JP2009194505A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の原稿束のうち、原稿束毎に機能提供の設定をすることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の原稿を順次給送する自動原稿給送手段604を備える画像形成装置100において、所定数の原稿を示す原稿束毎に、提供可能な機能を示す機能項目の選択を受け付ける機能項目受付手段602と、給送される複数の原稿のうち、連続して同一の原稿特性を有する所定数の原稿を一の原稿束として判別する原稿束判別手段605と、判別された原稿束毎に、上記機能項目受付手段602より受け付けた機能項目に対応して機能提供を実行する機能提供手段610とを備えることを特徴とする画像形成装置100を提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、複数の原稿束のうち、原稿束毎に機能提供の設定をすることが可能な画像形成装置に関する。
近年、複数の原稿を順次給送する自動原稿給送装置(ADF)を装着した画像形成装置が登場するようになり、ユーザに対する利便性が向上してきている。ユーザは複数の原稿を自動原稿給送装置に載置するだけで、自動原稿給送装置がその原稿を順次給送し、画像読取部によって原稿の画像データを順次読み取るため、ユーザが原稿台に原稿を一枚ずつ載置する必要がなく、画像形成に関する業務を迅速に遂行させることが可能となってきている。
通常、所定枚数の原稿からなる原稿束毎に、原稿のサイズや内容、種類が異なることが多いため、自動原稿給送装置が複数の原稿を読み取る場合、原稿束相互の区切りを検出することは、極めて重要なことである。上記区切りを検出する方法として、例えば、区切りとなる原稿の順番を自動原稿給送装置に入力したり、区切りを示す区切りシートを原稿束間に挿入してその区切りシートを自動原稿給送装置に検出させる方法が採用されていた。
しかしながら、上記方法では、ユーザが予め所定の作業を行なう必要があり、その作業には手間や時間が掛かるため、自動原稿給送装置を利用しているにも関わらず、迅速に業務遂行ができないという問題があった。また、上記作業では、ユーザの入力ミスや画像形成装置による区切りシートの誤認が生じる場合があり、二次的な問題が発生する可能性があった。
上記問題を解決するために、特開平7−192109号公報(特許文献1)には、文字や図形が記載された原稿を読み取って画像データに変換するスキャナと、このスキャナに対し複数の原稿を順次給送する自動原稿給送装置と、読み取った画像データを記憶媒体に記憶する記憶装置と、記憶された画像データを希望の検索条件によって検索する検索手段と、検索された画像データを表示する表示装置と、その画像データを印刷する印刷装置とを備えた電子ファイル装置において、上記スキャナによって順次読み取られる複数の各原稿の画像データから各原稿の向きを検出する原稿方向検出手段と、この原稿方向検出段により検出された原稿の向きが直前の原稿の向きと異なる原稿を検出して文書の区切りを認識する区切り認識手段と、この区切り認識手段が認識した文書の区切り毎に、それ以後の同じ向きの各原稿の画像データをそれまでの原稿の画像データとは別文書として上記記憶装置に登録させる文書登録制御手段とを設けたことを特徴とする電子ファイル装置が開示されている。上記構成により、特別な区切りシートを用いること無く、複数の文書の区切りを自動的に識別して文書別に一括登録することが出来るとしている。
特開平7−192109号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、原稿束毎に画像データを一括登録(記憶)させることが出来るものの、原稿束の画像データに対して機能提供の設定を行うことが出来ないという問題がある。そのため、例えば、最初に読み取らせる原稿束の画像データには、所定の送信先にファクシミリ送信を実行させ、次に読み取らせる原稿束の画像データには、コピーを実行させたい場合、一度、二つの原稿束の読み取りを完了させてから、読取作業とは別個に機能提供の設定を行なうか、最初の原稿束に対して、その読み取りとファクシミリ送信機能とを実行させた後に、次の原稿束に対して画像読取とコピー機能提供とを実行させる、すなわち、原稿束毎に別個に作業を行なう必要があり、煩わしい作業が伴うという問題がある。
さらに、複数の原稿束を読み取らせる場合、一度読み取らせた原稿束の画像データを組み合せて一の機能提供を実行させたいというユーザ側の要望がある。例えば、3種類の原稿束があり、最初の原稿束と3番目の原稿束とには、コピーを実行させ、2番目の原稿束と3番目の原稿束とには、ファクシミリ送信を実行させる場合、上記技術では、3番目の原稿束の画像データを重複して利用するにも関わらず、コピーの設定時にもファクシミリ送信の設定時にも、重複して3番目の原稿束を画像形成装置に読み取らせるか、一度、全ての原稿束の画像データを登録した後に、個々の原稿束に対して機能提供の設定をおこなわなければならないという問題がある。そのため、余計な作業が生じることとなり、自動原稿給送装置を利用しているにもかかわらず、業務遂行が円滑に進まないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、複数の原稿束のうち、原稿束毎に機能提供の設定をすることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、複数の原稿を順次給送する自動原稿給送手段を備える画像形成装置において、所定枚数の原稿を示す原稿束毎に、提供可能な機能を示す機能項目の選択を受け付ける機能項目受付手段と、給送される複数の原稿のうち、連続して同一の原稿特性を有する所定数の原稿を一の原稿束として判別する原稿束判別手段と、判別された原稿束毎に、上記機能項目受付手段より受け付けた機能項目に対応して機能提供を実行する機能提供手段とを備える。なお、上記原稿束は、例えば、原稿一枚であっても原稿束判別手段が原稿束と判別すれば、当該原稿束とされる。
提供可能な機能は、例えば、コピー機能、ファクシミリ送信機能、プリント機能、スキャン機能、ネットワークスキャン機能、メモリ機能、後処理機能等が適用される。上記ネットワークスキャン機能とは、PC等にて加工可能な画像データを、ネットワーク上で接続されているPC等に送信する機能のことである。また、メモリ機能とは、読み取った画像データを所定のデータ量で保存しておく機能のことであり、後処理機能とは、印刷されたシートに、パンチ、ステープル、製本処理等を施す機能のことである。
機能項目の選択を受け付ける方法は、例えば、画像形成装置に備えられたタッチパネルやキーボード等を採用することができる。もちろん、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピューターから所定の機能項目の選択を受信しても構わない。
原稿特性は、原稿の向き、厚み、色、サイズ、紙質、表面粗さ、平滑性、艶、電気抵抗値、含水率、印字率のうち、少なくとも一つを含むことができ、例えば、原稿特性として原稿の向きを指定した場合、その向きを検知する原稿向き検知センサを採用して、原稿束を判別する。他の原稿特性についても同様である。
さらに、上記原稿束判別手段により判別された原稿束の画像データ毎に、その原稿束が読み取られた際の順番を示す順番情報を付加する情報付加手段と、上記順番情報を付加された原稿束の画像データを記憶する画像データ記憶手段とを備え、上記機能項目受付手段は、読み取る原稿束の順番情報毎に、機能項目の選択を受け付け、上記機能提供手段は、受け付けた機能項目に対応する原稿束の順番情報に基づいて、画像データ記憶手段から原稿束の画像データを取得し、機能提供を実行するよう構成することができる。
順番情報は、例えば、数字、文字、図形、記号等の順番を示す情報であれば、いずれかを採用することができる。
さらに、上記機能提供手段より実行されたコピー機能毎に、当該コピー機能に対応する印刷物を整列する整列手段を備えるよう構成することができる。
印刷物を整列する方法は、例えば、従前の印刷物に対して所定の幅だけ平行移動させて出力する方法や、印刷物毎に、その印刷物の向きを変更して出力する方法等を採用することができる。
さらに、上記機能提供手段により機能提供された原稿束の順番情報と、その順番情報に対して受け付けられた機能項目とを履歴情報として関連付けて記憶する履歴手段を備え、上記機能項目受付手段は、機能項目とともに、記憶された履歴情報の選択を受け付けるよう構成することができる。
本発明の画像形成装置によれば、原稿束毎に、提供可能な機能を示す機能項目の選択を受け付け、給送される複数の原稿のうち、連続して同一の原稿特性を有する所定数の原稿を一の原稿束として判別し、判別された原稿束毎に、受け付けた機能項目に対応して機能提供を実行するよう構成している。
これにより、ユーザは、複数の原稿束に対して機能項目の選択・設定を予め行なうことができるとともに、一度、その選択・設定を行なえば、連続して画像形成に関する処理を実行させることが可能となる。そのため、従来より行なわれていた煩わしい作業、すなわち、原稿束毎に別個に行なわれていた画像読取作業や機能提供の設定作業が解消されるとともに、ユーザの画像形成に関する業務を円滑に遂行することが可能となる。
また、読み取る原稿束の順番情報毎に、機能項目の選択を受け付け、読み取った原稿束の画像データ毎に、その順番情報を付加し、機能提供の際は、当該順番情報に基づいて、原稿束の画像データを取得し、機能提供を実行するよう構成することができる。
これにより、ユーザは、例えば、原稿束の順番情報を組み合せた項目に、機能項目の選択・設定を行なうことができ、さらに、一の順番情報に異なる機能項目を選択・設定したとしても、一度読み取った原稿束の画像データを利用して機能提供するため、原稿束の画像データを有効活用できるとともに、余計な作業が解消される。その結果、ユーザの画像形成に関する業務を円滑に遂行するとともに、ユーザに対する利便性がさらに向上する。
また、受け付けたコピー機能項目毎に、当該コピー機能に対応する印刷物を整列するよう構成することができる。
これにより、ユーザは、選択したコピー機能項目に対応する印刷物を容易に識別することが可能となる。そのため、例えば、複数の原稿束に対してコピー機能を実行させる必要がある場合、出力される印刷物相互を容易に識別可能であるため、複数の印刷物を仕分けする必要がなく、各印刷物に伴う配布等も迅速に進めることが可能となる。
また、機能提供された原稿束の順番情報と、その順番情報に対して受け付けられた機能項目とを履歴情報として関連付けて記憶し、機能項目とともに記憶された履歴情報の選択を受け付けるよう構成することができる。
これにより、一度選択した原稿束の順番情報に対応する機能項目の設定を容易かつ迅速に、再度、選択・設定することが可能となる。そのため、原稿束毎に設定した機能項目は適正だったものの、出力に供する紙が適正でなかった等のトラブルが発生した場合や再度同一の原稿束の順番情報に対して機能項目設定を行ないたい場合等は、直ちに過去の設定を再現することが可能となり、ユーザの利便性を損なうことなく画像形成装置を機動的に対応させることが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。また、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベット「S」はステップを意味する。
以下に、本発明に係る画像形成装置について説明する。
図1は、折り装置と製本装置とが接続された画像形成装置の概略模式図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
なお、本発明の画像形成装置は、例えばプリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピーサービス、スキャナサービス、ファクシミリサービス、プリンタサービス等を備えた画像形成装置として機能する。以下に、例えば原稿を連続して読み込ませてからコピーサービスを利用する場合の複合機100の動作を簡単に説明する。
ユーザが、例えば複数の原稿Pのコピーサービスを実現する場合、コピーサービスを別個に実現したい所定数の原稿を、原稿束として仕分けし、複合機100に備えられている自動原稿給送装置101の載置台101aに、原稿束毎にその方向を替えて載置する。
上記自動原稿給送装置101は、図2Aに示すように、プラテンカバー201の内部に形成された原稿搬送路202と、プラテンカバー201の内部に備えられたピックアップローラ203と、搬送ローラ204A、204B等で構成される。この自動原稿給送装置101は、載置台101aに載置された複数の原稿から1枚ずつ原稿をピックアップローラ203で搬送路内202に引き出し、搬送ローラ204Aによって引き出した原稿を、読取位置Xを通過させて、搬送ローラ204Bにより排紙台205に排紙する。読取位置Xを通過する時に原稿は画像読取部103にて読み取られる。
また、ピックアップローラ203から読取位置Xまでの間、例えば、図2B1に示すように、ピックアップローラ203近傍には、原稿搬送路上202の原稿が搬送される面上で、かつ当該原稿が搬送される方向(原稿に対して縦方向ともいう、以下、F方向とする)に対して垂直方向(原稿に対して横方向ともいう)に、所定の間隔毎に所定数の原稿接触センサ206(以下、原稿方向探知センサという)が設けられている。上記所定の間隔は、所定の方向(縦方向、横方向)に載置させた定形用紙(A4、A5等)が一枚原稿搬送路上202に搬送されると、その用紙の隅に対応する2箇所の原稿接触センサ206が接触するように設けられている。
例えば、横方向に載置された定型用紙サイズB5が搬送されると、図2B2に示すように、原稿接触センサ206のうち、横方向に載置させたB5用紙の隅で、かつF方向に対して右側に位置する原稿接触センサ206aと、左側に位置する原稿接触センサ206bとが接触される。上記2箇所の原稿接触センサ206a、206bの接触信号によって、載置された原稿の方向が横方向であると判別される。また、例えば、横方向に載置させたB5用紙を搬送させた際に、その横B5用紙に対応する2箇所の原稿接触センサ206a、206b以外の原稿接触センサ206cが不可避的に接触する場合は、横B5用紙に対応する原稿接触センサ206a、206bに、その原稿接触センサ206cを含め、これらの原稿接触センサ206a、206b、206cの接触信号によって、原稿の方向が横方向であると判別される。なお、判別の際に基準となる、接触信号を発する特定の原稿接触センサと、その接触信号に対応する特定の原稿の方向とを関連付けたテーブルが、後述する原稿方向情報記憶手段に記憶される。
さて、ユーザが、複数の原稿束を載置台101aに載置した後、載置台101aとは別の原稿台101b近傍に設けられた操作部102から原稿連続読込に対応したコピーサービスに関する設定を入力する。この操作部102には、複合機100が提供する機能に関連する複数の機能項目、原稿連続読込に関する設定項目が画面に表示されており、ユーザの選択によって、その機能項目等の設定の入力が行なわれる。
設定の入力が終了後、ユーザは操作部102に設けられたスタートキーを押下して、複合機100に印刷処理を開始させる。印刷処理が開始されると、自動原稿給送装置101が複数の原稿束から一枚ずつ原稿を読取位置Xに搬送し、画像読取部103において、光源104から照射された光が、搬送された一枚の原稿に読取位置Xで反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は撮像素子108により光電変換されて、原稿Pの画像が、基本的な補正処理、画質処理、圧縮処理等を施され、画像データとなる。なお、画像データは、複合機100の通信部に接続されたケーブル109を介して他機から当該複合機100に受信される場合もある。
さて、画像データが生成されると、複合機に設けられたメモリに一時記憶され、さらに画像形成の対象となる画像データは、伸張処理を施され、画像形成部110に送られ、トナー像として転写されることとなる。画像形成部110には感光体ドラム111が備えられており、当該感光体ドラム111は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器112、露光ユニット113、現像器114、転写器115、クリーニングユニット116などが配置されている。
帯電器112は、感光体ドラム111の表面を一様に帯電させる。露光ユニット113は、帯電された感光体ドラム111の表面に、画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。現像器114は、搬送された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、転写器115により、記録媒体(例えば、シート)に転写される。クリーニングユニット116は、感光体ドラム111の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、感光体ドラム111が回転することにより実行される。
上述したシートは、複合機100に備えられた複数の給紙カセット117から搬送される。搬送される時に、シートはピックアップローラ118により、何れか1つの給紙カセット117から搬送路へ引き出される。上記各給紙カセット117には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、ユーザが入力した設定に基づいてシートが給紙される。
搬送路に引き出されたシートは、搬送ローラ119やレジストローラ120により感光体ドラム111と転写器115の間に送り込まれる。送り込まれると、上記シートは上記転写器115により上記トナー像が転写され、定着装置121に搬送される。尚、搬送ローラ119に搬送されるシートは、複合機に備えられた手差しトレイ122から搬送される場合もある。
トナー像が転写されたシートが、定着装置121に備えられた加熱ローラ123と加圧ローラ124の間を通過すると、そのトナー像に熱と圧力が印加されて、可視像がシートに定着される。加熱ローラ123の熱量は紙種に応じて最適に設定され、上述した定着が適切に行われる。可視像が定着されたシートは、定着装置121を経て排出トレイ125に排出される。
なお、上記定着装置121と排出トレイ125との間には、定着装置121から出力された印刷物が排出トレイ125へ正確に搬送されるよう、印刷物搬送路126が設けられており、その印刷物搬送路126の端部には、図3C1に示すように、印刷物が搬送される面上で、かつ当該印刷物が搬送される方向(以下、P方向とする)に対して垂直方向に、所定の間隔y毎に平行移動する搬送路シフト部材127が設けられている。この搬送路シフト部材127は、所定数の印刷物が排出トレイ125へ出力される際に、所定の間隔だけ平行移動し、図3C2に示すように、複数の印刷物301毎に整列されることとなる。なお、上記所定の間隔は、複数の印刷物相互で認識可能な程度の幅、例えば1cm、3cm、5cm等である。
上記手順により、複合機100はコピーサービスをユーザに提供する。また、複合機100が他のサービスを提供する場合も、画像読取部103と画像形成部110とが駆動して提供する。なお、自動原稿給送装置に備えられたピックアップローラ203等を駆動して原稿を搬送する手段を自動原稿給送手段、画像読取部103を駆動させて自動原稿給送装置101に備えられた読取位置Xから画像読取を行なう手段を画像読取手段、複合機100に備えられた各駆動部を駆動させて各サービスを提供する手段を機能提供手段、通信部を駆動させて他機と通信する手段を通信手段とする(後述する)。
図4は、上記複合機100に備えられた操作部102の外観の一例を示す図である。ユーザは、上記操作部102を用いて、上述のような原稿連続読込についての設定条件等を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。上記設定条件が入力される場合、上記操作部102に備えられたタッチパネル401、操作キー402が用いられる。
上記タッチパネル401には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。すなわち、タッチパネル401上に表示された設定画面内の項目を押下することによって、項目に関連付けられた設定条件が入力される。また、入力された設定条件に連動して項目の背景色が白色から灰色へ変更されるため、項目の背景色によって、入力された設定条件が確認される。
上記タッチパネル401近傍には、所定数の操作キー402が設けられ、例えば、テンキー403、スタートキー404、クリアキー405、ストップキー406、リセットキー407、電源キー408が備えられている。なお、上記テンキー403は、部数や倍率を設定する際に具体的な数字の入力に用いられる。
次に、図5を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図5は、複合機における制御系ハードウェアの概略構成図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、HDD(Hard Disk Drive)504、各駆動部に対応するドライバ505を内部バス506によって接続している。上記CPU501は、例えば、RAM503を作業領域として利用し、上記ROM502、HDD504等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて上記ドライバ505と図示しない操作部102からのデータ、原稿方向検知センサからのデータ、指示を授受し、上記図1乃至4に示した各駆動部の動作を制御する。また、上記駆動部以外の後述する各手段(図6に示す)についても、上記CPU501がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。上記ROM502、HDD504等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
次に図6、図7を参照しながら、本発明に係る複合機100が原稿束毎に機能提供の設定をする手順について説明する。図6は、本発明に係る複合機100の機能ブロック図である。図7は、本発明に係る複合機100の動作を示すためのフローチャートである。
まず、ユーザが、複数の原稿束(ここでは、3束)を、原稿束相互に原稿の向きを変更して、自動原稿給送装置101の載置台101aに載置し、複合機100の電源を投入すると、初期受付手段601が、タッチパネル501上に初期画面(ここでは、図8Dに示すコピー設定画面)を表示する(図6:S101)。
初期画面には、コピーサービスの設定を行なうための通常の項目の他に、「原稿連続読込」ボタン801が表示されている。そこで、ユーザが上記「原稿連続読込」ボタン801を押下すると、機能項目受付手段602が初期画面から原稿束数受付画面に切り換え表示する。
原稿束数受付画面には、図8Eに示すように、原稿束の数の入力を促すメッセージ802と、選択された「原稿連続読込」803と、入力された原稿束の数を示す数表示804と、その数を増加させるための「増加」ボタン805と、減少させるための「減少」ボタン806と、「初期画面へ」ボタン807と、「OK」ボタン808とが表示される。なお、上記「原稿連続読込」803の背景色は灰色で表示される。
ユーザは、原稿束数受付画面を見ながら、原稿束の数「3」と入力し、「OK」ボタン808を押下すると、機能項目受付手段602が、原稿束の数と、その数から生じる組み合せを示す組合せ項目とを関連付けて記憶する組合せ記憶手段603のテーブルを参照して、原稿束の数「3」に対応する組合せ項目を取得する(図6:S102)。
この組合せ記憶手段603のテーブルには、図9Fに示すように、原稿束の数「3」901である場合、その3束の順番から生じる組合せ項目、例えば、「順番1と順番2の原稿束」902、「順番2と順番3の原稿束」903、「順番1と順番3の原稿束」904等が関連付けて記憶されている。そのため、上記組合せ項目を選択することにより、原稿束の順番情報を選択することとなる。さらに、機能項目受付手段602は、取得した組合せ項目が表示された原稿束機能項目受付画面に上記原稿束数受付画面を切り替え表示する。
原稿束機能項目受付画面には、図9Gに示すように、機能項目の入力を促すメッセージ905と、選択された「原稿連続読込」906(803)と、取得した組合せ項目907と、機能項目908と、「ジョブ追加」ボタン909とが表示される。この際、上記組合せ項目907は、ユーザに選択可能に全て表示される。
そこで、ユーザは、表示された組合せ項目907のうち、「順番1と順番3の原稿束」904を押下すると、機能項目受付手段602は、図10Hに示すように、表示された機能項目908近傍に、提供可能な機能を示す機能項目1001を全て表示する(図6:S103)。
さらに、ユーザが表示された機能項目1001のうち、「コピー」1002を押下すると、機能項目受付手段602は、図10Iに示すように、「コピー」1002に関連付けられた詳細項目「自動用紙」1003、「自動濃度」1004、「自動倍率」1005、「白黒」1006を背景色を灰色として表示するとともに、ジョブを追加するかスタートキーを押下するかを促すメッセージ1007と、印刷処理の開始を指示する「スタート」ボタン1008とを表示する(図6:S104)。上記詳細項目は、コピー機能の初期設定条件に該当し、予め複合機に記憶されている条件である。この時点で、機能項目受付手段602は、一の処理、すなわちジョブ1として「順番1と順番3の原稿束」904と「コピー」1002とを受付・設定するとともに、「スタート」ボタン1008を表示するため、原稿束の順番情報に対して機能項目が受付・設定される前に、複合機100が印刷処理を開始することはない。
さらに、ユーザが「ジョブ追加」ボタン909を押下し、ジョブ2として、組合せ項目「順番2と順番3の原稿束」と機能項目「ファクシミリ」、ジョブ3として、組合せ項目「順番1と順番2と順番3の原稿束」と機能項目「コピー」をそれぞれ選択すると、図11Jに示すように、ジョブ1からジョブ3までの組合せ項目と機能項目全て1101が表示される。この時点において、機能項目受付手段602は、上記ジョブ1からジョブ3までの設定条件を全て受付・設定している。
そこで、ユーザが「スタート」ボタン1008を押下すると、機能項目受付手段602が、複数の原稿を順次読み取る旨の信号を自動原稿給送手段604に送信する。すると、自動原稿給送手段604が、原稿方向検知センサ206を作動させるとともに、原稿の給送を開始する(図6:S105)。
一枚原稿が給送されると、原稿方向検知センサ206が、その原稿に対応する接触信号を検知し、その接触信号を原稿束判別手段605に送信する。原稿束判別手段605は、受信した接触信号と、原稿方向情報記憶手段606のテーブルとに基づいて、給送された原稿の方向を判別する(図6:S106)。判別された結果は、一時原稿束判別手段605に記憶されることとなる。
方向が判別された原稿が自動原稿給送装置101の読取位置Xまで搬送されると、画像読取手段607が、その原稿の画像を画像データとして読み取る(図6:S107)。読み取られた画像データは、情報付加手段608に送られ、一時記憶されることとなる。
さて、さらに次の原稿が自動原稿給送手段604により給送されると、上記と同様に、原稿束判別手段605が、その原稿の方向を判別し、前に記憶された原稿の方向と比較する(図6:S108→S109)。
比較した結果、原稿束判別手段605が、次の原稿の方向は前の原稿の方向と同一方向を有していると判別すると、次の原稿は従前の原稿と同一の原稿束に属すると認識し、その旨を情報付加手段608に送信する(図6:S110YES→S111)。すると、画像読取手段607により読み取られた次の原稿の画像データは、情報付加手段608により、前の原稿の画像データと同じクラスの画像データとして、一時記憶されることとなる(図6:S112)。
さらに、未だ原稿が載置台に存在する場合、さらに自動原稿給送手段604がその原稿を搬送する(図6:S113NO→S108)。
一方、原稿束判別手段605が、次の原稿と前の原稿との方向を比較した結果、次の原稿の方向は前の原稿の方向と異なる方向を有していると判別すると、次の原稿は従前の原稿と異なる原稿束に属すると認識し、その旨を情報付加手段608に送信する(図6:S110NO→S114)。すると、情報付加手段608は、前の原稿の画像データに、読み取った原稿束の順番である順番情報「順番1」を付加し、その画像データと「順番1」とを関連付けて画像データ記憶手段609に記憶させる(図6:S115)。さらに、画像読取手段607により読み取られた次の原稿の画像データは、情報付加手段608に、一時記憶されることとなる(図6:S116)。なお、方向の異なる次の原稿の画像データが、画像データ記憶手段609に記憶される場合、すなわち、3番目の原稿束の最初の原稿が搬送され、その方向が異なると認識された場合には、情報付加手段608により「順番2」を付加されることとなる。
このような処理を、載置された原稿全てについて実行される(図6:S113)。
さて、自動原稿給送装置101のピックアップローラ203を所定回数回転させても、原稿方向検知センサ206が原稿の接触を検知しない場合、すなわち、載置台101aに原稿が存在しない場合、情報付加手段608が、一時記憶されている画像データに、原稿束の最後の順番情報「順番3」を付加して、その画像データを画像データ記憶手段609に記憶する(図6:S113YES→S117)。
次に、情報付加手段608が、最後の原稿束の画像データが記憶された旨を機能提供手段610に送信し、機能提供手段610が、機能項目受付手段602から設定条件を取得し、その設定条件に従って、原稿束毎に機能提供を開始する(図6:S118)。
具体的には、ジョブ1の「順番1と順番3の原稿束 コピー」に対して、機能提供手段610が、「順番1」と「順番3」とに対応する原稿束の画像データを画像データ記憶手段609から取得し、その画像データを利用してコピー機能を実行する。後のジョブ2「順番2と順番3の原稿束 ファクシミリ」と、ジョブ3「順番1と順番2と順番3の原稿束 コピー」とに対しても同様の手順によって機能提供される。なお、ファクシミリ送信機能に関しては、機能提供手段610が、所定の画像データと、所定の送信先等とを通信手段611に送信して実現される。また、ジョブ毎に出力される印刷物は、整列手段612が、印刷物シフト部材127を、各ジョブに対応して所定の間隔平行移動することにより、ジョブ単位の印刷物であることが認識可能となるように仕分けされることとなる。
機能提供手段610が、全ての機能提供を終了すると、受け付けた設定条件を履歴手段613に送信し、履歴手段613は、その設定条件を一時履歴情報として記憶する(図6:S119)。
さて、初期受付手段601が初期画面を表示し、ユーザが再度「原稿連続読込」801を押下すると、機能項目受付手段602が、原稿束数受付画面を表示するとともに、履歴手段613を参照し、履歴情報が記憶されている場合には、図11Kに示すように、その原稿束数受付画面に「履歴」ボタン1102と、履歴情報に対応する設定条件1103とを表示する(図6:S120)。
ここで、例えば、ユーザが「履歴」ボタン1102を押下すると、機能項目受付手段602が履歴手段613に記憶された設定条件を読み取り、その設定条件を受け付けることとなる。さらに「OK」ボタン808が押下されると、上記設定条件に基づいて、各手段が処理を実行することとなる。
このように、原稿束毎に、提供可能な機能を示す機能項目の選択を受け付け、給送される複数の原稿のうち、連続して同一の原稿特性を有する所定数の原稿を一の原稿束として判別し、判別された原稿束毎に、受け付けた機能項目に対応して機能提供を実行するよう構成している。
これにより、ユーザは、複数の原稿束に対して機能項目の選択・設定を予め行なうことができるとともに、一度、その選択・設定を行なえば、連続して画像形成に関する処理を実行させることが可能となる。
また、読み取る原稿束の順番情報毎に、機能項目の選択を受け付け、読み取った原稿束の画像データ毎に、その順番情報を付加し、機能提供の際は、当該順番情報に基づいて、原稿束の画像データを取得し、機能提供を実行するよう構成することができる。
これにより、ユーザは、例えば、原稿束の順番情報を組み合せた項目に、機能項目の選択・設定を行なうことができ、さらに、一の順番情報に異なる機能項目を選択・設定したとしても、一度読み取った原稿束の画像データを利用して機能提供するため、原稿束の画像データを有効活用できるとともに、余計な作業が解消される。
また、受け付けたコピー機能項目毎に、当該コピー機能に対応する印刷物を整列するよう構成することができる。
これにより、ユーザは、選択したコピー機能項目に対応する印刷物を容易に識別することが可能となる。そのため、例えば、複数の原稿束に対してコピー機能を実行させる必要がある場合、出力される印刷物相互を容易に識別可能であるため、複数の印刷物を仕分けする必要がなく、各印刷物に伴う配布等も迅速に進めることが可能となる。
また、機能提供された原稿束の順番情報と、その順番情報に対して受け付けられた機能項目とを履歴情報として関連付けて記憶し、機能項目とともに記憶された履歴情報の選択を受け付けるよう構成することができる。
これにより、一度選択した原稿束の順番情報に対応する機能項目の設定を容易かつ迅速に、再度、選択・設定することが可能となる。そのため、原稿束毎に設定した機能項目は適正だったものの、出力に供する紙が適正でなかった等のトラブルが発生した場合や再度同一の原稿束の順番情報に対して機能項目設定を行ないたい場合等は、直ちに過去の設定を再現することが可能となる。
なお、本発明の実施形態における機能項目受付手段602と情報付加手段608と機能提供手段610は、原稿束が読み取られる際の順番を示す順番情報に基づいて、原稿束の画像データを特定し処理するよう構成したが、他の構成によって、原稿束の画像データを特定・処理するよう構成しても構わない。
例えば、原稿特性である、原稿の向き、厚み、色、サイズ、紙質、表面粗さ、平滑性、艶、印字率等を検知可能となるセンサを自動原稿給送装置101に備え、その検知可能な原稿特性に対して、原稿束毎に機能項目を受け付ける機能項目受付手段602と、検知された原稿特性に対応する原稿束の画像データ毎に、その原稿特性を付加する情報付加手段608と、受け付けた機能項目に対応する原稿束の原稿特性に基づいて、機能提供を実行する機能提供手段610とを備えるよう構成しても構わない。
上記構成により、原稿束の読み取らせる順番に制限されることなく、様々な原稿束の原稿特性に対して機能項目の選択・設定することが可能となる。そのため、例えば、ユーザによる順番の数え間違い等のトラブルが発生したとしても、指定された原稿特性に対して機能提供を実行するため、出力ミスを出来るだけ防止することが可能となる。
また、本発明の実施形態における機能項目受付手段602は、複数の原稿を順次給送する前に、機能項目の選択を受け付けたが、複数の原稿を順次給送した後であっても、その途中であっても、構わない。
また、本発明の実施形態における原稿束判別手段605は、給送される複数の原稿のうち、連続して同一の原稿の向きを有する所定数の原稿を一の原稿束として判別するよう構成したが、もちろん、他の原稿特性を採用しても構わない。原稿特性として、サイズ、厚み、色、紙質、表面粗さ、平滑性、艶、電気抵抗値、含水率、印字率等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。なお、他の原稿特性を採用する場合、その原稿特性に対応したセンサを利用する必要があることは言うまでもない。
また、本発明の実施形態における原稿の向きを検知することによって、所定数の原稿を一の原稿束として判別するよう構成したが、例えば、画像読取手段が読み取った画像データの印字率に基づいて白紙を検知可能とする白紙検知手段を設けて、白紙を境に一の原稿束を判別するよう構成しても構わない。もちろん、白紙に代えて、または白紙とともに所定のカラー用紙を境にしても構わない。また、画像読取手段が読み取った画像データのうち、所定のインクまたはシール等のマークを判別するマーク判別手段を設けて、そのマークを境に一の原稿束を判別するよう構成しても構わない。
また、本発明の実施形態における原稿の向きを検知する方法は、自動原稿給送装置101のピックアップローラ203近傍で、かつF方向に対して垂直方向に、所定の間隔で所定数の原稿方向検知センサ206を備え、特定の原稿方向検知センサの信号により、原稿の向きを検知するよう構成したが、他の検知方法を採用しても構わない。例えば、上記原稿方向検知センサ206に代えて、原稿のサイズを検知可能なラインセンサを所定の位置に備え、ラインセンサが検知するサイズにより、原稿の向きを検知するよう構成することができる。上記構成により、原稿の向きをより厳密に検知することが可能となり、向きの誤認を最小限に抑えることが可能となる。なお、上記ラインセンサは、他の原稿特性を検知する際にも採用しても構わない。
また、本発明の実施形態における機能項目受付手段602は、組合せ記憶手段603のテーブルを参照して、原稿束の順番情報が示された組合せ項目を受け付け、その組合せ項目に対して機能項目を受け付けるよう構成したが、原稿束に対して機能項目を受け付ける構成であれば、他の態様を採用しても構わない。
また、本発明の実施形態における整列手段612は、印刷物搬送路126の端部に印刷物シフト部材127を設け、原稿束のコピー機能毎に、当該コピー機能に対応する印刷物を整列するよう構成したが、他の方法により、印刷物を整列しても構わない。例えば、受け付けたコピー機能に対応する印刷物毎に、その印刷物の向きを変更して出力する方法等を採用することができる。向きを変更して出力する方法は、例えば、予め給紙トレイに通常のシートの向きと比較して、向きの異なるシートを収納しておき、読み取った画像データの向きを変更して、その向きの異なるシートに画像形成して、実現することができる。
また、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。上記構成では、上記プログラムを複合機100に読み出させ、その複合機100が上記各手段を実現する。その場合、上記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる記憶方法として提供することも可能である。
また、本発明の実施形態では、コピーサービスとファクシミリサービスとに関して採用したが、例えば、スキャナサービス、プリンタサービス、ネットワークスキャンサービス後処理サービス等にも採用することができる。
以上のように、本発明に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、複合機等に有用であり、複数の原稿束のうち、原稿束毎に機能提供の設定をすることが可能な画像形成装置として有効である。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る自動原稿給送装置とその載置台を示す概念図である。 本発明に係る印刷物シフト部材を示す概念図である。 本発明に係る操作部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第一の図である。 本発明の実施形態の組合せ項目が記憶されたテーブルとタッチパネル上に表示された画面との一例を示す第二の図である。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第三の図である。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された画面の一例を示す第四の図である。
符号の説明
100 複合機
101 自動原稿給送装置
127 印刷物シフト部材
206 原稿方向検知センサ
401 タッチパネル
601 初期受付手段
602 機能項目受付手段
603 組合せ記憶手段
604 自動原稿給送手段
605 原稿束判別手段
606 原稿方向情報手段
607 画像読取手段
608 情報付加手段
609 画像データ記憶手段
610 機能提供手段
611 通信手段
612 整列手段
613 履歴手段

Claims (5)

  1. 複数の原稿を順次給送する自動原稿給送手段を備える画像形成装置において、
    所定数の原稿を示す原稿束毎に、提供可能な機能を示す機能項目の選択を受け付ける機能項目受付手段と、
    給送される複数の原稿のうち、連続して同一の原稿特性を有する所定数の原稿を一の原稿束として判別する原稿束判別手段と、
    判別された原稿束毎に、上記機能項目受付手段より受け付けた機能項目に対応して機能提供を実行する機能提供手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. さらに、上記原稿束判別手段により判別された原稿束の画像データ毎に、その原稿束が読み取られた際の順番を示す順番情報を付加する情報付加手段と、
    上記順番情報を付加された原稿束の画像データを記憶する画像データ記憶手段とを備え、
    上記機能項目受付手段は、読み取る原稿束の順番情報毎に、機能項目の選択を受け付け、
    上記機能提供手段は、受け付けた機能項目に対応する原稿束の順番情報に基づいて、画像データ記憶手段から原稿束の画像データを取得し、機能提供を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. さらに、上記機能提供手段より実行されたコピー機能毎に、当該コピー機能に対応する印刷物を整列する整列手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. さらに、上記機能提供手段により機能提供された原稿束の順番情報と、その順番情報に対して受け付けられた機能項目とを履歴情報として関連付けて記憶する履歴手段を備え、
    上記機能項目受付手段は、機能項目とともに、記憶された履歴情報の選択を受け付けることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 原稿特性は、原稿の向き、厚み、色、サイズ、紙質、表面粗さ、平滑性、艶、電気抵抗値、含水率、印字率のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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