JP2009197441A - 梁・梁接合構造及び柱・梁接合構造 - Google Patents

梁・梁接合構造及び柱・梁接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】施工性が良く、経済的に実施できる梁・梁接合構造を提供する。
【解決手段】溝形鋼の大梁1,1間に溝形鋼の小梁2を接合するに際し、小梁2のウェブ部2aの両端部に、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側がそれぞれ予め取り付けられ、小梁2は大梁1,1間に挿入され、大梁1,1のウェブ部1a,1aの外側から締結部材としてのタッピングビス4,・・・をねじ込んで接合部材3,3に接合されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、大梁間に小梁を接合する梁・梁接合構造及び柱間に梁を接合する柱・梁接合構造に関するものである。
従来、大梁間に小梁を接合する梁・梁接合構造では、一般的に、大梁のウェブ部間にガゼットプレートなどの接合部材を介して小梁を挿入して接合している(例えば特許文献1等を参照)。
また、従来、柱間に梁を接合する柱・梁接合構造では、一般的に、柱のフランジ部間にガゼットプレートなどの接合部材を介して梁を挿入して接合している(例えば特許文献2等を参照)。
特開2007−332615号公報 特公昭63−53338号公報
しかしながら、上記した従来の梁・梁接合構造においては、大梁の建て方精度のバラツキなどにより大梁間と小梁の長さとの間に誤差が生ずる。
このため、大梁のウェブ部側にまずはガゼットプレートなどの接合部材を設け、その後、これらの接合部材間に、前記した大梁間と小梁の長さとの間の誤差を調整できるように小梁を挿入して溶接接合又はボルト接合などにより接合しなければならず、施工性が良くないので、不経済であった。
また、上記した従来の柱・梁接合構造においては、柱の建て方精度のバラツキなどにより柱間と梁の長さとの間に誤差が生ずる。
このため、柱のフランジ部側にまずはガゼットプレートなどの接合部材を設け、その後、これらの接合部材間に、前記した柱間と梁の長さとの間の誤差を調整できるように梁を挿入して溶接接合又はボルト接合などにより接合しなければならず、施工性が良くないので、不経済であった。
そこで、本発明は、施工性が良く、経済的に実施できる梁・梁接合構造及び柱・梁接合構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の梁・梁接合構造は、大梁間に小梁を接合する梁・梁接合構造であって、前記小梁の端部に、前記大梁間と前記小梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられており、前記小梁は前記大梁間に挿入され、前記接合部材の外側が前記大梁のウェブ部に接合されていることを特徴とする。
ここで、前記接合部材は、前記小梁の端部のウェブ部に取り付けられる取り付け面と当該取り付け面の近傍の折り曲げ部で折り曲げられた折り曲げ面と前記大梁のウェブ面に接合される折り返し部で折り返された折り返し面とを有しており、前記折り曲げ面と前記折り返し面との間には、前記大梁間と前記小梁の長さとの誤差を吸収可能な隙間が設けられた形状であるとよい。
また、前記大梁のウェブ部と前記接合部材の前記折り返し面及び前記折り曲げ面とは、前記大梁のウェブ部側から締結部材で締付け固定して接合されているとよい。
さらに、前記締結部材は、タッピングビスであるとよい。
本発明の柱・梁接合構造は、柱間に梁を接合する柱・梁接合構造であって、前記梁の端部に、前記柱間と前記梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられており、前記梁は前記柱間に挿入され、前記接合部材の外側が前記柱のウェブ部に接合されていることを特徴とする。
ここで、前記接合部材は、前記梁の端部のウェブ部に取り付けられる取り付け面と当該取り付け面の近傍の折り曲げ部で折り曲げられた折り曲げ面と前記柱のウェブ面に接合される折り返し部で折り返された折り返し面とを有しており、前記折り曲げ面と前記折り返し面との間には、前記柱間と前記梁の長さとの誤差を吸収可能な隙間が設けられた形状であるとよい。
また、前記柱のウェブ部と前記接合部材の前記折り返し面及び前記折り曲げ面とは、前記柱のウェブ部側から締結部材で締付け固定して接合されているとよい。
さらに、前記締結部材は、タッピングビスであるとよい。
このような本発明の梁・梁接合構造は、小梁の端部に、大梁間と小梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられており、小梁は大梁間に挿入され、接合部材の外側が大梁のウェブ部に接合されている構成とされている。よって、小梁の端部に、大梁間と小梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられているため、それを大梁間に挿入して接合するだけでよく、大梁側にガゼットプレートなどの接合部材を予め取り付けておく従来の梁・梁接合構造と比して施工性が良い。そのうえ、このように施工性が良いため、ひいては経済的に実施できる。
ここで、接合部材が、小梁の端部のウェブ部に取り付けられる取り付け面と取り付け面の近傍の折り曲げ部で折り曲げられた折り曲げ面と大梁のウェブ面に接合される折り返し部で折り返された折り返し面とを有しており、折り曲げ面と折り返し面との間には、大梁間と小梁の長さとの誤差を吸収可能な隙間が設けられた形状である場合は、大梁間と小梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材を、簡易な構成で安価に製造できる。
また、大梁のウェブ部と接合部材の折り返し面及び折り曲げ面とが、大梁のウェブ部側から締結部材で締付け固定して接合されている場合は、溶接接合する場合に比して、より施工性がよい。
さらに、締結部材が、タッピングビスである場合は、わざわざ大梁の建て方精度のバラツキ等を考慮しなくても、接合部材の折り返し面及び折り曲げ面に予め孔を設けずに、ネジドライバーなどを用いてタッピングビスをねじ込むだけで小梁を大梁間に接合することができ、さらにより施工性がよい。
このような本発明の柱・梁接合構造は、梁の端部に、柱間と梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられており、梁は柱間に挿入され、接合部材の外側が柱のウェブ部に接合されている構成とされている。よって、梁の端部に、柱間と梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられているため、それを柱間に挿入して接合するだけでよく、柱側にガゼットプレートなどの接合部材を予め取り付けておく従来の柱・梁接合構造と比して施工性が良い。そのうえ、このように施工性が良いため、ひいては経済的に実施できる。
ここで、接合部材が、梁の端部のウェブ部に取り付けられる取り付け面と取り付け面の近傍の折り曲げ部で折り曲げられた折り曲げ面と柱のウェブ面に接合される折り返し部で折り返された折り返し面とを有しており、折り曲げ面と折り返し面との間には、柱間と梁の長さとの誤差を吸収可能な隙間が設けられた形状である場合は、柱間と梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材を、簡易な構成で安価に製造できる。
また、柱のウェブ部と接合部材の折り返し面及び折り曲げ面とが、柱のウェブ部側から締結部材で締付け固定して接合されている場合は、溶接接合する場合に比して、より施工性がよい。
さらに、締結部材が、タッピングビスである場合は、わざわざ柱の建て方精度のバラツキ等を考慮しなくても、接合部材の折り返し面及び折り曲げ面に予め孔を設けずに、ネジドライバーなどを用いてタッピングビスをねじ込むだけで梁を柱間に接合することができ、さらにより施工性がよい。
以下、本発明を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1,2に基づいて説明する。
先ず、実施例1の梁・梁接合構造について説明する。
この実施例1の梁・梁接合構造は、図1及び図2に示したように、溝形鋼の大梁1,1間に溝形鋼の小梁2を接合するに際し、小梁2のウェブ部2aの両端部に、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側がそれぞれ予め取り付けられている。そして、小梁2は大梁1,1間に挿入され、接合部材3,3の外側が大梁1,1のそれぞれのウェブ部1aに接合された構成である。
ここで、接合部材3は、図3に示したように、小梁2の両端部のウェブ部2aに取り付けられる取り付け面3aと、この取り付け面3aの近傍の折り曲げ部3bで略直角に上側に折り曲げられた折り曲げ面3cと大梁1,1のウェブ面1aに接合される折り返し部3dで折り曲げ面3cと略平行に折り返された折り返し面3eとを有している。そして、折り曲げ面3cと折り返し面3eとの間には、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な隙間3fが設けられた形状である。
この接合部材3には、折り曲げ部3bと折り返し部3dの両端部に切り欠き30A,30Aがそれぞれ設けられており、曲げ加工が容易にできるように構成されている。
或いは、図4に示したように、折り曲げ部3bと折り返し部3dの中間部に切り欠き30Bをそれぞれ設けて、曲げ加工が容易にできるように構成してもよい。
また、図2と図5に示したように、大梁1,1のそれぞれのウェブ部1aと接合部材3の折り返し面3e及び折り曲げ面3cとは、大梁1,1のそれぞれのウェブ部1a側に設けておいたビス孔1b,1bから締結部材としての2本のタッピングビス4,4で締付け固定して接合されている。
但し、この締結部材としてのタッピングビス4の数は片側を各2本、計4本で実施しているが、これに限定されず、必要な強度に応じた本数を用いればよい。
次に、この実施例1の梁・梁接合構造の施工手順について説明する。
先ず、図6に示したように、内法寸法L1の大梁1,1間に、この内法寸法L1より若干長い寸法L2の予め接合部材3,3を両端に取り付けた小梁2を挿入する。
すると、大梁1,1間の内法寸法L1と接合部材3,3を両端に取り付けた小梁2の長さ寸法L2との間の誤差を吸収して接合部材3,3が、図7に示したように変形する。
そして、タッピングビス4を用意して、図8に示したように、大梁1のビス孔1bからタッピングビス4を挿入し、ネジドライバー(図示せず)などを用いてそのドリル部4aでまずは接合部材3の折り返し面3eに孔をあける。
続いて、図9に示したように、ドリル部4aにより接合部材3の折り曲げ面3cにも孔をあける。
続いて、図10に示したように、タッピングビス4を回して接合部材3の折り返し面3eにネジ切り部4bをねじ込む。
さらに、図11に示したように、タッピングビス4を回して接合部材3の折り曲げ面3cにもネジ切り部4bをねじ込む。
この際、タッピングビス4のネジ切り部4bのネジ山のピッチは一定なので、折り曲げ面3cと折り返し面3dとの距離Eは一定に保たれるので、接合部材3の形状は、この状態に維持される。
最終的に、図5に示したように、頭4cが大梁1のウェブ部1aの表面に密着するまでタッピングビス4をねじ込んで、実施例1の梁・梁接合構造が完成する。
次に、この実施例1の梁・梁接合構造の作用効果について説明する。
このような本発明の梁・梁接合構造は、小梁2の両端部に、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側が予め取り付けられており、小梁2は大梁1,1間に挿入され、接合部材3,3の外側が大梁1のウェブ部1aにそれぞれ接合されている構成とされている。
よって、小梁2の両端部に、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側が予め取り付けられているため、それを大梁1,1間に挿入して接合するだけでよく、大梁1,1側にガゼットプレートなどの接合部材を予め取り付けておく従来の梁・梁接合構造と比して施工性が良い。
そのうえ、このように施工性が良いため、ひいては経済的に実施できる。
ここで、接合部材3が、小梁2の端部のウェブ部2aに取り付けられる取り付け面3aと取り付け面3aの近傍の折り曲げ部3bで折り曲げられた折り曲げ面3cと大梁1のウェブ面1aに接合される折り返し部3dで折り返された折り返し面3eとを有している。
そして、折り曲げ面3cと折り返し面3eとの間には、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な隙間3fが設けられた形状であるので、大梁1,1間と小梁2の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3を、簡易な構成で安価に製造できる。
また、大梁1のウェブ部1aと接合部材3の折り返し面3e及び折り曲げ面3cとが、大梁1のウェブ部1a側から締結部材としてのタッピングビス4で締付け固定して接合されているので、溶接接合する場合に比して、より施工性がよい。
さらに、締結部材としてタッピングビス4,・・・を用いているので、わざわざ大梁1,1の建て方精度のバラツキ等を考慮しなくても、接合部材3の折り返し面3e及び折り曲げ面3cに予め孔を設けずに、ネジドライバーなどを用いてタッピングビス4,・・・をねじ込むだけで小梁2を大梁1,1間に接合することができ、さらにより施工性がよい。
次に、実施例2の柱・梁接合構造について説明する。
この実施例2の柱・梁接合構造は、図12及び図13に示したように、溝形鋼の柱10,10間に溝形鋼の梁20を接合するに際し、梁20のウェブ部20aの両端部に、柱10,10間と梁20の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側がそれぞれ予め取り付けられている。そして、梁20は柱10,10間に挿入され、接合部材3,3の外側が柱10,10のそれぞれのウェブ部10aに接合された構成である。
ここで、接合部材3は、図3に示したように、梁20の両端部のウェブ部20aに取り付けられる取り付け面3aと、この取り付け面3aの近傍の折り曲げ部3bで略直角に上側に折り曲げられた折り曲げ面3cと柱10,10のウェブ面10aに接合される折り返し部3dで折り曲げ面3cと略平行に折り返された折り返し面3eとを有している。そして、折り曲げ面3cと折り返し面3eとの間には、柱10,10間と梁20の長さとの誤差を吸収可能な隙間3fが設けられた形状である。
この接合部材3には、折り曲げ部3bと折り返し部3dの両端部に切り欠き30A,30Aがそれぞれ設けられており、曲げ加工が容易にできるように構成されている。
或いは、図4に示したように、折り曲げ部3bと折り返し部3dの中間部に切り欠き30Bをそれぞれ設けて、曲げ加工が容易にできるように構成してもよい。
また、図13と図14に示したように、柱10,10のそれぞれのウェブ部10aと接合部材3の折り返し面3e及び折り曲げ面3cとは、柱10,10のそれぞれのウェブ部10a側に設けておいたビス孔10b,10bから締結部材としての2本のタッピングビス4,4で締付け固定して接合されている。
但し、この締結部材としてのタッピングビス4の数は片側を各2本、計4本で実施しているが、これに限定されず、必要な強度に応じた本数を用いればよい。
次に、この実施例2の柱・梁接合構造の施工手順について説明する。
先ず、図15に示したように、内法寸法L1の柱10,10間に、この内法寸法L1より若干長い寸法L2の予め接合部材3,3を両端に取り付けた梁20を挿入する。
すると、柱10,10間の内法寸法L1と接合部材3,3を両端に取り付けた梁20の長さ寸法L2との間の誤差を吸収して接合部材3,3が、図16に示したように変形する。
そして、タッピングビス4を用意して、図17に示したように、柱10のビス孔10bからタッピングビス4を挿入し、ネジドライバー(図示せず)などを用いてそのドリル部4aでまずは接合部材3の折り返し面3eに孔をあける。
続いて、図18に示したように、ドリル部4aにより接合部材3の折り曲げ面3cにも孔をあける。
続いて、図19に示したように、タッピングビス4を回して接合部材3の折り返し面3eにネジ切り部4bをねじ込む。
さらに、図20に示したように、タッピングビス4を回して接合部材3の折り曲げ面3cにもネジ切り部4bをねじ込む。
この際、タッピングビス4のネジ切り部4bのネジ山のピッチは一定なので、折り曲げ面3cと折り返し面3dとの距離Eは一定に保たれるので、接合部材3の形状は、この状態に維持される。
最終的に、図14に示したように、頭4cが柱10のウェブ部10aの表面に密着するまでタッピングビス4をねじ込んで、実施例2の梁・梁接合構造が完成する。
次に、この実施例2の柱・梁接合構造の作用効果について説明する。
このような本発明の柱・梁接合構造は、梁20の両端部に、柱10,10間と梁20の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側が予め取り付けられており、梁20は柱10,10間に挿入され、接合部材3,3の外側が柱10のウェブ部10aにそれぞれ接合されている構成とされている。
よって、梁20の両端部に、柱10,10間と梁20の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3,3の内側が予め取り付けられているため、それを柱10,10間に挿入して接合するだけでよく、柱10,10側にガゼットプレートなどの接合部材を予め取り付けておく従来の柱・梁接合構造と比して施工性が良い。
そのうえ、このように施工性が良いため、ひいては経済的に実施できる。
ここで、接合部材3が、梁20の端部のウェブ部20aに取り付けられる取り付け面3aと取り付け面3aの近傍の折り曲げ部3bで折り曲げられた折り曲げ面3cと柱10のウェブ面10aに接合される折り返し部3dで折り返された折り返し面3eとを有している。
そして、折り曲げ面3cと折り返し面3eとの間には、柱10,10間と梁20の長さとの誤差を吸収可能な隙間3fが設けられた形状であるので、柱10,10間と梁20の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材3を、簡易な構成で安価に製造できる。
また、柱10のウェブ部10aと接合部材3の折り返し面3e及び折り曲げ面3cとが、柱10のウェブ部10a側から締結部材としてのタッピングビス4で締付け固定して接合されているので、溶接接合する場合に比して、より施工性がよい。
さらに、締結部材としてタッピングビス4,・・・を用いているので、わざわざ柱10,10の建て方精度のバラツキ等を考慮しなくても、接合部材3の折り返し面3e及び折り曲げ面3cに予め孔を設けずに、ネジドライバーなどを用いてタッピングビス4,・・・をねじ込むだけで梁20を柱10,10間に接合することができ、さらにより施工性がよい。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態について実施例1,2をもとに詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例1,2に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例1の梁・梁接合構造では、大梁1と小梁2として溝形鋼を使用したが、これに限定されず、これらにH形鋼などを使用して実施してもよい。
上記した実施例2の柱・梁接合構造では、柱10と梁20として溝形鋼を使用したが、これに限定されず、これらにH形鋼などを使用して実施してもよい。
本発明の実施例1の梁・梁接合構造の概略構成を示す平面図である。 図1におけるA−A線矢視断面図である。 本発明に使用される接合部材を示す斜視図である。 本発明に使用される接合部材を示す斜視図である。 図2におけるB−B線矢視断面図である。 本発明の実施例1の梁・梁接合構造における大梁間への小梁の挿入段階を示す説明図である。 大梁と小梁との接合段階を示す説明図である。 大梁と小梁との接合段階を示す説明図である。 大梁と小梁との接合段階を示す説明図である。 大梁と小梁との接合段階を示す説明図である。 大梁と小梁との接合段階を示す説明図である。 本発明の実施例2の柱・梁接合構造の概略構成を示す正面図である。 図12の柱・梁接合構造の平面図である。 図13におけるC−C線矢視断面図である。 本発明の実施例2の柱・梁接合構造における柱間への梁の挿入段階を示す説明図である。 柱と梁との接合段階を示す説明図である。 柱と梁との接合段階を示す説明図である。 柱と梁との接合段階を示す説明図である。 柱と梁との接合段階を示す説明図である。 柱と梁との接合段階を示す説明図である。
符号の説明
1 大梁
1a 大梁のウェブ部
2 小梁
2a 小梁のウェブ部
3 接合部材
3a 取り付け面
3b 折り曲げ部
3c 折り曲げ面
3d 折り返し部
3e 折り返し面
3f 隙間
4 タッピングビス(締結部材)
10 柱
10a 柱のウェブ部
20 梁
20a 梁のウェブ部

Claims (8)

  1. 大梁間に小梁を接合する梁・梁接合構造であって、
    前記小梁の端部に、前記大梁間と前記小梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられており、前記小梁は前記大梁間に挿入され、前記接合部材の外側が前記大梁のウェブ部に接合されていることを特徴とする梁・梁接合構造。
  2. 前記接合部材は、前記小梁の端部のウェブ部に取り付けられる取り付け面と当該取り付け面の近傍の折り曲げ部で折り曲げられた折り曲げ面と前記大梁のウェブ面に接合される折り返し部で折り返された折り返し面とを有しており、前記折り曲げ面と前記折り返し面との間には、前記大梁間と前記小梁の長さとの誤差を吸収可能な隙間が設けられた形状であることを特徴とする請求項1に記載の梁・梁接合構造。
  3. 前記大梁のウェブ部と前記接合部材の前記折り返し面及び前記折り曲げ面とは、前記大梁のウェブ部側から締結部材で締付け固定して接合されていることを特徴とする請求項2に記載の梁・梁接合構造。
  4. 前記締結部材は、タッピングビスであることを特徴とする請求項3に記載の梁・梁接合構造。
  5. 柱間に梁を接合する柱・梁接合構造であって、
    前記梁の端部に、前記柱間と前記梁の長さとの誤差を吸収可能な形状の接合部材の内側が予め取り付けられており、前記梁は前記柱間に挿入され、前記接合部材の外側が前記柱のウェブ部に接合されていることを特徴とする柱・梁接合構造。
  6. 前記接合部材は、前記梁の端部のウェブ部に取り付けられる取り付け面と当該取り付け面の近傍の折り曲げ部で折り曲げられた折り曲げ面と前記柱のウェブ面に接合される折り返し部で折り返された折り返し面とを有しており、前記折り曲げ面と前記折り返し面との間には、前記柱間と前記梁の長さとの誤差を吸収可能な隙間が設けられた形状であることを特徴とする請求項5に記載の柱・梁接合構造。
  7. 前記柱のウェブ部と前記接合部材の前記折り返し面及び前記折り曲げ面とは、前記柱のウェブ部側から締結部材で締付け固定して接合されていることを特徴とする請求項6に記載の柱・梁接合構造。
  8. 前記締結部材は、タッピングビスであることを特徴とする請求項7に記載の柱・梁接合構造。
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