JP2009191099A - 導電性接着シート及びそれを備えた配線板、導電性接着シートの製造方法 - Google Patents

導電性接着シート及びそれを備えた配線板、導電性接着シートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】位置決め及び接着処理を高精度且つ容易に行うことを可能にする。
【解決手段】導電性接着シート1は、フィルム状に形成された導電性接着剤層2と、導電性接着剤層2の一方面に形成され、タック性を備えたタック性樹脂層3とを有している。さらに、導電性接着シート1は、導電性接着剤層2およびタック性樹脂層3を挟持した第1離型シート4および第2離型シート5を有している。導電性接着剤層2は、等方導電性接着剤および異方導電性接着剤の何れかの接着剤により形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板に接着される導電性接着シート及びそれを備えた配線板、導電性接着シートの製造方法に関するものである。
従来、導電性接着シートは、異方性導電材料により形成されていたり(特許文献1・2等)、等方性導電材料により形成されている(特許文献3等)。異方性導電材料により形成された導電性接着シートは、例えば、ステンレス製の補強板と回路基板との間に介装されることによって、回路基板と補強板とを導通状態にして電磁シールド効果を補強板に発揮させることを可能にしている。さらに、等方性導電材料により形成された導電性接着シートは、回路基板に接着されたシート自体にも電磁シールド効果を発揮させることを可能にしている。
特開2000−195899号公報 特開2003−133674号公報 特開2007−189091号公報
しかしながら、上記従来の導電性接着シートは、貼り合わせ工程において回路基板や補強板に対して滑り易いという問題を有している。これにより、従来の導電性接着シートを回路基板や補強板の所定位置に位置決めした後接着する際に、位置ずれを起こし易いことから、位置決め及び接着処理を高精度且つ容易に行えることが望まれている。
そこで、本発明の目的は、位置決め及び接着処理を高精度且つ容易に行うことを可能にする導電性接着シート及びそれを備えた配線板、導電性接着シートの製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の導電性接着シートは、フィルム状に形成された導電性接着剤層と、前記導電性接着剤層の少なくとも一方面に形成され、タック性を備えたタック性樹脂層とを有する構成にされている。
上記の構成によれば、導電性接着シートのタック性樹脂層を回路基板等の対象物に接触させると、タック性を有したタック性樹脂層が対象物に付着するため、導電性接着シートを対象物の所定位置に位置決めした状態に維持させることができる。これにより、例えば、導電性接着シートを対象物の所定位置に位置決めした後、両者を加熱及び加圧して接着するという一連の接着処理を行う際に、導電性接着シートが対象物に付着して位置決め状態を維持するため、所定位置に高精度に接着することができると共に、導電性接着シートを位置ずれさせないようにするための特別の器具や操作が不要であるため、容易に接着を行うことができる。
本発明の導電性接着シートにおいて、前記タック性樹脂層の厚みが、0.1μm〜10μmの範囲に設定された構成にされていてもよい。
上記の構成によれば、確実なタック性を確保しながら、タック性樹脂層の加熱及び加圧時におけるレジンフローによる汚れの発生を防止することができる。さらに、タック性樹脂層は、上記記載のとおり薄膜であるため、タック性樹脂層による導電性接着剤層の導電性の性能低下を防止し、接着条件によっては導電性を向上させることもできる。
本発明の導電性接着シートにおいて、前記導電性接着剤層のガラス転移点の温度が、前記タック性樹脂層のガラス転移点の温度よりも高い構成にされていてもよい。
上記の構成によれば、導電性接着シートを加熱したときに、タック性樹脂層のタック性樹脂が導電性接着剤層の導電性接着剤樹脂よりも早期に柔らかくなって流動性が高まることから、接着条件によっては導電性を向上させることができる。
本発明の導電性接着シートにおいて、前記タック性樹脂層は、前記導電性接着剤層をタック性を失わない状態で露出させるように形成されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、タック性樹脂層により導電性接着シートのタック性が確保されると共に、例えば、縞模様等のように、タック性樹脂層が導電性接着剤層をタック性を失わない状態で露出させるように形成されているため、タック性樹脂層を対象物に貼り合わせしたときの隙間に存在する空気を容易に外部に排出することができる。これにより、空気の残存による導電性及び密着力の低下要因を低減することができる。
本発明の導電性接着シートにおいて、前記導電性接着剤層は、多数の導電性粒子と、これら導電性粒子を分散したバインダーとを有しており、前記タック性樹脂層は、タック性樹脂のフィルムを前記導電性接着剤層に貼り合わせすることにより形成されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している場合であっても、タック性樹脂のフィルムが導電性接着剤層に貼り合わせされることによって、タック性樹脂層が導電性粒子を覆うような状態で形成される。これにより、バインダーから露出した導電性粒子による摩擦低下、即ち、タック性樹脂層のタック性の低下を充分に防止することができる。
本発明の配線板は、補強板と、回路パターンが形成された回路基板と、前記補強板と前記回路基板との間に配置され、前記回路基板に前記タック性樹脂層が当接した後加圧および加熱することにより接着された前記本発明の導電性接着シートとを有する構成にされている。
上記の構成によれば、タック性を備えた導電性接着シートにより高精度に位置決めされた補強板と導電性接着シートと回路基板とを備えた配線板を得ることができる。
本発明の導電性接着シートの製造方法は、第1離型シートに導電性接着剤を塗工することにより導電性接着剤フィルムを形成する工程と、第2離型シートにタック性樹脂を塗工することによりタック性樹脂フィルムを形成する工程と、前記導電性接着剤フィルムと前記タック性樹脂フィルムとを圧接する工程とを有する構成にされている。
上記の構成によれば、導電性接着シートを容易に製造することができる。具体的には、第1および第2離型シートによって、加工のハンドリング性が向上し、加圧加工の際のクッション材として機能させることができる。さらに、例えば、導電性接着剤層が導電性粒子とバインダーとを含む構成の場合において、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している場合であっても、タック性樹脂フィルムが導電性接着シートに貼り合わせされることによって、タック性樹脂層が導電性粒子を覆うような状態で形成される。これにより、バインダーから露出した導電性粒子による摩擦低下、即ち、タック性樹脂層のタック性の低下を充分に防止することができる。
本発明の導電性接着シートの製造方法は、第1離型シートにタック性樹脂層を塗工することによりタック性シートを形成する工程と、第2離型シートにタック性樹脂層および導電性接着剤層を塗工することにより導電性シートを形成する工程と、前記導電性シートと前記タック性シートとを張り合せする工程とを有する構成にされている。
上記の構成によれば、タック性樹脂層が上下2層の導電性接着シートを容易に製造することができる。具体的には、第1および第2離型シートによって、加工のハンドリング性が向上し、加圧加工の際のクッション材として機能させることができる。さらに、例えば、導電性接着剤層が導電性粒子とバインダーとを含む構成の場合において、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している場合であっても、タック性樹脂フィルムが導電性接着シートの上下となる両面にそれぞれ貼り合わせされることによって、タック性樹脂層の導電性粒子を両側から覆うような状態で形成される。これにより、バインダーから露出した導電性粒子による摩擦低下、即ち、タック性樹脂層のタック性の低下を充分に防止することができる。
本発明の実施形態に係る導電性接着シートについて図1ないし図3に基づいて説明する。
(全体構成)
図1に示すように、導電性接着シート1は、フィルム状に形成された導電性接着剤層2と、導電性接着剤層2の一方面に形成され、タック性を備えたタック性樹脂層3とを有している。さらに、導電性接着シート1は、導電性接着剤層2およびタック性樹脂層3を挟持した第1離型シート4および第2離型シート5を有している。導電性接着剤層2は、等方導電性接着剤および異方導電性接着剤の何れかの接着剤により形成されている。
上記の構成によれば、図3の仮止め工程に示すように、導電性接着シート1のタック性樹脂層3を対象物である回路基板6に接触させると、タック性を有したタック性樹脂層3が回路基板6に付着するため、導電性接着シート1を回路基板6の所定位置に位置決めした状態に維持させることができる。これにより、図3の接着工程に示すように、導電性接着シート1を回路基板6の所定位置に位置決めした後、両者を加熱及び加圧して接着するという一連の接着処理を行う際に、導電性接着シート1が回路基板6に付着して位置決め状態を維持するため、所定位置に高精度に接着することができる。さらに、導電性接着シート1を位置ずれさせないようにするための特別の器具や操作が不要であるため、容易に接着を行うことができる。
(導電性接着剤層2)
導電性接着シート1の導電性接着剤層2は、導電性接着剤により形成されている。導電性接着剤は、導電性粒子とバインダー(エポキシ樹脂等)との混合体として形成されている。即ち、導電性接着剤層2は、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂または熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合樹脂に導電性粒子を分散させたものである。導電性接着剤の電気的な接続は、バインダー内の導電性粒子が連続的に機械的に接触することにより実現され、バインダーの接着力により保持される。
導電性接着剤は、等方導電性および異方導電性の何れかの接着剤により形成されている。等方導電性接着剤は、従来のはんだと同様の電気的性質を有している。従って、等方導電性接着剤で導電性接着剤層2が形成された場合には、厚み方向および幅方向、長手方向からなる三次元の全方向に電気的な導通状態を確保可能な導電性接着シート1とすることができる。一方、異方導電性接着剤は、例えば樹脂被覆導電性粒子を分散して有することによって、加熱加圧方向のみに導通する性質を有している。従って、異方導電性接着剤で導電性接着剤層2が形成された場合には、厚み方向からなる二次元の方向にだけ電気的な導通状態を確保可能な導電性接着シート1とすることができる。
等方導電性接着剤は、導電性粒子を含むバインダーからなる混合体であり、100〜200℃で加熱圧着可能な接着剤である。導電性粒子は、5〜50μmの平均粒子径を有する金属粉又は低融点金属粉であるとともに、バインダー100重量部に対し150〜250重量部配合されている。ここでの低融点金属粉とは、融点が300℃以下のものであり、溶融後、融点が初期融点より上昇する合金粒子を含むものである。尚、バインダーには、構造用接着材(図示せず)、耐熱性接着剤(図示せず)のどちらか一方または両方を含むものが用いられ、還元性添加剤(図示せず)をさらに含んでいてもよい。
金属粉としては、銅粉、銀粉、ニッケル粉、銀コ−ト銅粉、金コート銅粉、銀コートニッケル粉、金コートニッケル粉があり、これら金属粉は、電解法、アトマイズ法、還元法により作成することができる。
低融点金属粉としては、錫‐銀‐銅、錫‐銀‐銅‐ビスマス、錫‐銀‐銅‐インジウム、錫‐銀‐銅‐ビスマス‐インジウム、錫‐銀‐ビスマス‐インジウム、錫‐ビスマス、錫‐銀‐ビスマス、錫‐亜鉛‐ビスマス、錫‐亜鉛、錫‐インジウムなどの金属組成よりなるものであってもよい。具体的には、千住金属工業(株)製 エコソルダー(品番:M20、M30、M31、M33、M35、M37、M41、M42、M51、M704、M705、M706、M707、M715、M716、L11、L20、L21、L23)や、旭化成(株)製 合金粉(特開2000−144203号公報、特開2001−176331号公報に開示されている)などを使用することができる。
構造用接着材としては、ニトリルゴム−エポキシ、ニトリルゴム−フェノリック、ニトリルゴム−エポキシ、CTBN−エポキシ、ナイロン−エポキシ、飽和無定形ポリエステル−エポキシ、エポキシ−フェノリック、エポキシ−芳香族ポリアミド、エラストマ−エポキシなどを挙げることができる。ここで、エラストマーとしては、ポリエステル系、ポリアミド系エラストマーが好ましい。
耐熱性接着剤としては、エポキシ−シリカハイブリッド樹脂、フェノ−ル−シリカハイブリッド、ポリイミド−シリカハイブリッド、可溶性ポリイミド−シリカハイブリッド、ポリアミドイミド−シリカハイブリッド、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
還元性添加剤としては、アミノフェノール、キノン、ハイドロキノン、カテコール、ピロガロール、ユグロン、ヒドロキシアントラキノン、アリザリン、アントラルフィン、クリサジン、プルプリン、キナリザリン等の還元性物質を使用することができる。
上記のように構成された本実施形態の等方導電性接着シート1を用いることによって、電磁シールド効果を備える金属製補強板を回路基板本体に貼り合せる製造工程を簡素化することができるとともに、導通信頼性や電磁シールド効果を回路基板に対して付与することができる。また、離型シート4を有するので、加工のハンドリング性や、加圧加工の際のクッション材としての効果も奏する。
一方、異方導電性接着剤は、基本的には等方導電性接着剤と同一成分のバインダーを有し、バインダー内に導電性粒子を分散させたり、樹脂を被覆された導電性粒子を分散させたものである。
(タック性樹脂層3)
上記の導電性接着剤層2に積層されるタック性樹脂層3は、導電性接着剤層2の一面に形成されていてもよいし、導電性接着剤層2の両面に形成されていてもよい。また、タック性樹脂層3は、導電性接着剤層2の少なくとも一面に2層以上の積層状態に形成されていてもよい。そして、導電性接着剤層2が複数層存在する場合には、用途に応じて好適な層となるように、等方導電性接着剤および異方導電性接着剤が組み合わせて用いられていてもよい。
タック性樹脂層3が複数層存在する場合には、導電性接着剤層2の添加接着性樹脂の選択において、耐久性(耐熱性=レジンフロー・リフロー特性・経時劣化等)のある樹脂の選択種を拡大することができる。また、タック性樹脂層3が導電性接着剤層2の両面に形成された場合には、SUS板の打ち抜きの際、一方側のタック性樹脂層3により導電性接着シート1を予めSUS板に付着(仮止め)させておくことによって、SUS板と導電性接着シート1とを一緒に打ち抜くことができる。そして、打ち抜かれたSUS板および導電性接着シート1を回路基板6に位置決めしながら当接すると、導電性接着シート1の他方側のタック性樹脂層3が回路基板6に付着(仮止め)することによって、SUS板と導電性接着シート1と回路基板6との位置決め状態が維持されるから、加熱・加圧により接着する際の位置ずれを防止できる。
上記の導電性接着剤層2に積層されるタック性樹脂層3は、回路基板6等の対象物に対してタック性を備えた樹脂であれば、特に限定されるものではないが、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂およびエポキシ系樹脂の何れかであることが好ましい。さらに、これらの樹脂の内、エポキシ系樹脂がタック性樹脂層3の構成材料として特に好ましい。エポキシ系樹脂の場合には、タック性および接続抵抗の向上に加えて、リフロー耐性が向上する。
また、タック性樹脂層3と導電性接着剤層2とは、異なる系統の樹脂で各層3・2が形成されていてもよいし、同一の系統の樹脂で各層3・2が形成されていてもよいが、同一の系統の樹脂で各層3・2が形成されていることが好ましい。同一系統の樹脂で各層3・2が形成された場合には、加熱・加圧処理により回路基板6に対して導電性接着シート1を接着する際に、タック性樹脂層3が回路基板6と導電性接着剤層2との間に介装されることによる導電性低下、密着性低下の影響を最小限に抑制すると推測される。
タック性樹脂層3の厚みは、0.1μm〜10μmの範囲に設定されている。尚、タック性樹脂層3の厚みは、1.0μm以上であることが好ましく、5.0μm以下であることが好ましい。さらに、タック性樹脂層3の厚みは、1.0μm〜5.0μmの範囲であることが、より好ましい。
ここで、タック性樹脂層3の厚みの下限値を0.1μmに設定した理由は、0.1μm未満であると、充分なタック性を得ることが困難になるからである。また、タック性樹脂層3の厚みの上限値を10μmに設定した理由は、10μmを超えると、導電性が悪くなる可能性があるからであると共に、タック性樹脂が加熱・加圧の際に滲み出る可能性が高いからである。
また、タック性樹脂層3の厚みは、導電性接着剤層2が多数の導電性粒子と、これら導電性粒子を分散したバインダーとを有し、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している構成の場合、導電性粒子の突出高さの平均値に等しいことが好ましい。この場合には、流体状のタック性樹脂を印刷等の塗工処理により形成したときに、突出した導電性粒子の大部分をタック性樹脂層3で覆うことができるため、タック性樹脂が滲み出る可能性を防止しながら、充分なタック性を得ることが可能になる。
さらに、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している構成の場合には、タック性樹脂を予めフィルム状に形成しておき、このフィルムを導電性接着剤層2に貼り合わせすることによりタック性樹脂層3を形成した構成であることが好ましい。この場合には、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している場合であっても、タック性樹脂のフィルムが導電性接着剤層2に貼り合わせされることによって、タック性樹脂層3が導電性粒子を覆うような状態で形成される。これにより、バインダーから露出した導電性粒子による摩擦低下、即ち、タック性樹脂層のタック性の低下を充分に防止することができる。
また、導電性接着剤層2とタック性樹脂層3とのガラス転移点の関係は、導電性接着剤層2のガラス転移点の温度が、タック性樹脂層3のガラス転移点の温度よりも高いものであることが好ましい。この場合には、導電性接着シート1を加熱したときに、タック性樹脂層3のタック性樹脂が導電性接着剤層2の導電性接着剤樹脂よりも早期に柔らかくなって流動性が高まることから、接着条件によっては導電性を向上させることができる。
また、タック性樹脂層3は、層全体が樹脂で形成されることにより隙間のない状態となった全ベタ状態の構成であってもよいし、導電性接着剤層2をタック性を失わない状態な分布状態で露出させるパターンで形成されている構成であってもよい。『導電性接着剤層2を均等な分布状態で露出させる』とは、タック性樹脂層3が格子状、網掛け状など層全面にわたって部分的に連続状態になっている模様、また、ドット状、縞模様など層全面にわたって部分的に不連続状態になっている模様などの態様である。
タック性樹脂層3が導電性接着剤層2を前記不連続状態の模様で露出させる構成の場合には、タック性樹脂層3により導電性接着シート1のタック性が確保されると共に、タック性樹脂層3を回路基板6に貼り合わせしたときの隙間に存在する空気を容易に外部に排出することができる。また、タック性樹脂層の前記模様により、樹脂の使用量を低減することができる。さらに、タック性樹脂層3が縞模様状やドット状等のように、各露出部が面方向に連続している場合には、空気の残存による導電性の低下要因を低減することができる。換言すれば、タック性樹脂層3は、タック性樹脂層3を回路基板6等の対象物に貼り合わせしたときの隙間に存在する空気を外部に排出可能なパターンで形成されていることが好ましい。
(離型シート4・5)
上記のようにして積層された導電性接着剤層2および1以上のタック性樹脂層3は、第1離型シート4および第2離型シート5により挟持されている。即ち、導電性接着シート1は、第1離型シート4と導電性接着剤層2と1以上のタック性樹脂層3と第2離型シート5とを有している。
第1離型シート4および第2離型シート5は、ポリエステル、ポリエチレンナフタレート等のベースフィルム上に、シリコン系、非シリコン系の離型剤を塗布したものを使用することができる。尚、第1および第2離型シート5・4の厚みは特に限定されるものではなく、適宜使い易さを考慮して決定される。
また、第1離型シート4および第2離型シート5は、色分けされていたり、透明度が異なる態様にされていることが好ましい。この場合には、タック性樹脂層3が存在する側を容易に確認したり、導電性接着シート1の一面(表面)や他面(裏面)を容易に判別することができるため、作業性を向上させることができる。
(製造方法)
上記のように構成された導電性接着シート1は、第1離型シート4に導電性接着剤層2を塗工することにより導電性シート7を形成する工程と、第2離型シート5にタック性樹脂を塗工することによりタック性シート8を形成する工程と、導電性シート7とタック性シート8とを貼り合わせする工程とを有した製造方法により形成されている。
上記の製造方法によれば、導電性接着シート1を容易に製造することができる。具体的には、第1および第2離型シート4・5によって、加工のハンドリング性が向上し、加圧加工の際のクッション材として機能させることができる。さらに、例えば、導電性接着剤層2が導電性粒子とバインダーとを含む構成の場合において、導電性粒子がバインダーの表面から露出して一部が突出している場合であっても、タック性シート8が導電性シート7に貼り合わせされることによって、タック性樹脂層3が導電性粒子を覆うような状態で形成される。これにより、バインダーから露出した導電性粒子による摩擦低下、即ち、タック性樹脂層3のタック性の低下を充分に防止した導電性接着シート1を得ることができる。
導電性接着シート1の製造方法を具体的に説明すると、図1に示すように、先ず、帯状の第1離型シート4に導電性接着剤が連続的に塗布されることによって、第1離型シート4と導電性接着剤層3との導電性シート7がロール状に巻回されながら作成される。そして、貼り合せ工程の前段に配置された第1巻出機11に送り出し可能にセットされる。尚、導電性接着剤の塗布方法は特に限られないが、リップコート、コンマコートに代表されるコーティング機器を用いることができる。
次に、ロール状に巻回された第2離型シート5が巻出機13(巻出工程)にセットされる。そして、第2離型シート5がテンションローラや案内ローラにガイドされながら塗工装置14(塗工工程)と乾燥炉15(乾燥工程)と貼り合せ機16(貼り合せ工程)と巻取機12(巻取工程)との順に移動され、巻取機12において連続的に巻き取り可能な状態にセットされる。また、塗工装置に溶液状のタック性樹脂が供給および貯留される。この後、乾燥炉15が所定温度に昇温され、温度調整が完了したときに製造の準備が完了する。
準備が完了すると、巻出機13と巻取機12との回転速度が同期されながら、第2離型シート5の送り出しが開始される。第2離型シート5が塗工装置14に到達すると、第2離型シート5の一面にタック性樹脂が塗工されることによって、第2離型シート5とタック性樹脂層3とのタック性シート8が形成される。尚、塗工は、グラビアコートやリップコート、コンマコート等により行われる。所定のパターンをタック性樹脂層3に形成する場合には、所定のパターンが形成されたグラビアロールが用いられ、このグラビアロールのパターン面に付着したタック性樹脂を第2離型シート5に転写(印刷)することにより形成される。
この後、乾燥炉15において、第2離型シート5の一面に形成されたタック性樹脂層3が乾燥される。そして、タック性シート8が貼り合せ機16に進入する際に、第2離型シート5の走行速度と同期しながら送り出された導電性シート7が当接される。具体的には、導電性シート7の導電性接着剤層2がタック性シート8のタック性樹脂層3に当接される状態にされる。そして、貼り合せ機16において、第1離型シート4と導電性接着剤層2とタック性樹脂層3と第2離型シート5とが貼り合せ機16により圧接される。これにより、導電性接着剤層2およびタック性樹脂層3との付着力が第1離型シート4および第2離型シート5の付着力よりも強い状態となった片面タックタイプの導電性接着シート1が形成され、巻取機12において巻き取られる。
尚、導電性接着シート1は、上記の製造方法の他、第1離型シート4に対して導電性接着剤層2とタック性樹脂層3とを順に塗工した後、第2離型シート5を貼り合わせることにより形成されていてもよい。この場合には、図3の導電性接着剤層2の上下(両面)にタック性樹脂層3・3を有した両面タックタイプの導電性接着シート1を得ることができる。
さらに、両面タックタイプの導電性接着シート1は、図1の製造方法等により形成された片面タックタイプの導電性接着シート1を用いて製造されてもよい。即ち、両面タックタイプの導電性接着シート1は、第1離型シート4にタック性樹脂層3を塗工することによりタック性シート8を形成する工程と、第2離型シート5にタック性樹脂層3および導電性接着剤層2を塗工することにより片面タックタイプの導電性接着シート1を形成する工程と、第1離型シート4を剥がした片面タックタイプの導電性接着シート1とタック性シート8とを張り合せする工程とを有する製造方法により製造されてもよい。
具体的に説明すると、図2に示すように、片面タックタイプの導電性接着シート1を第1巻出機11に装着し、第2離型シート5を巻取機22により剥離し、貼り合わせ工程に送り出す。そして、第1離型シート4とタック性樹脂層3とのタック性シート8と貼り合わせすることにより両面タックタイプの導電性接着シート1を製造してもよい。この場合、ほぼ同一構成の製造装置を用いて片面タックタイプの導電性接着シート1と、両面タックタイプの導電性接着シート1とを製造することができる。
(使用方法)
次に、導電性接着シート1の使用方法について説明する。図3に示すように、導電性接着シート1は、例えば、補強板21と回路基板6とを接着するのに使用される。特に、補強板21がステンレス製や銅製等の金属製のものであるとき、回路基板6における電極(メッキ層66)と、金属製の補強板21とを接着させるだけでなく、電気的に導通させる目的で使用される。
尚、回路基板6は、ポリイミド樹脂(PI)等により形成された絶縁層65と、絶縁層65上に積層された第1接着剤層64と、第1接着剤層64上に積層され、銅箔等の金属箔により形成された導電層63と、導電層63上に部分的に形成された第2接着剤層62と、第2接着剤層62上に形成されたカバーレイ層61と、導電層63上における第2接着剤層62・62間に形成されたメッキ層66とを有している。
図3は、図2に示す両面タックタイプの導電性接着シート1を用いて、回路基板6に補強板21を接着する工程を順に示す図であり、補強板ラミネート工程と剥離工程と仮止め工程と接着工程とアフターキュア工程とを有している。尚、以下の各工程の説明においては、導電性接着剤層2の両面(上側および下側)にタック性樹脂層3・3が形成された構成の導電性接着シート1を用いて説明する。
具体的に説明すると、先ず、導電性接着シート1の第2離型シート5を剥がし、外部に露出したタック性樹脂層3に補強板21を仮止めする(補強板ラミネート工程)。この後、第1離型シート4をタック性樹脂層3から剥がし、タック性樹脂層3を外部に露出させる(剥離工程)。そして、導電性接着シート1のタック性樹脂層3を回路基板6の上面(メッキ層66の形成側)における所定位置に位置決めしながら接触させる。この際、導電性接着シート1は、導電性接着剤層2の上下に位置するタック性樹脂層3・3のタック性により補強板21および回路基板6に付着していることから、導電性接着シート1を離した場合でも、導電性接着シート1と回路基板6と補強板21との位置関係が崩れることはない(仮止め工程)。
次に、導電性接着シート1と回路基板6と補強板21の重ね合わせ状態がタック性により維持されながら、プレス加工(130〜190℃、1〜4MPa)で熱圧着し、補強板8と電極である導電層63とを導電性接着剤層2の導電性粒子を介して電気的に接続させる(接着工程)。この後、150℃の加熱雰囲気下において、60分程度のアフターキュアを行う(アフターキュア工程)。
上記のように導電性接着シート1を用いて回路基板6と補強板21とを接着すれば、補強板21によって回路基板6が補強され回路信号の安定化が図れるだけでなく、金属製の補強板21に電磁シールド効果をも発現させることができる。また、回路基板6と補強板21とは、導電性接着剤層2に含まれる導電性粒子とそれぞれ金属結合し、直接電気的に導通されるので、電気的導通の信頼性が高くシールド特性の優れた配線板とすることができる。
即ち、配線板は、補強板21と、回路パターンが形成された回路基板6と、補強板21と回路基板6との間に配置され、回路基板6にタック性樹脂層3が当接されながら加圧および加熱することにより接着された導電性接着シート1とを有した構成となる。これにより、配線板は、タック性を備えた導電性接着シート1により高精度に位置決めされた補強板21と導電性接着シート1と回路基板6とを備えたものとなる。
尚、底部にメッキ層66(電極)がある凹部を表面に有している回路基板6と補強板21とが接着されて配線板が形成された場合、低融点の導電性粒子である低融点金属粉(低融点金属粉よりも融点が高い金属粉が存在する場合には、この金属粉も含む)が凹部にはまり込み、確実に電極同士を低融点金属粉4を介して電気接続することが可能である。尚、当然、凸部を表面に有している回路基板6と補強板21とが接着されて配線板が形成される場合にも、導電性接着シート1を使用して、回路基板本体と補強板とを電気的に接続することができる。
また、低融点金属粉は圧力により変形しやすいので、絶縁層となる接着剤層62が樹脂製である場合に、上述の圧着時においても、この絶縁層を破壊しないですむ。特に、低融点金属粉が旭化成(株)製のAPAF粉であれば、絶縁層を破壊することはほぼない。
また、導電性接着剤層2の組成のほとんどが構造用接着材、耐熱性接着剤のどちらか一方または両方を含むものである場合、上述のようにして形成された配線板における導電性接着剤層2は、部品を実装する際の半田リフロー工程を経ても膨れないので、回路基板6と補強板21との電気的導通信頼性を高くできるとともに、外観異常を防止するという効果をも奏する。
実施例を用いて本発明を具体的に説明する。
先ず、図1に示すように、エポキシ系樹脂をバインダーとして有した導電性接着剤を第1離型シート4に30μmの層厚みで形成し、タック性樹脂層3および導電性接着剤層2が第1離型シート4に形成された導電性シート7を作成した。次に、第2離型シート5にエポキシ系樹脂を2μmの層厚みで塗工し、170℃の温度雰囲気下において乾燥することによって、タック性樹脂層3が第2離型シート5に形成されたタック性シート8を作成した。この後、導電性シート7の導電性接着剤層2とタック性シート8のタック性樹脂層3とを当接させながら、熱貼り合わせをすることによって、図2に示すように、導電性接着剤層2の両面(上側および下側)にタック性樹脂層3・3が形成された構成の導電性接着シート1を作成した。
次に、図3に示すように、第2離型シート5を剥がし、タック性樹脂層3に対してSUS板からなる補強板21を貼り合わせた。この後、第1離型シート4を剥がし、露出したタック性樹脂層3を回路基板6に当接させながら加熱及び加圧して接着することによって、配線板を作成した。この際、導電性接着シート1と回路基板6と補強板21との位置関係にズレは認められなかった。
以上の作成方法に従って、0.5μmと0.8μmと1.0μmと1.4μmと1.8μmとのランド径を有した回路基板6を用いた各種の導電性接着シート1を作成した。170℃で20分間のリフロー処理を“0回”、“1回”、“3回”、“5回”の繰り返し数で繰り返した場合における端子間の抵抗値(Ω)を測定した。尚、抵抗値の測定は、5点の測定値の平均値とした。測定結果を実施例1〜4として表1に示す。
また、タック性樹脂層3が存在しない導電性シート7を用いて、上記と同様の方法により配線板を作成し、各ランド径を有した配線板の端子間における抵抗値を測定した。測定結果を比較例1〜4として表1に示す。
Figure 2009191099
次に、回路基板6が無電解のメッキ条件において、実施例1〜4と同一の測定方法で各ランド径を有した配線板における補強板21と端子間の抵抗値(Ω)を測定した。測定結果を実施例5〜8として表2に示す。また、タック性樹脂層3が存在しない導電性シート7を用いて、各ランド径を有した配線板における補強板21と端子間の抵抗値(Ω)を測定した。測定結果を比較例5〜8として表2に示す。
Figure 2009191099
表1および表2の測定結果によれば、ランド径の0.5μmの実施例1〜8における抵抗値は、それぞれ“0.033”、“0.036”、“0.042”、“0.047”、“0.024”、“0.025”、“0.030”、“0.032”である。これに対し、ランド径の0.5μmの比較例1〜8における抵抗値は、それぞれ“1.117”、“1.345”、“1.288”、“1.416”、“0.590”、“0.641”、“0.645”、“0.644”である。
これにより、ランド径が小さな回路基板6に対して、タック性樹脂層3を備えた導電性接着シート1を用いた場合には、タック性樹脂層3を備えないものよりも、抵抗値の小さな配線板を得ることができることが明らかになった。この結果、ファインピッチ傾向にある回路基板6に対して好適に適用できる可能性があることが判明した。その理由としては、タック性樹脂のガラス転移が導電性接着剤のガラス転移点よりも低いため、加熱した際にはタック性樹脂の方が早く軟らかくなり、小径ランドに入っていきやすく、導電性接着剤もタック性樹脂に導かれて充填されやすくなるためだと推定される。
尚、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で設計変更できるものであり、上記実施形態や実施例に限定されるものではない。
本発明に係る導電性接着シートの製造方法を示す説明図である。 本発明に係る導電性接着シートの製造方法を示す説明図である。 導電性接着シートを用いた配線板の製造方法を示す説明図である。
符号の説明
1 導電性接着シート
2 導電性接着剤層
3 タック性樹脂層
4 第1離型シート
5 第2離型シート
6 回路基板
7 導電性シート
8 タック性シート

Claims (8)

  1. フィルム状に形成された導電性接着剤層と、
    前記導電性接着剤層の少なくとも一方面に形成され、タック性を備えたタック性樹脂層と
    を有することを特徴とする導電性接着シート。
  2. 前記タック性樹脂層の厚みが、0.1μm〜10μmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の導電性接着シート。
  3. 前記導電性接着剤層のガラス転移点の温度が、前記タック性樹脂層のガラス転移点の温度よりも高いことを特徴とする請求項1または2に記載の導電性接着シート。
  4. 前記タック性樹脂層は、前記導電性接着剤層をタック性を失わない状態で露出させるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の導電性接着シート。
  5. 前記導電性接着剤層は、多数の導電性粒子と、これら導電性粒子を分散したバインダーとを有しており、
    前記タック性樹脂層は、タック性樹脂のフィルムを前記導電性接着剤層に貼り合わせすることにより形成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の導電性接着シート。
  6. 補強板と、
    回路パターンが形成された回路基板と、
    前記補強板と前記回路基板との間に配置され、前記回路基板に前記タック性樹脂層が当接されながら加圧および加熱することにより接着された請求項1ないし5の何れか1項に記載の導電性接着シートと
    を有することを特徴とする配線板。
  7. 第1離型シートに導電性接着剤を塗工することにより導電性接着剤フィルムを形成する工程と、
    第2離型シートにタック性樹脂を塗工することによりタック性樹脂フィルムを形成する工程と、
    前記導電性接着剤フィルムと前記タック性樹脂フィルムとを貼り合わせする工程とを有することを特徴とする導電性接着シートの製造方法。
  8. 第1離型シートにタック性樹脂層を塗工することによりタック性シートを形成する工程と、
    第2離型シートにタック性樹脂層および導電性接着剤層を塗工することにより導電性シートを形成する工程と、
    前記導電性シートと前記タック性シートとを張り合せする工程と
    を有することを特徴とする導電性接着シートの製造方法。
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