JP2009195835A - 処理装置及び洗浄方法並びに記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板保持部において、前記基板が嵌入される角型の凹部の洗浄処理に要する時間を短縮し、前記基板へのパーティクルの付着を抑えること。
【解決手段】塗布ユニットは、角型の基板Gが嵌入される角型の凹部3を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられたスピンチャックSを備え、このスピンチャックSを洗浄するときには、回転されるスピンチャックSに対して前記凹部の辺に沿って洗浄液ノズル61から洗浄液を供給し、次いで洗浄液が供給された後のスピンチャックS対して、ガスノズルから洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を、前記凹部の辺に沿って供給する。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えばフォトリソグラフィと呼ばれる技術の露光時に用いられるマスク基板等の角型の基板を凹部にて保持する基板保持部を洗浄する技術に関する。
半導体デバイスやLCDの製造プロセスにおいては、フォトリソグラフィ技術により基板へのレジストパターン形成処理が行われている。この処理では、所定のパターンが形成されたマスク基板を用いて基板の露光処理が行われており、このマスク基板の表面のマスクパターンの形成は、先ず例えばガラス製のマスク基板の表面にレジスト液を塗布して薄膜状のレジスト膜を形成し、次いで当該レジスト膜を露光した後、現像処理を行って所望のパターンを得る、一連の工程により行われる。
前記マスク基板の表面にレジスト膜を形成する手法の一つとして、スピンコーティングによるものが知られている。この手法では、例えば図18に示すように、基板Gをスピンチャック10により鉛直軸周りに回転させながら、当該基板G表面の中心部に、塗布ノズル11から、レジスト成分とシンナーなどの溶剤とを混ぜ合わせてなるレジスト液を供給する。これにより回転の遠心力によってレジスト液を基板Gの表面に広げて液膜を形成し、次いで塗布液の供給を停止した後、さらに基板Gを回転させて前記溶剤を蒸発させるスピン乾燥を行うことにより、薄膜状のレジスト膜を形成するものである。
この際、レジスト膜の膜厚の面内均一性を向上させるために、特許文献1に記載されるように、基板が収まる凹部12と、基板Gの角部を除いた周縁に沿って設けられた気流調整部材13と、基板Gの角部に対応する位置には例えば円弧状の切り欠き部14と、を備えたスピンチャック10が用いられている。このスピンチャック10では、前記凹部12内に基板Gを載置することで外側の雰囲気が基板Gに当たらないようにすると共に、回転時における気流の制御を行ない、こうして基板G面内における前記溶剤の蒸発の程度を揃え、レジスト膜の膜厚の面内均一性を高めている。ここで図19中15Aは、基板Gの底面を保持するための保持ピンであり、15Bは前記凹部12の壁部12aに設けられた、基板Gの側面に当接してスピンチャック10を回転させた際に基板Gが動かないようにするための基板固定ピンである。
ところで前記マスク基板Gはパターンマスクを形成するための基板であり、当該基板Gにパーティクルが付着していると、このパーティクルにより露光が阻害され、当該マスク基板Gをパターンマスクとして用いて露光する半導体ウエハが全て使用できなくなってしまう。従ってマスク基板Gへのパーティクルの付着を抑えるために、スピンチャック10を高い清浄度で維持することが要請されており、例えば所定枚数の基板Gに対してレジスト液の塗布処理を行った後、定期的にスピンチャック10に対して洗浄処理が行われている。
この洗浄処理は、例えば図20に示すように、スピンチャック10を回転させた状態で、洗浄液ノズル16から気流調整部材13に洗浄液を供給する位置P11と、凹部12の壁部12aに洗浄液を供給する位置P12と、凹部12の底壁12bに洗浄液を供給する位置P13と、凹部12の回転中心に洗浄液を供給する位置P14とに洗浄液を供給することにより行われている。洗浄液ノズル16としては、例えば前記位置P11〜P13に洗浄液を供給する第1のノズル16Aと、前記中心位置P14に洗浄液を供給する第2のノズル16Bとが用いられ、前記第1の洗浄液ノズル16Aは、前記位置P11→位置P12→位置P13の順序で移動され、夫々の位置にて洗浄液を吐出するように構成されている。
このように第1の洗浄液ノズル16Aを前記位置P11〜位置P13に配置して洗浄液を供給すると、スピンチャック10は回転していることから、スピンチャック10上の洗浄液の軌跡は図20に示すように円状になる。ラインL11〜L13は、第1の洗浄液ノズル16を前記位置P11〜P13に配置して洗浄液の供給を行ったときの、夫々の洗浄液の軌跡である。
ところで前記凹部12の壁部12aと底壁12bとは直交しているので、この壁部12aと底壁12bとの間に形成される隅部はレジスト液等が溜まりやすくなっている。しかしながら前記凹部12は角型であり、既述の手法では、凹部12の壁部12a全体に直接洗浄液を吹き付けることはできない。従ってこの凹部12の壁部12aの内面や、この壁部12aと底壁12bとの間は洗浄しにくい状態となっている。
また既述の基板Gの保持ピン15Aや基板固定ピン15Bは、例えば金属製のプレートに樹脂製のピン15A,15Bを埋め込むことにより設けられているが、この埋め込み部分の隙間にもレジスト液等が入り込む。しかしながら既述のように壁部12aには洗浄液を直接供給することができないため、当該壁部12aに設けられたピン15Bの埋め込み部分は洗浄しにくい。このように洗浄しにくい部分のレジスト液等を除去するには、洗浄時間を長くすることにより対応せざるを得ず、結果として当該洗浄処理に時間がかかり、処理全体のスループットにも悪影響を与えることになってしまうという問題がある。
ところで特許文献1には、既述のようなスピンチャックを洗浄する洗浄ユニットについて記載されている。この洗浄ユニットでは、スピンチャックを回転させた状態で、気流調整部材の表面に洗浄液ノズルから洗浄液が供給する一方、気流調整部材の裏面側に設けられた超音波発生手段から当該スピンチャックに対して超音波振動を与え、スピンチャックを超音波洗浄することが行われている。しかしながらこの例においても、洗浄液ノズルは移動させずにスピンチャックを回転させて洗浄を行っているので、上述と同じ課題が発生し、本発明の課題を解決することはできない。
特開2005−79328号公報(図13、段落0043〜段落0047)
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、角型の基板を保持するための基板保持部において、前記基板が嵌入される角型の凹部の洗浄処理に要する時間を短縮し、前記基板へのパーティクルの付着を抑えることにある。
このため本発明の処理装置は、角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられた基板保持部と、この基板保持部に対して洗浄液を供給するための洗浄液ノズルと、この洗浄液ノズルを前記基板保持部に対して進退させるための洗浄液ノズル移動手段と、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記洗浄液ノズルから洗浄液を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記洗浄液ノズル移動手段による洗浄液ノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えることを特徴とする。
ここで洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給するためのガスノズルと、このガスノズルを前記基板保持部に対して進退させるためのガスノズル移動手段と、回転される基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記ガスノズルから乾燥用気体を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズル移動手段によるガスノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えるようにしてもよい。また洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給するための薬液ノズルを備えるようにしてもよい。
また本発明の処理装置は、角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転する基板保持部と、回転される前記基板保持部に対して洗浄液を供給するための洗浄液ノズルと、洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給するためのガスノズルと、このガスノズルを前記基板保持部に対して進退させるためのガスノズル移動手段と、回転される基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記ガスノズルから乾燥用気体を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズル移動手段によるガスノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えることを特徴とする。
ここで前記洗浄液ノズルからは、前記基板保持部における凹部の内壁面に対してその長さ方向に沿って洗浄液が供給される。また洗浄液が供給され、乾燥気体が供給される前の基板保持部に対して、前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給するための薬液ノズルを備えるようにしてもよいし、この薬液ノズルを前記基板保持部に対して進退させるための薬液ノズル移動手段と、回転される基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記薬液ノズルから薬液を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記薬液ノズル移動手段による薬液ノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えるようにしてもよい。さらにまた基板保持部に保持された基板に対して塗布液を供給するための塗布液ノズルを備えるようにしてもよい。
また本発明の洗浄方法は、角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられた基板保持部を洗浄する洗浄方法において、回転される前記基板保持部に対して洗浄液ノズルから洗浄液を供給する工程を含み、この工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記洗浄液ノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記洗浄液ノズルから洗浄液を供給することを特徴とする。
さらにまた洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、ガスノズルから洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給する工程を含むようにしてもよいし、この乾燥用気体を供給する工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記ガスノズルから乾燥用ガスを供給するようにしてもよい。
さらにまた本発明の洗浄方法では、角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられた基板保持部を洗浄する方法において、回転される前記基板保持部に対して洗浄液ノズルから洗浄液を供給する工程と、次いで洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、ガスノズルから洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給する工程を含み、この乾燥用気体を供給する工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記ガスノズルから乾燥用気体を供給することを特徴とする。
さらに洗浄液が供給された基板保持部に対して、薬液ノズルから前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給する工程を含むようにしてもよいし、この薬液を供給する工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記薬液ノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記薬液ノズルから前記薬液を供給するようにしてもよい。
また本発明の記憶媒体は、基板保持部に洗浄液を供給して当該基板保持部の洗浄を行う処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムは、既述の洗浄方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、基板保持部に形成される凹部の辺に沿って洗浄液を供給しているので、例えば前記凹部の内壁面や、内壁面と底壁との間の隅部に対して、その長さ方向に沿って直接洗浄液が当たるように供給される。このため前記凹部の内壁面等のように、汚れが付着しやすく、洗浄しにくい領域であっても、速やかに洗浄が行われ、洗浄処理に要する時間が短縮される。また前記凹部の清浄度が高くなるので、当該凹部に嵌入されて保持される角型の基板へのパーティクルの転写を抑えることができる。
また前記基板保持部に対して洗浄液を供給した後、当該基板保持部における凹部の辺に沿って乾燥用気体を供給しているので、前記凹部の内壁面や、前記隅部等のように、洗浄液が飛散しにくい領域であっても、速やかに乾燥していき、洗浄処理トータルに要する時間が短縮される。また前記凹部に乾燥用気体が吹き付けられることにより、当該領域に残存するパーティクルが除去されるので、当該凹部に嵌入されて保持される角型の基板へのパーティクルの転写を抑えることができる。
以下に説明する実施の形態においては、本発明の処理装置を、角型の基板に対して塗布液例えばレジスト液を塗布する処理を行う塗布ユニットに適用した構成を例にして説明する。図1は前記塗布ユニットの断面図、図2はその要部の斜視図、図3はその平面図を夫々示している。図中Sは、角型の基板G例えばマスク基板(レチクル基板)を載置するための基板保持部をなすスピンチャックである。前記マスク基板とは例えばパターンマスクを形成するための基板であり、例えば一辺の長さが152±0.5mmの正方形であって、厚さが6.35mmの、一辺の長さ6インチサイズの角型のガラス基板が用いられる。
図中21は、駆動部22と接続され、前記スピンチャックSを回転及び昇降自在に支持するための回転軸部であり、この回転軸部21の上部にはスピンチャックSを吸着保持するための吸着部23が設けられている。この吸着部23は、スピンチャックSを回転軸部21に対して着脱自在に接続するためのものであって、例えばバキュームチャックにより構成される。例えば排気手段24を作動させると、スピンチャックSが真空吸着力により吸着保持され、排気手段24による排気を停止するとスピンチャックSに対する吸着力が解除されて、こうしてスピンチャックSが回転軸部21に対して着脱できるようになっている。
前記スピンチャックSの基板載置領域は、例えば図2に示すように、前記基板Gよりも僅かに大きい角型のプレート31で形成されており、このプレート31の各辺には各々の縁線に沿って起立壁32が設けられている。即ちプレート31及び起立壁32により凹部3が形成され、この凹部3内に基板Gが収納されるようになっている。なお前記プレート31は凹部3の底壁を構成している。またプレート31上に載置された基板Gの角部に対応する位置には、例えば円弧状の切り欠き部33が形成されており、基板Gがプレート31上に保持された状態において当該基板Gの角部が例えば3〜7mm程度外側に突出するようになっている。更に起立壁32の上縁には、基板Gの表面と高さがほぼ揃うようにして横方向外方側に伸びる平坦面を有する気流調整部材34が夫々設けられている。
図中35は、基板Gの裏面にパーティクルが付着するのをふせぐために、基板Gをプレート31の表面から僅かに浮かせた状態で支持するための突部であり、36はスピンチャックSを回転させた際に基板Gが動かないようにするための基板固定(位置決め)部材であって、この基板固定部材36は基板Gが所定の位置にて保持されるようにアライメントする機能も備えている。
さらに前記塗布ユニットは、前記スピンチャックSの側周方を囲むようにして設けられたカップ4を備えており、このカップ4の内側には、スピンチャックSを隙間を介して取り囲むリング状の気流規制リング41が設けられている。この気流規制リング41は、表面側が平坦面、裏面側の外側が外方に向かって下方側に傾斜するように構成され、気流規制リング41とカップ4の間には、気流調整部材34の外周縁を囲む吸引口41aが形成されている。
またスピンチャックSの下方側には、スピンチャックSの回転軸部21を囲む円板42と、この円板42の周縁を囲む断面三角形状のリング部材43と、が設けられており、このリング部材43の下方側には周り全周に亘って、排気路44aが接続される凹部44が形成されている。更にこの凹部44の外側には仕切り壁45を介して、排液路46aが接続された液受け部46が設けられている。
さらにスピンチャックSに保持された基板Gの表面に対して塗布液であるレジスト液を供給するための塗布液ノズル51が、塗布液ノズル移動手段52により昇降自在、及びスピンチャックSの上方側において、図1及び図3中X方向に進退自在に設けられており、こうして基板G表面にレジスト液を供給する位置と、カップ4の外側の待機位置との間で移動するように構成されている。
また前記塗布ユニットは、前記スピンチャックSを洗浄するための洗浄ノズルユニット6を備えている。この洗浄ノズルユニット6は、スピンチャックSの表面に向けて、当該表面に付着したレジスト液等の汚れ成分を洗い流すための洗浄液例えば純水を供給するための洗浄液ノズル61と、洗浄液が供給されたスピンチャックSに向けて、当該スピンチャックS表面の洗浄液の乾燥を促進するために、例えば窒素(N2)等の乾燥用気体を供給するためのガスノズル62とを備えている。
これら洗浄液ノズル61及びガスノズル62は例えば共通の支持部63に、例えば図1及び図3中X方向に並ぶように支持されており、駆動機構64により、昇降自在、及びスピンチャックSの上方側において、図1及び図3中X方向に進退自在に設けられている。前記駆動機構64は、洗浄液ノズル移動手段及びガスノズル移動手段をなすものであり、この駆動機構64により、前記洗浄ノズルユニット6は、基板G表面に洗浄液や乾燥用気体を供給する位置と、カップ4の外側の待機位置との間で移動するように構成されている。
また洗浄液ノズル61は、図3に示すように、主ノズル61aと補助ノズル61bとを備えており、これらはY方向に沿って並ぶように前記支持部63に取り付けられている。この例では前記主ノズル61aは、例えば図4に示すように、洗浄液がX方向における図3中左側に向けて斜め下方側に吐出されるように、ノズルの先端部60が傾斜して構成されており、その傾斜角は、スピンチャックSの起立壁32や、起立壁32と底壁(プレート)31との間の隅部30に対して洗浄液が到達しやすい角度に設定される。
さらに前記補助ノズル61bは、図3に示すように、洗浄液がY方向における図3中下側に向けて斜め下方側に吐出されるように、前記支持部63にオフセットした状態で取り付けられており、これにより後述するように、スピンチャックSの回転中心に向けて洗浄液が供給されるように構成されている。
このような洗浄液ノズル61及びガスノズル62は、回転されるスピンチャックSに形成された凹部3の辺に沿って、夫々洗浄液又は乾燥用気体を供給するように、後述する制御部100からの指令に基づいて駆動機構64によりその駆動が制御されている。つまりスピンチャックSの回転位置と同期して、洗浄液ノズル61及びガスノズル62のX方向の進退距離が変化し、こうして前記凹部3の辺に沿って夫々のノズル61,62から洗浄液又は乾燥用気体が供給されるように制御されている。
続いて洗浄液や窒素ガスの供給系について説明する。前記洗浄液ノズル61の主ノズル61a及び補助ノズル61bは、流量制御部63bを備えた供給路63aを介して洗浄液源65に接続されており、ガスノズル62は流量制御部62bを備えた供給路62aを介して乾燥用気体源例えば窒素ガス源66に接続されている。また塗布液ノズル51は、流量制御部51bを備えた供給路51aを介して塗布液源例えばレジスト液源67に接続されている。前記流量制御部62b,63b,51bは、夫々バルブ及び流量調整部を含むものであり、これらを供給系50とすると、この供給系50は、後述の制御部100からの指令を基づき、洗浄液、レジスト液や窒素ガスの流量及び給断の制御を行うことができるように構成されている。
以上において塗布ユニットの駆動機構22、排気手段24、塗布液ノズル移動手段52、駆動機構64、供給系50、排気路44aに設けられた図示しない圧力調整部等は、後述する塗布、現像装置全体の動作を制御する制御部100により制御されるようになっている。制御部100は、例えば図示しないプログラム格納部を有するコンピュータからなり、プログラム格納部には外部の搬送手段から受け取った基板GをスピンチャックSに受け渡したり、この基板Gに対してレジスト液を塗布したり、スピンチャックSに対して洗浄処理を行う動作等についてのステップ(命令)群を備えたコンピュータプログラムが格納されている。そして、当該コンピュータプログラムが制御部100に読み出されることにより、制御部100は塗布ユニットの動作を制御するようになっている。なお、このコンピュータプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカード等の記憶手段に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
ここで前記スピンチャックSに対して基板Gの受け渡しを行う搬送手段7について図5を参照しながら説明する。前記マスク基板Gは搬送手段7により基板GのC面G0が保持される。このC面G0とは、図に示すように、マスク基板Gの角部の側面と底面との間に形成される傾斜面をいう。前記搬送手段7は、スピンチャックSの外周縁の外側を隙間を介して囲む一対のアーム部材71を備えており、更に当該アーム部材71の内周面には、前記スピンチャックSの切り欠き部33から突出する基板Gの角部のC面G0を裏面側から支持するための基板支持片72が内側に向かって突き出すように設けられている。またこの例では、搬送手段7は、スピンチャックSの搬送を行なう搬送手段を兼用している。スピンチャックSを搬送する場合には、図5(b)に示すように、スピンチャックSの気流調整部材34の例えば長さ方向の中央領域がアーム部材71の基板支持片72により裏面側から支持されるようになっている。この際アーム部材71の内側を吸着部23が昇降できるように、夫々の大きさが設定されている。
このような搬送手段7によりスピンチャックSに対して基板Gの受け渡しを行うときには、スピンチャックSをカップ4の上方側に位置させておき、基板Gを保持したアーム部材71をスピンチャックSの上方側に進入する一方、切り欠き部33が、当該アーム部材71に保持された基板Gの角部と対向するように、スピンチャックSを回転させる。そしてアーム部材71を下降させて、基板GをスピンチャックSに受け渡し、アーム部材71はスピンチャックSの下方側にて退行させる。またこれとは逆の動作により、スピンチャックSからアーム部材71に対して基板Gの受け渡しを行う。
また搬送手段7によりスピンチャックSの搬送を行なう場合には、スピンチャックSをカップ4の上方側に位置させておき、スピンチャックSの気流調整部材34の所定位置(基板支持片72により支持される位置)が、アーム部材71の基板支持片72に対応する位置になるようにスピンチャックSを回転させる。そして吸着部23の排気手段24を停止し、スピンチャックSの吸着を解除する。この後アーム部材71をスピンチャックSの下方側に進入させ、続いてアーム部材71を上昇させることにより、アーム部材71にスピンチャックSを受け渡す。
一方、アーム部材71に保持されたスピンチャックSを塗布ユニットに受け渡すときには、先ず吸着部23をカップ4の上方側に位置させる。そしてスピンチャックSを保持するアーム部材71を吸着部23の上方側に進入させてから下降させることにより、アーム部材71から吸着部23にスピンチャックSを受け渡す。次いで吸着部23の排気手段24を作動させて、吸着部23にてスピンチャックSを吸着保持させ、この後スピンチャックSを所定位置まで下降させる。
以上に説明した構成に基づいて、塗布ユニットにて行われる基板Gへのレジスト液の塗布処理や、この塗布処理の後に行われるスピンチャックSを洗浄する動作について図6〜図12を参照しながら説明する。先ず搬送手段7からスピンチャックSに既述の動作により基板Gを受け渡す。次いでスピンチャックSを所定位置まで下降させ、スピンチャックSを所定の回転数で回転させながら、塗布液ノズル51から塗布液であるレジスト液を基板Gの中心部に向けて吐出する(ステップS1、図7(a))。基板G表面のレジスト液は遠心力の作用により外縁側に向かって流れて行き、更に基板G上の余剰のレジスト液が振り切られる。次いで塗布液ノズル51を後退させる一方で、所定時間基板G表面のレジスト液に含まれるシンナーの蒸発を促進させて、残ったレジスト成分により基板G表面に例えば厚さ0.6μmのレジスト膜が形成される。レジスト膜が形成された基板Gは既述の動作により搬送手段7に受け渡され、次工程に搬送される。
このような塗布処理を所定回数例えば5回行った後、基板Gを前記搬送手段73に受け渡して塗布ユニットから搬出し(ステップS2)、続いてスピンチャックSの洗浄処理を行う。この洗浄処理は、例えばカップ4内を200Pa程度の圧力に設定した状態で行われる。先ず図7(b)、図9(a)に示すように、スピンチャックSを例えば5rpm程度の回転数で回転させた状態で、洗浄液ノズル61の主ノズル61aから、ラインL1に沿って洗浄液を供給するように、スピンチャックSの回転と同期して洗浄ノズルユニット6を移動させ、主ノズル61a及び補助ノズル61bから洗浄液を供給する(ステップS3)。このラインL1は、例えば気流調整部材34の表面における凹部3の辺に沿った洗浄液の供給軌跡である。
このように洗浄液が供給されると、スピンチャックSは回転しているので、洗浄液はこの回転の遠心力により外方側に広がっていき、気流調整部材34の全体に洗浄液の液膜が形成される。そしてこの洗浄液は前記遠心力により振り切られてさらに外方側へ飛散していくが、この洗浄液の移動により気流調整部材34に付着していたレジスト液などの汚れ成分が剥がれ落ち、洗浄液と共に飛散していく。また前記洗浄液が供給された領域では、洗浄液が当たるときの衝撃により、当該領域に付着していた汚れ成分が剥がれ落ちやすく、速やかに除去される。
ここで主ノズル61aの移動について、図11及び図12を用いて説明する。なお図11では、図示の便宜上、主ノズル61aのみを用い、凹部3の線縁に沿って洗浄液を供給する場合を示している。この例では、図11(a)に示す位置がスピンチャックSの回転位置が0度の場合を示している。即ち図11中において、気流調整部材34の外縁の位置Pが、回転中心Oの真下に位置する回転位置を0度としている。
そしてこのとき、主ノズル61aは例えば凹部3の一辺の線縁37aの長さ方向の中心38に洗浄液を供給する位置にあり、このときの駆動機構64と主ノズル61aとの間の距離をRとする。そしてスピンチャックSを回転させながら、主ノズル61aを移動させて、前記線縁37に沿って洗浄液を供給するが、スピンチャックSが例えば左回りに回転し、例えば図11(b)に示すように、その回転位置が45度になると、主ノズル61aと駆動機構64との距離は最も短くなり、前記距離はR−rとなる。
さらにスピンチャックSを回転させながら、主ノズル61aを移動させて、線縁37bに沿って洗浄液を供給するが、例えば図11(c)に示すように、スピンチャックSの回転位置が90度になると、主ノズル61aと駆動機構64との距離は再びRに戻る。このように、回転位置が0度、90度、180度、270度、360度のときは主ノズル61aと駆動機構64との距離はRとなり、回転位置が45度、135度、225度、315度のときは主ノズル61aと駆動機構64との距離はRーrとなる。またこの例では、スピンチャックSが左まわりに回転する場合には、回転位置が0度〜45度までは、凹部3の線縁37aに沿って洗浄液が供給され、回転位置が45度〜135度までは、凹部の線縁37bに沿って洗浄液が供給され、回転位置が135度〜225度までは、凹部の線縁37cに沿って洗浄液が供給され、回転位置が225度〜315度までは、凹部の線縁37dに沿って洗浄液が供給され、回転位置が315度〜360度までは、凹部の線縁37aに沿って洗浄液が供給される。このときの回転位置と距離との関係については図12に示すとおりである。
続いて図7(c)、図9(b)に示すように、スピンチャックSを例えば5rpm程度の回転数で回転させた状態で、洗浄液ノズル61の主ノズル61aから、ラインL2に沿って洗浄液を供給するように、スピンチャックSの回転と同期して洗浄ノズルユニット6を移動させ、主ノズル61a及び補助ノズル61bから洗浄液を供給する(ステップS2)。このラインL2は、例えば凹部3の起立壁32の内面に対して、その長さ方向に沿って洗浄液を供給したときの洗浄液の軌跡である。この際、主ノズル61aの先端部は、既述のように斜め下方側に洗浄液を供給するように構成されているので、例えば凹部3の起立壁32や、起立壁32と底壁31との境界の隅部30に対しても洗浄液が直接当たるように供給される。このように洗浄液が供給されると、起立壁32の内面に前記洗浄液が直接当たるので、この洗浄液が当たるときの衝撃により、当該領域に付着していた汚れ成分が剥がれ落ちやすく、速やかに除去される。
次いで図8(a)、図9(c)に示すように、スピンチャックSを例えば100rpm程度の回転数で回転させた状態で、洗浄液ノズル61の主ノズル61aから、ラインL3に沿って洗浄液を供給するように、洗浄ノズルユニット6を所定の位置に配置し、主ノズル61a及び補助ノズル61bから洗浄液を供給する(ステップS5)。このラインL3は、例えば凹部3の起立壁32に内接する内接円上に洗浄液を供給したときの洗浄液の軌跡である。
この後図8(b)、図10(a)に示すように、スピンチャックSを例えば200rpm程度の回転数で回転させた状態で、洗浄液ノズル61の補助ノズル61bから、凹部3の回転中心に向けて洗浄液を供給するように、前記洗浄液ノズルユニット6を移動し、これら主ノズル61a及び補助ノズル61bから洗浄液を供給する(ステップS6)。ここで補助ノズル61bは、既述のように支持部63にオフセットした状態で設けられているので、前記洗浄ノズルユニット6を、例えば主ノズル61aが凹部3の回転中心の上方側に位置するように進入させれば、前記凹部3の回転中心に補助ノズル61bから洗浄液が供給されることになる。
このように洗浄液が供給されると、スピンチャックSは回転しているので、洗浄液はこの回転の遠心力により外方側に広がっていき、凹部3の全体に洗浄液の液膜が形成される。そしてこの洗浄液は前記遠心力により振り切られてさらに外方側へ飛散していくが、この洗浄液の移動により前記凹部3に残存する汚れ成分が剥がれ落ち、洗浄液と共に飛散していく。
続いて図8(c)、図10(b)に示すように、スピンチャックSを例えば10rpm程度の回転数で回転させた状態で、ガスノズル62から、ラインL2に沿って乾燥用気体(Nガス)を供給するように、スピンチャックSの回転と同期して洗浄ノズルユニット6を移動させ、ガスノズル62からNガスを供給する(ステップS7)。この際、ガスノズル62の先端部は、既述のように斜め下方側にNガスを供給するように構成されているので、例えば凹部3の起立壁32や前記隅部30に対してもNガスが直接当たるように供給される。スピンチャックSを回転させることにより、洗浄液やNガスが起立壁32に沿って移動し、切り欠き部33から追い出される。またNガスの吹き付けを行うことにより、当該領域の洗浄液の乾燥が促進される。
ここで前記制御部100には、スピンチャックSの回転位置と、各ラインL1〜L3に沿って洗浄液を供給するときの前記駆動機構64による洗浄液ノズル61の進退距離、この例では駆動機構64と主ノズル61aとの距離を対応付けてテーブルとして格納しておく。またスピンチャックSの回転位置と、ラインL2に沿ってNガスを供給するときの前記駆動機構64によるガスノズル62の進退距離、この例では駆動機構64と主ノズル61aとの距離を対応付けてテーブルとして格納しておく。そして洗浄処理やNガスの供給の際には、前記格納されているデータに基づいて、スピンチャックSの回転位置と同期させて、駆動機構64により洗浄液ノズル61やガスノズル62の進退方向の移動距離が制御されるようになっている。このように制御部100は、洗浄液ノズル移動手段による洗浄液ノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、ガスノズル移動手段によるガスノズルの進退方向の移動距離を制御する手段に相当する。
このような手法では、スピンチャックSの回転に同期して、前記駆動機構64による洗浄液ノズル61の進退方向の移動距離を制御し、これにより、洗浄液ノズル61によりスピンチャックSの凹部3の辺に沿って洗浄液が供給される。このため、凹部3の起立壁32の内面や、この壁部32と底壁31との間の隅部30に直接洗浄液を吹き付けることができる。また凹部3の起立壁34に設けられた基板固定部材36の埋め込み部分に対しても直接洗浄液を吹き付けることができる。このように従来から、レジスト液等の汚れ成分が付着しやすく、しかも洗浄しにくい部分であった領域に対して直接洗浄液を吹き付けることができるため、これらの部分の汚れ成分が除去されやすくなり、短い洗浄時間でスピンチャックSの汚れ成分を効率よく除去することができる。
また、スピンチャックSの回転に同期して、前記駆動機構64によるガスノズル62の進退方向の移動距離を制御し、これにより、ガスノズル62によりスピンチャックSの凹部3の辺に沿って乾燥用気体である窒素ガスを供給している。このため凹部3という構造上、スピンチャックSを高速回転しても、洗浄液が吹き飛びにくい領域であった、凹部3の起立壁32の内面や、起立壁32と底壁31との間の隅部30等に直接窒素ガスを供給できるので、当該窒素ガスのパージによりこの部分の洗浄液が吹き飛ばされる。これにより当該乾燥しにくい領域の乾燥が促進され、洗浄液の供給→洗浄液の乾燥といった洗浄処理全体の処理時間を短縮することができる。また仮に凹部3の起立壁32の内面や前記隅部30等にパーティクルが残存していたとしても、この窒素ガスのパージにより当該パーティクルを飛散させて除去することができる。
このように凹部3の辺に沿って洗浄液を供給したり、窒素ガスを吹き付けたりすることによって、当該凹部3に付着していたレジスト液等の汚れ成分を高い除去率を確保した状態で除去できるため、次の基板Gの塗布処理の際に、凹部3に基板Gを嵌入したときに、当該基板Gへのパーティクルの転写を抑えることができる。ここでマスク基板Gは、既述のようにパターン形成用の基板であり、パーティクルの許容数も厳しく制限されているが、この段階でのパーティクルの付着を抑えることによって、他のユニットへのパーティクルの持ち込みが禁止されるので、有効である。
以上において、洗浄液としては既述の純水の他、IPA(イソプロピルアルコール)等のアルコールと水との混合液等を用いることができ、乾燥用気体としてはNガスの他、ドライエア等を用いることができる。また本発明では必ずしもガスノズル62からのNガスの供給を行う必要はない。さらにガスノズル62からNガスを吹き付ける領域は、既述の洗浄液の供給個所と同様に、前記ラインL1〜ラインL3や凹部3の回転中心としてもよい。さらにまたガスノズル62は、必ずしもスピンチャックSの回転と同期してその進退距離を変化させなくてもよく、背景技術の欄にて記載した、図20に示すラインL11〜L13のように、円形の軌跡を描く状態でNガスを供給してもよい。
さらにまた洗浄ノズル61は、必ずしもスピンチャックSの回転と同期して進退距離を変化させなくてもよく、背景技術の欄にて記載した、図20のラインL11〜L13のように、円形の軌跡を描くように洗浄液を供給し、その後既述の洗浄液の供給個所と同様に、凹部3の辺に沿ってつまりラインL1〜ラインL3の全てまたはいずれかに沿ってNガスを供給してもよい。このような場合であっても、乾燥時間が短縮されるので、トータルの洗浄時間が短縮され、またNガスを吹き付けることによって、前記凹部3の辺に沿った領域に付着しているパーティクルが吹き飛ばされて除去されるため、当該領域の清浄度を高めることができるからである。
続いて本発明の他の例について図13及び図14を用いて説明する。この例は、前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給するための薬液ノズル68を備えるものである。この薬液ノズル68は、例えば前記洗浄ノズルユニット6に組み込まれ、共通の支持部63に支持されて、昇降自在に及び、図1に示すX方向に進退自在に構成される。また薬液ノズル68も、洗浄液ノズル61の主ノズル61aと同様にその先端が傾斜するように構成されている。この例では駆動機構64が薬液ノズル移動手段に相当し、制御部100が薬液ノズル移動手段による薬液ノズルの進退方向の移動距離を制御する手段に相当する。
そして前記薬液としては、洗浄液が純水の場合にはIPA等のアルコールやオゾン水、アルコールと水との混合液等を用いることができる。この薬液の供給は、図14に示すように、洗浄液の供給が行われ、Nガスの供給前のスピンチャックSに対して行われる。図14(a)は、既述の図8(b)と同様の工程(凹部3の回転中心に洗浄液を供給する工程)を示しており、この工程の終了後に、薬液の供給を行う(図14(b)参照)。例えばこの薬液の供給は、スピンチャックSを例えば5rpm程度の回転数で回転させた状態で、例えば既述の洗浄液の供給位置と同様に、ラインL1〜L3に沿って薬液を供給するように、スピンチャックSの回転と同期して洗浄ノズルユニット6を移動させ、薬液ノズル67から薬液を供給する。また凹部3の回転中心にも供給する。
このようにスピンチャックSを回転させながら薬液を供給することにより、薬液はスピンチャックSの表面全体に広がり、当該表面全体は薬液の液膜により覆われた状態となり、こうして薬液の拡散によって、揮発性の低い洗浄液が揮発性の高い薬液に置換される。続いて図14(c)に示すように、既述の図8(c)と同様の工程(凹部3の辺に沿ってNガスの吹き付けを行うと共に、スピンチャックSを高速回転させる工程)が行われる。この際、前工程にてスピンチャックS表面全体が揮発性の高い薬液により覆われているので、薬液が速やかに蒸発し、乾燥が促進されて、乾燥時間をより短縮することができる。またこの薬液の供給により、仮にスピンチャックSにパーティクルが付着していたとしても、当該パーティクルが除去される。
ここで薬液の供給位置は、ラインL1〜ラインL3、凹部3の回転中心のいずれかであってもよい。また薬液ノズル67は、必ずしもスピンチャックSの回転と同期して進退距離を変化させなくてもよく、背景技術の欄にて記載した、図20のラインL11〜L13のように、円形の軌跡を描くように薬液を供給してもよい。また薬液の供給により乾燥が促進されるため、ガスノズル62からのNガスの供給は省略するようにしてもよい。
さらに本発明の他の例について図15を用いて説明する。この例は、スピンチャックSの洗浄を専用の洗浄ユニットにて行うものである。前記スピンチャックSは既述のように、吸着部23により着脱自在に設けられているので、所定のタイミングにて搬送手段7によりスピンチャックSを洗浄ユニットに搬送し、ここでスピンチャックSの洗浄が行われる。この洗浄ユニットは、例えば上述の塗布ユニットにおいて、気流調整リング41が設けられていない他は、この塗布ユニットと同様に構成される。この洗浄ユニットでは、既述の塗布ユニットと同様の構成の部分については同様の符号を付している。そして吸着部23をカップ4の上方側に位置させて搬送手段7によりスピンチャックSを受け取り、当該吸着部23により吸着して保持し、既述の工程と同様にスピンチャックSの洗浄を行う。
続いて本発明の処理装置が組み込まれる基板処理装置の全体構成について図16及び図17を参照しながら簡単に説明する。このシステムは、塗布、現像装置に露光装置を接続したものであり、図中B1は、例えば5枚の基板例えばマスク基板Gが収納されたキャリアCを搬入出するためのキャリアブロックであり、このキャリアブロックB1は、前記キャリアCを載置するキャリア載置部81と、受け渡し手段82とを備えている。
前記受け渡し手段82は、キャリアCから基板Gを取り出し、取り出した基板GをキャリアブロックB1の奥側に設けられている処理部B2へと受け渡すように、左右、前後に移動自在、昇降自在、鉛直軸周りに回転自在に個性されている。前記処理部B2の中央には、既述の搬送手段7が設けられており、これを取り囲むように例えばキャリアブロックB1から奥を見て例えば右側には本発明の塗布ユニット83及び現像ユニット84、手前側、奥側、左側には加熱・冷却系のユニット等を多段に積み重ねた棚ユニットU1,U2,U3が夫々配置されている。 前記棚ユニットU1〜U3は、レジスト液の塗布処理の前処理や後処理を行うための複数の処理ユニットが積み上げられて構成され、例えば加熱ユニットや冷却ユニットの他、基板Gの受け渡しユニット、交換用スピンチャックの基板保持部在保持部をなす保管ユニット、スピンチャック用洗浄ユニット等が上下に割り当てられている。
前記搬送手段7は、昇降自在、進退自在及び鉛直軸周りに回転自在に構成され、棚ユニットU1〜U3及び塗布ユニット83、現像ユニット84の間で基板Gを搬送する役割を持っている。但し図17では便宜上受け渡し手段82及び搬送手段7は描いていない。
前記処理部B2はインターフェイス部B3を介して露光装置B4と接続されている。インターフェイス部B3は、受け渡し手段85を備えており、この受け渡し手段85は、例えば昇降自在、左右、前後に移動自在かつ鉛直軸周りに回転自在に構成され、前記処理部B2と露光装置B4との間で基板Gの受け渡しを行なうようになっている。
このような基板処理装置における基板Gの流れについて述べておくと、先ず外部からキャリアCがキャリア載置部81に搬入され、受け渡し手段82によりこのキャリアC内から基板Gが取り出される。基板Gは、受け渡し手段82から棚ユニットU1の受け渡しユニットを介して搬送手段7に受け渡され、所定のユニットに順次搬送される。例えば塗布ユニット83にて塗布膜の成分が溶剤に溶解されたレジスト液の塗布処理が行われる。
続いて基板Gは搬送手段7により棚ユニットU2の受け渡しユニットを介してインターフェイス部B3の受け渡し手段85に受け渡しされ、この受け渡し手段85により露光装置B4に搬送されて、所定の露光処理が行われる。この後基板Gは、インターフェイス部B3を介して処理部B2に搬送され、現像ユニット84にて現像液が液盛りされ、所定の現像処理が行われる。なおレジスト液の塗布処理の前後や現像処理の前後には、基板Gの加熱処理や冷却処理が行われる。こうして所定の回路パターンが形成された基板Gは搬送手段7、受け渡し手段82を介して、例えば元のキャリアC内に戻される。
以上において洗浄液ノズル61又はガスノズル62からの洗浄液又は乾燥用気体の供給位置は、前記凹部3の辺に沿った位置であればよく、上述のラインL1〜L3に沿った位置には限られない。また洗浄液ノズル61、ガスノズル62、薬液ノズル63は共通の駆動機構64により進退移動するように構成したが、夫々別個の洗浄液ノズル移動手段、ガスノズル移動手段、薬液ノズル移動手段を設けるようにしてもよい。また洗浄液ノズル61の主ノズル61a及び補助ノズル61b、ガスノズル62、薬液ノズル63の形状は上述の例に限らず、例えば二流体ノズルやメガソニックノズル等を用いることもできる。
本発明に係わる処理装置を示す断面図である。 前記処理装置に用いられるスピンチャックを示す斜視図である。 前記処理装置を示す平面図である。 前記処理装置に用いられる洗浄液ノズルを示す説明図である。 前記処理装置に対して基板の受け渡しを行う搬送手段を示す平面図である。 前記処理装置にて行われるスピンチャックの洗浄方法を示す工程図である。 前記処理装置の動作を説明するための工程図である。 前記処理装置の動作を説明するための工程図である。 前記処理装置の動作を説明するための工程図である。 前記処理装置の動作を説明するための工程図である。 洗浄時のスピンチャック及び洗浄液ノズルの様子を示した工程図である。 洗浄時のスピンチャックの回転位置と、洗浄液ノズルの進退距離との関係を示した特性図である。 本発明の他の実施の形態に係るスピンチャックの洗浄方法を示す工程図である。 本発明の他の実施の形態に係る処理装置の動作を説明するための工程図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る処理装置を示す断面図である。 本発明の処理装置を適用した塗布、現像装置の実施の形態を示す平面図である。 上記塗布、現像装置の斜視図である。 従来のスピンチャックを示す斜視図である。 前記スピンチャックの一部を示す断面図である。 従来のスピンチャックの洗浄方法を説明するための断面図と平面図である。
符号の説明
W ウエハ
S スピンチャック
3 凹部
31 プレート(底壁)
32 起立壁
34 気流調整部材
4 カップ
51 塗布液ノズル
52 塗布液ノズル移動手段
6 洗浄ノズルユニット
61 洗浄液ノズル
61a 主ノズル
61b 補助ノズル
62 ガスノズル
64 駆動機構
67 薬液ノズル
100 制御部

Claims (15)

  1. 角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられた基板保持部と、
    この基板保持部に対して洗浄液を供給するための洗浄液ノズルと、
    この洗浄液ノズルを前記基板保持部に対して進退させるための洗浄液ノズル移動手段と、
    回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記洗浄液ノズルから洗浄液を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記洗浄液ノズル移動手段による洗浄液ノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給するためのガスノズルと、
    このガスノズルを前記基板保持部に対して進退させるためのガスノズル移動手段と、
    回転される基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記ガスノズルから乾燥用気体を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズル移動手段によるガスノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給するための薬液ノズルを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置。
  4. 角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転する基板保持部と、
    回転される前記基板保持部に対して洗浄液を供給するための洗浄液ノズルと、
    洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給するためのガスノズルと、
    このガスノズルを前記基板保持部に対して進退させるためのガスノズル移動手段と、
    回転される基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記ガスノズルから乾燥用気体を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズル移動手段によるガスノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えることを特徴とする処理装置。
  5. 前記洗浄液ノズルから、前記基板保持部における凹部の内壁面に対してその長さ方向に沿って洗浄液を供給することを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一に記載の処理装置。
  6. 洗浄液が供給され、乾燥気体が供給される前の基板保持部に対して、前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給するための薬液ノズルを備えることを特徴とする請求項4記載の処理装置。
  7. 前記薬液ノズルを前記基板保持部に対して進退させるための薬液ノズル移動手段と、
    回転される基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記薬液ノズルから前記薬液を供給するように、前記基板保持部の回転に同期して、前記薬液ノズル移動手段による薬液ノズルの進退方向の移動距離を制御する手段と、を備えることを特徴とする請求項3又は6記載の処理装置。
  8. 基板保持部に保持された基板に対して塗布液を供給するための塗布液ノズルを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載の処理装置。
  9. 角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられた基板保持部を洗浄する洗浄方法において、
    回転される前記基板保持部に対して洗浄液ノズルから洗浄液を供給する工程を含み、
    この工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記洗浄液ノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って洗浄液を供給することを特徴とする洗浄方法。
  10. 洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、ガスノズルから洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給する工程を含むことを特徴とする請求項9記載の洗浄方法。
  11. 前記乾燥用気体を供給する工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って乾燥用気体を供給することを特徴とする請求項10記載の洗浄方法。
  12. 角型の基板が嵌入される角型の凹部を備え、鉛直軸周りに回転自在に設けられた基板保持部を洗浄する方法において、
    回転される前記基板保持部に対して洗浄液ノズルから洗浄液を供給する工程と、
    次いで洗浄液が供給された後の基板保持部に対して、ガスノズルから洗浄液の乾燥を促進させるための乾燥用気体を供給する工程を含み、
    この乾燥用気体を供給する工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記ガスノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って乾燥用気体を供給することを特徴とする洗浄方法。
  13. 洗浄液が供給された基板保持部に対して、薬液ノズルから前記洗浄液よりも揮発性の高い薬液を供給する工程を含むことを特徴とする請求項9ないし12のいずれか一に記載の洗浄方法。
  14. 前記薬液を供給する工程では、前記基板保持部の回転に同期して、前記薬液ノズルの進退方向の移動距離を制御することにより、回転される前記基板保持部における前記凹部の辺に沿って前記薬液を供給することを特徴とする請求項13記載の洗浄方法。
  15. 基板保持部に洗浄液を供給して当該基板保持部の洗浄を行う処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、請求項9ないし請求項14に記載された洗浄方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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