JP5212121B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紫外線(UV)等のエネルギー線の照射によって硬化するエネルギー線硬化型インクのようなエネルギー線硬化型液体を噴射する液体噴射装置に関するものであり、主として印刷データに対応してノズルからインク滴を吐出させて記録媒体にドットを形成させるインクジェット式記録装置のような液体噴射装置に関するものである。
液体をターゲットに噴射する液体噴射装置には、インクを記録用紙に噴射して印刷を施すインクジェット式記録装置が知られている。このインクジェット式記録装置における記録ヘッドは、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇やノズル近傍に付着したインクの固化等により吐出不良の状態となり、印刷不良を起こすという問題を抱えている。このため、インクジェット式記録装置には、ノズル形成面をワイピングしてノズル形成面を清浄に保ち、吐出特性を維持することが行なわれている。
このようなインクジェット式記録装置として、下記の特許文献1には、外周面に印字媒体を保持可能な回転ドラムと、上記回転ドラムの周辺に配置されて外周面に保持された印字媒体に向かってインクを吐出する記録ヘッドとを備え、上記回転ドラムの外周面に、回転ドラムの回転に伴って記録ヘッドのノズル形成面に接触してノズル形成面に付着したインクを除去するワイピング部材が設けられたものが開示されている。
一方、インクジェット記録方式の1種としてUVインクジェット方式がある。このUVインクジェット方式は、紫外線(UV)等のエネルギー線の照射によって硬化するエネルギー線硬化インクを記録媒体に付着させた後、この記録媒体にエネルギー線を照射することによりエネルギー線硬化インクを硬化させて印字を行う記録方式である。
特開平10−175292号公報
しかしながら、エネルギー線硬化インクを使用した記録装置では、紫外線等のエネルギー線を浴びることによりインクが硬化してしまうので、従来の装置のように、単にワイピングを行なうだけでは、ワイピング部材に付着したインクが光を浴びて固まってしまう。そして、固化インクが付着したままのワイピング部材を使用し続けると、ワイピング不良が生じるだけでなく、記録ヘッドのノズル形成面を損傷させる可能性もあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ワイピング部材に付着した液体を確実に除去してワイピング性能を維持しうる液体噴射装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液体噴射装置は、エネルギー線の照射により硬化する液体を噴射する噴射ヘッドと、上記噴射ヘッドのノズル形成面をワイピングするワイピング部材と、上記ワイピング後にワイピング部材に付着した液体に対してエネルギー線を照射して固化させる照射手段と、上記照射後に固化した固化液体をワイピング部材から除去する除去手段とを備えたことを要旨とする。
本発明の液体噴射装置では、上記噴射ヘッドのノズル形成面をワイピング部材でワイピングした後、ワイピング部材に付着した液体に対してエネルギー線を照射して固化させ、上記照射により固化した固化液体をワイピング部材から除去する。このように、ワイピング、照射による液体の固化、固化液体の除去が一連に行なわれることから、ワイピング部材に付着した液体を確実に除去してワイピング性能を維持し、ワイピング不良やノズル形成面の損傷を確実に防止する。また、ワイピング部材に付着したエネルギー線硬化型液体をエネルギー線の照射により積極的に硬化させ、付着した固化液体を毎回のワイピング後に確実に除去することから、長期的に安定したノズル形成面の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
本発明において、外周面に記録媒体を保持して軸心を中心に回転する回転ドラムをさらに備え、上記回転ドラムに保持された記録媒体の端部同士の間にワイピング部材が設けられ、上記回転ドラムの外周面に沿って、噴射ヘッド、照射手段および除去手段がそれぞれ配置されている場合には、ワイピング、照射による液体の固化、固化液体の除去が回転ドラムの回転により一連に行なわれる。また、回転ドラムに保持された記録媒体の端部同士の間を利用してワイピング部材を設けることから、省スペース化および構造の簡素化を実現することができる。また、定期的なワイピングを容易かつ確実に行うことを可能とし、ワイピング毎に液体を固化して除去してから次のワイピング動作を行なうことから、長期的に安定したノズル形成面の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
本発明において、上記除去手段は、ワイピング部材との接触により固化液体を除去する場合には、ワイピング毎にエネルギー線の照射により固化した固化液体を接触により確実に除去し、長期的に安定したノズル形成面の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
本発明において、上記照射手段は、噴射ヘッドから記録媒体に対して噴射された液体を固化させるものが兼用されている場合には、噴射ヘッドから記録媒体に対して噴射された液体を固化させる照射手段を利用してワイピング部材に付着した液体を固化させることから、それぞれ専用の照射手段を配置する必要がなく、それだけ省スペース化と低コスト化を実現できる。
本発明において、上記回転ドラムを逆転可能とすることにより、上記除去手段によりワイピング部材の両面に付着した固化液体を除去しうるように構成されている場合には、ワイピング部材に付着した固化液体を確実に除去し、長期的に安定したノズル形成面の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
本発明において、上記ワイピング部材の突出高さを可変とすることにより、上記ワイピング部材と噴射ヘッドは干渉し、上記照射手段とワイピング部材とは干渉しないように構成されている場合には、ワイピング部材の突出高さを可変とすることにより、確実なワイピングを実現するとともに、照射手段の損傷や汚損を防止する。
本発明において、上記ワイピング部材が回転ドラムの外周面に対して進退可能に構成されることにより、上記ワイピング時にはワイピング部材を回転ドラムの外周面から進出させるとともに、後退させる際にワイピング部材に付着した固化インクを除去しうるように構成されている場合には、確実なワイピングを実現するとともに、ワイピング部材に付着した固化液体を確実に除去し、長期的に安定したノズル形成面の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
本発明において、上記ワイピング部材の突出高さを可変とすることにより、上記ワイピング部材は上記噴射ヘッド及び上記照射手段の双方と干渉するように構成され、上記噴射ヘッドと上記回転ドラムの外周面との間の距離と、上記照射手段と上記回転ドラムの外周面との間の距離とは互いに異なり、上記ワイピング部材が上記噴射ヘッドと干渉する際に上記突出高さが上記噴射ヘッドと上記回転ドラムの外周面との間の距離に応じた突出高さとなり、上記ワイピング部材が上記照射手段と干渉する際に上記突出高さが上記照射手段と上記回転ドラムの外周面との間の距離に応じた突出高さとなる場合には、上記噴射ヘッド及び上記照射手段の各々に対して適切にワイピングが行われる。
本発明が適用される記録装置の概略構成を示す斜視図である。 本実施形態の液体噴射装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。 図4A〜図4Cは、本発明の第3実施形態の一例を示す図である。 図5Aは、回転ドラム20に対する噴射ヘッド1及び照射部3の位置関係を示した図である。図5B及び図5Cは、図5A中の距離ds、dnに応じたワイピング部材2の突出高さについての説明図である。 図6Aと図6Bは、第3実施形態についての第1変形例を示す図である。 図7Aと図7Bは、第3実施形態についての第2変形例を示す図である。 第3実施形態についての第3変形例を示す要部断面図である。 図9A〜図9Dは本発明の第4実施形態を示す図である。
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式記録装置に適用した一実施形態を図にしたがって説明する。
図1は本発明が適用される液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置の主要部の構成を示したものである。
この例は、支持面である外周面22に記録媒体である記録紙23を支持して軸心を中心に回転する回転ドラム20と、上記外周面22に沿って回転ドラム20の回転方向と直交する方向に往復移動するキャリッジ21に搭載され、外周面22に支持された記録紙23に向かってノズルからエネルギー線硬化型液体を噴射する噴射ヘッド1と、上記噴射ヘッド1から噴射されて記録紙23に付着したエネルギー線硬化型液体に対してエネルギー線を照射する照射部3とを備えたインクジェット式記録装置である。
より詳しく説明すると、上記インクジェット式記録装置は、対面して直立した一対のフレーム31の間に記録部30が設けられ、上記記録部30に対して給紙部32から記録紙23を給紙して記録し、記録が終了した記録紙23を排紙部33に排出するようになっている。
上記記録部30は、互いに平行な一対のフレーム31の間に支持された回転ドラム20と、一対の第1ガイド軸34および同じく一対の第2ガイド軸35と、上記第1ガイド軸34にガイドされて回転ドラム20に沿って往復移動するキャリッジ21と、キャリッジ21に搭載された噴射ヘッド1と、上記第2ガイド軸35にガイドされて回転ドラム20に沿って往復移動する照射部3とを備えて構成されている。
上記回転ドラム20に支持された状態で回転する記録紙23に対して、キャリッジ21に搭載された噴射ヘッド1はインクを吐出して付着させる。この例では、上記インクとして紫外線(UV)等の光に代表されるようなエネルギー線の照射によって硬化するエネルギー線硬化型インクのようなエネルギー線硬化型液体が使用されている。例えば紫外線硬化インクであり、具体的には、例えば、紫外線硬化樹脂、顔料、インクジェットにて安定印刷するための添加剤および水等の成分から構成されている。
そして、記録紙23に紫外線硬化型インクが噴射されながら回転ドラム20が図示の矢印の方向に回転することにより、記録紙23に付着した紫外線硬化型インクに対して照射部3から紫外線が照射される。こうして、記録紙23の表面に、紫外線硬化型インクにより形成された画像が固定される。
さらに、回転ドラム20が1回転以上して、回転ドラム20長手方向の一部領域において記録紙23に画像が記録されると、キャリッジ21は第1ガイド軸34に沿って移動して、上記領域に隣接した領域に対して同様の記録動作を実行する。以下、噴射ヘッド1が記録動作をしながら回転ドラム20が1回転以上する毎にキャリッジ21が移動するという動作を繰り返すことにより、記録紙23表面全体に画像を形成できる。
図2は、本実施形態の液体噴射装置の要部を示す断面図である。
この装置は、エネルギー線の照射により硬化する液体を噴射する噴射ヘッド1と、上記噴射ヘッド1のノズル形成面6をワイピングするワイピング部材2と、上記ワイピング後にワイピング部材2に付着した液体に対してエネルギー線を照射して固化させる照射手段としての照射部3、上記照射後に固化した固化液体をワイピング部材2から除去する除去手段4とを備えている。
上記ワイピング部材2は、上記回転ドラム20の外周面22に巻き付けられるように保持された記録紙23の端部同士の間(以下「紙間5という」)に設けられている。上記ワイピング部材2は、例えばゴム、エラストマー、ポリウレタン等の弾性材料がブレード状に形成されている。また、上記ワイピング部材2は、回転ドラム20の外周面22から略放射状に突出するよう取り付けられている。そして、上記ワイピング部材2は、回転ドラム20が回転することにより、噴射ヘッド1の回転ドラム20の外周面22に対面したノズル形成面6に摺接してノズル形成面6に付着したインクをワイピングで払拭、除去しうるように構成されている。
上記照射部3は、上記ワイピング後にワイピング部材2に付着したインクに対してエネルギー線を照射して固化させるものであり、噴射ヘッド1から記録紙23に対して噴射されたインクを固化させるものが兼用されている。
上記除去手段4は、回転ドラム20が回転することにより、ワイピング部材2がドラムの周方向に沿って移動した際に、ワイピング部材2の先端部が除去手段4と接触することにより、固化液体を除去するようになっている。この例では、上記除去手段4は、回転ドラム20の外周面22と対面する部分に凹凸面8が形成され、回転ドラム20の回転により外周面22に沿って移動するワイピング部材2が接触して固化液体が掻き落とされるようになっている。
そして、この例では、上記回転ドラム20の外周面22に沿うように、回転ドラム20の回転方向に沿って噴射ヘッド1、照射部3、除去手段4がそれぞれ順に配置されている。
このような構成により、本実施例の液体噴射装置では、上述したように回転ドラム20を回転させながら噴射ヘッド1から記録紙23に紫外線硬化型インクを噴射して記録する際に、記録紙23の紙間5が噴射ヘッド1のノズル形成面6と対面するタイミングで噴射を停止し、さらに回転ドラム20の回転を続けることで、ワイピング部材2が噴射ヘッド1のノズル形成面6をワイピングする。
さらに回転ドラム20が回転すると、ワイピング部材2は、照射部3の回転ドラム20の外周面22と対面した発光面7と対面して紫外線照射を受け、ワイピングによりワイピング部材2に付着した紫外線硬化型インクが固化される。
そして、さらに回転ドラム20が回転すると、ワイピング部材2は、照射部3を離れて除去手段4の凹凸面8と接触し、固化液体が掻き落とされる。このように、固化液体が除去された後、次のワイピング動作に移行する。
このとき、回転ドラム20を逆転可能とすることにより、ワイピング部材2が除去手段4と接触してから離れるタイミングで、回転ドラム20を逆転させて上記除去手段4とワイピング部材2を再び接触させてワイピング部材2の両面に付着した固化液体を除去するようにすることもできる。
以上のように、本実施形態では、上記噴射ヘッド1のノズル形成面6をワイピング部材2でワイピングした後、ワイピング部材2に付着したインクに対してエネルギー線を照射して固化させ、上記照射により固化した固化液体をワイピング部材2から除去する。このように、ワイピング、照射によるインクの固化、固化液体の除去が一連に行なわれることから、ワイピング部材2に付着したインクを確実に除去してワイピング性能を維持し、ワイピング不良やノズル形成面6の損傷を確実に防止する。また、ワイピング部材2に付着したエネルギー線硬化型インクをエネルギー線の照射により積極的に硬化させ、付着した固化液体を毎回のワイピング後に確実に除去することから、長期的に安定したノズル形成面6の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
また、外周面22に記録紙23を保持して軸心を中心に回転する回転ドラム20をさらに備え、上記回転ドラム20に保持された記録紙23の端部同士の間にワイピング部材2が設けられ、上記回転ドラム20の外周面22に沿って、噴射ヘッド1、照射部3および除去手段4がそれぞれ配置されているため、ワイピング、照射による液体の固化、固化液体の除去が回転ドラム20の回転により一連に行なわれる。また、回転ドラム20に保持された記録紙23の端部同士の間を利用してワイピング部材2を設けることから、省スペース化および構造の簡素化を実現することができる。また、定期的なワイピングを容易かつ確実に行うことを可能とし、ワイピング毎にインクを固化して除去してから次のワイピング動作を行なうことから、長期的に安定したノズル形成面6の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
また、上記除去手段4は、ワイピング部材2との接触により固化液体を除去するため、ワイピング毎にエネルギー線の照射により固化した固化液体を接触により確実に除去し、長期的に安定したノズル形成面6の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
また、上記照射部3は、噴射ヘッド1から記録紙23に対して噴射されたインクを固化させるものが兼用されているため、噴射ヘッド1から記録紙23に対して噴射されたインクを固化させる照射部3を利用してワイピング部材2に付着したインクを固化させることから、それぞれ専用の照射部3を配置する必要がなく、それだけ省スペース化と低コスト化を実現できる。
また、上記回転ドラム20を逆転可能とすることにより、上記除去手段4によりワイピング部材2の両面に付着した固化液体を除去しうるように構成されているため、ワイピング部材2に付着した固化液体を確実に除去し、長期的に安定したノズル形成面6の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
図3は、本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。
この実施形態では、上記ワイピング部材2の突出高さが可変となるとともに、上記ワイピング部材2が回転ドラム20の外周面22に対して進退可能に構成されている。
この例では、上記複数(図示した例では4つ)のワイピング部材2が設けられる。また、上記回転ドラム20が中空状に形成され、周壁に各ワイピング部材2を挿通させるスリット状の貫通穴11が複数形成されている。上記ワイピング部材2は、この例では基材部12から複数のブレード状のワイピング部材2が突出形成されており、回転ドラム20の周壁の裏側から、ワイピング部材2を貫通穴11に通過させている。
上記基材部12は保持部13にスライド可能に保持されるとともに、裏側からカム部材16によって押えられている。また、基材部12内部の収容空間15内にはばね等の付勢部材14が収容されて基材部12をカム部材16に向かって押付け付勢している。これにより、カム部材16を図示しない駆動手段により回動駆動させることにより、基材部12が回転ドラム20の周壁に対して進退する。これにより、ワイピング部材2の外周面22からの突出高さを可変とするとともに、ワイピング部材2が回転ドラム20の外周面22に対して進退可能となるように構成されている。
本実施形態では、ワイピング部材2の外周面22からの突出高さを可変とすることにより、上記ワイピング部材2と噴射ヘッド1は干渉し、上記照射部3とワイピング部材2とは干渉しないように構成されている。このようにすることにより、ワイピング部材2の突出高さを可変とすることにより、確実なワイピングを実現するとともに、照射部3の損傷や汚損を防止する。
また、ワイピング部材2が回転ドラム20の外周面22に対して進退可能とすることにより、上記ワイピング時にはワイピング部材2を回転ドラム20の外周面22から進出させるとともに、後退させる際にワイピング部材2に付着した固化インクを除去しうるように構成されている。このようにすることにより、確実なワイピングを実現するとともに、ワイピング部材2に付着した固化液体を確実に除去し、長期的に安定したノズル形成面6の清浄化を実現し、噴射特性の安定化を図ることができる。
それ以外は、上記実施形態(以下、第1実施形態とも言う)と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施形態でも上記実施形態(第1実施形態)と同様の作用効果を奏する。
図4Aは、本発明の第3実施形態の要部断面図である。
この実施形態では、第2実施形態と同様、上記ワイピング部材2の突出高さが可変となるとともに、上記ワイピング部材2が回転ドラム20の外周面22に対して進退可能に構成されている。一方、第3実施形態では、上記ワイピング部材2は上記噴射ヘッド1及び上記照射部3の双方と干渉するように構成されている(具体的な構成については後述する)。このようにすることにより、ノズル形成面6の清浄化のみならず、照射部3の発光面7の清浄化をも実現することが可能である。詳しく説明すると、インク噴射時に発生するミスト状のインクが照射部3の発光面7が付着することがあるため、ワイピング部材2が上記発光面7もワイピングすることにより、当該発光面7の汚染を防止し、以って発光特性の安定化を図ることができる。
ところで、本実施形態では、図5Aに示すように、上記噴射ヘッド1(詳しくはノズル形成面6)と上記回転ドラム20の外周面22との間の距離(以下、距離dn)が、上記照射部3(詳しくは発光面7)と上記回転ドラム20の外周面22との間の距離(以下、距離ds)よりも短くなっている。すなわち、本実施形態では、距離dsと距離dnが互いに異なっている。図5Aは、回転ドラム20に対する噴射ヘッド1及び照射部3の位置関係を示した図である。
そこで、第3実施形態では、上記ワイピング部材2が上記噴射ヘッド1と干渉する際に上記突出高さが距離dnに応じた突出高さとなり、かつ、上記ワイピング部材2が上記照射部3と干渉する際に上記突出高さが距離dsに応じた突出高さとなるようにしている。すなわち、本実施形態では、上記突出高さは距離ds及び距離dnに応じて調整され、上記ワイピング部材2が上記照射部3と干渉する際には、上記突出高さが距離dnに応じた突出高さt1となる。当該突出高さt1は、図5Bに示す如く、ワイピング部材2が照射部3の発光面7と当接するのに適当な突出高さである。一方、上記ワイピング部材2が上記噴射ヘッド1と干渉する際には、上記突出高さが距離dsに応じた突出高さt2となる。当該突出高さt2は、図5Cに示す如く、ワイピング部材2が噴射ヘッド1のノズル形成面6と当接するのに適当な突出高さであり、上記突出高さt1よりも短くなっている。なお、図5B及び図5Cの各図は、距離ds(距離dn)に応じたワイピング部材2の突出高さについての説明図である。
以上の結果、第3実施形態では、上記噴射ヘッド1及び上記照射部3の各々にワイピング部材2を適宜な当接圧にて当接させることができ、以って、上記噴射ヘッド1及び上記照射部3の各々に対して損傷を与えることなくワイピングを行うことが可能になる。以下、第3実施形態の具体的構成例について図4A〜図4Cを参照しながら説明する。図4Bは図4A中のA−A断面図である。図4Cは、突出高さが変わる(短くなる)様子を示した図である。
この例では、回転ドラム20が中空状に形成され、その側端が開放端となっている。また、回転ドラム20の周壁には、ワイピング部材2を嵌め入れる窪み10が形成されている。この窪み10に上記ワイピング部材2が摺動自在に嵌め入れられ、上記ワイピング部材2の一部が回転ドラム20の外周面22から外側に突出する。また、窪み10の底にはばね等の付勢部材14が収容されている。この付勢部材14は、窪み10内に嵌め入れられたワイピング部材2を回転ドラム20の径方向外側に付勢している。
また、窪み10の側端は開放端になっており、当該側端の脇には略L字状をなしたL字部2aが配置されている(図4B参照)。このL字部2aは、ワイピング部材2の両側端に取り付けられ、回転ドラム20の回転時にはワイピング部材2と一体的に回転する。なお、L字部2aは、回転ドラム20の軸方向外側へ張り出した張出部2b、及び、当該張出部2bと交差する交差部2cからなる(図4B参照)。交差部2cは、その上端側(回転ドラム20の径方向外側)が回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れるように傾斜している(図4A参照)。
また、回転ドラム20の軸方向両端に向かって延びている押圧部17がプリンタ本体に固定されており、その先端部は、開放端である回転ドラム20の軸方向両端から回転ドラム20内に入り込んでいる。プリンタ本体とは、プリンタのうち、回転ドラム20を除いた部分(例えば、フレーム31)である。つまり、回転ドラム20は押圧部17に対して相対回転することになる。この回転ドラム20の相対回転により、押圧部17は上記交差部2cと係合するようになる。なお、押圧部17は、回転ドラム20の回転中、交差部2cのみと干渉し、上記回転ドラム20内の他の部材と干渉することはない。
そして、上記押圧部17と上記交差部2cとの係合状態が維持されたまま回転ドラム20が更に回転すると、押圧部17は、L字部2aを介してワイピング部材2を回転ドラム20の径方向内側に押圧する。これにより、ワイピング部材2が回転ドラム20の径方向内側に後退し突出高さが小さくなる。より詳しく説明すると、図4Cに示すように、押圧部17が上記交差部2cと係合してワイピング部材2を上記の如く押圧することにより、ワイピング部材2の突出高さがt1からt2に変化する。つまり、第3実施形態では、ワイピング部材2の突出高さがt1〜t2の間で変化する。
以上の構成により、回転ドラム20の回転を利用してワイピング部材2を回転ドラム20の周壁に対して進退させ上記ワイピング部材2の突出高さを変更することができる。特に、本実施形態では、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉しない限り、ワイピング部材2が付勢部材14から付勢され、その突出高さがt1に維持されるように構成されている。かかる構成は、回転ドラム20の回転中、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉する間を除き、押圧部17が回転ドラム20の回転方向においてL字部2aの交差部2cと係合しない位置に位置することにより実現される。そして、ワイピング部材2は、照射部3と干渉する際に、距離dsに応じた突出高さt1を維持しながら上記照射部3をワイピングする。
一方、回転ドラム20の回転中、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉する際に、ワイピング部材2が付勢部材14の付勢に抗して押圧部17に押圧されて、その突出高さがt1からt2に変更されるように構成されている。かかる構成は、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉する際に押圧部17が回転ドラム20の回転方向においてL字部2aの交差部2cと係合する位置に至ることにより実現される。そして、ワイピング部材2は、噴射ヘッド1と干渉する際、距離dnに応じた突出高さt2にてノズル形成面6に当接し上記照射部3をワイピングする。
以上の結果、ワイピング部材2が照射部3をワイピングするのに適当な突出高さを確保しつつも、上記ワイピング部材2が噴射ヘッド1をワイピングする際には当該噴射ヘッド1に過度な当接力が掛かるのを抑制することができる。
以上までに述べてきたように、第3実施形態では、ワイピング部材2によるワイピングの対象となる装置(噴射ヘッド1及び照射部3)と回転ドラム20の外周面22との間の距離に応じて上記ワイピング部材2の突出高さを調整することにより、上記ワイピングの対象となる装置に対して適切にワイピングを行うことができる。それ以外は、図2に図示された実施形態(すなわち、第1実施形態)と同様であり、当該実施形態と同様の部分には同じ符号を付している。また、第3実施形態でも第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、ワイピングの対象となる装置と回転ドラム20の外周面22との間の距離に応じて上記突出高さを調整する構成としては、上記構成に限られず、他の構成も考えられる。以下、当該他の構成について幾つか例示する(第一変形例〜第三変形例)。
図6Aは、第3実施形態についての第1変形例を示す要部断面図である。図6Bは、図6A中のB−B断面図である。
この例では、回転ドラム20の回転を利用してワイピング部材2の突出高さを調整するために、略ハート型のカム18が回転ドラム20内に収容され、当該カム18のカム面18aに接触しながら上記カム面18a上を摺動する接触子2dがワイピング部材2に取り付けられている。上記カム18は、その中心が回転ドラム20の回転中心と一致するようにプリンタ本体(具体的には、フレーム31)に固定されている。このため、回転ドラム20は、カム18に対して相対回転することになる。
ワイピング部材2は、回転ドラム20の周壁に形成された貫通穴11を通じて、上記回転ドラム20の内側から外側に向かって突き出している。また、ワイピング部材2は、上記接触子2dと上記カム面18aとの接触状態が維持されるように付勢部材14により付勢される。そして、回転ドラム20がカム18に対して相対回転すると、ワイピング部材2及び接触子2dも上記カム18に対して相対回転する。このとき、接触子2dがカム面18a上を摺動するため、ワイピング部材2が回転ドラム20の径方向に移動し、ワイピング部材2の突出高さが変わる。なお、上記カム面18aは、上記突出高さがt1〜t2の間で変化するような形状に形成されている。
以上のような構成により、本例においても、ワイピング部材2が噴射ヘッド1及び照射部3の双方に干渉し、ワイピング部材2が照射部3と干渉する際には上記突出高さがt1となり、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉する際には上記突出高さがt2となる。つまり、第1変形例に係る構成により、回転ドラム20の回転を利用して上記突出高さをワイピングの対象となる装置と回転ドラム20の外周面22との間の距離に応じて調整することができる。
図7Aは、第3実施形態についての第2変形例を示す要部断面図である。図7Bは、図7A中のC−C断面図である。
この例では、第1変形例に係るカム18と同じ機能を有する溝カム19が回転ドラム20内に収容され、上記溝カム19に形成された溝19aと係合しながら当該溝19aに沿って移動する係合突起2eがワイピング部材2に取り付けられている。上記溝カム19についても、その中心が回転ドラム20の回転中心と一致するように、プリンタ本体に固定されているため、上記回転ドラム20は溝カム19に対して相対回転することになる。
そして、回転ドラム20が溝カム19に対して相対回転すると、上記係合突起2eが溝19aに沿って移動する結果、ワイピング部材2が回転ドラム20の径方向に移動し、ワイピング部材2の突出高さが変わる。なお、上記溝19aは、上記突出高さがt1〜t2の間で変化するような形状に形成されている。それ以外は、第1変形例と同様であり、当該第1変形例と同様の作用効果を奏する。
図8は、第3実施形態についての第3変形例を示す要部断面図である。
この例では、回転ドラム20の周壁に、上記回転ドラム20の周方向にやや幅広な開口24が形成されている。ワイピング部材2は、上記開口24を通じて回転ドラム20の内側から外側に向けて突き出している。また、ワイピング部材2の、回転ドラム20の外側に位置する部分には、上記ワイピング部材2の両側端から回転ドラム20の軸方向外側に向けて伸びた突起2fが形成されている。
また、ワイピング部材2は、付勢部材14により回転ドラム20の径方向外側に付勢されている。さらに、ワイピング部材2は、付勢部材14のワイピング部材2に固定された側とは反対側の端(以下、反対側の端)を支点にして、回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れるように揺動することができる(図8参照)。なお、反対側の端は、回転ドラム20の回転中心からワイピング部材2側に幾分偏心している。
そして、回転ドラム20の回転中、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉するようになると、上記ワイピング部材2に取り付けられた突起2fが、プリンタ本体(例えば、噴射ヘッド1の側面)に固定された他の押圧部(不図示)と係合するようになる。かかる状態で回転ドラム20が更に回転すると、上記他の押圧部は、ワイピング部材2が上記回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れるように、上記ワイピング部材2を押圧する。これにより、回転ドラム20の回転方向において正規位置(図8中、実線にて示した位置)に位置していた上記ワイピング部材2は、倒れ位置(図8中、破線にて示した位置)まで揺動する。これに伴い、上記ワイピング部材2の突出高さがt1からt2に変化する。
以上のような構成により、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉しない限り、ワイピング部材2を付勢部材14により付勢して上記突出高さをt1に維持することができる。したがって、ワイピング部材2が照射部3と干渉する際には、上記突出高さがt1となる。一方、ワイピング部材2が噴射ヘッド1と干渉する際には、ワイピング部材2が他の押圧部に押圧されて回転ドラム20の回転方向とは反対方向に倒れることにより、上記突出高さがt1からt2に変更される。
図9A〜図9Dは、本発明の第4実施形態を示す図である。
この例は、記録紙23を保持するプラテン42と、上記プラテン42に沿って配置されたガイドバー41にガイドされて噴射ヘッド1を往復移動させるキャリッジ40とを備えた装置である。上記キャリッジ40には、噴射したインクに対してエネルギー線を照射する照射部3が設けられている。また、噴射ヘッド1の待機場所としてのホームポジションに噴射ヘッド1のノズル形成面6をキャッピングするキャッピング部材43と、ワイピング部材2とが配置されている。
記録動作は、記録紙23上である記録領域で噴射ヘッド1を往復移動させながら噴射ヘッド1からインクを噴射し、照射部3はエネルギー線を照射する。
図9Bに示すように、ワイピングの際には、ワイピング部材2の先端が噴射ヘッド1のノズル形成面6に接触するまでワイピング部材2を上昇させた状態で、噴射ヘッド1を移動させることにより、ワイピングを行なう。ついで、図9Cに示すように、照射部3がワイピング部材2と対面させる位置にキャリッジ40を移動させてエネルギー線の照射を行い、付着したインクを固化させる。そののち、図9Dに示すように、ワイピング部材2を下降させて除去手段4で固化液体を掻き落とすことが行なわれる。本発明は、このような態様も含む趣旨である。
なお、上記各実施形態において、上記照射部3としては、例えば、紫外帯域で発光するLEDを例示することができるが、これに限定するものではなく、上記照射部3として、例えば、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ灯、各種のエネルギー線照射手段を適用することができる。
上記各実施形態において、噴射ヘッド1は、液体を噴射させる駆動素子である圧力発生素子として、圧電振動子を利用した液体噴射装置に適用することもできるし、発熱素子を利用したタイプの液体噴射装置に適用することもできる。
また、液体噴射装置の代表例としては、上述したような画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置があるが、本発明は、その他の液体噴射装置として、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等、各種の液体噴射装置に適用することができる。
1 噴射ヘッド,2 ワイピング部材,2a L字部,2b 張出部,
2c 交差部,2d 接触子,2e 係合突起,2f 突起,3 照射部,
4 除去手段,5 紙間,6 ノズル形成面,7 発光面,8 凹凸面,
10 窪み,11 貫通穴,12 基材部,13 保持部,14 付勢部材,
15 収容空間,16 カム部材,17 押圧部,18 カム,18a カム面,
19 溝カム,19a 溝,20 回転ドラム,21 キャリッジ,
22 外周面,23 記録紙,24 開口,30 記録部,31 フレーム,
32 給紙部,33 排紙部,34 第1ガイド軸,35 第2ガイド軸,
40 キャリッジ,41 ガイドバー,42 プラテン,43 キャッピング部材

Claims (8)

  1. エネルギー線の照射により硬化する液体を噴射する噴射ヘッドと、上記噴射ヘッドのノズル形成面をワイピングするワイピング部材と、上記ワイピング後にワイピング部材に付着した液体に対してエネルギー線を照射して固化させる照射手段と、上記照射後に固化した固化液体をワイピング部材から除去する除去手段とを備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 外周面に記録媒体を保持して軸心を中心に回転する回転ドラムをさらに備え、
    上記回転ドラムに保持された記録媒体の端部同士の間にワイピング部材が設けられ、
    上記回転ドラムの外周面に沿って、噴射ヘッド、照射手段および除去手段がそれぞれ配置されている請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 上記除去手段は、ワイピング部材との接触により固化液体を除去する請求項1または2記載の液体噴射装置。
  4. 上記照射手段は、噴射ヘッドから記録媒体に対して噴射された液体を固化させるものが兼用されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 上記回転ドラムを逆転可能とすることにより、上記除去手段によりワイピング部材の両面に付着した固化液体を除去しうるように構成されている請求項2〜4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 上記ワイピング部材の突出高さを可変とすることにより、上記ワイピング部材と上記噴射ヘッドは干渉し、上記照射手段と上記ワイピング部材とは干渉しないように構成されている請求項2〜5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 上記ワイピング部材が回転ドラムの外周面に対して進退可能に構成されることにより、
    上記ワイピング時にはワイピング部材を回転ドラムの外周面から進出させるとともに、後退させる際にワイピング部材に付着した固化インクを除去しうるように構成されている請求項2〜6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 上記ワイピング部材の突出高さを可変とすることにより、上記ワイピング部材は上記噴射ヘッド及び上記照射手段の双方と干渉するように構成され、
    上記噴射ヘッドと上記回転ドラムの外周面との間の距離と、上記照射手段と上記回転ドラムの外周面との間の距離とは互いに異なり、
    上記ワイピング部材が上記噴射ヘッドと干渉する際に上記突出高さが上記噴射ヘッドと上記回転ドラムの外周面との間の距離に応じた突出高さとなり、
    上記ワイピング部材が上記照射手段と干渉する際に上記突出高さが上記照射手段と上記回転ドラムの外周面との間の距離に応じた突出高さとなる請求項2〜5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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