JP3603128B2 - 突極形回転子の巻線方法および突極形回転子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期発電機等の突極形回転子にエナメル丸線を直巻きする回転子への巻線方法および突極回転子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻する突極形回転子の回転子鉄心は、一体に成形された鉄材の薄板を積層して両側に銅材の短絡板を前記鉄材同様に積層し、更に両側にロートル押さえ板を設け、リベット、スタッド等で固定している。また、ロートル押さえ板を設けてリベット、スタッド等で固定する代わりに溶接により鉄材の薄板および銅材の短絡板を固定する方法も用いられている。
【0003】
従来の突極形回転子の回転子鉄心の一例を図9を参照して説明する。
図9(a)の側面図に示すように、突極形回転子鉄心は、一体に成形された鉄材の薄板1を積層して、この薄板1の両側に銅材の短絡板2を薄板1と同様に積層している。ロートル押さえ板3は、図9(a)のB−B断面である図9(b)に示すように、吸気側のみ風穴16を設け、排気側のロートル押さえ板3には風穴16は設けていない。従って、通風は、吸気側のロートル押さえ板3の風穴16から、間隔片17によって設けられたスペースを通り、ラジアル方向に風が流れる。当然、突極部間の軸方向にも風は流れる。風穴16は、突極部の中央位置の内径側に設けられている。なお、同様の構造でも風穴16および間隔片17がなく、突極部間の軸方向のみに風が流れる場合もある。
【0004】
また、従来の一体型鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻きする場合は、ノズル方式の巻線機にて整列巻きを行うことが多いが、コイルエンド部には、巻ガイド21を取り付け、更に図10の外観図に示すようにモールド成形された溝付きの絶縁物22を巻ガイド21の間に取り付けて整列に直巻きを行っていた。また、小型の突極形回転子では、図11の外観図に示すように分割式のモールド成形された絶縁物23を突極部にはめ込み、整列に直巻きを行っていた。
【0005】
図12は、従来の他の一体型鉄心の側面図であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)のC−C断面図である。
図に示すように、一体に形成された鉄材の薄板1を積層して、両側に銅材の短絡板2を鉄材の薄板1と同様に積層している。突極部には貫通してコイル押さえ板5が設けられている。この場合でも、突極部にエナメル丸線を整列に直巻きする場合は、上記従来例と同様、コイルエンド部に巻ガイド等の治具が必要であった。
【0006】
図13は、従来の他の複数個の突極磁極鉄心を継鉄の円周方向に配設する分割鉄心の断面図である。
図に示すように、突極磁極鉄心13が継鉄14の円周方向に配設されている。エナメル丸線を整列に直巻きする場合は、突極磁極鉄心13が単体の時に行われ、一体型鉄心のような溝付きの整列巻線機用治具とノズル方式の巻線機を必要とせず、容易にエナメル丸線を整列に直巻きすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の一体型鉄心への巻線方法では、コイルエンド部に巻ガイド21を取り付け、更にモールド成形された溝付きの絶縁物22を取り付けて整列に直巻きを行う場合、モールド成形された溝付きの絶縁物22を取り外すことができず、コイルエンド部の表面積が減少し、巻線の冷却性能が悪くなるという課題がある。このことにより、回転子巻線の電流密度を低減しなければならず、突極形回転子の大型化に繋がっていた。更に、モールド成形された溝付きの絶縁物の製作が毎回必要となることからも、コストアップに繋がっていた。
また、小型の突極形回転子に使われる分割式のモールド成形された絶縁物23を突極部にはめ込み、整列に直巻きを行う方法でも、前記同様の課題がある。
【0008】
本発明は、上記状況に対応するためになされたもので、その課題は、エナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子の回転子巻線の温度を低減し、小型化を図るための巻線方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、より小型化に優れたエナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、請求項1記載の発明は、回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻する突極形回転子の巻線方法において、回転子鉄心端部に、使用するエナメル丸線の外径寸法と同寸法の−0.02〜+0.1の範囲のピッチに溝を設けた溝付整列巻線用治具と、前記溝付整列巻線用治具と前記回転子鉄心との間に巻線完了後に前記溝付整列巻線用治具を取り外すためのスペーサを取り付けて巻線することを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によると、エナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子の回転子巻線は、巻線作業後に整列巻線用治具を取り外すことができ、コイルエンド部の表面積が増加し、冷却性能を向上することができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻する突極形回転子において、前記回転子鉄心は一体に成形された抜き板からなり、前記一体に成型された抜き板のポールチップ部が円周方向に出っ張った形状から更にコイルに接する側の部分のみ円周方向に出っ張った構造としたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によると、隣接する磁極鉄心への漏れ磁束を増加させることなく、即ち回転子の損失を増加させることなく、回転子鉄心の突極部に、より多くのエナメル丸線を整列に直巻きすることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の突極形回転子において、前記回転子鉄心は一体に成形された抜き板からなり、前記回転子鉄心の突極部を貫通したコイル押さえ板およびロートル押さえ板を設け、前記ロートル押さえ板の内径とシャフトとの間隔を所定間隔以下として、前記コイル押さえ板と前記ロートル抜き板を溶接し、ロートル押さえ板に有効な磁束を流す構造としたことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明によると、一体に成形された抜き板とロートル押さえ板の間に磁束が流れない銅材の短絡板を設けても、ロートル押さえ板にロートル抜き板同様、有効な磁束を流すことができる。即ちロートル押さえ板は、ロートル抜き板を押さえるだけでなく、ロートル抜き板と同様の役目を果たすことができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の突極形回転子において、ロートル押さえ板とシャフトを溶接し、ロートル押さえ板に有効な磁束を流す構造としたことを特徴とする。 請求項4記載の発明によると、ロートル押さえ板にロートル抜き板同様、より有効な磁束を流すことができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の突極形回転子において、前記回転子鉄心は一体に成形された抜き板からなり、前記回転子鉄心の突極部間の内径側に風穴と前記回転子鉄心の突極部を貫通したコイル押さえ板を設け、更に前記風穴の隣接する風穴間に回転子鉄心を固定するリベットを挟むように、間隔片を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明によると、回転子巻線を冷却するのに優れた通風経路を成し、より有効に回転子巻線を冷却することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である整列巻線用治具と、巻線後整列巻線用治具を取り外すためのスペーサを取り付けた状態の突極形回転子の突極部であり、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図である。
【0018】
図2は、前記整列巻線用治具および前記スペーサを取り付ける前の回転子鉄心の突極部であり、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図である。
【0019】
図1及び図2に示すように、突極部にエナメル丸線を整列に直巻きする回転子鉄心は、一体に成形された鉄材の薄板1を積層して、その外側に銅材の短絡板2を鉄材の薄板1と同様に積層し、ロートル押さえ板3で押さえ、リベット4で固定した構造となっている。突極部の先端側には一体に成形された鉄材の薄板1および銅材の短絡材2を貫通してコイル押さえ板5が設けられている。
【0020】
また、回転子鉄心は、極数が4極,6極,8極,10極、エナメル丸線がφ1.6mm〜φ3.2mm、回転子鉄心は外径がφ300mm〜φ800mmで、長さ300mm〜700mmであり、かつ、一体に成形された抜き板から構成されている。
【0021】
整列巻線用治具6は、整列巻線用具6Aと巻線下側を支える整列巻線用具6Bで構成され、ネジ7で整列巻線用具6Aと整列巻線用具6Bを固定している。整列巻線用治具を取り外すためのスペーサ8は、整列巻線用具6Aの両側の側面側からそれぞれ挿入し、取り付けられている。
【0022】
図3は、整列巻線用具6Aであり、同図(a)はその正面図、同図(b)はその上面図、同図(c)はその下面図、同図(d)はその側面図、同図(e)は同図(b)のA部の拡大図である。整列巻線用具6Aには、溝9が使用するエナメル丸線の外径寸法と同寸法の−0.02〜+0.1の範囲のピッチに、かつ寸法yが溝9の最大深さより大きくなるような位置に設けられている。
【0023】
図4は、前記整列巻線用治具を取り外すためのスペーサ8の上面図である。
次に、本実施形態の作用について説明すると、整列巻線用具6Aをコイル押さえ板5を挟むように取り付け、ネジ7で整列巻線用具6Bを取り付ける。次にスペーサ8を整列巻線用具6Aの凹部10に整列巻線用具6Aの側面側から挿入し、取り付ける。次に巻線作業を行い、完了後、スペーサ8を整列巻線用具6Aの側面側から取り外し、ネジ7を外す。整列巻線用具6Aは、ロートル押さえ板3側に寄せた後、上方向に引き抜き、取り外す。
【0024】
本実施形態によれば、エナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子の回転子巻線の巻線作業後に整列巻線用治具の取り外しが可能となり、コイルエンド部の表面積が増加し、巻線の冷却性能を向上でき、突極形回転子の小型化を図るための優れた巻線方法を提供することができる。
【0025】
図5は、本発明の第2実施形態である一体に成形された抜き板であり、同図(a)はその正面図、同図(b)はその突極部の拡大図である。
【0026】
図に示すように、一体に成形された抜き板11は、ポールチップ部12がコイル側のみ円周方向に出っ張った形状となっている。従って、回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻きする際、出っ張った形状のポールチップ部12により、より多くのエナメル巻線を直巻きすることができる。
【0027】
本実施形態によれば、隣接する磁極鉄心への漏れ磁束を増加させることなく、即ち回転子の損失を増加させることなく、より多くのエナメル丸線を整列に直巻きすることができるので、小型化に優れた突極形回転子を提供することができる。
【0028】
図6は、本発明の第3実施形態である突極磁極鉄心と継鉄とに分割された回転子鉄心の正面図である。
図に示すように、分割された回転子鉄心は、突極磁極鉄心13と継鉄14から構成されており、ポールチップ部12がコイル側のみ円周方向に出っ張った形状となっている。従って、回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻きする際、出っ張った形状のポールチップ部12により、より多くのエナメル巻線を直巻きすることができる。
【0029】
本実施形態によれば、隣接する磁極鉄心への漏れ磁束を増加させることなく、即ち回転子の損失を増加させることなく、より多くのエナメル丸線を整列に直巻きすることができるので、小型化に優れた突極形回転子を提供することができる。
【0030】
図7は、本発明の第4実施形態である突極形回転子の側面図である。
図において、本実施形態では、突極部にエナメル丸線を整列に直巻きする回転子鉄心は、一体に成形された鉄材の薄板1を積層して、その外側に銅材の短絡板2を鉄材の薄板1と同様に積層し、ロートル押さえ板3で押さえ、リベット4で固定した構造となっている。このとき、ロートル押さえ板3の内径とシャフト15との間隔を1mm以下として、更に突極部を貫通したコイル押さえ板5とロートル押さえ板3は溶接により固着している。このような構造により銅材の短絡板2は、磁束を通さないが、ロートル押さえ板3の内径とシャフト15との間隔を1mm以下として、更に突極部を貫通したコイル押さえ板5とロートル押さえ板3を溶接したことにより、ロートル押さえ板3に有効な磁束を流すことができる。
【0032】
本実施形態によれば、ロートル押さえ板3に有効な磁束を流すことができるので、ロートル押さえ板3にロートル抜き板1と同様の役目を果たし、小型化に優れたエナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子を提供することができる。
【0033】
本実施形態の変形例として、更にロートル押さえ板3とシャフト15を溶接する構成とする。このようにロートル押さえ板3とシャフト15を溶接することにより、ロートル押さえ板3に、より有効な磁束を流すことができる。従って、本実施形態はロートル押さえ板3にロートル抜き板1と同様の役目を果たし、小型化に優れたエナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子を提供することができる。
【0034】
図8は、本発明の第5実施形態である一体型鉄心であり、同図(a)はその側面図、同図(b)はその同図(a)のA−A断面図である。
図に示すように、本実施形態では一体に形成された鉄材の薄板1を積層して、両側に銅材の短絡板2を鉄材の薄板1と同様に積層している。そして、ロートル押さえ板3を両端に設け、リベット4で固定している。風穴16は、突極部間の内径側に設け、風穴16の隣接する風穴16間にリベット4を挟むように、2本の間隔片17を設けている。ロートル押さえ板3は、吸気側のみ風穴16を設け、排気側のロートル押さえ板には風穴16は、設けていない。
【0035】
本実施形態は上記のように構成されているので、通風は、吸気側のロートル押さえ板3の風穴16から、間隔片17によって設けられたスペースを通り、ラジアル方向に風が流れるが、2本の間隔片17の間には流れ難く、巻線18背面のみに流れる。なお、隣接する巻線18の間は絶縁物19があり、風が流れないようになっている。
【0036】
本実施形態によれば、回転子巻線を冷却するのに優れた通風経路を成し得て、有効に回転子巻線を冷却することができ、小型化に優れた突極形回転子を提供することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子の回転子巻線の温度を低減し、小型化を図るための巻線方法を提供することができる。
また、本発明によれば、小型化に優れたエナメル丸線を整列に直巻きしてなる突極形回転子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である整列巻線用治具と巻線後に前記整列巻線用治具を取り外す
ためのスペーサを取り付けた状態の突極形回転子の突極部であり、同図(a)はその正面
図、同図(b)はその側面図。
【図2】本発明の第1実施形態の記載の整列巻線用治具およびスペーサを取り付ける前の回転子
鉄心の突極部であり、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図。
【図3】本発明の第1実施形態の巻線方法に用いる整列巻線用治具であり、同図(a)はその正
面図、同図(b)はその上面図、同図(c)はその下面図、同図(d)はその側面図、同
図(e)は同図(b)のA部の拡大図。
【図4】本発明の第1実施形態の巻線方法に用いる整列巻線用治具を取り外すためのスペーサの
平面図。
【図5】本発明の第2の実施形態である一体に成形された抜き板であり、同図(a)はその正面
図、同図(b)はその突極部の拡大図。
【図6】本発明の第3実施形態である突極磁極鉄心と継鉄とに分割された回転子鉄心の正面図。
【図7】本発明の第4実施形態の突極形回転子の側面図。
【図8】本発明の第5実施形態である一体型鉄心であり、同図(a)はその側面図、同図(b)
はその同図(a)のA−A断面図。
【図9】従来例の一体型鉄心であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)のB−
B断面図。
【図10】従来のモールド成形された溝付きの絶縁物の外観図。
【図11】従来の分割式のモールド成形された絶縁物の外観図。
【図12】従来の他の一体型鉄心であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)のC
−C断面図。
【図13】従来の複数個の突極磁極鉄心を継鉄の円周方向に配設する分割鉄心の断面図。
【符号の説明】
1…鉄材の薄板、2…銅材の短絡板、3…ロートル押さえ板、4…リベット、5…コイル押さえ板、6…整列巻線用治具、6A,6B…整列巻線用具、7…ネジ、8…スペーサ、9…溝、10…凸部、11…一体に成形された抜き板、12…ポールチップ部、13…突極磁極鉄心、14…継鉄、15…シャフト、16…風穴、17…間隔片、18…巻線、19…絶縁物、20…スタッド、21…巻ガイド、22…モールド成形された溝付きの絶縁物、23…分割式のモールド成形された絶縁物。
Claims (5)
- 回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻する突極形回転子の巻線方法において、回転子鉄心端部に、使用するエナメル丸線の外径寸法と同寸法の−0.02〜+0.1の範囲のピッチに溝を設けた溝付整列巻線用治具と、前記溝付整列巻線用治具と前記回転子鉄心との間に巻線完了後に前記溝付整列巻線用治具を取り外すためのスペーサを取り付けて巻線することを特徴とする突極形回転子の巻線方法。
- 回転子鉄心の突極部にエナメル丸線を整列に直巻する突極形回転子において、前記回転子鉄心は一体に成形された抜き板からなり、前記一体に成型された抜き板のポールチップ部が円周方向に出っ張った形状から更にコイルに接する側の部分のみ円周方向に出っ張った構造としたことを特徴とする突極形回転子。
- 請求項2記載の突極形回転子において、前記回転子鉄心は一体に成形された抜き板からなり、前記回転子鉄心の突極部を貫通したコイル押さえ板およびロートル押さえ板を設け、前記ロートル押さえ板の内径とシャフトとの間隔を所定間隔以下として、前記コイル押さえ板と前記ロートル抜き板を溶接し、ロートル押さえ板に有効な磁束を流す構造としたことを特徴とする突極形回転子。
- 請求項3記載の突極形回転子において、ロートル押さえ板とシャフトを溶接し、ロートル押さえ板に有効な磁束を流す構造としたことを特徴とする突極形回転子。
- 請求項2記載の突極形回転子において、前記回転子鉄心は一体に成形された抜き板からなり、前記回転子鉄心の突極部間の内径側に風穴と前記回転子鉄心の突極部を貫通したコイル押さえ板を設け、更に前記風穴の隣接する風穴間に回転子鉄心を固定するリベットを挟むように、間隔片を設けたことを特徴とする突極形回転子。
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