JP2009197715A - 多気筒内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部EGR率等の設定限界値を拡大させた多気筒内燃機関を提供する。
【解決手段】吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な可変動弁機構を備え、点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート4他端側を合流させてなる複数の第1次集合部8と、各第1次集合部8に一端が接続された複数の第1次合流排気通路9とを有する排気通路構造を備えている。そして、複数の第1次集合部8間を連結する接続通路12と、接続通路12内に配置された制御弁13と、を有し、所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、制御弁13を開弁する。これにより、制御弁13を開弁した際には、気筒間排気干渉により排気ポート4内圧力が上昇し、燃焼室内へ流れ込む排気の流量が増加する。
【選択図】図2
【解決手段】吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な可変動弁機構を備え、点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート4他端側を合流させてなる複数の第1次集合部8と、各第1次集合部8に一端が接続された複数の第1次合流排気通路9とを有する排気通路構造を備えている。そして、複数の第1次集合部8間を連結する接続通路12と、接続通路12内に配置された制御弁13と、を有し、所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、制御弁13を開弁する。これにより、制御弁13を開弁した際には、気筒間排気干渉により排気ポート4内圧力が上昇し、燃焼室内へ流れ込む排気の流量が増加する。
【選択図】図2
Description
本発明は、多気筒内燃機関に関する。
EGRガスの燃焼室内への導入方法として、例えば特許文献1には、吸気行程中に同一気筒の一対の排気バルブの内の一方の排気バルブを開弁することで排気ガスを燃焼室内への導入する技術が開示されている。この特許文献1においては、同一気筒の一対の排気バルブの内の一方の排気バルブを吸気行程時に開弁することで、燃焼室全周にわたるスワール流れを形成し、これに伴って燃焼室周縁部全周にわたってEGRガス層が形成され、燃焼室中心部の点火プラグ付近には比較的リッチな混合気が形成されることで、混合気の着火性と確保と、エミッションの低減及び燃費性能の向上を図っている。
特開平5−280356号公報
しかしながら、特許文献1のように、排気ポートから燃焼室に流入する排気ガスの量及び流入速度は排気弁開弁時の燃焼室内圧力と排気ポート内圧力との圧力差によって決まるところが大きい。つまり、この特許文献1に開示されるような従来技術においては、燃焼室内圧力と排気ポート内圧力との圧力差が、主にピストンモーションからくる筒内圧と排気システムの寸法で決まってしまうため、これらによって内部EGR率及びスワール比の限界が規定されてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、各気筒毎に複数の排気弁並びに一端が排気弁の数に応じて分岐して燃焼室に接続された排気ポートを有し、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な吸気行程時排気弁開閉手段を備えた内燃機関であって、点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート他端側を合流させてなる複数の第1次集合部と、各第1次集合部に一端が接続された複数の第1次合流排気通路と、を有し、複数の第1次合流排気通路よりも排気下流側では、各第1次合流排気通路内を流れた排気が段階的に順次合流するよう形成された排気通路構造を備えた多気筒内燃機関において、複数の第1次集合部間を連結する少なくとも一つの接続通路と、上記接続通路内に配置された制御弁と、を有し、内燃機関が所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁することを特徴としている。
これによって、制御弁が開弁すると上記排気通路構造内で気筒間排気干渉が生じ、排気ポート内圧力が上昇する。つまり、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つが開弁状態となっている際に制御弁を開弁すると、排気ポート内と燃焼室との圧力差が大きくなっていることから、燃焼室内へ流れ込む排気(既燃ガス)の流量が増加し、内部EGR率が増加する。すなわち、排気通路構造内に生じる気筒間排気干渉を利用することで、燃焼室内へ流れ込む排気(既燃ガス)の流量を増加させ、内部EGR率を増加させることができる。
尚、本件の請求項における「排気ポート」という用語は、必ずしもシリンダヘッド内部の部分のみを意味するのではなく、態様によっては、その下流側の一部が、シリンダヘッド外部の他の部材、例えば排気マニホルドの一部として構成される場合も含むものとする。
本発明によれば、排気通路構造内に生じる気筒間排気干渉を利用することで、燃焼室内へ流れ込む排気(既燃ガス)の流量を増加させ、内部EGR率を増加させることができる。そのため、筒内スワール比が増大し、筒内の乱流強度が増加するため、燃焼安定性が改善される。また、内部EGR率の増加により、ポンピングロスが低下し、リーン燃焼が可能となるので燃費の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される多気筒内燃機関の一部を模式的に示した説明図である。
各気筒の燃焼室1の上部中央には、点火プラグ2が配置されている。そして、この点火プラグ2を取り囲むように、吸気ポート3の一端及び排気ポート4の一端がそれぞ燃焼室1に接続されている。
吸気ポート3の一端は、一気筒当たりの吸気弁5の数に応じて分岐しており、本実施形態においては2つに分岐している。そして、吸気ポート3の分岐した一端には、この吸気ポート3を燃焼室1に対して開閉する吸気弁5a(INT1)、5b(INT2)が配置されている。また、排気ポート4の一端は、一気筒当たりの排気弁6の数に応じて分岐しており、本実施形態においては2つに分岐している。そして、排気ポート4の分岐した一端には、この排気ポート4を燃焼室1に対して開閉する排気弁6a(EXH1)、6b(EXH2)が配置されている。
また、燃焼室1上部のうち、排気弁6aによって開閉される弁開口部7と燃焼室1の外周とに囲まれた部分(図1における網掛け領域)が、燃焼室1の内側に向かって相対的に僅かに張り出したマスキングエリアAとなっている。
図2は、第1実施形態における多気筒内燃機関の排気通路構造を模式的に示した説明図である。この第1実施形態における多気筒内燃機関は、直列4気筒のシリンダーレイアウトであり、点火順序は第1気筒(CYL1)→第3気筒(CYL3)→第4気筒(CYL4)→第2気筒(CYL2)となっている。
そして、第1気筒の排気ポート4aと第4気筒の排気ポート4dとは、第1次集合部8aで合流し、第1次合流排気通路9aとなっている。第2気筒の排気ポート4bと第3気筒の排気ポート4cとは、第1次集合部8bで合流し、第1次合流排気通路9bとなっている。第1次合流排気通路9aと第1次合流排気通路9bとは、第2次集合部10で合流し、第2次合流排気通路11となっている。
つまり、この第1実施形態における多気筒内燃機関は、点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート他端側を合流させた2つの第1次集合部8a、8bと、各第1次集合部8a、8bに一端が接続された2つの第1次合流排気通路9a、9bと、第1次合流排気通路9a、9bの他端側を合流させた一つの第2次集合部10と、第2次集合部10に一端が接続された一つの第2次合流排気通路11と、を有する排気通路構造を備えている。さらに言えば、この第1実施形態における多気筒内燃機関は、排気干渉を回避するために点火時期が離れている気筒同士を集合させた排気通路構造を備えている。
そして、この第1実施形態においては、第1次集合部8aと第1次集合部8bとが、接続通路12によって連結されている。また、接続通路12の内部には、運転状態に応じて接続通路12を開閉する制御弁13が配置されている。
図3は、本発明が適用される多気筒内燃機関の排気弁6及び制御弁13の制御モードと運転状態との相関を模式的に示した説明図である。排気弁6及び制御弁13の制御モードは、エンジン回転数と負荷に応じて決定された領域1〜領域4の4つの領域毎に設定されている。
高中負荷領域となる領域1において、制御弁13は、閉弁状態が維持される。同一気筒の一対の排気弁6a、6bは、両方とも吸気行程時には開弁状態とはならないようなバルブタイミングに設定される。つまり、排気弁6a、6bの閉弁時期が略上死点(TDC)と一致するタイミングとなっている。また、この領域1において、同一気筒の一対の吸気弁5a、5bは、吸気行程時に片方の吸気弁5aを閉弁状態で停止させたいわゆる片弁停止となるように制御されている。
中低負荷領域となる領域2において、制御弁13は閉弁状態が維持される。同一気筒の一対の排気弁6a、6bは、片方の排気弁6aが吸気行程時に開弁状態となるようなバルブタイミングに変更される。具体的には、例えば図4に示すように、排気弁6aの閉弁時期が上死点(TDC)後の吸気行程中となるよう、排気弁6aのバルブタイミングが変更される。換言すれば、排気弁6aの開閉期間が全体的に遅角するよう制御される。この図4においては、排気弁6a、6bのリフト・作動角は同一であり、排気弁6aのリフト中心角が排気弁6bのリフト中心角に対して遅角している。また、排気弁6bのバルブタイミングは変更されない。そして、この領域2においても、同一気筒の一対の吸気弁5a、5bは、吸気行程時に片方の吸気弁5aを閉弁状態で停止させた片弁停止となるように制御されている。
尚、排気弁6aを吸気行程時に開弁状態とするようなバルブタイミングとしては、排気弁6aの開閉期間が上死点(TDC)後の吸気行程となるよう、図5に示すように、排気弁6aのリフト中心角を大きく遅角させる共に、バルブリフト量を小リフト(リフト・作動角を小リフト・小作動角)とすることも可能である。図5において、排気弁6aのバルブリフト量は、吸気弁5bよりも小リフト量となっており、排気弁6aは、吸気弁5bの開弁後に開弁し、吸気弁5bの閉弁前に閉弁している。また、この場合も、排気弁6bのバルブタイミングは変更されない。
低負荷領域となる領域3において、制御弁13は開弁するよう制御される。同一気筒の一対の排気弁6a、6bは、上述した領域2と同様に、片方の排気弁6aが吸気行程時に開弁状態となるようなバルブタイミングに変更される。また、この領域3においても、同一気筒の一対の吸気弁5a、5bは、吸気行程時に片方の吸気弁5aを閉弁状態で停止させる片弁停止となるように制御されている。つまりこの領域3は、上述した領域2において、制御弁13を開弁するようにしたものである。
高負荷領域となる領域4において、制御弁13は、閉弁状態が維持される。同一気筒の一対の排気弁6a、6bは、両方とも吸気行程時には開弁状態とはならないバルブタイミングに設定される。また、この領域4においは、同一気筒の一対の吸気弁5a、5bは、吸気行程時に両方とも開弁するよう制御されている。
つまり、本発明が適用された多気筒内燃機関は、高負荷時においては、排気干渉を回避するため制御弁13を閉弁状態とする一方、低負荷時のように燃焼室1内に排気ポート4から排気を導入して内部EGR率を増大させたい場合には、制御弁13を開弁状態とし、気筒間の排気干渉を利用して排気ポート4から燃焼室1内に流入する排気を増加させている。
ここで、上述のような吸気弁5a、5b及び排気弁6a、6bの動作を実現するため、少なくとも吸気弁5aは、閉弁状態で停止可能となるよう、可変動弁機構により駆動されている。また、少なくとも排気弁6aは、吸気行程中に開弁状態とすることが可能となるよう、吸気行程時排気弁開閉手段としての可変動弁機構により駆動されている。
可変動弁機構としては、油圧によりカムを切り替えることで、バルブ特性を切り替えられるものや、偏心カムを用いてバルブリフト量と任意に変化させることができるものや、リフト特性の曲線自体は変わらずにバルブリフトの中心角のみを遅進させるものや、電磁駆動式で任意のリフト特性を得ることができるもの等を適用可能である。
図6は、上述した可変動弁機構の一例を示す。尚、説明の便宜上、吸気弁5aの動弁機構に適用された可変動弁機構50として説明する。
上記の可変動弁機構50は、例えば特開2002−89341号公報等によって公知のものであり、吸気弁5aのリフト・作動角を連続的に可変制御するリフト・作動角可変機構51と、そのリフトの中心角の位相(クランクシャフトに対する位相)を連続的に進角もしくは遅角させる位相可変機構52と、が組み合わされて構成されている。
このようにリフト・作動角可変機構51と位相可変機構52とを組み合わせた可変動弁機構によれば、吸気弁開時期および吸気弁閉時期の双方をそれぞれ独立して任意に制御することが可能であり、また同時に、低負荷域ではリフト量(最大リフト量)を小さくすることで、負荷に応じた吸入空気量に制限することができる。尚、リフト量がある程度大きな領域では、シリンダ内に流入する空気量が主に吸気弁5aの開閉時期によって定まるのに対し、リフト量が十分に小さい状態では、主にリフト量によって空気量が定まる。
リフト・作動角可変機構51の概要を説明すると、このリフト・作動角可変機構51は、シリンダヘッドに回転自在に支持され、かつクランクシャフトに連動して回転する中空状の駆動軸53と、この駆動軸53に固定された偏心カム55と、駆動軸53の上方位置において平行に配置された回転自在な制御軸56と、この制御軸56の偏心カム部57に揺動自在に支持されたロッカアーム58と、吸気弁5a上端のタペット59に当接する揺動カム60と、を備えている。偏心カム55とロッカアーム58とはリンクアーム61によって連係されており、ロッカアーム58と揺動カム60とは、リンク部材62によって連係されている。リンクアーム61は、その環状部61aが偏心カム55の外周面に回転可能に嵌合している。またリンクアーム61の延長部61bがロッカアーム58の一端部に連係しており、該ロッカアーム58の他端部に、リンク部材62の上端部が連係している。偏心カム部57は、制御軸56の軸心から偏心しており、従って、制御軸56の角度位置に応じてロッカアーム58の揺動中心は変化する。
揺動カム60は、駆動軸53の外周に嵌合して回転自在に支持されており、側方へ延びた端部に、リンク部材62の下端部が連係している。この揺動カム60の下面には、駆動軸53と同心状の円弧をなす基円面と、該基円面から上記端部へと所定の曲線を描いて延びるカム面と、が連続して形成されている。上記基円面は、リフト量が0となる区間であり、揺動カム60が揺動して上記カム面がタペット59に接触すると、徐々にリフトしていくことになる。
制御軸56は、一端部に設けられた例えば電動モータからなるリフト・作動角制御用アクチュエータ65によって、その回転位置が制御されている。
このアクチュエータ65により例えば偏心カム部57が上方位置にあると、ロッカアーム58は全体として上方へ位置し、揺動カム60の上記端部が相対的に上方へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム60の初期位置は、そのカム面がタペット59から離れる方向に傾く。従って、駆動軸53の回転に伴って揺動カム60が揺動した際に、上記基円面が長くタペット59に接触し続け、上記カム面がタペット59に接触する期間は短い。従って、リフト量が全体として小さくなり、かつその開時期から閉時期までの角度範囲つまり作動角も縮小する。
逆に、偏心カム部57が下方へ位置しているとすると、ロッカアーム58は全体として下方へ位置し、揺動カム60の上記端部が相対的に下方へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム60の初期位置は、そのカム面がタペット59に近付く方向に傾く。従って、駆動軸53の回転に伴って揺動カム60が揺動した際に、リフト量が大きく得られ、かつその作動角も拡大する。
上記の偏心カム部57の初期位置は連続的に変化させ得るので、これに伴って、バルブリフト特性は、図7に示すように、連続的に変化する。つまり、リフトならびに作動角を、両者同時に、連続的に拡大,縮小させることができる。
次に、位相可変機構52は、駆動軸53の前端部に設けられたスプロケット71と、このスプロケット71と駆動軸53とを、所定の角度範囲内において相対的に回転させる位相制御用油圧アクチュエータ72と、から構成されている。スプロケット71は、図示せぬタイミングチェーンもしくはタイミングベルトを介して、クランクシャフトに連動している。従って、位相制御用油圧アクチュエータ72への油圧制御によって、スプロケット71と駆動軸53とが相対的に回転し、リフト中心角が遅進する。つまり、リフト特性の曲線自体は変わらずに、全体が進角もしくは遅角する。
図8は、上述した領域3(図3を参照)の状態のときの各種状態量を示すタイミングチャートである。尚、この図8は、吸気弁5a、5b及び排気弁6a、6bのバルブタイミングが上述した図4の場合のものである。
図8に示すように、排気弁6aのバルブ開閉期間を遅角させ、吸気行程時に排気弁6aを開弁状態とすると共に、制御弁13を開弁(SYSTEM ON)することで、制御弁13を開弁しない場合(SYSTEM OFF)に比べて排気ポート4と燃焼室1との圧力差(ΔP)が大きくなり、排気弁6aが開弁していることで排気ポート4から燃焼室1内に流入する排気(既燃ガス)の流量(EXH−1 VALVE FLUX)が増加して、内部EGR率(INTERNAL EGR RATIO)が増加する。また、同時に、排気(既燃ガス)の流量(EXH−1 VALVE FLUX)が増加することによりスワール比(SWIRL RATIO)が増加し、乱流強度(TURBULENT INTENSITY)が増加する。
このように、吸気行程中に排気弁6aを開弁状態にすると共に、制御弁13を開弁することで、本実施形態においては、内部EGR率の増加により、ポンピングロスが低下し、リーン燃焼が可能となるので燃費の向上を図ることができる。また、筒内スワール比が増大し、筒内の乱流強度が増加するため、燃焼安定性を改善することができる。
そして、排気弁6aによって開閉される弁開口部7に隣接してマスキングエリアAを設けることにより、吸気行程中に排気弁6aが開弁状態となった際に、図1中に矢示するようなスワール流の流れを一層強化することができる。
また、冷間始動時にエンジン回転数と負荷が小さい場合には、吸気行程中に排気弁6aを開弁状態にすると共に、制御弁13を開弁することで、他の気筒から排出された直後の高温の排気を内部EGRとして利用することができ、早期に燃焼室を暖めることができる。
図9は、上述した第1実施形態の制御の流れを示すフローチャートである。
S10では、エンジン回転数と、吸入空気量を検出する。尚、吸入空気量はエンジン負荷に相当するパラメータとして使用するものとする。
S11では、運転状態が領域1内にあるか否かを判定し、領域1内にある場合にはS12へ進み、そうでない場合は運転状態が領域4にあるものと判断してS16へ進む。
S12では、運転状態が領域2内にあるか否かを判定し、領域2内にある場合にはS13へ進み、そうでない場合はS16へ進む。
S13では、同一気筒の一対の排気弁6a、6bのうち、片方の排気弁6aが吸気行程時に開弁するようなバルブタイミングに変更される。
S14では、運転状態が領域3内にあるか否かを判定し、領域3内にある場合にはS15へ進み、そうでない場合はS16へ進む。
S16では、制御弁13を閉弁とし今回のルーチンを終了する。また、S17では、制御弁13を開弁とし今回のルーチンを終了する。
以下、本発明の他の実施形態について以下に説明するが、上述した第1実施形態と重複する構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下に説明する他の実施形態は、少なくとも上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるものである。
図10を用いて本発明に第2実施形態について説明する。この第2実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第1実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第2実施形態においては、接続通路12の両端に制御弁13a、13bがそれぞれ配置されている。換言すれば、第1次集合部8aと接続通路12との連結位置及び第1次集合部8bと接続通路12との連結位置に、制御弁13a、13bがそれぞれ配置されている。
このような第2実施形態においては、接続通路12の両端に制御弁13a、13bが設けられているので、排気干渉を利用して排気ポート4内の圧力を上昇させない場合(制御弁13a、13bを閉弁している場合)に、第1次集合部8aと制御弁13aとの間の空間、及び第1次集合部8bと制御弁13bとの間の空間をそれぞれ最小限にすることができる。
すなわち、制御弁13a、13bを閉弁させている状態において、接続通路12を設けたことによって生じる排気系のデッドボリュームを最小限にすることができるので、例えば高負荷運転のように燃焼室1内の掃気を積極的に行いたい場面において、接続通路12を設けたことによる排気の流動性の悪化を効果的に防止することができる。
図11を用いて本発明に第3実施形態について説明する。この第3実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第1実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第3実施形態においては、第1気筒の排気ポート4aと第2気筒の排気ポート4bとが接続通路12aで連結され。第2気筒の排気ポート4bと第3気筒の排気ポート4cとが接続通路12bで連結され、第3気筒の排気ポート4cと第4気筒の排気ポート4dとが接続通路12cで連結されている。そして、各接続通路12a、12b、12cには、制御弁13a、13b、13cがそれぞれ配置されている。
また、本発明は、直列4気筒以外に多気筒内燃機関に対しても適用可能である。図12は、V型6気筒内燃機関に適用した第4実施形態における多気筒内燃機関の排気通路構造を模式的に示した説明図である。この第4実施形態における多気筒内燃機関の点火順序は第1気筒(CYL1)→第2気筒(CYL2)→第3気筒(CYL3)→第4気筒(CYL4)→第5気筒(CYL5)→第6気筒(CYL6)となっている。
第1気筒の排気ポート4a、第3気筒の排気ポート4c及び第5気筒の排気ポート4eは、第1次集合部8aで合流し、第1次合流排気通路9aとなっている。第2気筒の排気ポート4b、第4気筒の排気ポート4d及び第6気筒の排気ポート4fは、第1次集合部8bで合流し、第1次合流排気通路9bとなっている。第1次合流排気通路9aと第1次合流排気通路9bとは、第2次集合部10で合流し、第2次合流排気通路11となっている。
そして、この第4実施形態においては、第1次集合部10aと第1次集合部10bとが、接続通路12によって連結されている。また、接続通路12の内部には、制御弁13が配置されている。
尚、この第4実施形態において、排気弁6及び制御弁13の制御モードは、上述した第1実施形態と同様に、エンジン回転数と負荷に応じて決定された領域1〜領域4の4つの領域毎に設定され、各領域毎の制御モードの内容も上述した第1実施形態における各領域毎の制御モードと同一の内容である。
図13を用いて本発明に第5実施形態について説明する。この第5実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第4実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第5実施形態においては、接続通路12の両端に制御弁13a、13bがそれぞれ配置されている。換言すれば、第1次集合部8aと接続通路12との連結位置及び第1次集合部8bと接続通路12との連結位置に、制御弁13a、13bがそれぞれ配置されている。
図14を用いて本発明に第6実施形態について説明する。この第6実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第4実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第6実施形態においては、第1気筒の排気ポート4a、第2気筒の排気ポート4b、第3気筒の排気ポート4c、第4気筒の排気ポート4d、第5気筒の排気ポート4e及び第6気筒の排気ポート4fが接続通路12によって連結されている。詳述すると、この第6実施形態における接続通路12は、第1気筒の排気ポート4aに一端が接続された分岐通路21aと、第2気筒の排気ポート4bに一端が接続された分岐通路21bと、第3気筒の排気ポート4cに一端が接続された分岐通路21cと、第4気筒の排気ポート4dに一端が接続された分岐通路21dと、第5気筒の排気ポート4eに一端が接続された分岐通路21eと、第6気筒の排気ポート4fに一端が接続された分岐通路21fと、分岐通路21a〜21fの他端を集合連結してなる集合部22と、を有している。そして、この集合部22には、制御弁13が配置されている。
この第6実施形態においては、制御弁13を開くと第1〜第6排気ポート4a、〜、4fは接続通路13を介して互いに連通した状態となり、制御弁13を閉じると第1〜第6排気ポート4a、〜、4fは接続通路12を介して互いに連通しない状態となる。
図15を用いて本発明に第7実施形態について説明する。この第7実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第4実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第7実施形態においては、接続通路12aによって第1気筒の排気ポート4aと第6気筒の排気ポート4fとが連結され、接続通路12bによって第3気筒の排気ポート4cと第4気筒の排気ポート4dとが連結され、接続通路12cによって第2気筒の排気ポート4bと第5気筒の排気ポート4eとが連結されている。そして、接続通路12aの両端に制御弁13a、13bがそれぞれ配置され、接続通路12bの両端に制御弁13c、13dがそれぞれ配置され、接続通路12cの両端に制御弁13e、13fがそれぞれ配置されている。
図16は、V型8気筒内燃機関に適用した第8実施形態における多気筒内燃機関の排気通路構造を模式的に示した説明図である。この第8実施形態における多気筒内燃機関の点火順序は第1気筒(CYL1)→第8気筒(CYL8)→第4気筒(CYL4)→第7気筒(CYL7)→第6気筒(CYL6)→第5気筒(CYL5)→第3気筒(CYL3)→第2気筒(CYL2)となっている。
第1気筒の排気ポート4aと第3気筒の排気ポート4cとは第1次集合部8aで合流し、第1次合流排気通路9aとなっている。第5気筒の排気ポート4eと第7気筒の排気ポート4gとは第1次集合部8bで合流し、第1次合流排気通路9bとなっている。第2気筒の排気ポート4bと第4気筒の排気ポート4dとは第1次集合部8cで合流し、第1次合流排気通路9cとなっている。第6気筒の排気ポート4fと第8気筒の排気ポート4hとは第1次集合部8dで合流し、第1次合流排気通路9dとなっている。第1次合流排気通路9aと第1次合流排気通路9bとは、第2次集合部10aで合流し、第2次合流排気通路11aとなっている。第1次合流排気通路9cと第1次合流排気通路9dとは、第2次集合部10bで合流し、第2次合流排気通路11bとなっている。そして、第2次合流排気通路11aと第2次合流排気通路11bとは、第3次集合部14で合流し、第3次合流排気通路15となっている。
そして、この第8実施形態においては、第1次集合部8a、8b、8c、8dが接続通路12によって連結されている。詳述すると、この第8実施形態における接続通路12は、第1次集合部8aに一端が接続された分岐通路21aと、第1次集合部8bに一端が接続された分岐通路21bと、第1次集合部8cに一端が接続された分岐通路21cと、第1次集合部8dに一端が接続された分岐通路21dと、分岐通路21a〜21dの他端を集合連結してなる集合部22と、を有している。そして、この集合部22には、制御弁13が配置されている。
この第8実施形態においては、制御弁13を開くと、第1次集合部8a、8b、8c、8dは接続通路12を介して互いに連通した状態となり、制御弁13を閉じると第1次集合部8a、8b、8c、8dは接続通路12を介して互いに連通しない状態となる。
図17を用いて本発明に第9実施形態について説明する。この第9実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第8実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第9実施形態においては、第1次集合部8aと第1次集合部8dとが接続通路12aによって連結され、第1次集合部8bと第1次集合部8cとが接続通路12bによって連結されている。
そして、接続通路12aの両端に制御弁13a、13bがそれぞれ配置され、接続通路12bの両端に制御弁13c、13dがそれぞれ配置されている
図18を用いて本発明に第10実施形態について説明する。この第10実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第8実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第10実施形態においては、第1気筒の排気ポート4a、第2気筒の排気ポート4b、第3気筒の排気ポート4c、第4気筒の排気ポート4d、第5気筒の排気ポート4e、第6気筒の排気ポート4f、第7気筒の排気ポート4g及び第8気筒の排気ポート4hが、接続通路12によって連結されている。詳述すると、この第10実施形態における接続通路12は、第1気筒の排気ポート4aに一端が接続された分岐通路21aと、第2気筒の排気ポート4bに一端が接続された分岐通路21bと、第3気筒の排気ポート4cに一端が接続された分岐通路21cと、第4気筒の排気ポート4dに一端が接続された分岐通路21dと、第5気筒の排気ポート4eに一端が接続された分岐通路21eと、第6気筒の排気ポート4fに一端が接続された分岐通路21fと、第7気筒の排気ポート4gに一端が接続された分岐通路21gと、第8気筒の排気ポート4hに一端が接続された分岐通路21hと、分岐通路21a〜21hの他端を集合連結してなる集合部22と、を有している。そして、この集合部22には、制御弁13が配置されている。
図18を用いて本発明に第10実施形態について説明する。この第10実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第8実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第10実施形態においては、第1気筒の排気ポート4a、第2気筒の排気ポート4b、第3気筒の排気ポート4c、第4気筒の排気ポート4d、第5気筒の排気ポート4e、第6気筒の排気ポート4f、第7気筒の排気ポート4g及び第8気筒の排気ポート4hが、接続通路12によって連結されている。詳述すると、この第10実施形態における接続通路12は、第1気筒の排気ポート4aに一端が接続された分岐通路21aと、第2気筒の排気ポート4bに一端が接続された分岐通路21bと、第3気筒の排気ポート4cに一端が接続された分岐通路21cと、第4気筒の排気ポート4dに一端が接続された分岐通路21dと、第5気筒の排気ポート4eに一端が接続された分岐通路21eと、第6気筒の排気ポート4fに一端が接続された分岐通路21fと、第7気筒の排気ポート4gに一端が接続された分岐通路21gと、第8気筒の排気ポート4hに一端が接続された分岐通路21hと、分岐通路21a〜21hの他端を集合連結してなる集合部22と、を有している。そして、この集合部22には、制御弁13が配置されている。
この第10実施形態においては、制御弁13を開くと第1〜第8排気ポート4a、〜、4hは接続通路12を介して互いに連通した状態となり、制御弁13を閉じると第1〜第8排気ポート4a、〜、4hは接続通路12を介して互いに連通しない状態となる。
図19を用いて本発明に第11実施形態について説明する。この第11実施形態における多気筒内燃機関は、上述した第8実施形態の多気筒内燃機関と略同一構成となっているが、この第11実施形態においては、接続通路12aによって第1気筒の排気ポート4aと第8気筒の排気ポート4hとが連結され、接続通路12bによって第3気筒の排気ポート4cと第6気筒の排気ポート4fとが連結され、接続通路12cによって第4気筒の排気ポート4dと第5気筒の排気ポート4eとが連結され、接続通路12dによって第2気筒の排気ポート4bと第7気筒の排気ポート4gとが連結されている。そして、接続通路12aの両端に制御弁13a、13bがそれぞれ配置され、接続通路12bの両端に制御弁13c、13dがそれぞれ配置され、接続通路12cの両端に制御弁13e、13fがそれぞれ配置され、接続通路12dの両端に制御弁13g、13hがそれぞれ配置されている。
尚、上述した各実施形態において、制御弁が開弁するタイミングを冷間始動時とすることも可能である。
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 各気筒毎に複数の排気弁並びに一端が排気弁の数に応じて分岐して燃焼室に接続された排気ポートを有し、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な吸気行程時排気弁開閉手段を備えた内燃機関であって、点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート他端側を合流させてなる複数の第1次集合部と、各第1次集合部に一端が接続された複数の第1次合流排気通路と、を有し、複数の第1次合流排気通路よりも排気下流側では、各第1次合流排気通路内を流れた排気が段階的に順次合流するよう形成された排気通路構造を備えた多気筒内燃機関において、複数の第1次集合部間を連結する少なくとも一つの接続通路と、上記接続通路内に配置された制御弁と、を有し、内燃機関が所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁する。
制御弁が開弁すると上記排気通路構造内で気筒間排気干渉が生じ、排気ポート内圧力が上昇する。つまり、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つが開弁状態となっている際に制御弁を開弁すると、排気ポート内と燃焼室との圧力差が大きくなっていることから、燃焼室内へ流れ込む排気(既燃ガス)の流量が増加し、内部EGR率が増加する。すなわち、排気通路構造内に生じる気筒間排気干渉を利用することで、燃焼室内へ流れ込む排気(既燃ガス)の流量及び内部EGR率を増加させることができる。これによって、筒内スワール比が増大し、筒内の乱流強度が増加するため、燃焼安定性が改善される。また、内部EGR率の増加により、ポンピングロスが低下し、リーン燃焼が可能となるので燃費の向上を図ることができる。
(2) 各気筒毎に複数の排気弁並びに一端が排気弁の数に応じて分岐して燃焼室に接続された排気ポートを有し、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な吸気行程時排気弁開閉手段を備えた内燃機関であって、点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート他端側を合流させてなる複数の第1次集合部の排気下流側で各排気ポート内を流れた排気が段階的に順次合流するよう形成された排気通路構造を備えた多気筒内燃機関において、
複数の排気ポートを連結する少なくとも一つの接続通路と、上記接続通路内に配置された制御弁と、を有し、内燃機関が所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁する。
複数の排気ポートを連結する少なくとも一つの接続通路と、上記接続通路内に配置された制御弁と、を有し、内燃機関が所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁する。
(3) 上記(1)または(2)に記載の多気筒内燃機関において、上記制御弁は、上記接続通路の全ての通路端に配置されている。これによって、接続通路を設けたことによって生じる排気系のデッドボリュームを最小限にすることができる。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の多気筒内燃機関において、冷間始動時の吸気行程中には、同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁させる。これによって、他の気筒から排出された直後の高温の排気を内部EGRとして利用することができるので、早期に燃焼室を暖めることができる。
(5) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の多気筒内燃機関において、同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にする運転状態よりも、相対的にさらに低負荷となる運転状態になったときに、同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁させる。
1…燃焼室
3…吸気ポート
4…排気ポート
5…吸気弁
6…排気弁
12…接続通路
13…制御弁
3…吸気ポート
4…排気ポート
5…吸気弁
6…排気弁
12…接続通路
13…制御弁
Claims (5)
- 各気筒毎に複数の排気弁並びに一端が排気弁の数に応じて分岐して燃焼室に接続された排気ポートを有し、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な吸気行程時排気弁開閉手段を備えた内燃機関であって、
点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート他端側を合流させてなる複数の第1次集合部と、各第1次集合部に一端が接続された複数の第1次合流排気通路と、を有し、複数の第1次合流排気通路よりも排気下流側では、各第1次合流排気通路内を流れた排気が段階的に順次合流するよう形成された排気通路構造を備えた多気筒内燃機関において、
複数の第1次集合部間を連結する少なくとも一つの接続通路と、上記接続通路内に配置された制御弁と、を有し、内燃機関が所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁することを特徴とする多気筒内燃機関。 - 各気筒毎に複数の排気弁並びに一端が排気弁の数に応じて分岐して燃焼室に接続された排気ポートを有し、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを開弁状態とすることが可能な吸気行程時排気弁開閉手段を備えた内燃機関であって、
点火時期が連続しない気筒同士の排気ポート他端側を合流させてなる複数の第1次集合部の排気下流側で各排気ポート内を流れた排気が段階的に順次合流するよう形成された排気通路構造を備えた多気筒内燃機関において、
複数の排気ポートを連結する少なくとも一つの接続通路と、上記接続通路内に配置された制御弁と、を有し、内燃機関が所定の運転状態の際に、吸気行程中に同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁することを特徴とする多気筒内燃機関。 - 上記制御弁は、上記接続通路の全ての通路端に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の多気筒内燃機関。
- 冷間始動時の吸気行程中には、同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の多気筒内燃機関。
- 同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にする運転状態よりも、相対的にさらに低負荷となる運転状態になったときに、同一気筒の複数ある排気弁のうちの一つを所定期間開弁状態にすると共に、上記制御弁を開弁させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の多気筒内燃機関。
Priority Applications (1)
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JP2008041534A JP2009197715A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 多気筒内燃機関 |
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JP2008041534A JP2009197715A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 多気筒内燃機関 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009197715A true JP2009197715A (ja) | 2009-09-03 |
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Family Applications (1)
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JP2008041534A Pending JP2009197715A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 多気筒内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009197715A (ja) |
-
2008
- 2008-02-22 JP JP2008041534A patent/JP2009197715A/ja active Pending
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