JP2009189322A - インジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】ピックル液を送給する調整液送給構造を改良し簡素化して、電気や水などのエネルギー消費を大幅に軽減して運転コストを削減できるインジェクターを提供する。
【解決手段】注入ヘッド3と、ピックル液を加圧送給する調整液送給構造と、制御回路5を備えている。調整液送給構造は、タンク40と、往復動型の給液ポンプ41と、給液ポンプ41を往復操作する複動型の油圧シリンダー42と、油圧シリンダー42に作動油を供給する油圧駆動ユニット43とで構成する。油圧駆動ユニット43は、サーボモーター60と、サーボモーター60で正逆双方向へ回転駆動される両回転型の油圧ポンプ61と、作動油タンク62とで構成する。以て、サーボモーター60の回転方向、回転速度を制御回路で制御して、油圧シリンダー42の作動方向、作動速度を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピックル液を注入ヘッドへ送給する給液ポンプが往復動型のポンプで構成してあるインジェクターに関する。
この種の従来装置として、特許文献1のインジェクターが公知である。そこでは、図6に示すようにピックル液を貯留するタンク81と、一群の注入針を備えた注入ヘッド82の液収容室83とを給液通路84で連通し、給液通路84のタンク寄りにピックル液を送給する往復動型の給液ポンプ85を配置している。給液ポンプ85は給液通路84から分岐した吐出通路86に接続してあり、吐出通路86を間に挟む給液通路84の2個所に逆止弁87が介装してある。給液ポンプ85のピストンロッド88は別設した油圧シリンダー89に連結されており、そのピストンが油圧シリンダー89の側へ後退するとき、タンク81内のピックル液をシリンダー内部へ吸入できる。また、ピストンが油圧シリンダ89から遠ざかる向きへ前進するときは、シリンダー内のピックル液を液収容室83へ送給できる。
本発明では、給液ポンプのピストンが前進するときと、ピストンが後退するときのいずれの場合にも、シリンダー内のピックル液を注入ヘッドへ送給し、同時にタンク内のピックル液をシリンダー内部へ吸入できるようにするが、この種の調整液送給構造を備えたインジェクターは市販されている(塚本システム株式会社・インジェクター・テンダライザー・ツカコム800−4HSS)。そこでは、往復動型の油圧シリンダーによって先の給液ポンプを往復駆動している。また、油圧シリンダーを駆動するために、大容量の油圧ポンプを駆動して油圧圧力を上げ、油圧シリンダーと油圧ポンプとの間に設けた流量調整弁を調整して、注入ヘッドにおけるピックル液の注入圧力を調整できるようにしている。因みに、流量調整弁の調整は手動で行う。
特公平6−40号公報(第2頁4欄30行〜36行、第5図)
特許文献1のインジェクターによれば、注入針が原料肉に刺さった状態でのみ、往復動型の給液ポンプでピックル液を注入ヘッドへ送給する。したがって、ピックル液を回転ポンプで常に循環させながら注入ヘッドへ送給する形態のインジェクターに比べて、ピックル液が撹拌され、泡立ち、温度が上昇し、劣化するのを解消できる。しかし、給液ポンプのピストンの後退動作でピックル液をシリンダー内部へ吸入し、ピストンの前進動作のみでピックル液を注入ヘッドへ送給するので、ピストンの前進ストロークを大きくする必要があり給液シリンダーが大形化するのを避けられない。
その点、市販されている先のインジェクターによれば、給液ポンプの前進行程と後退行程の双方でピックル液を注入するので、特許文献1のインジェクターに比べて給液シリンダーを小形形化できる。しかし、油圧シリンダーを駆動するために、大容量の油圧ポンプを常時運転し続ける必要があり、油圧機器が大掛かりになり設備導入コストが嵩むうえ、大量の作動油(200〜300リットル)が不可欠となる。また、注入ヘッドが休止している時にも油圧ポンプを連続運転するので、作動油の温度が上昇するのを避けられず、作動油を冷却するために大量の水道水が消費され、全体としてエネルギー消費が大きく、インジェクターの運転コストが嵩む点に問題がある。
原料肉の肉質の硬軟に応じてピックル液の注入圧力を調整する場合には、油圧ポンプから吐出された高圧の作動油(15〜22kg/c)を流量調整弁で調整して、油圧シリンダーの作動速度を大小に変更する。ところが、流量調整弁の調整を手動で行なうため、ピックル液の圧力調整のために人手を要する。さらに、調整タイミングのずれや、錯誤による調整間違いなどの人為的なミスを犯す余地があり、原料肉に注入されたピックル液の量にばらつきを生じやすい。
本発明の目的は、ピックル液を注入ヘッドへ送給する調整液送給構造を改良し、簡素化することにより、電気や水などのエネルギー消費を大幅に軽減して運転コストを削減できるインジェクターを提供することにある。本発明の目的は、原料肉の肉質に応じて注入圧力の調整を自動的に行ってピックル液を均等に注入できるインジェクターを提供することにある。本発明の目的は、注入針が原料肉内を下降あるいは上昇するときのいずれの行程でもピックル液を注入できるにもかかわらず、調整液送給構造を簡素化して低コスト化でき、その分だけ設備導入コストを節約できるインジェクターを提供することにある。
本発明のインジェクターは、一群の注入針9を備えた注入ヘッド3と、注入ヘッド3に対してピックル液を加圧送給する調整液送給構造と、インジェクターの運転状態を制御する制御回路5を備えている。調整液送給構造は、ピックル液を貯留するタンク40と、往復動型の給液ポンプ41と、給液ポンプ41を往復操作する複動型の油圧シリンダー42と、油圧シリンダー42に作動油を供給する油圧駆動ユニット43とで構成する。油圧駆動ユニット43は、サーボモーター60と、サーボモーター60で正逆双方向へ回転駆動される両回転型の油圧ポンプ61と、作動油タンク62とで構成する。以て、サーボモーター60の回転方向、回転速度を制御回路5で制御して、油圧シリンダー42の作動方向、作動速度を制御することを特徴とする。
給液ポンプ41は、シリンダー48と、シリンダー48に沿って往復移動するピストン49、およびピストンロッド50とで構成する。シリンダー48の両側には、タンク40に連通する2個の入口ポート52と、注入ヘッド3に連通する2個の出口ポート53とを設ける。各入口ポート52とタンク40とを連通する吸込通路44には、シリンダー48からタンク40へ向かうピックル液の逆流を阻止する逆止弁54を設け、各出口ポート53と注入ヘッド3とを連通する吐出通路45には、シリンダー48から注入ヘッド3へ向かうピックル液の流動のみを許す逆止弁55を設ける。
ヘッド昇降機構で昇降操作される注入ヘッド3のロッド11に連結枠23を固定する。ばね16で下向きに移動付勢される押え板10のロッド13に、前記連結枠23で受け止められる連動片24を固定する。連動片24を連結枠23で支持して、押え板10を注入ヘッド3に同行して昇降可能とする。連結枠23と連動片24のいずれか一方に、連結枠23と連動片24が接当し、あるいは分離したことを検知するセンサー70を設ける。以て、前記センサー70の検知信号に基づき、制御回路5がサーボーモーター60を起動ないし停止させるように構成する。
制御回路5は、肉質の硬軟に応じてサーボモーター60の回転速度を変更して、給液ポンプ41から送給されるピックル液の供給圧を調整できるように構成する。
油圧シリンダー42を、シリンダーおよびピストン58と、シリンダー端壁で両持ち支持されるピストンロッド56を含んで構成して、前進時と後退時における油圧シリンダー42の出力を均等化する。
本発明に係るインジェクターにおいては、往復動型の給液ポンプ41と、給液ポンプ41を往復操作する複動型の油圧シリンダー42と、油圧シリンダー42に作動油を供給する油圧駆動ユニット43などで調整液送給構造を構成した。また、サーボモーター60と、サーボモーター60で正逆双方向へ回転駆動される両回転型の油圧ポンプ61などで油圧駆動ユニット43を構成して、サーボモーター60の回転方向と回転速度を変更するだけで、油圧シリンダー42の作動方向と作動速度(操作力)を制御できるようにした。
上記のように、両回転型の油圧ポンプ61をサーボモーター60で回転駆動する油圧駆動ユニット43によれば、油圧シリンダーを駆動するために油圧ポンプを連続運転し、さらに切換弁などを用意する必要があった従来の油圧システムに比べて、サーボモーター60の回転方向と回転速度を変更するだけで、油圧シリンダー42の作動方向と作動速度(操作力)、すなわちピックル液の注入圧力を簡便に制御できる。したがって、油圧シリンダー42を駆動するのに要する油圧装置の構造を簡素化して低コスト化できるうえ、作動油の量を著しく削減できる。
また、原料肉に注入針9が突き刺さっている状態において、サーボモーター60を正逆いずれかに駆動するだけで、油圧シリンダー42を的確に作動させて給液ポンプ41を駆動し、ピックル液を注入ヘッド3へ送給できるので、それ以外の状態では油圧駆動ユニット43を休止しておくことができる。つまり、両回転型の油圧ポンプ61をサーボモーター60で間欠的に駆動すればよいので作動油が過熱することはなく、当然に水道水で冷却する必要もないので、全体として電気や水などのエネルギー消費を大幅に軽減してインジェクターの運転コストを削減し、省エネルギーに寄与できる。
シリンダー48の両側に、2個の入口ポート52と2個の出口ポート53を設け、各ポート52・53に連通する吸込通路44と吐出通路45のそれぞれに逆止弁54、逆止弁55を設けた給液ポンプ41によれば、そのピストン49が前進するときと後退するときのいずれの場合にも、ピックル液を注入ヘッド3の受液タンク8に送給できる。この給液ポンプ41によれば、注入針9の一群が原料肉内を下降あるいは上昇するときのいずれの行程でもピックル液を注入できるので、ピックル液の注入作業を効率よく行なえる。さらに、ピストン49の前進ストロークと後退ストロークを利用してピックル液を効率よく送給するので、単にピストンストロークを大きくしてピックル液を長い時間送給する場合に比べて、給液ポンプ41を小形化し低コスト化でき、その分だけ設備導入コストを節約できる。
注入ヘッド3のロッド11に固定した連結枠23と、押え板10のロッド13に固定した連動片24とのいずれか一方にセンサー70を設けると、連結枠23と連動片24が接当し、あるいは分離したことをセンサー70によって確実に検知できる。つまり、押え板10が原料肉で受け止められて、注入針9が原料肉に突刺さるタイミングを、センサー70で明確に特定できる。したがって、センサー70から出力される検知信号に基づいて、制御回路5でサーボーモーター60を起動ないし停止させることにより、注入針9が原料肉に突刺さっている状態においてのみ給液ポンプ41を稼動させて、ピックル液を無駄のない状態で肉塊に注入できる。また、真下に原料肉が存在していない注入ヘッド3にピックル液が供給されるのを阻止して、ピックル液の無駄な循環による泡立ちや劣化を防止できる。
肉質の硬軟に応じてサーボモーター60の回転速度を制御回路5で変更し、給液ポンプ41から送給されるピックル液の供給圧を調整できるようにすると、肉質が硬い部位にはより高い圧力でピックル液を注入し、肉質が軟らかい部位にはより低い圧力でピックル液を注入することにより、原料肉に対するピックル液の注入を均等化できる。因みに、原料肉の多くは、その一方の側に肉質の硬い部位が、他方の側に肉質の軟らかい部位が存在していることが知られている。したがって、硬軟いずれかの側を搬送始端にして原料肉をコンベア2に載置し、さらにコンベア2の搬送量を知ることにより、ピックル液が注入されている現在の肉質を概ね知ることができる。これらの変数を制御回路5に予め入力しておけば、原料肉の肉質に応じて注入圧力の調整を自動的に行ってピックル液を均等に注入できる。これに伴い、ピックル液の圧力調整のための人手を省くことができるうえ、作業者の違いによる注入圧力の調整タイミングのずれや、錯誤による調整間違いなどの人為的なミスも一掃できることとなる。
シリンダーおよびピストン58と、シリンダー端壁で両持ち支持されるピストンロッド56を含んで構成した油圧シリンダー42によれば、ピストン58で区分されるシリンダー内部の油室容積を均等化できるので、前進時と後退時における油圧シリンダー42の出力を均等化でき、したがって前進時と後退時における給液ポンプ41によるピックル液の送給量を均等なものとすることができる。
(実施例) 図1ないし図5は本発明に係るインジェクターの実施例を示す。図2および図3において、インジェクターは基台1の上部に配置されるコンベア2と、コンベア2で間欠送給される原料肉にピックル液を注入する2組の注入ヘッド3と、注入ヘッド3を昇降駆動するヘッド昇降機構と、注入ヘッド3より搬送方向下手側に配置されるテンダー4と、個々の注入ヘッド3に対してピックル液を加圧送給する2組の調整液送給構造と、インジェクターの運転状態を制御する制御回路5などで構成する。図3に示すようにコンベア2は、その搬送方向下手側に配置したモーター6で間欠的に送り駆動される。
注入ヘッド3は、ヘッド上部に設けられる受液タンク8と、受液タンク8の下部に固定される一群の注入針9と、注入針9の下端をガイドする押え板10などで構成する。受液タンク8は左右一対のロッド11で支持されており、両ロッド11はコンベア2の両側外方に固定したガイド筒12で昇降自在に案内支持してある。同様に、押え板10は左右一対のロッド13で支持され、両ロッド13が上下一対のガイド筒14・15で昇降自在に案内支持され、下端のガイド筒15とロッド13との間に配置した引っ張りばね(ばね)16で下向きに移動付勢してある。
ヘッド昇降機構は、モーター19および減速機20と、減速機20の出力軸に固定されるクランク円盤21と、クランク円盤21と協同して回転動力を直線運動に変換するコンロッド22と、先のロッド11の下端に固定されてコンロッド22の昇降動作を受け継ぐ連結枠23とで構成する。図4に示す状態から、クランク円盤21が一回転すると、注入ヘッド3がコンベア2へ向かって下降し、下死点を越えた時点で反転し上昇する。押え板10のロッド13の中途部には、先の連結枠23で受け止められる連動片24が固定してある。したがって、注入ヘッド3が下降するとき、押え板10も同時に下降移動する。しかし、押え板10が原料肉の上面に接当した後は、図5に示すように肉塊を押さえ保持した状態を維持するので、注入ヘッド3のみが下降する。なお、2組の注入ヘッド3はヘッド昇降機構で同時に昇降駆動される。
テンダー4は、上部に設けられる基板の下面に固定した一群のナイフ26と、ナイフ26の下端をガイドする押え板27などで構成してあり、基板の両側に固定したロッド28をガイド筒29で案内支持することにより、昇降自在に支持してある。ロッド28は復動型の操作シリンダー30で昇降操作される。押え板27は、先の押え板10と同様に左右一対のロッド32で支持してある。両ロッド32は上下一対のガイド筒33・34で昇降自在に案内支持され、下端のガイド筒34とロッド32との間に配置した引っ張りばね35で下向きに移動付勢してある。押え板27のロッド32の中途部には、ロッド28に固定した受止片36で受け止められる連動片37が固定してあり、先の押え板10と同様に原料肉を押さえ保持できる。テンダー4が昇降する間に、肉塊に含まれる筋が一群のナイフ26で切断される。
調整液送給構造は、ピックル液を貯留するタンク40と、往復動型の給液ポンプ41と、給液ポンプ41を往復操作する複動型の油圧シリンダー42と、油圧シリンダー42に作動油を供給する油圧駆動ユニット43と、タンク40と給液ポンプ41を連通する吸込通路44と、給液ポンプ41と注入ヘッド3の受液タンク8を連通する吐出通路45と、コンベア2の下方に配置される受液パン46(図2および図4参照)と、受液パン46で受けたピックル液をタンク40へ戻す還流通路47(図3参照)などで構成する。
給液ポンプ41は、シリンダー48と、シリンダー48に沿って往復移動するピストン49、およびピストンロッド50とで構成されており、ピストンロッド50はシリンダー48の端壁で両持ち支持されている。このように、給液ポンプ41を両ロッド型とすることにより、ピストン49が油圧シリンダー42から遠ざかる向きへ前進するときと、ピストン49が油圧シリンダー42に近づく向きへ後退するときとで、給液ポンプ41の吐出圧を同じにできる。シリンダー48の両側には、タンク40に連通する2個の入口ポート52と、注入ヘッド3の受液タンク8に連通する2個の出口ポート53とが設けられている。
吸込通路44はシリンダー48の側で分岐してあり、分岐通路44aのそれぞれが逆止弁54を介して入口ポート52に接続してある。同様に、吐出通路45はシリンダー48の側で分岐してあり、分岐通路45aのそれぞれが逆止弁55を介して出口ポート53に接続してある。前者の逆止弁54は、シリンダー48からからタンク40へ向かうピックル液の逆流を阻止し、後者の逆止弁55はシリンダー48から受液タンク8へ向かうピックル液の流動のみを許す。以上のように構成した給液ポンプ41によれば、ピストン49が前進するときと後退するときの、いずれの場合にもピックル液を受液タンク8に送給できる。したがって注入針9が原料肉内を下降するときと、上昇するときのいずれの場合にもピックル液を各注入ヘッド3に効率よく送給できる。
油圧シリンダー42は両ロッド型の操作シリンダーからなり、ピストンロッド56がシリンダー端壁で両持ち支持してある。ピストンロッド56の一方の端を軸継手57を介して給液ポンプ41のピストンロッド50に連結することにより、給液ポンプ41を油圧シリンダー42で往復操作できる。このように、油圧シリンダー42を両ロッド型の操作シリンダーで構成すると、そのピストン58が給液ポンプ41の側へ近づく向きへ前進するときと、ピストンが給液ポンプ41から遠ざかる向きへ後退するときとで、油圧シリンダー42の出力を均等化できる。
図1に示すように油圧駆動ユニット43は、サーボモーター60と、サーボモーター60で正逆双方向へ回転駆動される両回転型の油圧ポンプ61と、作動油タンク62とで構成してある。両回転型の油圧ポンプ61は可逆ポンプと呼ばれることもあり、正転時に作動油を吐出する吐出ポート63と、逆転時に作動油を吐出する吐出ポート64とを備えており、各ポート63・64はそれぞれ送給通路65・66を介して、油圧シリンダー42の端ブロック42aに接続してある。したがって、サーボモーター60の回転方向と回転速度を制御回路5で制御することにより、油圧シリンダー42の作動方向と作動速度を制御することができる。
上記のように、両回転型の油圧ポンプ61をサーボモーター60で回転駆動する油圧駆動ユニット43によれば、原料肉に注入針9が突き刺さっている状態においてのみ、サーボモーター60を正逆いずれかへ駆動することで、給液ポンプ41によってピックル液を注入ヘッド3へ送給でき、それ以外の状態では油圧駆動ユニット43を休止しておくことができる。つまり、従来の油圧システムでは、油圧シリンダーを駆動するために油圧ポンプを連続運転する必要があるが、本発明の油圧駆動ユニット43では、必要時にのみ必要な時間だけサーボモーター60を駆動すればよい。また、油圧シリンダー42を駆動する作動油は、作動油タンク62に収容した4〜5リットルの作動油があれば足りる。しかも、両回転型の油圧ポンプ61を間欠的に駆動すればよいので、作動油が過熱することはなく、水道水で冷却する必要もないので、全体としてエネルギー消費量を従来装置の概ね半分以下にまで削減できる。
インジェクターによるピックル液の注入作業は、次のようにして行なう。コンベア2の幅方向に複数の原料肉が載置されると、コンベア2が駆動されて原料肉が搬送される。そして原料肉の先端部分が搬送方向上手側の注入ヘッド3の下方に位置した状態で、ヘッド昇降機構が駆動され、注入ヘッド3が下降操作される。同時に押え板10が注入ヘッド3に同行して下降移動し、肉塊を押さえ保持する。注入ヘッド3はさらに下降駆動され、その注入針9の一群が肉塊に突き刺さる。この時点で、サーボモーター60を駆動して油圧シリンダー42を作動させ、給液ポンプ41のピストンを前進させてピックル液を受液タンク8へ送給する。これにより、各注入針9の下端からピックル液が肉塊に注入される。
注入針9の一群が肉塊に突き刺ったことを検知するために、図5に示すように連動片25に近接スイッチ(センサー)70が設けてある。近接スイッチ70は、連結枠23が連動片24から離れたことを検知して、検知信号を制御回路5へ出力する。検知信号を受けた制御回路5は駆動指令信号を出力してサーボモーター60を正転駆動する。これにより、給液ポンプ41が前進駆動され、ピックル液が注入ヘッド3へ送給される。さらに、クランク円盤21が下死点に達した時点で、制御回路5から出力される駆動指令信号によってサーボモーター60を停止したのち逆転駆動する。これにより、給液ポンプ41が後退駆動され、引き続きピックル液が注入ヘッド3へ送給される。
注入ヘッド3が上昇する行程の終段では連結枠23が連動片24に接当するので、このことを近接スイッチ70で検知して、近接スイッチ70から出力される信号によって制御回路5がサーボモーター60を停止させる。このとき、押え板10は肉塊の上面から離れているので、コンベア2を所定量だけ搬送駆動することにより、原料肉の位置を変更することができる。再び注入ヘッド3を下降駆動して上記の注入処理を繰り返し行うことにより、原料肉の異なる位置にピックル液を注入できる。
図5に示すように、搬送方向下手側に位置する注入ヘッド3は、その真下に原料肉が達していない状況では、押え板10を同行した状態で下降する。そのため、先の近接スイッチ70がオン(またはオフ)状態に切り換わることはなく、したがって、搬送方向下手側に位置する注入ヘッド3にピックル液が送給されることはない。同様に、搬送方向下手側の注入ヘッド3の真下にのみ原料肉が位置している状況では、搬送方向上手側の注入ヘッド3にピックル液が送給されることはない。
1個の原料肉はその部位に応じて肉質に硬軟がある。そのため、一定圧力でピックル液を注入すると、原料肉に注入されたピックル液の量にばらつきを生じやすい。こうした、不具合を解消するために、本発明では肉質の硬軟に応じてピックル液の注入圧力を自動的に調整できるようにしている。
多くの場合、原料肉は背側から腹側へ連続する状態で切断してあり、肉塊の約3分の1を占める背側の肉質は腹側に比べて硬い。そこで、背側を搬送始端にして原料肉をコンベア2に載置する。注入ヘッド3によるピックル液の注入を開始した時点で、サーボモーター60の回転速度を増加することにより、給液ポンプ41から送給されるピックル液の供給圧を高めた状態で原料肉に注入できる。また、コンベア2の搬送量から原料肉の通過距離を算出できるので、ピックル液の注入を開始した時点から、原料肉の約3分の1の部位が通過した時点で、サーボモーター60の回転速度を低下することにより、給液ポンプ41から送給されるピックル液の供給圧を下げた状態で供給できる。
以上により、ピックル液の注入圧力の調整を自動的に行なって、ピックル液を原料肉の肉質に応じて均等に注入できる。なお、腹側を搬送始端にして原料肉をコンベア2に載置する場合には、原料肉の搬送始端から約3分の2が通過した時点で、サーボモーター60の回転速度を増加することにより、上記と同様の結果を得ることができる。本発明のインジェクターは、特開2007−143489号公報の原料肉の自動搬送装置を併用することにより、原料肉を自動的に、しかもさらに好適にインジェクターに供給できる。
上記のピックル液の注入方法は以下の過程に従って実施することができる。
硬軟いずれかの端部を搬送始端にして原料肉をコンベア2に載置する第1過程と、
注入ヘッド3によってピックル液の注入が開始された時点から、肉質が変化する位置まで所定の注入圧力でピックル液を注入する第2過程と、
肉質が変化する位置を越えた時点以降、ピックル液の注入圧力を肉質に合わせて増減変更した状態で注入する第3過程を経るピックル液の注入方法。
さらに、第2過程および、第3過程において、肉質の硬軟に応じてサーボモーター60の回転速度を変更して、給液ポンプ41から送給されるピックル液の供給圧を調整して、ピックル液の注入圧力を変更することができる。
上記の実施例以外に、センサー70としては、近接スイッチ以外のマイクロスイッチや光センサーなどを適用できる。センサー70は連結枠23の側に設けることができる。ばね16は引っ張りばねに換えて圧縮ばねを適用できる。ヘッド昇降機構は、クランク機構以外に、ピニオンラック機構や、カム機構などで回転運動を直線運動に変換するものであってもよい。上記の実施例の油圧駆動ユニット43における作動油タンク62は、ごく小容量のタンクで済むので、必要に応じて油圧ポンプ61から分離した位置に配置することができる。油圧駆動ユニット43に適用される両回転型の油圧ポンプ61は、回転駆動されて正転時と逆転時のそれぞれに作動油を吐出できるポンプであればよく、その構造は限定しない。押え板10に肉質の硬軟を検知するセンサーを設けておき、このセンサーからの検知信号に応じて制御回路5でサーボモーター60の回転速度を制御して、注入ヘッド3によるピックル液の送給圧力を調整できるようにすることができる。
上記の実施例では、給液ポンプ41が前進時と後退時のいずれの場合にもピックル液を供給できるようにしたがその必要はなく、本発明は前進時、あるいは後退時のいずれかにのみピックル液を供給できる給液ポンプ41にも適用できる。油圧駆動ユニット43は、サーボモーター60と、サーボモーター60で正逆双方向へ回転駆動されるスクリュージャッキとで構成することができる。その場合には、油圧シリンダー42、および両回転型の油圧ポンプ61を省略して、作動油を使用しない環境下でピックル液の注入を行なうことができる。
調整液送給構造を示す一部破段側面図である。 インジェクターの側面図である。 インジェクターの平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 ヘッド昇降機構の詳細構造を示す一部破段側面図である。 従来の調整液送給構造を概念的に示す説明図である。
符号の説明
3 注入ヘッド
5 制御回路
9 注入針
10 押え板
11 注入ヘッドのロッド
13 押え板のロッド
16 ばね
23 連結枠
24 連動片
40 タンク
41 給液ポンプ
42 油圧シリンダー
43 油圧駆動ユニット
44 吸込通路
48 シリンダー
49 ピストン
50 ピストンロッド
52 入口ポート
53 出口ポート
54・55 逆止弁
56 ピストンロッド
58 ピストン
60 サーボモーター
61 油圧ポンプ
62 作動油タンク
70 センサー

Claims (5)

  1. 一群の注入針(9)を備えた注入ヘッド(3)と、注入ヘッド(3)に対してピックル液を加圧送給する調整液送給構造と、インジェクターの運転状態を制御する制御回路(5)を備えており、
    調整液送給構造は、ピックル液を貯留するタンク(40)と、往復動型の給液ポンプ(41)と、給液ポンプ(41)を往復操作する複動型の油圧シリンダー(42)と、油圧シリンダー(42)に作動油を供給する油圧駆動ユニット(43)とで構成されており、
    油圧駆動ユニット(43)が、サーボモーター(60)と、サーボモーター(60)で正逆双方向へ回転駆動される両回転型の油圧ポンプ(61)と、作動油タンク(62)とで構成されており、
    サーボモーター(60)の回転方向、回転速度を制御回路(5)で制御して、油圧シリンダー(42)の作動方向、作動速度を制御することを特徴とするインジェクター。
  2. 給液ポンプ(41)が、シリンダー(48)と、シリンダー(48)に沿って往復移動するピストン(49)、およびピストンロッド(50)とで構成されており、
    シリンダー(48)の両側には、タンク(40)に連通する2個の入口ポート(52)と、注入ヘッド(3)に連通する2個の出口ポート(53)とが設けられており、
    各入口ポート(52)とタンク(40)とを連通する吸込通路(44)には、シリンダー(48)からタンク(40)へ向かうピックル液の逆流を阻止する逆止弁(54)が設けられ、各出口ポート(53)と注入ヘッド(3)とを連通する吐出通路(45)には、シリンダー(48)から注入ヘッド(3)へ向かうピックル液の流動のみを許す逆止弁(55)が設けられている請求項1記載のインジェクター。
  3. ヘッド昇降機構で昇降操作される注入ヘッド(3)のロッド(11)に連結枠(23)が固定され、ばね(16)で下向きに移動付勢される押え板(10)のロッド(13)に、前記連結枠(23)で受け止められる連動片(24)が固定されており、
    連動片(24)を連結枠(23)で支持して、押え板(10)が注入ヘッド(3)に同行して昇降可能に設けられており、
    連結枠(23)と連動片(24)のいずれか一方に、連結枠(23)と連動片(24)が接当し、あるいは分離したことを検知するセンサー(70)が設けられており、
    前記センサー(70)の検知信号に基づき、制御回路(5)がサーボーモーター(60)を起動ないし停止させる請求項1または2に記載のインジェクター。
  4. 制御回路(5)が、肉質の硬軟に応じてサーボモーター(60)の回転速度を変更して、給液ポンプ(41)から送給されるピックル液の供給圧を調整できるように構成してある請求項1から3のいずれかに記載のインジェクター。
  5. 油圧シリンダー(42)が、シリンダーおよびピストン(58)と、シリンダー端壁で両持ち支持されるピストンロッド(56)を含んで構成されており、
    前進時と後退時における油圧シリンダー(42)の出力が均等化してある請求項1から4のいずれかに記載のインジェクター。
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