JP2009196347A - インク吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成により、照射部の照射面に付着した紫外線硬化型インクを適切に除去する。
【解決手段】 流体を媒体に吐出するためのノズルと、該媒体を保持するための保持領域と非保持領域とを周面に備え、該周面を前記ノズルに対向させながら回転する回転体であって、前記非保持領域が前記ノズルに対向した際にフラッシングのために該ノズルから吐出される流体、を受けるための受け部材と、該受け部材が受けた流体を該受け部材から除去するための除去部材と、を備えた回転体と、を有する流体吐出装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インク吐出装置に関する。特に、紫外線硬化型インクを媒体に吐出するインク吐出装置に関する。
インクを媒体に吐出するためのノズルと、該媒体を保持するための保持領域と非保持領域とを周面に備えて回転する回転体と、を有するインク吐出装置は既に知られている(例えば、特許文献1参照)。かかるインク吐出装置の中には、ノズルから紫外線硬化型インク(以下、UVインクとも言う)を媒体に吐出し、該媒体に付着したUVインクに紫外線を照射するための照射面、を備える照射部を有するものもある。このようなインク吐出装置では、媒体に付着したUVインクが、前記照射部の照射面から紫外線を受けることにより前記媒体に定着する。
特開平10−175292号公報
ところで、上記のインク吐出装置では、ノズルから吐出されたUVインクのうちの一部が、媒体に着弾せずに、インク吐出装置内において浮遊する場合がある。インク吐出装置内において浮遊するUVインクは、前記照射部の照射面に付着してしまうことがある。該照射面にUVインクが付着してしまうと、前記照射部による紫外線の照射が適切に行われなくなる。この結果、媒体に付着したUVインクが該媒体に適切に定着しなくなる虞がある。したがって、照射部の照射面にUVインクが付着してしまった場合には、該UVインクを前記照射面から適切に除去する必要がある。このため、前記照射面に付着したUVインクを除去するための除去機構をインク吐出装置内に設けることになるが、インク吐出装置の構成が複雑化するのを回避する目的から、前記除去機構としては、その構成が簡易なものが求められている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成により、照射部の照射面に付着した紫外線硬化型インクを適切に除去することである。
上記の課題を解決するために、主たる発明は、紫外線硬化型インクを媒体に吐出するためのノズルと、該媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射するための照射面、を備える照射部と、該媒体を保持するための保持領域と非保持領域とを周面に備え、該周面を前記照射面に対向させながら回転する回転体であって、前記照射面に付着した紫外線硬化型インクを除去するために、前記回転体の回転により前記照射面との当接位置に移動して該照射面に当接する当接部材、を前記非保持領域に備える回転体と、を有することを特徴とするインク吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
先ず、紫外線硬化型インクを媒体に吐出するためのノズルと、該媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射するための照射面、を備える照射部と、該媒体を保持するための保持領域と非保持領域とを周面に備え、該周面を前記照射面に対向させながら回転する回転体であって、前記照射面に付着した紫外線硬化型インクを除去するために、前記回転体の回転により前記照射面との当接位置に移動して該照射面に当接する当接部材、を前記非保持領域に備える回転体と、を有するインク吐出装置。かかるインク吐出装置では、簡易な構成により、照射部の照射面に付着した紫外線硬化型インクを適切に除去することが可能である。
また、上記のインク吐出装置において、前記当接部材が前記照射面に当接して紫外線硬化型インクを除去した際に該当接部材に付着した該紫外線硬化型インク、を除去するための除去部を有することとしてもよい。かかるインク吐出装置では、当接部材により除去された紫外線硬化型インクが照射面に再付着してしまうのを防止することが可能になる。
また、上記のインク吐出装置において、前記当接部材は、前記当接位置にて前記照射面に当接した後、前記回転体の回転により、該当接位置から前記除去部との接触位置に移動して該除去部に接触し、前記当接部材が該除去部に接触する際に、該除去部は、前記当接部材を洗浄液にて洗浄することとしてもよい。かかるインク吐出装置では、当接部材に付着した紫外線硬化型インクが適切に除去される。また、当接部材は、洗浄された後に照射面に再び当接する際には、洗浄液が付着したままの状態で該照射面に当接することになる。これにより、当接部材が照射部に当接する際に生じる摩擦力が低減し、該当接部が適切に照射部に当接する。
また、上記のインク吐出装置において、前記照射面に洗浄液を付着させるために該照射面に洗浄液を供給する洗浄液供給部、を有し、前記洗浄液供給部が前記照射面に洗浄液を供給してから、前記当接部材が、前記回転体の回転により前記照射面との当接位置に移動して該照射面に当接することとしてもよい。かかるインク吐出装置では、照射面に付着した紫外線硬化型インクに洗浄液が浸透する結果、該紫外線硬化型インクが当接部材により除去し易くなる。また、当接部材が照射部に当接する際に生じる摩擦力が低減し、該当接部が適切に照射部に当接する。
また、上記のインク吐出装置において、前記洗浄液供給部は、前記非保持領域に備えられ、前記回転体の回転により前記照射面との対向位置に移動して該照射面に洗浄液を吐出するための第二のノズル、を有し、前記第二のノズルが、前記回転体の回転により、前記対向位置に移動して前記照射面に洗浄液を吐出してから、前記当接部材が、前記回転体の回転により、前記当接位置に移動して前記照射面に当接することとしてもよい。
あるいは、前記洗浄液供給部は、前記非保持領域に備えられ、前記回転体の回転により前記照射面との接触位置に移動して、洗浄液を含んだ先端部にて、該照射面に接触する突出部、を有し、前記突出部が、前記回転体の回転により、前記照射面との前記接触位置に移動して前記先端部にて該照射面に接触してから、前記当接部材が、前記回転体の回転により、前記当接位置に移動して前記照射面に当接することとしてもよい。
かかる構成であれば、照射面に洗浄液を適切に付着させることが可能になる。
また、上記のインク吐出装置において、洗浄液は、シリコーンオイルであることとしてもよい。かかるインク吐出装置であれば、未硬化状態の紫外線硬化型インクが照射面や当接部材に付着している場合、該紫外線硬化型インクの硬化を抑制することが可能になる。この結果、紫外線硬化型インクが照射面や当接部材に固着するのを防止することが可能になる。
また、上記のインク吐出装置において、洗浄液は、重合禁止剤が添加されたシリコーンオイルであることとしてもよい。かかるインク吐出装置であれば、照射面や当接部材に付着している未硬化状態の紫外線硬化型インク、の硬化をより一層抑制することが可能になる。
また、上記のインク吐出装置において、前記回転体は、前記ノズルが形成されたノズル面、及び、前記照射面に前記周面を対向させながら回転する回転ドラムであり、前記当接部材は、前記回転ドラムの径方向において外側に突き出ており、前記当接部材の突き出し量を変更する変更機構を有し、前記変更機構は、前記回転ドラムの回転により前記当接部材が前記当接位置に移動した際に該当接部材が前記照射面に当接するように、かつ、前記回転ドラムの回転により前記当接部材が前記ノズル面との対向位置に位置した際に該当接部材が前記ノズル面に当接しないように、前記突き出し量を変更することとしてもよい。かかるインク吐出装置であれば、当接部材がノズル面に当接してしまうことによってノズルからのインク吐出に悪影響が及ぶのを防止することが可能になる。
===プリンタについて===
以下、本発明に係るインク吐出装置として、インクジェットプリンタ(以下、プリンタ10と言う)を例に挙げて説明する。
<<プリンタの構成例>>
先ず、図1及び図2を参照しながら、プリンタ10の構成例について説明する。
図1は、プリンタ10の構造を模式的に示す斜視図である。なお、図1には、プリンタ10の上下方向と、ヘッド31の移動方向(走査方向)が矢印にて示されている。図2は、回転ドラム20及びその周辺機器の構造を示す断面図である。図2は、その法線方向が回転ドラム20の回転軸21の軸方向と一致する断面を示している。
本実施形態のプリンタ10は、不図示のホストコンピュータから印刷データを受信すると、該印刷データに基づき、媒体の一例としての紙にUVインクを吐出して該紙に画像を印刷する装置である。なお、UVインクは、ビヒクル、光重合開始剤及び顔料の混合物に、消泡剤等の補助剤を添加して調合されたインクである。
プリンタ10は、図1に示すように、回転体としての回転ドラム20と、ヘッド部30と、照射部としてのUV照射部40とを有する。
回転ドラム20は、その周面22に紙を保持した状態で、回転軸21を中心に回転する回転体である。回転軸21は、図1に示すように、対面して直立した一対のフレーム12によって回転可能に支持されており、不図示の駆動モータからの駆動力が伝達されると回転する。これにより、回転ドラム20が回転軸21を中心にして、図1中、矢印にて示す方向に一定の角速度にて回転する。
本実施形態では、図2に示すように、回転ドラム20の周面22に、紙を保持するための保持領域22aと、紙を保持しない非保持領域22bと、が備えられている。また、回転ドラム20のうち、非保持領域22bが位置する部分は回転ドラム20の径方向に窪んで、窪み23が形成されている。すなわち、回転ドラム20の周面22のうち、非保持領域22bの一部は、保持領域22aよりも回転ドラム20の内側に位置する。
さらに、窪み23内には、図2に示すように、当接部材としてのブレード200が備えられている。また、回転ドラム20内には洗浄液供給部220が備えられている。そして、該洗浄液供給部220が有する、第二のノズルとしての洗浄液吐出ノズル222が、前記非保持領域22b(より正確には、窪み23の底面)から回転ドラム20の外側に向けて突出している。なお、ブレード200及び洗浄液供給部220については、後述する。
ヘッド部30は、回転ドラム20の周面22(より正確には保持領域22a)に保持された紙にUVインクを吐出するためのものである。このヘッド部30は、図2に示すように、ヘッド31と、該ヘッド31を搭載するヘッドキャリッジ32と、を有する。
ヘッド31は、回転ドラム20の周面22と対向し、ノズルが形成されたノズル面31aを有する。換言すると、回転ドラム20は、その周面22をノズル(詳しくは、ノズル面31a)に対向させながら回転する。ノズルは、回転ドラム20の周面22に保持された紙にUVインクを吐出するためのノズルである。ヘッドキャリッジ32は、回転ドラム20の回転軸21に沿うガイド軸51、52に支持されており、ガイド軸51、52に沿って往復移動する。このため、ヘッド31は、ヘッドキャリッジ32の移動により、ガイド軸51、52の軸方向に沿って往復移動可能となる。なお、図2に示すように、ヘッドキャリッジ32には、UVインクを収容するインクカートリッジ33が着脱可能に取り付けられている。
UV照射部40は、紙に付着したUVインクに紫外線を照射するためのものである。このUV照射部40は、回転ドラム20の回転方向においてヘッド部30よりも下流側に位置する。また、UV照射部40は、回転ドラム20の回転方向に沿って整列された複数のランプユニット41と、当該複数のランプユニット41を搭載する照射部キャリッジ42と、を有する。
複数のランプユニット41の各々には、回転ドラム20の周面22と対向する照射面が備えられている。換言すると、回転ドラム20は、その周面22を各ランプユニット41の照射面に対向させながら回転する。複数のランプユニット41の各々は、不図示の光源から発せられる紫外線を前記照射面から該周面22に向けて照射する。すなわち、照射面は、UV照射部40が紫外線を照射するために備える面である。照射部キャリッジ42は、回転ドラム20の回転軸21に沿うガイド軸53、54に支持されており、ガイド軸53、54に沿って移動する。このため、複数のランプユニット41は、照射部キャリッジ42の移動により、ガイド軸53、54の軸方向に沿って移動する。
<<ノズルについて>>
次に、図3及び図4を参照しながら、ヘッド31のノズル面31aに形成されたノズルについて説明する。図3は、ヘッド部30の斜視図である。図4は、ノズル面31aを示した図であり、ヘッド部30を、図3中、矢印にて示す方向から見た図である。なお、図3及び図4には、ヘッド31の走査方向が示されている。
本実施形態のヘッド部30には、図3に示すように、複数のヘッド31(本実施形態では、5つのヘッド31)が、走査方向に並んだ状態で備えられている。これらのヘッド31の各々は、互いに種類が異なるUVインクを吐出する。具体的に説明すると、ブラック色のUVインクを吐出するヘッド31と、シアン色のUVインクを吐出するヘッド31と、マゼンタ色のUVインクを吐出するヘッド31と、イエロー色のUVインクを吐出するヘッド31と、ホワイト色のUVインクを吐出するヘッド31と、が備えられている。
ヘッド31のノズル面31aには、図4に示すように、走査方向に沿って一定の間隔で整列した複数のノズルが形成されている。各ノズルには、インクチャンバー及びピエゾ素子(インクチャンバー及びピエゾ素子ともに不図示)が設けられており、ピエゾ素子の駆動によってインクチャンバーが伸縮・膨張することにより、ノズルからUVインクが滴状に吐出される。
<<UV照射部について>>
次に、図5を参照しながら、UV照射部40について説明する。図5は、UV照射部40の斜視図である。なお、図5には、矢印にて、ヘッド31の走査方向に相当する方向(図5中、単に走査方向と示す)が示されている。
本実施形態のUV照射部40には、回転ドラム20の回転方向に沿って整列された複数のランプユニット41(以下、ランプユニット列とも言う)が、ヘッド31の数に対応して複数備えられている。すなわち、本実施形態では、ブラック色のUVインク用のランプユニット列と、シアン色のUVインク用のランプユニット列と、マゼンタ色のUVインク用のランプユニット列と、イエロー色のUVインク用のランプユニット列と、ホワイト色のUVインク用のランプユニット列が備えられている。これらのランプユニット列は、図5に示すように、ヘッド31の走査方向に相当する方向に沿って並んだ状態で、共通のホルダー43に装着されている。したがって、インクの種類に対応した照射面が走査方向に複数並んでおり、しかも、各インクの種類に対する照射面が回転ドラム20の回転方向にも複数並んでいる。
以上のように、ランプユニット列がUVインクの種類毎に備えられているため、ランプユニット41から照射される紫外線の波長及び照射強度を、対応するUVインクの種類毎に設定することが可能である。なお、ランプユニット41が備える光源としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等が使用可能である。
また、本実施形態では、各ランプユニット41の照射面の幅(ヘッド31の走査方向に相当する方向における長さ)が、各ヘッド31のノズル面31aの幅(走査方向における長さ)よりも長くなっている。
<<制御ユニットの構成>>
次に、図6を参照しながら、制御ユニット100の構成について説明する。図6は、プリンタ10の制御ユニット100を示すブロック図である。
制御ユニット100のメインコントローラ101は、図6に示すように、ホストコンピュータと接続するためのインターフェイス102(図6中、I/Fと表記)と、ホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ103と、を備えている。
サブコントローラ104は、図6に示すように、プリンタ装置本体の各部(回転ドラム20、ヘッド部30、UV照射部40など)と電気的に接続されている。そして、当該各部が備えるセンサからの信号を受信することによって、当該各部の状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて当該各部を制御する。
<<プリンタの動作>>
次に、以上のように構成されたプリンタ10により紙に画像を印刷する動作例(印刷動作)について説明する。
先ず、ホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス102を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づいて、サブコントローラ104がプリンタ装置本体の各部を制御する。これにより、回転ドラム20が回転し、UV照射部40のランプユニット41が紫外線を照射する。
一方、給紙部60から供給された紙が、回転ドラム20まで搬送され、該紙の紙幅方向が回転ドラム20の回転軸21に沿うように該回転ドラム20に巻きつけられる。そして、紙は、回転ドラム20の周面22の保持領域22aに設けられた保持機構(不図示)により、該保持領域22a上に保持される。
紙が回転ドラム20の周面22に保持されて該回転ドラム20とともに回転するようになると、各ヘッド31のノズルからUVインクが吐出される。そして、紙の、ヘッド31のノズル面31aに対向する位置に至る部分に、UVインクが着弾する。このとき、紙が回転しているため、紙のヘッド31のノズル面31aに対向する位置に至る部分は、紙幅方向と交差する方向において変化する。この結果、紙には、紙幅方向と交差する方向に沿ったドットラインが形成される。
また、紙の回転により、紙の、UVインクが付着した部分がランプユニット41の照射面に対向する位置に移動すると、ランプユニット41が、該UVインクに紫外線を照射する。これにより、ノズルから吐出されたUVインクが紙に付着すると、該UVインクに即座に紫外線が照射される。これにより、紙に付着したUVインクは硬化する結果、紙に形成されたドットラインが紙に定着する。
なお、ランプユニット41がUVインクの種類毎に備えられているため、紙に付着したUVインクは、その種類に対応したランプユニット41からの紫外線を受けることとなる。
また、本実施形態では、回転ドラム20の回転方向に沿って複数のランプユニット41が配置されているため、該紙に付着したUVインクに十分に紫外線を照射することが可能である。
紙が更に回転して、紙の、既にUVインクが付着した部分が、再びノズルと対向する位置に至ると、各ヘッド31が走査方向に移動する。その後、上記と同様の動作が実行される。この結果、既に紙に硬化して付着しているUVインクに、該UVインクとは異なる色のUVインクを重ねて付着することとなる。したがって、未硬化のUVインクに他の色のUVインクが混ざり合うことが防止される。
また、各ヘッド31が走査方向に移動することに伴い、各ランプユニット41も走査方向に移動する。これにより、各ヘッド31が移動した後にも、各ランプユニット41が、当該各ランプユニット41に対応した種類のUVインクに紫外線を照射するようになる。なお、各ランプユニット41の照射面の幅が、各ヘッド31のノズル面31aの幅よりも長いため、ヘッド31及びランプユニット41が移動するタイミングが多少ずれた場合であっても、紙に付着したUVインクに十分に紫外線を照射することが可能である。
以上のような動作が繰り返し実行される結果、紙の画像印刷領域全域に亘って各色のドットラインが定着する。これにより、最終的に紙に画像が印刷される。そして、画像が印刷された紙は、回転ドラム20から剥離されて、排紙部62に搬送される。
===照射面に付着したUVインクの除去について===
各ヘッド31のノズルから吐出されたUVインクの一部は、回転ドラム20上の紙に着弾せずに、UV照射部40の照射面(より正確には、各ランプユニット41の照射面)に付着してしまう場合がある。かかる場合、UV照射部40による紫外線の照射が適切に行われなくなってしまう。
より具体的に説明すると、『発明が解決しようとする課題』の項で説明したように、ノズルから吐出されたUVインクの一部は、プリンタ10内部において浮遊し、前記照射面に付着する場合がある。このように照射面に付着したUVインクを放置すると該UVインクが該照射面上に堆積する結果、UV照射部40が照射する紫外線のうち、紙に着弾したUVインクが受ける紫外線の割合(以下、紫外線照射効率とも言う)が低下してしまう。また、照射面の、UVインクが堆積した部分からは紫外線が適切に照射されなくなるため、紙のある部分が、照射面の、UVインクが堆積した部分に対向したとき、当該ある部分に着弾したUVインクに適切に紫外線が照射されなくなる。この結果、紙においてUVインクの定着斑が生じてしまい、該紙に形成される画像の品質が劣化する虞がある。
これに対し、本実施形態では、照射面に付着したUVインクを除去するための機構として、回転ドラム20の非保持領域22bにブレード200が備えられている。以下、既出の図2を参照しながら、先ず、ブレード200について説明する。
ブレード200は、UV照射部40の照射面と当接して、該当接面に付着したUVインクを掻き取って除去するためのものである。本実施形態のブレード200は、ゴムやフッ素樹脂等の弾性材料からなる略直方体状の部材であり、回転ドラム20の周面22の非保持領域22bから該回転ドラム20の外側に突出するように該非保持領域22bに備えられている。より具体的に説明すると、ブレード200は、その長手方向が回転ドラム20の回転軸21の軸方向(換言すると、ヘッド31の走査方向)に沿った状態で、前述の窪み23内に収容されている。なお、本実施形態では、ブレード200の長手方向長さは、UV照射部40の走査方向における移動範囲の長さよりも長くなっている。
そして、ブレード200は、回転ドラム20が回転すると該回転ドラム20と一体的に回転する。したがって、ブレード200は、回転ドラム20の回転により、該回転ドラム20の回転方向に照射面に対して相対的に移動することになる。また、ブレード200の突出量は、非保持領域22bが照射面に対向した際の、該非保持領域22bのうち、回転ドラム20の径方向において最も内側に位置した面(すなわち、窪み23の底面)から該照射面までの距離よりも幾分長くなっている。これにより、ブレード200は、回転ドラム20の回転により、UV照射部40の照射面との当接位置に移動する。そして、当該当接位置において、ブレード200はその先端部に形成された当接面201にて前記照射面に当接する。
ここで、照射面との当接位置とは、回転ドラム20の回転方向において、ブレード200が照射面に当接する間に位置する位置を意味する。一方、照射面は前記回転方向において一定の幅を有しているため、ブレード200が該照射面に当接し始めてから当接し終わるまでの間、当接位置は前記回転方向において変化する。また、前述したように、UV照射部40において、照射面が前記回転方向に整列した状態で複数備えられているため、当接位置は、前記回転方向において最も上流側の照射面に当接し始めたときのブレード200の位置から、最も下流側の照射面に当接し終えるときのブレード200の位置までの範囲において変化する。
なお、本実施形態では、ブレード200の長手方向長さがUV照射部40の走査方向における移動範囲の長さよりも長くなっているため、前記ブレード200は当接位置において、走査方向に並ぶ複数の照射面(各インクの種類に対応した照射面)に当接可能である。また、UV照射部40が照射部キャリッジ42の移動により走査方向に移動するため、ブレード200の、照射面と当接する部分は、UV照射部40の移動に伴って該ブレード200の長手方向において変化する。
このように当接面201が照射面に当接した状態で、ブレード200が回転ドラム20の回転方向に移動する結果、該ブレード200が前記照射面に付着したUVインクを掻き取って除去する。
また、本実施形態では、照射面に付着したUVインクをブレード200に適切に除去させるために、洗浄液供給部220と、除去部としてのブレード洗浄部210が備えられている。引き続き図2を参照しながら、洗浄液供給部220及びブレード洗浄部210について説明する。
洗浄液供給部220は、ブレード200が照射面に当接する前に、洗浄液としてのシリコーンオイルを該照射面に供給するものである。この洗浄液供給部220が供給したシリコーンオイルが照射面に付着することにより、ブレード200が該照射面に当接した際に、該照射面からUVインクが除去され易くなる。より具体的に説明すると、照射面に付着したシリコーンオイルが該照射面に硬化した状態で付着しているUVインクに浸透すると、該UVインクが幾分軟化してブレード200により掻き取られ易くなる。
また、照射面にシリコーンオイルを付着させることにより、例えば、該照射面に未硬化状態のUVインクが付着している場合、該UVインクにシリコーンオイルが混ざることによって該UVインクの硬化が抑制される。この結果、未硬化状態のUVインクが照射面上で硬化して該照射面に固着するのを防止することが可能になる。
なお、シリコーンオイルは、その紫外線吸収効率(シリコーンオイルに照射される紫外線の照射量に対する、該シリコーンオイルが吸収する紫外線の吸収量の比率)が極めて低く、未硬化状態のUVインクと混ざり合った際に該UVインクの硬化を抑制する能力が高い。このため、シリコーンオイルは、照射面上において未硬化状態のUVインクが硬化して該照射面に固着することを防止するために用いられる洗浄液、として好適である。
さらに、ブレード200が照射面に当接する前に該照射面にシリコーンオイルが供給される結果、ブレード200が照射面に当接する際の摩擦が低減し、前記ブレード200は適切に照射面と当接することが可能になる。すなわち、照射面に付着したシリコーンオイルが潤滑剤として機能し、ブレード200を滑らかに該照射面に当接させることが可能になる。
洗浄液供給部220は回転ドラム20の内部に設けられている。また、洗浄液供給部220は、窪み23内に備えられた洗浄液吐出ノズル222を有している。この洗浄液吐出ノズル222は、ブレード200の手前に位置している(より正確には、ブレード200から見て、回転ドラム20の回転方向の下流側に位置している)。
さらに、洗浄液供給部220は、シリコーンオイルの収容部と、該収容部内のシリコーンオイルを洗浄液吐出ノズル222から吐出させるための吐出機構と、を有している。洗浄液供給部220の動作(具体的には、吐出機構による洗浄液の吐出動作)は、サブコントローラ104により制御される(図6参照)。そして、回転ドラム20の回転により洗浄液吐出ノズル222が照射面との対向位置まで移動した際には、サブコントローラ104が前記吐出機構に前記収容部内のシリコーンオイルを洗浄液吐出ノズル222から前記照射面に向けて吐出させる。この結果、照射面にシリコーンオイルが供給され、該シリコーンオイルが前記照射面に付着する。
ここで、照射面との対向位置とは、回転ドラム20の回転方向において、洗浄液吐出ノズル222が照射面に対向する間に位置する位置を意味する。また、対向位置についても、最も上流側の照射面に対向し始めたときの洗浄液吐出ノズル222の位置から、最も下流側の照射面に対向し終えるときの洗浄液吐出ノズル222の位置までの範囲において変化する。
なお、本実施形態では、洗浄液として用いられるシリコーンオイルには、ラジカル補足能力を有してラジカル重合を阻害する化合物(所謂、重合禁止剤)が添加されている。このため、未硬化状態で照射面に付着しているUVインクの硬化を抑制する効果、がより一層発揮される。重合禁止剤としては、ハイドロキノン類、カテコール類、ヒンダードアミン類、フェノール類、フェノチアジン類、縮合芳香族環のキノン類等が利用可能である。
ブレード洗浄部210は、ブレード200が照射面に当接して該照射面からUVインクを除去した際に該ブレード200に付着したUVインク、を除去するためのものである。このブレード洗浄部210がブレード200に付着したUVインクを除去する結果、ブレード200が照射面との当接位置を通過して再び該当接位置に至るときには、該ブレード200は、付着していたUVインクが除去された状態で照射面に当接することになる。このため、ブレード200が照射面からUVインクを除去した際に該ブレード200に付着したUVインク、が前記照射面に再付着してしまうのを防止することが可能になる。
ブレード洗浄部210は、回転ドラム20の回転方向において、UV照射部40よりも下流側に位置している。また、ブレード洗浄部210は、回転ドラム20の回転により、照射面との当接位置を通過したブレード200と、該ブレード洗浄部210が備えるスポンジ部210aにて接触する。このスポンジ部210aは、洗浄液としてのシリコーンオイルにより膨潤しており、ブレード200の長手方向一端から他端に亘って該ブレード200と接触する。
そして、ブレード洗浄部210がスポンジ部210aにてブレード200と接触すると、該ブレード200から受ける接触圧により、該スポンジ部210a内のシリコーンオイルが流出する。これにより、シリコーンオイルがブレード200側に流れて該ブレード200の表面(より正確には、当接面201)に付着する。この結果、ブレード200に付着したUVインクがシリコーンオイルにより洗い流されるようになる。つまり、回転ドラム20の回転により、ブレード200が照射面との当接位置からスポンジ部210aとの接触位置まで移動して該スポンジ部210aに接触すると、ブレード洗浄部210が、ブレード200をシリコーンオイルにて洗浄して該ブレード200に付着しているUVインクを除去する。
ここで、スポンジ部210aとの接触位置とは、回転ドラム20の回転方向において、ブレード200がスポンジ部210aに接触する間に位置する位置を意味する。スポンジ部210aは前記回転方向において一定の幅を有しているため、ブレード200が前記スポンジ部210aに接触し始めてから接触し終わるまでの間、前記接触位置は前記回転方向において変化する。
一方、ブレード200が、スポンジ部210aとの接触位置を通過した後(すなわち、ブレード洗浄部210からの洗浄を受けた後)、回転ドラム20の回転によりUV照射部40の照射面との当接位置に再び至る際には、該ブレード200の表面にシリコーンオイルが付着したままである。これにより、ブレード200が前記照射面に再び当接する際、該ブレード200と該照射面との間の摩擦が低減する。この結果、ブレード200は滑らかに照射面に当接する。
また、ブレード200は、その表面にシリコーンオイルが付着したままの状態で照射面に再び当接するため、この際に該照射面から除去されるUVインクがブレード200に付着したとしても、当該UVインクをブレード洗浄部210によりブレード200から除去させ易くなる。さらに、ブレード200が照射面に当接した際に未硬化状態のUVインクが該ブレード200に付着したとしても、該UVインクに、該ブレード200に付着しているシリコーンオイル、が混ざる結果、該UVインクの硬化が抑制される。これにより、ブレード200に付着した未硬化状態のUVインクが硬化して該ブレード200に固着してしまうのを防止することが可能になる。なお、本実施形態では、スポンジ部210a内のシリコーンオイルにも重合禁止剤が添加されている。このため、未硬化状態でブレード200に付着したUVインクの硬化を抑制する効果が、より一層発揮される。
さらに、ブレード200に付着していたUVインクが除去される結果、該ブレード200が一定の当接圧を維持して照射面に当接することが可能になる。より詳しく説明すると、ブレード200が、UVインクが付着した状態で照射面に当接する際の当接圧は、UVインクが付着する前の当接圧と異なってしまう。また、前述したように、UV照射部40の走査方向への移動に伴って、ブレード200の照射面と当接する部分が該ブレード200の長手方向において変化する。そして、ブレード200の照射面と当接する部分が変わるときにUVインクの付着量が変化する場合がある。このため、UVインクが付着したままの状態でブレード200が前記照射面に当接し続けたときに、UVインクの付着量が該ブレード200の長手方向各部の間において不均一になる場合がある。この結果、ブレード200の長手方向各部における当接圧が不均一になる。これに対し、本実施形態では、ブレード200が照射面との当接位置を通過した後、回転ドラム20の回転により、再度、該当接位置に移動するまでの間に前記ブレード200に付着したUVインクが除去されるため、上記の問題が生じることなく、該ブレード200が適切に照射面に当接する。
次に、上記の部材を用いてUV照射部40の照射面に付着したUVインクを除去する動作例、について説明する。
本実施形態において、UVインクの除去動作は、前述した印刷動作の実行中に行われる。具体的に説明すると、印刷動作の実行中、回転ドラム20の回転により、非保持領域22bがUV照射部40の照射面に対向する位置に至るところから始まる。非保持領域22bが照射面に対向した後に、回転ドラム20が回転すると、先ず、洗浄液吐出ノズル222がUV照射部40の照射面に対向する位置(対向位置)まで移動する。
洗浄液吐出ノズル222が対向位置に至ると、該洗浄液吐出ノズル222からシリコーンオイルが照射面に向けて吐出される。これにより、照射面にシリコーンオイルが供給され、該シリコーンオイルが照射面に付着する。なお、照射面へのシリコーンオイルの供給が洗浄液吐出ノズル222からの吐出により行われるため、前記シリコーンオイルは照射面に適切に付着するようになる。
洗浄液供給部220が照射面にシリコーンオイルを供給し始めた後、回転ドラム20が更に回転すると、ブレード200が照射面との当接位置に移動して当接面201にて該照射面と当接するようになる。より具体的に説明すると、洗浄液吐出ノズル222が、回転ドラム20の回転により、照射面との対向位置に移動して該照射面にシリコーンオイルを吐出してから(換言すると、洗浄液供給部220がシリコーンオイルを供給してから)、ブレード200が、回転ドラム20の回転により、シリコーンオイルが供給された照射面に当接する位置に移動する。
そして、ブレード200は、当接面201にて照射面に当接した状態を維持しながら回転ドラム20の回転方向に移動することにより該照射面に付着したUVインクを掻き取って除去する。
なお、本実施形態では、ブレード200が照射面に当接している間(換言すると、ブレード200が当接位置に位置する間)、UV照射部40による紫外線の照射が中断される。これは、ブレード200が照射面に当接している間にUV照射部40が紫外線を照射し続けると、該ブレード200に付着したUVインクが硬化して該ブレード200に固着する虞があるためである。紫外線の照射を中断する制御は、例えば、サブコントローラ104が、ブレード200が回転ドラム20の回転方向において位置する位置、に基づいて行う。また、前記回転方向におけるブレード200の位置を検出するためのセンサとしては、例えば、回転ドラム20の回転軸21に取り付けられるロータリーエンコーダ等が利用可能である。
ブレード200が当接位置にて照射面に当接した後、該ブレード200は、回転ドラム20の回転により、前記当接位置を通過して、該当接位置から該回転ドラム20の回転方向下流側へ更に移動する。やがて、ブレード200は、ブレード洗浄部210が有するスポンジ部210aとの接触位置まで移動して該スポンジ部210aに接触する。このとき、スポンジ部210aから流出するシリコーンオイルがブレード200に付着して、該ブレード200の当接面201に付着したUVインクが洗い流される。このようにブレード洗浄部210がシリコーンオイルにてブレード200を洗浄する結果、該ブレード200に付着したUVインクが適切に除去される。
その後、回転ドラム20の回転により、ブレード200はスポンジ部210aとの接触位置を通過する。そして、回転ドラム20が更に回転して、再び、非保持領域22bが照射面と対向する位置まで移動するようになると、上記と同様の動作が再び実行される。なお、ブレード200が照射面との当接位置に至ってから、回転ドラム20の回転により該ブレード200が再び照射面との当接位置に移動するまでの間に、UV照射部40が走査方向に移動する。これに伴い、ブレード200の照射面と当接する部分が、UV照射部40が移動した分だけ、該ブレード200の長手方向(走査方向に沿った方向)においてずれることになる。
そして、印刷動作中、回転ドラム20の回転により非保持領域22bがUV照射部40の照射面に対向する位置に移動する度に、上記一連の動作が繰り返し実行される。これにより、UV照射部40の照射面は、UVインクが付着していない状態に維持されることになる。
以上のように、本実施形態では、回転ドラム20の回転を利用してブレード200を前記照射面に当接させることにより該照射面に付着したUVインクを機械的に除去する。すなわち、本実施形態の構成は、照射面に付着したUVインクを除去するための構成として簡易なものである。これにより、複雑な制御を要することなく前記照射面を清潔に維持することが可能なプリンタ10が実現されることになる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき、主として、インク吐出装置の一例であるプリンタについて説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
<<洗浄液供給部の変形例>>
上記実施形態では、洗浄液供給部220が洗浄液吐出ノズル222を有することとした。そして、洗浄液吐出ノズル222が回転ドラム20の回転により照射面との対向位置まで移動して該照射面に向けてシリコーンオイルを吐出してから、ブレード200が該照射面に当接することとした。但し、上記実施形態の洗浄液供給部220に限定されるものではなく、例えば、図7に示すような他の洗浄液供給部230も考えられる。図7は、他の洗浄液供給部230の説明図である。
他の洗浄液供給部230は、回転ドラム20の周面22中、非保持領域22bに備えられ、該非保持領域22bから該回転ドラム20の外側に向けて突出した突出部232を有している。この突出部232は、窪み23内においてブレード200の手前に位置している。突出部232の先端部232aは、シリコーンオイルを含んだスポンジにより形成されている。また、他の洗浄液供給部230は、シリコーンオイルの収容部と、該収容部から突出部232の先端部232aにシリコーンオイルを導いて該先端部232aを湿らせるための加湿機構と、を有している(収容部及び加湿機構はいずれも不図示)。当該加湿機構により、突出部232の先端部232aは常時シリコーンオイルにて湿った状態を維持する。
前記突出部232は、回転ドラム20の回転により、UV照射部40の照射面との接触位置に移動し、該接触位置において先端部232aにて前記照射面に接触する。すなわち、突出部232の突出量は、窪み23が照射面に対向した際の、該窪み23の底面から該照射面までの距離よりも幾分大きくなっている。このため、突出部232は、回転ドラム20の回転により、先端部232aにて前記照射面との接触する接触位置まで移動する。ここで、照射面との接触位置とは、回転ドラム20の回転方向において、突出部232が先端部232aにて照射面に接触する間に位置する位置を意味する。また、接触位置についても、最も上流側の照射面に接触し始めたときの突出部232の位置から、最も下流側の照射面に接触し終えるときの突出部232の位置までの範囲において変化する。
そして、突出部232の先端部232aが照射面に接触する結果、該先端部232a内のシリコーンオイルが該照射面に塗布されるように供給される。その後、ブレード200が、回転ドラム20の回転により、照射面との当接位置に移動して該照射面に当接する。すなわち、突出部232が、回転ドラム20の回転により、照射面との接触位置に移動して該照射面に接触してから(換言すると、他の洗浄液供給部230がシリコーンオイルを供給してから)、ブレード200が、回転ドラム20の回転により、シリコーンオイルが供給された照射面に当接する位置に移動して該照射面に当接する。以上のような他の洗浄液供給部230が備えられた場合にも、上記実施形態において述べた効果と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、ブレード200に付着したUVインクを除去するために、ブレード洗浄部210が、シリコーンオイルにて膨潤したスポンジ部210aを該ブレード200に接触させることにより、該ブレード200をシリコーンオイルにて洗浄することとした。但し、これに限定されるものではなく、例えば、ブレード洗浄部210が、シリコーンオイルの貯留槽を有しており、該貯留槽内のシリコーンオイル中にブレード200を浸漬させて該ブレード200を洗浄することとしてもよい。また、ブレード洗浄部210が、シリコーンオイルを噴射する噴射ノズルを有し、該噴射ノズルからブレード200に向けてシリコーンオイルを噴き付けて、該ブレード200を洗浄することとしてもよい。
<<ブレード200の突き出し量を可変とする構成について>>
上記の実施形態では、ブレード200が、回転ドラム20の径方向において外側へ突き出した状態でUV照射部40の照射面と当接することとした。また、上記の実施形態において、ブレード200の突き出し量は不変である。一方、回転ドラム20は、周面22を照射面及びノズル面31aに対向させながら回転する。このため、ブレード200は、回転ドラム20の回転に伴って、照射面との当接位置に移動するとともに上記ノズル面31aとの対向位置にも移動することになる。なお、ノズル面31aとの対向位置とは、回転ドラム20の回転方向において、ブレード20がノズル面31aに対向する位置を意味している。
ここで、回転ドラム20の周面22と照射面との間隔と、当該周面22とノズル面31aとの間隔とは互いに異なっている場合がある。特に、画像印刷時にインクを精度良く紙に着弾させる目的から、周面22とノズル面31aとの間隔は、当該周面22と照射面との間隔に比して小さい場合がある。かかる状況の下でブレード200の突き出し量が不変であると、ブレード200が照射面に当接するだけの突き出し量を維持しながらノズル面31aとの対向位置に移動する結果、ブレード200がノズル面31aにまで当接してしまう。かかる場合、ノズルからのインク噴射に支障を来たしてしまう。
そこで、上記の実施形態とは異なる構成として、ブレード200の突き出し量を可変とし、ブレード200を照射面に当接させる一方でノズル面31aには当接させない構成が考えられる。以下、上記突き出し量を可変とする構成について幾つかの例(第一例〜第四例)を挙げて説明する。
<第一例>
先ず、第一例について図8A及び図8Bを参照しながら説明する。図8Aは、第一例に係る回転ドラム20の軸方向断面図(回転軸21の軸方向を法線方向とする断面図)であり、図8Bは、図8AにおけるA−A断面図である。
第一例において、回転ドラム20は中空体であり、当該回転ドラム20の軸方向両端は開放端となっている。回転ドラム20の回転軸21は、回転ドラム20内に通された円柱状の軸である。また、図8Aに示すように、回転軸21は、回転ドラム20の内周面から回転ドラム20の中心に向かって延出した軸支持部24によって支持されている。
また、回転ドラム20の周面22の非保持領域22b(より具体的には、前述の窪み23の底部)には、ブレード200を回転ドラム20の外に突き出すための開口23aが形成されている(図8A及び図8B参照)。
さらに、第一例では、ブレード200の突き出し量を変更する変更機構290を有する。特に、本例における変更機構290は、回転ドラム20の回転を利用してブレード200の突き出し量を変更するものである。変更機構290について具体的に説明すると、当該変更機構290は、図8A及び図8Bに示すように、ブレード200に取り付けられたブレード枠240と、ブレード200を回転ドラム20の径方向外側に付勢するバネ体241と、ブレード200を回転ドラム20の径方向内側(中心側)に押圧する押圧部250とを有する。
ブレード枠240は、ブレード200の外縁下半分を取り囲む枠であり、その大部分は回転ドラム200の内側に位置している。ブレード枠240の両端部は、略L字状をなしており、具体的には、回転ドラム20の軸方向外側へ張り出した張り出し部240aと、当該張り出し部240と交差する交差部240bとが形成されている(図8B参照)。なお、交差部240bは、その上端側(回転ドラム20の径方向外側)が回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れるように傾斜している(図9A参照)。
バネ体241は、回転ドラム20の内部に収容されており、一端がブレード枠240に固定され、他端が回転ドラム20に固定されている。なお、第一例において、バネ体241の他端は、回転ドラム20の回転軸21の軸方向中央部から突出したバネ固定部21aに固定されている。この結果、ブレード200及びブレード枠240は、バネ体241を介して回転軸21に固定されているので、回転軸21が回転すると回転ドラム20とともに回転することになる。
押圧部250は、プリンタ本体に固定されており、回転ドラム20の軸方向両端に向かって延びている。ここで、プリンタ本体とは、プリンタ10のうち、回転ドラム20を除いた部分であり、本例では、フレーム12に押圧部250が固定されている。押圧部250の先端部は、開放端である回転ドラム20の軸方向両端を通じて回転ドラム20内に入り込んでいる。押圧部250の先端部には、図8Bに示すように、回転ドラム20の軸方向中央部に向かって突出した突起250aが形成されている。
押圧部250はプリンタ本体に固定されているので、回転ドラム20は、当該押圧部250に対して相対回転することになる。そして、回転ドラム20の回転により、押圧部250は、前記突起250aにてブレード枠240の交差部240bと係合するようになる。かかる状態で回転ドラム20が更に回転すると、押圧部250は、ブレード枠240を介してブレード200を回転ドラム20の径方向内側に押圧する。この結果、ブレード200はバネ体240の付勢力に抗して回転ドラム20の中心側に移動し、その突き出し量が小さくなる。なお、押圧部250は、回転ドラム20の回転中、交差部240bのみと接触し、他の部材(例えば、軸支持部24)と干渉することはない。
以上のような変更機構290が備えられる結果、回転ドラム20が回転することによって、ブレード200の突き出し量が変化する。以下、回転ドラム20の回転によって突き出し量が変更する様子を図9A及び図9Bを参照しながら説明する。図9A及び図9Bは、回転ドラム20の回転によって突き出し量が変更する様子を示した図である。
回転ドラム20が回転している期間のうち、押圧部250の突起250aがブレード枠240の交差部240bと係合していない間には、ブレード200が、バネ体241に付勢され、変更可能な範囲において最大の突き出し量にて突出した状態となっている。そして、上記状態にある間に、図9Aに示すように、ブレード200は照射面との当接位置に位置して当該照射面と当接する。つまり、ブレード200が押圧部250からの押圧力を受けていない限り、上記突き出し量はブレード200が照射面に当接するのに十分な量となっている。
一方、回転ドラム20の回転中、押圧部250の突起250aがブレード枠240の交差部240bと係合すると、前記押圧部250がブレード200を回転ドラム20の中心側に押圧する。これにより、ブレード200が周面22の非保持領域22bに形成された開口23aを通じて回転ドラム20の径方向内側へ移動する。この結果、ブレード200の上端(回転ドラム20の径方向において外側の端)が窪み23内に位置するようになり、上記突き出し量が変更可能な範囲において最小の突き出し量となる。かかる状態にある間に、図9Bに示すように、ブレード200はノズル面31aとの対向位置に位置する。そして、ブレード200がノズル面31aと対向する間、押圧部250がブレード200を押圧し続ける。つまり、押圧部250は、ブレード200がノズル面31aと対向する際に突起250aが交差部240bと係合するように配置されている。この結果、ブレード200は、ノズル面31aに触れることなく該ノズル面31aとの対向位置を通過することになる。
以上の様子を変更機構290側の視点から改めて説明すると、回転ドラム20の回転によりブレード200がノズル面31aよりも上流側の位置から該ノズル面31aとの対向位置に移動する際、変更機構290は、押圧部250がブレード200を押圧することにより、該ブレード200がノズル面31aに当接しないように上記突き出し量を変更する。つまり、ブレード200がノズル面31aとの対向位置に至ると、変更機構290は上記突き出し量を最大の突き出し量から最小の突き出し量に変更する。
その後、回転ドラム20の更なる回転により、ブレード200がノズル面31aとの対向位置から照射面との当接位置に移動する。この間に、押圧部250の突起250aとブレード枠240の交差部240bとの係合状態が解除される(つまり、回転ドラム20の回転により、交差部240bが突起250aから離間するようになる)。これにより、ブレード200がノズル面31aとの対向位置を通過して照射面との当接位置に至るまでの間に、上記突き出し量が最小の突き出し量から最大の突き出し量に復元する。つまり、変更機構290は、回転ドラム20の回転によりブレード200が照射面との当接位置に移動する際に該ブレード200が前記照射面に当接するように上記突き出し量を変更する。
以上、本例では、変更機構290によって、ブレード200がノズル面31aに当接することによってノズルからのインク吐出に及ぶ悪影響を回避することが可能になる。なお、第一例では、回転ドラム20の回転を利用して上記突き出し量を変更するため、当該突き出し量を可変とするための駆動源を別途設けることなく、簡易な構成により当該突き出し量を変更することが可能である。
<第二例>
次に、第二例について図10A及び図10Bを参照しながら説明する。図10Aは、第二例に係る回転ドラム20の軸方向断面図であり、図10Bは、図10AにおけるB−B断面図である。なお、第一例の構成と重複する部分については説明を省略する。
第二例においても、回転ドラム20の回転を利用してブレード200の突き出し量を変更する変更機構290が備えられている。本例の変更機構290は、図10A及び図10Bに示すように、ブレード枠240と、バネ体241と、ブレード20を回転ドラム20の径方向に沿って移動させるためのカム面261が外周面に形成されたカム260とを有する。
第二例に係るブレード枠240は、第一例に係るブレード枠240と略同様の形状である一方、図10A及び図10Bに示すように、交差部240bの代わりに略楕円柱状の接触子240cが備えられている。接触子240cは、回転ドラム260の回転によりカム260のカム面261と接触しながら該カム面261上を摺動する。
バネ体241は、第一例に係るバネ体241と同じ位置に配置されている一方、その機能については第一例に係るバネ体241と異なる。具体的に説明すると、第二例に係るバネ体241は、上記接触子240cとカム260のカム面261との接触状態を維持するために、ブレード200及びブレード枠240を回転ドラム20の径方向内側へ引っ張る。
カム260は、略ハート型のカムであり、その中心が回転ドラム20の中心と一致するように回転ドラム20内に収容されている。カム260の中央部には、回転ドラム20の回転軸21の外径よりも幾分大径の孔が形成されており、当該孔には前記回転軸21が隙間をもって通されている。また、カム260は、プリンタ本体(具体的にはフレーム12)に固定支持されているため、回転ドラム20が回転すると該回転ドラム20に対して相対的に回転することになる。
そして、カム260が回転ドラム260に対して相対回転すると、接触子240cがカム260の外周面(カム面261)に沿って移動することにより、ブレード200及びブレード枠240が回転ドラム20の径方向に沿って移動するようになる。このとき、ブレード枠240は、図10Aに示すように、一対のガイド部材262に挟まれつつ当該ガイド部材262間を摺動する。この結果、ブレード200及びブレード枠240の移動方向は、一対のガイド部材262により回転ドラム20の径方向に沿うように規制される。
また、カム面261のうち、最もカム260の中心から離れた面(以下、最外面261a)上を接触子240cが摺動すると、ブレード200及びブレード枠240は、その移動範囲における上死点(回転ドラム20の径方向において最も外側の位置)に至る。このときのブレード200の突き出し量は、変更可能な範囲において最大の突き出し量である。一方、カム面261のうち、最もカム260の中心側に位置する面(以下、最内面261b)上を接触子240cが摺動すると、ブレード200及びブレード枠240は、移動範囲における下死点(上記径方向において最も内側の位置)に至る。このときのブレード200の突き出し量は、変更可能な範囲において最小の突き出し量である。
以上の変更機構290では、回転ドラム20の回転によりブレード200が照射面との当接位置に移動する際に、接触子240cが最外面261a付近を摺動する。この結果、ブレード200は、照射面に当接するのに十分な突き出し量を維持しながら前記当接位置を通過するようになる。つまり、ブレード200は照射面に適切に当接するようになる。一方、回転ドラム20の回転によりブレード200がノズル面31aとの対向位置に移動する際に、接触子240cが最内面261b付近を摺動する。この結果、ブレード200は、該ブレード200がノズル面31aと対向し始めてから対向し終わるまでの間、当該ノズル面31aと当接しないような突き出し量を維持する。つまり、ブレード200はノズル面31aと当接しないまま該ノズル面31aとの対向位置を通過する。
以上のように、第二例においても、第一例と同様、変更機構290が、回転ドラム20の回転によりブレード200が照射面との当接位置に移動した際に該ブレード200が前記照射面に当接するように、かつ、回転ドラム20の回転によりブレード200が前記ノズル面31aとの対向位置に位置した際に該ブレード200が前記ノズル面31aに当接しないように、上記突き出し量を変更する。
<第三例>
次に、第三例について図11A及び図11Bを参照しながら説明する。図11Aは、第三例に係る回転ドラム20の軸方向断面図であり、図11Bは、図11AにおけるC−C断面図である。なお、第一例及び第二例の構成と重複する部分については、説明を省略する。
第三例においても、回転ドラム20の回転を利用してブレード200の突き出し量を変更する変更機構290が備えられ、当該変更機構290は、図11A及び図11Bに示すように、ブレード枠240と、ブレード20を回転ドラム20の径方向に沿って移動させるための溝271が形成された溝カム270とを有する。
第三例は第二例と略同様の構成であり、カム体260と同様の機能を溝カム270が担っている。すなわち、溝カム270の溝271に係合しながら当該溝271に沿って移動する係合突起240dがブレード枠240の両端部に形成され、当該係合突起240dが溝271に沿って移動することにより、ブレード200及びブレード枠240が回転ドラム20の径方向に沿って移動する。なお、溝カム270は、プリンタ本体に固定された状態で回転ドラム20内に収容されているため、回転ドラム20が回転すると当該回転ドラム20に対して相対回転することになる。
そして、溝271のうち、最も回転ドラム20の径方向外側に位置する最外部271a(図11A参照)を係合突起240dが移動する際、ブレード200及びブレード枠240は移動範囲における上死点に至り、ブレード200の突き出し量が変更可能な範囲において最大となる。一方、最も回転ドラム20の径方向内側に位置する最内部271b(図11A参照)を係合突起240dが移動する際、ブレード200及びブレード枠240は移動範囲における下死点に至り、上記突き出し量が変更可能な範囲において最小となる。
以上、第三例においても、変更機構290は、回転ドラム20の回転によりブレード200が照射面との当接位置に移動した際に該ブレード200が前記照射面に当接するように、かつ、回転ドラム20の回転によりブレード200が前記ノズル面31aとの対向位置に位置した際に該ブレード200が前記ノズル面31aに当接しないように、上記突き出し量を変更する。
<第四例>
次に、第四例について図12A及び図12Bを参照しながら説明する。図12Aは、第四例におけるブレード200周辺を示した図であり、回転ドラム20の軸方向断面図である。図12Bは、ノズル面31aとの対向位置に移動したブレード200の様子を示した図である。なお、第一例〜第三例の構成と重複する部分については、説明を省略する。
第四例では、回転ドラム20の周面22の非保持領域22bに設けられた開口23aが、回転ドラム20の周方向長さがやや長めになるように形成されている(図12A参照)。また、第四例においても、回転ドラム20の回転を利用してブレード200の突き出し量を変更する変更機構290が備えられ、当該変更機構290は、図12Aに示すように、ブレード枠240と、バネ体241と、ブレード200を回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒すように押圧する第二の押圧部280とを有する。
第四例に係るブレード枠240は、その大部分が上記開口23aよりも回転ドラム20の外側に位置しており、その両端部には、回転ドラム20の軸方向外側に伸びた突起240eが形成されている。なお、回転ドラム20の中心から突起240eまでの距離は、回転ドラム20の外径(具体的には、周面22の保持領域22aにおける外径)よりも長くなっている。すなわち、突起240eは回転ドラム20の外に位置している。
第四例に係るバネ体241は、第一例に係るバネ体241と同様、ブレード200を回転ドラム20の径方向外側に付勢する。第二の押圧部280は、回転ドラム20の外に設けられた部材であり、プリンタ本体(例えば、ヘッド31の側面)に固定支持されている。第二の押圧部280は、回転ドラム20の回転によりブレード200がノズル面31aとの対向位置に移動する際に、ブレード枠240の突起240eと係合する。かかる状態において回転ドラム20が更に回転すると、図12Bに示すように、第二の押圧部280は、ブレード200がバネ体241の他端を支点として回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れるように、上記ブレード200を押圧する。第二の押圧部280が上記の如くブレード200を押圧することにより、図12Bに示すように、ブレード200の上端(回転ドラム20の径方向外側の端)の位置が回転ドラム20の中心側に向けて変位する。すなわち、ブレード200の突き出し量が小さくなる。
このような変更機構290が備えられた第四例では、回転ドラム20が回転する期間中、ブレード200がノズル面31aと対向してない間、ブレード200が、第二の押圧部280からの押圧力を受けない一方でバネ体241により付勢され、十分な突き出し量にて突き出た状態となっている。かかる状態において、ブレード200は照射面との当接位置に位置し当該照射面と照射する。
一方、回転ドラム20の回転中、ブレード200がノズル面31aとの対向位置に移動する際には、第二の押圧部280がブレード枠240の突起240eと係合してブレード200を押圧することにより、ブレード200が回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れる。つまり、ブレード200が図12B中、破線で示す位置から実線で示す位置に移動する。この結果、ブレード200がノズル面31aと当接しない程度に上記突き出し量が短くなる。そして、ブレード200がノズル面31aと対向する間、ブレード200の突き出し量は、該ブレード200がノズル面31aと当接しない程度の突き出し量のまま維持される。
以上のように、第四例においても、回転ドラム20の回転によりブレード200がノズル面31aとの対向位置に移動する際、変更機構290は、ブレード200がノズル面31aに当接しないように上記突き出し量を変更する。その後、回転ドラム20の更なる回転によりブレード200がノズル面31aとの対向位置から照射面との当接位置に移動する際、変更機構290は、ブレード200が前記照射面に当接するように上記突き出し量を変更する。
プリンタ10の構造を模式的に示す斜視図である。 回転ドラム20と周辺機器の構造を示す断面図である。 ヘッド部30の斜視図である。 ノズル面31aを示した図である。 UV照射部40の斜視図である。 プリンタ10の制御ユニット100を示すブロック図である。 他の洗浄液供給部230の説明図である。 図8Aは、第一例に係る回転ドラム20の軸方向断面図であり、図8Bは、図8AにおけるA−A断面図である。 図9A及び図9Bは、回転ドラム20の回転によって突き出し量が変更する様子を示した図である。 図10Aは、第二例に係る回転ドラム20の軸方向断面図であり、図10Bは、図10AにおけるB−B断面図である。 図11Aは、第三例に係る回転ドラム20の軸方向断面図であり、図11Bは、図11AにおけるC−C断面図である。 図12Aは、第四例におけるブレード200周辺を示した図である。図12Bは、ノズル面31aとの対向位置に移動したブレード200の様子を示した図である。
符号の説明
10 プリンタ、12 フレーム、20 回転ドラム、21 回転軸、
21a バネ固定部、22 周面、22a 保持領域、22b 非保持領域、
23 窪み、23a 開口、24 軸支持部、
30 ヘッド部、31 ヘッド、31a ノズル面、32 ヘッドキャリッジ、
33 インクカートリッジ、40 UV照射部、41 ランプユニット、
42 照射部キャリッジ、43 ホルダー、
51、52、53、54 ガイド軸、60 給紙部、62 排紙部、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、102 インターフェイス、
103 画像メモリ、104 サブコントローラ、200 ブレード、
201 当接面、210 ブレード洗浄部、210a スポンジ部、
220 洗浄液供給部、222 洗浄液吐出ノズル、230 他の洗浄液供給部、
232 突出部、232a 先端部、240 ブレード枠、240a 張り出し部、
240b 交差部、240c 接触子、240d 係合突起、240e 突起、
241 バネ体、250 押圧部、250a 突起、260 カム、
261 カム面、261a 最外面、261b 最内面、270 溝カム、
271 溝、271a 最外部、271b 最内部、280 第二の押圧部、
290 変更機構

Claims (9)

  1. 紫外線硬化型インクを媒体に吐出するためのノズルと、
    該媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射するための照射面、を備える照射部と、
    該媒体を保持するための保持領域と非保持領域とを周面に備え、該周面を前記照射面に対向させながら回転する回転体であって、
    前記照射面に付着した紫外線硬化型インクを除去するために、前記回転体の回転により前記照射面との当接位置に移動して該照射面に当接する当接部材、
    を前記非保持領域に備える回転体と、
    を有することを特徴とするインク吐出装置。
  2. 請求項1に記載のインク吐出装置において、
    前記当接部材が前記照射面に当接して紫外線硬化型インクを除去した際に該当接部材に付着した該紫外線硬化型インク、
    を除去するための除去部を有することを特徴とするインク吐出装置。
  3. 請求項2に記載のインク吐出装置において、
    前記当接部材は、前記当接位置にて前記照射面に当接した後、前記回転体の回転により、該当接位置から前記除去部との接触位置に移動して該除去部に接触し、
    前記当接部材が該除去部に接触する際に、該除去部は、前記当接部材を洗浄液にて洗浄することを特徴とするインク吐出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインク吐出装置において、
    前記照射面に洗浄液を付着させるために該照射面に洗浄液を供給する洗浄液供給部、を有し、
    前記洗浄液供給部が前記照射面に洗浄液を供給してから、前記当接部材が、前記回転体の回転により前記照射面との当接位置に移動して該照射面に当接することを特徴とするインク吐出装置。
  5. 請求項4に記載のインク吐出装置において、
    前記洗浄液供給部は、
    前記非保持領域に備えられ、前記回転体の回転により前記照射面との対向位置に移動して該照射面に洗浄液を吐出するための第二のノズル、
    を有し、
    前記第二のノズルが、前記回転体の回転により、前記対向位置に移動して前記照射面に洗浄液を吐出してから、前記当接部材が、前記回転体の回転により、前記当接位置に移動して前記照射面に当接することを特徴とするインク吐出装置。
  6. 請求項4に記載のインク吐出装置において、
    前記洗浄液供給部は、
    前記非保持領域に備えられ、前記回転体の回転により前記照射面との接触位置に移動して、洗浄液を含んだ先端部にて、該照射面に接触する突出部、
    を有し、
    前記突出部が、前記回転体の回転により、前記照射面との前記接触位置に移動して前記先端部にて該照射面に接触してから、前記当接部材が、前記回転体の回転により、前記当接位置に移動して前記照射面に当接することを特徴とするインク吐出装置。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載のインク吐出装置において、
    洗浄液は、シリコーンオイルであることを特徴とするインク吐出装置。
  8. 請求項7に記載のインク吐出装置において、
    洗浄液は、重合禁止剤が添加されたシリコーンオイルであることを特徴とするインク吐出装置。
  9. 請求項1に記載のインク吐出装置において、
    前記回転体は、前記ノズルが形成されたノズル面、及び、前記照射面に前記周面を対向させながら回転する回転ドラムであり、
    前記当接部材は、前記回転ドラムの径方向において外側に突き出ており、
    前記当接部材の突き出し量を変更する変更機構を有し、
    前記変更機構は、前記回転ドラムの回転により前記当接部材が前記当接位置に移動した際に該当接部材が前記照射面に当接するように、かつ、前記回転ドラムの回転により前記当接部材が前記ノズル面との対向位置に位置した際に該当接部材が前記ノズル面に当接しないように、前記突き出し量を変更することを特徴とするインク吐出装置。
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