JP2009196241A - 局部ハンダ量増大型メタルマスク及びその製造方法並びに局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いたcob用スクリーン印刷方法 - Google Patents

局部ハンダ量増大型メタルマスク及びその製造方法並びに局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いたcob用スクリーン印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】局部的にハンダ量を増大できる局部ハンダ量増大型メタルマスク及びその製造方法、並びに局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いたCOB用スクリーン印刷方法を得る。
【解決手段】通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口1aと、ハンダ量を多く必要とする実装部品11のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分3の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダ9が溜まる構造の凸状外壁部1bと、凸状外壁部に囲まれた平坦部分にパターニングされた開口1cとを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、局部的にハンダ量を増大できる局部ハンダ量増大型メタルマスク及びその製造方法、並びに局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いることにより、基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷することができるCOB用スクリーン印刷方法に関するものである。
従来、メタルマスクで局部的にハンダ量を増大する方法としては、メタルマスクが完成した後に、ハンダ量を増大したい部分の板厚はそのまま残し、それ以外の通常のハンダ量で良い部分の板厚を薄くするために、スキージ面側をハーフエッチング加工する方法等が考えられている。ところが、COB(chip on board)仕様のメタルマスクでは、既に部品が実装されている基板上に印刷するためのメタルマスクであるため、実装済みの部品を逃げるかなり大きな凸状のドーム(突起)が存在するため、エッチングする部分以外をドライフィルム等で保護してから、ハーフエッチング加工を行う必要があった。しかし、COB仕様のメタルマスクで局部的にハンダ量を増大する場合、加工後には凸状のドーム(突起)が存在するために、保護用のドライフィルムをラミネート(圧着)することが出来ず、したがって、COB仕様のメタルマスクのスキージ面側をハーフエッチング加工することが出来ず、局部的にハンダ量を増大させることは出来ない。
また、印刷厚の変化を持たせるために、その電着層の母型面側をハーフエッチングして凹み面を形成し、エッチング後、電解研磨し、エッチングにより発生した電着層の透孔の縁のばり状突起は電解研磨により除去できるメタルマスクの製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−251493号公報
従来の局部的にハンダ量を増大する方法は、既に実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様のメタルマスクでは、実装済みの大型の実装部品を逃げる凸状のドーム(突起)が存在するために、保護用のドライフィルムをラミネート(圧着)することが出来ず、したがって、COB仕様のメタルマスクのスキージ面側をハーフエッチング加工することが出来ず、局部的にハンダ量を増大させることが出来なかった。
近年、スクリーン印刷基板の多様化に伴い、COB仕様のメタルマスクに対しても、基板にハンダを印刷する際に局部的にハンダ量を増大できるものが要望されるようになってきた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、局部的にハンダ量を増大できる局部ハンダ量増大型メタルマスク及びその製造方法、並びに局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いることにより、基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷することができるCOB用スクリーン印刷方法を提供するものである。
この発明に係る局部ハンダ量増大型メタルマスクにおいては、通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口と、ハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部と、凸状外壁部に囲まれた平坦部分にパターニングされた開口とを備えたものである。
また、この発明に係る局部ハンダ量増大型メタルマスクにおいては、実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様であり、実装部品を逃げるための突起が設けられたメタルマスクであって、通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口と、ハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部と、凸状外壁部に囲まれた平坦部分にパターニングされた開口とを備えたものである。
また、この発明に係る局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法においては、導電性母材を準備する工程と、導電性母材上にハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ量を確保するため、その部品が実装される部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部となる部分を凹形状にて機械加工する工程と、機械加工された導電性母材の表面にフォトレジスト層を形成し、露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去するとともに、導電性母材に開口パターンをパターニングする工程と、導電性母材をめっきし、レジスト層を剥離後に導電性母材より剥がす工程とを備えたものである。
また、この発明に係る局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法においては、導電性母材を準備する工程と、導電性母材上に実装部品を逃げるための突起を形成する部分に凹部を機械加工する工程と、導電性母材上にハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部となる部分を凹形状にて機械加工する工程と、機械加工された導電性母材の表面にフォトレジスト層を形成し、露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去するとともに、導電性母材に開口パターンをパターニングする工程と、導電性母材をめっきし、レジスト層を剥離後に前記導電性母材より剥がす工程とを備えたものである。
また、この発明に係るCOB用スクリーン印刷方法においては、通常のハンダ量で良い部品と、ハンダ量を多く必要とする実装部品とが実装されるスクリーン印刷基板であって、スクリーン印刷基板の通常のハンダ量で良い部品が実装される部分に局部ハンダ量増大型メタルマスクの開口の位置を一致させ、かつスクリーン印刷基板のハンダ量を多く必要とする実装部品が実装される部分に局部ハンダ量増大型メタルマスクの開口の位置を一致させる工程と、局部ハンダ量増大型メタルマスクのスキージ側でハンダをスキージによりスキージングを開始し、先ず局部ハンダ量増大型メタルマスクの通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口にハンダを充填し、このスキージングにより、局部ハンダ量増大型メタルマスクの凸状外壁部で周囲を取り囲まれた部分に大量のハンダを充填する工程と、スクリーン印刷基板より、局部ハンダ量増大型メタルマスクを版離れする時に、凸状外壁部の内側に溜まったハンダが、メタルマスクの板厚内のハンダの基板へのタック力及びフラックスの粘着力により基板側に増量されて背高く印刷される工程と、スクリーン印刷基板の局部的にハンダが増量されて印刷された部分にハンダ量を多く必要とする実装部品を実装する工程とを備えたものである。
この発明によれば、通常のハンダ量で良い部品と、ハンダ量を多く必要とする部品とが実装できるスクリーン印刷基板を満足するための、局部的にハンダ量を増大できる局部ハンダ量増大型メタルマスク及びその製造方法、並びに局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いることにより、基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷することができるCOB用スクリーン印刷方法が容易に得られるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における局部ハンダ量増大型メタルマスクの構造を示す要部の斜視図である。
1は既に実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様のメタルマスクで、既に実装済みの大型の実装部品を逃げるための断面台形状や蒲鉾状のドーム(突起)2が存在している。3は局部ハンダ量の増大が求められる部分を示す。
図2はこの発明の実施の形態1における局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法の各工程を順番に示す断面図である。
この発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法は、先ず、導電性母材(SUS等)4を準備する(図2a参照)。この導電性母材4に、既に実装済みの大型の実装部品を逃げるための断面台形状や蒲鉾状のドーム(突起)2を形成する部分に逆断面台形状や逆蒲鉾状の凹部5が機械加工される。また、この導電性母材4には、ハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分3の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部となる部分を凹形状6にて機械加工する(図2b参照)。この凹形状6による機械加工では、ハンダ印刷量を厚くする部分3の周囲を取り囲む凸状外壁部が、後工程におけるスキージングをスムーズにするために、凸状外壁部のスキージ進行方向の角度を垂直方向に対して略60度(水平方向に対して略30度)としている。これにより、スキージへのダメージを抑える効果及び凸部に対するスキージングをスムーズにする効果がある。また、凹形状6による機械加工では、ハンダ印刷量を厚くする部分3の周囲を取り囲む凸状外壁部の内壁側角度は、略90度としている。凸状外壁部の内壁側角度を略90度としている理由は、スキージによりハンダを押し上げて、凸状外壁部を越えて内側の囲まれた部分にハンダが収容され溜まる時に、略90度の内側壁に当てることで、内側壁が開口部の壁面の役割を果たし、ハンダが逃げることなく、全体に隈なく行き渡るように溜まるというハンダ充填性の面での効果が認められるからである。次に、機械加工された導電性母材4の表面にフォトレジスト層7を形成し、周知の方法で露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、開口パターンをパターニングする(図2c参照)。次に、上記導電性母材4をニッケルめっき等の電鋳めっきをし(図2d参照)、レジストを剥離後に導電性母材4より剥がすことにより、既に実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様で、かつ局部ハンダ量増大型メタルマスク1を完成させる(図2e参照)。完成された局部ハンダ量増大型メタルマスク1は、表裏を引っ繰り返して使用される(図2f参照)。
上記製造方法により完成されたこの発明の局部ハンダ量増大型メタルマスク1を図3に示している。図3はメタルマスク1の平面図であり、既に実装済みの大型の実装部品を逃げるための断面台形状や蒲鉾状のドーム(突起)を省略している。
この発明の局部ハンダ量増大型メタルマスク1は、通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口1aと、ハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分3の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部1bと、この凸状外壁部1bに囲まれた平坦部分にパターニングされた開口1cとを備えている。また、上記局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bのスキージ進行方向の角度は垂直方向に対して略60度(水平方向に対して略30度)としているので、スキージングをスムーズに行うことができ、スキージへのダメージを抑えることができる。
図4及び図5はこの発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いることにより、基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷するCOB用スクリーン印刷方法の各工程を順番に示す断面図及び斜視図である。
スクリーン印刷基板8は、通常のハンダ量で良い部品と、ハンダ量を多く必要とする部品とが実装されるものである。先ず、スクリーン印刷基板8の通常のハンダ量で良い部品が実装される部分に局部ハンダ量増大型メタルマスク1の開口1aの位置を一致させ、かつスクリーン印刷基板8のハンダ量を多く必要とする部品が実装される部分に局部ハンダ量増大型メタルマスク1の開口1cの位置を一致させる。そして、局部ハンダ量増大型メタルマスク1のスキージ側でハンダ9をゴムスキージ10によりスキージングを開始し、先ず局部ハンダ量増大型メタルマスク1の通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口1aにハンダが充填される(図4a及び図5a参照)。この時、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bのスキージ進行方向の角度は垂直方向に対して略60度(水平方向に対して略30度)であるので、スキージ7の乗り上げ時に凸状外壁部1bに引っ掛ることが無く、スムーズに行われる。そして、このスキージングにより、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bで周囲を取り囲まれた部分に大量のハンダが収容されて溜まる状態となる(図4b参照)。そして、凸状外壁部の内壁側角度を略90度としているので、ゴムスキージ10によりハンダ9を押し上げて、凸状外壁部1bを越えて内側の囲まれた部分にハンダ9が収容され溜まる時に、略90度の内側壁に当てることで、内側壁が開口部の壁面の役割を果たし、ハンダが逃げることなく、全体に隈なく行き渡るように溜まるという効果がある。局部ハンダ量増大型メタルマスク1のハンダ量を多く必要とする平坦部分にパターニングされた開口1cにハンダが隈なく充填され(図4c及び図5b参照)、更に、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の反スキージ側であって、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口1aにもハンダが充填される(図4c及び図5b参照)。最後にスクリーン印刷基板8より、局部ハンダ量増大型メタルマスク1を版離れする時に、凸状外壁部1bの内側に溜まったハンダ9が、メタルマスク1の板厚内のハンダの基板8へのタック力及びフラックスの粘着力により基板側に増量されて背高く(厚く)印刷されることになる(図4d参照)。一方、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bで周囲を取り囲まれた部分に大量に溜まったハンダのうち、メタルマスク1の板厚内のハンダの基板8へのタック力及びフラックスの粘着力により取り込まれた部分が無くなっていることが判る(図4d参照)。
試験例.
図6はこの発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いて、COB基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷するCOB用スクリーン印刷方法の試験例を示す要部平面図である。スクリーン印刷基板8は、通常のハンダ量で良い部品と、ハンダ量を多く必要とする実装部品11とが実装されるものであり、図6aはスクリーン印刷基板8の印刷後でハンダ量を多く必要とする実装部品11を実装する前の図であり、図中、12はスクリーン印刷基板8に設けられた部品パッドであり、ハンダ量を多く必要とする実装部品11が実装される上側の部品パッド12の4個所のハンダ量が多くなっている。図6bはスクリーン印刷基板8のリフロー後でハンダ量を多く必要とする実装部品11を実装した後の図である。
COB仕様のメタルマスクで局部的にハンダ量を増大する場合、加工後には凸状の突起が存在するために、保護用のドライフィルムをラミネート(圧着)することが出来ず、したがって、COB仕様のメタルマスクのスキージ面側をハーフエッチング加工することが出来ず、局部的にハンダ量を増大させるメタルマスクが作製出来ないため、その代替として、今回作製したこの発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いて、COB基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷する評価試験を次の要領で実施したところ、印刷後の印刷状態、出来ばえ確認の結果、上記局部ハンダ量増大型メタルマスクで使用上問題無いことを確認した。
[評価条件]
使用マスク:上記製造方法により完成されたこの発明の局部ハンダ量増大型メタルマスク
使用ハンダ:鉛フリーハンダ
印刷 :自動機
スキージ :ゴムスキージ(硬度90℃)
実装 :自動機
実装部品 :フル実装
リフロー :自動機
投入基板数:2pcs
[評価結果]
印刷 :スキージCOB乗り上げ時問題無し(引っ掛り無し)
印刷後の形状は問題無し
リフロー後:頭の部分のフィレットが電極上ラインから形成有り(量産品と同等)
リード部のハンダフィレットは、問題無し(量産品と同等)
他、フィレット形成/ハンダ量問題無し
使用後 :メタルマスクのCOB部破損/歪み無し
実施の形態2.
上記実施の形態1では、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bのスキージ進行方向と直交する方向(略90度方向)の外壁の角度を、スキージ進行方向角度と同じ垂直方向に対して略60度(水平方向に対して略30度)としているが、この実施の形態2においては、図示しないが、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bのスキージ進行方向と直交する方向(略90度方向)の外壁の角度は、略90度もしくは平面から略70度〜略90度の範囲として、隣接部品との接合エリアの確保を可能とすることもできる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、局部ハンダ量増大型メタルマスク1は、通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口1aと、ハンダ量を多く必要とする部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分3の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部1bと、この凸状外壁部1bに囲まれた平坦部分にパターニングされた開口1cとを備えたものとしたが、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bで囲まれる部分が大きくなって、大口径になると、ゴムスキージ10によるハンダ抉れの問題が発生することが考えられる。そこで、この実施の形態3においては、図7に示すように、局部ハンダ量増大型メタルマスク1の凸状外壁部1bで囲まれる部分に、パターニングされた開口1cを避けて十文字状のハンダ抉れ防止用のブリッジ13を設けても良い。なお、このハンダ抉れ防止用のブリッジ13は十文字状でなく、間欠的に設けたものであっても良い。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様のメタルマスクで、実装済みの大型の実装部品を逃げるための断面台形状や蒲鉾状のドーム(突起)2が存在している局部ハンダ量増大型メタルマスクについて説明したが、例えば、COB仕様以外の大型部品が混載される基板において、大型部品部分に必要なハンダ量が確保できない場合がある。このような場合であっても、この発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いれば、板厚に制限されることなく製造することが可能となる。
この発明の実施の形態1における局部ハンダ量増大型メタルマスクの構造を示す要部の斜視図である。 この発明の実施の形態1における局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法の各工程を順番に示す断面図である。 この発明の製造方法により完成された局部ハンダ量増大型メタルマスクの平面図である。 この発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いることにより、基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷するCOB用スクリーン印刷方法の各工程を順番に示す断面図である。 この発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いることにより、基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷するCOB用スクリーン印刷方法の各工程を順番に示す斜視図である。 この発明による局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いて、COB基板上に局部的にハンダ量を増大させて印刷するCOB用スクリーン印刷方法の試験例を示す要部平面図である。 この発明の実施の形態3における局部ハンダ量増大型メタルマスクの平面図である。
符号の説明
1 局部ハンダ量増大型メタルマスク
1a 開口
1b 凸状外壁部
1c 開口
2 断面台形状や蒲鉾状のドーム(突起)
3 局部ハンダ量の増大が求められる部分(凸状外壁部1bに囲まれた部分)
4 導電性母材
5 逆断面台形状や逆蒲鉾状の凹部
6 機械加工による凹形状
7 フォトレジスト層
8 スクリーン印刷基板
9 鉛フリーハンダ
10 ゴムスキージ
11 ハンダ量を多く必要とする実装部品
12 部品パッド
13 ハンダ抉れ防止用のブリッジ

Claims (9)

  1. 通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口と、
    ハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部と、
    前記凸状外壁部に囲まれた平坦部分にパターニングされた開口と、
    を備えたことを特徴とする局部ハンダ量増大型メタルマスク。
  2. 実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様であり、前記実装部品を逃げるための突起が設けられたメタルマスクであって、
    通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口と、
    ハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部と、
    前記凸状外壁部に囲まれた平坦部分にパターニングされた開口と、
    を備えたことを特徴とする局部ハンダ量増大型メタルマスク。
  3. 凸状外壁部のスキージ進行方向の角度は、垂直方向に対して略60度(水平方向に対して略30度)前後であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の局部ハンダ量増大型メタルマスク。
  4. 凸状外壁部の内壁側角度を略90度としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の局部ハンダ量増大型メタルマスク。
  5. 凸状外壁部のスキージ進行方向と直交する方向の外壁の角度を略70度〜略90度の範囲としたことを特徴とする請求項4記載の局部ハンダ量増大型メタルマスク。
  6. 凸状外壁部で囲まれる部分に、パターニングされた開口を避けてハンダ抉れ防止用のブリッジを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の局部ハンダ量増大型メタルマスク。
  7. 導電性母材を準備する工程と、
    前記導電性母材上にハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部となる部分を凹形状にて機械加工する工程と、
    前記機械加工された導電性母材の表面にフォトレジスト層を形成し、露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去するとともに、導電性母材に開口パターンをパターニングする工程と、
    前記導電性母材をめっきし、レジスト層を剥離後に前記導電性母材より剥がす工程と、 を備えたことを特徴とする局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法。
  8. 導電性母材を準備する工程と、
    前記導電性母材上に実装部品を逃げるための突起を形成する部分に凹部を機械加工する工程と、
    前記導電性母材上にハンダ量を多く必要とする実装部品のハンダ印刷量を厚くするために、そのハンダ印刷量を厚くする部分の周囲を取り囲みスキージングの際に他の箇所より外壁の高さ分ハンダが溜まる構造の凸状外壁部となる部分を凹形状にて機械加工する工程と、
    前記機械加工された導電性母材の表面にフォトレジスト層を形成し、露光、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去するとともに、導電性母材に開口パターンをパターニングする工程と、
    前記導電性母材をめっきし、レジスト層を剥離後に前記導電性母材より剥がす工程と、 を備えたことを特徴とする、実装部品が実装されている基板上に印刷するためのCOB仕様で、かつ局部ハンダ量増大型メタルマスクの製造方法。
  9. 通常のハンダ量で良い部品と、ハンダ量を多く必要とする実装部品とが実装されるスクリーン印刷基板であって、
    前記スクリーン印刷基板の通常のハンダ量で良い部品が実装される部分に局部ハンダ量増大型メタルマスクの開口の位置を一致させ、かつスクリーン印刷基板のハンダ量を多く必要とする実装部品が実装される部分に局部ハンダ量増大型メタルマスクの開口の位置を一致させる工程と、
    前記局部ハンダ量増大型メタルマスクのスキージ側でハンダをスキージによりスキージングを開始し、先ず局部ハンダ量増大型メタルマスクの通常のハンダ量で良い平坦部分にパターニングされた開口にハンダを充填し、このスキージングにより、局部ハンダ量増大型メタルマスクの凸状外壁部で周囲を取り囲まれた部分に大量のハンダを充填する工程と、
    前記スクリーン印刷基板より、局部ハンダ量増大型メタルマスクを版離れする時に、凸状外壁部の内側に溜まったハンダが、メタルマスクの板厚内のハンダの基板へのタック力及びフラックスの粘着力により基板側に増量されて背高く印刷される工程と、
    前記スクリーン印刷基板の局部的にハンダが増量されて印刷された部分にハンダ量を多く必要とする実装部品を実装する工程と、
    を備えたことを特徴とする局部ハンダ量増大型メタルマスクを用いたスクリーン印刷方法。
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