JP2009195031A - 電動機の固定子及び電動機及び圧縮機及び送風機 - Google Patents

電動機の固定子及び電動機及び圧縮機及び送風機 Download PDF

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Abstract

【課題】金型で固定子鉄心板を複数列で打ち抜く場合に、材料取りが向上し、材料価格を低減できる電動機の固定子を提供することを目的とする。
【解決手段】この発明に係る電動機の固定子は、固定子鉄心板10の外周部に三箇所の略直線状の切欠き5aを設け、三箇所の切欠き5aは隣合うもの同士が略直角に配置され、三箇所の切欠き5aの中の中央の切欠き5aに対向する対辺で、中央の切欠き5aの略中心と固定子鉄心板10の略中心を通る縦中心線の両側に、二箇所の略直線状の切欠き5bを設け、二箇所の切欠き5bは、固定子鉄心板10の略中心とティースを通る直線に対して略直角に設けられ、固定子鉄心板10の略1/2ピッチだけ互いにずらして固定子鉄心板10を二列抜きする際に、一列目と二列目の固定子鉄心板10は、切欠き5bが接する状態で打ち抜かれることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

この発明は、電動機の固定子を構成する固定子鉄心に関するもので、特に積層されて固定子鉄心になる固定子鉄心板(フープ材から打ち抜いた電磁鋼板)を複数列で打ち抜く際の、材料取りを向上できる固定子鉄心板の形状に関する。また、その電動機の固定子を用いた電動機及び圧縮機及び送風機に関するものである。
従来、固定子鉄心コアバックの磁路を確保しつつ、良好な材料取りが可能な形状にすることで、高効率で低価格の単相電動機を得ることを目的として、複数枚の電磁鋼板が積層されて形成され、スロットが設けられた固定子鉄心と、前記スロット内部に施される主巻線及び補助巻線で構成される単相二極の分布巻線とを有する固定子と、この固定子の内周に空隙を介して配置された回転子とを備えた単相電動機において、固定子鉄心の外周部に五ヶ所以上の略直線形状の切欠きを有し、五ヶ所以上の切欠きのうちの四ヶ所の切欠きを含む直線で四角形を構成する単相電動機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−238507号広報
しかしながら、上記特許文献1に記載された固定子鉄心は、固定子鉄心の外周部に五ヶ所以上の略直線形状の切欠きを有し、五ヶ所以上の切欠きのうちの四ヶ所の切欠きを含む直線で四角形を形成するものであるが、このものは金型で固定子鉄心板を打ち抜く際に、一列で加工を行えば材料取りが向上するが、二列抜きや三列抜きとすると材料取りが向上しないという課題があった。詳細な説明は、後述する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、金型で固定子鉄心板を複数列で打ち抜く場合に、材料取りが向上し、材料価格を低減できる電動機の固定子及び電動機及び圧縮機及び送風機を提供することを目的とする。
この発明に係る電動機の固定子は、スロットの間にティースが形成される固定子鉄心板を複数枚積層して構成される固定子鉄心を備える電動機の固定子において、
固定子鉄心板は、
外周部に三箇所の略直線状の第1の切欠きを設け、
三箇所の第1の切欠きは、隣合うもの同士が略直角に配置され、
三箇所の第1の切欠きの中の中央の第1の切欠きに対向する対辺で、中央の第1の切欠きの略中心と固定子鉄心板の略中心を通る縦中心線の両側に、二箇所の略直線状の第2の切欠きを設け、
二箇所の第2の切欠きは、固定子鉄心板の略中心とティースを通る直線に対して略直角に設けられ、
固定子鉄心板の略1/2ピッチだけ互いにずらして固定子鉄心板を二列抜きする際に、一列目と二列目の固定子鉄心板は、第2の切欠きが接する状態で打ち抜かれることを特徴とする。
この発明に係る電動機の固定子鉄心は、固定子鉄心板の略1/2ピッチだけ互いにずらして固定子鉄心板を二列抜きする際に、一列目と二列目の固定子鉄心板は、第2の切欠きが接する状態で打ち抜かれるので、材料取りが向上し、材料価格を低減できる。
実施の形態1.
図1乃至5は比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、図1は外形が円形状である打ち抜き後の固定子鉄心板1の平面図、図2は固定子鉄心板1を金型で打ち抜く時の状態を示す図、図3は外周部に四箇所の切欠き5を有する打ち抜き後の固定子鉄心板1の平面図、図4は図3の固定子鉄心板1を金型で打ち抜く時の状態を示す図、図5は図3の固定子鉄心板1を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図である。
図1乃至図4により、一般的な電動機の固定子鉄心板1について説明する。電動機の固定子鉄心は、所定の形状に打ち抜かれた厚さ0.1〜1.0mm程度の薄い固定子鉄心板1(電磁鋼板)を積層し、カシメ・溶接等により固定して製作される。
固定子鉄心板1は、例えば、図1に示すような外形が円形状のものや、図3に示すような外周に直線状の切欠き5を有するものがある。
図1に示す外形が円形状の固定子鉄心板1は、複数枚の固定子鉄心板1を積層した固定子鉄心の状態で絶縁体を介して巻線が内部に施されるスロット2(空間である)が、周方向に複数略等間隔に配置される。図1の例は、スロット2の数は18個である。
隣接するスロット2の間を、磁束が通る磁路の一部を構成するティース8と呼ぶ。ティース8の周方向の幅は、径方向に略等しくなっている。従って、スロット2の周方向の幅は、内周から外周に向って徐々に大きくなる。
固定子鉄心板1は、略ドーナッツ状の形状である。内周部も外周部と同様、円形状になっている。但し、スロット2は、内周側が開口している。この開口している部分を、通常スロット開口部2a(又はスロットオープニング)と呼ぶ。スロット開口部2aがあるため、固定子鉄心板1の内周は、不連続な円である。スロット開口部2aは、スロット2内に巻線を納めるために必要である。巻線を納めるためには、スロット開口部2aは広い方がよい。但し、スロット開口部2aが広くなると、固定子と回転子との間に形成される空隙(実質的な)が大きくなる、或いは磁気回路が滑らかにならないという不具合が生じる。そのため、スロット開口部2aは、巻線が可能な範囲で極力小さく設計される。
スロット2と固定子鉄心板1の外周部との間は、ティース8と同様、磁束の通る磁路の一部を構成するコアバック3である。コアバック3は、径方向の長さが周方向に略同一であり、磁束が均一に流れる略ドーナッツ状の形状である。
図2は、図1に示す固定子鉄心板1をフープ材4から打ち抜くときの状態を示している。固定子鉄心板1の外形が円形状であるため、フープ材4の幅は、固定子鉄心板1の外径よりも大きくする必要がある。また、フープ材4の長さも、固定子鉄心板1の一枚につき少なくとも固定子鉄心板1の外径と略同じ長さが必要となる。従って、材料取りにおいて無駄が多く、材料価格が高くなる。
図3に示す固定子鉄心板1は、外形が円形状のものが材料取りにおいて無駄が多くなる点を改善する一例である。図3に示すように、固定子鉄心板1は、外周部の四箇所に略等間隔(90°)に直線状の切欠き5を備える。切欠き5の直線の長さが長くなる程、外形は小さくなるが、コアバック3の径方向の幅が短くなる。隣接する切欠き5の間は円弧になっている。ここを円弧部6とする。
図4に示すように、固定子鉄心板1の直線状の切欠き5をフープ材4の長手方向及びその直角方向に合わせて打ち抜くことにより、フープ材4の幅及び固定子鉄心板1の一枚に必要な長手方向の長さを図2の場合(外形が円形状の固定子鉄心板1)よりも短くできる。材料取りにおいて無駄が少なくなり、材料価格を低減できる。
しかしながら、図3の固定子鉄心板1(外周部の四箇所に略等間隔(90°)に直線状の切欠き5を備える)は、例えば図5に示すように、二列で金型により打ち抜く場合に、以下の課題がある。
即ち、フープ材4の幅寸法を短くするため、二列目の固定子鉄心板1(図5で下側)は一列目の固定子鉄心板1(図5で上側)に対して、長手方向に固定子鉄心板1の略1/2ピッチ(対向する切欠き5間の距離の略1/2)だけずらして打ち抜かれる。
このとき、一列目の固定子鉄心板1と二列目の固定子鉄心板1とは、互いの円弧部6が接近する状態となる。仮に、この円弧部6が直線状であれば、円弧部6である場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
図6乃至図17は実施の形態1を示す図で、図6は直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図、図7は図6の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図、図8は変形例1の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図、図9は図8の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図、図10は変形例2の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図、図11は図10の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図、図12は変形例3の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図、図13は図12の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図、図14は変形例4の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図、図15は図14の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図、図16は変形例5の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図、図17は図16の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図である。
図6に示す固定子鉄心板10の形状を説明する。外周部の切欠き5a、切欠き5b以外は、図1の固定子鉄心板1と同様である。外周部の三箇所の切欠き5a(第1の切り欠き)は、隣接するもの同士が略90°に配置される。三箇所の切欠き5aは、互いに略垂直に配置される。そして、三箇所の切欠き5aの中の中央の切欠き5a(図6で下側)は、その中心がティース8と対向している。他の二箇所の切欠き5a(図6で右側、左側)は、その中心がスロット2と対向している。
他の二箇所の切欠き5a(図6で右側、左側)の間で、中央の切欠き5a(図6で下側)が形成されていない固定子鉄心板10の外周部(図6で上側)に、二箇所の切欠き5bが形成される。
別の言い方をすると、他の二箇所の切欠き5a(図6で右側、左側)の間で、中央の切欠き5a(図6で下側)の対辺を円弧部6とする。そしてこの円弧部6の両側に二箇所の切欠き5b(第2の切欠き)が形成される。
図6で固定子鉄心板10の縦中心線に対して右側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するティース8(図6の上側)を基準にすると、時計回りに3番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図6で固定子鉄心板10の縦中心線に対して左側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するティース8(図6の上側)を基準にすると、反時計回りに3番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
二箇所の切欠き5bの間(近い方)は、円弧部6になっている。
固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く場合、図7に示すように、一列目の固定子鉄心板10は、図6の上下を反転させた向きになる。また、二列目の固定子鉄心板10は、図6と同じ向きである。
フープ材4の幅寸法を短くするため、二列目の固定子鉄心板1(図7で下側)は一列目の固定子鉄心板1(図7で上側)に対して、長手方向に固定子鉄心板1の略1/2ピッチ(対向する切欠き5a間の距離の略1/2)だけずらして打ち抜かれる。
一列目の固定子鉄心板10同士は、左右の切欠き5a(図7で右側、左側)が接するように打ち抜かれる。
一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、二箇所の切欠き5bが接近するように打ち抜かれる。
一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
二箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板10の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成される。これにより、切欠き5bを配置する位置では最もコアバック3が広くなる。別の言い方をすると、二箇所の直線状の切欠き5bが固定子鉄心板10の中心を通るスロット2の中心線(図示せず)に対して略直角に形成される場合に比べ、二箇所の直線状の切欠き5bを固定子鉄心板10の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成すると、切欠き5b部分でのコアバック3が広くなる。そのため、コアバック3部の磁束密度が低くなり、効率が向上する。また、磁束飽和の影響も小さくなるため、コアバック3の透磁率が均一に近くなり、磁束の流れが一定になり、音、振動の低減にも有効である。
図8は変形例1の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図である。
図8で固定子鉄心板10の縦中心線に対して右側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するティース8(図8の上側)を基準にすると、時計回りに2番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図8で固定子鉄心板10の縦中心線に対して左側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するティース8(図8の上側)を基準にすると、反時計回りに2番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図9に示すように、図8に示す形状の固定子鉄心板10も、一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
また、図8に示す形状の固定子鉄心板10の二箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板10の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成される。これにより、図6の固定子鉄心板10と同様に、切欠き5bを配置する位置では最もコアバック3が広くなる。そのため、コアバック3部の磁束密度が低くなり、効率が向上する。また、磁束飽和の影響も小さくなるため、コアバック3の透磁率が均一に近くなり、磁束の流れが一定になり、音、振動の低減にも有効である。
図10は変形例2の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図である。
図10に示す固定子鉄心板10の形状を説明する。図6と同様に外周部の三箇所の切欠き5aは、隣接するもの同士の間が略90°に配置される。三箇所の切欠き5aは、互いに略垂直に配置される。そして、三箇所の切欠き5aの中の中央の切欠き5a(図10で下側)は、その中心がスロット2と対向している。他の二箇所の切欠き5a(図6で右側、左側)は、その中心がティース8と対向している。
他の二箇所の切欠き5a(図10で右側、左側)の間で、中央の切欠き5a(図10で下側)の対辺に二箇所の切欠き5bが形成される。固定子鉄心板10の縦中心線の両側に二箇所の切欠き5bが形成される。この場合は、二箇所の切欠き5bの間に円弧部6は存在しない。固定子鉄心板10の縦中心線は、スロット2の中心線と一致する。
図10で固定子鉄心板10の縦中心線に対して右側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するスロット2の右側(時計回り)の最初のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図10で固定子鉄心板10の縦中心線に対して左側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するスロット2の左側(反時計回り)の最初のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図11に示すように、図10に示す形状の固定子鉄心板10も、一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
また、図10に示す形状の固定子鉄心板10の二箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板10の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成される。これにより、図6の固定子鉄心板10と同様に、切欠き5bを配置する位置では最もコアバック3が広くなる。そのため、コアバック3部の磁束密度が低くなり、効率が向上する。また、磁束飽和の影響も小さくなるため、コアバック3の透磁率が均一に近くなり、磁束の流れが一定になり、音、振動の低減にも有効である。
図12は変形例3の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図である。
図12で固定子鉄心板10の縦中心線に対して右側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するスロット2の右側(時計回り)の2番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図12で固定子鉄心板10の縦中心線に対して左側の切欠き5bは、縦中心線と中心線が一致するスロット2の左側(反時計回り)の2番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図13に示すように、図12に示す形状の固定子鉄心板10も、一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
また、図12に示す形状の固定子鉄心板10の二箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板10の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成される。これにより、図6の固定子鉄心板10と同様に、切欠き5bを配置する位置では最もコアバック3が広くなる。そのため、コアバック3部の磁束密度が低くなり、効率が向上する。また、磁束飽和の影響も小さくなるため、コアバック3の透磁率が均一に近くなり、磁束の流れが一定になり、音、振動の低減にも有効である。
二箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板10の中心を通るティース8の中心線7でなくても、固定子鉄心板10の中心とティース8上を通る直線に略直角であれば同様の効果を奏する。
図14は変形例4の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図である。
図14は図6の固定子鉄心板10において、許される固定子鉄心板10の中心とティース8上を通る直線の一方の限界線17(縦中心線側)を示している。
図15に示すように、図14に示す形状の固定子鉄心板10も、一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
図16は変形例5の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図である。
図16は図6の固定子鉄心板10において、許される固定子鉄心板10の中心とティース8上を通る直線の他方の限界線18(反縦中心線側)を示している。
図17に示すように、図16に示す形状の固定子鉄心板10も、一列目の固定子鉄心板10と二列目の固定子鉄心板10は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
このように、固定子鉄心板10の中心とティース8上を通る直線の一方の限界線17(縦中心線側)と、固定子鉄心板10の中心とティース8上を通る直線の他方の限界線18(反縦中心線側)との間の直線に対して、二箇所の直線状の切欠き5bが略直角であればよい。
また、固定子鉄心板10の外周部形状は、最低でも材料の幅方向の端部と、金型により固定子鉄心板10を電磁鋼板から打ち抜く際に隣り合う固定子鉄心板10と接する部分(同じ列、及び列間)を直線形状とすればよい。そのため、少なくとも五カ所存在すればよい。但し、固定子鉄心板10の外周部に五カ所以外に直線部(切欠き5)があっても構わない。
また、固定子鉄心板10の外形を五角形状にすることにより、コアバック3の幅が分散され、磁束密度を緩和することが可能であり、モータ効率が向上する。
また、固定子鉄心板10の外形が五角形状の固定子は巻線方法によらず使用可能である。巻線方式は、分布巻、集中巻などどのようなであっても同様の効果を奏する。
また、固定子鉄心板10外周部の直線部(切欠き5a、切欠きb)とスロット2の間のコアバック3の径方向の幅は、外周部が円弧状の部分のコアバック3の径方向の幅より狭くなる。そのため、直線部(切欠き5a、切欠き5b)に近い部分のスロット2を、外周部が円弧形状に近い場所に存在するスロット2形状よりも径方向に小さくする。それにより、固定子鉄心板10外周部の直線部(切欠き5a、切欠き5b)のコアバック3が広がる。従って、磁束密度を緩和することが可能であり、モータ効率を向上することができる。
また、固定子の外周部の形状を対称形状(縦中心線に対して)とすることにより、磁束の流れのバランスがよくなり、振動、騒音を低減することが可能である。
また、固定子鉄心板10の形状は、二列以上の打ち抜きにおいても有効である。材料取りが向上し、材料コストの低減が可能である。
実施の形態2.
図18は比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、図3の固定子鉄心板1を金型により三列で打ち抜く時の状態を示す図である。
生産台数の多い電動機や、小型の電動機では、固定子鉄心板1の打ち抜き時に、三列で電磁鋼板を打ち抜く方式もある。その場合、図18に示すように、外形が四角形状であると、列間の隣り合う固定子鉄心板1が円弧部6で接する。そのため、材料取りが悪化する課題があった。
図19、図20は実施の形態2を示す図で、図19は直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の七箇所に有し、七箇所の切欠き5を含む直線で七角形を形成する固定子鉄心板20の平面図、図20は図19の固定子鉄心板20を金型により三列で打ち抜く時の状態を示す図である。
図19に示す固定子鉄心板20の形状を説明する。外周部の切欠き5a、切欠き5b以外は、図1の固定子鉄心板1と同様である。外周部の三箇所の切欠き5a(第1の切欠き)は、隣接するもの同士の間が略90°に配置される。三箇所の切欠き5aは、互いに略垂直に配置される。そして、三箇所の切欠き5aの中の中央の切欠き5a(図19で下側)は、その中心がティース8と対向している。他の二箇所の切欠き5a(図19で右側、左側)は、その中心がスロット2と対向している。
左側と中央の切欠き5a(図19で右側、下側)の間及び中央と右側の切欠き5a(図19で下側、右側)の間の、固定子鉄心板20の外周部に、夫々切欠き5b(第2の切欠き)が形成される。これらの切欠き5bは、ティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図19で固定子鉄心板20の縦中心線に対して右側の切欠き5b(図19で右下)は、縦中心線と中心線が一致するティース8(図19の下側)を基準にすると、反時計回りに3番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図19で固定子鉄心板20の縦中心線に対して左側の切欠き5b(図19で左下)は、縦中心線と中心線が一致するティース8(図19の下側)を基準にすると、時計回りに3番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
また、他の二箇所の切欠き5a(図19で右側、左側)の間で、中央の切欠き5a(図19で下側)の対辺を円弧部6とする。そしてこの円弧部6の両側にさらに二箇所の切欠き5b(第2の切欠き)が形成される。これらの切欠き5bは、ティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図19で固定子鉄心板20の縦中心線に対して右側の切欠き5b(図19の右上)は、縦中心線と中心線が一致するティース8(図19の上側)を基準にすると、時計回りに3番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
図19で固定子鉄心板20の縦中心線に対して左側の切欠き5b(図19の左上)は、縦中心線と中心線が一致するティース8(図19の上側)を基準にすると、反時計回りに3番目のティース8の中心線7に対して略直角に形成される。
固定子鉄心板20を金型により三列で打ち抜く場合、図20に示すように、一列目の固定子鉄心板20は、図19の上下を反転させた向きになる。また、二列目の固定子鉄心板20は、図19と同じ向きになる。さらに、三列目の固定子鉄心板20も、図19と同じ向きになる。
フープ材4の幅寸法を短くするため、二列目の固定子鉄心板1(図20で中央)は一列目の固定子鉄心板1(図20で上側)に対して、長手方向に固定子鉄心板1の略1/2ピッチ(対向する切欠き5a間の距離の略1/2)だけずらして打ち抜かれる。
また、三列目の固定子鉄心板1(図20で下側)は二列目の固定子鉄心板1(図20で中央)に対して、長手方向に固定子鉄心板1の略1/2ピッチ(対向する切欠き5a間の距離の略1/2)だけずらして打ち抜かれる。三列目の固定子鉄心板1と、一列目の固定子鉄心板1とは同じピッチである。
各列の固定子鉄心板20同士は、左右の切欠き5a(図20で右側、左側)が接するように打ち抜かれる。
一列目の固定子鉄心板20と二列目の固定子鉄心板20及び二列目の固定子鉄心板20と三列目の固定子鉄心板20は、二箇所の切欠き5bが接近するように打ち抜かれる。
一列目の固定子鉄心板20と二列目の固定子鉄心板20及び二列目の固定子鉄心板20と三列目の固定子鉄心板20は、直線状の切欠き5bが接するように打ち抜かれるので、円弧部6で接する場合に比べフープ材4の幅寸法を短縮が可能となる。
四箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板20の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成される。これにより、切欠き5bを配置する位置では最もコアバック3が広くなる。そのため、コアバック3部の磁束密度が低くなり、効率が向上する。また、磁束飽和の影響も小さくなるため、コアバック3の透磁率が均一に近くなり、磁束の流れが一定になり、音、振動の低減にも有効である。
図19に示す固定子鉄心板20の形状は、三列以上の打ち抜きにおいても有効である。材料取りが向上し、材料コストの低減が可能である。
また、固定子鉄心板20の外周部形状は、最低でも材料(フープ材4)の幅方向の端部と、金型により固定子鉄心板20を電磁鋼板から打ち抜く際に隣り合う固定子鉄心板20とが接する部分を直線形状とすればよい。そのため、直線形状は少なくとも七カ所存在すればよい。しかし、固定子鉄心板20の外周部の直線形状は、七カ所以上あっても有効である。
また、四箇所の直線状の切欠き5bは、固定子鉄心板20の中心を通るティース8の中心線7に対して略直角に形成されるのが好ましい。但し、ティース8の中心線7以外でも、四箇所の直線状の切欠き5bが、固定子鉄心板20の中心とティース8上を通る直線に対して略直角に形成される構成であれば、同様の効果を奏する。
また、固定子鉄心板20の外形を七角形状(三箇所の直線状の切欠き5a及び四箇所の直線状の切欠き5bを含む直線で形成される)にすることにより、コアバック3の幅が分散され、磁束密度を緩和することが可能であり効率が向上する。
また、コアバック3の磁束密度分布が四角形状(四箇所の直線状の切欠き5を含む直線で形成される)に比べて均一であるため、磁束密度分布の乱れが少なくなり、騒音低減の効果もある。
また、固定子鉄心板20の外形が七角形状の固定子は、巻線方法によらず使用可能である。分布巻、集中巻などどのような巻線方式であっても同様の効果を奏する。
また、固定子鉄心板20の外周部の直線部(切欠き5a、切欠き5b)とスロット2の間のコアバック3の幅は、固定子鉄心板20の外周部が円弧状の部分のコアバック3の幅より狭くなる。そのため、直線部(切欠き5a、切欠き5b)に近い部分のスロット2を、外周部が円弧形状に近い場所に存在するスロット2よりも小さくすることにより、固定子鉄心板20の外周部の直線部(切欠き5a、切欠き5b)のコアバック3が広がるため、コアバック3の磁束密度が小さくなる。それにより、モータ効率を向上することができる。
また、固定子鉄心板20の形状を縦中心線に対して対称形状とすることにより、磁束の流れのバランスがよくなり、振動、騒音を低減することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態1又は実施の形態2の固定子鉄心板10又は固定子鉄心板20を積層して固定子鉄心とし、これに巻線等を施して固定子を製作する。この固定子を電動機に用いることにより、高効率で安価な電動機を得ることができる。
さらに、回転子に焼結希土類磁石(高磁束密度な磁石)を使用することにより、電動機の小型化、高効率化が可能である。
また、この電動機を圧縮機、送風機に搭載することにより、高効率で安価な圧縮機、送風機が得られる。
比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、外形が円形状である打ち抜き後の固定子鉄心板1の平面図。 比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、固定子鉄心板1を金型で打ち抜く時の状態を示す図。 比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、外周部に四箇所の切欠き5を有する打ち抜き後の固定子鉄心板1の平面図。 比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、図3の固定子鉄心板1を金型で打ち抜く時の状態を示す図。 比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、図3の固定子鉄心板1を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態1を示す図で、図6の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、変形例1の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態1を示す図で、図8の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、変形例2の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態1を示す図で、図10の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、変形例3の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態1を示す図で、図12の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、変形例4の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態1を示す図で、図14の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、変形例5の直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の五箇所に有し、五箇所の切欠き5を含む直線で五角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態1を示す図で、図16の固定子鉄心板10を金型により二列で打ち抜く時の状態を示す図。 比較のために示す一般的な電動機の固定子鉄心板1を示す図で、図3の固定子鉄心板1を金型により三列で打ち抜く時の状態を示す図。 実施の形態2を示す図で、直線状の切欠き5(切欠き5a、切欠き5b)を外周部の七箇所に有し、七箇所の切欠き5を含む直線で七角形を形成する固定子鉄心板10の平面図。 実施の形態2を示す図で、図19の固定子鉄心板10を金型により三列で打ち抜く時の状態を示す図。
符号の説明
1 固定子鉄心板、2 スロット、2a スロット開口部、3 コアバック、4 フープ材、5 切欠き、5a 切欠き、5b 切欠き、6 円弧部、7 中心線、8 ティース、10 固定子鉄心板、17 限界線、18 限界線、20 固定子鉄心板。

Claims (14)

  1. スロットの間にティースが形成される固定子鉄心板を複数枚積層して構成される固定子鉄心を備える電動機の固定子において、
    前記固定子鉄心板は、
    外周部に三箇所の略直線状の第1の切欠きを設け、
    前記三箇所の第1の切欠きは、隣合うもの同士が略直角に配置され、
    前記三箇所の第1の切欠きの中の中央の前記第1の切欠きに対向する対辺で、該中央の前記第1の切欠きの略中心と前記固定子鉄心板の略中心を通る縦中心線の両側に、二箇所の略直線状の第2の切欠きを設け、
    前記二箇所の第2の切欠きは、前記固定子鉄心板の略中心と前記ティースとを通る直線に対して略直角に設けられ、
    前記固定子鉄心板の略1/2ピッチだけ互いにずらして前記固定子鉄心板を二列抜きする際に、一列目と二列目の前記固定子鉄心板は、前記第2の切欠きが接する状態で打ち抜かれることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 前記二箇所の第2の切欠きは、前記固定子鉄心板の略中心を通る前記ティースの中心線に対して略直角に設けられることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  3. 前記三箇所の第1の切欠き及び前記二箇所の第2の切欠きの他に、前記固定子鉄心板の外周部に略直線状の切欠きを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動機の固定子。
  4. スロットの間にティースが形成される固定子鉄心板を複数枚積層して構成される固定子鉄心を備える電動機の固定子において、
    前記固定子鉄心板は、
    外周部に三箇所の略直線状の第1の切欠きを設け、
    前記三箇所の第1の切欠きは、隣合うもの同士が略直角に配置され、
    前記三箇所の第1の切欠きの中の中央の前記第1の切欠きと他の前記第1の切欠きの一方及び他方との間に二箇所の略直線状の第2の切欠きを設け、
    前記三箇所の第1の切欠きの中の中央の前記第1の切欠きに対向する対辺で、該中央の前記第1の切欠きの略中心と前記固定子鉄心板の略中心を通る縦中心線の両側に、さらに二箇所の略直線状の第2の切欠きを設け、
    前記固定子鉄心板の略1/2ピッチだけ互いにずらして前記固定子鉄心板を複数列抜きする際に、列間で隣合う前記固定子鉄心板は、前記第2の切欠きが接する状態で打ち抜かれることを特徴とする電動機の固定子。
  5. 前記四箇所の第2の切欠きは、前記固定子鉄心板の略中心と前記ティースを通る直線に対して略直角に設けられることを特徴とする請求項4記載の電動機の固定子。
  6. 前記四箇所の第2の切欠きは、前記固定子鉄心板の略中心を通る前記ティースの中心線に対して略直角に設けられることを特徴とする請求項5記載の電動機の固定子。
  7. 前記固定子鉄心板の外周部は、前記第1の切欠き又は前記第2の切欠きを除く部分は円弧部であり、前記第1の切欠き又は前記第2の切欠きに近い前記スロットを、前記円弧部に近い前記スロットよりも径方向に小さくすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電動機の固定子。
  8. 前記固定子鉄心のスロットに巻線が施され、前記巻線の巻線方式を集中巻又は分布巻としたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電動機の固定子。
  9. 前記中央の前記第1の切欠きの略中心と前記固定子鉄心板の略中心を通る縦中心線に対して、前記固定子鉄心板は対称であることを特徴とする請求項1乃至8記載の電動機の固定子。
  10. 前記固定子鉄心は、前記固定子鉄心板をカシメにより固定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の電動機の固定子。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の電動機の固定子を備えたことを特徴とする電動機。
  12. 焼結希土類磁石を使用した回転子とを備えたことを特徴とする請求項11記載の電動機。
  13. 請求項11又は請求項12記載の電動機を備えたことを特徴とする圧縮機。
  14. 請求項11又は請求項12記載の電動機を備えたことを特徴とする送風機。
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