JP2009197591A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】VTCの位相角変更時のオーバーシュートを抑制しつつコストの低減化が図れるバルブタイミング制御装置を提供する。
【解決手段】ECU3は、電磁コイルに通電される電流(デューティ比)が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量を、前記位相変更機構12が位相変化を開始してから目標位相θtgに到達するまでの一定期間毎の動作角θmをたとえば3つに分割して、最初の2つの位相角θopよりも前記目標位相に到達する最後の足されたθrが最も小さくなるように構成した。このパターンでは、最後が小さい動作角のためVTCが短時間でθrだけ動くことにより、θdetsからθtg1ヘの到達時間を短くできると共に、VTCの動作後半での速度の出すぎが緩和されて、オーバーシュートが抑えられる。
【選択図】図11

Description

本発明は、内燃機関のクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させることによって、吸気弁または排気弁のバルブタイミング(開閉タイミング)を変化させるバルブタイミング制御装置に関する。
従来の内燃機関のバルブタイミング制御装置としては、本出願人が先に出願した以下の特許文献1に記載されるようなものがある。
この内燃機関のバルブタイミング制御装置は、クランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を任意のタイミングで検出できる回転位相検出手段を備え、この回転位相検出手段により検出した回転位相に基づいてバルブタイミング機構を制御するようになっている。
これによって、カムシャフトの回転周期よりも短い周期であっても前記相対回転位相を検出できるので、バルブタイミング制御のフィードバック制御を行うに際して低回転時であってもバルブタイミングの制御周期と相対回転位相の検出周期を一致させて、高応答性、高精度のバルブタイミング制御を実現できる。
つまり、機関回転とは無関係に前記回転位相検出手段の検出周期の粗さがあると、目標位相角到達後にオーバーシュートによって目標位相を離れてしまいバルブタイミング制御に悪影響を与えることから、高精度な回転位相検出手段を用いてオーバーシュートを抑制して制御応答性や制御精度の向上を図るようになっている。
特開2005−299640号公報
しかしながら、前記従来のバルブタイミング制御装置にあっては、前述のように、回転位相検出手段の検出周期の粗さなどに起因するオーバーシュートを抑制するために、高価な回転位相検出手段を用いていることから、コストの高騰が余儀なくされてしまう。
本発明は、バルブタイミング制御装置(VTC)の動作時のオーバーシュートを抑えることを目的とし、バルブタイミング制御装置全般に共通する特性である、動作開始直後の大きな摺動抵抗やアクチュエータの応答遅れなどの影響で制御性が悪く、オーバーシュートしやすいという特性に着目し、このオーバーシュートを抑制しつつコストに低減化を図ることを目的としている。
本発明は、前記従来の技術的課題を解決するために案出されたもので、とりわけ、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させる位相変更機構と、通電されることによって前記位相変更機構に駆動力を付与する駆動機構と、該駆動機構に通電される電流を制御する制御機構と、前記クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転角度を検出すると共に、機関運転状態によって検出周期が前記制御機構の制御周期より長い場合が存在する位相角検出機構と、前記位相変更機構が前記クランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記制御機構から駆動機構に通電される電流の増減を繰り返すことを特徴としている。
また、他の発明としては、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させる位相変更機構と、通電されることによって前記位相変更機構に駆動力を付与する駆動機構と、該駆動機構に通電される電流をデューティ制御する制御機構と、前記クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転角度を検出すると共に、機関運転状態によって検出周期が前記制御機構の制御周期より長い場合が存在する位相角検出機構と、を備え、
前記位相変更機構が、前記クランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記制御機構によって駆動機構が制御されるデューティ比が増減を繰り返すことを特徴としている。
本発明によれば、位相変更機構が相対回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記制御機構から駆動機構に通電される電流やデューティ比の増減を繰り返すことによって、前記駆動機構の駆動力を作動開始直後には大きくし、目標位相の収束時には小さくする。これにより、複雑な計算をせずにかつ各種条件で制御ゲイン変更をせずに、バルブタイミング制御のオーバーシュートを防止することができる。
しかも、前記位相角検出機構として、一般的なクランク角センサやカム角センサを用いるだけであるからコストの高騰を抑制できる。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、直列4気筒内燃機関の吸気側の動弁装置に適用したものであるが、排気側の動弁装置に同様に適用することも可能であり、また、気筒構成はこれに限定されるものではない。
図1は前記内燃機関の全体概略構成を示し、シリンダブロックとシリンダヘッドからなる機関本体01の内部に形成された吸気管01には、スロットルバルブ03が設けられ、該スロットルバルブ03と吸気弁04を介して燃焼室05内に空気が吸入される。前記燃焼室05には、混合気に着火する点火プラグ06が設けられている。燃焼排気は燃焼室05から排気弁07を介して排気管08に取り付けられた触媒で浄化された後に大気に排出される。
前記吸気弁04と排気弁07は、図外のバルブスプリングのばね力と吸気側カムシャフト1と排気側カムシャフト2に設けられた駆動カム1a、2aとによって開閉駆動されるようになっている。
また、前記各気筒の吸気ポートには、燃料噴射弁09がもうけられており、該燃料噴射弁09は、エンジンコントロールユニット(ECU)3に制御され、燃料を吸気弁04に噴射する。
前記ECU3は、入力された各種センサの検出信号に基づく演算結果によって車両に搭載された各種アクチュエータを制御する。
前記各種センサとしては、クランクシャフト4の回転角を180°毎の基準回転位置で基準クランク角信号REFを取り出すと共に単位角度信号POSを取り出すクランク角センサ5や、吸気側カムシャフト1からカム角90°(クランク角180°)毎の基準回転位置でのカム信号CAMを取り出すカム角センサ6、アクセル開度APSを検出するアクセル開度センサ7、機関の吸入空気量Qaを検出するエアフローメーター8、冷却水温度Twを検出する水温センサ9などが設けられている。なお、機関回転速度Neは、基準クランク角信号REFの周期、または、単位時間当たりの単位角度信号POSの検出頻度に基づいて算出される。
また、前記吸気側カムシャフト1の一端部に、前記バルブタイミング制御装置(VTC)10が設けられている。
このVTC10は、図2及び図3に示すように、前記吸気側カムシャフト1と、この吸気側カムシャフト1の前端側に必要に応じて相対回動可能に設けられた駆動回転体であるタイミングスプロケット11と、該タイミングスプロケット11の内周側に配置されて、両者1,11の相対回転位相を変更する位相変更機構12と、通電されることによって前記位相変更機構12に駆動力を付与する駆動機構である電磁ブレーキ機構13と、制御機構である前記ECU3と、タイミングスプロケット11とカムシャフト7の相対回転位相角を検出する位相角検出機構である前記クランク角センサ5及びカム角センサ6と、を備えている。
前記カムシャフト1は、外周に吸気弁04を開作動させる一気筒当たり2つのカム1a、1aを有すると共に、先端部に従動回転体である従動軸部材14がカムボルト15によって軸方向から結合されている。
前記従動軸部材14は、前記カムボルト15が内部の貫通孔を介して挿通する円筒状の軸部14aと、該軸部14aのカムシャフト1側の端縁に一体に形成された大径フランジ状の拡径部14bとを備えている。前記軸部14aの拡径部14b側外周面には、ほぼ複数葉のガイド孔14cが形成されている。
前記タイミングスプロケット11は、外周に図外のタイミングチェーンを介してクランク軸に連係されるリング状のギア歯車11aが外周に一体に形成されていると共に、このリング状歯車部11aの内周側にほぼ円板状の駆動リング11bが設けられている。また、この駆動リング11bの中央に形成された挿通孔の内周面が前記従動軸部材4の拡径部14bの外周に回転自在に支持されている。
また、前記駆動リング11bには、図3に示すように、対面する平行な側壁を有する径方向ガイドである3つ径方向窓孔17がタイミングスプロケット11のほぼ直径方向に沿うように貫通形成されていると共に、この3つの径方向窓孔17の間に、3つのリンク部材18が周方向へ移動可能に係入保持されている。
前記各リンク部材18は、それぞれがほぼ円弧状に折曲形成されて、一端側の各基端部が円筒状に形成されている一方、他端側の各先端部も円筒状に形成されている。また、前記従動軸部材14の拡径部のカムシャフト1側の端部内周側に3つのレバー突起が一体に突設され、この各レバー突起の内部にそれぞれ貫通形成された各保持孔に各ピン19の一端部が圧入固定されていると共に、該ピン19の他端部に前記各リンク部材18の各基端部が回転自在に連結されている。
また、各リンク部材18は、先端部が前記各径方向窓孔17に係入していると共に、この先端部には、軸方向前方側に開口する収容穴が形成され、この収容穴に、前記各径方向窓孔17を介して、後述する渦ディスク23の渦巻き溝25に係合する球面状の先端部を有する係合ピン21と、この係合ピン21を前方側(渦巻き溝15側)に付勢するコイルばね22とが収容されている。
そして、各リンク部材18は、各先端部が対応する各径方向窓孔17に係入した状態において、各基端部がピン19を介して前記従動軸部材14に連結されているため、リンク部材18の先端部側が外力を受けて各径方向窓孔17に沿って変位すると、タイミングスプロケット11と従動軸部材14とは、各リンク部材18の基端部が前記各ガイド孔14cに沿って移動して、各先端部の変位に応じた方向及び角度だけ相対回動する。
一方、前記駆動リング11bの前方側には、円板状の渦ディスク23が前記軸部14aの外周にベアリングを介して回転自在に支持されている。この渦ディスク23は、軸部14aの外周面に摺動自在に支持された内周部と、該内周部の外周側に有するディスク部とから構成され、このディスク部のカムシャフト1側の後面に、渦巻き状のガイドである断面半円状の1条の渦巻き溝25が形成されている。この各渦巻き溝25には、前記各リンク部材18の各係合ピン21の先端部が摺動自在に係合案内されている。
前記各渦巻き溝25は、タイミングスプロケット11の回転方向に沿って次第に縮径するように形成されていると共に、全体の変化率が一定に形成されている
そして、各係合ピン21が渦巻き溝25に係合した状態において、渦ディスク23がタイミングスプロケット11に対して遅れ方向に相対回動すると、各リンク部材18の先端部は、各径方向窓孔17に案内されつつ渦巻き溝25の渦巻き形状に誘導されて半径方向内側(進角側)に移動し、逆に、渦ディスク23が進み方向に相対変位すると、半径方向外側に移動して、係合ピン21が前記渦巻き溝25の偏曲部に位置した状態で最遅角側に制御される。
さらに、前記係合ピン21が前記渦巻き溝25の最外周側の先端溝部域に位置すると、機関の始動に適した僅かに進角側の位置となるように制御されるようになっている。
前記渦ディスク23は、カムシャフト1に対する相対的な回動操作力が入力されると、その操作力が各渦巻き溝25と各係合ピン21の先端部を通してリンク部材18の先端部を各径方向窓孔17内で径方向に変位させ、このときリンク部材18の作用でもってタイミングスプロケット11と従動軸部材14に相対的な回動力を伝達する。
前記電磁ブレーキ機構13は、渦ディスク23をタイミングスプロケット11の回転方向(進角側)に付勢するトーションスプリング26と、渦ディスク23をタイミングスプロケット11の回転方向と逆方向(遅角側)に制動する電磁アクチュエータであるヒステリシスブレーキ27と、から構成され、該ヒステリシスブレーキ27の制動力が前記ECU3から出力される電流によって機関運転状態に応じて適宜制御されることにより、渦ディスク23をタイミングスプロケット11に対して相対回動させ、あるいは両者の回動位置を維持するようになっている。
前記ヒステリシスブレーキ27は、渦ディスク23の前端部に連結ピン31などを介して固定された非磁性材の環状プレート24と、該環状プレート24の前端面に固定されたヒステリシスリング28と、該ヒステリシスリング28の前端部に配置された円環状のコイルヨーク29と、該コイルヨーク29の内部に収容配置されて、該各コイルヨーク29に磁気を誘導する電磁コイル30と、を備えている。
前記電磁コイル30は、前記ECU3から通電によるデューティ制御されると、コイルヨーク29を介して発生する磁力によってヒステリシスリング28にブレーキトルクを発生させるようになっている。すなわち、前記電磁コイル30への通電によってヒステリシスリング28が各極歯32,33間の磁界内を変位するときに、ヒステリシスリング28の内部の磁束の向きと磁界の向きのずれによって制動力を発生するものであるが、その制動力は、ヒステリシスリング28の回転速度(前記対向内外周面とヒステリシスリング28の相対速度)に関係なく、磁界の強さ、すなわち、電磁コイル30の励磁電流の大きさにほぼ比例した一定の値となる。
なお、前記位相変更機構12は、前記タイミングスプロケット11の径方向窓孔17、リンク部材18、係合ピン21、渦ディスク23、渦巻き溝25などによって構成されている。
また、前記ECU3は、タイミングスプロケット11とカムシャフト1の回転位相を、前記クランク角センサ5の基準クランク角信号REFと単位角度信号POS及び前記カム角センサ6の基準カム角信号CAMとによって計算する。
前記クランク角センサ5は、一般的なものであって、図4A、Bに示すように、クランク角センサ5は、クランクシャフト4の端部に同軸に取り付けられたクランク用円盤40とクランク用近接センサ41とを備える。クランク用円盤40にはクランクシャフト4の回転を検出するために、ほぼ等間隔で配置されたターゲット40aが形成配置されている。このターゲット40aをクランク用近接センサ41で検出することで、クランクシャフト4の単位角度信号(回転角)POSを取得する。なお、クランク角90°毎の基準回転角にて基準クランク角信号REFを検出する。
前記カム角センサ6は、これも一般的なものであって、図5A、Bに示すように、カムシャフト1の端部に同軸に取り付けられたカム用円盤42とカム用近接センサ43とを備える。カム用円盤42には、カムシャフト1の回転を検出するために、ほぼ等間隔で配置されたターゲット42aが形成配置されている。前記ターゲット42aの配置間隔は、クランクシャフト4の180°回転分に相当するカムシャフト1の回転角を検出するように決定されている。
すなわち、直列4気筒では90°間隔であり、V型6気筒では120°間隔である。このターゲット42aをカム用近接センサ43で検出することでカムシャフト1の基準カム角信号CAMを取得する。
前記基準クランク角信号REFと単位角度信号POS及び基準カム角信号CAMのタイミングチャートを図6に示す。回転位相θdetは、カム用近接センサ43が、ターゲット42aを検出し基準カム角信号CAMを更新したタイミングから、クランク角センサ5が、基準クランク角信号REFを検出したタイミング間の単位角度信号POSをカウントすることで、ECU10により検出される。
前記ECU3は、図7に示すように、内燃機関の運転状態情報を取得する運転状態取得手段S1と、該運転状態取得手段S1で取得した運転状態からVTC10の通常目標位相θtg1を設定する目標位相設定手段S2と、VTC10の実際の位相θdetを検出する実位相検出手段S3と、前記目標位相設定手段S2と実位相検出手段S3とで取得した通常目標位相θtg1と実際の位相θdtからVTC10が動作する位相角の大きさθmを算出する動作角算出手段S4と、θmの大きさに応じて目標位相変化パターンθtgを設定する目標設定手段S5と、ある瞬間での目標位相変化パターンθtgとθdetの差に基づいて操作量Uを算出する操作量算出手段S6と、該操作量算出手段S6により算出された操作量Uに基づいて電圧ViをVTC10に出力する操作量出力手段S7とから構成されている。
なお、前記運転状態取得手段S1〜操作量出力手段S7を、ECU3から独立させて単独の電子回路としても良い。また、図6に示される回転位相(バルブタイミング)制御は、イグニッションキーがONにされると開始され、所定時間(例えば10ms)毎に実行される。
図8にECU3によるVTC10の制御フローチャートを示す。まず、前記運転情報取得手段S1はステップS11、目標位相設定手段S2はステップS12、実位相検出手段S3はステップS13〜S15、動作角算出手段S4はステップS16、目標設定手段S5はステップS17〜S24、操作量算出手段S6はステップS25〜S26、操作量出力手段S7はステップS27でそれぞれ実行される。
前記運転状態取得手段S1は、ステップ11において前述の各種センサよって機関回転速度Ne、冷却水温度Tw、吸入空気量Qa等の内燃機関の運転状態情報を取得する。このとき、取得した情報をそれぞれ、Nen,Twn,Qanに代入する。
前記目標位相設定手段S2は、ステップ12において前記ステップS11で取得した運転状態に基づいて吸気弁04の通常目標位相(バルブタイミング)θtg1を設定する。この通常目標位相θtg1は、例えば、NeとTwと機関負荷を示す指標であるQaに基づいてあらかじめ同定した目標位相のマツプを参照して設定される。
なお、本実施形態では、VTC10の応答時間Tresは、運転状態の維持時間Tconと比較して短いことを想定しており、したがって、θtglの継続時間Ttg1は、Tresより長い。しかし、応答時間Tresが運転状態維持時間Tconより長い場合にも適用可能である。
前記実位相検出手段S3は、ECU3が前述のように実位相θdetを検出し、ステップ14でθdetnに代入する。このとき、ステップ13に示す次式の条件を満たすときには、θdetをθdetsにも代入する。
〔数1〕|θtg1一θtg1z|>0
ただし、θtglzはθtg1の前回値を示す。また、前記数1の条件を満たさない場合はステップ15に移行してθdetをθdetnに置き換える。
なお、以下での時間のカウントは、目標位相角θtg1が変更されたタイミングをT=Oとする。
前記動作角算出手段S4は、ステップ16においてECU3が次式のようにして、VTC10が実際に作動する回転位相角(動作角)θmを算出する。
〔数2〕θm=θtb1−θdets
前記目標設定手段S5は、ECU3がVTC10の実際に追従すべき目標位相変化パターンθtg(θtgは時間的に可変)を動作角θmに基づいて設定する。
前記目標位相変化パターンθtgはθdetsとθtg1との間に中間的な目標位相を設定された目標値パターンで、例えば、図9に示すようになる。
このように、中間的な目標位相を設定することによって、オーバーシュートが大きくなりやすい動作角の大きな場合でもVTC10のオーバーシュートを抑制することができるというメリットがある。
すなわち、ステップS17においてθmと閾値θthを比較する。この閾値θthはあらかじめ実験などで設定しておく値である。この閾値θthは、VTC10が所望の作動ができる動作角であって、例えばオーバーシュートが所望の大きさに収まる最大動作角に設定する。
〔数式3〕 θm>θth
数式3が成立しない場合には、ステップS24で、次式のようにθtgをθtg1とする。つまり、θtgは、目標位相の変更はせずθtg1が変更されるまで一定となる。
〔数式4〕 θtg=θtg1
数式3が成立する場合には、S18〜S23にて、目標位相変化パターンθtgをθtg2に設定する。つまり、ステップ18において0をNに代入し、ステップ19でN+1をNにしてステップ20に移行する。
前記ステップ20では、N×θopとθmの大きさを比較して、θmのほうが大きいと判別した場合はステップ19に戻るが、θmの方が小さいと判別した場合は、ステップ21に移行する。
このステップ21では、N−1をNに代入し、ステップ22では、θm−N×θopをθrとする。続いて、ステップ23において、θtg=θtg2に設定する。
前記ステップS18〜S23にて、後述する数式5に示すように、ある一定期間Topごとに動作角θmを、一つの位相角θopを基準に分割する例を示す。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、中間的な目標位相の維持時間は、例えば制御周期毎に変更しても良いし、同一の一定期間でなくても良い。また、中間的な目標位相は、一つの位相角を基準に分割する必要はなく、中間目標ごとの位相角差は任意の大きさでも良い。
Figure 2009197591
前記式中のN、θrについては後述する。
ここでθop及びTopは、あらかじめ実験や解析によって設定しておく値であるが、この実施の形態では、図10の実線で示すように、オーバーシュートなく最速で目標角に収束できるように設定する。
これによりVTC10の位相は、θdetsからθtg1に動く間に、確実に一定方向に動くことができるという利点がある。
なお、図10の破線で示すように、VTC10のθdetsからθtg1への即応性を重視し、オーバーシュートは出るものの全体として良好な応答を示すようにToPをToP2のように短く設定しても良い。
前記N、θrについて説明すると、Nは前記ステップS18〜S21で計算される値であって、次式を満たす最大の値である。
〔数式6〕 θm>N×θop
また、θrは前記ステップS22で次式により算出される値である。
〔数式7〕 θr=θm−N×θop
また、数式5ではθrの最後に目標位相変化パターンに加えているが、この加える順番で、VTC10の応答特性に差が出る。理解し易くするために、前記Nが2でθrが0でない場合のθtg1の例を図11〜図13に示す。
図11は最後にθrを足すパターンを示している。つまり、前記電磁コイル30に通電される電流(デューティ比)が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量を、前記位相変更機構12が位相変化を開始してから目標位相に近づくまでの位相角変化量(θop)よりも前記目標位相に到達する最後の足されたθrが最も小さくなるように構成したものである。
このパターンでは、最後が小さい動作角のためVTC10が短時間でθrだけ動くことにより、θdetsからθtg1ヘの到達時間を短くできる利点がある。
また、TopをTop2のようにオーバーシュートを許容して即応性を持たせる設定にした場合、目標位相がθrに切り替わった瞬間にVTC10はある速度を持っているため、さらに即応性を向上できる。
図12、図13は前記θrを最後以外に足すパターンを示しており、図12に示すパターンは、最初と最後の間に足されたθrが最小になるように構成されたものであり、図13に示すパターンは、最初に足されたθrが最小になるように構成されたものである。
このときには、θopの設定時に応答が任意に設定できるため、θdetsからθtg1の全体としてのオーバーシュートや定常偏差への収束時間を設定できるという利点がある。
次に、前記操作量算出手段S6は、ステップ25においてθtgとθdetとの差に基づいた操作量Uを算出する。ここでは、PID制御を行うが、制御形態はPIDに限定されない。
すなわち、前記ステップ25では、目標位相変化パターンθtgと実際の位相θdetnの差Erを計算する。
〔数式〕 Er=θtg−θdetn
ステップ26では、Erを用いて次式にて操作量を計算する。
〔数式9〕 U=Up+Ui+Ud
ここでUp,Ui,Udは以下のように計算する。
〔数式10〕 Up=Kp×Er
〔数式11〕 Ui=Ki×Er+Uiz
〔数式12〕 Ud=Kd×(Er−Erz)
ここで、UizはUiの前回値であり、ErzはErの前回値である。
前記操作量出力手段S7は、ステップ27においてUをVTC10への入力電圧Viとして出力する。
この実施形態では、進角動作を想定してθtg1がθdetsより大きいものとなっているが、この進角動作に限定されるものではなく、遅角動作に適用しても良い。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、遅角動作へ適用したものであって、図14のフローチャートに示すように、目標設定手段S5のみが異なり、具体的には、前記図8のステップS17,S20と、前記数式3、数式5、数式6及び閾値θth、θopが異なる。他の部分は第1実施形態と共通することから重複説明は省略する。
まず、閾値θthとθop及びTopの設定について説明する。第1実施形態では進角動作を想定しているため閾値θthは0以上の値であるが、本実施形態では遅角動作を想定するため、遅角側の動作角閾値θthrは0以下の値となる。
また、θopとTopは、図15の実線に示すように、遅角側への最適ステップ角としてθoprとTopr、θop及びTopと同様に設定する。なお、図15の破線に示すように、VTC10のθdetsからθtg1への即応性を重視して、ToPをToP2のように短く設定すると、オーバーシュートは出るものの全体として良好な応答が得られる。
また、前記動作角閾値θthrの絶対値は閾値θthと同じ値でも良いし、異なる値でも良い。θoprの絶対値とToprも、進角動作と遅角動作とで同じ値でも良いし、異なる値でも良い。
進角動作と遅角動作でVTC10の動作特性が違う場合には、進角動作と遅角動作でそれぞれの値を変えることで、それぞれの動作に適した制御ができるという利点がある。
次いで、前記本実施形態のように、遅角方向に適用した際の異なる点である目標設定手段S5を、図14のステップS37〜S44において説明する。
まず、ステップS37はθmとθthrの大きさを比較して目標位相を変更するか否かを判別する。この判定は第1実施形態のステップS17の数式3と同様に次式で判定される。
〔数式13〕 θm<θthr
前記数式13の不成立時には、第1実施形態と同様にθtgをθtg1とする。前記数式13が成立するときには、目標位相の変更を行う。第1実施形態の図8のステップS18〜S23の数式5と同様に、ステップS38〜S41にて以下の数式14に示すようにθtg2を設定する。なお、前記θrを足すタイミングについても第1実施形態と同様である。
Figure 2009197591
前記Nは、第1実施形態の図8のステップS18〜S23と同様に、ステップS38〜S43のようにして決定する。このステップS38〜S43が第1実施形態と異なる点は、第1実施形態でステップS20の数式6ようにスイッチングしていた部分を、ステップS40で数式15のようにスイッチングする点である。
〔数式15〕 θm<N×θop
前記遅角動作を対象とした第2実施形態は、目標設定手段S5が、前記のようにしてθtgを設定する点が第1実施形態と異なっている点であり、他は同様の処理をする。
なお、前記第1実施形態と第2実施形態では、それぞれ進角動作、遅角動作のみで目標位相の変更を行っているが、前記両実施形態を組み合わせて進角動作と遅角動作の両方で目標位相の変更を行っても良い。
以上のように、前記各実施の形態に具体的に示すように、本発明のコンセプトは、目標位相を分割することで、VTC10の駆動力を、動作開始直後には大きくし、目標位相への収束時には小さくするというものである。これにより、複雑な計算をせずかつ各種条件で制御ゲイン変更をせずに、VTC10のオーバーシュートを小さくすることができる。
すなわち、従来のVTCでは、図16の一点破線で示すように、摺動抵抗などの影響で、作動開始後の第1の一定期間T1では動作が遅く、第2の一定期間T2では動作が速くなり、VTC10の動作時のオーバーシュートが発生し易くなる。
これに対して、前記各実施形態では、図16の実線で示すように、制御ゲインを変えずに目標動作角(変化量)を例えば2段に分割したときのVTC10の動作では、動作後半の速度の出すぎが緩和でき、オーバーシュートが抑えられる。
また、前記位相角検出機構であるクランク角センサ5やカム角センサ6は、高精度なものではなく、一般的なものを使用していることから、コストの高騰を抑制することができる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば前記VTCを排気弁側に設けた場合にも適用することが可能であり、またバルブタイミング制御装置としては、前記電磁ブレーキ機構以外に、前記位相変更機構を例えば電動モータによって駆動するような構造のものにも適用することができる。
本発明のバルブタイミング制御装置が適用された内燃機関の概略構成図である。 同バルブタイミング制御装置の断面図である。 図2のA−A線断面図である。 実施形態に供されるクランク角センサを示し、Aは側面図、Bは正面図である。 実施形態に供されるカム角センサを示し、Aは側面図、Bは正面図である。 前記クランク角センサとカム角センサが取得するパルス信号を示す図である。 実施形態に供されるECUの基本構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるECUの制御フローチャート図である。 目標位相を変更するパターン例を示す特性図である。 本実施形態における最適応答を示す目標位相幅及びその継続時間を示す特性図である。 通常の目標位相を最適応答の幅で分割する第1の方法を示す特性図である。 通常の目標位相を最適応答の幅で分割する第2の方法を示す特性図である。 通常の目標位相を最適応答の幅で分割する第3の方法を示す特性図である。 第2実施形態におけるECUの制御フローチャート図である。 本実施形態における最適応答を示す目標位相幅及びその継続時間を示す特性図である。 各実施形態におけるバルブタイミング制御装置の作動応答性の特性図である。
符号の説明
1…吸気側カムシャフト
3…ECU(制御機構)
4…クランクシャフト
5…クランク角センサ(位相角検出機構)
6…カム角センサ(位相角検出機構)
10…バルブタイミング制御装置
11…タイミングスプロケット
12…位相変更機構
13…電磁ブレーキ機構(駆動機構)
27…ヒステリシスブレーキ
30…電磁コイル

Claims (20)

  1. 吸気弁または排気弁の開閉時期を制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させる位相変更機構と、
    通電されることによって前記位相変更機構に駆動力を付与する駆動機構と、
    該駆動機構に通電される電流を制御する制御機構と、
    前記クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転角度を検出すると共に、機関運転状態によって検出周期が前記制御機構の制御周期より長い場合が存在する位相角検出機構と、
    前記位相変更機構が前記クランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記制御機構から駆動機構に通電される電流の増減を繰り返すことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記制御機構は、前記駆動機構に通電される電流が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量を可変制御することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構に通電される電流が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量を、前記位相変更機構が位相変化を開始してから目標位相に近づくまでの変化量よりも前記目標位相に到達する最後の変化量が小さくなるように構成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構に通電される電流が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量のうち、前記位相変更機構が位相変化を開始する1回目の変化量と目標位相に到達する最後の変化量の間に、前記1回目と最後の変化量よりも小さい位相変化量が存在することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構に通電される電流が増減を繰り返す単位時間当たりの位相変化量は、前記位相変更機構が位相変化を開始する1回目より2回目以降の方が大きくなるように構成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構に通電される電流が増減を繰り返す最も長い周期を、前記位相変更機構がオーバーシュートを発生しない周期になっていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  7. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記制御機構は、機関運転状態から前記位相変更機構によって変化させる位相角度の目標値を設定すると共に、
    現在のクランクシャフトに対するカムシャフトの実位相を算出し、
    前記実位相から目標値まで移動させる位相角度を求め、
    前記移動させる位相角度が所定以上であった場合には、前記駆動機構に通電される電流が増減を繰り返す周期を設定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  8. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構は、通電されることによって発生する電磁力を前記位相変更機構に直接作用させることにより、該位相変更機構に駆動力を付与することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  9. 請求項8に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構は、電磁ブレーキ機構であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  10. 請求項8に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構は、電動モータであることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  11. 吸気弁または排気弁の開閉時期を制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させる位相変更機構と、
    通電されることによって前記位相変更機構に駆動力を付与する駆動機構と、
    該駆動機構に通電される電流をデューティ制御する制御機構と、
    前記クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転角度を検出すると共に、機関運転状態によって検出周期が前記制御機構の制御周期より長い場合が存在する位相角検出機構と、
    を備え、
    前記位相変更機構が、前記クランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記制御機構によって駆動機構が制御されるデューティ比が増減を繰り返すことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  12. 請求項11に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記制御機構は、前記デューティ比が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量を可変制御することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  13. 請求項12に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記デューティ比が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量を、前記位相変更機構が位相変化を開始してから目標位相に近づくまでの変化量よりも前記目標位相に到達する最後の変化量が小さくなるように構成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  14. 請求項12に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記デューティ比が増減を繰り返す単位時間当たりの位相角変化量のうち、前記位相変更機構が位相変化を開始する1回目の変化量と目標位相に到達する最後の変化量の間に、前記1回目と最後の変化量よりも小さい位相変化量が存在することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  15. 請求項12に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記デューティが増減を繰り返す単位時間当たりの位相変化量は、前記位相変更機構が位相変化を開始する1回目より2回目以降の方が大きくなるように構成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  16. 請求項11に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記デューティ比が増減を繰り返す最も長い周期を、前記位相変更機構がオーバーシュートを発生しない周期になっていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  17. 請求項11に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記制御機構は、機関運転状態から前記位相変更機構によって変化させる位相角度の目標値を設定すると共に、現在のクランクシャフトに対するカムシャフトの実位相を算出し、
    前記実位相から目標値まで移動させる位相角度を求め、
    前記移動させる位相角度が所定以上であった場合には、前記デューティ比が増減を繰り返す周期を設定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  18. 請求項11に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記駆動機構は、通電されることによって発生する電磁力を前記位相変更機構に直接作用させることにより、該位相変更機構に駆動力を付与することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  19. 吸気弁または排気弁の開閉時期を制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させる位相変更機構と、
    前記位相変更機構に駆動力を付与する駆動機構と、
    該駆動機構に通電される電流を制御する制御機構と、
    前記クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転角度を検出すると共に、機関運転状態によって検出周期が前記制御機構の制御周期より長い場合が存在する位相角検出機構と、
    を備え、
    前記位相変更機構が前記クランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記位相変更機構は、移動速度が増減を繰り返すことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  20. 請求項19に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記位相変更機構が前記回転位相を所定角度以上連続して変更する場合に、前記駆動機構の駆動力が増減を繰り返すことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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JP3711977B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング制御装置

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