及び耐久試験後(実機試験後)センサ感度を測定した。
結果を図6(NHの場合)及び図7(Cの場合)に示す。
図6において、実施例1のアンモニアガスセンサの場合、実機試験後にNHの感度が約3mV低下したが、実施例3のアンモニアガスセンサの場合、実機試験後にNHの感度は約1mVしか低下しなかった。このことより、保護層中のBiVO濃度を、検知電極側から表面側に向かって低くすると、使用によるNHの感度の低下を抑制できることがわかる。
図7において、実施例1のアンモニアガスセンサに比べ、実施例3のアンモニアガスセンサの方がCの感度が低くなった。このことより、保護層中のBiVO濃度を、検知電極側から表面側に向かって低くすると、Cの感度が低くなり、アンモニア選択性が向上することがわかる。
本発明の第1の実施形態に係るアンモニアガスセンサの長手方向に沿う断面図である。 センサ素子部10Aの構成を示す部分断面図である。 センサ素子部10Bにおける保護層9Bの構成を示す断面図である。 NHを100ppm含むガスを導入したときのセンサのτ90応答時間を示す図である。 保護層中のBiVO濃度を変えたときの、センサのNH感度及びC感度を示す図である。 実施例1及び実施例3のアンモニアガスセンサのNH感度を示す図である。 実施例1及び実施例3のアンモニアガスセンサのC感度を示す図である。
符号の説明
2 検知電極
4 固体電解質層
6 基準電極
8 選択反応層
9A、9B 保護層
10A、10B センサ素子部
100 アンモニアガスセンサ

Claims (7)

  1. 酸素イオン伝導性の固体電解質層と、前記固体電解質層の一方の面に接合される検知電極と、前記検知電極の対極となる基準電極と、前記検知電極を覆う多孔質からなる保護層とを有し、前記保護層は、Al,MgAl,SiO,SiO/Al,ゼオライト及びSiCの群から選ばれる少なくとも一種と、Aで表される酸化物(Aは1種以上の金属であり;Mはバナジウム、タングステン又はモリブデンであり;x、y、zは原子比である)とを含有し、前記検知電極は貴金属を主成分とし、かつ前記酸化物を含まないアンモニアガスセンサ。
  2. 前記保護層中のAにおいて、Aはビスマス、ランタン、ストロンチウム、カルシウム、銅、ガドリニウム、ネオジム、イットリウム、サマリウム及びマグネシウムの群から選ばれる1種以上である請求項1記載のアンモニアガスセンサ。
  3. 前記酸化物がBiVOである請求項1又は2記載のアンモニアガスセンサ。
  4. 前記保護層中のAの含有量が30〜70mol%である請求項1〜3のいずれかに記載のアンモニアガスセンサ。
  5. 前記保護層中のAの含有量が前記検知電極側から表面側に向かって低くなっている請求項1〜4のいずれかに記載のアンモニアガスセンサ。
  6. 前記保護層を複数積層してなる請求項1〜5のいずれかに記載のアンモニアガスセンサ。
  7. 前記複数の保護層のうち、前記検知電極側の保護層中のAの含有量は、表面側の保護層中のAの含有量より少ない請求項6に記載のアンモニアガスセンサ。
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